JP2001117955A - 設計支援装置および方法、ならびに設計支援プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

設計支援装置および方法、ならびに設計支援プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2001117955A
JP2001117955A JP29511599A JP29511599A JP2001117955A JP 2001117955 A JP2001117955 A JP 2001117955A JP 29511599 A JP29511599 A JP 29511599A JP 29511599 A JP29511599 A JP 29511599A JP 2001117955 A JP2001117955 A JP 2001117955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる設計機能を評価しながら1つ以
上の部品から成る製品の設計を簡単に行なえるよう支援
する。 【解決手段】 形状入力部2から部品の形状データが入
力されると、モデル定義部3は、入力形状データを用い
て、異なる設計機能ごとに該設計機能の情報を有するモ
デルを定義し、実体作成部5は、定義されたモデルから
予め定義された部品データおよび組部品データのうちか
ら任意に選択された部品および組部品データに、設計空
間上での任意の配置位置を示す配置情報を付加して実体
データを作成する。設計案定義部7は、これら形状、モ
デル、部品、実体および組部品の各データからなる階層
構造の位相データから、部品および組部品データの選択
状態に基づいて設計案データを定義すると、解析実行部
14は、設計案データおよび位相データから、所望設計
機能を解析して結果出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子回路装置など
の製品の機能のシミュレーション技術と連結した製品の
設計支援装置および方法、ならびに設計支援プログラム
を記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、
特に、製品の構想設計時のシミュレーションのための複
数の機能モデルおよび複数の設計案を取扱うことのでき
る設計支援装置および方法、ならびに設計支援プログラ
ムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近のパソコン(パーソナルコンピュー
タの略)は、携帯性、省スペース性に対するユーザ指向
から小型、軽量、薄型である製品の需要が高まってい
る。また、マルチメディア向けのパソコンに代表される
高機能、高付加価値を有した製品に対する需要も高まっ
てきており、設計、生産現場ではこうした多様かつ流動
的な市場のニーズに即座に応えるために高性能製品をい
かに短期間で企画して出荷するかがキーポイントになっ
てきている。
【0003】そこで最近では、電子部品の企画、設計、
生産の各プロセスを並行して作業する、いわゆるコンカ
レントエンジニアリングや、部品、設計モデルの統合管
理を行なうPDM(Product Data Managementの略)
といった概念、ツールが脚光を浴びている。これらはい
ずれもCAD(Computer Aided Designの略)またはC
AE(Computer Aided Engineeringの略)を基盤とし、
製品設計を取巻く環境を密に結合することによって設計
期間の短縮を実現する手法である。今や、製品設計、生
産の現場においてCADまたはCAEといったソフトウ
ェアによる設計のためのツールを利用することは当然で
あるが、より一層の設計期間の短縮を図るためには、こ
れらのツールをいかに効果的に活用すべきかが課題とな
っている。
【0004】このようなツールの効果的な活用手法とし
て、製品の企画→構想段階の設計→詳細な設計へと移行
するような設計プロセスにおいて、構想段階での設計に
おける信頼性を向上させることにより、詳細な設計での
手戻り回数が削減され、高品質の製品が短期間で設計さ
れるというトップダウン設計手法が採用されてきてい
る。この手法では、設計段階における製品の熱解析、構
造解析に代表される各種シミュレーション技術を構想設
計の段階で適用して、製品の主要部品の選定や配置など
の基本設計の妥当性が検証される。
【0005】ここで重要な点は、放熱機能、基板実装な
ど複数の設計に関する項目が相互に影響を及ぼすような
製品設計の範囲に、設計のプロセスにおいて部品および
組部品に対し各設計項目を横断的に、すなわち複数の設
計機能を多角的見地から同時に評価を行なう必要がある
という点である。
【0006】なお、ここで設計機能とは、設計の対象と
なるような電子部品やこれらを組合せてなる製品の機
能、たとえば放熱するための機能、サイズダウンを図る
ための機能を言う。また、設計機能の多角的見地からの
評価とは、次のようなことを言う。つまり、1つの製品
設計を行なう際に、いくつかの設計機能を切り口にして
同時に異なる複数の方向から製品設計を進行させ、また
検証することを言う。たとえばパソコンの設計を行なう
場合、1つは機構のコンパクト化という見地から、また
1つは放熱対策の見地からといった具合である。このよ
うに1つの製品設計を行なう際に、1つの設計機能にの
み注目してこれを評価するのではなく、複数の異なる設
計機能に同時に注目してこれらを評価することで、多角
的見地からの評価を行なうことができる。
【0007】たとえば、ノート型のパソコンに代表され
る高機能、軽量、薄型のパソコンの開発においては、機
構のコンパクト化、およびCPU(中央処理装置の略)
の高性能化に伴う放熱対策が重要な設計項目となってい
る。したがって、機構の設計、放熱のための設計、基板
における実装のための設計およびこれら各設計項目を含
んで製品を設計するとともに、全体を統括しながら設計
を進める必要がある。
【0008】このような設計機能を多角的見地から評価
する装置としては、特開平6−176084号公報に開
示される実装設計支援装置がある。これは、電気的な機
能の設計および機械的な機能の設計の両面にわたる設計
機能を統合化するための支援装置である。この装置によ
れば、パッケージといった各部品における設計機能を基
本とし、各部品に対するシミュレーション結果を部品単
位で統合管理することによって、シミュレーションの出
力値を他のシミュレーションの入力値として取扱うこと
が可能となる。
【0009】また、製品の構想段階での設計時における
多大なアイデアをいかに取扱うのかという点も重要であ
る。詳細な設計の段階に比較して、構想段階での設計で
は、製品における各部品の配置と、部品の選択に至る設
計パラメータとの自由度は、多種多様な設計案の提案を
通して可能であり、これら複数の設計案を、前述したよ
うに機能の多角的見地から比較検討し、中でも最適な設
計案を即座に抽出することが必要とされる。
【0010】また、数多くの設計案を管理する手法とし
ては、一般的には、製品設計を行なうためのファイル単
位で管理されることが多い。たとえば、CADシステム
を用いて作成された設計のための1図面ファイルを、1
設計案として扱い、同じ製品設計における別の設計案を
作成する場合は、別の図面ファイルを用いて作成が行な
われる。それゆえに、設計案の管理は、これら複数の図
面ファイルを管理することによって実現される。
【0011】その他に、特開平5−6399号公報では
