JP2001112770A - トロッカー外套管 - Google Patents

トロッカー外套管

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JP2001112770A
JP2001112770A JP29553699A JP29553699A JP2001112770A JP 2001112770 A JP2001112770 A JP 2001112770A JP 29553699 A JP29553699 A JP 29553699A JP 29553699 A JP29553699 A JP 29553699A JP 2001112770 A JP2001112770 A JP 2001112770A
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tube
trocar
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Hitoshi Karasawa
均 唐沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トロッカー外套管の内部に導入された医療器具
の配置状態に拘わらず、トロッカー外套管の内部の気密
を保持できるトロッカー外套管を提供する。 【解決手段】内針9とともに用いるトロッカー外套管1
は、内部に管路2を有する挿入部3、挿入部3の基端側
に設けられた保持部4、および保持部4内のチャンバー
5の気密を保持するシール部材6を備えている。シール
部材6は、外套管1の軸方向を垂直に横切るとともに、
膜部溝21が設けられている膜部17、膜部17をその
外周縁部から支持するとともに、筒部溝22が設けられ
ている円筒状の筒部18などから構成されている。保持
部4内に開口20から医療器具を挿入すると、その外周
部が開口縁部20aと密着する。保持部4内で器具がず
れても、膜部17および筒部18は前記密着状態を保っ
たまま弾性変形できるので、保持部4内の気密を保持で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、体壁に穿
刺して体腔内部まで貫通させて、そこから光学視管や処
置具などの医療器具を体腔内部に案内するトロッカー外
套管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のトロッカー外套管は、例えば、実
開平5−86305号公報に開示されているように、先
端が鋭利なトロッカー内針を組み合わせて患者の体壁で
ある皮膚に穿刺し、体腔内部まで貫通させて、そこから
光学視管や処置具などの医療器具を体腔内部に案内する
管路を有する細長の挿入部と、この挿入部の手元側に設
けられた保持部などから構成されているとともに、この
保持部は、挿入部の手元側に接続された本体、この本体
に気密に接続された蓋、およびこの蓋に気密に取り付け
られたゴムキャップとを有している。
【0003】蓋には、光学視管や処置具などの医療器具
を導入、あるいは引き抜いたりするための出入り口とな
る開口が設けられているとともに、この蓋の内側には、
外部から力が加えられていない場合には、その開口を閉
じるようにバネによって付勢されているフラップ弁、お
よびこのフラップ弁と蓋とが密着することによって本体
内部の気密を保持するためのパッキンなどが設けられて
いる。
【0004】ゴムキャップは弾性材料からなり、蓋の開
口を、その外周から密着して覆うように着脱自在に嵌合
されて取り付けられる。それとともに、このゴムキャッ
プには、光学視管や処置具などの医療器具をトロッカー
外套管の内部に導入するための開口が、このゴムキャッ
プが蓋に取り付けられた際に、蓋の開口と同一軸線上と
なる位置に設けられている。
【0005】以上説明したような構成からなるトロッカ
ー外套管によれば、その本体内部に光学視管や処置具な
どの医療器具が導入されていない場合には、フラップ弁
がパッキンに密着するように付勢バネによって付勢され
て本体内部の気密を保持している。また、トロッカー外
套管の本体内部に、光学視管や処置具などの医療器具を
ゴムキャップの開口を通して押し込んでフラップ弁を押
