JP2001118644A - 安全型コンセントソケット - Google Patents

安全型コンセントソケット

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JP2001118644A
JP2001118644A JP29535499A JP29535499A JP2001118644A JP 2001118644 A JP2001118644 A JP 2001118644A JP 29535499 A JP29535499 A JP 29535499A JP 29535499 A JP29535499 A JP 29535499A JP 2001118644 A JP2001118644 A JP 2001118644A
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JP
Japan
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outlet
type
socket
safety
limit switch
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JP29535499A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kido
哲男 木戸
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KIDO TOSO KOGYOSHO KK
Original Assignee
KIDO TOSO KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、一般的な電気機器を壁面の電源コン
セント等により、いわゆる“蛸足”配線的に電源を受け
て作動させる場合、所定の定格電流を超過すると、遠隔
のブレーカが作動して電源を遮断するが、これが故障等
で作動せず火災等の危険につながったり、また定格電流
超過の予測がつかないため、その遮断の発生を予め防止
することができない等の、従来の問題点を低コストで解
消する安全型コンセントソケットを提供する。 【解決手段】 このため、この種のコンセントソケット
1に、現在の使用電流値A表示手段及びサーモスタット
作動の電源自動遮断リミットスイッチと、このスイッチ
作動と同時に警報するブザー手段3とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差込み式電源プラ
グ用の安全型コンセントソケットに、また特に、過電流
警告及び過電流遮断手段付きの実質的に低コストの安全
型コンセントソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】固定的な電気機器/設備等の場合は別と
して、例えば一般的な随時利用の家庭用電気機器等の使
用時には、その電源プラグ用のコンセント(ソケット,
差込み口)は、それぞれ所定の定格電流値(例えば10
〜15A等)容量を有している。
【0003】通常の家庭におけるこれらの複数の電気機
器の使用には、往々にして同一のコンセント電源から複
数の各機器への配線(いわゆる“蛸足”式配線)が行わ
れ、正規の1対1のコンセントプラグ配線時より、共通
コンセント部の利用電流がその定格電流より過電流とな
る事例が多くなる可能性があった。
【0004】このような場合、通常家庭の家屋には、外
部よりの電源導入配線部には、過電流防止用の所定定格
容量の異常電流遮断装置(ブレーカ)が配設されてお
り、定格電流を超過するとそれが自動的に作動して安全
を確保するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような場合、例えばつぎのような種々の課題が付随して
いた。すなわち、 (1)前記一般家屋における外部電力導入配線部に配設
されたブレーカの定格遮断作動電流容量は、通常その家
庭において使用される全部の電気機器の合計使用電流容
量、もしくはそれを複数の区分に分割した各小計区分電
流容量に対応するものであるため、そのいずれかが遮断
作動した場合、全使用機器のうち、いずれの機器が原因
となって遮断を生じたかの確認に時間を要することがあ
り、また、遮断作動原因の対策後、そのブレーカをオン
復帰させる場合、その該当ブレーカ位置は、その遮断作
動の原因となった機器と、一般的には家屋内の離れた位
置にあるため、その確認にある程度の時間を要すること
が通例であった。
【0006】(2)また、前記家屋がある程度古い年代
を経たものであるような場合、漏電ブレーカの塵埃等に
起因する故障により、所定の定格電流値で遮断しないこ
