JP2001119203A - 非接触型連続可変移相器 - Google Patents

非接触型連続可変移相器

Info

Publication number
JP2001119203A
JP2001119203A JP29682599A JP29682599A JP2001119203A JP 2001119203 A JP2001119203 A JP 2001119203A JP 29682599 A JP29682599 A JP 29682599A JP 29682599 A JP29682599 A JP 29682599A JP 2001119203 A JP2001119203 A JP 2001119203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
contact type
continuously variable
type continuously
phase shifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29682599A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kunimura
真 国村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
STACK DENSHI KK
Original Assignee
STACK DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by STACK DENSHI KK filed Critical STACK DENSHI KK
Priority to JP29682599A priority Critical patent/JP2001119203A/ja
Publication of JP2001119203A publication Critical patent/JP2001119203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移相の可変量を大にするには固定部導体と可
動部導体の長さを大にする必要があり、大きくなって実
用的でなくなる。 【解決手段】 3dBカップラーのコネクタ用端子はコネ
クタに接続され、コンデンサ用端子は非接触型連続可変
コンデンサに接続される。該コンデンサは固定部導体と
可動部導体を有する。該固定部導体は枠体に平行に架設
され、同心にかつ互いに空間を保って配置された内極部
と外極部を有する。該内極部は該コンデンサ用端子と導
結され、該外極部は接地され、該内極部と該外極部は所
定のインピーダンスをもつ電送線路として動作する。該
可動部導体は該固定部導体の該空間の一部を占める軸長
を有し、該空間の全長を移動自在に、かつ該内外の極部
との間に所定の静電容量を保って、該空間に没入してい
る。該可動部導体と該固定部導体の相対位置を変化させ
ることにより移相の可変量を変えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触型連続可変移
相器にかかり、携帯電話や自動車電話システムにおける
各基地局間の干渉波を少なくするため、電波の放射方向
を制御する装置に使用されるもので、殊に移相の可変量
を大きくとれるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】電波の放射方向を制御する場合に使用す
る移相器としては、移相量が連続的に可変でき、しかも
移相量の可変範囲が大きいことが必要である。従来の技
術としては、本件出願人が先に出願した特開平8−10
2601号発明がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、
可動部導体を固定部導体にその一端から出入させるよう
にしているので、移相の可変量の範囲を更に大きくしよ
うとして固定部導体の長さを大きくすると、可動部導体
の長さも大にする必要があり、両者の離別せんとする位
置における両者の全長の和は更に大きくなって、移相器
は実用的でない大きさになってしまう。
【0004】この大型化をやめると、固定部導体の長さ
が短くなり、図5に示すように可動部導体の位置の変化
に対する移相の変化量が非対称のカーブを描くので、両
極における移相の変化量が限られた位置の範囲内でしか
対称にならない。これに対し、図6のように移相の変化
量を直線的にできれば、両極は可動部導体がどの位置に
あっても対称となるので、移相器として大変好ましい。
【0005】本発明は可動部導体を固定部導体内に没入
させることにより、可動部導体の長さの制約を解決して
固定部導体の全長を長く取り、可動部導体をこの固定部
導体内で移動させることにより、移相の可変量を直線的
として移相器の信頼性を高めると共にその大型化を阻止
した移相器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる非接触型