し開いている場合には、ゴムキャップの開口縁部が光学
視管や処置具などの医療器具の外周部に密着して、本体
内部の気密を保持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなトロッ
カー外套管に、その挿入部の管路の径よりも細い光学視
管や処置具などの医療器具を導入して使用する場合、そ
れらの医療器具を操作している最中に、トロッカー外套
管の軸方向に対して医療器具がずれたり、傾いたりする
場合がある。このような場合、導入されている医療器具
の外周部に密着してトロッカー外套管の内部の気密を保
持するためのゴムキャップの開口縁部が、医療器具のず
れや傾きに追従できず、ゴムキャップの開口縁部と医療
器具の外周部との間に隙間が空いて、トロッカー外套管
の本体内部の気密を保持できなくなる場合がある。
【0007】よって、本発明が解決しようとする課題
は、トロッカー外套管の内部に導入された医療器具の配
置状態に拘わらず、トロッカー外套管の内部の気密を保
持できるトロッカー外套管を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るトロッカー外套管は、内針を
組み付けて体腔内に刺入し、光学視管や処置具などの医
療器具を体腔内部に案内するトロッカー外套管であっ
て、内部に管路を有する細長の挿入部と、この挿入部の
基端側に設けられた保持部と、この保持部内のチャンバ
ーの気密を保持するシール手段とを備えるとともに、こ
のシール手段は、開口を有する膜部と、この膜部を支持
するとともに可撓性を有する筒部とを有していることを
特徴とするものである。
【0009】このトロッカー外套管によれば、トロッカ
ー外套管の保持部内のチャンバーの気密を保持するシー
ル手段は、開口を有する膜部と、この膜部を支持すると
ともに可撓性を有する筒部とを有している。これによ
り、トロッカー外套管の内部に導入された小径の光学視
管や処置具などの医療器具が、その操作中にずれたり傾
いたりしても、その動きに追従するように、膜部は、そ
の開口縁部が医療器具の外周に密着した状態を保持しつ
つ変形し、また、その膜部の変形に追従するように、膜
部を支持している筒部が撓む。よって、トロッカー外套
管の内部に導入された医療器具の配置状態に拘わらず、
トロッカー外套管の内部の気密を保持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
第1の実施の形態に係るトロッカー外套管1を、図1〜
図4に基づいて説明する。
【0011】トロッカー外套管1は、図1および図2に
示すように、内部に管路2を有する細長の挿入部3と、
この挿入部3の基端側に設けられた保持部4と、この保
持部4内のチャンバー5の気密を保持するシール手段と
してのシール部材6とを備えているまた、トロッカー外
套管1の内部には、一端部としての先端側端部に細長の
針部7が設けられているとともに、他端部としての手元
側端部に内針本体8が設けられている内針9が挿脱自在
に取り付けられる。
【0012】挿入部3は、その内部に両端が開口された
管路2を有しており、この管路2の手元側は保持部4内
に設けられているチャンバー5と連通している。
【0013】保持部4の手元端には、チャンバー5に連
通する保持部開口4aが設けられており、この保持部開
口4aよりチャンバー5を経て、内針9を管路2内へと
挿入して内針本体8を保持部4に固定すると、針部7の
先端が挿入部3の先端開口3aより前方に突出るように
なっている。内針9の針部7の先端には、鋭利な刃部1
0が形成されており、この刃部10は図示しない人体組
織などを穿刺、貫通することができる。
【0014】チャンバー5の内部には、トロッカー外套
管1の軸方向に対して垂直に横切る位置と、その軸方向
と略平行で、かつ、管路2の延長線上から外れる位置と
の間において、図2中矢印Aで示す向きに沿って、略9
0°の範囲で回動可能なフラップ弁11が設けられてお
り、保持部開口4aを気密に塞いだり、保持部開口4a
を開放したりできるように設定されている。
【0015】フラップ弁11に対して外力が働いていな
い場合には、フラップ弁11は、図2中鎖線で示されて
