JP2001119756A - 発着呼規制装置および発着呼規制方法 - Google Patents
発着呼規制装置および発着呼規制方法Info
- Publication number
- JP2001119756A JP2001119756A JP29645499A JP29645499A JP2001119756A JP 2001119756 A JP2001119756 A JP 2001119756A JP 29645499 A JP29645499 A JP 29645499A JP 29645499 A JP29645499 A JP 29645499A JP 2001119756 A JP2001119756 A JP 2001119756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- transmitting
- receiving antenna
- amplifying
- incoming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
でシステムをサーチするための余分な電力消費を回避し
て電池の消耗を防ぐことができる発着呼規制装置および
発着呼規制方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 CDMA信号を受信する送受信アンテナ
1と、受信信号を増幅する増幅部2と、増幅された信号
を分配する手段と、送受信アンテナ1から送信する信号
の電力を減衰する手段を有し、TIA/EIA IS−
95方式のCDMA方式を用いた移動通信システムのサ
ービスエリア内の特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外
からの電波が減衰された特定の空間で使用され、基地局
と移動機との通話を不可能にすることを特徴とする。
Description
発着呼規制技術に係り、特に移動機を常に圏内状態とす
ることでシステムをサーチするための余分な電力消費を
回避して電池の消耗を防ぐことができる発着呼規制装置
および発着呼規制方法に関する。
ば会議室やコンサートホール、病院のような特定の空間
において移動機(MS)の使用を制限したい場面が非常
に多くなってきたという問題点が顕在化してきた。
する従来の発着呼規制装置としては、例えば、移動機
(MS)に対して妨害電波を送信して移動機(MS)を
圏外状態にしてしまうことで発着呼規制をかけるものが
開示されている。
来技術は、以下に掲げる問題点があった。圏外状態にな
った際に移動機(MS)は通信システムをサーチするた
めの余分な電力を消費してしまう結果、機体に内蔵され
ている電池の消耗が早まってしまうという問題があっ
た。
のであり、その目的とするところは、移動機を常に圏内
状態とすることでシステムをサーチするための余分な電
力消費を回避して電池の消耗を防ぐことができる発着呼
規制装置および発着呼規制方法を提供する点にある。
要旨は、移動機を常に圏内状態とすることでシステムを
サーチするための余分な電力消費を回避して電池の消耗
を防ぐことができる発着呼規制装置であって、複数の無
線基地局からの所定通信方式の無線信号を受信する送受
信アンテナと、前記送受信アンテナで受信した受信信号
を増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅した信号を分配
する分配器と、前記送受信アンテナから送信する信号の
電力を減衰するレベル調整部を有し、前記所定通信方式
を用いた移動通信システムのサービスエリア内の特に屋
内等周囲が壁等で囲まれて屋外からの電波が減衰された
特定の空間に設置され、基地局と移動機との通話を不可
能にするように構成されていることを特徴とする発着呼
規制装置に存する。また、請求項2に記載の発明の要旨
は、移動機を常に圏内状態とすることでシステムをサー
チするための余分な電力消費を回避して電池の消耗を防
ぐことができる発着呼規制装置であって、複数の無線基
地局からのCDMA信号を受信する送受信アンテナと、
前記送受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅
部と、前記増幅部で増幅した信号を分配する分配器と、
前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰する
レベル調整部を有し、TIA/EIA IS−95方式
のCDMA方式を用いた移動通信システムのサービスエ
リア内の特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外からの電
波が減衰された特定の空間に設置され、基地局と移動機
との通話を不可能にするように構成されていることを特
徴とする発着呼規制装置に存する。また、請求項3に記
載の発明の要旨は、前記増幅部は、前記送受信アンテナ
で受信した無線信号から必要な帯域以外の信号を減衰す
るためのフィルタと、前記フィルタを通過した無線信号
を増幅するアンプを有し、前記アンプで増幅された信号
