JP2001119283A - 半導体リレー - Google Patents

半導体リレー

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JP2001119283A
JP2001119283A JP29404699A JP29404699A JP2001119283A JP 2001119283 A JP2001119283 A JP 2001119283A JP 29404699 A JP29404699 A JP 29404699A JP 29404699 A JP29404699 A JP 29404699A JP 2001119283 A JP2001119283 A JP 2001119283A
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insulated gate
semiconductor switch
mosfets
turned
receiving element
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JP29404699A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nobe
武 野辺
Shigeo Akiyama
茂夫 秋山
Noriteru Furumoto
憲輝 古本
Takuya Sunada
卓也 砂田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オン抵抗を増大させることなく、過電流を検出
して過電流を遮断できるようにした半導体リレーを提供
する。 【解決手段】半導体リレーAは、入力信号に応じて光信
号を発生する発光素子1と、発光素子1の光信号を受け
て電気信号を発生する受光素子アレイ2と、受光素子ア
レイ2の電気信号に応じて出力端子間を開閉する開閉部
3とを備え、開閉部3はゲート同士及びソース同士が夫
々接続されたMOSFET4,5から構成される。MO
SFET4,5のゲート・ソース間にはMOSFET
9,10のドレイン・ソース間が接続され、MOSFE
T9,10のゲートは夫々MOSFET4,5のドレイ
ンに接続される。負荷短絡などの発生時にMOSFET
4,5のドレインにしきい値電圧を越える電圧が発生す
ると、MOSFET9,10がオンになり、MOSFE
T4,5のゲート・ソース間を短絡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷短絡などの異
常時に負荷電流を遮断する短絡保護機能を有する半導体
リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体リレーの回路図を図4に示
す。この半導体リレーAは、入力端子T1,T2間に接
続され、入力信号に応じて光信号を発生する例えば発光
ダイオードよりなる発光素子1と、受光素子1に光結合
され、発光素子1の光信号を受けて電気信号を発生する
受光素子アレイ2と、受光素子アレイ2の発生する電気
信号に応じて出力端子T3,T4間を開閉する開閉部3
とを備えている。
【0003】開閉部3は、ゲート同士が互いに接続され
ると共に、ソース同士が電流検出用抵抗21,22の直
列回路を介して互いに接続されたnチャンネル・エンハ
ンスメント型の電界効果トランジスタ(以下、MOSF
ETと言う。)4,5から構成され、一方のMOSFE
T4のドレインは出力端子T3に接続され、他方のMO
SFET5のドレインは出力端子T4に接続されてい
る。
【0004】ここで、MOSFET4,5のゲートは受
光素子アレイ2の正極に接続され、MOSFET4,5
のソースは抵抗6を介して受光素子アレイ2の負極に接
続されている。また、MOSFET4,5のゲートと、
電流検出用抵抗21,22の接続点との間には、nチャ
ンネル・デプレッション形のMOSFET7のドレイン
・ソース間が接続されており、MOSFET7のゲート
は受光素子アレイ2及び抵抗6の接続点に接続されてい
る。ここに、抵抗6及びMOSFET7から、受光素子
アレイ2からの電気信号の入力時にMOSFET4,5
のゲートに電荷を蓄積すると共に、電気信号の入力停止
時にゲートに蓄積された電荷を放電させる充放電回路8
が構成される。
【0005】また、MOSFET4,5のゲートと電流
検出用抵抗21,22の接続点との間にはサイリスタ2
3,24の並列回路が接続されており、サイリスタ23
のゲートは抵抗26を介してMOSFET4及び電流検
出用抵抗21の接続点に接続され、サイリスタ24のゲ
ートは抵抗27を介してMOSFET5及び電流検出用
抵抗22の接続点に接続される。ここで、サイリスタ2
3,24などから、負荷短絡の発生時に開閉部3をオフ
させて、出力端子T3,T4間に過電流が流れるのを遮
断するラッチ回路25が構成される。
【0006】この半導体リレーAの動作を以下に簡単に
説明する。入力端子T1,T2間に入力信号が入力され
ると発光素子1が光信号を発生し、この光信号を受け
て、受光素子アレイ2が電流を発生する。受光素子アレ
イ2が発生した電流はMOSFET7を介して抵抗6に
流れ、抵抗6の両端間に電圧が発生する。この時、抵抗
6の両端電圧によってMOSFET7のドレイン・ソー
ス間が高インピーダンス状態となるので、MOSFET
4,5のゲート・ソース間が高インピーダンス状態とな
り、MOSFET4,5のゲートに電荷が蓄積されて、
ゲート電位が高電位になり、MOSFET4,5がオン
になる。
【0007】一方、入力端子T1,T2間に入力された
信号がなくなると、発光素子1からの光がなくなり、受
光素子アレイ2から電流が流れなくなるので、抵抗6の
両端電圧が低下し、MOSFET4,5のゲート・ソー
ス間がMOSFET7を介して短絡されるため、MOS
FET4,5のゲートに蓄積された電荷が放電され、M
OSFET4,5がオフになる。
【0008】ここで、MOSFET4,5のオン時に、
負荷短絡が発生して出力端子T3,T4間に過電流が流
れると、電流検出用抵抗21,22の両端間に電圧が発
