JP2001113184A - 試験管加熱用金属ブロック - Google Patents

試験管加熱用金属ブロック

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JP2001113184A
JP2001113184A JP29733999A JP29733999A JP2001113184A JP 2001113184 A JP2001113184 A JP 2001113184A JP 29733999 A JP29733999 A JP 29733999A JP 29733999 A JP29733999 A JP 29733999A JP 2001113184 A JP2001113184 A JP 2001113184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱効率を向上させるとともに、過加熱を防止
する。 【解決手段】 溶液の入った試験管を加熱操作する際
に、加熱手段で発生した熱を試験管に伝える試験管加熱
用金属ブロックであって、ブロック上面には、試験管を
立てた状態で保持すると共に加熱するための保持加熱用
深孔が単数又は複数穿設され、かつ、ブッロク側面に
は、各保持加熱用深孔に挿入保持された試験管内の溶液
を視認観察するための視認スリットが、単数又は複数設
けられている。各視認スリットは、各保持加熱用深孔の
側壁を切り欠いて又は切り抜いて設けられる。また、視
認スリットを、開閉自在とするためのスリット付きのシ
ャッタープレートを付加してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶液の入った試
験管を加熱操作する際に、加熱手段で発生した熱を試験
管に伝えるための試験管加熱用金属ブロックに係り、特
に、SIEP式金属ブロックに適用して好適な試験管加
熱用金属ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】物質の検出や化学的組成を決定する化学
分析の分野において、溶液を加熱して濃縮させる操作
や、溶液中の溶媒を蒸発させて溶質を析出乾固させる蒸
発乾固と呼ばれる操作や、窒素を吹きかけることによっ
て溶液を濃縮する操作等が行われている。試験管に入れ
られた溶液を加熱する手段として、従来からSIEP式
アルミブロック等と呼ばれる熱伝導性のよい試験管加熱
用金属ブロックが使用されている。このようなアルミブ
ロックは、溶液の加熱や溶媒の蒸発に使用されるだけで
なく、溶液の温度を一定に保つためにも用いられてい
る。すなわち、化学物質等の測定の前段階に、窒素を吹
きかけて溶液を濃縮させる操作がある。このとき、蒸発
による気化熱が溶液の温度を低下させるので、熱を補わ
なければならない。このようなときにも、溶液の温度を
一定に保つため、アルミブロックは使用されている。
【0003】従来のアルミブロックの一例を図7に示
す。このアルミブロック1は、アルミニウム(アルミニ
ウム合金を含む)で略直方体に形成されている。アルミ
ブロック1の上面2には、試験管4を立てた状態で保持
すると共に加熱するための保持加熱用深孔3、3…が設
けられている。保持加熱用深孔3、3…の直径は、試験
管4の直径と略同じに形成され、深さは試験管4、4…
が倒れない程度に形成されている。また、保持加熱用深
孔3、3…の間には、温度センサを取り付ける温度セン
サ深孔5が形成されている。
【0004】このアルミブロック1を使用して蒸発乾固
を行う際には、操作者は、溶液を入れた試験管4、4…
を保持加熱用深孔3、3…に差し込む。そして、温度セ
ンサで温度を確認しながら、アルミブロック1をホット
プレート等の加熱手段によって加熱する。加熱されたア
ルミブロック1によって、試験管4、4…内の溶液には
熱が伝えられる。溶液は、加熱され続けると濃厚となり
表面に皮かくを形成するようになる。操作者は、試験管
4、4…をアルミブロック1から取り外して、試験管
4、4…内の状態を確認し、必要であれば溶液をガラス
棒でかき混ぜて、析出物を一様に湿らせて熱分解しない
ように乾固する。このようにして、固体成分(析出物)
を抽出する。また、このアルミブロック1を使用して溶
液を濃縮する際には、操作者は、試験管4、4…を保持
加熱用深孔3、3…に差し込み、アルミブロック1を加
熱する。そして、試験管4、4…内部を確認する際に
は、アルミブロック1から試験管4、4…を取り外して