連続可変移相器は、コネクタ用端子とコンデンサ用端子
をもつ3dBカップラーと、一対の非接触型連続可変コン
デンサを有している。該コネクタ用端子は入出力端子で
コネクタにそれぞれ接続され、該コンデンサ用端子が該
非接触型連続可変コンデンサにそれぞれ接続されてい
る。該各非接触型連続可変コンデンサは固定部導体と、
可動部導体を有している。該固定部導体は枠体に平行に
架設され、同心にかつ互いに空間を保って配置された内
極部と外極部を有している。該内極部は該コンデンサ用
端子と導結され、該外極部は接地され、該内極部と該外
極部は所定のインピーダンスをもつ電送線路として動作
するようになっている。該可動部導体は該固定部導体の
該空間の一部を占める軸長を有し、該空間の全長にわた
って同時に移動自在に、かつ該内外の極部との間に所定
の静電容量を保って、該空間に没入している。そして、
該可動部導体と該固定部導体の相対位置を変化させるこ
とにより移相の可変量を変えるようになっている。
【0007】この90゜ハイブリッド回路型の4個の端
子をもつ3dBカップラーに関し、ハイブリッド回路につ
いては、例えば社団法人通信学会が昭和58年8月15
日に発行した「通信用マイクロ波回路」の第58ー62
頁に、2.2.3 ハイブリッド回路(3dB方向性結合器)と
して図と共に説明されており、(a)ブランチライン
形、(b)1/4波長分布結合形、(c)ラットレース
形、(d)移相反転形ハイブリッドリング形が示されて
いる。
【0008】以下、段落番号[0009]から[001
4]までは、従来技術で挙げた特開平8−102601
号公報の段落番号[0018]〜[0023]で述べら
れた事項と同様で、本発明実施例の図1を参照する。
【0009】周知の通り、コネクタ用端子3に到達した
入力信号はハイブリッド回路(3dBカップラー)1によ
り分配され、非接触型連続可変コンデンサ2に印加され
る。二つの非接触型連続可変コンデンサ2の容量を等し
くすれば、当該コンデンサ2からの反射信号は全てコネ
クタ用端子3から出力信号として取出される。当該コン
デンサ2の固定部導体6の部分は、特性インピーダンス
1、長さL、波数β1の伝送線路とみなせる。更に固定
部導体6の一部の長さl2の部分に可動部導体7を挿入
すると、可動部導体の入った部分は特性インピーダンス
2、長さl2、波数β2の伝送線路とみなせる。固定部
導体6の残りの部分、つまり長さl1(l 1=L−l2
の部分は特性インピーダンスZ1、波数β1の伝送線路と
して残っている。
【0010】つまり、3dBカップラーの2個のコネクタ
用端子3,3にそれぞれ2個の伝送線路をつなげた状態
となり、可動部導体7を挿抜することにより、各線路の
長さl1、l2がl1+l2=Lの関係を保ちつつ変化する
ことになる。このようにすると、図1に示すように、3
dBカップラー1のコンデンサ用端子4,4に可変コンデ
ンサ2,2を接続したことと等価となる。
【0011】その容量Cは
【数1】 となる。ωは使用する信号の角周波数である。
【0012】従って、可動部導体7の挿抜により、3dB
カップラー1につながれた容量が変化して、コネクタ用
端子3,3間の入出力信号の移相を連続可変にすること
ができる。
【0013】通常の可変コンデンサでは固定部導体に対
し可動部導体を回転させて容量を変えているが、可動部
導体を電気回路に導結するために金属同志の回転摺動接
触子が不可欠である。
【0014】本発明の場合、可変コンデンサの固定部導
体の双方の極部も接点を有するが接触子ではなく、可動
部導体は完全に絶縁された状態で固定部導体の双方の極
部間に出入するだけで、接触子を有していない。この可
変コンデンサの一対を同時に出入させることにより、コ
ンデンサ容量が同時かつ電気的同曲線で連続的に変化
し、その変化分に対応して入力と出力の端子間の移相が
連続的に変化する。また最大容量値と最少容量値の比率
が大きく、移相器の出力端の移相の変化量も大となる。
【0015】しかしながら、この場合は可動部導体を固
定部導体にその一端から出入させるようにしているの
で、移相の可変量を直線的にしようとして固定部導体の
長さを大きくすると、可動部導体の長さも大にする必要
があり、両者の離別せんとする位置における両者の全長
の和は更に大きくなって、移相器は実用的でない大きさ
になってしまう。本発明は可動部導体を固定部導体内に
没入させ、この固定部導体内で移動させることにより、
移相器の大型化を阻止しつつしかも移相の可変量を直線
的にして入出力極における移相の変化量の対称性を確保
し、もって移相器としての実用性を高めている。
【0016】該コネクタ用端子はそれぞればね性中継端
子を介して該コネクタに接続されていてもよい。この場
合、コネクタ用端子とコネクタを接続する際に両者が多
少ねじれても、ばね性中継端子がそのねじれを吸収し、
接点同士のずれによる特性の劣化を防ぎ、IM対策上好
ましい。