生し、電流検出用抵抗21,22の両端電圧がサイリス
タ23,24のトリガ電圧に達すると、サイリスタ2
3,24がターンオンして、MOSFET4,5のゲー
ト電圧が引き抜かれ、MOSFET4,5がオフにな
る。その後、出力端子T3,T4間に流れる電流が低下
すると、電流検出用抵抗21,22の両端電圧も低下す
るが、サイリスタ23,24はオフ状態を維持するの
で、MOSFET4,5のゲート・ソース間が短絡され
て、MOSFET4,5はオフ状態を維持する。したが
って、負荷短絡などの発生時に出力端子T3,T4間に
過電流が流れるのを阻止することができ、過電流による
回路部品の破損を防止できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の半導体リレ
ーAでは、負荷電流を検出するために、出力端子T3,
T4間に電流検出用抵抗21,22の直列回路を設けて
いるので、半導体リレーAのオン抵抗が大きくなるとい
う問題があった。
【0010】また、サイリスタ23,24を動作させる
ための保持電流が必要となるので、受光素子アレイ2の
出力を大きくしなければならず、受光素子アレイ2の受
光面積が大きくなるので、受光素子アレイ2が大きくな
り、コストアップを招くという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、オン抵抗を増大させ
ることなく、過電流を検出して過電流を遮断できるよう
にした半導体リレーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、入力信号に応じて光信号を発
生する発光素子と、発光素子の光信号を受けて電気信号
を発生する受光素子と、受光素子の一方の出力端が制御
端子に接続され、前記電気信号に応じて駆動される出力
用の第1の絶縁ゲート型半導体スイッチとを備え、第1
の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子と受光素子の
他方の出力端との間に、第1の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチの出力端の電圧がしきい値電圧を越えるとオンする
第2の絶縁ゲート型半導体スイッチを設けて成ることを
特徴とし、出力用の第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
のオン時に、負荷短絡などが発生して第1の絶縁ゲート
型半導体スイッチの出力端子間に過電流が流れ、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧が第2の絶
縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を越えると、
第2の絶縁ゲート型半導体スイッチがオン状態になっ
て、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に入
力された電気信号を引き抜くので、第1の絶縁ゲート型
半導体スイッチをオフにして出力端子間に過電流が流れ
るのを遮断し、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチが破
損するのを防止でき、且つ、従来の半導体リレーのよう
に、出力端子間に過電流を検出するための電流検出用抵
抗が設けられていないので、半導体リレーのオン抵抗が
増加することはない。しかも、第2の絶縁ゲート型半導
体スイッチは第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力
端の電圧により駆動されるので、受光素子の出力を大き
くする必要はなく、受光素子が大型化して、コストアッ
プとなるのを防止できる。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子と
第2の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間に、受光素子
の発生する電気信号に応じてオン/オフされる第3の絶
縁ゲート型半導体スイッチを設けたことを特徴とし、第
3の絶縁ゲート型半導体スイッチがオフになると、第1
の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子と第2の絶縁
ゲート型半導体スイッチとの間が遮断されるので、第1
の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧が第2の
絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を越える場
合でも、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子
に印加された電気信号が引き抜かれることはなく、第1
の絶縁ゲート型半導体スイッチをオンさせることができ
る。
【0014】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時を第
1の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時よりも遅くし
たことを特徴とし、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチ
の動作時は第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時
よりも遅いので、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチが
オン状態になるまでの間は、第1の絶縁ゲート型半導体
スイッチの制御端子と第2の絶縁ゲート型半導体スイッ
チとの間が遮断され、第1の絶縁ゲート型半導体スイッ
チの出力端の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチ
のしきい値電圧を越える場合でも、第1の絶縁ゲート型
半導体スイッチの制御端子に印加された電気信号が引き