設計案管理装置が提案される。この管理装置では、設計
案相互の差分を示す差分情報を管理可能なフォーマット
で記述されている設計案が、その差分情報に基づき管理
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】複数の部品を組合せて
なる組部品から構成される製品を、異なる複数の機能に
関して評価を行なう際に、各機能ごとに製品における部
品配置が評価される。その際、配置される部品の形状
は、各設計機能において同一である必要はなく、たとえ
ば機構形状とシミュレーション形状のように異なること
は多々ある。
【0013】なお、機構形状とは形状を詳細にまで表現
した形状のことであり、シミュレーション形状とはシミ
ュレーション解析の計算速度向上のため、ある程度簡略
化された形状をいう。
【0014】一方、製品における各部品の配置は各設計
機能において同様に適用される。つまり、1設計機能に
おけるある部品の配置の変更は、他の設計機能における
同一部品の配置に対しても影響する。上述した特開平6
−176084号公報の装置では、各部品について、形
状データ、その配置データおよび各機能のシミュレーシ
ョンファイルが保持されているが、基準となる形状デー
タは唯一であるため、各機能のための形状データに変換
する処理が必要とされて、各機能に対応した形状データ
を速やかに得ることができない。つまり、設計機能のた
めのある部品の配置変更が、他の設計機能に反映されな
いという課題がある。
【0015】また、各機能における各部品の形状データ
および配置に関する情報は、各シミュレーションファイ
ル内に独自に保持されているから、各機能において相互
に連携して部品を配置することは困難であった。
【0016】また、設計案の管理に関しては、同一製品
の設計の場合、異なる設計案間で共通に部品を保持する
ことが多い。しかるに、上述したファイル単位で設計案
を管理する方法の場合、ファイルごとにモデルを別途定
義する必要があり、同一製品の設計では多数の類似した
部品があるにもかかわらず、モデルはファイルごとに個
別に管理されるから、管理すべきデータが増加するとと
もに、異なるファイル間でモデルの同期を採ることも困
難となる。
【0017】また、構想段階の設計案のそれぞれは、同
一部品を使用する場合でも配置の異なる場合が多い。そ
れゆえに、上述の特開平5−6399号公報に開示の装
置では、基本の設計案から差分情報をもとに複数の設計
案を導出してメモリ容量の消費が抑制されている。しか
しながら、部品の配置に関する情報が異なる場合は、差
分情報も自ずと異なるため、メモリ容量の消費を抑制す
るのは困難である。
【0018】それゆえにこの発明の目的は、複数の異な
る設計機能を評価しながら製品設計を簡単に行なえる設
計支援装置および方法、ならびに設計支援プログラムを
記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供する
ことである。
【0019】この発明の他の目的は、複数の異なる設計
機能を評価しながら製品設計を効率よく行なえる設計支
援装置および方法、ならびに設計支援プログラムを記録
したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る設計支援
装置は、1つ以上の部品から成る製品の設計を支援する
装置であって、部品の形状データを入力する形状入力手
段と、入力された形状データを用いて、異なる設計機能
ごとに該設計機能の情報を有するモデルデータを定義す
るモデル定義手段と、定義されたモデルデータから部品
のデータを定義する部品定義手段と、定義された部品デ
ータおよび、部品を組合わせた組部品のデータのうち、
設計のために任意に選択された部品データおよび組部品
データに設計空間上で配置されるべき任意の位置を示す
配置情報を付加して実体のデータを作成する実体作成手
段と、形状データ、モデルデータ、部品データ、実体デ
ータおよび組部品データのそれぞれを階層構造の位相デ
ータにして格納する位相データ格納手段と、位相データ
格納手段に格納された位相データから、実体作成手段に
より作成された実体データに対応する部品および組部品
データの選択状態に基づいて設計案データを定義する設
計案定義手段と、定義された設計案データおよび位相デ
ータ格納手段の位相データから、所望される設計機能の
データを算出し、所望設計機能を評価するために解析し
て出力する解析実行手段とを備えて構成される。
【0021】したがって、位相データにおいては、モデ
ル定義手段により設計機能のそれぞれごとに、部品の形
状データおよび該設計機能の情報を保持するモデルデー
タが定義されるとともに、実体作成手段により設計機能
のそれぞれについて、設計空間上に配置されるべき部品
および組部品データが任意に選択され、かつその配置も
任意に設定される。
【0022】それゆえに、1つの位相データを準備する
だけで、設計機能のそれぞれごとに、異なる形状データ
を有した部品および組部品データを扱える設計案データ
を定義できて、設計機能の多角的見地からの製品設計、
機能評価および設計案データの管理が容易に可能とな
る。
【0023】また、位相データ上における部品および組
部品データの選択状態ならびに配置情報の変更は、設計
機能のそれぞれについての設計案データに同時に反映さ
せることができるから、部品または組部品データ配置時
の操作性が向上して、試行錯誤を要する構想設計時の部
品または組部品の選定と配置の決定などの作業を含む設
計作業時間の短縮が図られる。
【0024】また、設計機能のそれぞれについては、対
応するモデルデータと設計案データとは位相データ上に
おいて一元的に管理されるから、従来のような別管理方
式に比べて、データ管理のためのメモリ消費を抑制でき
る。
【0025】上述の設計支援装置は、位相データ格納手
段に格納された位相データを、与えられる所定情報に基
づいて所望する内容に編集するためのデータ編集手段を
さらに備えて構成されてもよい。
【0026】上述の設計支援装置は、データ編集手段
が、位相データにおいて、所望する実体データに対応す
る部品および組部品データについての選択状態を変更す
る選択状態変更手段を有してもよい。
【0027】上述の設計支援装置は、データ編集手段
が、位相データにおいて、部品および組部品データにつ
いての配置情報を変更する配置変更手段を有してもよ
い。
【0028】したがって、位相データ編集手段により、
位相データを所望する内容に、たとえば設計機能ごとに
選定される部品および組部品データ、ならびに配置情報
を異ならせたり、また1設計機能について複数の異なる
パターンで部品および組部品データ、ならびに配置情報
を設定することができる。
【0029】それゆえに、1つの位相データを準備し
て、これを編集するだけで設計機能のそれぞれについ
て、多種多様なパターンの設計案データを簡単に定義で
きて、設計作業時間の短縮と設計精度の向上とが図られ
る。
【0030】上述の設計支援装置は、設計案データを格
納するための設計案データ格納手段をさらに有し、設計
案データ格納手段には、位相データ格納手段に格納され
た位相データに対応して定義された設計案データが逐次
格納されるよう構成されてもよい。
【0031】上述の設計支援装置は、解析実行手段が、
設計案データ格納手段に格納された設計案データのう
ち、与えられる所定情報により選択された設計案データ
と対応する位相データとを用いて、所望設計機能の解析
を実行するように構成されてもよい。
【0032】したがって、設計案データ格納手段には、