【0017】該コンデンサ用端子はそれぞればね性中継
端子を介して該各非接触型連続可変コンデンサに接続さ
れていてもよい。この場合、コンデンサ用端子と可変コ
ンデンサを接続する際に両者が多少ねじれても、ばね性
中継端子がそのねじれを吸収し、接点同士のずれによる
特性の劣化を防ぎ、IM対策上好ましい。
【0018】該ばね性中継端子は細長い板片の両端部を
取付部として中間部にU字状の湾曲部を形成したもの
で、該取付部が半田付けに供されていてもよい。この場
合、互いに接続する極同士が軸線方向にずれ、又は軸線
上で互いにねじれても、ばね性中継端子がそのずれやね
じれを吸収し、接点同士のずれによる特性の劣化を防
ぎ、IM対策上好ましい。
【0019】該内極部は絶縁材を介して該枠体に支持さ
れ、その一端が該コンデンサ用端子と導結されていても
よい。この場合、内極部と枠体の短絡が絶縁材により防
止されてコンデンサ用端子と導結される。
【0020】該内極部は丸棒で、該外極部は円筒となっ
ており、該空間が円筒状となっていてもよい。この場
合、円筒状の空間の厚さ、即ち、丸棒と円筒間の寸法が
均一に取りやすく、インピーダンスを一定に保てる。双
方の非接触型連続可変コンデンサの容量は等しいので、
それらからの反射信号は全て出力端子から出力信号とし
て取出される。ここで両非接触型連続可変コンデンサの
容量を変えるとそのリアクタンスの変化に対応して入力
端子と出力端子間の移相が連続的に変化する。
【0021】該枠体は金属製で、該外極部が結合されて
接地回路に供されていてもよい。この場合、格別に接地
回路を用意する必要がない。接地回路の選択肢が拡る。
【0022】該可動部導体は金属筒で、該一対の極部と
はそれぞれ内部誘電体及び外部誘電体を介して密接に摺
嵌していてもよい。この場合、金属筒と円筒との短絡は
外部誘電体により防止されて所定のインピーダンスを確
保でき、また金属筒と丸棒との短絡は内部誘電体により
防止され所定のインピーダンスを確保できる。
【0023】該可動部導体は該枠体に設けた連続移動機
構に連繋されて該空間内を移動するようになっていても
よい。この場合、可動部導体の移動を連続的に行え、移
相の変化も連続的となる。
【0024】該連続移動機構は該枠体外で定位置回転の
つまみと該枠体内に架設されて該つまみに連動するねじ
桿で、該ねじ桿が絶縁体ブロックと螺合し、該絶縁体ブ
ロックは該円筒に設けたスリットを通して該可動部導体
と一体化されていてもよい。この場合、ねじ送りとなる
ので、可動部導体の微細な移動が可能となり、移相の変
化量の調整を微細に行える。
【0025】
【発明実施の形態】1はハイブリッド回路(3dBカップ
ラー)、2は一対の非接触型連続可変コンデンサであ
る。
【0026】ハイブリッド回路1は通常の型式のもの
で、コネクタ用端子3,3とコンデンサ用端子4,4を
備えている。コネクタ用端子3はコネクタ5との接続用
で入出力端子となっており、コンデンサ用端子4は非接
触型連続可変コンデンサー2との接続用となっている。
【0027】各非接触型連続可変コンデンサー2は固定
部導体6と可動部導体7を有している。各固定部導体6
は枠体8に平行に架設され、同心にかつ互いに空間9を
保って配置された内極部10と外極部11を有してい
る。この内極部10はコンデンサ用端子4,4と導結さ
れ、外極部11は接地され、内極部10と外極部11は
所定のインピーダンスをもつ電送線路として動作するよ
うになっている。
【0028】各可動部導体7は固定部導体6の空間9の
一部を占める軸長を有し、空間9の全長にわたって同時
に移動自在に、かつ内外の極部10,11との間に所定
の静電容量を保って、空間9に没入している。そして、
各可動部導体7と固定部導体6の相対位置を変化させる
ことにより移相の可変量を変えるようになっている。
【0029】可動部導体7の長さは固定部導体6の長さ
に比べて十分短く、固定部導体6自身の絶対長さも長い
ので、可動部導体7の位置の変化に対する移相の変化量
は、先行技術の場合の図5が曲線状となっているのに対
し、本発明の場合は図6で分かるとおり、ほぼ直線的と
なる。従って、可動部導体7の固定部導体6に対する移
動のある位置におけるコネクタ用端子3,3間での移相
の変化量は等しくなり、実用的な移相器となる
【0030】コネクタ用端子3,3はそれぞればね性中
継端子12を介してコネクタ5,5に接続されている。
こうすると、コネクタ用端子3,3とコネクタ5,5を
接続する際に両者が多少ねじれても、ばね性中継端子1
2がそのねじれを吸収し、接点同士のずれによる特性の
劣化を防ぎ、IM対策上好ましい。
【0031】コンデンサ用端子4,4はそれぞればね性
中継端子12を介して各非接触型連続可変コンデンサ
2,2に接続されている。こうすると、コンデンサ用端
子4,4と可変コンデンサ2,2を接続する際に両者が
多少ねじれても、ばね性中継端子12がそのねじれを吸
収し、接点同士のずれによる特性の劣化を防ぎ、IM対
策上好ましい。
