JP2001118694A - 放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2001118694A
JP2001118694A JP37379299A JP37379299A JP2001118694A JP 2001118694 A JP2001118694 A JP 2001118694A JP 37379299 A JP37379299 A JP 37379299A JP 37379299 A JP37379299 A JP 37379299A JP 2001118694 A JP2001118694 A JP 2001118694A
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voltage
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lighting device
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Masahiko Kamata
征彦 鎌田
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Hideo Kozuka
日出夫 小塚
Hajime Osaki
肇 大崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハーフブリッジ形インバータのゲートドライブ
回路を簡素化して、コストダウンを図る。 【解決手段】直流電源RD間に直列的に接続された第1、
第2のスイッチング手段Q1,Q2の交互スイッチングに
より発生した高周波交流により作動する少なくとも限流
インダクタL2、並びに放電ランプDL及び共振コンデン
サC4の並列回路を直列的に含む負荷回路LCを備える点
灯回路において、限流インダクタL2に磁気結合した帰
還手段s及び帰還手段sに生じた帰還電圧に共振するL
C直列共振回路SRCを含む第1のゲートドライブ回路GDC
1、並びにLC直列共振回路SRCの共振電圧を極性反転
する電磁誘導手段EMIの2次巻線wsを含み、2次巻線
wsに誘起された電圧に基づいて第2のスイッチング手
段Q2をオン制御する第2のゲートドライブ回路GDC2を
設け、第1のスイッチング手段Q1及び第2のスイッチ
ング手段Q2をドライブする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーフブリッジ形
インバータを備えた放電ランプ点灯装置およびこれを用
いた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハーフブリッジ形インバータを備えた放
電ランプ点灯装置において、負荷回路の限流インダクタ
に磁気結合した巻線に生じる帰還電圧に基づいてハーフ
ブリッジ形インバータの第1および第2のスイッチング
手段を交互にオン、オフするためのゲートドライブ電圧
を得るようにした自励発振形の構成が特開平9−190
891号公報に開示されている。
【0003】すなわち、上記従来技術の図1には、少な
くとも1つのインダクタンスL2および少なくとも1つ
のコンデンサC7、C8、C9を有する負荷回路と、2
つのスイッチング素子T1、T2を有するハーフブリッ
ジ装置として形成することのできるインバータと、スイ
ッチング素子を駆動するための駆動回路ASとを備えた
ランプの点灯回路装置であって、駆動回路ASは、それ
ぞれのスイッチング素子T1、T2ごとに設けられた2
つの回路部分AS1、AS2を含み、回路部分AS1
は、補助巻線HW1および並列振動回路L3、C3を備
えており、回路部分AS2は、補助巻線HW2および並
列振動回路L4、C4を備えており、各補助巻線HW
1、HW2は負荷回路のインダクタンスL2に磁気結合
している回路構成が開示されている。(従来技術1) また、上記文献の図3には、少なくとも1つのインダク
タンスL2および少なくとも1つのコンデンサC7、C
8、C9を有する負荷回路と、2つのスイッチング素子
T1、T2を有するハーフブリッジ装置として形成する
ことのできるインバータと、スイッチング素子を駆動す
るための駆動回路ASとを備えたランプの点灯回路装置
であって、駆動回路ASは、負荷回路のインダクタンス
L2に磁気結合した補助巻線HW1、補助巻線HW1に
誘起された帰還電圧に共振して駆動信号を形成する並列
振動回路L3、C3、ならびに駆動信号を他方のスイッ
チング素子T2に反転して供給する変成器TRを備えて
いる回路構成が記載されている。(従来技術2) さらに、特開平10−162983号公報には、共振イ
ンダクタLおよび共振静電容量Cを含む共振負荷回
路16と、相補形の2つのスイッチQ1、Q2を備えた
ハーフブリッジ形インバータのゲート駆動回路30を、
共振負荷回路16の共振インダクタLに相互結合した
駆動インダクタLと、駆動インダクタLに直列接続
された第2のインダクタ32と、相補形スイッチQ1、
Q2のゲート電圧をクランプして制限する双方向電圧ク
ランプ36とを含んで構成したことにより、単一のゲー
ト駆動回路30を相補形スイッチQ1、Q2に対して共
通に作用させる回路構成が記載されている。(従来技術
3)
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術1
は、スイッチング素子ごとに駆動回路ASの回路部分A
S1、AS2を設けるので、回路部品点数が増加する。
特に相対的に大きくて、コストが高い巻線部品が多くな
り、放電ランプ点灯装置、さらにはこれを組み込んだ照
明装置の小形化、低コスト化のためには不利である。
【0004】また、各回路部分AS1、AS2の共振周
波数をある程度一致させる必要があるため、部品管理お
よびコスト的に不利である。
【0005】次に、従来技術2は、並列振動回路L3、
C3を用いる必要がある。
【0006】さらに、従来技術3は、相補形スイッチを
用いることにより、ゲート駆動回路を1つにできるの
で、回路構成が簡単になるが、一般にPチャンネル形M
OSFETは、Nチャンネル形MOSFETより高価で
あるとともに、製品ラインアップが少なく、所望の定格
を備えた素子を得にくいという問題がある。
【0007】放電ランプ点灯装置を電球形蛍光ランプの
ように小形化および価格低減が激しく推進されている照
明装置に組み込むような場合には、少しでも回路部品点
数を少なくできるならば、照明装置の小形化およびコス
トダウンに対する貢献は甚だ大きいのである。
【0008】本発明は、ハーフブリッジ形インバータの
ゲートドライブ回路を並列共振回路を用いないで簡素化
して小形化、コストダウンを図った放電ランプ点灯装置
およびこれを用いた照明装置を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明は、ハーフブリッジ形インバ
ータの一対のスイッチング手段の同時オンや過大ドライ
ブによるスイッチング手段の破壊を防止するように配慮
された放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置
を提供することを他の目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電ラ