いるように、付勢ばね12によってトロッカー外套管1
の軸方向に対して垂直に横切る位置に付勢されており、
保持部開口4aを気密に塞いでいる。
【0016】フラップ弁11には、保持部4の外に突出
して設けられているとともに、保持部4に対して、その
軸方向と垂直な方向に沿ってスライド自在な開閉ボタン
13が連結されており、図2中矢印Bで示す向きに沿っ
て、この開閉ボタン13を保持部4側へと押し込むこと
により、フラップ弁11を図2中矢印Aで示す向きに沿
って回動させて保持部開口4aを開放することができ
る。あるいは、図2に示すように、保持部開口4aより
内針9をチャンバー5内に挿入したり、もしくは図示し
ない処置具などの医療器具を挿入することにより、内針
9もしくは医療器具の先端がフラップ弁11をチャンバ
ー5内へと押し込むので、先程と同様にして保持部開口
4aを開放することができる。
【0017】また、保持部4の手元端には、図3に示す
ように、シール受け部14が設けられており、このシー
ル受け部14の内側には、前記シール部材6が嵌め込ま
れる。シール部材6は、シール受け部14と、このシー
ル受け部14に対して着脱自在に取り付けられる枠部材
としてのシール押さえ部材15との間に挟み込まれるこ
とによって、それらシール受け部14およびシール押さ
え部材15、すなわち、保持部4に固定される。
【0018】シール押さえ部材15の手元端には、この
シール押さえ部材15をシール受け部14に取り付けた
際に、保持部4の保持部開口4aと同一軸線上に位置す
るように押さえ部材開口16が形成されており、この押
さえ部材開口16を通して図示しない処置具などを保持
部4内に押し込むことができる。
【0019】シール部材6は、トロッカー外套管1の軸
方向に対して垂直に横切る膜部17と、この膜部17を
トロッカー外套管1の軸方向に沿って、その外周縁部か
ら支持する円筒状の筒部18と、シール受け部14とシ
ール押さえ部材15との間に挟み込まれる固定部19と
から構成されている。このシール部材6は、シリコンゴ
ムや天然ゴムなどの弾性材料で形成されることが好まし
い。
【0020】膜部17は、図2〜図4に示すように、ト
ロッカー外套管1の軸方向、すなわち、筒部18の軸方
向中間部において、筒部18の径方向に沿って筒部18
の内側に一体に設けられている。この膜部17の中心部
には、シール部材6をシール受け部14とシール押さえ
部材15との間に挟み込んで固定した際に、保持部4の
保持部開口4a、およびシール押さえ部材15の押さえ
部材開口16との中間部において、それら保持部開口4
aおよび押さえ部材開口16と同一軸線上に位置するよ
うに膜部開口20が形成されている。
【0021】また、本実施形態のシール部材6の膜部1
7には、図3および図4に示すように、その保持部開口
4a側に、膜部開口20と同心円状となるなるように、
リング状の膜部溝21が所定の間隔で設けられている。
これにより、膜部17には、リング状の薄肉部21aと
同じくリング状の厚肉部21bとが、膜部開口20と同
心円状に、所定の間隔で交互に並ぶように形成された状
態になっている。すなわち、膜部17は、全体が一枚の
薄肉の膜部17として形成されているのと略同じ状態と
なっている。
【0022】同様にして、シール部材6の筒部18の外
周側には、図3および図4(a)に示すように、その外
周側に、その全周にわたって、かつ、トロッカー外套管
1の軸方向に沿って所定の間隔で、リング状の筒部溝2
2が設けられている。これにより、筒部18には、リン
グ状の薄肉部22aと同じくリング状の厚肉部22bと
が、トロッカー外套管1の軸方向に沿って所定の間隔で
交互に並ぶように形成された状態になっている。
【0023】さらに、シール部材6の膜部17および筒
部18と、シール押さえ部材15との間には、図2およ
び図3に示すように、シール部材6の筒部18が、トロ
ッカー外套管1の軸方向に対して、その弾性変形可能な
範囲内において傾くことができるように、十分な大きさ
に形成されている空間23が設けられている。
【0024】以上したような構成からなるシール部材6
を有するトロッカー外套管1によれば、シール押さえ部
材開口16およびシール部材6の膜部開口20から保持