位相データに対応して設定された設計案データが格納さ
れて、選択された設計案データと、これに対応の位相デ
ータとを用いて、設計機能の解析が実行されて評価され
る。
【0033】それゆえに、1製品について複数の異なる
設計案データを予め作成して設計案データ格納手段に格
納しておけば、解析実行時には、設計案データ格納手段
からの設計案データの読出し、読出された設計案データ
の解析実行、その結果に基づく評価を繰返すことができ
て、各設計機能および製品について最適な評価となる設
計案データを速やかに決定できる。
【0034】上述の設計支援装置は、位相データ格納手
段の位相データおよび設計案データ格納手段の設計案デ
ータを含む情報を表示する表示手段と、所定情報を含む
各種の情報を外部から入力するための入力手段とをさら
に備えて構成されてもよい。
【0035】したがって、位相データ格納手段および設
計案データ格納手段中の位相データおよび設計案データ
は表示手段により表示されるから、ユーザは、表示内容
を確認することで、入力手段から位相データを所望する
ように編集するための、または所望するような設計案デ
ータを選択するための所定情報を簡単に入力できる。そ
れゆえに、操作性に優れるとともに、設計時間の短縮が
図られる。
【0036】この発明に係る設計支援方法は、1つ以上
の部品から成る製品の設計を支援する方法であって、部
品の形状データを入力する形状入力ステップと、入力さ
れた形状データを用いて、異なる設計機能ごとに該設計
機能の情報を有するモデルデータを定義するモデル定義
ステップと、定義されたモデルデータから部品のデータ
を定義する部品定義ステップと、定義された部品データ
および、部品を組合わせた組部品のデータのうち、設計
のために任意に選択された部品データおよび組部品デー
タに設計空間上で配置されるべき任意の位置を示す配置
情報を付加して実体のデータを作成する実体作成ステッ
プと、形状データ、モデルデータ、部品データ、実体デ
ータおよび組部品データのそれぞれを階層構造の位相デ
ータにして予め準備されたメモリ格納する位相データ格
納ステップと、位相データ格納手段によりメモリに格納
された位相データから、実体作成ステップにより作成さ
れた実体データに対応する部品および組部品データの選
択状態に基づいて設計案データを定義する設計案定義ス
テップと、定義された設計案データおよびメモリに格納
された位相データから、所望される設計機能のデータを
算出し、所望設計機能を評価するために解析して出力す
る解析実行ステップとを備えて構成される。
【0037】この発明に係る設計支援方法をコンピュー
タに実行させるための設計支援プログラムを記録したコ
ンピュータで読取可能な記録媒体は、次のような特徴を
有する。つまり、設計支援方法は、1つ以上の部品から
成る製品の設計を支援する方法であって、部品の形状デ
ータを入力する形状入力ステップと、入力された形状デ
ータを用いて、異なる設計機能ごとに該設計機能の情報
を有するモデルデータを定義するモデル定義ステップ
と、定義されたモデルデータから部品のデータを定義す
る部品定義ステップと、定義された部品データおよび、
部品を組合わせた組部品のデータのうち、設計のために
任意に選択された部品データおよび組部品データに設計
空間上で配置されるべき任意の位置を示す配置情報を付
加して実体のデータを作成する実体作成ステップと、形
状データ、モデルデータ、部品データ、実体データおよ
び組部品データのそれぞれを階層構造の位相データにし
て予め準備されたメモリに格納する位相データ格納ステ
ップと、位相データ格納ステップによりメモリに格納さ
れた位相データから、実体作成ステップにより作成され
た実体データに対応する部品および組部品データの選択
状態に基づいて設計案データを定義する設計案定義ステ
ップと、定義された設計案データおよびメモリに格納さ
れた位相データから、所望される設計機能のデータを算
出し、所望設計機能を評価するために解析して出力する
解析実行ステップとを備えて構成される。
【0038】上述の設計支援方法および設計支援プログ
ラムによれば、位相データにおいては、モデル定義ステ
ップにより設計機能のそれぞれごとに、部品の形状デー
タおよび該設計機能の情報を保持するモデルデータが定
義されるとともに、実体作成ステップにより設計機能の
それぞれについて、設計空間上に配置されるべき部品お
よび組部品データが任意に選択され、かつその配置も任
意に設定される。
【0039】それゆえに、1つの位相データを準備する
だけで、設計機能のそれぞれごとに、異なる形状データ
を有した部品および組部品データを扱える設計案データ
を定義できて、設計機能の多角的見地からの製品設計、
機能評価および設計案データの管理が容易に可能とな
る。
【0040】また、位相データ上における部品および組
部品データの選択状態ならびに配置情報の変更は、設計
機能のそれぞれについての設計案データに同時に反映さ
せることができるから、部品または組部品データ配置時
の操作性が向上して、試行錯誤を要する構想設計時の部
品または組部品の選定と配置の決定などの作業を含む設
計作業時間の短縮が図られる。
【0041】また、設計機能のそれぞれについては、対
応するモデルデータと設計案データとは位相データ上に
おいて一元的に管理されるから、従来のような別管理方
式に比べて、データ管理のためのメモリ消費を抑制でき
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係る設計支援装置と方法について説明する。
ここでは、1つ以上の部品からなる製品の設計を支援す
るための装置と方法が説明される。
【0043】図1には、この発明の実施の形態による設
計支援装置の機能構成が示される。図2には、図1の設
計支援装置のハードウェア構成が示される。図3には、
図1および図2の設計支援装置において実行される設計
支援処理のフローチャートが示される。
【0044】図2に示される設計支援装置は簡単なコン
ピュータの構成を有して、該装置を集中的に制御および
管理するためのCPU100、設計支援のためのプログ
ラムを含む各種プログラムならびに各種のデータが格納
されるROM(リードオンリメモリ)101、処理のた
めに必要とされるデータが格納されるRAM(ランダム
アクセスメモリ)102、外部から各種情報を入力する
ためのキーボード、マウスなどからなる入力部103、
外部に対して情報を出力するためのディスプレイおよび
プリンタなどからなる出力部104、インターネットな
どを含む外部の通信ネットワーク105とCPU100
とを通信接続するための通信デバイス106、入力部1
03と出力部104とをCPU100に接続するための
I/Oデバイス107、FD(フレキシブルディスク)
などの記録媒体109が着脱自在にセットされて、CP
U100の制御のもとに該記録媒体をアクセスしてデー
タの読書きをするための外部記憶ドライバ108を含
む。
【0045】図1において設計支援装置は制御部1、な
らびに制御部1に接続されて制御部1により制御される
形状入力部2、モデル定義部3、部品定義部4、実体作
成部5、組部品定義部6、設計案定義部7、位相データ
格納部8、位相制御部9、設計案データ格納部10、設
計案制御部11、配置編集部12、表示部13および解
析実行部14を含む。
【0046】位相データ格納部8および設計案データ格
納部10はRAM102内に構成される。図1の他の部
分は、CPU100により実行制御されるプログラムの
機能として提供される。
【0047】次に、図3のフローチャートを参照して、