抜かれることはなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッ
チをオンさせることができ、その後、第3の絶縁ゲート
型半導体スイッチがオン状態になった時点で負荷短絡が
発生していなければ、第1の絶縁ゲート型半導体スイッ
チの出力端の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチ
のしきい値電圧以下になり、第2の絶縁ゲート型半導体
スイッチがオフになるので、第1の絶縁ゲート型半導体
スイッチの制御端子に印加された電気信号が引き抜かれ
ることはなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチはオ
ン状態を維持することができ、負荷短絡が発生していれ
ば、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧
が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を
越えるので、第2及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッ
チを介して、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御
端子に印加された電気信号が引き抜かれ、第1の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチをオフさせ、出力端子間に過電流
が流れるのを遮断できる。
【0015】請求項4の発明では、請求項2の発明にお
いて、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電
圧を、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電
圧よりも高い電圧に設定したことを特徴とし、第3の絶
縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧は第1の絶縁
ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧よりも高いの
で、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチよりも第3の絶
縁ゲート型半導体スイッチを遅くオン動作させることが
でき、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチがオン状態に
なるまでの間は、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
制御端子と第2の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間が
遮断され、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端
の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値
電圧を越える場合でも、第1の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチの制御端子に印加された電気信号が引き抜かれるこ
とはなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチをオンさ
せることができ、その後、第3の絶縁ゲート型半導体ス
イッチがオン状態になった時点で負荷短絡が発生してい
なければ、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端
の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値
電圧以下になり、第2の絶縁ゲート型半導体スイッチが
オフになるので、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
制御端子に印加された電気信号が引き抜かれることはな
く、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチはオン状態を維
持することができ、負荷短絡が発生していれば、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧が第2の絶
縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を越えるの
で、第2及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッチを介し
て、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に印
加された電気信号が引き抜かれ、第1の絶縁ゲート型半
導体スイッチをオフさせ、出力端子間に過電流が流れる
のを遮断できる。
【0016】請求項5の発明では、請求項2乃至4の発
明において、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御
端子と第3の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間に抵抗
を設け、受光素子の出力端と第1の絶縁ゲート型半導体
スイッチの制御端子との間に出力端子間が接続され、抵
抗の両端間に所定電圧が発生するとオフする第4の絶縁
ゲート型半導体スイッチを設けたことを特徴とし、負荷
短絡などの発生時に第2及び第3の絶縁ゲート型半導体
スイッチを介して、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
の制御端子に印加された電気信号が引き抜かれると、抵
抗の両端間に所定電圧が発生し、この電圧によって第4
の絶縁ゲート型半導体スイッチがオフされるので、受光
素子の出力端子間が短絡されることはなく、受光素子か
ら第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの駆動電圧を供給