ンプ点灯装置は、直流電源と;直流電源間に直列的に接
続された第1のスイッチング手段および第2のスイッチ
ング手段と; 限流インダクタ、ならびに放電ランプお
よび共振コンデンサの並列回路を直列的に含み、第1お
よび第2のスイッチング手段の交互スイッチングにより
発生した交流により作動する負荷回路と;限流インダク
タに磁気結合した帰還手段、帰還手段に生じた帰還電圧
に共振するLC直列共振回路を含み、LC直列共振回路
の共振電圧に基づいて第1のスイッチング手段をオン制
御する第1のドライブ回路と;第1のドライブ回路のL
C直列共振回路の共振電圧を極性反転する電磁誘導手段
の2次巻線を含み、2次巻線に誘起された電圧に基づい
て第2のスイッチング手段をオン制御する第2のドライ
ブ回路と;を具備していることを特徴としている。
【0011】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0012】<直流電源について>直流電源は、交流を
整流した整流化直流電源およびバッテリー電源のいずれ
でもよい。整流化直流電源の場合、平滑化手段を備えて
いることが望ましい。平滑化手段としては、平滑コンデ
ンサを整流回路の直流出力端間に接続した構成や、後述
する第1および第2のスイッチング手段を利用して作動
するアクティブフィルタたとえば部分平滑回路を用いて
もよい。
【0013】<第1および第2のスイッチング手段につ
いて>第1および第2のスイッチング手段は、同一極性
のスイッチング手段を用いるが、MOSFETなどの電
圧制御形のスイッチング手段またはバイポーラ形トラン
ジスタなどの電流制御形のスイッチング手段を用いるこ
とができる。
【0014】FETは、電圧制御形のスイッチング手段
であるため、制御が容易である。また、MOSFET
は、安全動作領域による制約の少ない電力用のスイッチ
ング手段として効果的である。さらに、エンハンスメン
ト形MOSFETは、電源投入時の処理が容易で電力用
のスイッチング手段として好適である。さらにまた、N
チャンネル形MOSFETが現状では商品ラインアップ
が豊富であるから、有利である。しかし、要すれば、P
チャンネル形MOSFETを用いることができる。
【0015】ところで、スイッチング手段は、ドライブ
端子を備え、ドライブ端子に所定の極性のドライブ信号
が供給されたときにドライブすなわちオンされる。エン
ハンスメント形MOSFETにおいては、ドライブ端子
であるところのゲートと、ソースとの間にドライブ信号
であるところのゲート電圧が印加されたときに、チャン
ネルが形成されてオン状態になる。したがって、ゲート
電圧が印加されない状態ではオフ状態を維持する。
【0016】「第1および第2のスイッチング手段を直
流電源間に直列的に接続する」とは、直流電源から見て
第1および第2のスイッチング手段が直列接続関係にあ
ることをいい、第1および第2のスイッチング手段と直
流電源との間に他の回路部品たとえば抵抗などが介在し
ていてもよい。また、第1および第2のスイッチング手
段の間に回路部品が介在していてもよい。
【0017】<負荷回路について>負荷回路は、少なく
とも限流インダクタ、ならびに放電ランプおよび共振コ
ンデンサの並列回路を直列的に含む。そして、第1およ
び第2のスイッチング手段の交互スイッチングによって
発生する交流により作動する。
【0018】限流インダクタおよび共振コンデンサは、
第1および第2のスイッチング手段の交互スイッチング
によって発生した交流に共振する。
【0019】また、限流インダクタは、負荷の放電ラン
プの負特性を補償する。
【0020】放電ランプが蛍光ランプのような低圧放電
ランプであって、フィラメント電極を用いているととも
に、フィラメント電極を熱陰極として放電ランプを始動
する場合、フィラメント電極を始動時に加熱する方法に
は、以下に示す2とおりがある。
【0021】その1は、始動時に少なくとも一方のフィ
ラメント電極を介して放電ランプと並列的に共振用コン
デンサを接続することである。そうすれば、始動時に限
流インダクタおよび共振用コンデンサを介して電流が電
極のフィラメントに流れるので、フィラメントが加熱さ
れる。これと同時に限流用インダクタと共振用コンデン
サとが適度に直列共振して、共振用コンデンサの端子電
圧が高くなるので、放電ランプの始動が促進される。
【0022】その2は、フィラメント加熱用トランスを
用いてフィラメント電極を加熱することである。フィラ
メント加熱トランスは、限流用インダクタと別に設けて
もよいが、要すればフィラメント加熱巻線を限流用イン
ダクタに磁気結合させることができる。そうすれば、回
路部品点数の増加を抑制できる。
【0023】さらに、放電ランプを予熱しないで一対の
電極間に高電圧を印加して始動するインスタントスター
トを行うように構成してもよい。
【0024】<第1のドライブ回路について>第1のド
ライブ回路は、限流インダクタに磁気結合した帰還手段
およびLC直列共振回路を含み、第1のスイッチング手
段をオン制御すなわちドライブする。したがって、オン
制御とは、ドライブ信号をスイッチング手段のドライブ
端子に供給してオンさせることを意味する。
【0025】帰還手段は、巻線からなり、限流インダク
タに磁気結合して負荷回路に流れる交流電流を第1のド
ライブ回路へ帰還する。
【0026】LC直列共振回路は、インダクタおよびコ
ンデンサの直列回路からなり、帰還手段に生じた帰還電
圧に直列共振して、コンデンサの両端間に第1のスイッ
チング手段のドライブ信号を形成する。
【0027】上記インダクタは、なるべく小形化するた
めに、空隙を備えたコアを用いるか、または空心にする
のがよい。これにより、インダクタは小形でも磁気飽和
しにくくなる。
【0028】上記コンデンサは、高周波インダクタと直
列共振して、その両端間の共振電圧が第1のスイッチン
グ手段のドライブ端子に供給される。スイッチング手段
としてMOSFETを用いる場合、そのゲート・ソース
間に現れるゲート容量を利用して直列共振回路のコンデ
ンサとすることができる。この場合、見かけ上は第1の
スイッチング手段のゲートと帰還手段との間には、イン
ダクタのみが直列に接続されているように見える。
【0029】また、LC直列共振回路の共振電圧を極性
反転して第2のドライブ回路に供給するために、電磁誘
導手段の1次巻線をLC直列共振回路のコンデンサに並
列接続することができる。しかし、LC直列共振回路の
インダクタを電磁誘導手段の1次巻線として用いること
により、巻線部品を低減させることができる。
【0030】ドライブ信号を所定の値の電圧に規制する
ために、要すれば電圧クランプ回路をドライブ保護回路
として用いることができる。ドライブ保護回路は、第1
および第2のスイッチング手段のドライブ端子に過大な
電圧が印加されるのを防止するもので、その具体的な回
路構成はどのようなものでもよい。
【0031】たとえば、少なくとも2つ以上のツェナー
ダイオードを逆極性に直列接続してドライブ保護回路を
構成することができる。このドライブ保護回路にLC直
列共振回路のコンデンサが並列接続するとともに、電磁
誘導手段の1次巻線がコンデンサに並列接続することに
より、正負両極性の共振電圧に対して保護作用を行わせ
ることができる。第2のスイッチング手段に対してもド