製品の設計支援のための動作を説明する。まず、各設計
機能を表わすモデルにおける部品の形状を示す形状デー
タがユーザにより入力部103から入力されるので、制
御部1は入力された形状データを形状入力部2に与える
ので、形状入力部2は、与えられた形状データを受理し
て、位相データ格納部8に保存する(ステップS1)。
位相データ格納部8には、形状を階層化して管理するデ
ータ群(以下、位相データと呼ぶ)が格納される。ここ
では立体を管理するモデル、モデルを管理するパートな
どである。形状入力部2においては、各モデルにおける
部品の形状データが入力される。
【0048】次に、モデル定義部3において、予め形状
入力部2において入力された形状データに対し設計機能
の情報が定義された機能解析のためのシミュレーション
用のモデルを示すデータ(以下、単にモデルと呼ぶ)が
定義されて、定義されたモデルは位相データ格納部8に
保存される(ステップS2)。したがって、モデルは、
該モデルにおける部品の形状データに各機能における部
品の情報が付加されたものとなる。なお、モデルの定義
は、予めROM101に格納されたモデル定義のための
データに基づいて行なってもよく、また外部から入力部
103および制御部1を経由して入力されたデータに基
づいて行なってもよい。
【0049】次に、部品定義部4において、予めモデル
定義部3により予め定義されたモデルから1設計単位で
ある部品のデータ(以下、単に部品と呼ぶ)が定義され
て、定義された部品は位相データ格納部8に保存される
(ステップS3)。この部品は、モデル定義部3により
予め設計機能毎に予め定義されたモデルをすべて保持す
る。
【0050】次に、実体作成部5において、予め部品定
義部4により定義された部品または後述する組部品のデ
ータ(以下、単に組部品と呼ぶ)について、モデルに対
応の設計のための空間における位置情報が付加された実
体のデータ(以下、単に実体と呼ぶ)が生成されて、生
成された実体は位相データ格納部8に保存される(ステ
ップS4)。ここで、実体とは部品や組部品といった定
義に、座標変換マトリックスが指定されたものである。
実体は複数の部品を保持することが可能であるが、高々
1個の部品が選択状態である必要がある。なお、選択状
態についての詳細は、後述する。
【0051】次に、部品を組合せて1設計単位である組
部品を生成する場合は(ステップS5でyes)、組部
品定義部6において、予め実体作成部5により生成され
た1つ以上の実体を組合わせて組部品が定義されて、定
義された組部品は位相データ格納部8に保存される(ス
テップS6)。次に、実体作成部5において、予め組部
品定義部6により定義された組部品に対して、対応する
モデルの設計空間において該組部品が配置された位置を
示す位置情報が付加されて実体が生成されて、生成され
た実体は、位相データ格納部8に保存される(ステップ
S7)。
【0052】その後、設計案定義部7において、予め実
体作成部5により生成された実体についての選択状態に
基づいて設計案が定義されて、定義された設計案は設計
案データ格納部10に保存される(ステップS8)。
【0053】次に、位相データを編集する場合は(ステ
ップS9でyes)、位相制御部9において、位相デー
タ格納部8中の位相データについて次のように編集が行
なわれる。つまり、位相データ格納部8から位相データ
が読出されて表示部13により出力部103にて表示さ
れるので、ユーザは、表示内容を見ながら入力部102
から、位相データを所望するように編集するためのデー
タを入力する。
【0054】この入力データを用いて、位相制御部9
は、予めモデル定義部3により定義されたモデルに対す
る部品の形状データの追加、削除および修正のいずれか
を行なうか、または予め部品定義部4により定義された
部品に対するモデルの追加、削除および修正のいずれか
を行なうか、または予め実体作成部5により生成された
実体に対する部品または組部品の追加、削除および修正
のいずれかを行なうか、または予め組部品定義部6によ
り定義された組部品に対する実体の追加、削除および修
正のいずれかを行なう。位相制御部9は、このような編
集が施された位相データを、再度、位相データ格納部8
に保存する(ステップS10)。
【0055】次に、設計案を編集する場合は(ステップ
S11でyes)、設計案制御部11において、次のよ
うに編集処理が行なわれる。つまり、設計案データ格納
部10から所望の設計案データが読出されて表示部13
により出力部103にて表示されるので、ユーザは、表
示内容を見ながら入力部102から、設計案データを所
望するように編集するためのデータを入力する。この入
力データを用いて、設計案制御部11は、読出された所
望の設計案のデータに対して設計案データの追加、削除
および修正のいずれかの編集を行なって、編集された設
計案のデータを設計案データ格納部10に保存する(ス
テップS12)。
【0056】実体の配置を変更する場合は(ステップS
13でyes)、予め生成された形状、実体の配置が配
置編集部12により編集されて位相データ格納部8に保
存される(ステップS14)。具体的には、位相データ
格納部8から位相データが読出されて表示部13により
出力部103にて表示されるので、ユーザは、表示内容
を見ながら入力部102から、位相データの実体の設計
空間における配置を変更するためのデータを入力する。
配置編集部12は、入力されたデータを制御部1を介し
て受理して、このデータに基づいて、位相データの配置
情報mtxiを変更して、変更後の位相データを位相デ
ータ格納部8に格納する。
【0057】その後、設計機能についてシミューレーシ
ョンによる解析処理を行なう場合は(ステップS15で
yes)、位相制御部9および設計案制御部11のそれ
ぞれにおいて、位相データ格納部8および設計案データ
格納部10で保存されている位相データおよび設計案デ
ータのそれぞれをもとに、シミューレーション処理を行
なうべき設計案についての設計機能のモデルが算出され
て、解析実行部14に与えられて、解析実行部14にお
いては、与えられた設計機能モデルを評価するために所
定手順に従いシミュレーションによる該設計機能モデル
の解析処理が行なわれる。解析処理の結果は、逐次、表
示される(ステップS16)。
【0058】解析結果の表示を確認したユーザが、再
度、形状データを定義して、新たな位相データの生成を
所望する場合には、入力部103から入力された指示に
応答して、処理はテップS1に移行するが、位相データ
格納部8に既に格納されている位相データの編集を所望
する場合には、入力部103から入力された指示に応答
して、処理はステップS9に移行する。設計機能の解析
結果が所望するものと評価されれば、設計は完了するの
で、入力部103から入力された指示に応答して、一連
の処理は終了する。
【0059】図4(A)〜(D)には、本実施の形態に
適用される座標系が示される。ここで、ローカル座標系
とは部品または組部品などを管理するための固有の座標
系である。実座標系は部品または組部品などを実体化し
表示部13により出力部104において表示するための
座標系である。実座標系は、ローカル座標系との対比で
用いられる。グローバル座標系は、実際に設計を行なう
ための空間に適用される座標系を言う。図4(A)と
(B)で示されるように、部品Aを直接に設計のための
空間に抽出する場合は実座標系=グローバル座標系とな
る。また、図4(C)と(D)に示されるように、部品
Aを組部品に抽出する場合は、実座標系=組部品のロー
