JP2001112260A - 3ポイントコンバータの遮断可能なパワースイッチのターンオン緩和のための回路と方法 - Google Patents

3ポイントコンバータの遮断可能なパワースイッチのターンオン緩和のための回路と方法

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JP2001112260A
JP2001112260A JP2000266547A JP2000266547A JP2001112260A JP 2001112260 A JP2001112260 A JP 2001112260A JP 2000266547 A JP2000266547 A JP 2000266547A JP 2000266547 A JP2000266547 A JP 2000266547A JP 2001112260 A JP2001112260 A JP 2001112260A
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turn
current
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diode
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ベルネト シュテッフェン
Thomas Brueckner
ブリュックナー トーマス
Peter Dr Steimer
シュタイマー ペーター
Michael Steiner
シュタイナー ミヒャエル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な方法で、ターンオン緩和回路エネルギ
の熱への変換を回避する。 【解決手段】 本発明は3ポイントコンバータの遮断可
能なパワースイッチのターンオン緩和のための回路と方
法に関する。上部と下部ブリッジ分岐にそれぞれターン
オン緩和回路が形成され、この回路はターンオン緩和チ
ョークコイルと、過電圧制限コンデンサと、例えば遮断
可能なパワースイッチと逆並列のダイオードとから構成
される補助スイッチとを備える。これらの要素は、熱へ
のエネルギの変換が行われないように、遮断可能なパワ
ースイッチの主スイッチのターンオフの場合に整流が行
われるように切り換えられる。遮断可能なパワースイッ
チのスイッチング時点の適切な制御によって、過電圧制
限コンデンサにおける長期の電荷調整が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧中間回路によ
って給電される3ポイントコンバータの分野に関する。
本発明は、3ポイントコンバータの遮断可能なパワース
イッチのターンオン緩和のための回路と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Neutral Point Clam
ped(中性点クランプ)すなわちNPC3のポイント
コンバータのトポロジは、すでに長い間、周知である。
大出力の領域では、電気駆動装置においてもフィルタお
よび補償装置においても工業的に利用されている。この
場合、遮断可能なパワースイッチとして特にInteg
rated−Gate−Commutated−Thy
ristor(一体化ゲート整流型サイリスタ)すなわ
ちIGCTが主スイッチとして利用されている。
【0003】Insulated−Gate−Bipo
lar−Transistor(絶縁ゲートバイポーラ
トランジスタ)すなわち絶縁制御電極付きバイポーラト
ランジスタすなわちIGBTの使用とは反対に、IGC
T素子を使用する際には、素子を流れる電流上昇速度d
i/dtを、ターンオン、すなわち結合されたIGCT
の能動的ターンオンの際に、別のパワー半導体(一般的
に1つのダイオード)を同時に受動的にターンオフする
ことによって制限しなければならない。このために、T
urn−On−Snubber(ターンオンスナバ)の
回路(すなわちターンオン保護回路またはターンオン緩
和回路)または回路網が、回路内に配設され、これらの
回路によってdi/dt制限が保証され、またこれによ
ってターンオンするIGCT内のおよびターンオフする
ダイオード内のスイッチング損失が通常低減される。
【0004】電流上昇速度の制限は、原則としてスイッ
チに直列に接続されたコイルによって達成される。常
に、追加の能動および/または受動素子が必要である。
【0005】図7に実例の回路を示した従来のターンオ
ンスナバ回路では、スナバすなわちターンオンスナバの
回路(ターンオン緩和回路)内に蓄積された全体のエネ
ルギは、抵抗を介して熱に変換される。高出力のコンバ
ータでは、これによって著しい損失が生じることがあ
る。直流電圧レギュレータを介してスナバまたはターン
オン緩和回路エネルギを直流電圧中間回路に戻し供給す
ることがたいていの場合可能であるが、回路技術上の高
価な費用を必要とし、また直流電圧レギュレータの損失
を再び伴う。
【0006】2ポイントコンバータのトポロジについて
は、DE19636248C1から、IGBT用に設け
られた、ターンオン緩和回路エネルギを直接中間回路に
戻し供給するターンオン緩和回路もまた既知である。こ
のターンオン緩和回路の長所は、原理的にターンオン緩
和回路エネルギが熱に変換されないことである。
【0007】しかし、簡単な方法で、すなわち回路の複
雑化および素子費用の増加なしに、ターンオン緩和回路
エネルギを熱に変換することを回避する、遮断可能なパ
ワースイッチ、特に3ポイントコンバータのIGCTの
スイッチング緩和のための回路または方法は知られてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、3ポイントコンバータの遮断可能なパワースイ
ッチのターンオン緩和のためにターンオン緩和回路と適
切な方法とを形成することであり、この方法によって、
遮断可能なパワースイッチの主スイッチを有する3ポイ
ントコンバータの電流上昇速度di/dtの制限が保証
され、またこの場合ターンオン緩和回路エネルギの原理
に基づく熱への変換が回避される。
【0009】さらに、上記課題を解決するための回路
は、従来のターンオン緩和回路、特に直流電圧レギュレ
ータを介したターンオン緩和回路エネルギの戻し供給を
有するこのような回路に較べて、素子の総費用の上昇を
示さないかあるいはその低下を示さなければならない。
さらに、コイルを配設することによって、短絡電流の増
加と短絡電流の大きさとを制限しつつ、主スイッチの短
絡の場合の保護が保証される。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、請求項1、2、4または5に提示した特徴によって
解決される。
【0011】本発明によるターンオン緩和回路ならびに
遮断可能なパワースイッチ、例えば3ポイントコンバー
タのIGCTのターンオン緩和のための当該の方法によ
って、簡単かつ廉価な方法で、ターンオン緩和回路で変
換されたエネルギの熱への変換が回避され、電流上昇速
度di/dtが制限され、さらに短絡電流の上昇もまた
制限される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の別の課題、特徴および長
所は、図面に関連した本発明の好適な実施例の以下の説
明から明らかとなる。図では、同一の参照番号は同一の
要素を示している。以下に、図1と図2を参考にして、
本発明によるターンオン緩和回路の2つの代替実施例に
ついて最初に説明する。
【0013】本発明の説明は、例えばIGCT(一体化
ゲート整流型サイリスタ)が、遮断可能なパワースイッ
チとして使用され、また回路が3相を備える回路と方法
を参考にして行う。しかし、他の遮断可能なパワースイ
ッチ、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ)またはSiC−MOSFET(SiC金属酸化
膜半導体電界効果トランジスタ)も使用することがで
き、また回路はN相も備えることができ、この場合N=
1、2、3...である。
【0014】図1または図2に基づく本発明による回路
は、上部および下部ブリッジ半部用の分離された2つの
ターンオン緩和回路をそれぞれ含む。遮断可能なパワー
スイッチ、ここではIGCTから形成された3ポイント
コンバータは、この場合、それぞれ直流電圧Vdc/2を有
する2つの直流電圧源から給電される。図1または図2
に基づく本発明の実施例では、この直流電圧源Vdc/2
電圧中間回路内にそれぞれコンデンサを含み、これらの
コンデンサは直列に接続され、またそれぞれ半分の中間
回路電圧Vdc/2を介して落ちる。2つの直流電圧源V
dc/2の端子、すなわち電位点+および−の間に、それぞ
れ分岐対として、IGCT T11、T12から、T31から
32までの直列に接続された2つの対、ならびにそれら
の対に逆並列に接続されたダイオードが設けられ、これ
らのダイオードは、交流電圧接続部V1からV3を有する
3ポイントコンバータの3本のラインを、それぞれ分岐
対の共通の結合点で形成する。さらに、2つの直流電圧
源Vdc/2のコンデンサの間に位置する電位点0とそれぞ
れのブリッジ半部の直列回路のIGCTとの間に、ダイ
オードD15からD35およびD16からD36が形成されてい
る。さらに、ターンオン緩和回路は、直流電圧中間回路
の、すなわち電位点+に結合されたIGCTT11
21、T31に至る配線と2つの直流電圧源Vdc/2の両方
のコンデンサの間の電位点0との間の上部ブリッジ半部
用に、ならびに電位点0と電位点−に結合されたIGC
T T14、T24、T34に至る配線との間の直流電圧中間
回路の下部ブリッジ半部用に、スナバまたはターンオン
緩和チョークコイルLs1またはLs2、補助スイッチTc1
とDc1またはTc2とDc2ならびにクランプコンデンサC
c1またはCc2を含む。図7に示した従来のターンオン緩
和回路と対照的に、図1による両方(上部と下部)のタ
ーンオン緩和回路は、電位点0に対して対称に形成され
ていない。しかし、過電圧制限コンデンサCc1またはC
c2を有する補助スイッチTc1とDc1またはTc2とDc2
直列回路の上部または下部ターンオン緩和回路内で、要
素の順序を交換することによって、上部および下部ブリ
ッジ半部用にターンオン緩和回路を対称に配設すること
も可能である。
【0015】図1による実施例では、電位点+と主スイ
ッチ(ICGT)T11からT31との間の上部ブリッジ半
部に、ならびに配線内の当該の逆並列のダイオードD11
からD31の間に、ターンオン緩和チョークコイルが配設
されている。ターンオン緩和チョークコイルLs1とIG
CT T11との間に、電位点0への結合分岐内に、補助
スイッチTc1、Dc1が過電圧制限またはクランプコンデ
ンサCc1と直列に形成される。下部ブリッジ半部では、
同一のスイッチング素子が使用されるが、ここでは補助
スイッチTc2、Dc2の一方の接続部は電位点0に、また
他方の接続部はクランプコンデンサCc2に結合される。
電位点−からの配線には、電位点−とIGCT T14
の間にターンオン緩和チョークコイルLs2が形成され
る。クランプコンデンサCc2はターンオン緩和チョーク
コイルLs2とIGCT T14との間の配線の点に再び結
合される。
【0016】図1による実施例と異なって、図2による
実施例は、電位点0に対して左右対称に形成された2つ
のターンオン緩和回路を備える。ここでは、図1による
実施例と比較した構造の違いのみについて簡単に述べ、
また2つのターンオン緩和回路の左右対称の構造に基づ
き上部ブリッジ半部用のターンオン緩和回路についての
み説明する。図2によるこの実施例では、電位点+から
IGCT T11までの配線内にターンオン緩和回路が形
成される。この回路は、ターンオン緩和チョークコイル
s1と、クランプコンデンサCc1と補助スイッチTc1
c1とから成る直列回路とから成る並列回路を含む。
【0017】図1と図2では、補助スイッチTc1、Dc1
またはTc2、Dc2は、IGCT T c1からTc2と逆並列
のダイオードDc1またはDc2とから成る並列回路から構
成されるとして示されている。補助スイッチTc1とDc1
ならびにTc2とDc2は、逆方向に導電性のIGCTによ
って、また別個の逆並列のダイオード(逆ダイオード)
を有するIGCTによっても、あるいは逆ダイオードを
有するIGBTによって有効に実現することができる。
したがって、当業者には、図1と図2に示した実施形態
以外の他の代替実施形態が推考し得る。
【0018】ハードスイッチングの3ポイント電圧イン
バータと反対に図1と図2による両方の回路の別形態の
追加受動素子は、それぞれクランプコンデンサCc1とC
c2、ならびにターンオン緩和チョークコイルLs1とLs2
である。この場合、クランプコンデンサCc1またはCc2
を介して落ちるクランプ電圧Vc1とVc2は、1.2*V
dc/2と1.4*Vdc/2との間の値に(図2による回路で
は0.2*Vdc/2と0.4*Vdc/2との間の値に)ほぼ
一定に維持され、この場合Vdc/2は、上部または下部ブ
リッジ半部を介して落ちる半分の中間回路電圧を示す。
【0019】以下に、図1または図2に示した回路、特
にターンオン緩和回路の制御についてより正確に説明す
る。
【0020】ここで図1のみについて行う説明は、原理
的に図2に転用可能である。しかし、図2は、図1と較
べて、ターンオン緩和回路内のエネルギ変換の回避とい
う点を越えて、図2による回路構造によって制約される
クランプコンデンサが、電圧負荷の低減を受けるという
趣旨においても有効である。
【0021】図1または図2による回路は、上部ブリッ
ジ分岐または電位点または極+から電位点または極0へ
の、および戻り(+⇔0)の整流の際に上部緩和回路が
利用され、電位点または極0から下部ブリッジ分岐また
は電位点または極−への、および戻り(0⇔−)の整流
のために、下部緩和回路が利用されるように制御され
る。この場合、整流は、導電分岐から次の分岐への電流
の供給であり、この場合、整流時間の間に両方の分岐は
電流を導く。ブリッジ分岐におけるあるいは負荷での短
絡の場合、それぞれのターンオン緩和チョークコイルL
s1またはLs2は、短絡電流の増加の制限ならびにIGC
Tコンバータの短絡電流の制限を保証する。
【0022】整流は、観察されるコンバータ位相の瞬間
出力の出力勾配に応じて、正の出力勾配による整流と、
負の出力勾配による整流とに区別することができる。以
下に誘導性整流と呼ぶ正の出力勾配による整流の場合、
整流後のコンバータ位相の出力における瞬間出力は整流
前よりも大きい。以下に容量性整流と呼ぶ負の出力勾配
による整流の場合、整流後の瞬間出力は整流前よりも小
さい。図3から図6を含む整流プロセスの次の説明は、
図1による回路に関係する。しかし、この回路は、図2
による回路にも常に転用可能である。
【0023】容量性整流の場合、IGCTは位相電流を
能動的に遮断する。したがって、電流は、能動的にター
ンオフするIGCTから、電流を引き受けるインバータ
内のダイオードに非常に迅速に整流する。
【0024】このようなプロセスの実例は、主スイッチ
(IGCT)T11からダイオードD 15への位相1の位相
電流の整流である。この場合、上部ブリッジ半部のター
ンオン緩和回路が機能する。基本的な電流および電圧曲
線が図3に示されている。簡単にするため、次のすべて
の説明では、位相2と位相3がインバータのマイナス極
に結合されていることを前提としている。しかし、説明
した操作方法は同一の方法でIGCT3ポイントインバ
ータの可能なすべての状態に応用できる。
【0025】主スイッチ(IGCT)T11からダイオー
ドD15への整流は、主スイッチ(IGCT)T11をター
ンオフすることによって開始される。これによって、位
相電流はほぼ瞬間的にダイオードD15に整流する。ター
ンオン緩和チョークコイルL s1の電流は、同時に補助ス
イッチの逆並列のダイオードDc1と、クランプコンデン
サCc1の中に整流する。従来のターンオン緩和回路にお
いては、主スイッチT 11は電圧の上昇に対してターンオ
フするが、本実施例では、クランプコンデンサCc1を介
して落ちるクランプ電圧Vc1をスイッチング緩和なしに
ターンオフする。コイル電流iLs1は、半分の中間回路
電圧Vdc/2とクランプ電圧Vc1との間の電圧差によって
ほぼ直線的に低減され、この場合、IGCT T11のス
イッチングプロセスの前にコイルLs1の中に蓄積され
た、ターンオフされた位相電流のエネルギは、クランプ
コンデンサCc1に転送される。ダイオードDc1を流れる
電流icc1およびクランプコンデンサCc1を流れる電流
cc1が零の値に達すると、ダイオードDc1は、Rev
erse−Recovery(逆回復)またはブロッキ
ング遅延のプロセスの間に受動的にターンオフし、また
ターンオン緩和チョークコイルLs1の電流低減を含む容
量性整流プロセスが完全に終了される。
【0026】当該のクランプコンデンサCc1の電荷バラ
ンスは、型式1の容量性整流と呼ぶ説明した容量性整流
のために正であり、すなわちクランプコンデンサCc1
電荷が供給される。
【0027】クランプ電圧Vc1を長期間一定に保持する
ために、型式2の容量性整流を導入することができる。
基本的な電流および電圧曲線が図4に示されている。
【0028】整流は、補助スイッチTc1を能動的にター
ンオンすることによって開始される。これによって、負
電圧VLS1は、半分の中間回路電圧Vdc/2とターンオン
緩和チョークコイルLs1を介したクランプ電圧Vc1との
間の差の高さに位置する。コイル電流iLs1はほぼ直線
的に低減され、またクランプコンデンサCc1を流れる負
電流icc1は同一の方法で形成される。電流値icc1が、
IGCT T11を通してターンオフされる位相電流の規
定部分に(典型的にIGCT T11によって遮断される
位相電流の半分よりも大きい値に)増加すると、IGC
T T11がターンオフされる。余分のコイル電流、すな
わち遮断される位相電流とIGCTターンオンプロセス
の時点の電流値icc1との差は、この場合ほぼ瞬間的に
逆並列の補助ダイオードDc1の中に整流し、これによっ
て零電流の際の補助スイッチTc1はZero Curr
ent Switch(零電流スイッチ)としてターン
オフされる。
【0029】電流icc1が直線的電流低下の後に零の値
に達すると、ダイオードDc1は、Reverse−Re
covery(逆回復)プロセスの間に受動的にターン
オフする。これによって、整流プロセスが終了される。
この場合も、IGCT T11はスイッチング緩和なしに
クランプ電圧Vc1に対してターンオフする。
【0030】主スイッチIGCT T11のターンオフ時
点をずらすことによって、クランプコンデンサCc1の電
荷バランスに干渉することが可能である。これによっ
て、この整流のために負の電荷バランスを設定すること
ができ、すなわちクランプコンデンサCc1から電荷を抽
出することができ、この電荷は、型式1の容量性整流の
正の電荷バランスを相殺することができる。
【0031】クランプコンデンサCc1を流れる電流i
cc1が、ターンオフされる位相電流の値をすでに超過し
た時に初めて、IGCT T11がターンオフされると、
補助スイッチTc1は、その逆並列のダイオードDc1の導
電位相の間にもはや受動的にターンオフしない(容量性
整流型式3)。典型的な電流および電圧曲線が図5に示
されている。
【0032】補助スイッチTc1は、この場合能動的にま
たスイッチング緩和なしにクランプ電圧Vc1に対してタ
ーンオフされなければならず、この場合その電流はD15
とD 11(T11への逆並列のダイオード)に整流し、また
半分の中間回路電圧Vdc/2によって直線的に低減され
る。これによって、複数の先行する整流から成るクラン
プコンデンサCc1の正の電荷バランスを1つのみの整流
の範囲の同一の位相電流によって相殺することが可能で
ある。主スイッチT11と補助スイッチTc1が同時にター
ンオフされるか、あるいは主スイッチT11が補助スイッ
チTc1のわずか後にターンオフされると、主スイッチT
11のターンオフプロセスは、Zero Current
Switching(零電流スイッチング)の場合に
小さい損失で経過する。
【0033】補助スイッチTc1の短時間のターンオンに
よるクランプ電圧Vc1の低減は、原則として、容量性整
流(型式3)に関連してのみならず、整流以外の任意の
時点にも、またすべての任意の高さで実現することがで
きる。
【0034】容量性整流の前述の種々の型式は、存在す
る位相電流に応じて異なって使用される。すなわち、有
効位相電流が大きい場合、回路は、瞬間位相電流が小さ
い場合に、すなわちIphase/2よりも小さい電流の場
合に、型式1の容量性整流を利用し、一方瞬間位相電流
が大きい場合に型式2の容量性整流を利用するように操
作される。この場合、主スイッチのターンオフ時点は、
クランプコンデンサC c1とCc2における長期の電荷調整
が達成されるように、図示していない制御装置による調
整によって調整される。
【0035】これに対し、有効位相電流が小さい場合、
回路は、クランプ電圧Vc1とVc2が限界値の下方にある
限り、位相電流の瞬間値に関係なく型式1の容量性整流
が利用されるように操作される。クランプ電圧がこの限
界値に達すると、次の容量性整流は対応するクランプコ
ンデンサの参加の下に型式3の容量性整流として、クラ
ンプ電圧がそれらの基準値に導き戻されるように実施さ
れる。
【0036】誘導性整流場合、電流は1つのダイオード
から、能動的にターンオンするIGCTに移行する。こ
の場合、ターンオン緩和回路は、対応するターンオン緩
和チョークコイルLs1またはLs2が電流上昇速度を制限
することによって現れる。このようなプロセスは、例え
ば、ダイオードD15から主スイッチT11への位相電流の
整流である。この場合、上部ブリッジ半部のターンオン
緩和チョークコイルL s1が機能する。重要な電流および
電圧曲線が図6に示されている。主スイッチT 11がター
ンオンされると、半分の中間回路電圧Vdc/2がターンオ
ン緩和チョークコイルLs1を介して落ち、また位相電流
がダイオードD15から主スイッチT11に直線的に整流す
る。ダイオードD15は、Reverse−Recove
ry(逆回復)プロセスの間に受動的にターンオフす
る。ダイオードD15の逆電流は、ターンオン緩和チョー
クコイルLs1の電流iLs1がVLs1=−Vc1+Vdc/2の電
圧の場合に低減できるよりも速く中断するので、コイル
電流iLs1の一部は、ダイオードDc1とクランプコンデ
ンサCc1の中に整流する。これによって、ダイオードの
逆電流中断の時点にダイオードD15からターンオン緩和
チョークコイルLs1に蓄積されるエネルギの一部は、ク
ランプコンデンサCc1に転送される。したがって、誘導
性整流もまたクランプコンデンサCc1で正の電荷バラン
スを引き起こす。整流中の電流上昇速度di/dtを制
限することによって、主スイッチT11のターンオン損失
ならびにダイオードD15のターンオフ損失もまた低減さ
れる。
【0037】クランプコンデンサCc1とCc2における長
期の電荷調整は、クランプ電圧Vc1とVc2の調整によっ
て保証される。瞬間位相電流が小さい場合の型式2の容
量性整流の実現は、短い整流期間、したがってゲート信
号の不可欠な高い時間精度のため高価であるので、また
補助スイッチTc1とDc1またはTc2とDc2のスイッチン
グ損失を最小化するために、異なった規則アルゴリズム
を使用することが有効である。例えば、大きな実効値の
正弦波位相電流のケース1は、定格負荷の場合に、また
小さな実効値の正弦波位相電流のケース2は、例えば試
験運転の場合に区別することができる。
【0038】ケース1:大きな瞬間位相電流は、ターン
オン緩和チョークコイル内に蓄積された高いエネルギの
ため各容量整流の際に能動的な電荷調整を必要とする。
型式2の容量性整流が利用される。これに対し、瞬間位
相電流が小さい場合、型式1の容量性整流が適用され
る。長期の電荷調整は、位相電流が大きい場合の容量性
整流の場合に主スイッチ(例えば上述の例のT11)をタ
ーンオフするために、スイッチング時点を適切に選択す
ることによってのみ保証することができる。
【0039】ケース2:ケース1に較べてより小さなタ
ーンオン緩和チョークコイルのエネルギのため、補助ス
イッチ(例えばTc1)のスイッチング損失を回避するた
めに、型式1の容量性整流を好適に利用することが可能
である。クランプ電圧(例えばVc1)が、型式1の容量
性整流と誘導性整流とのもっぱら正の電荷バランスのた
め、より多くの数の整流の後に上方の限界値に達した後
に初めて、型式3の容量性整流が実施される。この整流