ライブ保護作用があるのは、第2のドライブ回路の2次
巻線に対しても、クランプされた電圧が磁気結合により
誘起されるからである。
【0032】また、ゲート保護回路は、定電圧素子であ
ればツェナーダイオードでなくても同様な種々の回路構
成により構成することができる。
【0033】さらに、用いる定電圧素子の数は、その定
電圧とドライブ電圧関係により決めればよい。
【0034】そうして、ドライブ端子に対して過電圧に
なる電圧分は、ドライブ保護回路によって短絡されて吸
収されるから、第1および第2のスイッチング手段の各
ドライブ端子には適正な値の電圧しか印加されない。過
電圧がスイッチング手段に印加されると、スイッチング
手段の破壊の原因になるので、ドライブ保護手段を付加
するのが好ましい。
【0035】また、LC直列共振回路と第1のスイッチ
ング手段のドライブ端子との間に容量の比較的大きなコ
ンデンサを介在させることができる。
【0036】<第2のドライブ回路について>第2のド
ライブ回路は、第1のドライブ回路のLC直列共振回路
の共振電圧を極性反転する電磁誘導手段の2次巻線を含
み、第2のスイッチング手段をオン制御すなわちドライ
ブする。すなわち、第1のドライブ回路のLC直列共振
回路のコンデンサの端子電圧の極性が第1のスイッチン
グ手段がオンする方向の極性のときに、第2のドライブ
回路の電磁誘導手段に誘起される電圧は、第2のスイッ
チング手段がオフする方向の極性になるように予め関係
付けられている。これにより、第1および第2のスイッ
チング手段が交互にオン、オフ制御される。
【0037】電磁誘導手段は、第1のスイッチング手段
のドライブ端子に供給されるドライブ信号と第2のスイ
ッチング手段のドライブ端子に供給されるドライブ信号
とが互いに逆極性になるのであれば、どのような構成で
あってもよい。したがって、電磁誘導手段は、前記した
ようにLC直列共振回路のコンデンサの端子電圧に応動
するようにしてもよいし、インダクタに応動するように
してもよい。
【0038】<その他の構成について>ハーフブリッジ
形インバータを起動するために、適当な起動回路を付設
することができる。たとえば、抵抗器を主体とする直流
電源電圧の分圧回路を構成して、第1のスイッチング手
段の制御端に直流電源電圧を分圧して所定のドライブ電
圧が印加されるようにすればよい。また、時定数回路お
よびトリガー素子を主体とする回路により、第1のスイ
ッチング手段の制御端に直流電源から所定のドライブ電
圧が印加されるようにしてもよい。
【0039】直流電源として整流化直流電源を用いる場
合、低周波交流電源に第1および第2のスイッチング手
段のスイッチングによる高周波ノイズが流出しないよう
にノイズフィルタを低周波交流電源と整流回路の交流入
力端との間に挿入することができる。
【0040】<本発明の作用について>本発明において
は、第1および第2のスイッチング手段の交互スイッチ
ングによって負荷回路に流れる高周波ハーフブリッジ形
インバータが構成され、負荷である放電ランプがその高
周波交流により付勢されるとともに、限流インダクタに
よる負特性が補償されて安定に点灯する。そして、負荷
回路に流れる高周波交流が限流インダクタに磁気結合し
た第1のドライブ回路の帰還手段により第1のドライブ
回路に帰還される。
【0041】第1のドライブ回路に帰還電圧が生じる
と、これにLC直列共振回路が共振し、またLC直列共
振回路を構成するコンデンサの両端に現れる共振電圧が
印加されるように第1のスイッチング手段のドライブ端
子に接続されているので、直列共振電圧が第1のスイッ
チング手段のドライブ端子に対して所定の極性のとき
に、ドライブが行われて第1のスイッチング手段はオン
する。このとき、第2のドライブ回路の電磁誘導手段の
2次巻線にも電圧が誘起されるが、その誘起電圧は上記
とは逆極性なので、第2のドライブ回路から第2のスイ
ッチング手段のドライブ端子に供給されるドライブ信号
では、第2のスイッチング手段はドライブされないで、
オフ状態を維持する。
【0042】次に、LC直列共振回路の直列共振電圧の
極性が反転すると、第1のスイッチング手段のドライブ
端子に供給されるドライブ信号は逆極性になるので、第
1のスイッチング手段はオフする。
【0043】これに対して、第2のドライブ回路の電磁
誘導手段の2次巻線に誘起される電圧は、第1のスイッ
チング手段のドライブ端子に供給されるドライブ信号に
対して逆極性になっているから、第2のスイッチング手
段のドライブ端子に印加されると、第2のスイッチング
手段はドライブされてオンする。
【0044】以後、第1および第2のスイッチング手段
は、以上の動作を交互に繰り返すので、負荷回路に高周
波交流が流れる。すなわち、本発明のハーフブリッジ形
インバータは、帰還手段、LC直列共振回路および電磁
誘導手段を介した自励発振によってインバータ動作を行
う。
【0045】請求項2の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1記載の放電ランプ点灯装置において、電磁誘導
手段は、LC直列共振回路のコンデンサに並列接続され
た1次巻線および1次巻線に磁気結合するとともに第2
のドライブ回路に誘起電圧を供給する2次巻線を備えた
変圧器によって構成されていることを特徴としている。
【0046】本発明においては、第2のドライブ回路に
第1のドライブ回路のゲートドライブ信号と逆極性のド
ライブ信号を得るために、LC直列共振回路と別に電磁
誘導手段を配設する。
【0047】そうして、本発明においては、LC直列共
振回路のコンデンサに並列に電磁誘導手段の1次巻線を
接続しているので、設計の自由度があるとともに、小形
化を図ることができる。
【0048】請求項3の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1記載の放電ランプ点灯装置において、電磁誘導
手段は、LC直列共振回路のインダクタを1次巻線とし
てこれに磁気結合するとともに第2のドライブ回路に誘
起電圧を供給する2次巻線を備えた変流器によって構成
されていることを特徴としている。
【0049】本発明においては、第2のドライブ回路に
第1のドライブ回路のドライブ信号と逆極性のドライブ
信号を得るために、LC直列共振回路のインダクタを電
磁誘導手段の1次巻線として兼用している。
【0050】そのため、巻線部品が少なくて済む。
【0051】ただし、ドライブ保護回路を用いる場合
は、各スイッチング手段ごとにドライブ保護回路を配設
する必要がある。
【0052】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、第1および第2のスイッチング手段は、エ
ンハンスメント形のMOSFETからなり;LC直列共
振回路は、そのコンデンサが第1のスイッチング手段の
入力容量により構成されている;ことを特徴としてい
る。
【0053】前記のように第1のスイッチング手段の入
力容量を利用してLC直列共振回路を構成しているの
で、回路部品がその分少なくなる。
【0054】請求項5の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項2ないし4のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、電磁誘導手段は、LC直列共振回路の共振