カル座標系となる。
【0060】図5には、本発明の実施の形態による位相
データの関係が示される。図5の位相データの関係を用
いて位相データの構造を説明する。位相データは、形状
を要素として各位相要素をローカル座標系によって管理
する定義位相データ120と、実座標系を保持し実体と
して表示される実体位相データ121とに分けられる。
【0061】図示されるように、まず部品形状122の
データは実座標系をもって配置される。この座標は部品
形状122のデータを管理するモデル123のローカル
座標系に従属する。
【0062】次に、モデル123は設計機能ごとに個別
に定義されて、各設計機能ごとのモデル123は、対応
する設計機能についての部品形状122のデータを有す
る。モデル123はローカル座標系を有する。
【0063】次に、部品124は1部品単位として定義
されて、各設計機能ごとのモデル123を有する。これ
により、1つの部品124が複数の異なる設計機能につ
いての部品形状122のデータを有することも可能にな
る。部品124もまたローカル座標系を保持する。
【0064】部品124のローカル座標系とモデル12
3のローカル座標系とを異ならせる場合は、各モデル1
23において座標系の修正処理が行なわれる。部品12
4は表示部13により出力部104において表示される
場合には、配置情報(mtxP)とともに、実体125
によって管理される。
【0065】実体125は、保持する1つ以上の部品1
24を、各部品124に対応する配置情報mtxPによ
って実座標系に展開する。実体125は複数個の部品1
24から構成可能であるが、高々1個の部品124だけ
が選択状態にある。
【0066】なお、ここで選択状態とは、対応する設計
機能に対して、実体125または127が管理する1つ
以上の部品124または1つ以上の組部品126のう
ち、いずれの部品124またはいずれの組部品126
が、選択されているかを示す。選択状態の設定は、図1
の位相制御部9において、入力部103から入力されて
制御部1を介して与えられた情報に基づいてなされる。
【0067】実体125は、後述する組部品126に従
属することも可能であるが、従属しない場合は、実体1
25自身が部品形状122を表示する。その際、選択さ
れた(選択状態にある)部品124とモデル123の部
品形状122とが表示される。
【0068】次に、実体125を組合せて組部品126
が構築される場合には、組部品126が定義される。組
部品126は部品124から生成された実体125の他
に、組部品126から生成された実体127を保持する
ことも可能である。組部品126は保持する実体125
をローカル座標系にて管理する。組部品126は表示さ
れる場合には、部品124の場合と同様にして配置情報
mtxAとともに実体127によって管理される。
【0069】実体127は、保持する組部品126を、
各組部品126の配置情報mtxAによって実座標系に
展開する。実体127は複数の組部品126または複数
の部品124から構成されることも可能であるが、高々
1個の部品124または組部品126が選択状態にあ
る。
【0070】ここで、表示される部品124から展開さ
れる実体125や、組部品126から展開される実体1
27は、グローバル座標系に展開される実体であり、配
置編集部12による配置編集の対象となる。配置編集す
る際は、部品124または組部品126のローカル座標
系からグローバル座標系に座標を変換するための座標変
換行列に対して、配置変更の処理が行なわれるので、ロ
ーカル座標系により管理されて定義された位相データの
幾何情報は不変である。
【0071】図6には、この発明の実施の形態に適用す
る位相データの具体例が示される。次に、図6の位相デ
ータを参照して構想設計時の位相データの詳細を説明す
る。
【0072】図6の位相データは機構設計、基板設計お
よび熱設計の3種類の異なる設計機能に関する設計のた
めのデータを有する。図示されるように位相データはツ
リー構造を有し、枝となる線分のうち実線であるもの
は、その下位のノード成分が選択状態であることを示
し、点線であるものは、その下位のノード成分が非選択
状態であることを示す。図6において、Eiは部品の形
状データを示し、Miはモデルを示し、Piは部品を示
し、Cpiは実体を示し、Aiは組部品を示し、Cai
は実体を示す。なお、i=1,2,3、…である。
【0073】まず、図6の部品P1をルートとするツリ
ーを用いて部品形状データ、モデル、部品の詳細につい
て説明する。部品P1は、上述した異なる3つの設計機
能のそれぞれに対応した機能解析シミューレーション用
のモデルM1、M2およびM3のそれぞれを保持し、モ
デルM1〜M3のそれぞれは部品形状データE1、E2
およびE3のそれぞれと、図示されないが上述の各設計
機能における部品に関する情報とを保持していることが
示される。
【0074】図7(A)〜(C)には、この発明の実施
の形態に適用される設計機能の部品形状データの1例が
示される。図8には、この発明の実施の形態に適用され
る部品のローカル座標系の1例が示される。図9には、
この発明の実施の形態に適用される部品からなる実体お
よび実体の配置情報の1例が示される。
【0075】設計機能の部品形状データは形状入力部2
により入力される。具体的には、機構設計においては図
7(A)で示されるような3次元の詳細形状である機構
形状E1のデータが、基板設計においては図7(B)で
示されるような2次元の断面形状である電気的形状E2
のデータが、熱設計においては図7(C)で示されるよ
うな3次元に簡略された形状である熱解析形状E3のデ
ータが、入力部103からの情報に基づいて入力され
る。
【0076】次に、モデル定義部3においては、形状入
力部2より入力された図7(A)〜(C)の部品形状E
1〜E3のデータのそれぞれに対応してモデルM1〜M
3のそれぞれが定義される。
【0077】なお、定義されたモデルM1〜M3のそれ
ぞれでは、対応する部品形状E1〜E3のデータの他
に、図示されないが機構設計においては寸法制約などの
情報、基板設計においては基板のピン数などの情報、熱
設計においては発熱量などの情報が保持される。
【0078】続いて、定義されたモデルM1〜M3を用
いて、部品定義部4において部品P1が定義される。部
品P1では、図8に示されるように、モデルM1の部品
形状E1のデータは部品P1のローカル座標系LAに基
づき管理される。部品P1は保持するモデルM1〜M3
を統括し、モデルM1〜M3からのモデルの選択、表示
部13を用いた表示の制御を行なう。図6のツリー構造
における部品P2およびP3のそれぞれについても同様
な構造が定義される。
【0079】次に図6において、1つ以上の部品Piか
ら実体作成部5において生成される実体Cp1、Cp
2、Cp3およびCp4の詳細について説明する。実体
作成部5において生成された実体Cp1は部品P1とP
2を保持する。図示されるように実体Cp1が保持する
部品P1とP2のうち部品P1のみが選択状態とされて
いるので、表示部13における実体Cp1の表示として
は部品P1の形状のみが表示される。この場合に表示さ
れる部品P1は、図9に示されるような部品P1のロー
カル座標系LAに対する実体Cp1として生成される際
に、位置座標が付加されて生成される。この位置座標
は、ローカル座標系LAに対する座標変換行列mtx1
によって実現される。実体Cp1において、座標変換行
列mtx1は実体Cp1が保持する部品P1とP2のそ
れぞれに対して(P1,mtx1),(P2,mtx