は前記分配器で等レベルの複数の信号に分配されるよう
に構成されていることを特徴とする請求項1または2に
記載の発着呼規制装置に存する。また、請求項4に記載
の発明の要旨は、前記レベル調整部は、前記分配器で等
レベルの複数の信号に分配された信号の減衰量を電圧制
御で任意に設定できる電圧制御可変アッテネータを備
え、任意の量だけ信号レベルを減衰させるように構成さ
れていることを特徴とする請求項3に記載の発着呼規制
装置に存する。また、請求項5に記載の発明の要旨は、
前記レベル調整部は、前記送受信アンテナが設置される
空間の任意の場所に設置され、送受信アンテナから送信
される信号の電力が最適になるように前記送受信アンテ
ナから送信する信号の電力を設定し、前記分配器で分配
された信号は制御電圧信号に応じて減衰量が前記電圧制
御可変アッテネータで決定され、前記制御電圧信号は所
定基準電圧と接地電位間に接続された可変抵抗で電圧を
決定し演算増幅器を経由して前記電圧制御可変アッテネ
ータに出力されるように構成されていることを特徴とす
る請求項4に記載の発着呼規制装置に存する。また、請
求項6に記載の発明の要旨は、移動機を常に圏内状態と
することでシステムをサーチするための余分な電力消費
を回避して電池の消耗を防ぐことができる発着呼規制方
法であって、複数の無線基地局からの所定通信方式の無
線信号を送受信アンテナで受信する受信工程と、前記送
受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅工程
と、前記増幅工程で増幅した信号を分配する分配工程
と、前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰
するレベル調整工程と、前記所定通信方式を用いた移動
通信システムのサービスエリア内の特に屋内等周囲が壁
等で囲まれて屋外からの電波が減衰された特定の空間に
設置され、基地局と移動機との通話を不可能にする工程
を有することを特徴とする発着呼規制方法に存する。ま
た、請求項7に記載の発明の要旨は、移動機を常に圏内
状態とすることでシステムをサーチするための余分な電
力消費を回避して電池の消耗を防ぐことができる発着呼
規制方法であって、複数の無線基地局からのCDMA信
号を送受信アンテナで受信する受信工程と、前記送受信
アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅工程と、前
記増幅工程で増幅した信号を分配する分配工程と、前記
送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰するレベ
ル調整工程と、TIA/EIAIS−95方式のCDM
A方式を用いた移動通信システムのサービスエリア内の
特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外からの電波が減衰
された特定の空間に設置され、基地局と移動機との通話
を不可能にする工程を有することを特徴とする発着呼規
制方法に存する。また、請求項8に記載の発明の要旨
は、前記増幅工程は、前記送受信アンテナで受信した無
線信号から必要な帯域以外の信号を減衰するためのフィ
ルタリング工程と、前記フィルタリング工程を通過した
無線信号を増幅する増幅工程を有し、前記増幅工程で増
幅された信号は前記分配工程で等レベルの複数の信号に
分配されるように構成されていることを特徴とする請求
項6または7に記載の発着呼規制方法に存する。また、
請求項9に記載の発明の要旨は、前記レベル調整工程
は、前記分配工程で等レベルの複数の信号に分配された
信号の減衰量を電圧制御で任意に設定できる電圧制御可
変減衰工程と、任意の量だけ信号レベルを減衰させる工
程を有することを特徴とする請求項8に記載の発着呼規
制方法に存する。また、請求項10に記載の発明の要旨
は、前記レベル調整工程は、前記送受信アンテナが設置
される空間の任意の場所に設置され、送受信アンテナか
ら送信される信号の電力が最適になるように前記送受信
アンテナから送信する信号の電力を設定する工程と、前
記分配工程で分配された信号の減衰量を制御電圧信号に
応じて前記電圧制御可変減衰工程で決定する工程を有す
ることを特徴とする請求項9に記載の発着呼規制方法に
存する。
MA(Code Division Multiple
Access:符号分割多元接続)信号を受信する送
受信アンテナと、受信信号を増幅する増幅部と、増幅さ
れた信号を分配する手段と、送受信アンテナから送信す
る信号の電力を減衰する手段を有し、TIA(米国電気
通信工業会)/EIA(米国電子工業会) IS−95
方式のCDMA方式を用いた移動通信システムのサービ
スエリア内の特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外から
の電波が減衰された特定の空間で使用され、基地局と移
動機との通話を不可能にすることを特徴とする。以下、
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