ともあり得、このような場合、電路の過熱により火災等
の事故につながる可能性も皆無ではなかった。
【0007】(3)また、使用中の所定定格容量のソケ
ットに、現在何アンペア(A)位の電流が流れていて、
あとどの位の余裕があるかが全く不明であり、その電源
部のブレーカの遮断を回避するための適当な予防措置を
予め講ずることが不可能であり、突然不測の遮断を生ず
る可能性があった。
【0008】(4)また、前記ブレーカの遮断は、通常
前記のように予知不能で突然生ずることが多く、しかも
その作動音は実質的に無音に近いため、作業者がその使
用機器の近接位置にいない場合や、その機器自体の作動
音が微少の場合、作業者はブレーカの遮断作動に気付か
ず、もしもその機器作業が間断のない継続を要するよう
な場合には、迅速に適当な対策を行う機会を失して不利
な結果を招く可能性もある、など。
【0009】これらの問題点を一部を解決するために、
例えばコード付きコンセントにブレーカのみを付加した
商品等が一部で市販されているが、これのみではその使
用機器とブレーカとの関連を明確に示すだけで、予めそ
の異常の発生を予防することも、またその作動の再発を
予防する機能も、さらにはブレーカの作動を確認して直
ちに再始動等の必要がある場合には、その必要措置に着
手することができる等の機能は全く得られない。
【0010】本発明は、以上のような局面に鑑みてなさ
れたもので、特に、従来の複数の差込み電源プラグ、コ
ンセント、ソケット使用状態時における前記諸課題を実
用的に低コストで解決するための手段として、現在の使
用電流値表示手段、警告音発生手段、ブレーカとしての
リミットスイッチ手段等を備えた安全型コンセントソケ
ットの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、以下の各項(1)〜(3)のいずれかの安全型コ
ンセントソケットの提供により、前記目的を達成しよう
とするものである。
【0012】(1)単数または複数の差し込みプラグ用
のコンセント部と、前記各コンセント部の現使用中の合
計電流値表示手段と、前記表示手段の予め設定された所
定電流値において、その電流源を遮断するリミットスイ
ッチ手段と、前記遮断と同時に、その警告音を発生する
音響手段と、前記コンセント部の所定冷却時間後、前記
リミットスイッチ手段を再度オン復帰させるためのリセ
ット手段と、を有することを特徴とする安全型コンセン
トソケット。
【0013】(2)前記安全型コンセントソケットの型
式は、壁埋め込み型、壁コンセント直結型、または差込
みプラグ及び延長コード付き型のいずれかであることを
特徴とする前項(1)記載の安全型コンセントソケッ
ト。
【0014】(3)前記安全型コンセントソケットの極
数は、2電極式、3電極式または2電極プラスアース極
式のいずれかであることを特徴とする前項(1)、
(2)のいずれか記載の安全型コンセントソケット。
【0015】
【作用】以上のような本発明構成により、当該コンセン
トからの電源により、現在使用中の各機器の実際の合計
電流値を常時知ることにより、要すればブレーカとして
のリミットスイッチの作動を予め避けるように対処する
ことができ、また実際に遮断を生じた時には、警告音の
発生により、その遮断の異常を認知できて直ちに必要措
置に着手することができるようになり、比較的低コスト
で実質的に大きな安全利用効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を複
数の実施例に基づき、それぞれ図面を参照して詳細に説
明する。
【0017】
【実施例】(第1実施例)図1に、本発明に係る第1の
実施例としての壁面埋め込み型の2電極及びアース(接
地)極付きの壁面埋め込み型の安全型コンセントソケッ
トの一例の正面図を示す。
【0018】〈構成〉図1において、1はそれぞれ通常
の単相交流2電極(以下“2P”)を有する複数のコン
セント部を示す(なお、この場合、各2Pコンセント部
は、単独の接地用端子等を備えていても差し支えないこ
とはもちろんである)。2は、両コンセント部1に流れ
ている電流値アンペアAのディジタル表示部、3は、ソ
ケット内部に配設されてブレーカ機能として作動する不
図示のサーモスタット利用の常時オン状態のリミットス
イッチが、遮断(オフ)作動と同時に吹鳴し、不図示の
差込みプラグを抜くことにより、吹嗚を停止するブザー
である。4は、前記コンセント部1が適当に冷却後に前
記リミットスイッチを再度オン復帰させるためのリセッ
トスイッチ(押ボタン)である。
【0019】〈作用〉以上のような構成により、このコ
ンセント部1を介して作動する機器に流れる電流が常時
ディジタル値で表示されるため、その値が所定の定格値