内部の状態を確認する。液体をさらに濃縮するときには
試験管4、4…を再度アルミブロック1に立て、また、
液体が所望の濃度となっているときには、そのまま試験
管4、4…をアルミブロック1から取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアルミブロック1を使用した場合、試験管4内の溶
液の液体成分(溶媒)がどの程度蒸発したかを確認する
際には、試験管4をアルミブロック1から取り外して目
視しなければならなかった。すなわち、試験管4の下部
は保持加熱用深孔3に差し込まれているので、また、溶
液は加熱されていくと液面が下がっていくので、試験管
4をアルミブロック1に立てたままでは溶液の状態を目
視することができない。
【0006】蒸発乾固を行う場合には、測定精度を向上
させるため、溶液中の溶媒をギリギリまで蒸発させると
同時に、析出物の焦げ付きを防止しなければならない。
また、ダイオキシン等の測定の場合には、溶媒を完全に
蒸発させると揮散して損失してしまい測定精度が低下し
てしまうので、溶媒を完全に蒸発させてはならない。測
定精度を向上させるため、操作者は、細心の注意を払っ
てしばしば試験管4をアルミブロック1から取り外し
て、溶液の状態を確認しなければならない。溶液の状態
を確認するタイミングは、加熱時間や加熱温度を目処に
して経験やカンに頼らなければならなかった。
【0007】このため、試験管4をアルミブロック1か
ら取り外している間に溶液の温度が下がってしまい熱効
率が悪くなる、という問題があった。また、熟練者でな
ければ、蒸発の進行を適当なタイミングで確認すること
ができず、たびたび試験管4をアルミブロック1から取
り外すこととなり、溶液の温度はさらに低下しまう、と
いう問題があった。さらに、蒸発が進行しているにもか
かわらず、試験管4を取り外して確認するタイミングを
逃しまい、析出物を加熱し過ぎてしまう、という問題が
あった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、溶液を入れた試験管を試験管加熱用金属ブロッ
クに立てたままでも、試験管内の溶液の状態を視認でき
る試験管加熱用金属ブロックを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、溶液の入った試験管を加熱
操作する際に、加熱手段で発生した熱を試験管に伝える
試験管加熱用金属ブロックに係り、ブロック上面には、
試験管を立てた状態で保持すると共に加熱するための保
持加熱用深孔が単数又は複数穿設され、かつ、ブッロク
側面には、前記各保持加熱用深孔に挿入保持された前記
試験管内の溶液を視認観察するための視認スリットが、
単数又は複数設けられていることを特徴としている。
【0010】なお、請求項1の記載において、試験管と
は、ビーカー、フラスコ、その他の分析用器等を含む広
い概念である。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の試験管加熱用金属ブロックに係り、前記各視認スリ
ットは、前記各保持加熱用深孔の側壁を切り欠いて又は
切り抜いて設けられていることを特徴としている。ま
た、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の試験
管加熱用ブロックに係り、前記各視認スリットを、開閉
自在とするためのスリット付きのシャッタープレートが
付加されていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 <第1実施例>図1は、この発明の一実施例である試験
管加熱用金属ブロック(以下、単にアルミブロックとい
う)の構成を示す斜視図、図2は、同アルミブロックの
平面図及び側面図、図3は、同アルミブロックの使用状
態を示す斜視図、また、図4は、同アルミブロックに挿
入された試験管内の溶液の状態変化を示す側面図であ
る。
【0013】この例のアルミブロック10は、SIEP
式アルミブロックに係り、図1及び図2に示すように、
アルミニウム又はアルミニウム合金で、例えば直方体に
成形されている。アルミブロック10の上面12には、
試験管を立てた状態で保持すると共に加熱するための直
径の異なる保持加熱用深孔14、14…、16、16…
が複数設けられている。
【0014】アルミブロック10の側面18には、保持