規制装置100の構成を説明するためのブロック図であ
る。図1において、1は送受信アンテナ、2は増幅部、
3は分配器、4はレベル調整部、5は送受信アンテナ、
100は発着呼規制装置を示している。図1を参照する
と、本実施の形態の発着呼規制装置100は、送受信ア
ンテナ1、増幅部2、分配器3、レベル調整部4、送受
信アンテナ5を備えている。
TIA/EIA IS−95 CDMA方式に従うシス
テムでのサービスエリア内で使用され、特に屋内等周囲
が壁等で囲まれて屋外からの電波が減衰された特定の空
間で使用されることを基本としている。
IS−95 CDMA方式の移動通信システムの無線
基地局8(後述、図5参照)からの無線信号を受信する
ための送受信アンテナ1を備えている。この送受信アン
テナ1は、複数の無線基地局8(後述、図5参照)から
の無線信号を受ける。増幅部2は、送受信アンテナ1で
受信した無線信号を増幅することを目的としている。
無線信号から必要な帯域以外の信号を減衰するためのフ
ィルタ25(図2)を備えている。フィルタ25を通過
した無線信号は増幅部2のアンプ24(図2)で増幅さ
れる。
複数の信号に分配される。分配器3にウィルキンソンの
ハイブリッドを用いた場合、分配数nは2のべき乗にな
り、分配による信号レベルの損失(理論値)は、以下の
式で与えられる。
れる。レベル調整部4は、入力された信号の減衰量を電
圧制御で任意に設定できる電圧制御可変アッテネータ3
6(後述、図3参照)を備え、任意の量だけ信号レベル
を減衰させることができる。
信アンテナ5から送信される。また、送受信アンテナ5
はTIA/EIA IS−95 CDMA方式に従うシ
ステムでのサービスエリア内の特に屋内等周囲が壁等で
囲まれて屋外からの電波が減衰された特定の空間に設置
されている。
られている増幅部2の一回路形態を説明するためのブロ
ック図である。図2において、2は増幅部、21は入力
端子、22は電源供給端子、23は出力端子、24はア
ンプ、25はフィルタを示している。図2を参照する
と、本実施の形態の増幅部2は、アンプ24およびフィ
ルタ25を備えている。
た信号の中から必要な帯域以外の信号を減衰させる。T
IA/EIA IS−95 CDMA方式の場合、通過
帯域は869MHz〜894MHzである。
で増幅される。アンプ24の電源は外部から電源供給端
子22を経由して供給される。アンプ24で増幅された
信号は出力端子23から出力される。
られているレベル調整部4の一回路形態を説明するため
のブロック図である。図3において、4はレベル調整
部、31は可変抵抗、32は基準電圧、33は電源供給
端子、34はオペアンプ(演算増幅器)、35は入力端
子、36は電圧制御可変アッテネータ、37は出力端
子、38は制御電圧信号を示している。図3を参照する
と、本実施の形態のレベル調整部4は、可変抵抗31
と、オペアンプ(演算増幅器)34と、電圧制御可変ア
ッテネータ36を備えている。
置される部屋(空間)の任意の場所に設置され、送受信
アンテナ5から送信される信号の電力が最適になるよう
に設定することができる。
から入力され、電圧制御可変アッテネータ36で減衰さ
れて出力端子37より出力される。電圧制御可変アッテ
ネータ36は制御電圧信号38でその減衰量が決定され
る。制御電圧信号38は基準電圧32と接地電位GND
間に接続された可変抵抗31で電圧を決定しオペアンプ
(演算増幅器)34を経由して生成される。オペアンプ
(演算増幅器)34は電源供給端子33に接続されてい
る。
規制方法)について説明する。最初に、図5を参照して
TIA/EIA IS−95 CDMA方式における移
動機(MS)の発呼および着呼時の送信電力がどのよう
に決定されているかを説明する。図5は移動機(MS)
の送信動作に要する電力を説明するための概念図であ
る。図5において、8は無線基地局、9,10は移動機
(MS)を示している。
式に限らずCDMA方式では同一周波数を複数の移動機
(MS)9,10で共有するため、ある特定の移動機
(MS)9,10の送信電力が大きすぎると同一周波数
を使用している他の移動機(MS)への干渉になってし
まい通信品質やシステム容量が減少してしまう等の問題
が発生する。そのため、移動機(MS)9,10のそれ
ぞれから送信される送信電力は無線基地局8に到達した
ときにそれぞれ同じ電力となるように制御されなければ
ならない。
IS−95 CDMA方式の場合、移動機(MS)
9,10が通話状態に入る前の発呼・着呼時の送信電力
は、移動機(MS)9,10が受信した電力から最適な
送信電力を移動機(MS)9,10自ら以下の式(2)
で推定して送信している。
(dB)は付加パラメータである。本実施の形態では簡
単のため0(零)としている。
今、無線基地局8から+30dBの電波が出力されてお
り、移動機(MS)9と無線基地局8間の伝送ロスを9
0dB、移動機(MS)10と無線基地局8間の伝送ロ
スを120dBと仮定する。
基地局8から移動機(MS)9へ出力される電波に対す
る移動機(MS)9の受信レベルは、−60dBm(=
