JP2001118365A - 記憶階層管理システム、記憶階層管理方法及び記憶階層管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

記憶階層管理システム、記憶階層管理方法及び記憶階層管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001118365A
JP2001118365A JP29656499A JP29656499A JP2001118365A JP 2001118365 A JP2001118365 A JP 2001118365A JP 29656499 A JP29656499 A JP 29656499A JP 29656499 A JP29656499 A JP 29656499A JP 2001118365 A JP2001118365 A JP 2001118365A
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Takeshi Fukushima
武司 福島
Takayuki Sasaki
隆行 佐々木
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NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Corp
NEC Software Tohoku Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープ等の順次アクセスを行う記憶装置
に対しデータの入出力を随時実行するコンピュータシス
テムに対し、適切かつ無駄のない待ち時間の少ない記憶
階層管理システム、記憶階層管理方法、記憶階層管理プ
ログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 補助記憶装置に大容量の順次アクセスメ
モリを含むコンピュータシステムの記憶階層管理システ
ムにおいて、順次アクセスメモリ内に記録されているフ
ァイルの順序と位置の記録と参照を行うデータベース手
段30と、順次アクセスメモリに対するアクセス要求の
未処理のアクセス要求の記録と、未処理の各アクセス要
求のアクセスの要求先毎の整理と、各アクセスの要求先
へのアクセスの実行順序の管理を行う入出力手段20を
備え、入出力手段20は、アクセスの要求先へのアクセ
スの実行順序を、順次アクセスメモリに対するアクセス
が可能な順番に基づき編成する待ち行列管理手段22を
備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムの記憶階層の管理に関し、特に順次アクセスを行う
記憶装置へのアクセスを高速化する記憶階層管理システ
ムと記憶階層管理方法と記憶階層管理プログラムを記録
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの記憶階層とは、
コンピュータのメモリを容量、速度の異なる複数の種類
の記憶装置を組み合わせて構成することにより、高速性
と大容量性を両立させるものである。
【0003】例えば、半導体メモリ等は高速であるが高
価な記憶装置であり、また磁気ディスクや磁気テープ等
は安価であるが低速な記憶装置である。
【0004】メモリに記憶階層を用いることは、例えば
メモリを小容量の半導体メモリと大容量の磁気ディスク
等により構成し、高速の半導体メモリの側にアクセス頻
度の高いデータを記録し、安価な磁気ディスクの側にア
クセス頻度の低いデータを記録するものであり、全体的
に大容量で高速な高性能のメモリが低コストにより実現
できる効果がある。
【0005】記憶階層は、この例のように複数の種類の
記憶装置を組み合わせるものであり、アクセス速度の速
い記憶装置ほど上位の記憶装置にあるといい、一般に複
数の種類の記憶装置を上位から下位に順に高速小容量か
ら低速大容量の記憶装置を組み合わせて構成する。
【0006】記憶階層に用いられる記憶装置の例として
は、上位の記憶装置から順にCPU内のレジスタ、高速
半導体メモリによるキャッシュメモリ、いわゆる主記憶
である半導体メモリ、補助記憶装置である磁気ディス
ク、フロッピーディスク、磁気テープ等がある。
【0007】記憶階層の管理システムは、こうした複数
の種類の記憶装置に対するデータのアクセスを行い、さ
らにまたメモリの効率化のため、各階層に記憶されたデ
ータのアクセスを監視し、アクセス頻度の多いデータを
下位から上位の記憶装置に移動させ、同様にアクセス頻
度の少ないデータを上位から下位の記憶装置に移動させ
る処理を行う。
【0008】また、磁気テープは、データの空間的な容
積効率に優れた安価で大容量の記憶が実現できる記憶媒
体であり、データのバックアップやデータベース媒体の
用途に主に用いられ、また複数本の磁気テープに対しデ
ータの呼び出しに応じてアクセス先である磁気テープを
自動的に選択してアクセスを行う“磁気テープライブラ
リ”等のシステムも利用されている。
【0009】しかし、磁気テープは、データのアクセス
を先頭から(又は現在のアクセス位置から)順番に行う
順次アクセスを行う記憶媒体であり、磁気ディスク等に
おける直接データの記憶されている場所にアクセスする
ランダムアクセスはできない。