加熱用深孔14、14…の側壁が切り欠かれ、視認スリ
ット20、20…が形成されている。この視認スリット
20の長さは、保持加熱用深孔14の深さと略同じであ
り、保持加熱用深孔14に試験管が差し込まれた際に、
試験管の下部の様子をアルミブロック10の外部から見
ることが出来る構造となっている。同様に、反対側の側
面22には、保持加熱用深孔16、16…の側壁が切り
欠かれ、視認スリット24、24…が形成されている。
【0015】保持加熱用深孔14、14…と第2保持加
熱用深孔16、16…の間には、温度センサを取り付け
る温度センサ孔26が形成されている。温度センサ孔2
6は、温度センサを保持するように形成されいる。この
温度センサ口26から差し込まれた温度センサによって
アルミブロック10の温度が監視される。
【0016】次に、図3及び図4を参照して、この例の
アルミブロック10の動作について説明する。まず、操
作者は、試験管28、28に被分析物質である溶液を入
れる。図2に示すように、試験管28、28は、保持加
熱用深孔14、14…に適しているので、操作者は、試
験管28、28を保持加熱用深孔14、14に差し込
む。
【0017】また、操作者は、別の試験管30、30…
に溶液を入れる。この試験管30、30…は、保持加熱
用深孔16に適しているので、操作者は、試験管30、
30…を保持加熱用深孔16に差し込む。次に、操作者
は、アルミブロック10の温度を検知する温度センサ3
2を温度センサ孔26に取り付ける。この温度センサ3
2として、例えば、ペルチエ素子や熱電対素子を利用し
たものが使用される。この温度センサ32は、ケーブル
34を介して表示装置36に接続される。この表示装置
36は、アルミブロック10の温度を表示するもので、
電子ディスプレイ等が使用される。
【0018】そして、操作者は、アルミブロック10を
ホットプレート38に搭載し、ホットプレート38の熱
源を入れる。ホットプレート38は、熱源の熱を金属板
または磁性板に伝え、その熱によって物体を加熱する間
接加熱器の一種である。このように試験管28、28
…、30、30…が立てられたアルミブロック10がホ
ットプレート38に搭載され、ホットプレート38の熱
源が入れられると、ホットプレート38からアルミブロ
ック10に熱が伝わる。アルミブロック10に伝わった
熱は、試験管28、28…、30、30…内の溶液を加
熱する。
【0019】図4(A)に示すように、加熱前は試験管
28、28、28内の溶液の液面40、40…は、アル
ミブロック10の上面12より上である。加熱が進むに
したがって、同図(B)に示すように、液面40、40
…は低下し、上面12より低くなる。このとき、操作者
は、第1視認スリット20、20、20から試験管2
8、28、28内の溶液の状態を目視し、溶液の変化に
に応じて、ホットプレート38の温度を調整したり、溶
液をかき混ぜたりする。さらに、加熱し続けると、同図
(C)に示すように、溶媒が蒸発し、固形成分が乾固す
る。操作者は、スリット20、20…から試験管内部の
状態を覗いて固形成分42、42…が乾固したことを確
認すると、それ以上加熱し過ぎないように試験管28、
28…をアルミブロック10から取りはずす。同様に、
操作者は、保持加熱用深孔16に差し込んだ試験管3
0、30…内の溶液の状態を視認スリット24、24…
から覗いて確認する。
【0020】このように、この例の構成によれば、溶液
を入れた試験管28、30をアルミブロック10に挿入
したままでも、試験管28、30内部の状態をスリット
20、24から視認することができる。したがって、蒸
発が進み溶液の液面がアルミブロック10の上面12よ
り低くなっても、試験管28、30をアルミブロック1
0から取り外す必要がない。このため、試験管28、3
0内の溶液の温度が低下することがない。これにより、
熱効率を向上させることができる。また、試験管28、
30内部の確認タイミングを逃し、溶液を加熱しすぎて
固体物質を焦がしてしまうこと(熱分解)を防止するこ
とが出来る。
【0021】<第2実施例>図5は、この発明の第2実
施例であるアルミブロック(試験管加熱用金属ブロッ
ク)の構成を示す斜視図である。この例のアルミブロッ
ク50は、図5に示すように、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金で直方体に形成されている。第1実施例のア
ルミブロック10と同様に、上面52には、直径の異な