+30dBm−90dB)、となる。このとき、移動機
(MS)9の送信電力は、−13dBm(=−(−6
0)−73+NOM_POW(dB)+INIT_PO
W(dB)=−(−60)−73+0+0)、となる。
無線基地局8で受信される移動機(MS)9の電力は、
−103dBm(−13dBm−90)、となる。
8から移動機(MS)10へ出力される電波に対する移
動機(MS)10の受信レベルは、−90dBm(=+
30dBm−120dB)、となる。このとき、移動機
(MS)10の送信電力は、+17dBm(=−(−9
0)−73+NOM_POW(dB)+INIT_PO
W(dB)=−(−90)−73+0+0)、となる。
無線基地局8で受信される移動機(MS)10の電力
は、−103dBm(+17dBm−90)、となる。
の動作について説明する。図4は図1の発着呼規制装置
100の一使用形態を説明するための概念図である。図
4において、1は送受信アンテナ、2は増幅部、3は分
配器、4はレベル調整部、5は送受信アンテナ、6,7
は移動機(MS)、41は建物、42は発着呼規制を行
いたい部屋(空間)、Aは無線基地局8(不図示)から
の電波を示している。
A/EIA IS−95 CDMA方式の移動機、移動
機(MS)7は発着呼規制を行いたい部屋(空間)42
で使用されるTIA/EIA IS−95 CDMA方
式の移動機である。
部屋(空間)42の建物41の屋根等、電波環境が良い
ところに設置されている。TIA/EIA IS−95
CDMA方式の無線基地局8(不図示)からの電波A
は、移動機(MS)6、送受信アンテナ1で受信される
ほか、建物41の壁で減衰されて移動機(MS)7に受
信される。
説明をする。今、無線基地局(図示せず)から出力され
た+30dBmの電波Aが移動機(MS)6、送受信ア
ンテナ1、建物41の壁、いずれも等しく大気による減
衰で100dB減衰されて届いたとする。つまり、移動
機(MS)6および送受信アンテナ1、建物41の壁の
それぞれに電力−70dBm(計算式:+30dBm−
100dB=−70dBm)で到達しているとする。ま
た、建物41の壁では無線基地局(図示せず)からの電
波Aは20dB減衰するとし、簡単のため送受信アンテ
ナ1の設置されている部屋(空間)42の伝播ロスは無
視する。
0を構成する各部の利得および損失を次のように仮定す
る。増幅部2の利得=20dB、分配器3の損失=6d
B(ただし、4分配を仮定し式(1)によって求めた
値)、レベル調整部4の減衰量=14dB、送受信アン
テナ1から送受信アンテナ5までのトータルの利得は0
dB(+20dB−6dB−14dB=0dB)となっ
ている。
により部屋(空間)42の中の移動機(MS)7が受信
する無線基地局8(不図示)からの電波は、屋外にある
移動機(MS)6が受信する無線基地局8(不図示)か
らの電波Aの強さと同じになるように設定される。
い場合と、発着呼規制装置100が動作している場合の
2通りについて、移動機(MS)6および移動機(M
S)7の発呼または着呼時の送信電力が無線基地局8へ
受信されるレベルに注目して説明する。
ないケースについて説明する。図5を参照すると、本実
施の形態では、受信電力を−70dBmとして式(2)
を適用することにより、移動機(MS)6が発呼または
着呼の際に無線基地局8へ送信する送信電力は−3dB
m(=−(−70)−73)となる。
を考慮して式(2)を適用することにより、移動機(M
S)7の送信電力は+17dBm(=−(−70−2
0)−73)、となる。
大気による減衰100dBにより−103dBm(=−
3dBm−100dB)で無線基地局8に受信される。
建物41の壁による20dBの減衰と大気による減衰1
00dBより−103dBm(=+17dBm−20d
B−100dB)で無線基地局8に受信される。以上よ
り、移動機(MS)6、移動機(MS)7から出力され
た電波はいずれも等レベルで無線基地局8に受信される
ことが解る。
力が−103dBmを大きく下回れば(例えば10d
B)移動機(MS)からの発呼または着呼の電波は無線
基地局8において品質(C/N:希望信号とノイズとの
比)が十分でないために認識されない(つまりは発呼ま
たは着呼ができない状態になる)ことに注目して以下の
説明を行う。
ケースについて説明する。図5を参照すると、移動機
(MS)6については屋外にあるので前述の通り発呼ま
たは着呼の電波は−103dBm(−3dBm−100
dB)で無線基地局8に受信される。
より20dB減衰して受信される−90dBmの電波と
送受信アンテナ5から送信された−70dBmの電波を
受信する。この場合、−90dBmは−70dBmに対
して十分小さいので壁により20dB減衰して受信され
た無線基地局8からの電波は無視できることになる。よ
って式(2)により、移動機(MS)7の送信電力は−
3dBm(=−(−70)−73)となる。
壁による減衰20dBと大気による減衰100dBによ
り、−123dBm(=−3dBm−20dB−100
dB)で無線基地局8に受信される。