部4内に、図示しない光学視管や処置具などの医療器具
を挿入できる。そして、この医療器具を管路2を経て挿
入部3の先端開口3aから医療器具の先端を突出させ
て、体腔内の患部に所定の処置などを行う場合、医療器
具の先端でフラップ弁11を押し開いて、保持部4の外
部とチャンバー5とを連通させても、医療器具の外周に
シール部材6の膜部開口20の開口縁部20aが密着し
て、保持部4内の気密を保持できる。
【0025】また、シール部材6の膜部17に複数の膜
部溝21を設けることにより、膜部17を実質的に薄膜
形成している。これにより、管路2、チャンバー5、お
よび押さえ部材開口16の中において、医療器具がトロ
ッカー外套管1の軸方向からずれたり、傾いたりした場
合には、医療器具の外周とシール部材6の膜部開口20
の開口縁部20aとが密着状態を保持するように、医療
器具のずれや傾きに追従して、シール部材6の膜部17
が容易に弾性変形できる。
【0026】さらに、シール部材6の筒部18にも、複
数の筒部溝22を設けるとともに、シール部材6の膜部
17および筒部18と、シール押さえ部材15との間
に、所定の大きさの空間23を設けた。これにより、膜
部17が前述の密着状態を保持しつつ容易弾性変形でき
るように、シール部材6の筒部18も、トロッカー外套
管1の軸方向に対して容易に傾くことができる。
【0027】よって、保持部4内の気密を保持できる。
特に、医療器具の外径が小さいほど、ずれや傾きが大き
くなり、シール部材6の膜部開口20との間に隙間がで
き易くなるが、前述したように、膜部17および筒部1
8のそれぞれに、膜部溝21および筒部溝22を設けた
ことによって、膜部17および筒部18が容易に弾性変
形して、膜部開口20の開口縁部20aが医療器具との
密着状態を保持するので、保持部4内の気密を保持でき
る。
【0028】さらに、本実施形態のトロッカー外套管1
とともに用いられる内針9には、その内部に高周波振動
発生手段を有しており、この高周波振動発生手段を作動
させることにより刃部を高速で振動させて体壁などを切
開、穿刺、あるいは貫通できるものもある。前述した構
成からなる本実施形態のトロッカー外套管1によれば、
このような高周波振動発生手段を有している内針9の作
動中においても、内針9の針部の外周にシール部材6が
密着するので、トロッカー外套管1を体壁などに刺し通
す場合においても保持部4内の気密を保持できる。よっ
て、本実施形態のトロッカー外套管1には、高周波振動
発生手段を有している内針9も使用可能であり、この場
合でも前記課題を解決できるのはもちろんである。
【0029】<第2実施形態>次に、本発明の第2の実
施の形態に係るトロッカー外套管1を、図5および図6
に基づいて説明する。
【0030】この第2実施形態のトロッカー外套管1
は、シール部材101の形状および構成が、前述の第1
実施形態のシール部材6の形状および構成と異なってい
るだけで、その他の構成、作用、および効果はすべて同
じである。よって、その異なっている部分だけについて
説明し、その他のすべての説明は省略する。また、図面
についても、トロッカー外套管1の側面図をはじめとす
る、同一の構成部分の図面は省略し、本実施形態のシー
ル部材101の特徴をよく理解することのできる図面の
みを示し、これらの図5および図6において、前述の第
1実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
【0031】本実施形態のシール部材101は、図5
(a)および(b)に示すように、トロッカー外套管1
の軸方向に沿って、その膜部としての薄膜部102の外
周縁部が基端部寄りに、そして、その薄膜部102の開
口縁部20aが先端部寄りとなるように、筒部103の
軸方向に対して薄膜部102が傾斜を付けられて、すり
鉢形状となるように形成されている。このシール部材1
01は、シリコンゴム、天然ゴム、あるいはポリウレタ
ンなどの弾性材料から作られることが好ましい。
【0032】また、薄膜部102の基端部側の表面に
は、その開口縁部20aから筒部103の基端部側の開
口縁部103aにかけて、摩擦係数が低く、かつ、伸縮
性に富んでいる円滑部材、例えば、ナイロン繊維やポリ