【0010】このため、磁気テープのアクセスの待ち時
間は長く、コンピュータから直接制御されデータの入出
力を随時実行するいわゆるオンライン状態での使用には
不便であり、待ち時間を減少する技術が求められてい
た。
【0011】従来の記憶階層管理システムにおける高速
化のための技術が、例えば特開平06−309200に
開示される。この従来技術では、光ディスクライブラリ
においてユーザの平均待ち時間を減少させる方法とし
て、読み取り要求を待ち行列に記録しこの待ち行列を参
照することで、現在読み取り可能なマウント中のCD−
ROM内の全ての読み取り要求を処理し、(また、この
CD−ROMの裏面にもデータか記録されている場合に
は、続いて裏面に対する全ての読み取り要求を処理
し)、次に、読み取り要求の数が待ち行列内で最大であ
る未マウントのCD−ROMを、次に読み取りを行うC
D−ROMとして選択し以下同様に読み取りを行う技術
が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
階層記憶の管理では、順次アクセスを行う磁気テープ等
のアクセス時間は長く、データの入出力を随時実行する
用途には不向きであった。
【0013】磁気テープのアクセス要求の待ち時間は、
磁気テープの中に格納されているファイルまでの位置づ
け処理に要する時間と、実際に読み込み等のアクセスを
実行する時間(又、複数の磁気テープを用いるライブラ
リシステムにおいては、更に磁気テープユニットの数
と、磁気テープのマウント時間)によるものであるが、
この磁気テープユニットのような順次アクセス手段によ
る記憶装置では位置づけ処理に要する時間が大きく、特
にアクセス要求が同時に複数発生した場合、アクセス要
求を受け付けた順番によっては、磁気テープを位置づけ
のために進めたり巻き戻しを行い、位置づけ処理のため
に利用者は長く待たされるという問題点があった。
【0014】特開平06−309200に開示された従
来技術は、ライブラリシステム内のCD−ROMの交換
を高速化する技術であり、個々のCD−ROMはランダ
ムアクセスが可能なため交換処理を高速化するのみで高
速化の目的を達成されるが、磁気テープの場合の高速化
には更に磁気テープ内の個々のファイルに対するのアク
セスの高速化が必要である。
【0015】また、アクセス要求を待ち行列に記録しこ
の待ち行列を参照することでアクセスの高速化を図る方
法としては、他に記録された未処理のアクセス要求を要
求先毎に整理し、アクセスを各要求先毎に行う方法が考
えられる。しかし、磁気テープ等の順次アクセスを行う
記憶装置に対しては、更に不要な巻き戻し等の無駄な処
理を行わない階層記憶の管理が求められる。
【0016】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、磁気テープ等の順次アクセスを行う記憶装置に対
しデータの入出力を随時実行するコンピュータシステム
に対し、適切かつ無駄のない待ち時間の少ない記憶階層
管理システム、記憶階層管理方法、記憶階層管理プログ
ラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記憶階層管理システムは、補助記憶装置に大容
量の順次アクセスメモリを含むコンピュータシステムの
記憶階層管理システムにおいて、前記順次アクセスメモ
リ内に記録されているファイルの順序と位置の記録と参
照を行うデータベース手段と、前記順次アクセスメモリ
に対する未処理のアクセス要求の記録と、前記未処理の
各アクセス要求の要求先毎の整理と、各前記アクセスの
要求先へのアクセスの実行順序の管理を行う入出力手段
を備え、前記入出力手段は、前記アクセスの要求先への
アクセスの実行順序を、前記順次アクセスメモリに対す
るアクセスが可能な順番に基づき編成する待ち行列管理
手段を備えることを特徴とする。
【0018】請求項2の本発明の記憶階層管理システム
は、補助記憶装置に複数個の順次アクセスメモリと、前
記複数個の順次アクセスメモリ内の個々の前記順次アク
セスメモリを選択しマウント先を切り替えるライブラリ
を備えるコンピュータシステムの記憶階層管理システム
において、前記複数の順次アクセスメモリ毎に、記録さ
れているファイルの順序と位置の記録と参照を行うデー
タベース手段と、前記複数の順次アクセスメモリに対す
る未処理のアクセス要求の記録と、前記未処理の各アク
セス要求の各前記順次アクセスメモリ毎かつ要求先毎の
整理と、マウント中の前記順次アクセスメモリ内におけ
る各前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序の管
理と、前記ライブラリのマウント先の切り替えの管理を
行う入出力手段を備え、前記入出力手段は、前記マウン
ト中の前記順次アクセスメモリ内における各前記アクセ
スの要求先へのアクセスの実行順序を、前記マウント中
の順次アクセスメモリに対するアクセスが可能な順番に
基づき編成する待ち行列管理手段を備えることを特徴と
する。
【0019】請求項3の本発明の記憶階層管理システム
の前記待ち行列管理手段は、前記順次アクセスメモリに
対するアクセス要求の受信時に前記アクセス要求を待ち
行列内に記録し、前記アクセス要求のアクセスの終了後
に前記アクセス要求を前記待ち行列内から削除する手段