【0032】ばね性中継端子12は細長い板片の両端部
を取付部13,13として中間部にU字状の湾曲部14
を形成したもので、取付部13,13が半田付けに供さ
れている。こうすると、互いに接続する極同士が軸線方
向にずれ、又は軸線上で互いにねじれても、ばね性中継
端子12がそのずれやねじれを吸収し、接点同士のずれ
による特性の劣化を防ぎ、IM対策上好ましい。
【0033】なお、以上の三つの例の場合、ばね性中継
端子12に並列に補正用コンデンサ15を設けてもよ
い。
【0034】内極部10は絶縁材21を介して枠体8に
支持され、その一端がコネクタ用端子3と導結されてい
ている。こうすると、内極部10と枠体8の短絡が絶縁
材21により防止されてコネクタ用端子3と導結され
る。
【0035】内極部10は丸棒31で、外極部11は円
筒32となっており、空間9が円筒状となっていてい
る。こうすると、円筒状の空間9の厚さ、即ち、丸棒3
1と円筒32間の寸法が均一に取りやすく、インピーダ
ンスを一定に保てる。双方の非接触型連続可変コンデン
サー2の容量は等しいので、それらからの反射信号は全
て出力端子から出力信号として取出される。ここで両非
接触型連続可変コンデンサー2の容量を変えるとそのリ
アクタンスの変化に対応して入出力端子3,3間の移相
が連続的に変化する。同心配置された部分は一種の同軸
線となっており、インピーダンス50Ωは75Ωの伝送
線路となっている。インピーダンスの数値は、特に理由
がある場合は他の数値に設計してもよい。
【0036】枠体8は金属製で、外極部11が結合され
て接地回路に供されていている。こうすると、格別に接
地回路を用意する必要がない。接地回路の選択肢が拡
る。
【0037】可動部導体7は金属筒41で、丸棒31と
は内部誘電体42を介して、また円筒32に対しては外
部誘電体43を介して、それぞれ密接に摺嵌している。
こうすると、金属筒41と円筒32との短絡は外部誘電
体43により防止されて所定のインピーダンスを確保で
き、また金属筒41と丸棒31との短絡は内部誘電体4
2により防止されて所定のインピーダンスを確保でき
る。
【0038】可動部導体7は枠体8に設けた連続移動機
構51に連繋されて空間9内を移動するようになってい
る。こうすると、可動部導体7の移動を連続的に行え、
移相の変化も連続的となる。
【0039】連続移動機構51は枠体8外で定位置回転
のつまみ52と枠体8内に架設されてこのつまみ52に
連動するねじ桿53で、このねじ桿53が絶縁体ブロッ
ク54と螺合し、この絶縁体ブロック54は円筒32に
設けたスリット55を通して可動部導体7と連繋されて
いる。こうすると、ねじ送りとなるので、可動部導体7
の微細な移動が可能となり、移相の変化量の調整を微細
に行える。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、可動部導体を固定部導
体内に没入させ、この固定部導体内で移動させるように
したので、移相器の大型化を阻止しつつしかも移相の可
変量を直線的にして入出力極における移相の変化量の対
称性を確保でき、移相器としての実用性を高められる。
【0041】請求項2によれば、コネクタ用端子とコネ
クタを接続する際に両者が多少ねじれても、ばね性中継
端子によりそのねじれを吸収して接点同士のずれによる
特性の劣化を防げるので、IM対策上好ましい。
【0042】請求項3によれば、コンデンサ用端子と可
変コンデンサを接続する際に両者が多少ねじれても、ば
ね性中継端子によりそのねじれを吸収して接点同士のず
れによる特性の劣化を防げるので、IM対策上好まし
い。
【0043】請求項4によれば、互いに接続する極同士
が軸線方向にずれ、又は軸線上で互いにねじれても、ば
ね性中継端子によりそのずれやねじれを吸収して接点同
士のずれによる特性の劣化を防げるので、IM対策上好
ましい。
【0044】請求項5によれば、内極部と枠体の短絡を
絶縁材により防止して出入力端子と導結できる。
【0045】請求項6によれば、円筒状の空間の厚さ、
即ち、丸棒と円筒間の寸法が均一に取りやすく、インピ
ーダンスを一定に保てる。
【0046】請求項7によれば、格別に接地回路を用意
する必要がないので、接地回路の選択肢を拡げることが
できる。
【0047】請求項8によれば金属筒と円筒との短絡は
外部誘電体により防止できて所定のインピーダンスを確
保でき、また金属筒と丸棒との短絡は内部誘電体により
防止して所定のインピーダンスを確保できる。
【0048】請求項9によれば、可動部導体の移動を連
続的に行え、移相の変化も連続的にできる。
【0049】請求項10によれば、つまみの回転により
容量の微量かつ精確な調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる非接触型連続可変移相器の具体
例を示す回路図である。
【図2】同非接触型連続可変移相器の具体例を示す一部
の切断平面図である。
【図3】ばね性中継端子の斜面図である。