に対してどれ位の余裕が存在するかを常時認識し得るた
め、その値により適切な処置判断が可能であり、定格電
流を超過してリミットスイッチがオフ作動することを回
避する処置を講ずる余裕ができる。また、やむを得ずオ
フ作動に至った場合は、同時にブザーの吹嗚により、こ
の異常の発生を知ることができるので、機を逸すること
なく適切な必要手段に移ることができる。
【0020】(第2実施例)次に、本発明に係る第2の
実施例としての、壁面コンセント等に直結型の単相2P
及び接地E極を含む計3極(3P)のコンセント部1a
を複数含むと共に、壁面コンセント等に直結するための
各差込みプラグP及びアースプラグEを有するコンセン
トソケットの斜視図を図2に示す。
【0021】この場合、差込みEプラグは、図2(a)
に示すように不使用時を考慮してアース(極)折りたた
み式に構成されている。
【0022】その他のアンペア表示部2、ブザー3及び
リセットスイッチ4ならびに不図示のサーモスタット利
用の前記リミットスイッチ等に関しては、前記第1実施
例における説明と全く同様であるので、重複説明は省略
する。
【0023】(第3実施例)次に、本発明に係る第3の
実施例としての差込みプラグ及び延長コード付き型コン
セントソケットの単相2P及びE極を含む計3極(3
P)のコンセントソケットの斜視図を図3に示す。
【0024】図3において、延長コードC及び差込みプ
ラグPのE極固定式以外は、趣意は前記第2実施例にお
ける説明と全く同様であるので、重複説明は省略する。
【0025】(他の実施例) なお、以上の各実施例においては、アンペア表示部2
はディジタルのA数字を使用する事例を示したが、これ
のみに限定することなく、利用目的により、常時さらに
明瞭に簡易区分の認識を容易にするため、ディジタル数
字に代えて適当な符号、もしくはその程度範囲を表わす
色別区分等であっても差し支えない。
【0026】また、情況が許す場合には、ブザー3は
リミットスイッチ“オフ”と同時吹嗚でなく、アンペア
表示部2が所定の限界値の僅か手前で特異の吹嗚を行
い、その“オフ”を回避する対策手段を実施し得る警告
音とするようにしても差し支えない。
【0027】また、リミットスイッチの“オフ”動作
後、機器温度が冷却して、リセットスイッチ4の“オ
ン”が可能になった時点で、アンペア表示部2にリセッ
ト“OK”表示を行うようにすると便利である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
当該コンセントからの電源により、現在作動中の各機器
の実際の合計電流値を常時認知することにより、要すれ
ばブレーカとしてのリミットスイッチの遮断作動を予め
避けるよう対処することができ、また、実際に遮断を生
じたときには、ブザーからの警告音の発生により、その
異常を即座に認知できるため、直ちに必要措置に着手す
ることができるようになり、比較的低コストで実質的に
大きな安全利用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の壁面埋め込み型コンセントソケ
ットの正面図
【図2】 第2実施例の壁面コンセント直結型コンセン
トソケットの斜視図
【図3】 第3実施例の差込みプラグ及び延長コード付
き型コンセントソケットの斜視図
【符号の説明】
1 コンセント部(2P) 1a コンセント部(3P) 2 アンペア表示部 3 ブザー 4 リセットスイッチ C 延長コード E アース端子 P 差込みプラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数の差し込みプラグ用のコ
    ンセント部と、 前記各コンセント部の現使用中の合計電流値表示手段
    と、 前記表示手段の予め設定された所定電流値において、そ
    の電流源を遮断するリミットスイッチ手段と、 前記遮断と同時に、その警告音を発生する音響手段と、 前記コンセント部の所定冷却時間後、前記リミットスイ
    ッチ手段を再度オン復帰させるためのリセット手段と、
    を有することを特徴とする安全型コンセントソケット。
  2. 【請求項2】 前記安全型コンセントソケットの型式
    は、壁埋め込み型、壁コンセント直結型、または差込み
    プラグ及び延長コード付き型のいずれかであることを特
    徴とする請求項1記載の安全型コンセントソケット。
  3. 【請求項3】 前記安全型コンセントソケットの極数
    は、2電極式、3電極式または2電極プラスアース極式
    のいずれかであることを特徴とする請求項1、2のいず
    れか記載の安全型コンセントソケット。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010911