ース(発着呼規制装置100が動作していないケース)
の無線基地局8に受信される電力−103dBmに比べ
て十分低い値(この場合20dB)であるため、移動機
(MS)からの発呼または着呼の電波は無線基地局8に
おいて品質(C/N:希望信号とノイズとの比)が十分
でないために認識されない。つまりは発呼または着呼が
できない状態になる。
ば、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、簡
単な構成でTIA/EIA IS−95方式準拠のCD
MA方式を用いた移動通信システムのサービスエリア内
の特に屋内等の周囲が壁等で囲まれ屋外からの電波が減
衰された特定の空間においても、発呼または着呼を規制
できることである。
置のように移動機(MS)に対して妨害電波を送信して
規制をかける方法と異なり、移動機(MS)は常に圏内
状態にあるのでシステムをサーチするための余分な電力
消費を回避でき、その結果、機体に内蔵されている電池
の消耗を防ぐことができることである。
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
で、以下に掲げる効果を奏する。まず第1の効果は、簡
単な構成でTIA/EIA IS−95方式準拠のCD
MA方式を用いた移動通信システムのサービスエリア内
の特に屋内等の周囲が壁等で囲まれ屋外からの電波が減
衰された特定の空間においても、発呼または着呼を規制
できることである。
置のように移動機(MS)に対して妨害電波を送信して
規制をかける方法と異なり、移動機(MS)は常に圏内
状態にあるのでシステムをサーチするための余分な電力
消費を回避でき、その結果、機体に内蔵されている電池
の消耗を防ぐことができることである。
構成を説明するためのブロック図である。
の一回路形態を説明するためのブロック図である。
調整部の一回路形態を説明するためのブロック図であ
る。
ための概念図である。
するための概念図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 移動機を常に圏内状態とすることでシス
テムをサーチするための余分な電力消費を回避して電池
の消耗を防ぐことができる発着呼規制装置であって、 複数の無線基地局からの所定通信方式の無線信号を受信
する送受信アンテナと、 前記送受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅
部と、 前記増幅部で増幅した信号を分配する分配器と、 前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰する
レベル調整部を有し、 前記所定通信方式を用いた移動通信システムのサービス
エリア内の特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外からの
電波が減衰された特定の空間に設置され、基地局と移動
機との通話を不可能にするように構成されていることを
特徴とする発着呼規制装置。 - 【請求項2】 移動機を常に圏内状態とすることでシス
テムをサーチするための余分な電力消費を回避して電池
の消耗を防ぐことができる発着呼規制装置であって、 複数の無線基地局からのCDMA信号を受信する送受信
アンテナと、 前記送受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅
部と、 前記増幅部で増幅した信号を分配する分配器と、 前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰する
レベル調整部を有し、 TIA/EIA IS−95方式のCDMA方式を用い
た移動通信システムのサービスエリア内の特に屋内等周
囲が壁等で囲まれて屋外からの電波が減衰された特定の
空間に設置され、基地局と移動機との通話を不可能にす
るように構成されていることを特徴とする発着呼規制装
置。 - 【請求項3】 前記増幅部は、 前記送受信アンテナで受信した無線信号から必要な帯域
以外の信号を減衰するためのフィルタと、 前記フィルタを通過した無線信号を増幅するアンプを有
し、 前記アンプで増幅された信号は前記分配器で等レベルの
複数の信号に分配されるように構成されていることを特
徴とする請求項1または2に記載の発着呼規制装置。 - 【請求項4】 前記レベル調整部は、前記分配器で等レ
ベルの複数の信号に分配された信号の減衰量を電圧制御
で任意に設定できる電圧制御可変アッテネータを備え、
任意の量だけ信号レベルを減衰させるように構成されて
いることを特徴とする請求項3に記載の発着呼規制装
置。 - 【請求項5】 前記レベル調整部は、前記送受信アンテ
ナが設置される空間の任意の場所に設置され、送受信ア
ンテナから送信される信号の電力が最適になるように前
記送受信アンテナから送信する信号の電力を設定し、 前記分配器で分配された信号は制御電圧信号に応じて減
衰量が前記電圧制御可変アッテネータで決定され、 前記制御電圧信号は所定基準電圧と接地電位間に接続さ