る保持加熱用深孔54、54…、56、56…が複数設
けられている。
【0022】アルミブロック50の側面58には、保持
加熱用深孔54、54…に対応して長方形の窓60、6
0…が切り抜かれている。この窓60は、試験管58を
保持加熱用深孔54に差し込んだ際に、試験管58の底
部がアルミブロック50の側壁58側からから見ること
が出来る構造となっている。同様に、図示していない
が、反対側の側面にも、保持加熱用深孔56、56…に
差し込まれた試験管の底部を目視するための窓が設けら
れている。また、第1実施例と同様に、保持加熱用深孔
54、54…と保持加熱用深孔56、56…の間には、
温度センサを取り付ける温度センサ孔66が設けられて
いる。
【0023】次に、このアルミブロック50の動作を説
明する。操作者が、このように構成されたアルミブロッ
ク50を使用する際には、第1実施例と同様に、溶液を
入れた試験管58を保持加熱用深孔54に差し込み、ア
ルミブロック50をホットプレートに搭載する。そし
て、ホットプレートからの熱で試験管58内の溶液を加
熱し、溶液を濃縮したり蒸発乾固を行う。
【0024】この例の構成によれば、溶液を入れた試験
管58をアルミブロック50に差し込まれたままでも、
試験管58内の状態を窓60から目視することができ
る。したがって、確認の度に試験管58をアルミブロッ
ク50から取り外す必要がないので、試験管58内の溶
液の温度が低下することがない。これにより、熱効率を
向上させることができる。また、溶液を加熱しすぎて固
体物質を焦がしてしまうことを防止することが出来る。
更に、試験管内部を視認するための窓60が第1実施例
のスリット20、24よりも小さいので、熱の損失がよ
り少なくなる。これにより、さらに熱効率を向上させる
ことができる。
【0025】<第3実施例>図6は、この発明の第3実
施例であるアルミブロック70の構成を示す斜視図であ
る。第1実施例のアルミブロック10において、視認ス
リット20、20…、24、24…が設けられているた
め、これらのスリットから熱が放射してしまう。このた
め、この例では、熱効率を向上させるためのシャッター
プレートを設けた。従って、第1実施例と同じ構造、同
じ部材については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0026】この例のアルミブロック70は、図6に示
すように、アルミニウム又はアルミニウム合金で直方体
に成形されている。このアルミブロック70には、同じ
材質で形成されたシャッタープレート71、73が付加
されている。アルミブロック70の側面には、視認スリ
ット20、20…下方に溝74が形成されている。シャ
ッタープレート71には、視認スリット20、20…と
同じ間隔で、スリット76、76…が形成され、これら
のスリット76、76…の下方には、側壁に設けられた
溝74に係合する突部78が形成されている。シャッタ
ープレート71は、突部78が溝74を摺動することに
よって、アルミブロック70の長手方向に移動自在に取
り付けられる。他方のシャッタープレート73にも、こ
のシャッタープレート71と同様に、スリット80、8
0…及び突部82が形成されている。なお、これらのシ
ャッタープレート71、73は、視認スリット20、2
0…、24、24…から放射される熱を遮るものであれ
ば、材質や形状は問わない。
【0027】次に、このアルミブロック70の動作を説
明する。操作者は、保持加熱用深孔14に差し込まれた
試験管を加熱する際には、視認スリット20とスリット
76が重ならないように位置決し、視認スリット20を
閉じる。これに対し、試験管の底部を確認するときに
は、視認スリット20とスリット76を重ね合わせ、視
認スリット20を開けて試験管の内部を目視する。ま
た、操作者は、保持加熱用深孔16に差し込まれた試験
管を加熱するときには、視認スリット24とスリット8
0が重ならないように位置決めし、試験管の底部を確認
するときには、スリット24とスリット80を重ね合わ
せて試験管の内部を目視する。
【0028】このように、この例の構成によれば、溶液
を入れた試験管を加熱する際には、シャッタープレート
71、73で熱の放射を防止することができ、また、試
験管内の溶液の状態を確認する際に、視認スリット2
0、20…、24、24…を開けて、試験管内の溶液の
状態を目視することができる。したがって、試験管内の