電圧が印加される1次巻線、および1次巻線に磁気結合
し1次巻線の電圧より低い電圧を誘起して第2のドライ
ブ回路に印加する2次巻線を備えた変圧器によって構成
されていることを特徴としている。
【0055】本発明は、第1および第2のスイッチング
手段が確実に、かつ安定して交互にオンするように改良
したドライブ回路を規定している。また、第2のスイッ
チング手段の制御端子に過電圧が印加されないように改
良したドライブ回路を規定している。
【0056】すなわち、スイッチング手段に入力容量が
存在すると、電磁誘導手段の1次側では波形が整ってい
たとしても、2次側では入力容量と漏れインダクタンス
とが共振して、2次側に誘起される電圧に遅れを生じた
り、リギング波形が重畳する。このため、誘起電圧の遅
れによって第1および第2のスイッチング手段が同時に
オンしてスイッチング手段が破壊する事態を生じる虞が
ある。また、リギング波形が重畳すると、第2のスイッ
チング手段のドライブ端子に過電圧が印加されてスイッ
チング手段が破壊する虞がある。
【0057】図5は、電磁誘導手段の2次インダクタン
スの大きさと2次電圧の遅れ時間との関係を回路シミュ
レーションにより求めた結果を示すグラフである。
【0058】図において、横軸は2次インダクタンス
を、縦軸は遅れ時間を、それぞれ示す。
【0059】図から理解できるように、2次インダクタ
ンスの大きさに対して比例的に遅れ時間が大きくなる。
したがって、2次インダクタンスを小さくした結果、漏
れインダクタンスが小さくすることにより、遅れ時間を
短縮できる。
【0060】一方、電磁誘導手段の1次インダクタンス
は、直列共振回路のインダクタンスより大きい方が第1
のゲートドライブ回路への影響が少なくなる。したがっ
て、ある程度大きな1次インダクタンスになる。これに
対して、直列共振回路のインダクタンスを小さくすれ
ば、それに見合って電磁誘導手段の1次巻線のインダク
タンスを小さくすることができる。ところが、インダク
タンスを小さくすると、共振電流が増加する。このた
め、静電容量の大きなコンデンサを直列共振回路に用い
ることになる。これにより、スイッチング手段のドライ
ブ保護のために、電圧クランプを行うドライブ保護回路
を付設する際に、その容量を大きくする必要があり、コ
ストアップになるとともに、ドライブ保護回路の回路部
品が大きくなってしまう。したがって、直列共振回路の
インダクタンスを小さくすることにより、電磁誘導手段
の1次インダクタンスおよび2次インダクタンスを小さ
くすることは得策でない。
【0061】そこで、本発明においては、前記のように
1次巻線に印加される電圧より低い電圧が2次巻線に誘
起されるように構成している。この構成を満足するため
には、2次巻線の巻数を1次巻線より少なくすればよ
い。
【0062】そうして、本発明においては、電磁誘導手
段の2次インダクタンス、したがって2次側の漏れイン
ダクタンスが小さくなるのに伴って、第2のスイッチン
グ手段に対するドライブ信号の遅れ時間が小さくなる。
これにより、第1および第2のスイッチング手段がとも
にオフするデッドタイムが大きくなり、確実で、かつ安
定した交互スイッチングが得られる。このため、第1お
よび第2のスイッチング手段が同時にオンして破壊する
ようなモードが発生しにくくなる。
【0063】また、第2のドライブ信号の電圧が低下す
るので、リンギングによって第2のスイッチング手段の
ドライブ端子に過電圧が印加される虞がない。
【0064】さらに、第2のスイッチング手段から見た
電磁誘導手段の漏れインダクタンスすなわち2次漏れイ
ンダクタンスが小さくなるので、第2のスイッチング手
段の入力容量と漏れインダクタンスとによる共振である
リンギングが抑制される。
【0065】さらに、1次インダクタンスを所要の程度
に大きくしても、2次インダクタンスが小さいので、電
磁誘導手段全体としての大きさを抑制できる。
【0066】ところで、本発明において、第1および第
2のスイッチング手段は、電圧ドライブ形スイッチング
手段および電流ドライブ形スイッチング手段のいずれで
もよい。また、第1のドライブ回路の直列共振回路の共
振電圧を電磁誘導手段により第2のドライブ回路に逆位
相関係に誘導するに際して、1次巻線を直列共振回路の
インダクタンスおよびコンデンサのいずれに並列接続し
てもよい。
【0067】請求項6の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし5のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、電磁誘導手段は、開磁路を備えるとともに
1次巻線および2次巻線が開磁路に重ね巻きされている
ことを特徴としている。
【0068】「開磁路」とは、ドラムコア、棒コア、空
隙付コアなどの不飽和形のコアを備えているか、または
空芯をいう。
【0069】また、1次巻線および2次巻線の重ね巻き
は、1次巻線の上に2次巻線を重ね巻きしてもよいし、
その逆であってもよい。1次巻線と2次巻線との間に層
間紙を介在させてもよい。1次巻線と2次巻線との結合
係数は、漏れインダクタンスの不所望な増加を抑制する
ために0.97以上であることが好ましい。なお、結合
係数は、下式に示す簡易計算式より求めることができ
る。なお、この簡易計算式は、直列抵抗分が小さい場合
に適用可能であり、直列抵抗が大きい場合には、既知の
計算式を用いて求めることができる。 k=√〔1−(漏れインダクタンス)/(励磁インダク
タンス)〕 そうして、本発明においては、電磁誘導手段が開磁路を
備えるとともに、1次巻線および2次巻線が重ね巻きさ
れているため、小形に構成することができる。このた
め、配線基板の実装面積を小さくすることが可能にな
り、特に小形化に対して厳しい要求がある電球形蛍光ラ
ンプなどに用いる放電ランプ点灯装置の小形化に効果的
である。
【0070】請求項7の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし6のい
ずれか一記載の放電ランプ点灯装置と;を具備している
ことを特徴としている。
【0071】本発明において、「照明装置」とは、放電
ランプの発光を利用するあらゆる装置を含む広い概念で
あり、たとえば照明器具、液晶などのバックライト装置
およびこれを組み込んだパーソナルコンピュータ、テレ
ビジョン受像機、GPS機器などの各種情報機器、画像
読取装置およびこれを組み込んだ複写機、ファクシミ
リ、スキャナなどのOA機器、ならびに電球形蛍光ラン
プなどを含む。
【0072】特に本発明においては、放電ランプ点灯装
置を著しく小形化できるので、小形の電球形蛍光ランプ
に好適である。なお、電球形蛍光ランプを配設した照明
器具なども本発明にいう照明装置を構成する。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0074】図1は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態を示す回路図である。
【0075】図において、ASは低周波交流電源、fは
過電流ヒューズ、NFはノイズフィルタ、RDは整流化