れた可変抵抗で電圧を決定し演算増幅器を経由して前記
電圧制御可変アッテネータに出力されるように構成され
ていることを特徴とする請求項4に記載の発着呼規制装
置。 - 【請求項6】 移動機を常に圏内状態とすることでシス
テムをサーチするための余分な電力消費を回避して電池
の消耗を防ぐことができる発着呼規制方法であって、 複数の無線基地局からの所定通信方式の無線信号を送受
信アンテナで受信する受信工程と、 前記送受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅
工程と、 前記増幅工程で増幅した信号を分配する分配工程と、 前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰する
レベル調整工程と、 前記所定通信方式を用いた移動通信システムのサービス
エリア内の特に屋内等周囲が壁等で囲まれて屋外からの
電波が減衰された特定の空間に設置され、基地局と移動
機との通話を不可能にする工程を有することを特徴とす
る発着呼規制方法。 - 【請求項7】 移動機を常に圏内状態とすることでシス
テムをサーチするための余分な電力消費を回避して電池
の消耗を防ぐことができる発着呼規制方法であって、 複数の無線基地局からのCDMA信号を送受信アンテナ
で受信する受信工程と、 前記送受信アンテナで受信した受信信号を増幅する増幅
工程と、 前記増幅工程で増幅した信号を分配する分配工程と、 前記送受信アンテナから送信する信号の電力を減衰する
レベル調整工程と、 TIA/EIA IS−95方式のCDMA方式を用い
た移動通信システムのサービスエリア内の特に屋内等周
囲が壁等で囲まれて屋外からの電波が減衰された特定の
空間に設置され、基地局と移動機との通話を不可能にす
る工程を有することを特徴とする発着呼規制方法。 - 【請求項8】 前記増幅工程は、前記送受信アンテナで
受信した無線信号から必要な帯域以外の信号を減衰する
ためのフィルタリング工程と、 前記フィルタリング工程を通過した無線信号を増幅する
増幅工程を有し、 前記増幅工程で増幅された信号は前記分配工程で等レベ
ルの複数の信号に分配されるように構成されていること
を特徴とする請求項6または7に記載の発着呼規制方
法。 - 【請求項9】 前記レベル調整工程は、 前記分配工程で等レベルの複数の信号に分配された信号
の減衰量を電圧制御で任意に設定できる電圧制御可変減
衰工程と、 任意の量だけ信号レベルを減衰させる工程を有すること
を特徴とする請求項8に記載の発着呼規制方法。 - 【請求項10】 前記レベル調整工程は、前記送受信ア
ンテナが設置される空間の任意の場所に設置され、送受
信アンテナから送信される信号の電力が最適になるよう
に前記送受信アンテナから送信する信号の電力を設定す
る工程と、 前記分配工程で分配された信号の減衰量を制御電圧信号
に応じて前記電圧制御可変減衰工程で決定する工程を有
することを特徴とする請求項9に記載の発着呼規制方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29645499A JP3283854B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 発着呼規制装置および発着呼規制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29645499A JP3283854B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 発着呼規制装置および発着呼規制方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119756A true JP2001119756A (ja) | 2001-04-27 |
JP3283854B2 JP3283854B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17833768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29645499A Expired - Fee Related JP3283854B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 発着呼規制装置および発着呼規制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283854B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040017646A (ko) * | 2002-08-23 | 2004-02-27 | 현대자동차주식회사 | 위성 신호 방사장치 |
JP2006054696A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Nec Saitama Ltd | 発着呼規制装置及び方法 |