溶液の状態を確認するときのみ、視認スリット20、2
0…、24、24…が開けられ、試験管内の溶液を加熱
する間は、これらの視認スリット20、20…、24、
24…は、シャッタープレート71、73によってふさ
がれているので、より熱効率が向上する。
【0029】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。なお、上記実
施例では、試験管加熱用金属ブロックをアルミニウム
(又はアルミニウム合金)で成形したが、これに限ら
ず、例えば、銅、ステンレスでも良く、それ以外他の金
属を用いても良い。また、上記実施例では、SIEP式
アルミブロックにつて説明したが、これに限らず、試験
管を加熱するものであればどのような金属ブロックでも
よい。
【0030】また、試験管加熱用金属ブロックの形状
は、直方体に限らず、例えば、円柱、正六面体でもよ
く、それ以外の形状でもよい。さらに、保持加熱用孔の
数は必要に応じて増減してもよく、視認スリットやシャ
ッタープレートに設けられるスリットの長さや形状は任
意に変更してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の試験管
加熱用金属ブロックによれば、試験管をこの試験管加熱
用金属ブロックに挿入したままでも試験管内部の状態を
確認することができる。これにより、熱効率を向上させ
ることができるとともに、試験管内部の過加熱を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である試験管加熱用金属
ブロックの構成を示す斜視図である。
【図2】同試験管加熱用金属ブロックの構成を示す平面
図及び側面図である。
【図3】同試験管加熱用金属ブロックの使用状態を示す
斜視図である。
【図4】同試験管加熱用金属ブロックに差し込まれた試
験管内の溶液の状態変化を示す側面図である。
【図5】この発明の第2実施例である試験管加熱用金属
ブロックの構成を示す斜視図である。
【図6】この発明の第3実施例である試験管加熱用金属
ブロックの構成を示す斜視図である。
【図7】従来の試験管加熱用金属ブロックの構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 アルミブロック(試験管加熱用金属ブロッ
ク) 14、16 保持加熱用深孔 20、24 視認スリット 28、30 試験管 38 ホットプレート 32 温度センサ 71、73 シャッタープレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液の入った試験管を加熱操作する際
    に、加熱手段で発生した熱を試験管に伝える試験管加熱
    用金属ブロックであって、 ブロック上面には、試験管を立てた状態で保持すると共
    に加熱するための保持加熱用深孔が単数又は複数穿設さ
    れ、かつ、 ブッロク側面には、前記各保持加熱用深孔に挿入保持さ
    れた前記試験管内の溶液を視認観察するための視認スリ
    ットが、単数又は複数設けられていることを特徴とする
    試験管加熱用金属ブロック。
  2. 【請求項2】 前記各視認スリットは、前記各保持加熱
    用深孔の側壁を切り欠いて又は切り抜いて設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の試験管加熱用金属ブ
    ロック。
  3. 【請求項3】 前記各視認スリットを、開閉自在とする
    ためのスリット付きのシャッタープレートが付加されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の試験管加熱用
    金属ブロック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007037304A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. 微量晶析装置及び微量晶析システム
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CN110548304A (zh) * 2019-09-07 2019-12-10 天津药明康德新药开发有限公司 用于移除沸点溶剂的离心浓缩仪

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