することができる。第4の絶縁ゲート型半導体スイッチ
が設けられていない場合、負荷短絡などの発生時に第2
及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッチを介して第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に印加された電
気信号が引き抜くかれると、受光素子の出力端子間が短
絡されるため、この受光素子から第3の絶縁ゲート型半
導体スイッチに駆動電圧を供給することができず、この
受光素子とは別に第3の絶縁ゲート型半導体スイッチに
駆動電圧を供給するための受光素子を設ける必要がある
が、第4の絶縁ゲート型半導体スイッチを設けることに
より、受光素子の出力端子間が短絡されるのを防止して
いるので、別途受光素子を設ける必要が無く、1組の発
光素子と受光素子とで回路を構成することができ、回路
を小型化して、コストダウンを図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0018】(実施形態1)図1に本実施形態の半導体
リレーAの回路図を示す。この半導体リレーAは、入力
端子T1,T2間に接続され、入力信号に応じて光信号
を発生する例えば発光ダイオードよりなる発光素子1
と、受光素子1に光結合され、発光素子1の光信号を受
けて電気信号を発生する受光素子アレイ2と、受光素子
アレイ2の発生する電気信号に応じて出力端子T3,T
4間を開閉する開閉部3とを備えている。ここで、受光
素子アレイ2は例えばアレイ状に接続された複数のフォ
トダイオードからなり、発光素子1及び受光素子アレイ
2からフォトカプラが構成され、入力と出力との間を電
気的に絶縁している。
【0019】開閉部3は、ゲート同士及びソース同士が
夫々接続されたnチャンネル・エンハンスメント型のM
OSFET4,5から構成され、一方のMOSFET4
のドレインは出力端子T3に接続され、他方のMOSF
ET5のドレインは出力端子T4に接続されている。
尚、MOSFET4,5は逆直列に接続されているの
で、MOSFET4,5のオフ時にMOSFET4,5
の寄生ダイオードを通して出力端子T3,T4間に電流
が流れるのを阻止でき、出力端子T3,T4間に流れる
双方向の電流をオン/オフすることができる。ここに、
MOSFET4,5から第1の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチが構成される。
【0020】MOSFET4,5のゲートは受光素子ア
レイ2の正極に接続され、MOSFET4,5のソース
は抵抗6を介して受光素子アレイ2の負極に接続されて
いる。また、MOSFET4,5のゲート・ソース間に
はnチャンネル・デプレッション形のMOSFET7の
ドレイン・ソース間が接続されており、MOSFET7
のゲートは受光素子アレイ2及び抵抗6の接続点に接続
されている。ここに、抵抗6及びMOSFET7から、
受光素子アレイ2からの電気信号の入力時にMOSFE
T4,5のゲートに電荷を蓄積すると共に、電気信号の
入力停止時にゲートに蓄積された電荷を放電させる充放
電回路8が構成される。
【0021】また、MOSFET4,5のゲート・ソー
ス間にはnチャンネル・エンハンスメント形のMOSF
ET9,10のドレイン・ソース間が接続されており、
一方のMOSFET9のゲートはMOSFET4のドレ
インに接続され、他方のMOSFET10のゲートはM
OSFET5のドレインに接続されている。ここに、M
OSFET9,10から第2の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチが構成される。
【0022】この半導体リレーAの動作を以下に簡単に
説明する。入力端子T1,T2間に入力信号が入力され
ると発光素子1が光信号を発生し、この光信号を受け
て、受光素子アレイ2が電流を発生する。受光素子アレ
イ2が発生した電流はMOSFET7を介して抵抗6に
流れ、抵抗6の両端間に電圧が発生し、抵抗6の両端電
圧によってMOSFET7のドレイン・ソース間が高イ
ンピーダンス状態となる。ここで、出力端子T3,T4
間に過電流が流れていなければ、MOSFET4,5の
ドレイン・ソース間電圧は充分小さい値となり、MOS
FET4,5のドレイン電圧はMOSFET9,10の
しきい値電圧以下になっているので、MOSFET9,
10のドレイン・ソース間は高インピーダンス状態とな
る。したがって、MOSFET4,5のゲート・ソース
間が高インピーダンス状態となり、MOSFET4,5
のゲートに電荷が蓄積されて、ゲート電位が高電位にな
り、MOSFET4,5がオンになる。
【0023】一方、入力端子T1,T2間に入力された
信号がなくなると、発光素子1からの光がなくなり、受
光素子アレイ2から電流が流れなくなるので、抵抗6の
両端電圧が低下し、MOSFET4,5のゲート・ソー
ス間がMOSFET7を介して短絡されるため、MOS
FET4,5のゲートに蓄積された電荷が放電され、M
OSFET4,5がオフになる。
【0024】ところで、MOSFET4,5のオン時に
負荷短絡が発生して出力端子T3,T4間に過電流が流
れると、MOSFET4,5のドレイン・ソース間電圧
が高くなる。ここで、MOSFET9,10のしきい値
電圧は、負荷短絡時におけるMOSFET4,5のドレ
イン電圧よりも低い値に設定されているので、負荷短絡
などにより出力端子T3,T4間に過電流が流れ、MO
SFET4,5のドレイン電圧がMOSFET9,10
のしきい値電圧よりも高くなると、MOSFET9,1
0がオンになる。したがって、MOSFET4,5のゲ
ート・ソース間がMOSFET9,10を介して短絡さ
れ、MOSFET4,5がオフになるので、出力端子T
3,T4間に過電流が流れるのを阻止でき、MOSFE
T4,5が破壊に至るような電圧がMOSFET4,5
に印加されるのを防止できる。尚、一方のMOSFET
9のゲートはMOSFET4のドレインに接続され、他
方のMOSFET10のゲートはMOSFET5のドレ