直流電源、Q1は第1のスイッチング手段、Q2は第2
のスイッチング手段、LCは負荷回路、GDC1は第1
のドライブ回路、EMIは電磁誘導手段、GDC2は第
2のドライブ回路、STは起動回路である。
【0076】<低周波交流電源ASについて>低周波交
流電源ASは、商用100V交流電源である。
【0077】<過電流ヒューズfについて>過電流ヒュ
ーズfは、たとえば放電ランプ点灯装置の回路部品を実
装する配線基板に一体に形成したパターンヒューズから
なり、低周波交流入力電流が過電流になった際に、溶断
して回路が焼損しないように保護する。
【0078】<ノイズフィルタNFについて>ノイズフ
ィルタNFは、低周波交流電源ASと整流化直流電源R
Dとの間に直列に介在して、第1および第2のスイッチ
ング手段Q1、Q2の交互スイッチングによって発生し
た高周波ノイズが低周波交流電源AS側へ流出しないよ
うに阻止するもので、インダクタL1と、インダクタL
1の低周波交流電源AS側において低周波交流電源AS
に並列的に接続してインダクタL1とともに逆L形回路
を構成するコンデンサC1とによって構成されている。
【0079】<整流化直流電源RDについて>整流化直
流電源RDは、ブリッジ形全波整流回路BRCおよび平
滑コンデンサC2からなる。
【0080】ブリッジ形全波整流回路BRCは、その交
流入力端がノイズフィルタNFを介して低周波交流電源
ASに接続し、直流出力端が平滑コンデンサC2の両端
に接続している。
【0081】<第1および第2ののスイッチング手段Q
1、Q2について>第1のスイッチング手段Q1は、エ
ンハンスメント形のNチャンネル形MOSFETからな
り、そのドレインが整流化直流電源RDの正極に接続し
ている。
【0082】第2のスイッチング手段Q2は、同様にエ
ンハンスメント形のNチャンネル形MOSFETからな
り、そのドレインが第1のスイッチング手段Q1のソー
スに接続し、ソースが整流化直流電源RDの負極に接続
している。
【0083】そうして、第1および第2のスイッチング
手段Q1、Q2は、整流化直流電源RDの両端間に直列
接続されている。
【0084】<負荷回路LCについて>負荷回路LC
は、限流インダクタL2、直流カットコンデンサC3、
放電ランプDLおよび共振コンデンサC4からなる。
【0085】限流インダクタL2は、その一端が第1お
よび第2のスイッチング手段Q1、Q2の接続点に接続
し、他端が直流カットコンデンサC3の一端に接続して
いる。
【0086】直流カットコンデンサC3は、その他端が
放電ランプDLの一端に接続している。
【0087】放電ランプDLは、負荷回路LCの中で負
荷を構成するもので、本実施形態においては蛍光ランプ
を用いている。そして、放電ランプDLの一方の電極E
1の電源側端子は、直流カットコンデンサC3の一端に
接続し、他方の電極E2の電源側端子は、第2のスイッ
チング手段Q2のソースに接続している。
【0088】共振コンデンサC4は、放電ランプDLの
両方の電極E1、E2のそれぞれの非電源側端子間に接
続されている。
【0089】そうして、負荷回路LCは、限流インダク
タL2、コンデンサC3および共振コンデンサC4から
なる直列共振回路を形成する。しかし、直流カットコン
デンサC3は、その静電容量が大きいので、主として共
振コンデンサC4が共振に寄与する。
【0090】<第1のドライブ回路GDC1について>
第1のドライブ回路GDC1は、帰還手段s、LC直列
共振回路SRCおよびコンデンサC5からなる。
【0091】帰還手段sは、負荷回路LCの限流インダ
クタL2に磁気結合している補助巻線からなり、その一
端が第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2の接
続点に、他端がLC直列共振回路SRCの一端に、それ
ぞれ接続している。
【0092】LC直列共振回路SRCは、インダクタL
3およびコンデンサC6の直列回路からなり、その両端
は帰還手段sに並列接続している。
【0093】インダクタL3は、空隙を備えたコアにコ
イルを巻装して形成されている。
【0094】コンデンサC5は、比較的その静電容量が
大きくて、LC直列共振回路SRCのインダクタL3お
よびコンデンサC6接続点と、第1のスイッチング手段
Q1のゲートとの間に直列に挿入されている。
【0095】<電磁誘導手段EMIについて>電磁誘導
手段EMIは、互いに磁気結合する1次巻線wpおよび
2次巻線wsを備えている。
【0096】1次巻線wpは、LC直列共振回路SRC
のコンデンサC6に並列接続している。
【0097】2次巻線wsは、第2のドライブ回路の一
部を構成している。
【0098】そうして、電磁誘導手段EMIは、第1の
ドライブ回路GDC1に生じた直列共振電圧を、その極
性を反転して第2のドライブ回路に供給する。
【0099】<第2のドライブ回路GDC2について>
第2のドライブ回路GDC2は、電磁誘導手段EMIの
2次巻線wsおよびインピーダンスZ1からなる。
【0100】電磁誘導手段EMIの2次巻線wsは、そ
の一端が第1のスイッチング手段Q2のゲートに接続さ
れている。また、2次巻線wsの他端は、第2のスイッ
チング手段Q2のソースに接続されている。
【0101】インピーダンスZ1は、抵抗器からなり、
2次巻線wsに並列接続されている。そして、インピー
ダンスZ1は、共振電圧を所望に制動するとともに、第
2のスイッチング手段Q2の入力容量に対する放電抵抗
として作用する。
【0102】<起動回路STについて>起動回路ST
は、抵抗器R1およびR2からなる。
【0103】抵抗器R1は、その一端が整流化直流電源
RDの正極に接続し、他端が第1のスイッチング手段Q
1のゲートおよび第1のドライブ回路GDC1のコンデ
ンサC5の接続点に接続されている。
【0104】抵抗器R2は、第2のスイッチング手段Q
2のドレイン・ソース間に並列接続されている。
【0105】<回路動作について>低周波交流電源AS
を投入すると、整流化直流電源RDにより平滑化された
直流電圧が平滑コンデンサC2の両端に現れる。そし
て、直列接続された第1および第2のスイッチング手段
Q1、Q2のドレイン・ソース間に直流電圧が印加され
る。しかし、第1および第2のスイッチング手段Q1、
Q2は、ドライブ電圧が印加されていないので、オフ状
態のままである。
【0106】直流電圧は、同時に抵抗R1、第1のドラ
イブ回路GDC1のコンデンサC5、インダクタL3ま
たは電磁誘導手段EMIの1次巻線wpおよび抵抗器R
2の直列回路に印加され、コンデンサC5の充電が行わ
れ、第1のスイッチング手段Q1は、スレッシュホール
ド電圧を超えるため、チャンネルが形成されてオンす
る。
【0107】これに対して、第2のスイッチング手段Q
2は、そのゲートに電圧が印加されないので、オフ状態
のままである。
【0108】そうして、第1のスイッチング手段Q1が
オンすると、整流化直流電源RDの正極から第1のスイ
ッチング手段Q1のドレイン・ソースを介して負荷回路
LCすなわち限流インダクタL2、直流カットコンデン
サC3、共振コンデンサC4および整流化直流電源RD
の負極の経路を電流が流れる。このとき負荷回路LCの
限流インダクタL2、直流カットコンデンサC3および
共振コンデンサC4の直列共振回路が共振して共振コン