2)のように組となって保持される。
【0080】同様に、実体作成部5において生成された
実体Cp2は部品P2とP3とを保持する。ここで、実
体Cp2は保持する部品P2とP3のうち部品P2のみ
が選択状態とされているので、表示部13における実体
Cp2の表示としては部品P2の形状のみが表示され
る。ここで、部品P2は実体Cp1においても部品形状
として保持されている部品、いわゆる実体Cp1とCp
2とに共通の部品であるため、部品P2関して形状デー
タが修正される場合には、実体Cp1およびCp2につ
いても、その修正内容は影響する。
【0081】同様に、実体作成部5において生成された
実体Cp3は、部品P1を2個保持する。実体Cp3に
保持されている各部品の形状は同一であるが、各部品の
設計空間における配置位置を相互に異ならせる場合に
は、適用される座標変換行列を異なるものとすることに
よって簡単に実現できる。つまり、図6では、実体Cp
3に保持される一方の部品P1に対しては座標変換行列
mtx5が適用されて、他方の部品P1に対しては座標
変換行列mtx6が適用されることで、保持される各部
品の形状データは同一であるが、各部品の設計空間にお
ける配置位置を相互に異ならせることができる。
【0082】同様に、実体作成部5において生成された
実体Cp4は部品P1とP2とを保持する。ここでは、
図6に示されるように、両部品は非選択状態とされるこ
とによって、実体Cp4の表示においては部品が表示さ
れないように設定することができる。
【0083】次に、図6の組部品A1を用いて、組部品
の詳細について説明する。図10には、この発明の実施
の形態に適用される組部品のローカル座標系の1例が示
される。図11には、この発明の実施の形態に適用され
る組部品から構成される実体の1例が説明される。
【0084】組部品定義部6において、1つ以上の実体
Cpiから定義された組部品A1は、実体Cp1、Cp
2、Cp3、およびCp4を保持するが、実体Cp4が
保持する部品P1とP2は非選択状態であるから、図1
0で示される組部品A1においては実体Cp4は表示さ
れない。図10に示されるように組部品A1では、部品
P1と同様に、保持する実体Cpiの形状データは、組
部品A1のローカル座標系LAに基づき管理される。
【0085】次に、図6の実体Ca1を用いて、組部品
Aiから生成される実体Caiの詳細について説明す
る。実体作成部5において生成された実体Ca1は組部
品A1を保持する。図6で示されるように実体Ca1は
組部品A1のみを保持しているため、実体Ca1の表示
においては組部品A1の形状のみが表示される。
【0086】ここで表示される組部品A1は、図11に
示されるように、ローカル座標系LAに対し実体Cai
として生成される際に、位置座標が付加されて生成され
る。この位置座標は、ローカル座標系LAに対する座標
変換行列mtx9によって実現される。座標変換行列m
tx9は実体Ca1において、実体Ca1が保持する組
部品A1と組となって保持される。その後の動作も、前
述した部品Piから生成される実体Cp1〜Cp4の場
合と同様であり、説明は省略する。
【0087】次に、図6の位相データの具体例を参照し
て異なる設計機能間の部品の配置に関する連携処理につ
いて説明する。各部品Piは異なる種類のモデルMiを
保持している。ここで、配置編集部12において、実体
Cp1の配置を変更する場合、表示部13により表示さ
れる位相データにおける部品形状は形状E1〜E3のい
ずれかであるが、実際の配置変更による移動処理は、制
御部1を経由して入力部103から与えられたユーザ所
望の移動分に対応した移動行列を、部品P1から実体C
p1を生成する際の配置位置を指定するための座標変換
行列mtx1に対して乗じることによって実現される。
このとき、同時に実体Cp1が保持する一方の部品P2
の座標変換行列mtx2にも同じ移動行列が乗じられ
る。
【0088】移動行列とは、移動分に応じた移動を表わ
す変換行列のことであって、一般に図形を扱う場合、そ
の位置座標に対し移動行列を乗じることによって、所望
する移動分に対応した位置の変換が行なわれる。
【0089】これにより、モデルM1〜M3の部品形状
E1〜E3は、その配置位置が部品のローカル座標系L
Aに保たれたまま、実体Cp1は指定された配置位置に
変更される。したがって、モデルを別のモデルに切換え
た場合でも部品のローカル座標系LAを基準とした位置
に別のモデルが表示される。
【0090】このように、実体Cp1の移動に対し、部
品P1の座標変換行列mtx1と同様に、部品P2の座
標変換行列mtx2に対しても移動行列が乗じられるた
め、実体Cp1における選択状態を部品P2側に切換え
た場合には、部品P2のローカル座標系LAを基準とし
た位置に部品P2が移動分を加味して表示される。これ
により異なる種類の設計機能間における部品、組部品の
配置に関する連携が可能となる。
【0091】次に図6の位相データの具体例、図12に
示される本実施の形態に適用される設計案データの管理
状態、および図13に示される本実施の形態に適用され
る設計案データの具体例を参照して、設計案データの構
造を説明する。
【0092】図6において実体Cp1〜Cp4のそれぞ
れは2個の部品Piを保持し、実体Ca1は1個の組部
品A1を保持する。これら実体のそれぞれには高々1個
だけ選択状態とされている部品または組部品が存在す
る。具体的には、図6の場合では、実体Cp1において
は組(P1,mtx1)が、実体Cp2においては組
(P2,mtx3)が、実体Cp3においては組(P
1,mtx5)が選択状態とされて、実体Cp4は無選
択の状態となっている。
【0093】このとき、位相データ格納部8の図6で示
される位相データにおけるすべての実体Cpiのデータ
は、設計案定義部7によりテーブル化されて、図12に
示されるように「設計案1」として定義される。たとえ
ば、図11は、図10の「設計案1」を表示したもので
ある。定義された設計案データは、設計案データ格納部
10に格納される。
【0094】同様にして、図6において実体Cp1にお
いて組(P2,mtx2)が、実体Cp2において組
(P3,mtx4)が、実体Cp3において組(P1,
mtx6)が、実体Cp4において組(P1,mtx
7)が選択状態となるよう定義されることによって、図
12の「設計案2」を定義することができる。
【0095】その後、設計案を変更する場合は、設計案
データ格納部10から読出された所望する設計案データ
が表示部13にて表示されるので、ユーザは、設計案変
更のための情報を入力部103から入力すれば、制御部
1を介して設計案制御部11は、入力された情報を受理
して、各実体Cpiにおける部品Piの選択状態が入力
情報を用いて変更される。その結果、たとえば図11の
「設計案1」から、図13に示すような「設計案2」に
変更することが可能となる。
【0096】図6においては、実体Cpiについては保
持する部品Piの選択の他に、実体Cp3について示さ
れるように、保持する部品Piの配置情報mtxiの選
択も可能であるから、設計案制御部11により前述の部
品選択と同様にして、配置情報mtxiの選択的な設定
・変更も可能である。したがって、同一の部品Piを用
いながらも、部品の配置が異なるような複数の設計案を
定義することも容易に可能になる。
【0097】このようにして、設定・変更された設計案
を用いて評価されるべき設計機能が入力部103を介し
て外部から選択的に指定されることによって、指定され
た設計機能を希望する設計案の下で取出すことも可能に
なる。
【0098】具体的には、ユーザにより所望される種類
の部品Piが所望されるような配置情報mtxiで配置
されていることを示す設計案に対して、解析すべき設計
機能に対応のモデルMiのみが選択されて適用される。
このような状態で、適用されたモデルMiに解析実行部
14により所定の定数データなどが設定されて設計機能
解析のためのシミューレーションが実行されて、指定さ
れた設計機能を希望する設計案の下で評価することが可
能になる。
【0099】以上示されたように、設計案の変更に対し
部品Piを保持するモデルMiのデータは、同一データ
を保持したものであり、これにより異なる設計案間での
部品、ならびに設計機能の共有化が可能になる。
【0100】また、上述したデータ構造や機能により、
組部品Aiを主体とする製品の構想設計において、設計
機能の多角的見地からの設計、評価および設計案の管理
が可能になる。
【0101】以上説明した設計支援装置は図3のフロー
チャートを含んで示される設計支援処理を機能させるた
めのプログラムで実現される。このプログラムはコンピ
ュータで読取可能な記録媒体に格納されている。本実施
の形態では、この記録媒体として、図2に示されている
設計支援装置で処理が行なわれるために必要なROM1
01そのものがプログラムメディアであってもよいし、
また外部記憶ドライバ108にセットされることにより
読取可能な状態とされる記録媒体109であってもよ
い。
【0102】いずれの場合においても、これらの媒体に
格納されているプログラムはCPU100によりアクセ
スされて実行される方式であってもよいし、あるいはい
ずれの場合もプログラムをこれら記録媒体から一旦読出
し、読出されたプログラムは図2の装置の図示されない
所望のプログラム記録エリアにロードされて、CPU1
00により読出されて実行される方式であってもよい。
なお、このロード用のプログラムは予め装置本体に格納
されているものとする。
【0103】ここで、上述したプログラムメディアであ
る記録媒体は図2の装置と分離可能に構成される記録媒
体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ
系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気
ディスクやCD−ROM/NO/MD/DVDなどの光
ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクRO
M、EPROM、EEPROM、/ROMなどによる半
導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体
であってもよい。
【0104】また、図2の装置においてはインターネッ
トを含む通信ネットワーク105と通信接続可能な構成
が採用されているから、通信ネットワーク105からプ
ログラムをダウンロードするように流動的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。なお、通信ネットワー
ク105からプログラムをダウンロードする場合には、
ダウンロード用プログラムは予め装置本体に格納される
か、あるいは別の記録媒体から予めインストールされる
ものであってよい。
【0105】なお、記録媒体に格納される内容として
は、プログラムに限定されずデータであってもよい。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0107】
【発明の効果】この発明によれば、1つ以上の部品から
なる製品の構想設計において設計機能の多角的見地から
の設計、評価および設計案管理が可能になり、試行錯誤
を要する構想設計時の部品および組部品データの選定な
らびに配置の決定が容易になり、設計作業時間の短縮が
図れる。
【0108】また、各設計機能ごとに別形状の部品およ
び組部品データが扱える設計案データの管理が可能とな
って各機能におけるシミューレーション技術と連動する
ことにより、1製品に対し複数の設計機能の検証が可能
になり、設計品質の向上が図れる。
【0109】また、異なる設計機能間における部品およ
び組部品データの選定と配置に関する連携が可能となっ
て、製品の設計空間における部品配置決定時の操作性が
向上し、設計作業時間の短縮が図れる。
【0110】また、設計案データの管理に関しては、異
なる設計案データ間での部品および組部品データ、なら
びに設計機能の連携が可能になり、複数の異なる設計案
データから即座に各設計機能のモデルを導出することが
できて、部品および組部品データの選定ならびに配置決
定などの基本設計時の作業時間短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による設計支援装置の
機能構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の設計支援装置のハードウェア構成図で
ある。
【図3】 図1および図2の設計支援装置において実行
される設計支援処理のフローチャートである。
【図4】 (A)〜(D)は、この発明の実施の形態に
適用される座標系を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態による位相データの関
係を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態に適用する位相データ
の具体例を示す図である。
【図7】 (A)〜(C)は、この発明の実施の形態に
適用される設計機能の形状の1例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態に適用される部品のロ
ーカル座標系の1例を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態に適用される部品から
なる実体および実体の配置情報の1例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態に適用される組部品
のローカル座標系の1例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態に適用される組部品
から構成される実体の1例を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態に適用される設計案
データの管理状態を説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態に適用される設計案
データの具体例を示す図である。
【符号の説明】
2 形状入力部、3 モデル定義部、4 部品定義部、
5 実体作成部、6組部品定義部、7 設計案定義部、
8 位相データ格納部、9 位相制御部、10 設計案
データ格納部、11 設計案制御部、12 配置編集
部、13 表示部、14 解析実行部、100 CP
U、101 ROM、105 通信ネットワーク、10
9 記録媒体、Ca1,Cpi(i=1、2、3、…)
実体、A1 組部品、Pi 部品、Mi モデル、E
i 部品形状。なお、各図中同一符号は同一または相当
部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の部品から成る製品の設計を支
    援する設計支援装置であって、 前記部品の形状データを入力する形状入力手段と、 前記形状入力手段から入力された前記形状データを用い
    て、異なる設計機能ごとに該設計機能の情報を有するモ
    デルデータを定義するモデル定義手段と、 前記モデル定義手段により定義されたモデルデータから
    前記部品のデータを定義する部品定義手段と、 前記部品定義手段により定義された部品データおよび、
    前記部品を組合わせた組部品のデータのうち、前記設計
    のために任意に選択された前記部品データおよび前記組
    部品データに設計空間上で配置されるべき任意の位置を
    示す配置情報を付加して実体のデータを作成する実体作
    成手段と、 前記形状データ、前記モデルデータ、前記部品データ、
    前記実体データおよび前記組部品データのそれぞれを階
    層構造の位相データにして格納する位相データ格納手段
    と、 前記位相データ格納手段に格納された前記位相データか
    ら、前記実体作成手段により作成された前記実体データ
    に対応する前記部品および前記組部品データの選択状態
    に基づいて設計案データを定義する設計案定義手段と、 前記設計案定義手段により定義された前記設計案データ
    および前記位相データ格納手段の前記位相データから、
    所望される前記設計機能のデータを算出し、前記所望設
    計機能を評価するために解析して出力する解析実行手段
    とを備えた、設計支援装置。
  2. 【請求項2】 前記位相データ格納手段に格納された前
    記位相データを、与えられる所定情報に基づいて所望す
    る内容に編集するためのデータ編集手段をさらに備え
    る、請求項1に記載の設計支援装置。
  3. 【請求項3】 前記データ編集手段は、前記位相データ
    において、所望する前記実体データに対応する前記部品
    および前記組部品についての前記選択状態を変更する選
    択状態変更手段を有する、請求項2に記載の設計支援装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ編集手段は、前記位相データ
    において、前記部品および前記組部品についての前記配
    置情報を変更する配置変更手段を有する、請求項2また
    は3に記載の設計支援装置。
  5. 【請求項5】 前記設計案データを格納するための設計
    案データ格納手段をさらに有し、 前記設計案データ格納手段には、前記位相データ格納手
    段に格納された前記位相データに対応して定義された前
    記設計案データが逐次格納される、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の設計支援装置。
  6. 【請求項6】 前記解析実行手段は、前記設計案データ
    格納手段に格納された前記設計案データのうち、与えら
    れる所定情報により選択された前記設計案データと対応
    する前記位相データとを用いて、前記所望設計機能の解
    析を実行することを特徴とする、請求項5に記載の設計
    支援装置。
  7. 【請求項7】 前記位相データ格納手段の前記位相デー
    タおよび前記設計案データ格納手段の前記設計案データ
    を含む情報を表示する表示手段と、 前記所定情報を含む各種の情報を外部から入力するため
    の入力手段とをさらに備える、請求項6に記載の設計支
    援装置。
  8. 【請求項8】 1つ以上の部品から成る製品の設計を支
    援する設計支援方法であって、 前記部品の形状データを入力する形状入力ステップと、 前記形状入力ステップから入力された前記形状データを
    用いて、異なる設計機能ごとに該設計機能の情報を有す
    るモデルデータを定義するモデル定義ステップと、 前記モデル定義ステップにより定義されたモデルデータ
    から前記部品のデータを定義する部品定義ステップと、 前記部品定義ステップにより定義された部品データおよ
    び、前記部品を組合わせた組部品のデータのうち、前記
    設計のために任意に選択された前記部品データおよび前
    記組部品データに設計空間上で配置されるべき任意の位
    置を示す配置情報を付加して実体のデータを作成する実
    体作成ステップと、 前記形状データ、前記モデルデータ、前記部品データ、
    前記実体データおよび前記組部品データのそれぞれを階
    層構造の位相データにして予め準備されたメモリに格納
    するための位相データ格納ステップと、 前記位相データ格納ステップにより前記メモリに格納さ
    れた前記位相データから、前記実体作成ステップにより
    作成された前記実体データに対応する前記部品および前
    記組部品データの選択状態に基づいて設計案データを定
    義する設計案定義ステップと、 前記設計案定義ステップにより定義された前記設計案デ
    ータおよび前記位相データ格納ステップにより前記メモ
    リに格納された前記位相データから、所望される前記設
    計機能のデータを算出し、前記所望設計機能を評価する
    ために解析して出力する解析実行ステップとを備えた、
    設計支援方法。
  9. 【請求項9】 1つ以上の部品から成る製品の設計を支
    援する設計支援装方法をコンピュータに実行させるため
    の設計支援プログラムを記録したコンピュータで読取可
    能な記録媒体であって、 前記設計支援方法は、 前記部品の形状データを入力する形状入力ステップと、 前記形状入力ステップから入力された前記形状データを
    用いて、異なる設計機能ごとに該設計機能の情報を有す
    るモデルデータを定義するモデル定義ステップと、 前記モデル定義ステップにより定義されたモデルデータ
    から前記部品のデータを定義する部品定義ステップと、 前記部品定義ステップにより定義された部品データおよ
    び、前記部品を組合わせた組部品のデータのうち、前記
    設計のために任意に選択された前記部品データおよび前
    記組部品データに設計空間上で配置されるべき任意の位
    置を示す配置情報を付加して実体のデータを作成する実
    体作成ステップと、 前記形状データ、前記モデルデータ、前記部品データ、
    前記実体データおよび前記組部品データのそれぞれを階
    層構造の位相データにして、予め準備されたメモリに格
    納するための位相データ格納ステップと、 前記位相データ格納ステップにより前記メモリに格納さ
    れた前記位相データから、前記実体作成ステップにより
    作成された前記実体データに対応する前記部品および前
    記組部品データの選択状態に基づいて設計案データを定
    義する設計案定義ステップと、 前記設計案定義ステップにより定義された前記設計案デ
    ータおよび前記位相データ格納ステップにより前記メモ
    リに格納された前記位相データから、所望される前記設
    計機能のデータを算出し、前記所望設計機能を評価する
    ために解析して出力する解析実行ステップとを備えた、
    設計支援プログラムを記録したコンピュータで読取可能
    な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006201929A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Fujitsu Ltd Cad統合管理システム及びプログラム
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