インに接続されているので、出力端子T3,T4間に何
れの方向の過電流が流れた場合でも、何れかのMOSF
ET9,10がオンになり、MOSFET4,5をオフ
状態にして、過電流が流れるのを遮断できる。
【0025】また、本回路では、従来の半導体リレーA
のように出力端子T3,T4間に電流検出用の抵抗を設
ける必要がないので、半導体リレーAのオン抵抗が増大
することはなく、しかも過電流発生時にMOSFET
4,5のドレイン・ソース間に発生する電圧によりMO
SFET9,10を動作させているので、受光素子アレ
イ2の出力を大きくする必要が無く、受光素子アレイ2
が大型化するのを防止できる。
【0026】(実施形態2)実施形態1の半導体リレー
Aでは、出力端子T3,T4間にMOSFET9,10
のしきい値電圧を越える電圧が印加されると、MOSF
ET9,10がオン状態になり、MOSFET4,5の
ゲート・ソース間がMOSFET9,10を介して短絡
されるので、入力端子T1,T2間に入力信号が印加さ
れたとしても、MOSFET4,5をオンさせることは
できず、出力端子T3,T4間に印加された電圧がMO
SFET9,10のしきい値電圧以下の場合のみMOS
FET4,5をオンさせることができるが(所謂ゼロク
ロス動作)、本実施形態の半導体リレーAでは、出力端
子T3,T4間にMOSFET9,10のしきい値電圧
を越える電圧が印加された場合でも、MOSFET4,
5をオンさせることができるようにしている。
【0027】図2に本実施形態の半導体リレーAの回路
図を示す。本実施形態では、実施形態1の半導体リレー
Aにおいて、発光素子1の光信号を受けて電気信号を発
生する受光素子アレイ2’を受光素子アレイ2とは別に
設けており、MOSFET4,5のゲートとMOSFE
T9,10との間に、受光素子アレイ2’の出力に応じ
てオン/オフされる第3の絶縁ゲート型半導体スイッチ
としてのnチャンネル・エンハンスメント形のMOSF
ET11を設けている。尚、実施形態1の半導体リレー
Aと同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明
を省略する。
【0028】MOSFET11のドレインはMOSFE
T4,5のゲートに接続され、ソースはMOSFET
9,10のドレインに接続されており、ゲートは受光素
子アレイ2’の正極に接続される。また受光素子アレイ
2’の負極はMOSFET4,5及び抵抗6の接続点に
接続される。ここで、MOSFET11のゲートと受光
素子アレイ2’の負極との間には、受光素子アレイ2’
からの電気信号の入力時にMOSFET11のゲートに
電荷を蓄積すると共に、電気信号の入力停止時にゲート
に蓄積された電荷を放電させる充放電回路14が接続さ
れている。この充放電回路14は、受光素子アレイ2’
の負極に一端が接続された抵抗12と、MOSFET1
1のゲートにドレインが接続され、抵抗12の他端にソ
ースが接続されると共に、受光素子アレイ2’の負極に
ゲートが接続されたMOSFET13とで構成される。
【0029】この半導体リレーAの基本的な動作は実施
形態1の半導体リレーAと同様であるが、本実施形態の
半導体リレーAでは、出力端子T3,T4間にMOSF
ET9,10のしきい値電圧を越える電圧が印加された
状態でも、MOSFET4,5をオンさせることができ
る。
【0030】すなわち、入力端子T1,T2間に信号が
入力された時点で、出力端子T3,T4間にMOSFE
T9,10のしきい値電圧を越える電圧が印加されてい
ると、MOSFET9,10はオン状態になる。ここ
で、MOSFET11のしきい値電圧はMOSFET
4,5のしきい値電圧よりも高い電圧に設定されている
ので、受光素子アレイ2,2’が入力信号に応じて略同
じ電圧を発生した場合、MOSFET11がオン状態に
なる前にMOSFET4,5がオン状態になる。したが
って、MOSFET9,10がオン状態になったとして
も、MOSFET11がオン状態になるまでの間は、M
OSFET4,5のゲート・ソース間が短絡されること
はなく、MOSFET4,5をオンさせることができ
る。
【0031】その後、MOSFET11がオンになった
時点で負荷短絡が発生していなければ、MOSFET
4,5のドレイン・ソース間電圧は充分小さい値にな
り、MOSFET4,5のドレイン電圧はMOSFET
9,10のしきい値電圧以下になるので、MOSFET
9,10はオフ状態になり、MOSFET4,5のゲー
ト・ソース間がMOSFET9〜11を介して短絡され
ることはなく、MOSFET4,5はオン状態を維持す
る。
【0032】一方、MOSFET11がオンになった時
点で負荷短絡が発生していれば、MOSFET4,5の
ドレイン・ソース間電圧が高くなり、MOSFET4,
5のドレイン電圧がMOSFET9,10のしきい値電
圧を越えるため、MOSFET9,10はオン状態にな
り、MOSFET4,5のゲート・ソース間がMOSF
ET9〜11を介して短絡され、MOSFET4,5は
オフになる。
【0033】(実施形態3)図3に本実施形態の半導体
リレーAの回路図を示す。尚、半導体リレーAの基本的
な回路構成は実施形態2の半導体リレーAと同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0034】本実施形態では、実施形態2の半導体リレ
ーAにおいて、受光素子アレイ2’を設ける代わりに、
MOSFET11のゲートを受光素子アレイ2の中間タ
ップPに接続している。また、MOSFET4,5のゲ
ートとMOSFET11のドレインとの間に抵抗16を
設け、受光素子アレイ2の正極とMOSFET4,5の
ゲートとの間に第4の絶縁ゲート型半導体スイッチとし
てのnチェンネル・デプレッション形のMOSFET1
5のドレイン・ソース間を接続すると共に、MOSFE
T15のゲートを抵抗16及びMOSFET11の接続
点に接続しており、MOSFET15は抵抗16の両端
電圧に応じてオン/オフする。また、受光素子アレイ2
の中間タップPとMOSFET15のドレインとの間に
は、アノードを中間タップP側にしてダイオード17が
接続されている。尚、ダイオード17は、MOSFET