【図4】非接触型連続可変移相器の一部を切断した分解
斜面図である。
【図5】可動部導体の固定部導体に対する位置と移相の
可変量の関係を示すグラフで、固定部導体の長さが短い
場合である。
【図6】同じく固定部導体の長さが長い場合である。
【符号の説明】
1 3dBカップラー(ハイブリッド回路) 2 非接触型連続可変コンデンサー 3 コネクタ用端子 4 コンデンサ用端子 5 コネクタ 6 固定部導体 7 可動部導体 8 枠体 9 空間 10 内極部 11 外極部 12 ばね性中継端子 13 取付部 14 湾曲部 21 絶縁材 31 丸棒 32 円筒 41 金属筒 42 内部誘電体 43 外部誘電体 51 連続移動機構 52 つまみ 53 ねじ桿 54 絶縁体ブロック 55 スリット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ用端子(3,3)とコンデンサ用端
    子(4,4)をもつ3dBカップラー(1)と、一対の非接触型連
    続可変コンデンサ(2,2)を有し、該コネクタ用端子(3,3)
    は入出力端子でコネクタ(5,5)にそれぞれ接続され、該
    コンデンサ用端子(4,4)が該非接触型連続可変コンデン
    サ(2,2)にそれぞれ接続されており、 該各非接触型連続可変コンデンサ(2)は固定部導体(6)
    と、可動部導体(7)を有し、 該固定部導体(6)は枠体(8)に平行に架設され、同心にか
    つ互いに空間(9)を保って配置された内極部(10)と外極
    部(11)を有し、 該内極部(10)は該コンデンサ用端子(4,4)と導結され、
    該外極部(11)は接地され、該内極部(10)と該外極部(11)
    は所定のインピーダンスをもつ電送線路として動作する
    ようになっており、 該可動部導体(7)は該固定部導体(6)の該空間(9)の一部
    を占める軸長を有し、該空間(9)の全長にわたって同時
    に移動自在に、かつ該内外の極部(10,11)との間に所定
    の静電容量を保って、該空間(9)に没入しており、 該可動部導体(7)と該固定部導体(6)の相対位置を変化さ
    せることにより移相の可変量を変えるようになっている
    ことを特徴とする非接触型連続可変移相器。
  2. 【請求項2】 該コネクタ用端子(3,3)はそれぞればね
    性中継端子(12)を介して該コネクタ(5)に接続されてい
    る請求項1に記載の非接触型連続可変移相器。
  3. 【請求項3】 該コンデンサ用端子(4,4)はそれぞれば
    ね性中継端子(12)を介して該各非接触型連続可変コンデ
    ンサ(2)に接続されている請求項1又は2に記載の非接
    触型連続可変移相器。
  4. 【請求項4】 該ばね性中継端子(12)は細長い板片の両
    端部を取付部(13)として中間部にU字状の湾曲部(14)を
    形成したもので、該取付部(13)が半田付けに供されてい
    る請求項2又は3に記載の非接触型連続可変移相器。
  5. 【請求項5】 該内極部(10)は絶縁材(21)を介して該枠
    体(8)に支持され、その一端が該コンデンサ用端子(4)と
    導結されている請求項1から4の一つに記載の非接触型
    連続可変移相器。
  6. 【請求項6】 該内極部(10)は丸棒(31)で、該外極部(1
    1)は円筒(32)となっており、該空間(9)が円筒状となっ
    ている請求項1から5の一つに記載の非接触型連続可変
    移相器。
  7. 【請求項7】 該枠体(8)は金属製で、該外極部(11)が
    結合されて接地回路に供されている請求項1又は5に記
    載の非接触型連続可変移相器。
  8. 【請求項8】 該可動部導体(7)は金属筒(41)で、該丸
    棒(31)や円筒(32)とはそれぞれ内部誘電体(42)及び外部
    誘電体(43)を介して密接に摺嵌している請求項1から7
    の一つに記載の非接触型連続可変移相器。
  9. 【請求項9】 該可動部導体(7)は該枠体(8)に設けた連
    続移動機構(51)に連繋されて該空間(9)内を移動するよ
    うになっている請求項1から8の一つに記載の非接触型
    連続可変移相器。
  10. 【請求項10】 該連続移動機構(51)は該枠体(8)外で
    定位置回転のつまみ(52)と該枠体(8)内に架設されて該
    つまみ(52)に連動するねじ桿(53)で、該ねじ桿(53)が絶
    縁体ブロック(54)と螺合し、該絶縁体ブロック(54)は該
    円筒(32)に設けたスリット(55)を通して該可動部導体
    (7)と連繋されている請求項9に記載の非接触型連続可
    変移相器。