ウレタン繊維などを織り込んで編み込まれている布10
4が重ね合わされて、貼られている。この布104は、
薄膜部102の開口縁部20aの周辺の内側固定部10
5、および筒部103の基端部側開口縁部103aの周
辺の外側固定部106のそれぞれにおいて、接着、溶
着、あるいは圧着などにより、薄膜部102および筒部
103と一体となるように固定されている。
【0033】この第2実施形態のトロッカー外套管1
は、以上説明した点以外は、すべて第1実施形態のトロ
ッカー外套管1と同じであるので、この第2実施形態の
トロッカー外套管1を用いることにより、本発明の課題
を解決できるのは勿論であるが、前述した形状および構
成のシール部材101を備えた第2実施形態は、以下の
点で優れている。
【0034】薄膜部102を、その外周縁部が基端部寄
りに、そして、その薄膜部102の開口縁部20aが先
端部寄りとなるように、筒部103の軸方向に対して薄
膜部102が傾斜を付けて、すり鉢形状となるように形
成している。それとともに、薄膜部102の基端部側表
面には、これを覆うように、摩擦係数が低く、かつ、伸
縮性に富んでいる布104が取り付けられている。これ
により、図示しない光学視管や処置具などの医療器具の
先端を薄膜部102、すなわち、布104に当接させた
際に、医療器具の先端を布104に張り付かせることな
く、布104の表面に沿って滑らせるとともに、すり鉢
形状に形成された薄膜部102で案内して、医療器具を
滑らかに薄膜部102の開口20に導き入れることがで
きる。
【0035】また、医療器具が薄膜部102に直接接触
しないので、薄膜部102が傷ついたり、裂けたりする
のを防ぐことができる。
【0036】さらに、薄膜部102と布104とを、互
いに全面的に貼り合わせるのではなく、薄膜部102の
開口縁部20aの周辺、および筒部103の基端部側の
開口縁部103aの周辺だけで一体的に貼り合わせてい
る。これにより、薄膜部102の可撓性と、布104の
滑り易さおよび伸縮性とを損うおそれがないので、使用
する医療器具の径の太さに拘わらず、トロッカー外套管
1内における、トロッカー外套管1の軸方向に対する医
療器具のずれや、傾きに追従してシール部材101が容
易に弾性変形できる。よって、保持部4内の気密をより
容易に保持できる。
【0037】なお、本実施形態においては、シール部材
101の薄膜部102を、図6(a)および(b)に示
すように、筒部103の軸方向に対して、垂直となるよ
うに形成してもよい。また、薄膜部102と布104と
を、薄膜部102の開口縁部20aの周辺だけで一体的
に貼り合わせただけでも構わない。このような構成によ
っても、本発明の課題を解決できるとともに、前述した
ように、医療器具を滑らかに薄膜部102の開口20に
導き入れることができるとともに、保持部4内の気密を
より容易に保持できる。
【0038】<第3実施形態>次に、本発明の第3の実
施の形態に係るトロッカー外套管1を、図7〜図9に基
づいて説明する。
【0039】この第3実施形態のトロッカー外套管1
は、シール部材201の形状および構成が、前述の第1
実施形態のシール部材6の形状および構成と異なってい
るだけで、その他の構成、作用、および効果はすべて同
じである。よって、その異なっている部分だけについて
説明し、その他のすべての説明は省略する。また、図面
についても、トロッカー外套管1の側面図をはじめとす
る、同一の構成部分の図面は省略し、本実施形態のシー
ル部材201の特徴をよく理解することのできる図面の
みを示し、これらの図7〜図9において、前述の第1実
施形態と同一部分には同一符号を付してある。
【0040】本実施形態のシール部材201は、図7
(a)および(b)に示すように、その薄膜部202
が、筒部203の軸方向に対して垂直となるように形成
されている。それとともに、トロッカー外套管1の軸方
向に沿って薄膜部202を挟み込むように、その基端部
側および先端部側に、それぞれの表面を覆うように、前
述した第2実施形態と同様の摩擦係数が低く、かつ、伸
縮性に富んでいる布204が取り付けられている。
【0041】この布204は、図7(a)および(b)
に示すように、薄膜部202の基端部側において、筒部