4,5がオフ状態からオン状態に移行する過渡状態にお
いてダイオード17を通して電流が流れる期間を設け、
MOSFET11よりもMOSFET4,5の方が早く
オン状態に移行するようにしている。
【0035】この半導体リレーAの基本的な動作は実施
形態2の半導体リレーAと同様であるが、本実施形態の
半導体リレーAでは、負荷短絡などの発生時にMOSF
ET9,10,11がオンになり、MOSFET4,5
のゲート・ソース間が抵抗16及びMOSFET9〜1
1を介して導通すると、抵抗16の両端間に電圧が発生
し、抵抗16の両端電圧によってMOSFET15がオ
フ状態になるため、受光素子アレイ2の出力端子間が短
絡されるのを防止できる。したがって、受光素子アレイ
2の起電力により、MOSFET11のゲートに電圧を
供給し続けることができ、MOSFET4,5のゲート
・ソース間の短絡状態を維持することができる。
【0036】このように、負荷短絡などの発生時にMO
SFET4,5のゲート・ソース間を短絡した際、MO
SFET15をオフさせて、受光素子アレイ2の出力端
子間が短絡状態になるのを防止しているので、受光素子
アレイ2からMOSFET11をオンさせる電圧を供給
させることができ、実施形態2の半導体リレーAのよう
に、MOSFET11にゲート電圧を供給するための受
光素子アレイ2’を別途設ける必要が無く、半導体リレ
ーAを小型化することができ、且つ、コストダウンを図
ることができる。
【0037】尚、上述の各実施形態では第1乃至第4の
絶縁ゲート型半導体スイッチとしてMOSFETを用い
ているが、絶縁ゲート型半導体スイッチをMOSFET
に限定する趣旨のものではなく、MOSFET以外のI
GBTなどの絶縁ゲート型半導体スイッチを用いても良
い。また、MOSFET7と抵抗6とで充放電回路8を
構成しているが、充放電回路8の回路構成を上記の構成
に限定する趣旨のものではなく、受光素子アレイ2から
の電気信号の入力時にMOSFET4,5のゲートに電
荷を蓄積すると共に、電気信号の入力停止時にゲートに
蓄積された電荷を放電させるような回路であれば、どの
ような構成の回路でも良い。
【0038】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、入力
信号に応じて光信号を発生する発光素子と、発光素子の
光信号を受けて電気信号を発生する受光素子と、受光素
子の一方の出力端が制御端子に接続され、前記電気信号
に応じて駆動される出力用の第1の絶縁ゲート型半導体
スイッチとを備え、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
の制御端子と受光素子の他方の出力端との間に、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧がしきい値
電圧を越えるとオンする第2の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチを設けて成ることを特徴とし、出力用の第1の絶縁
ゲート型半導体スイッチのオン時に、負荷短絡などが発
生して第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端子間
に過電流が流れ、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
出力端の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのし
きい値電圧を越えると、第2の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチがオン状態になって、第1の絶縁ゲート型半導体ス
イッチの制御端子に入力された電気信号を引き抜くの
で、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチをオフにして出
力端子間に過電流が流れるのを遮断し、第1の絶縁ゲー
ト型半導体スイッチが破損するのを防止できるという効
果があり、且つ、従来の半導体リレーのように、出力端
子間に過電流を検出するための電流検出用抵抗が設けら
れていないので、半導体リレーのオン抵抗が増加するこ
とはない。しかも、第2の絶縁ゲート型半導体スイッチ
は第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧に
より駆動されるので、受光素子の出力を大きくする必要
はなく、受光素子が大型化して、コストアップとなるの
を防止できるという効果がある。
【0039】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子と第
2の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間に、受光素子の
発生する電気信号に応じてオン/オフされる第3の絶縁
ゲート型半導体スイッチを設けたことを特徴とし、第3
の絶縁ゲート型半導体スイッチがオフになると、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子と第2の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチとの間が遮断されるので、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧が第2の絶
縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を越える場合
でも、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に
印加された電気信号が引き抜かれることはなく、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチをオンさせることができる
という効果がある。
【0040】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時を第1