デンサC4の端子電圧が高くなり、かつ充電される。
【0109】一方、限流インダクタL2に電流が流れた
ことにより、これに磁気結合している第1のドライブ回
路GDC1の帰還手段sに、図中帰還手段sに付された
極性記号のある端子が高い極性の電圧が誘起される。こ
のとき限流インダクタL2の電圧降下は、図中の極性記
号が付された側の端子が高くなる。
【0110】帰還手段sに誘起された電圧がLC直列共
振回路SRCに印加されると、LC直列共振回路RCが
直列共振する。この直列共振によりコンデンサC6の端
子電圧が上昇し、コンデンサC5を介して第1のスイッ
チング手段Q1のゲートに第1のドライブ電圧として印
加されるので、第1のスイッチング手段Q1は、引き続
きオン状態である。
【0111】これに対して、電磁誘導手段EMIの1次
巻線wpがコンデンサC6に並列接続されているので、
コンデンサCの両端に現れる直列共振電圧を2次巻線w
sに極性反転して誘起する。
【0112】したがって、第2のドライブ回路GDC2
では、電磁誘導手段EMの2次巻線wsから極性が逆に
なった電圧が誘起されるから、第2のスイッチング手段
Q2のゲートはソースより低い電圧が印加されるので、
引き続きオフ状態のままである。
【0113】ところが、LC直列共振回路RCの共振電
圧は、共振による振動によって次に極性が反転するの
で、そのとき第1のスイッチング手段Q1のゲートが逆
電圧になってオフし、反対に第2のスイッチング手段Q
2のゲートに順方向の第2のドライブ電圧が印加されオ
ンする。
【0114】したがって、第1のスイッチング手段Q1
のオン時間は、第1のドライブ回路GDC1のLC直列
共振回路SRCのコンデンサC6の静電容量とインダク
タL3のインダクタンスとにより決定される。
【0115】また、コンデンサC5の静電容量は、正負
のゲート電圧の値や位相に影響を与えない程度に大きく
選定される。
【0116】第1のスイッチング手段Q1がオフになる
と、限流インダクタL2に蓄積されていた電磁エネルギ
ーが放出されて、限流インダクタL2から直流カットコ
ンデンサC3、共振コンデンサC4、第2のスイッチン
グ手段Q2の寄生ダイオードおよび限流インダクタL2
の経路を引き続き電流を流し続けるが、その電流が0に
なると、今度は共振コンデンサC4の充電電荷が直流カ
ットコンデンサC3、限流インダクタL2、第2のスイ
ッチング手段Q2、共振コンデンサC4の経路を放電
し、電流が上記とは逆方向に流れる。このとき、限流イ
ンダクタL2に磁気結合する帰還手段sに誘起される電
圧は、逆に図中の極性記号が付された方の端子が低く、
他方の端子が高くなるので、LC直列共振回路SRCを
介して共振電圧が印加される第1のスイッチング手段Q
1はオフ状態を維持し、第2のスイッチング手段Q2は
オン状態を維持する。
【0117】ところが、第1のドライブ回路GDC1の
LC直列共振回路RCの共振電圧が振動して極性が反転
すると、再び第1のスイッチング手段Q1がオンし、第
2のスイッチング手段Q2がオフする。
【0118】その結果、限流インダクタL2に蓄積され
ていた電磁エネルギーが放出された後、再び整流化直流
電源RDの正極から、最初に説明したように電流が負荷
回路LCに流れる。以下、以上説明した動作を繰り返し
て、ハーフブリッジ形インバータとして作動する。
【0119】ところで、負荷回路LCにおいては、以上
の動作中共振コンデンサC4に電流が流れる際に、その
電流が放電ランプDLの一対の電極E1、E2のフィラ
メントに流れてフィラメントを通電加熱するので、電極
E1、E2は熱電子放出状態になり、しかも共振による
高い電圧が電極E1、E2間に印加されるので、やがて
放電ランプDLは始動して点灯する。
【0120】放電ランプDLが点灯すると、その電極E
1、E2間の電圧が直流電圧の半分程度に低いランプ電
圧になるので、共振コンデンサC4の共振が緩和される
が、限流インダクタL2にはランプ電流により、帰還手
段sへの電圧誘起は継続される。
【0121】図2は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
2の実施形態を示す回路図である。
【0122】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0123】本実施形態は、安定電位側が整流化直流電
源RDの正極側になるとともに、ドライブ保護回路GP
が付設され、さらに異なる回路構成の起動回路STを備
えている。
【0124】すなわち、第1および第2のスイッチング
手段Q1、Q2、負荷回路LC、第1および第2のドラ
イブ回路GDC1、GDC2は、それぞれ図1と反転位
置に接続されているために、整流化直流電源RDの正極
側に安定電位が現れるように構成されている。しかし、
回路動作は基本的に図1と変わらない。
【0125】また、ドライブ保護回路GPは、2つのツ
ェナーダイオードを逆直列に接続してなり、第1のドラ
イブ回路GDC1のドライブ電圧出力端間に並列接続さ
れている。そして、第1のドライブ電圧が所定値より高
いと、ドライブ保護回路GPが所定値より高い電圧分を
クランプする。
【0126】ドライブ保護回路GPによる電圧クランプ
動作は、正負のドライブ電圧に対して作用する。
【0127】また、1次側でクランプされた電圧がLC
直列共振回路RCのコンデンサC6に電磁誘導手段EM
Iの1次巻線wpが並列接続し、1次巻線wpに磁気結
合する2次巻線wsによって第2のドライブ回路GDC
2にも誘起されるので、第2のスイッチング手段Q2の
ゲート・ソース間に印加されるゲート電圧もクランプさ
れている。
【0128】起動手段STは、時定数回路TC、トリガ
ー素子TgおよびダイオードD1からなる。
【0129】時定数回路TCは、抵抗器R3およびコン
デンサC7の直列回路からなり、整流化直流電源RDの
出力端間に接続されている。
【0130】トリガー素子Tgは、時定数回路TCの抵
抗器R3およびコンデンサC7の接続点と、第1のスイ
ッチング手段Q1のゲートとの間に接続されている。
【0131】ダイオードD1は、時定数回路TCの抵抗
器R3およびコンデンサC7の接続点にアノードが、第
1のスイッチング手段Q1のドレインに、カソードがソ
ースに接続され、すなわち第1のスイッチング手段Q1
により短絡されるように接続されている。
【0132】したがって、ダイオードD1は、ハーフブ
リッジ形インバータの起動後にコンデンサC7の電荷を
第1のスイッチング手段Q1により放電させるので、コ
ンデンサC7が抵抗器R3を介して充電されて、その端
子電圧が上昇することによって、起動回路STが再動作
するのを防止するように作用する。
【0133】そうして、低周波交流電源ASが投入され
ると、時定数回路TCのコンデンサC7は抵抗器R3を
介して充電され、その端子電圧が上昇してくる。端子電
圧がトリガー素子Tgのトリガー電圧に超越すると、ト
リガー素子Tgがオンするので、第1のスイッチング手
段Q1のゲート・ソース間にコンデンサC7の端子電圧
が印加される。これにより、第1のスイッチング手段Q
1はオンする。
【0134】これに対して、第2のスイッチング手段Q
2は、そのゲート・ソース間に電圧が印加されないの
で、オフ状態にある。
【0135】以後の回路動作は、基本的に図1と同様で