JPWO2011024323A1 (ja) * | 2009-08-28 | 2013-01-24 | 株式会社 マクロスジャパン | 携帯電話通信機能抑止装置 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29645499A patent/JP3283854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040017646A (ko) * | 2002-08-23 | 2004-02-27 | 현대자동차주식회사 | 위성 신호 방사장치 |
JP2006054696A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Nec Saitama Ltd | 発着呼規制装置及び方法 |
JPWO2011024323A1 (ja) * | 2009-08-28 | 2013-01-24 | 株式会社 マクロスジャパン | 携帯電話通信機能抑止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3283854B2 (ja) | 2002-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100941339B1 (ko) | 역방향 링크 전력제어 중계기 | |
AU673576B2 (en) | Access burst power control | |
US7330705B2 (en) | Method and apparatus for controlling specific absorption rate in a mobile communication terminal | |
JP4713549B2 (ja) | 電力制御のためのシステムおよび方法、および遠隔無線ユニット | |
EA008957B1 (ru) | Способ автоматического управления уровнем высокочастотного выходного сигнала ретранслятора | |
CA3060313A1 (en) | Signal booster system with automatic gain control | |
JP2006197264A (ja) | 無線基地局システムおよびその通信制御方法 | |
CA3058770A1 (en) | Signal booster with coaxial cable connections | |
US20220302575A1 (en) | System and method for translocating and buffering cellular radiation source | |
JP3283854B2 (ja) | 発着呼規制装置および発着呼規制方法 | |
KR101783609B1 (ko) | 서로 다른 무선통신 방식이 적용된 복수의 무선통신 칩에서 동시에 신호를 전송하기 위한 단말 장치 및 그 단말 장치의 전송 전력 제어 방법 | |
CN110034773B (zh) | 一种天通卫星地面站自适应有源天线及其调整方法 | |
KR20030026698A (ko) | 부호분할다중접속 통신시스템에서 역방향링크의수신신호의 간섭억제장치 및 방법 | |
US6701157B2 (en) | Transmitter circuit architecture and method for reducing in-band noise in point to multipoint communication systems | |
JP4019074B2 (ja) | 発着呼規制装置及び方法 | |
AU761004B2 (en) | Method and apparatus for desensitization of a wireless receiver | |
JPH11112475A (ja) | 不感エリア生成システム | |
KR100318480B1 (ko) | 동적출력레벨을갖는이동통신단말기 | |
KR100700594B1 (ko) | 단말기의 출력 전력을 제어하는 장치 및 그 방법 | |
KR20010066460A (ko) | 코드분할다중접속 휴대용 무선단말기의 혼변조 특성 개선장치 | |
JP2005318368A (ja) | 信号伝送システム | |
JPH06140975A (ja) | 移動局送信電力制御装置 | |
JP2007043371A (ja) | 発着呼規制装置 | |
JP2004048576A (ja) | アンテナ用スイッチの制御装置 | |
JP2005236554A (ja) | 無線中継装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080301 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |