JP2001114062A - エアバッグ装置用ガス発生装置 - Google Patents

エアバッグ装置用ガス発生装置

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JP2001114062A
JP2001114062A JP29445899A JP29445899A JP2001114062A JP 2001114062 A JP2001114062 A JP 2001114062A JP 29445899 A JP29445899 A JP 29445899A JP 29445899 A JP29445899 A JP 29445899A JP 2001114062 A JP2001114062 A JP 2001114062A
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pressure vessel
igniter
gas
gas generator
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JP29445899A
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English (en)
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Yoshikazu Kawachi
義和 河内
Takuhiro Ono
拓弘 小野
Hiroyuki Takahashi
宏幸 高橋
Takuro Koyama
卓郎 小山
Satonobu Eto
悟允 江藤
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Panasonic Holdings Corp
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Matsushita Research Institute Tokyo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細長い円筒形の圧力容器では、点火器とは反
対側のガスが燃焼しにくい傾向にあり、圧力容器内の圧
力上昇に時間がかかるという課題があった。 【解決手段】 圧力容器11を、第1点火器12を設け
た第1端面11aと、この第1端面11aに対向する第
2端面12bとを結ぶ中心軸Cに対して、直径Dの円形
の断面を有し、かつ直径Dに対する第1端面11aから
第2端面11bまでの長さLの比L/Dを0.75より
も小さく設定することにより、燃焼ガスの伝播が速ま
り、短時間で所定の圧力に達する。また、点火器を2つ
設けて、単独点火、時間差点火、同時点火のように制御
することで、エアバッグの膨張速度を変えることができ
る。圧力容器11は断面が四角形でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載され
て、衝突時に乗員と車内部材との間に介在するエアバッ
グに圧力ガスを注入して膨らませることにより乗員を保
護するエアバッグ装置用ガス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置用ガス発生装置
は、使用するガスとして圧縮された窒素ガスやアルゴン
ガス等の不活性ガスが用いられていたが、可燃性混合ガ
スを用いた装置が、特開平5−278554号公報に開
示されている。これは、圧力容器内に収容された可燃性
混合ガスに対し、圧力容器の一方の端面側から着火して
燃焼させ、燃焼による温度上昇により燃焼ガス圧力が増
加すると、その圧力により圧力容器の他方の端面側の閉
塞部材が破壊されて、そこから燃焼ガスがディフューザ
を通じてエアバッグに流れ、エアバッグを膨張させるよ
うにしたものである。
【0003】図4はこのようなガス発生装置の一例を示
している。圧力容器1は、直径D、長さLの中心軸Cに
対して同じ断面形状を有する円筒形に形成され、後から
溶接される側の端面(第1端面)1aには、点火器2が
そのフィラメント2aを圧力容器1内に向けて取り付け
られている。また、第1端面1aには、通気開口3が形
成されて、その外側から閉塞部材4により閉塞されてい
る。さらに、この第1端面1aの外側には、圧力容器1
と同径の円筒部材が気密溶接されて、ディフューザ5が
形成され、ディフューザ5の周面には、複数のガス噴出
口6が形成されている。圧力容器1の他方の側の端面
(第2端面)1bには、充填部材7が取り付けられて、
ここから圧力容器1内に可燃性混合ガス8が充填され
る。このようなガス発生装置は、第2端面1b側を除い
て全体をケーシング内に収容され、そのケーシングの図
1において上方にエアバッグが取り付けられる。
【0004】圧力容器1内に充填された可燃性混合ガス
8は、点火器2を起動させることにより、フィラメント
2aが発熱して着火し、燃焼を開始する。可燃性混合ガ
ス8の燃焼は、フィラメント2aの付近から周囲に伝播
し、温度上昇により所定の圧力に達すると、開閉部材4
が破壊されて通気開口3が開き、燃焼ガスがディフュー
ザ5流れ込み、ディフューザ5からガス噴出口6を通っ
て、エアバッグへ導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エアバッグ装置用ガス発生装置では、可燃性混合ガスに
着火する初期の状態では、圧力容器1内の可燃性混合ガ
ス8のうち、点火器2側のガスは燃焼するが、その反対
の第2端面1b側のガスは燃焼しにくい傾向にあり、可
燃性混合ガスの燃焼速度が遅く、圧力容器内の圧力上昇
に時間がかかるという課題があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、圧力容器内の可燃性混合ガスの燃焼速度
が速く、所定の圧力に達するまでの時間を短縮すること
のできるエアバッグ装置用ガス発生装置を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
用ガス発生装置は、可燃性混合ガスを収容した圧力容器
と、前記圧力容器に設けられて前記可燃性混合ガスに着
火して燃焼させる点火器と、前記圧力容器に隣接して設
けられて前記着火した燃焼ガスをエアバッグに導入する
ディフューザと、前記圧力容器と前記ディフューザとの
境界面に形成された通気開口を閉塞して、前記圧力容器
内の所定の圧力により破壊する閉塞部材とを備え、前記
圧力容器が、前記点火器を設けた第1の端面と前記第1
の端面に対向する第2の端面とを結ぶ中心軸に対して略
同形状の断面を有し、かつ前記断面の対角線距離または
直径に対する前記第1および第2端面間の長さの比が
0.75よりも小さいことを特徴とするものであり、圧
力容器の形状をこのように定めることにより、圧力容器
内の可燃性混合ガスの初期の燃焼速度を速くし、所定の
圧力に達するまでの時間を短縮したガス発生装置を実現
することができる。
【0008】また、本発明のエアバッグ装置用ガス発生
装置は、前記閉塞部材が、前記点火器の近傍に設けられ
ていることを特徴とするものであり、閉塞部材を点火器
の近傍に配置することにより、圧力上昇による破壊を素
早く行うことができ、エアバッグの初期の膨張の立ち上
がりを速くすることができる。
【0009】また、本発明のエアバッグ装置用ガス発生
装置は、前記圧力容器が、前記第2の端面に第2の点火
器を備えたことを特徴とするものであり、第1および第
2の点火器を1つだけ点火したり、時間差を持って点火
したり、同時に点火することにより、所定の圧力に達す
るまでの時間を、乗員の体格や衝突の規模に応じて制御
することができる。
【0010】また、本発明のエアバッグ装置用ガス発生
装置は、前記第1および第2の点火器が、前記中心軸と
平行な異なる線上に配置されていることを特徴とするも
のであり、2つの点火器をこのような位置関係で配置す
ることにより、第1点火器にの点火よる燃焼ガスが、第
2点火器の燃焼に悪影響を与えるのを防止することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本発明の実施の形
態1におけるエアバッグ装置用ガス発生装置は、圧力容
器11が、第1点火器12を設けた第1端面11aと、
この第1端面11aに対向する第2端面12bとを結ぶ
中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を有し、かつ直
径Dに対する第1端面11aから第2端面11bまでの
長さLの比L/Dが、0.75よりも小さく略0.2よ
りも大きい範囲の任意の値、ここでは1/3=0.33
程度に設定されている。この圧力容器11の後から溶接
される第1端面11aの中心軸Cの位置には、通気開口
13が形成され、その外側には、閉塞部材14が溶接さ
れている。さらに、この第1端面11aの外側には、圧
力容器11と同径の円筒部材が気密溶接されて、ディフ
ューザ15が形成され、ディフューザ15の上面には、
複数のガス噴出口16が形成されている。圧力容器11
の第2端面11bの中心軸Cの位置には、充填部材17
が取り付けられて、ここから可燃性混合ガス18が圧力
容器11内に充填される。第1点火器12は、閉塞部材
14の近傍に取り付けられている。このようなガス発生
装置は、ディフューザ15の上面にエアバッグが取り付
けられる。
【0012】次に、本実施の形態1の動作について説明
する。圧力容器11内に充填された可燃性混合ガス18
は、まず第1点火器12を起動させることにより、フィ
ラメント12aが発熱して着火し、燃焼を開始する。可
燃性混合ガス18の燃焼は、フィラメント12aの付近
から周囲に伝播する。このとき、本実施の形態では、圧
力容器11の直径Dに対する長さLの比L/Dが1/3
程度に設定されているため、燃焼ガスの伝播が速く、短
い時間で圧力容器11内の圧力が所定の圧力に達し、そ
の結果、開閉部材14が破壊されて通気開口13が開
き、燃焼ガスがディフューザ15に流れ込み、ディフュ
ーザ15からガス噴出口16を通って、エアバッグへ流
出し、エアバッグを短時間で膨張させる。
【0013】図2は本実施の形態における圧力容器11
の直径Dに対する長さLの比、すなわちD:Lが3:1
の場合と、D:Lが1:1の場合と、D:Lが1:3の
場合の燃焼時間に対する圧力容器11内の圧力との関係
を示したものであり、D:Lが3:1または1:1の場
合に燃焼効率が優れていることを示している。したがっ
て、本実施の形態では、その効果を確実にするために、
L/Dは0.75よりも小さく、略0.2よりも大きい
範囲に設定することとする。
【0014】このように、本実施の形態1によれば、圧
力容器11が、第1点火器12を設けた第1端面11a
と、この第1端面11aに対向する第2端面12bとを
結ぶ中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を有し、か
つ直径Dに対する第1端面11aから第2端面11bま
での長さLの比L/Dが1/3程度に設定されているの
で、圧力容器11内の可燃性混合ガス18の初期の燃焼
速度を速くし、エアバッグを素早く膨張させることがで
きるので、速い膨張速度が要求される運転席用のエアバ
ッグ装置に対しても好適である。
【0015】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2におけるエアバッグ装置用ガス発生装置について図
3を参照して説明する。本実施の形態2におけるガス発
生装置が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、第
2端面11bに第2点火器19を設けたことだけなの
で、同じ部材には同じ符号を付して説明する。図2にお
いて、圧力容器11は、第1点火器12を設けた第1端
面11aと、この第1端面11aに対向する第2端面1
2bとを結ぶ中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を
有し、かつ直径Dに対する第1端面11aから第2端面
11bまでの長さLの比L/Dが、0.75よりも小さ
く略0.2よりも大きい範囲の任意の値、ここでは1/
3=0.33程度に設定されている。この圧力容器11
の後から溶接される第1端面11aの中心軸Cの位置に
は、通気開口13が形成され、その外側には、閉塞部材
14が溶接されている。さらに、この第1端面11aの
外側には、圧力容器11と同径の円筒部材が気密溶接さ
れて、ディフューザ15が形成され、ディフューザ15
の上面には、複数のガス噴出口16が形成されている。
圧力容器11の第2端面11bの中心軸Cの位置には、
充填部材17が取り付けられて、ここから可燃性混合ガ
ス18が圧力容器11内に充填される。この第2端面1
1bにはまた、中心軸Cから離れた位置に第2点火器1
9が取り付けられている。第1点火器12は、閉塞部材
14の近傍に取り付けられ、第2点火器19は、第1点
火器12に対し、中心軸Cと平行で、かつ異なる線上に
配置されている。このようなガス発生装置は、ディフュ
ーザ15の上面にエアバッグが取り付けられる。
【0016】次に、本実施の形態2の動作について説明
する。圧力容器11内に充填された可燃性混合ガス18
は、まず第1点火器12を起動させることにより、フィ
ラメント12aが発熱して着火し、燃焼を開始する。可
燃性混合ガス18の燃焼は、フィラメント12aの付近
から周囲に伝播する。このとき、本実施の形態2では、
圧力容器11の直径Dに対する長さLの比L/Dが1/
3程度に設定されているため、燃焼ガスの伝播が速く、
短い時間で圧力容器11内の圧力が所定の圧力に達し、
その結果、開閉部材14が破壊されて通気開口13が開
き、燃焼ガスがディフューザ15流れ込み、ディフュー
ザ15からガス噴出口16を通って、エアバッグへ流出
し、エアバッグを短時間で膨張させる。
【0017】以上は、第1点火器12のみを点火させた
場合の動作であるが、第1点火器12の点火後、例えば
20ms後に第2点火器19を点火させると、閉塞部材
14を破壊するまでの時間をより短くすることができ
る。このとき、第2点火器19が、第1点火器12に対
し、中心軸Cと平行で、かつ異なる線上に配置されてい
るので、第1点火器12の点火による燃焼ガスが、直接
第2点火器19に到達することがなく、未燃焼ガスが第
2点火器19の周囲に存在するので、第2点火器19の
点火による燃焼がスムーズにかつ十分に行われる。さら
に、第1点火器12と第2点火器19とを同時に点火さ
せることにより、最短時間で閉塞部材14を破壊してエ
アバッグを膨張させることができる。したがって、第1
点火器12と第2点火器19との点火時期を制御するこ
とにより、乗員の体格や衝突時の激しさに応じてエアバ
ッグを膨張させることができる。
【0018】なお、上記各実施の形態において、圧力容
器11は、中心軸Cに対する断面形状が円形であるとし
たが、円形は真円であっても楕円であってもよい。楕円
の場合は、上記Dは長軸の径とする。また、圧力容器1
1は、中心軸Cに対する断面形状が正方形であっても長
方形であってもよく、その場合には、上記Dは断面の対
角線距離とする。また、ディフューザ15は圧力容器1
1の側面に設けてもよく、圧力容器11とディフューザ
15の回りをさらにケーシングで覆って、ケーシングの
上にエアバッグを設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のエアバッグ装置
用ガス発生装置は、可燃性混合ガスを収容した圧力容器
と、前記圧力容器に設けられて前記可燃性混合ガスに着
火して燃焼させる点火器と、前記圧力容器に隣接して設
けられて前記着火した燃焼ガスをエアバッグに導入する
ディフューザと、前記圧力容器と前記ディフューザとの
境界面に形成された通気開口を閉塞して、前記圧力容器
内の所定の圧力により破壊する閉塞部材とを備え、前記
圧力容器が、前記点火器を設けた第1の端面と前記第1
の端面に対向する第2の端面とを結ぶ中心軸に対して略
同形状の断面を有し、かつ前記断面の対角線距離または
直径に対する前記第1および第2端面間の長さの比が
0.75よりも小さいことを特徴とするものであり、圧
力容器の形状をこのように定めることにより、圧力容器
内の可燃性混合ガスを効率よく燃焼させて、所定の圧力
に達するまでの時間を短縮したガス発生装置を実現する
ことができる。また、前記閉塞部材を点火器の近傍に配
置することにより、圧力上昇による破壊を素早く行うこ
とができ、エアバッグの初期の膨張の立ち上がりを速く
することができる。さらに、前記圧力容器の第2の端面
に第2の点火器を備えることにより、点火器を1つだけ
点火したり、2つの点火器を時間差を持って点火した
り、同時に点火することにより、乗員の体格や衝突の規
模に応じてエアバッグの膨張速度を最適に制御すること
ができる。さらに、前記2つの点火器を、互いに対向し
ないように配置することにより、初めに点火した点火器
による燃焼ガスが、次に点火する点火器の燃焼に悪影響
を与えるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の概略構成を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1における効果を他の例と
ともに示す特性図
【図3】本発明の実施の形態21におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の概略構成を示す断面図
【図4】従来例におけるエアバッグ装置用ガス発生装置
の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
11 圧力容器 12 第1点火器 13 通気開口 14 閉塞部材 15 ディフューザ 16 ガス噴出口 17 充填部材 18 可燃性混合ガス 19 第2点火器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月4日(2000.7.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、本発明のエアバッグ装置用ガス発生
装置は、前記第1および第2の点火器が、前記中心軸と
平行な異なる線上に配置されていることを特徴とするも
のであり、2つの点火器をこのような位置関係で配置す
ることにより、第1点火器の点火よる燃焼ガスが、第
2点火器の燃焼に悪影響を与えるのを防止することがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本発明の実施の形
態1におけるエアバッグ装置用ガス発生装置は、圧力容
器11が、第1点火器12を設けた第1端面11aと、
この第1端面11aに対向する第2端面1bとを結ぶ
中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を有し、かつ直
径Dに対する第1端面11aから第2端面11bまでの
長さLの比L/Dが、0.75よりも小さく略0.2よ
りも大きい範囲の任意の値、ここでは1/3=0.33
程度に設定されている。この圧力容器11の後から溶接
される第1端面11aの中心軸Cの位置には、通気開口
13が形成され、その外側には、閉塞部材14が溶接さ
れている。さらに、この第1端面11aの外側には、圧
力容器11と同径の円筒部材が気密溶接されて、ディフ
ューザ15が形成され、ディフューザ15の上面には、
複数のガス噴出口16が形成されている。圧力容器11
の第2端面11bの中心軸Cの位置には、充填部材17
が取り付けられて、ここから可燃性混合ガス18が圧力
容器11内に充填される。第1点火器12は、閉塞部材
14の近傍に取り付けられている。このようなガス発生
装置は、ディフューザ15の上面にエアバッグが取り付
けられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】このように、本実施の形態1によれば、圧
力容器11が、第1点火器12を設けた第1端面11a
と、この第1端面11aに対向する第2端面1bとを