を備えることを特徴とする。
【0020】請求項4の本発明の記憶階層管理システム
の前記入出力手段は、前記順次アクセスメモリ内のファ
イルに対する読み出しを実行する時に、前記ファイルを
ランダムアクセスの可能な上位の記憶階層の記録装置に
移動又は複写する手段を備えることを特徴とする。
【0021】請求項5の本発明の記憶階層管理システム
は、前記順次アクセスメモリを磁気テープとすることを
特徴とする。
【0022】請求項6の本発明の記憶階層管理方法は、
補助記憶装置に大容量の順次アクセスメモリを含むコン
ピュータシステムの記憶階層管理方法において、前記順
次アクセスメモリ内に記録されているファイルの順序と
位置を記録し参照するステップと、前記順次アクセスメ
モリに対する未処理のアクセス要求を記録し、前記未処
理の各アクセス要求を要求先毎に整理し、各前記アクセ
スの要求先へのアクセスの実行順序を管理する入出力ス
テップを備え、前記入出力ステップは、前記アクセスの
要求先へのアクセスの実行順序を、前記順次アクセスメ
モリに対するアクセスが可能な順番に基づき編成する待
ち行列管理ステップを備えることを特徴とする。
【0023】請求項7の本発明の記憶階層管理方法は、
補助記憶装置に複数個の順次アクセスメモリと、前記複
数個の順次アクセスメモリ内の個々の前記順次アクセス
メモリを選択しマウント先を切り替えるライブラリを備
えるコンピュータシステムの記憶階層管理方法におい
て、前記複数の順次アクセスメモリ毎に、記録されてい
るファイルの順序と位置を記録し参照するステップと、
前記複数の順次アクセスメモリに対する未処理のアクセ
ス要求を記録し、前記未処理の各アクセス要求を各前記
順次アクセスメモリ毎かつ要求先毎に整理し、マウント
中の前記順次アクセスメモリ内における各前記アクセス
の要求先へのアクセスの実行順序を管理し、前記ライブ
ラリのマウント先の切り替えを管理する入出力ステップ
を備え、前記入出力ステップは、前記マウント中の前記
順次アクセスメモリ内における各前記アクセスの要求先
へのアクセスの実行順序を、前記マウント中の順次アク
セスメモリに対するアクセスが可能な順番に基づき編成
する待ち行列管理ステップを備えることを特徴とする。
【0024】請求項8の本発明の記憶階層管理方法の前
記待ち行列管理ステップは、前記順次アクセスメモリに
対するアクセス要求の受信時に前記アクセス要求を待ち
行列内に記録し、前記アクセス要求のアクセスの終了後
に前記アクセス要求を前記待ち行列内から削除するステ
ップを備えることを特徴とする。
【0025】請求項9の本発明の記憶階層管理方法の前
記入出力ステップは、前記順次アクセスメモリ内のファ
イルに対する読み出しを実行する時に、前記ファイルを
ランダムアクセスの可能な上位の記憶階層の記録装置に
移動又は複写するステップを備えることを特徴とする。
【0026】請求項10の本発明の記憶階層管理プログ
ラムを記録した記録媒体は、補助記憶装置に大容量の順
次アクセスメモリを含むコンピュータシステムの記憶階
層管理プログラムを記録した記録媒体において、前記記
憶階層管理プログラムは、前記順次アクセスメモリ内に
記録されているファイルの順序と位置を記録し参照する
ステップと、前記順次アクセスメモリに対する未処理の
アクセス要求を記録し、前記未処理の各アクセス要求を
要求先毎に整理し、各前記アクセスの要求先へのアクセ
スの実行順序を管理する入出力ステップを備え、前記入
出力ステップは、前記アクセスの要求先へのアクセスの
実行順序を、前記順次アクセスメモリに対するアクセス
が可能な順番に基づき編成する待ち行列管理ステップを
備えることを特徴とする。
【0027】請求項11の本発明の記憶階層管理プログ
ラムを記録した記録媒体は、補助記憶装置に複数個の順
次アクセスメモリと、前記複数個の順次アクセスメモリ
内の個々の前記順次アクセスメモリを選択しマウント先
を切り替えるライブラリを備えるコンピュータシステム
の記憶階層管理プログラムを記録した記録媒体におい
て、前記記憶階層管理プログラムは、前記複数の順次ア
クセスメモリ毎に記録されているファイルの順序と位置
を記録し参照するデータベースステップと、前記複数の
順次アクセスメモリに対する未処理のアクセス要求を記
録し、前記未処理の各アクセス要求を各前記順次アクセ
スメモリ毎かつ要求先毎に整理し、マウント中の前記順
次アクセスメモリ内における各前記アクセスの要求先へ
のアクセスの実行順序を管理し、前記ライブラリのマウ
ント先の切り替えを管理する入出力ステップを備え、前
記入出力ステップは、前記マウント中の前記順次アクセ
スメモリ内における各前記アクセスの要求先へのアクセ
スの実行順序を、前記マウント中の順次アクセスメモリ
に対するアクセスが可能な順番に基づき編成する待ち行
列管理ステップを備えることを特徴とする。
【0028】請求項12の本発明の記憶階層管理プログ
ラムを記録した記録媒体の前記記憶階層管理プログラム
の前記待ち行列管理ステップは、前記順次アクセスメモ
リに対するアクセス要求の受信時に前記アクセス要求を
待ち行列内に記録し、前記アクセス要求のアクセスの終
了後に前記アクセス要求を前記待ち行列内から削除する
ステップを備えることを特徴とする。
【0029】請求項13の本発明の記憶階層管理プログ
ラムを記録した記録媒体の前記記憶階層管理プログラム