によって、クランプ電圧(例えばVc1)はその基準値に
導き戻される。補助スイッチ(例えばTc1)の追加のス
イッチング損失は、零電流スイッチングすなわちZer
o Current Switchingによる主スイ
ッチ(例えばT11)のターンオフ損失の低減によって部
分的に補償される。
【0040】図1と図2による代替実施例は、中圧領域
の新しい高出力コンバータのための実例による実現手段
を示している。しかし、当業者は、従属請求項の保護範
囲にある実施例の修正と変更を簡単に考えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるターンオン緩和回路の第1の実施
例である。
【図2】本発明によるターンオン緩和回路の代替実施例
である。
【図3】型式1の容量性整流の場合の図1に基づくター
ンオン緩和回路の電流および電圧曲線である。
【図4】型式2の容量性整流の場合の図1に基づくター
ンオン緩和回路の電流および電圧曲線である。
【図5】型式3の容量性整流の場合の図1に基づくター
ンオン緩和回路の電流および電圧曲線である。
【図6】誘導性整流の場合の図1に基づくターンオン緩
和回路の電流および電圧曲線である。
【図7】従来のターンオン緩和回路である。
【符号の説明】
1〜V3 交流電圧接続部 D15〜D35、D16〜D36 ダイオード Ls1、Ls2 ターンオン緩和チョークコイル Tc1、Dc1、Tc2、Dc2 補助スイッチ Cc1、Cc2 クランプコンデンサ T11〜T34 ICGT iLs1 ターンオン緩和チョークコイル電流 iDc1 ダイオードDc1を流れる電流 icc1 クランプコンデンサCc1を流れる電流 di/dt 電流上昇速度 Vdc/2 半分の中間回路電圧 Vc1、Vc2 クランプ電圧 VLS1 負電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター シュタイマー スイス ツェーハー5424 ウンテレーレン ディンゲン シュリーレンバッハ 16 (72)発明者 ミヒャエル シュタイナー ドイツ連邦共和国 デー68723 シュヴェ ッツィンゲン リヒャルト ワーグナー シュトラーセ 17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3ポイントコンバータの遮断可能なパワ
    ースイッチのターンオン緩和のための回路であって:上
    部ブリッジ半部であって:それぞれ第1の遮断可能なパ
    ワースイッチ(T11からT31)と第2の遮断可能なパワ
    ースイッチ(T12からT32)とから成るN対であって、
    第1の直流電圧源(Vdc/2)の極(+)と負荷の接続部
    との間で、遮断可能なパワースイッチにそれぞれ逆並列
    に位置する直列に結合された2つのダイオードから成る
    3対と共に直列に結合されたN対と、この場合N=1、
    2、3...であり、 別のダイオード(D15からD35)のN対であって、第1
    の直流電圧源(Vdc /2)の他の極(0)と、第1の遮断
    可能なパワースイッチ(T11からT31)と第2の遮断可
    能なパワースイッチ(T12からT32)とのN対の結合部
    ならびに逆並列に位置する直列に結合された2つのダイ
    オードのN対の結合部との間に結合されたN対と、この
    場合N=1、2、3...であり、 ターンオン緩和チョークコイル(Ls1)であって、第1
    の直流電圧源(Vdc)の極(+)と、第1の遮断可能な
    パワースイッチ(T11)との間に結合されたターンオン
    緩和チョークコイル(Ls1)と、 補助スイッチ(Tc1、Dc1)と過電圧制限コンデンサ
    (Cc1)とから成る直列回路であって、ターンオン緩和
    チョークコイル(Ls1)と第1の遮断可能なパワースイ
    ッチ(T11)との間の結合部と、第1の直流電圧源(V
    dc/2)の他の極(0)との間に結合された直列回路と、 を有する上部ブリッジ半部と、 下部ブリッジ半部であって:それぞれ第3の遮断可能な