の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時よりも遅くした
ことを特徴とし、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの
動作時は第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作時よ
りも遅いので、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチがオ
ン状態になるまでの間は、第1の絶縁ゲート型半導体ス
イッチの制御端子と第2の絶縁ゲート型半導体スイッチ
との間が遮断され、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
の出力端の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチの
しきい値電圧を越える場合でも、第1の絶縁ゲート型半
導体スイッチの制御端子に印加された電気信号が引き抜
かれることはなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
をオンさせることができ、その後、第3の絶縁ゲート型
半導体スイッチがオン状態になった時点で負荷短絡が発
生していなければ、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチ
の出力端の電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチの
しきい値電圧以下になり、第2の絶縁ゲート型半導体ス
イッチがオフになるので、第1の絶縁ゲート型半導体ス
イッチの制御端子に印加された電気信号が引き抜かれる
ことはなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチはオン
状態を維持することができ、負荷短絡が発生していれ
ば、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧
が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を
越えるので、第2及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッ
チを介して、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御
端子に印加された電気信号が引き抜かれ、第1の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチをオフさせ、出力端子間に過電流
が流れるのを遮断できるという効果がある。
【0041】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧
を、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧
よりも高い電圧に設定したことを特徴とし、第3の絶縁
ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧は第1の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチのしきい値電圧よりも高いので、
第1の絶縁ゲート型半導体スイッチよりも第3の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチを遅くオン動作させることがで
き、第3の絶縁ゲート型半導体スイッチがオン状態にな
るまでの間は、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制
御端子と第2の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間が遮
断され、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の
電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電
圧を越える場合でも、第1の絶縁ゲート型半導体スイッ
チの制御端子に印加された電気信号が引き抜かれること
はなく、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチをオンさせ
ることができ、その後、第3の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチがオン状態になった時点で負荷短絡が発生していな
ければ、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の
電圧が第2の絶縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電
圧以下になり、第2の絶縁ゲート型半導体スイッチがオ
フになるので、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制
御端子に印加された電気信号が引き抜かれることはな
く、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチはオン状態を維
持することができ、負荷短絡が発生していれば、第1の
絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端の電圧が第2の絶
縁ゲート型半導体スイッチのしきい値電圧を越えるの
で、第2及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッチを介し
て、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に印
加された電気信号が引き抜かれ、第1の絶縁ゲート型半
導体スイッチをオフさせ、出力端子間に過電流が流れる
のを遮断できるという効果がある。
【0042】請求項5の発明は、請求項2乃至4の発明