の前記入出力ステップは、前記順次アクセスメモリ内の
ファイルに対する読み出しを実行する時に、前記ファイ
ルをランダムアクセスの可能な上位の記憶階層の記録装
置に移動又は複写するステップを備えることを特徴とす
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0031】本発明の記憶階層管理方法は、記憶階層管
理において順次アクセス手段でアクセスを行う装置、例
えば磁気テープライブラリ50を利用する場合におい
て、ユーザの平均待ち時間を減少させる方法を提供する
ものである。
【0032】磁気テープ毎に、各磁気テープ54内のフ
ァイルの記録位置と順序をデータベース部30に記録
し、ファイルのアクセス要求が来た時には、アクセス要
求を磁気テープ54毎の待ち行列23に記録し、待ち行
列管理部22によりデータベース部30を参照し待ち行
列23を磁気テープ54内のファイルの記録順序に基づ
き並べ替えることで、磁気テープ54へのアクセスをア
クセスが可能な順番どうりに実行し、これにより磁気テ
ープの位置づけ処理の時間を大幅に軽減し、待ち時間を
短縮し、磁気テープ54のアクセスを高速化するもので
ある。
【0033】図1は、本発明の一実施の形態による記憶
階層管理システムの構成を示すブロック図である。
【0034】図1を参照すると、本実施の形態による記
憶階層管理システムは、クライアント10と、入出力部
20と、データベース部30と、磁気ディスク40と、
磁気テープライブラリ50を備える。
【0035】入出力部20は、入出力サーバ21と、待
ち行列管理部22と、待ち行列23とを備えている。
【0036】データベース部30は、データベースサー
バ31と、データベース32を備えている。
【0037】磁気テープライブラリ50は、ライブラリ
制御部51と、磁気テープユニット52と、磁気テープ
格納庫53と、磁気テープ54とを備えている。
【0038】入出力サーバ21は、クライアント10か
らの読み出し要求及び書き込み要求を受け取り、すべて
の要求を待ち行列23として保留し、待ち行列管理部2
2で管理する。また、待ち行列23の要求を実行するた
め、データベースサーバ31に要求を出したり、ライブ
ラリ制御部51に命令を出す。
【0039】データベースサーバ31は、入出力サーバ
21の要求により、データベース32を更新したり、要
求されたデータを入出力サーバ21へ渡す。
【0040】磁気ディスク40は、入出力サーバ21に
より管理される。
【0041】ライブラリ制御部51は、入出力サーバ2
1の命令にしたがって、要求された磁気テープ54を磁
気テープ格納庫53から磁気テープユニット52へ移動
したり、又はその逆の動作を行う。
【0042】次に、本実施例の処理を説明する。図2
は、本発明の一実施の形態の磁気テープの読み出し処理
を説明するためのフローチャートである。
【0043】図2を参照すると、コンピュータ100に
記録されたファイルをクライアント10が読み出す場合
には、クライアント10は入出力サーバ21に対し、フ
ァイル読み出し要求を出す(ステップ201)。
【0044】この読み出し要求の出されたファイルは、
コンピュータ内の磁気ディスク40か又は磁気テープラ
イブラリ50内の磁気テープ54に記録されているファ
イルであり、また、この記録場所の検出と各記憶場所に
応じた読み出しの処理は本発明の記憶階層管理システム
により行われるため、クライアント10の側では、ファ
イルが磁気ディスク40内に記録されているのか、磁気
テープ54に記録されているのかの違いにより特別の操
作は必要としない。
【0045】次に、ファイル読み出し要求を受け取った
入出力サーバ21は、データベースサーバ31に対しフ
ァイルの位置の確認要求を出す。
【0046】データベースサーバ31は、ファイルの位
置を記録したデータベース32を参照し、ファイルの位
置を入出力サーバ21へ通知する。
【0047】クライアント10が読み出しを要求したフ
ァイルが、磁気ディスク40に格納されている場合には
(ステップ202)、入出力サーバ21は直ちにファイ
ルを磁気ディスク40から読み出し(ステップ20
8)、クライアント10に返信する(ステップ20
7)。
【0048】クライアント10が読み出しを要求したフ
ァイルが、磁気テープライブラリ50内の磁気テープ5
4に格納されている場合には(ステップ202)、現在
磁気テープに対し他の読み出し処理が行われている等読
み出し待ちあるかどうかが調べられ(ステップ20
3)、もし、他の読み出し待ちがない場合には直ちに磁
気テープ54からの読み出しを実行する。
【0049】この場合の磁気テープ54からの読み出し
の処理は、磁気テープライブラリ50内の読み出しを行
う磁気テープ54に対しマウントを実行し(既に対象の
磁気テープ54がマウントされている場合にはこの処理
は不要である。)、磁気テープ54内の読み出し要求が
出されたファイルが記録されている場所にテープの読み
出し位置を移動し、ファイルの読み出しを行う。
【0050】また、ステップ203において現在読み出
し待ちがあり、直ちに読み出しが実行できない場合に
は、クライアント10からの読み出し要求を、待ち行列
管理部22により待ち行列23に記録する。待ち行列2
3では、他の読み出し待ちが既に記録されており、待ち
行列管理部22により各読み出し待ちが読み出し先毎
に、各磁気テープ54内での記録位置の順に登録される
(ステップ204)。
【0051】そして、この場合においては、入出力サー
バ21は待ち行列管理部22を参照することで、磁気テ
ープ54に対する未処理のアクセス(読み出し、書き込
み等)を磁気テープ54に対してアクセスの可能な順番
に実行する。ここでのクライアント10からの読み出し
要求も、この順番に基づき読み出しが実行され(ステッ
プ205)、各アクセス先へアクセスを行う度に待ち行
列管理部22は待ち行列23からこのアクセス先へのア
クセス要求の記録を削除する(ステップ206)。
【0052】また、マウントし読み出しを行う磁気テー
プ54の選択も、この待ち行列23に記録される未処理
のアクセスのアクセス先の磁気テープ54の情報に基づ
き実行される。このマウント先の磁気テープ54の選択
は、待ち行列管理部22を参照し、未処理のアクセスの
件数やデータの量が最も多い磁気テープ54や、アクセ
ス要求を受けてからの時間が最も経過しているアクセス
要求の要求先である磁気テープ54を選択する等の処理
を行う。また、マウント先の磁気テープ54を変更する
時点は、マウント中の磁気テープ54への全てのアクセ
ス要求のアクセスを実行した後にマウント先を変更する
方式や、又は磁気テープ54の先頭から終端までのアク
セスを一通り実行する方式によりこの途中に既にテープ
を進めてしまった場所へのアクセス要求が発生した場合
には他の磁気テープ54に対するアクセス要求のアクセ
スの終了後に行う等により定めることができる。
【0053】また、磁気テープ54からのファイルの読
み出し処理は、単に読み出すのみではなく、読み出した
ファイルを磁気ディスク40に対し移動(又はコピー)
する等の処理を行い、ファイルをより上位の記憶階層に
移すものとしても良い。
【0054】この場合には、入出力サーバ21はデータ
ベースサーバ31に対し、ファイルを磁気ディスク40
へ移動(又はコピー)したことを通知し、データベース
サーバ31はデータベース32にこれを記録することに
より、次回以降のこのファイルへのアクセスは磁気ディ
スク40に対し行われ高速にアクセスが実行される。
【0055】以上により、ファイルの読み出しを行な
い、読み出したファイルをクライアントに対し送信する
(ステップ207)。
【0056】また、アクセスが読み出しではなく書き込
みの場合にも、上記の図2に示される処理と同様の処理
により、書き込み処理が実行できる。
【0057】また、磁気テープ54を、磁気ディスク4
0内のアクセスの頻度の少ないファイルの保管場所とし
て用いても良い。
【0058】これは、クライアント10がコンピュータ
100に対し記録するデータのファイルは、通常磁気デ
ィスク40に記録するものとし、磁気ディスク40の空
き容量が少なくなった場合等に、入出力サーバ21によ
り磁気ディスク40内のファイルを磁気テープ54内に
移動する処理を行うものである。
【0059】この磁気テープ54内に移動するファイル
の選択は、アクセス頻度の少ないファイルや、長い間ア
クセスのないファイルを選択することにより、こうした
ファイルをより下位の記憶階層の記憶装置である磁気テ
ープ54に移す。これにより、上位の記憶階層である磁
気ディスク40内の空き容量を増やすことにより、クラ
イアント10からのアクセス要求への応答を高速化でき
る。
【0060】この場合にも、入出力サーバ21はデータ
ベースサーバ31に対し、ファイルを磁気テープ54へ
移動したことを通知し、データベースサーバ31はデー
タベース32にこれを記録することにより、次回のこの
ファイルへのアクセスは磁気テープ54に対し行われ
る。
【0061】次に、本実施の形態のアクセスを実行する
順序の設定方法をより詳細に具体例を用いて説明する。
【0062】図3は、本実施の形態の磁気テープのファ
イルの読み出し処理と読み出し時間を説明するための図
であり、図4は従来における磁気テープのファイルの読
み出し処理と読み出し時間を説明するための図である。
【0063】クライアント10からの読み取り要求が同
時に複数発生した場合、入出力サーバ21はそれぞれの
読み取り要求を待ち行列管理部22に渡す。
【0064】ここで、本実施の形態の待ち行列管理部2
2は同一の磁気テープに格納されている読み取り要求を
要求ファイルが格納されている順番に並べ替えて待ち行
列23をつくる。
【0065】図3、図4を参照すると、磁気テープ60
に対しファイルA61、ファイルB62、ファイルC6
3の順番で複数のファイルが記録されており、左端がテ
ープの先頭BOT(Beginning Of Tap
e)である。また、磁気テープ60は順次アクセスを行
うため、アクセスの可能な順序もファイルの格納順であ
るファイルA61、ファイルB62、ファイルC63の
順である。
【0066】この磁気テープ60に対し、ファイルC6
3、ファイルB62、ファイルA61の順番に読み出し
要求を受信した場合、従来ではこの順序がファイルの格
納順の逆になっているにもかかわらず、読み出し要求を
受信した順に処理する先入れ先出し法を行っていた。
【0067】しかし、本実施の形態の記憶階層管理シス
テムは、待ち行列管理部22により、受信した読み出し
要求の待ち行列23をファイルA、ファイルB、ファイ
ルCの順番に並び替え、この順番でファイルを読み出
す。
【0068】ここで、磁気テープ60からのファイルの
読み出し時間を説明する。
【0069】なお、以下磁気テープユニット52には既
に読み出し対象の磁気テープ60がマウントされている
ものとする。また、この読み出し対象の磁気テープがマ
ウントされていない場合においても、冒頭にこのマウン
トの処理を行い、読み出し時間にこのマウントのための
時間が加わることの他は同様である。
【0070】例えば、クライアント10からファイルB
62の読み出し要求を受けた場合、その待ち時間Tは次
の式で表される。
【0071】T=St+Rt ここで、Stは現在の磁気テープの読み出し位置からフ
ァイルB62の先頭の位置にテープを進めるシーク時
間、Rtはファイル62のデータの実際の読み込みに使
われる読み込み時間である。
【0072】これに基づき、前述の図3、図4におけ
る、磁気テープ60に対しファイルC63、ファイルB
62、ファイルA61の順番で読み出し要求が来た場合
の読み出し時間を説明する。
【0073】従来の、先入れ先出し法による磁気テープ
60からの読み出しは図4に示されるように行われ、そ
の待ち時間Tは、 T=St(BOT、C)+RtC +St(C,B) +RtB +St(B,A) +RtA、 (1) この式により表される。
【0074】ここで式(1)では、ファイルA61、フ
ァイルB62、ファイルC63の各読み取り時間を、そ
れぞれRtA、RtB、RtCと表記し、BOTからフ
ァイC63の先頭へテープを進める時間をSt(BO
T、C)、ファイC63の末尾からファイB62の先頭
へテープを進める時間をSt(C、B)、ファイB62
の末尾からファイA61の先頭へテープを進める時間を
St(B、A)と表す。
【0075】しかし、本実施の形態の記憶階層管理方法
を用いると、前述のようにファイルを読み出す順番はテ
ープの格納順であるファイルA61、ファイルB62、
ファイルC63の順番であり、従来の様に不要なテープ
を進めたり巻き戻す処理がなくなり、磁気テープ60か
らの読み出しは図3に示されるように行われ、待ち時間
T’は、 T’=RtA+RtB+RtC、 (2) この式により表され、式(1)に示される前述の従来の
技術による待ち時間よりも、大幅に待ち時間が短縮され
る。
【0076】また、アクセス対象のファイルが隣り合っ
ていない場合や、アクセス対象のファイルがBOTから
記録されていない場合や、アクセス対象のファイル数が
他の任意の複数個の場合にも、図3、図4の例と同様に
本実施の形態の記憶階層管理方法による待ち時間が短縮
される。
【0077】なお、本実施の形態の記憶階層管理方法
は、待ち行列23、待ち行列管理部22、入出力部2
0、データベース部30、及びライブラリ制御部51等
その他の機能をハードウェア的に実現することは勿論と
して、各機能を備えるコンピュータプログラムを、コン
ピュータ100のメモリにロードされることで実現する
ことができる。このコンピュータプログラムは、磁気デ
ィスク40、磁気テープ54、半導体メモリその他の記
録媒体に格納される。そして、その記録媒体からコンピ
ュータ100にロードされ、コンピュータ100の動作
を制御することにより、上述した各の機能を実現する。
【0078】以上のように、本実施の形態では、記憶階
層管理において順次アクセス手段で読み取りを行う装
置、例えば磁気テープライブラリを利用する場合におい
て、ユーザの平均待ち時間を減少させることができる。
【0079】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記憶階層管
理システム、記憶階層管理方法、記憶階層管理プログラ
ムを記録した記録媒体によれば、磁気テープ等の順次ア
クセスを行う記憶装置に対してデータの入出力を随時実
行するコンピュータシステムにおいて、アクセス要求を
アクセスの可能な順序により処理することにより、適切
かつ無駄のない待ち時間の少ない記憶階層の管理を実現
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による記憶階層管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の磁気テープの読み出
し処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明の一実施の形態の磁気テープのファイ
ルの読み出し処理と読み出し時間を説明するための図で
ある。
【図4】 従来における磁気テープのファイルの読み出
し処理と読み出し時間を説明するための図である。
【符号の説明】
10 クライアント 20 入出力部 21 入出力サーバ 22 待ち行列管理部 23 待ち行列 30 データベース部 31 データベース 32 データベースサーバ 40 磁気ディスク 50 磁気テープライブラリ 51 ライブラリ制御部 52 磁気テープユニット 53 磁気テープ格納庫 54 磁気テープ 60 磁気テープ 61 ファイルA 62 ファイルB 63 ファイルC 100 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 G11B 27/00 C (72)発明者 佐々木 隆行 宮城県仙台市青葉区一番町一丁目10−23 東北日本電気ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5D057 BD03 BE01 BE05 CA01 CA09 CB02 CB06 CC13 EB11 5D066 BA02 BA05 DA02 DA16 5D077 AA01 AA22 AA23 AA38 BA18 BB14 BB18 CA02 CA10 CB16 DC36 DC37 DE13 EA11 EA13 5D103 AB07 AC29 AD13 AG01 AG08 5D110 AA02 AA13 AA21 BB20 BB23 BB24 BB26 BB28 DA03 DA04 DA10 DB10 DC05 DC06 DE02 DE04 DE06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助記憶装置に大容量の順次アクセスメ
    モリを含むコンピュータシステムの記憶階層管理システ
    ムにおいて、 前記順次アクセスメモリ内に記録されているファイルの
    順序と位置の記録と参照を行うデータベース手段と、 前記順次アクセスメモリに対する未処理のアクセス要求
    の記録と、前記未処理の各アクセス要求の要求先毎の整
    理と、各前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序
    の管理を行う入出力手段を備え、 前記入出力手段は、 前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    順次アクセスメモリに対するアクセスが可能な順番に基
    づき編成する待ち行列管理手段を備えることを特徴とす
    る記憶階層管理システム。
  2. 【請求項2】 補助記憶装置に複数個の順次アクセスメ
    モリと、前記複数個の順次アクセスメモリ内の個々の前
    記順次アクセスメモリを選択しマウント先を切り替える
    ライブラリを備えるコンピュータシステムの記憶階層管
    理システムにおいて、 前記複数の順次アクセスメモリ毎に、記録されているフ
    ァイルの順序と位置の記録と参照を行うデータベース手
    段と、 前記複数の順次アクセスメモリに対する未処理のアクセ
    ス要求の記録と、前記未処理の各アクセス要求の各前記
    順次アクセスメモリ毎かつ要求先毎の整理と、マウント
    中の前記順次アクセスメモリ内における各前記アクセス
    の要求先へのアクセスの実行順序の管理と、前記ライブ
    ラリのマウント先の切り替えの管理を行う入出力手段を
    備え、 前記入出力手段は、 前記マウント中の前記順次アクセスメモリ内における各
    前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    マウント中の順次アクセスメモリに対するアクセスが可
    能な順番に基づき編成する待ち行列管理手段を備えるこ
    とを特徴とする記憶階層管理システム。
  3. 【請求項3】 前記待ち行列管理手段は、 前記順次アクセスメモリに対するアクセス要求の受信時
    に前記アクセス要求を待ち行列内に記録し、前記アクセ
    ス要求のアクセスの終了後に前記アクセス要求を前記待
    ち行列内から削除する手段を備えることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の記憶階層管理システム。
  4. 【請求項4】 前記入出力手段は、 前記順次アクセスメモリ内のファイルに対する読み出し
    を実行する時に、前記ファイルをランダムアクセスの可
    能な上位の記憶階層の記録装置に移動又は複写する手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か一つに記載の記憶階層管理システム。
  5. 【請求項5】 前記順次アクセスメモリを磁気テープと
    することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一
    つに記載の記憶階層管理システム。
  6. 【請求項6】 補助記憶装置に大容量の順次アクセスメ
    モリを含むコンピュータシステムの記憶階層管理方法に
    おいて、 前記順次アクセスメモリ内に記録されているファイルの
    順序と位置を記録し参照するステップと、 前記順次アクセスメモリに対する未処理のアクセス要求
    を記録し、前記未処理の各アクセス要求を要求先毎に整
    理し、各前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序
    を管理する入出力ステップを備え、 前記入出力ステップは、 前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    順次アクセスメモリに対するアクセスが可能な順番に基
    づき編成する待ち行列管理ステップを備えることを特徴
    とする記憶階層管理方法。
  7. 【請求項7】 補助記憶装置に複数個の順次アクセスメ
    モリと、前記複数個の順次アクセスメモリ内の個々の前
    記順次アクセスメモリを選択しマウント先を切り替える