203の基端部側開口縁部203aから開口縁部20a
に向かって、布204と薄膜部202との間隔が次第に
狭くなるように、かつ、その表面が弛まないような所定
の張力で張り詰められた状態で、傾斜を付けられて漏斗
形状となるように取り付けられている。同様に、布20
4は、薄膜部202の先端部側においても、筒部203
の先端部側から開口縁部20aに向かって、布204と
薄膜部202との間隔が次第に狭くなるように、かつ、
その表面が弛まないような所定の張力で張り詰められた
状態で、傾斜を付けられて漏斗形状となるように取り付
けられている。
【0042】なお、本実施形態において、布204は薄
膜部202に対して、その開口縁部20aの基端部側お
よび先端部側の各周辺だけで一体的に貼り合わせられて
いる。それとともに、布204は筒部203に対して、
基端部側開口縁部203aにおいて一体的に貼り合わせ
られているとともに、固定部付け根207付近において
筒部203に埋め込まれて固定されている。
【0043】この第3実施形態のトロッカー外套管1
は、以上説明した点以外は、すべて第1実施形態のトロ
ッカー外套管1と同じであるので、この第3実施形態の
トロッカー外套管1を用いることにより、本発明の課題
を解決できるのは勿論であるが、前述した形状および構
成のシール部材201を備えた第3実施形態は、以下の
点で優れている。
【0044】布204を、薄膜部202の基端部側およ
び先端部側の各表面を覆うように、かつ、筒部203の
内周面から薄膜部202の開口20に向かって漏斗形状
となるように、薄膜部202および筒部203に取り付
けている。これにより、図示しない光学視管、鉗子、あ
るいはその他の処置具などの医療器具を、布204の斜
面に沿って円滑に案内させつつ開口20へ容易に導くこ
とができるとともに、開口縁部20aと医療器具の外周
との密着状態を保ちつつ、挿入部3から体腔内へ挿入し
て医療器具を操作できる。また、保持部4内から医療器
具を引き抜く際にも、医療器具を円滑に開口20から引
き抜くことができる。
【0045】なお、本実施形態においては、布204
を、図8(a)および(b)に示すように、薄膜部20
2の基端部側だけに取り付けても構わない。また、布2
04を、図9(a)および(b)に示すように、薄膜部
202の基端部側だけに取り付けるとともに、薄膜部2
02の外周部が筒部203の固定部付け根207付近寄
りに位置するとともに、開口20が機短部側に位置する
ように、筒部203の軸方向に沿って傾斜を付けた漏斗
形状に形成しても構わない。このような構成によって
も、本発明の課題を解決できるとともに、前述したよう
に、保持部4内への医療器具の差し込み、および保持部
4内からの医療器具の抜き出しを、円滑に、かつ、保持
部4内の気密を保持したまま、容易に行なうことができ
る。
【0046】<第4実施形態>次に、本発明の第4の実
施の形態に係るトロッカー外套管1を、図10および図
11に基づいて説明する。
【0047】この第4実施形態のトロッカー外套管1
は、シール部材301の形状および構成が、前述の第1
実施形態のシール部材6の形状および構成と異なってい
るだけで、その他の構成、作用、および効果はすべて同
じである。よって、その異なっている部分だけについて
説明し、その他のすべての説明は省略する。また、図面
についても、トロッカー外套管1の側面図をはじめとす
る、同一の構成部分の図面は省略し、本実施形態のシー
ル部材301の特徴をよく理解することのできる図面の
みを示し、これらの図10および図11において、前述
の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
【0048】本実施形態のシール部材301は、図10
(a)および(b)に示すように、膜部302が筒部3
03の基端部側端部から、筒部の径方向に沿って一体に
設けられている。この膜部302には、その中心に膜部
開口20が設けられているとともに、この開口20と同
心円状となるように、多数の細かい気泡304が所定の
間隔で、リング状に均一に分布するように膜部302の
内部に封入されている。また、このシール部材301
は、弾性材料により作られていることが好ましい。