ある。
【0136】図3は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
3の実施形態を示す回路図である。
【0137】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0138】本実施形態は、電磁誘導手段EMIの1次
巻線をLC直列共振回路SRCのインダクタL3が兼ね
ている点で異なる。
【0139】図4は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
4の実施形態を示す回路図である。
【0140】図において、図3と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0141】本実施形態は、電磁誘導手段EMIの1次
巻線をLC直列共振回路SRCのコンデンサを第1のス
イッチング手段Q1の入力容量によって構成している点
で異なる。
【0142】図6は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
5の実施形態を示す回路図である。
【0143】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0144】本実施形態は、第1および第2のドライブ
回路GDC1、GDC2が異なる。すなわち、第1のド
ライブ回路GDC1は、ツェナーダイオードZD1、Z
D2の直列回路からなるドライブ保護回路GPを第1の
スイッチング手段Q1のゲート・ソース間に接続して備
えている。
【0145】第2のドライブ回路GDC2は、電磁誘導
手段EMIの2次巻線wsのみからなる。ただし、2次
巻線wsは、1次巻線wpより巻く数が少ない。
【0146】図7は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
5の実施形態における電磁誘導手段を示す断面図であ
る。
【0147】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。COはコアである。
【0148】コアCOは、ドラムコアからなる。1次巻
線wpと2次巻線wsとは、コアCOの上に重ね巻きさ
れている。
【0149】図8は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
4の実施形態における第1および第2のスイッチング手
段に印加されるドライブ信号の波形を示す波形図であ
る。
【0150】図において、(a)は第1のスイッチング
手段Q1に対する第1のドライブ信号電圧、(b)は第
2のスイッチング手段Q2に対する第2のドライブ信号
電圧である。
【0151】第1のドライブ信号電圧の波形は整った台
形である。これに対して、第2のドライブ信号電圧の波
形は電磁誘導手段EMIの2次側の漏れインダクタンス
と第2のスイッチング手段Q2の入力容量とが共振して
リンギングを生じ、その振動電圧が台形の波形部分に重
畳した形となっている。しかし、前述のように2次巻線
wsの誘起電圧が1次巻線wpに印加される電圧より低
いので問題はない。
【0152】図9は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
6の実施形態を示す回路図である。
【0153】図において、図2と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0154】本実施形態は、第2のドライブ回路GDC
2が異なる。すなわち、第2のドライブ回路GDC2
は、電磁誘導手段EMIの2次巻線wsのみからなる。
ただし、2次巻線wsは、1次巻線wpより巻く数が少
ない。
【0155】図10は、本発明の照明装置の一実施形態
としての電球形蛍光ランプを示す正面図である。
【0156】図11は、同じく要部拡大断面図である。
【0157】各図において、1は蛍光ランプ、2は放電
ランプ点灯装置、3は外囲器、4は口金である。
【0158】蛍光ランプ1は、3本のU字状をなすガラ
ス管を同心円上に等配し、かつ細い連結管によってガラ
ス管を接続することにより、内部に屈曲した放電路が形
成されるようにコンパクトな形に形成された透光性放電
容器と、透光性放電容器の内面側に配設された蛍光体層
と、透光性放電容器の両端に封装された一対の電極と、
透光性放電容器の内部に封入された適量の水銀および希
ガスを含むイオン化媒体とを備えている。
【0159】放電ランプ点灯装置2は、図2に示す回路
構成を備えている。
【0160】外囲器3は、透光性グローブ3a、遮光性
基体3bおよび透光性グローブ3aと遮光性基体3bと
の間に位置する仕切体3cからなる。
【0161】透光性グローブ3aは、内面に光拡散性被
膜を形成したガラス製の有底筒状をなしている。
【0162】遮光性基体3bは、白色系の合成樹脂を成
形してなるカップ状をなし、その開口端に透光性グロー
ブ3aをシリコーン接着剤3dを用いて接着により固着
している。
【0163】仕切体3cは、白色系の合成樹脂を成形し
てなり、外囲器3の遮光性基体3bの開口端に透光性グ
ローブ3aと一緒にシリコーン接着剤3dにより固定さ
れている。
【0164】また、仕切体3cは、外囲器3の内部を発
光室Aと回路収納室Bとに区分している。また、仕切体
3cには、蛍光ランプ支持孔3c1などが形成されてい
る。
【0165】そうして、蛍光ランプ1は、その両端部を
発光室A側から仕切体3cの蛍光ランプ支持孔3c1に
挿入してシリコーン接着剤により固定して支持されて外
囲器31の発光室Aに配置されている。
【0166】放電ランプ点灯装置2は、基板2aおよび
基板2aに実装された回路部品2bからなり、仕切体3
cに装着されて外囲器3の回路収納室Bに配置されてい
る。
【0167】口金4は、外囲器3の遮光性基体3bの基
端に装着され、放電ランプ点灯装置2の交流入力端に接
続し、放電ランプ点灯装置の出力端は蛍光ランプ1の両
電極に接続している。
【0168】
【発明の効果】請求項1ないし6の各発明によれば、直
流電源間に直列的に接続された第1および第2のスイッ
チング手段の交互スイッチングにより発生した高周波交
流により作動する少なくとも限流インダクタ、ならびに
放電ランプおよび共振コンデンサの並列回路を直列的に
含む負荷回路を備え、さらに限流インダクタに磁気結合
した帰還手段および帰還手段に生じた帰還電圧に共振す
るLC直列共振回路を含む第1のドライブ回路と、LC
直列共振回路の共振電圧を極性反転する電磁誘導手段の
2次巻線を含み、2次巻線に誘起された電圧に基づいて
第2のスイッチング手段をオン制御する第2のドライブ
回路とを備え、第1のドライブ回路により第1のスイッ
チング手段をドライブし、第2のドライブ回路により第
2のスイッチング手段をドライブすることにより、ハー
フブリッジ形インバータの第1および第2のドライブ回
路を簡素化して小形化、コストダウンを図った放電ラン
プ点灯装置を提供することができる。
【0169】請求項2の発明によれば、加えて電磁誘導
手段の1次巻線がLC直列共振回路のコンデンサに並列
接続されていることにより、小形で、設計の自由度があ
る放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0170】請求項3の発明によれば、加えてLC直列