JP29682599A 1999-10-19 1999-10-19 非接触型連続可変移相器 Pending JP2001119203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29682599A JP2001119203A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 非接触型連続可変移相器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29682599A JP2001119203A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 非接触型連続可変移相器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001119203A true JP2001119203A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17838655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29682599A Pending JP2001119203A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 非接触型連続可変移相器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001119203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106711608A (zh) * 2016-11-29 2017-05-24 广东通宇通讯股份有限公司 天线传动装置及其调节旋纽

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106711608A (zh) * 2016-11-29 2017-05-24 广东通宇通讯股份有限公司 天线传动装置及其调节旋纽
CN106711608B (zh) * 2016-11-29 2023-05-12 广东通宇通讯股份有限公司 天线传动装置及其调节旋纽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6054966A (en) Antenna operating in two frequency ranges
AU680065B2 (en) Antenna arrangement for a wireless communication device
US6052090A (en) Multi-band antenna
CN105390820B (zh) 用于天线系统的馈送网络
EP0772255B1 (en) Multiband antenna with a distributed-constant dielectric resonant circuit, and multiband portable radio apparatus comprising such an antenna
US6064346A (en) Antenna assembly
GB2305782A (en) Antenna assembly for a wireless communication device
JPH0590828A (ja) アンテナ装置
CN113287226B (zh) 传输线路及移相器
JP2502426B2 (ja) 広帯域極超短波用アンテナ
KR20020019616A (ko) 임피던스 정합 회로 및 안테나 장치
US4119931A (en) Transmission line switch
JP2001119203A (ja) 非接触型連続可変移相器
US3900806A (en) Group-delay equalizer using a meander folded transmission line
CN115863942A (zh) 一种恒定带宽的双通带独立可调带通滤波器
US6201502B1 (en) Antenna device and communication apparatus including the same
JP3145585B2 (ja) 非接触型連続可変移相器
JPH05136627A (ja) 移動体用アンテナ
CN114374079A (zh) 天线结构以及天线系统
EP0801434A1 (en) Antenna
AU712921B2 (en) Field effect transistor amplifier
EP1790158B1 (en) Hybrid coupler and uhf television channel mixer comprising such a hybrid coupler
EP0829914B1 (en) Filtering arrangement with impedance step resonators
JP3095676B2 (ja) 非接触形結合回路
JP3201696B2 (ja) 非接触ロータリージョイント