結ぶ中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を有し、か
つ直径Dに対する第1端面11aから第2端面11bま
での長さLの比L/Dが1/3程度に設定されているの
で、圧力容器11内の可燃性混合ガス18の初期の燃焼
速度を速くし、エアバッグを素早く膨張させることがで
きるので、速い膨張速度が要求される運転席用のエアバ
ッグ装置に対しても好適である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2におけるエアバッグ装置用ガス発生装置について図
3を参照して説明する。本実施の形態2におけるガス発
生装置が、図1に示した実施の形態1と異なるのは、第
2端面11bに第2点火器19を設けたことだけなの
で、同じ部材には同じ符号を付して説明する。図2にお
いて、圧力容器11は、第1点火器12を設けた第1端
面11aと、この第1端面11aに対向する第2端面1
bとを結ぶ中心軸Cに対して、直径Dの円形の断面を
有し、かつ直径Dに対する第1端面11aから第2端面
11bまでの長さLの比L/Dが、0.75よりも小さ
く略0.2よりも大きい範囲の任意の値、ここでは1/
3=0.33程度に設定されている。この圧力容器11
の後から溶接される第1端面11aの中心軸Cの位置に
は、通気開口13が形成され、その外側には、閉塞部材
14が溶接されている。さらに、この第1端面11aの
外側には、圧力容器11と同径の円筒部材が気密溶接さ
れて、ディフューザ15が形成され、ディフューザ15
の上面には、複数のガス噴出口16が形成されている。
圧力容器11の第2端面11bの中心軸Cの位置には、
充填部材17が取り付けられて、ここから可燃性混合ガ
ス18が圧力容器11内に充填される。この第2端面1
1bにはまた、中心軸Cから離れた位置に第2点火器1
9が取り付けられている。第1点火器12は、閉塞部材
14の近傍に取り付けられ、第2点火器19は、第1点
火器12に対し、中心軸Cと平行で、かつ異なる線上に
配置されている。このようなガス発生装置は、ディフュ
ーザ15の上面にエアバッグが取り付けられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 拓弘 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 高橋 宏幸 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 小山 卓郎 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 江藤 悟允 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 Fターム(参考) 3D054 DD08 DD17 DD28 EE28 FF16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性混合ガスを収容した圧力容器と、
    前記圧力容器に設けられて前記可燃性混合ガスに着火し
    て燃焼させる点火器と、前記圧力容器に隣接して設けら
    れて前記着火した燃焼ガスをエアバッグに導入するディ
    フューザと、前記圧力容器と前記ディフューザとの境界
    面に形成された通気開口を閉塞して、前記圧力容器内の
    所定の圧力により破壊する閉塞部材とを備え、前記圧力
    容器が、前記点火器を設けた第1の端面と前記第1の端
    面に対向する第2の端面とを結ぶ中心軸に対して略同形
    状の断面を有し、かつ前記断面の対角線距離または直径
    に対する前記第1および第2端面間の長さの比が0.7
    5よりも小さいことを特徴とするエアバッグ装置用ガス
    発生装置。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部材が、前記点火器の近傍に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のエアバッ
    グ装置用ガス発生装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力容器が、前記第2の端面に第2
    の点火器を備えたことを特徴とする請求項1または2記
    載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の点火器が、前記中
    心軸と平行な異なる線上に配置されていることを特徴と
    する請求項3記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
JP29445899A 1999-10-15 1999-10-15 エアバッグ装置用ガス発生装置 Pending JP2001114062A (ja)

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