共振回路のインダクタが電磁誘導手段の1次巻線を兼ね
ていることにより、巻線部品が一層少なくて、小形の放
電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0171】請求項4の発明によれば、加えて第1およ
び第2のスイッチング手段がエンハンスメント形のMO
SFETからなり、LC直列共振回路のコンデンサを第
1のスイッチング手段のゲート容量によって構成してい
ることにより、回路部品を低減して小形の放電ランプ点
灯装置を提供することができる。
【0172】請求項5の発明によれば、加えて電磁誘導
手段の2次巻線が1次巻線の電圧より低い電圧を誘起す
るように構成されていることにより、第1および第2の
スイッチング手段がともにオフするデッドタイムが大き
くなり、確実で、しかも安定した交互スイッチングが得
られるとともに、第2のドライブ信号電圧が低くなるの
で、リンギングによって第2のスイッチング手段の制御
端子に過電圧が印加されない放電ランプ点灯装置を提供
することができる。
【0173】請求項5の発明によれば、加えて電磁誘導
手段が開磁路に重ね巻きした1次巻線および2次巻線を備
えていることにより、電磁誘導手段を小形化して配線基
板への実装面積を小さくした放電ランプ点灯装置を提供
することができる。
【0174】請求項7の発明によれば、請求項1ないし
6の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
を示す回路図
【図2】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
を示す回路図
【図3】本発明の放電ランプ点灯装置の第3の実施形態
を示す回路図
【図4】本発明の放電ランプ点灯装置の第4の実施形態
を示す回路図
【図5】電磁誘導手段の2次インダクタンスの大きさと
2次電圧の遅れ時間との関係を回路シミュレーションに
より求めた結果を示すグラフ
【図6】本発明の放電ランプ点灯装置の第5の実施形態
を示す回路図
【図7】本発明の放電ランプ点灯装置の第5の実施形態
における電磁誘導手段を示す断面図
【図8】本発明の放電ランプ点灯装置の第5の実施形態
における第1および第2のスイッチング手段に印加され
るドライブ信号の波形を示す波形図
【図9】本発明の放電ランプ点灯装置の第6の実施形態
を示す回路図
【図10】本発明の照明装置の一実施形態としての電球
形蛍光ランプを示す正面図
【図11】同じく要部拡大断面図
【符号の説明】
AS…低周波交流電源 f…過電流ヒューズ NF…ノイズフィルタ L1…インダクタ C1…コンデンサ RD…整流化直流電源 BRC…ブリッジ形全波整流回路 C2…平滑コンデンサ Q1…第1のスイッチング手段 Q2…第2のスイッチング手段 LC…負荷回路 L2…限流インダクタ C3…直流カットコンデンサ C4…共振コンデンサ DL…放電ランプ E1…一方の電極 E2…他方の電極 GDC1…第1のドライブ回路 s…帰還手段 C5…コンデンサ SRC…LC直列共振回路 L3…インダクタ C6…コンデンサ GDC2…第2のドライブ回路 EMI…電磁誘導手段 wp…1次巻線 es…2次巻線 Z1…インピーダンス GP…ドライブ保護回路 ST…起動回路 TC…時定数回路 R3…抵抗器 C7…コンデンサ Tg…トリガー素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小塚 日出夫 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 大崎 肇 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BB01 BC06 DB03 DD04 GA01 GA03 GB12 GC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と;直流電源間に直列的に接続さ
    れた第1のスイッチング手段および第2のスイッチング
    手段と;少なくとも限流インダクタ、ならびに放電ラン
    プおよび共振コンデンサの並列回路を直列的に含み、第
    1および第2のスイッチング手段の交互スイッチングに
    より発生した高周波交流により作動する負荷回路と;限
    流インダクタに磁気結合した帰還手段、帰還手段に生じ
    た帰還電圧に共振するLC直列共振回路を含み、LC直
    列共振回路の共振電圧に基づいて第1のスイッチング手
    段をオン制御する第1のドライブ回路と;第1のドライ
    ブ回路のLC直列共振回路の共振電圧を極性反転する電
    磁誘導手段の2次巻線を含み、2次巻線に誘起された電
    圧に基づいて第2のスイッチング手段をオン制御する第
    2のドライブ回路と;を具備していることを特徴とする
    放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】電磁誘導手段は、LC直列共振回路のコン
    デンサに並列接続された1次巻線および1次巻線に磁気
    結合するとともに第2のドライブ回路に誘起電圧を供給
    する2次巻線を備えた変圧器によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】電磁誘導手段は、LC直列共振回路のイン
    ダクタを1次巻線としてこれに磁気結合するとともに第
    2のドライブ回路に誘起電圧を供給する2次巻線を備え
    た変圧器によって構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の放電ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】第1および第2のスイッチング手段は、エ
    ンハンスメント形のMOSFETからなり;LC直列共
    振回路は、そのコンデンサが第1のスイッチング手段の
    ゲート容量により構成されている;ことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
    置。
  5. 【請求項5】電磁誘導手段は、LC直列共振回路の共振
    電圧が印加される1次巻線、および1次巻線に磁気結合
    し1次巻線の電圧より低い電圧を誘起して第2のドライ
    ブ回路に印加する2次巻線を備えた変圧器によって構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か一記載の放電ランプ点灯装置。
  6. 【請求項6】電磁誘導手段は、開磁路を備えるとともに
    1次巻線および2次巻線が開磁路に重ね巻きされている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の
    放電ランプ点灯装置。
  7. 【請求項7】照明装置本体と;照明装置本体に支持され
    た請求項1ないし6のいずれか一記載の放電ランプ点灯
    装置と;を具備していることを特徴とする照明装置。
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