【0049】この第4実施形態のトロッカー外套管1
は、以上説明した点以外は、すべて第1実施形態のトロ
ッカー外套管1と同じであるので、この第4実施形態の
トロッカー外套管1を用いることにより、本発明の課題
を解決できるのは勿論であるが、前述した形状および構
成のシール部材301を備えた第4実施形態は、以下の
点で優れている。
【0050】膜部302の開口20と同心円状となるよ
うに、多数の細かい気泡304を所定の間隔で、リング
状に均一に分布するように膜部302の内部に封入して
いる。これにより、膜部302の気泡304を封入した
部分が他の膜部302よりも柔らかくなっているので、
実質的に肉薄に形成された薄膜部と略同等の可撓性を有
しており、保持部4内において図示しない医療器具がト
ロッカー外套管1の軸方向に対してずれたり、傾いたり
しても、開口20はそのずれや傾きに追従しつつ、開口
縁部20aと医療器具の外周との密着状態を保持したま
ま弾性変形できる。また、膜部302全体としては、肉
厚に形成されているので、開口縁部20aと医療器具の
外周との密着状態をより高めることができるとともに、
その耐久性をより高めることができる。よって、保持部
4内の気密をさらに容易に保持できる。
【0051】なお、本実施形態にいては、多数の細かい
気泡の代わりに、シール部材301を構成する弾性材料
よりも柔軟で、かつ、より細かい構造のゴム、あるいは
樹脂などの弾性球体を、膜部302の開口20と同心円
状となるように、所定の間隔で、リング状に均一に分布
するように膜部302の内部に封入しても構わない。あ
るいは、図11(a)および(b)に示すように、細か
な窪み、亀裂、もしくはひだ305を、膜部302の先
端部側表面が凹凸を有する形状となるように、かつ、膜
部302の開口20と同心円状となるように、すなわ
ち、所定の間隔でリング状に均一に分布するように形成
しても構わない。このような構成によっても、本発明の
課題を解決できるとともに、前述したように、開口縁部
20aと医療器具の外周との密着状態をより高めること
ができるとともに、その耐久性をより高めることができ
るので、保持部4内の気密をさらに容易に保持できる。
【0052】なお、本発明のトロッカー外套管1は、前
記第1〜第4の実施の形態には制約されない。前記各実
施形態の説明によれば、例えば、以下に示す各付記のよ
うな構成、あるいはそれら各付記同士の任意の組み合わ
せとしてもよい。
【0053】<付記> 付記1. 内針を組み付けて体腔内に刺入し、光学視管
や処置具などの医療器具を体腔内部に案内するトロッカ
ー外套管であって、内部に管路を有する細長の挿入部
と、この挿入部の基端側に設けられた保持部と、この保
持部内のチャンバーの気密を保持するシール手段とを備
えるとともに、このシール手段は、開口を有する膜部
と、この膜部を支持するとともに可撓性を有する筒部と
を有していることを特徴とするトロッカー外套管。
【0054】付記2. 前記シール手段の筒部にリング
状の薄肉部を設けたことを特徴とする前記付記1に記載
のトロッカー外套管。
【0055】付記3. 前記シール手段を、開口を有す
る枠部材で覆うとともに、前記シール手段と前記枠部材
との間の空間を、前記シール手段の筒部が傾くことがで
きる大きさに形成したことを特徴とする前記付記1また
は2に記載のトロッカー外套管。
【0056】付記4. 内針を組み付けて体腔内に刺入
し、光学視管や処置具などの医療器具を体腔内部に案内
するトロッカー外套管であって、内部に管路を有する細
長の挿入部と、この挿入部の基端側に設けられた保持部
と、この保持部内のチャンバーの気密を保持するシール
手段とを備えるとともに、このシール手段に、弾性材か
らなり開口を有する薄膜部と、開口を有し薄膜部の一部
あるいは全面を覆う摩擦係数が低く、かつ、伸縮性を有
する円滑部材とを設けるとともに、少なくとも前記薄膜
部の開口の近傍と前記円滑部材の開口の近傍とを一体に
貼り合わせたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0057】付記5. 前記シール手段の少なくとも前
記薄膜部の開口の近傍と前記円滑部材の開口の近傍とを
一体に貼り合わせるとともに、この貼り合せた部分以外
では、そこから前記薄膜部および前記円滑部材のそれぞ
れの外周に向かって、前記薄膜部と前記円滑部材との間
の隙間が大きくなるように前記円滑部材をロート形状に
設けたことを特徴とする前記付記4に記載のトロッカー
外套管。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係るトロッカー
外套管によれば、トロッカー外套管の内部に小径の光学
視管や処置具などの医療器具が導入されて、それらが操
作中にずれたり傾いたりしても、その動きに追従するよ
うに、シール手段が有している膜部が、その開口縁部が
医療器具の外周に密着した状態を保持しつつ変形し、ま
た、その膜部の変形に追従するように、膜部を支持して
いる筒部が撓む。よって、トロッカー外套管の内部に導
入された医療器具の配置状態に拘わらず、トロッカー外
套管の内部の気密を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトロッカー外
套管を示す側面図。
【図2】図1に示されているトロッカー外套管を示す縦
断面図。
【図3】図1に示されているトロッカー外套管の保持部
付近を示す断面図。
【図4】(a)は、図1に示されているトロッカー外套
管が有するシール部材を示す断面図。(b)は、図4
(a)中X−X線に沿って示す断面図。
【図5】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るト
ロッカー外套管が有するシール部材を示す断面図。
(b)は、図5(a)に示されているシール部材が有す
る膜部付近を簡略して示す斜視図。
【図6】(a)は、図5(a)に示されているシール部
材が有する膜部付近の変形例を示す断面図。(b)は、
図6(a)に示されているシール部材が有する膜部付近
を簡略して示す斜視図。
【図7】(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るト
ロッカー外套管が有するシール部材を示す断面図。
(b)は、図7(a)に示されているシール部材が有す
る膜部付近を簡略して示す斜視図。
【図8】(a)は、図7(a)に示されているシール部
材が有する膜部付近の変形例を示す断面図。(b)は、
図8(a)に示されているシール部材が有する膜部付近
を簡略して示す斜視図。
【図9】(a)は、図7(a)に示されているシール部
材が有する膜部付近の変形例を示す断面図。(b)は、
図9(a)に示されているシール部材が有する膜部付近
を簡略して示す斜視図。
【図10】(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る
トロッカー外套管が有するシール部材を示す断面図。
(b)は、図10(a)中Y−Y線に沿って示す断面
図。
【図11】(a)は、図10(a)に示されているシー
ル部材が有する膜部付近の変形例を示す断面図。(b)
は、図11(a)中Z−Z線に沿って示す断面図。
【符号の説明】
1…トロッカー外套管 2…管路 3…挿入部 4…保持部 5…チャンバー 6,101,201,301…シール部材(シール手
段) 9…内針 17,102,202,302…薄膜部(膜部) 18,103,203,303…筒部 20…膜部開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内針を組み付けて体腔内に刺入し、光学
    視管や処置具などの医療器具を体腔内部に案内するトロ
    ッカー外套管であって、 内部に管路を有する細長の挿入部と、 この挿入部の基端側に設けられた保持部と、 この保持部内のチャンバーの気密を保持するシール手段
    とを備えるとともに、このシール手段は、開口を有する
    膜部と、この膜部を支持するとともに可撓性を有する筒
    部とを有していることを特徴とするトロッカー外套管。
JP29553699A 1999-10-18 1999-10-18 トロッカー外套管 Pending JP2001112770A (ja)

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