において、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端
子と第3の絶縁ゲート型半導体スイッチとの間に抵抗を
設け、受光素子の出力端と第1の絶縁ゲート型半導体ス
イッチの制御端子との間に出力端子間が接続され、抵抗
の両端間に所定電圧が発生するとオフする第4の絶縁ゲ
ート型半導体スイッチを設けたことを特徴とし、負荷短
絡などの発生時に第2及び第3の絶縁ゲート型半導体ス
イッチを介して、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
制御端子に印加された電気信号が引き抜かれると、抵抗
の両端間に所定電圧が発生し、この電圧によって第4の
絶縁ゲート型半導体スイッチがオフされるので、受光素
子の出力端子間が短絡されることはなく、受光素子から
第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの駆動電圧を供給で
きるという効果がある。第4の絶縁ゲート型半導体スイ
ッチが設けられていない場合、負荷短絡などの発生時に
第2及び第3の絶縁ゲート型半導体スイッチを介して第
1の絶縁ゲート型半導体スイッチの制御端子に印加され
た電気信号が引き抜くかれると、受光素子の出力端子間
が短絡されるため、この受光素子から第3の絶縁ゲート
型半導体スイッチに駆動電圧を供給することができず、
この受光素子とは別に第3の絶縁ゲート型半導体スイッ
チに駆動電圧を供給するための受光素子を設ける必要が
あるが、第4の絶縁ゲート型半導体スイッチを設けるこ
とにより、受光素子の出力端子間が短絡されるのを防止
しているので、別途受光素子を設ける必要が無く、1組
の発光素子と受光素子とで回路を構成することができ、
回路を小型化して、コストダウンを図ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の半導体リレーの回路図である。
【図2】実施形態2の半導体リレーの回路図である。
【図3】実施形態3の半導体リレーの回路図である。
【図4】従来の半導体リレーの回路図である。
【符号の説明】
A 半導体リレー 1 発光素子 2 受光素子アレイ 3 開閉部 4,5,9,10 MOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古本 憲輝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 砂田 卓也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5J050 AA33 AA38 BB21 CC01 DD03 DD08 EE17 EE27 FF04 FF10 5J055 AX34 AX36 AX38 AX52 BX48 CX07 DX22 DX28 EX07 EX23 EZ05 FX04 FX08 FX19 FX20 FX32 GX01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に応じて光信号を発生する発光素
    子と、発光素子の光信号を受けて電気信号を発生する受
    光素子と、受光素子の一方の出力端が制御端子に接続さ
    れ、前記電気信号に応じて駆動される出力用の第1の絶
    縁ゲート型半導体スイッチとを備え、第1の絶縁ゲート
    型半導体スイッチの制御端子と受光素子の他方の出力端
    との間に、第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの出力端
    の電圧がしきい値電圧を越えるとオンする第2の絶縁ゲ
    ート型半導体スイッチを設けて成ることを特徴とする半
    導体リレー。
  2. 【請求項2】前記第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
    制御端子と前記第2の絶縁ゲート型半導体スイッチとの
    間に、受光素子の発生する電気信号に応じてオン/オフ
    される第3の絶縁ゲート型半導体スイッチを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体リレー。
  3. 【請求項3】前記第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの
    動作時を前記第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの動作
    時よりも遅くしたことを特徴とする請求項2記載の半導
    体リレー。
  4. 【請求項4】前記第3の絶縁ゲート型半導体スイッチの
    しきい値電圧を、前記第1の絶縁ゲート型半導体スイッ
    チのしきい値電圧よりも高い電圧に設定したことを特徴
    とする請求項2記載の半導体リレー。
  5. 【請求項5】前記第1の絶縁ゲート型半導体スイッチの
    制御端子と前記第3の絶縁ゲート型半導体スイッチとの
    間に抵抗を設け、前記受光素子の出力端と前記第1の絶
    縁ゲート型半導体スイッチの制御端子との間に出力端子
    間が接続され、前記抵抗の両端間に所定電圧が発生する
    とオフする第4の絶縁ゲート型半導体スイッチを設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至4記載の半導体リレー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103017898A (zh) * 2011-09-21 2013-04-03 夏普株式会社 光传感器以及电子设备
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JP2020518822A (ja) * 2017-05-03 2020-06-25 クウォリタウ・インコーポレーテッドQualitau Incorporated 信号分配装置

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