    ライブラリを備えるコンピュータシステムの記憶階層管
    理方法において、 前記複数の順次アクセスメモリ毎に、記録されているフ
    ァイルの順序と位置を記録し参照するステップと、 前記複数の順次アクセスメモリに対する未処理のアクセ
    ス要求を記録し、前記未処理の各アクセス要求を各前記
    順次アクセスメモリ毎かつ要求先毎に整理し、マウント
    中の前記順次アクセスメモリ内における各前記アクセス
    の要求先へのアクセスの実行順序を管理し、前記ライブ
    ラリのマウント先の切り替えを管理する入出力ステップ
    を備え、 前記入出力ステップは、 前記マウント中の前記順次アクセスメモリ内における各
    前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    マウント中の順次アクセスメモリに対するアクセスが可
    能な順番に基づき編成する待ち行列管理ステップを備え
    ることを特徴とする記憶階層管理方法。
  8. 【請求項8】 前記待ち行列管理ステップは、 前記順次アクセスメモリに対するアクセス要求の受信時
    に前記アクセス要求を待ち行列内に記録し、前記アクセ
    ス要求のアクセスの終了後に前記アクセス要求を前記待
    ち行列内から削除するステップを備えることを特徴とす
    る請求項6又は請求項7に記載の記憶階層管理方法。
  9. 【請求項9】 前記入出力ステップは、 前記順次アクセスメモリ内のファイルに対する読み出し
    を実行する時に、前記ファイルをランダムアクセスの可
    能な上位の記憶階層の記録装置に移動又は複写するステ
    ップを備えることを特徴とする請求項6〜請求項8のい
    ずれか一つに記載の記憶階層管理方法。
  10. 【請求項10】 補助記憶装置に大容量の順次アクセス
    メモリを含むコンピュータシステムの記憶階層管理プロ
    グラムを記録した記録媒体において、 前記記憶階層管理プログラムは、 前記順次アクセスメモリ内に記録されているファイルの
    順序と位置を記録し参照するステップと、 前記順次アクセスメモリに対する未処理のアクセス要求
    を記録し、前記未処理の各アクセス要求を要求先毎に整
    理し、各前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序
    を管理する入出力ステップを備え、 前記入出力ステップは、 前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    順次アクセスメモリに対するアクセスが可能な順番に基
    づき編成する待ち行列管理ステップを備えることを特徴
    とする記憶階層管理プログラムを記録した記録媒体。
  11. 【請求項11】 補助記憶装置に複数個の順次アクセス
    メモリと、前記複数個の順次アクセスメモリ内の個々の
    前記順次アクセスメモリを選択しマウント先を切り替え
    るライブラリを備えるコンピュータシステムの記憶階層
    管理プログラムを記録した記録媒体において、 前記記憶階層管理プログラムは、 前記複数の順次アクセスメモリ毎に記録されているファ
    イルの順序と位置を記録し参照するデータベースステッ
    プと、 前記複数の順次アクセスメモリに対する未処理のアクセ
    ス要求を記録し、前記未処理の各アクセス要求を各前記
    順次アクセスメモリ毎かつ要求先毎に整理し、マウント
    中の前記順次アクセスメモリ内における各前記アクセス
    の要求先へのアクセスの実行順序を管理し、前記ライブ
    ラリのマウント先の切り替えを管理する入出力ステップ
    を備え、 前記入出力ステップは、 前記マウント中の前記順次アクセスメモリ内における各
    前記アクセスの要求先へのアクセスの実行順序を、前記
    マウント中の順次アクセスメモリに対するアクセスが可
    能な順番に基づき編成する待ち行列管理ステップを備え
    ることを特徴とする記憶階層管理プログラムを記録した
    記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記記憶階層管理プログラムの前記待
    ち行列管理ステップは、 前記順次アクセスメモリに対するアクセス要求の受信時
    に前記アクセス要求を待ち行列内に記録し、前記アクセ
    ス要求のアクセスの終了後に前記アクセス要求を前記待
    ち行列内から削除するステップを備えることを特徴とす
    る請求項10又は請求項11に記載の記憶階層管理プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記記憶階層管理プログラムの前記入
    出力ステップは、 前記順次アクセスメモリ内のファイルに対する読み出し
    を実行する時に、前記ファイルをランダムアクセスの可
    能な上位の記憶階層の記録装置に移動又は複写するステ
    ップを備えることを特徴とする請求項10〜請求項12
    のいずれか一つに記載の記憶階層管理プログラムを記録
    した記録媒体。
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