    パワースイッチ(T14からT34)と第4の遮断可能なパ
    ワースイッチ(T13からT33)とから成るN対であっ
    て、第1の直流電圧源(Vdc/2)の他の極(0)と同一
    である第2の直流電圧源(Vdc/2)の極(0)と負荷の
    接続部との間で、遮断可能なパワースイッチにそれぞれ
    逆並列に位置する直列に結合された2つのダイオードか
    ら成るN対と共に直列に結合されたN対と、この場合N
    =1、2、3...であり、 別のダイオード(D16からD36)のN対であって、第2
    の直流電圧源(Vdc /2)の他の極(0)と、第3の遮断
    可能なパワースイッチ(T14からT34)と第4の遮断可
    能なパワースイッチ(T13からT33)とのN対の結合部
    ならびに逆並列に位置する直列に結合された2つのダイ
    オードのN対の結合部との間に結合されたN対と、この
    場合N=1、2、3...であり、 ターンオン緩和チョークコイル(Ls2)であって、第2
    の直流電圧源(Vdc /2)の極(−)と、第3の遮断可能
    なパワースイッチ(T11)との間に結合されたターンオ
    ン緩和チョークコイル(Ls2)と、 過電圧制限コンデンサ(Cc2)と補助スイッチ(Tc2
    c2)とから成る直列回路であって、第2の直流電圧源
    (Vdc/2)の極(0)とターンオン緩和チョークコイル
    (Ls1)の間の結合部との間の結合部と、第3の遮断可
    能なパワースイッチ(T14)との間に結合された直列回
    路と、 を有する下部ブリッジ半部と、を具備する回路。
  2. 【請求項2】 3ポイントコンバータの遮断可能なパワ
    ースイッチのターンオン緩和のための回路であって、 第1と第2の遮断可能なパワースイッチ(T11から
    31、T12からT32;T14からT34、T13からT33
    は、ブリッジ回路の構成要素として、直流電圧源(V
    dc/2)の極(+;−)と負荷の接続部との間でそれぞれ
    逆並列に位置する直列に結合された2つのダイオードと
    共に直列に結合され、 別のダイオード(D15からD35;D16からD36)は、直
    流電圧源(Vdc/2)の他の極(0)と、第1の遮断可能
    なパワースイッチ(T11からT31;T14からT 34)と第
    2の遮断可能なパワースイッチ(T12からT32;T13
    らT33)とのN対の結合部ならびに逆並列に位置する直
    列に結合された2つのダイオードの結合部との間に結合
    され、 ターンオン緩和チョークコイル(Ls1;Ls2)は、第1
    の直流電圧源(Vdc)の極(+;−)と、第1の遮断
    可能なパワースイッチ(T11)との間に結合され、 過電圧制限コンデンサ(Cc1;Cc2)と補助スイッチ
    (Tc1、Dc1;Tc2、D c2)とから成る直列回路は、タ
    ーンオン緩和チョークコイル(Ls1;Ls2)と第1の遮
    断可能なパワースイッチ(T11;T14)との間の結合部
    と、直流電圧源(Vdc/2)の極(+;−)との間に結合
    される、回路。
  3. 【請求項3】 遮断可能なパワースイッチ(Tc1
    c2)または別個の逆並列のダイオード(Dc1;Dc2
    から成る補助スイッチ(Tc1、Dc1;Tc2、Dc2)が、
    逆方向に導電性の遮断可能なパワースイッチまたは逆ダ
    イオードを有する遮断可能なパワースイッチから形成さ
    れる請求項1または2に記載の回路。
  4. 【請求項4】 有効位相電流が大きい場合に請求項1か
    ら3に従って回路を操作するための方法において、 瞬間位相電流が小さい場合に、負の出力勾配を有する整
    流が、次のステップ:過電圧制限コンデンサ(Cc1)を
    介して落ちるクランプ電圧(Vc1)に対して、遮断可能
    なパワースイッチ(T11)によって位相電流を遮断する
    ステップと、 位相電流を、前記遮断可能なパワースイッチ(T11)に
    結合されたダイオード(D15)に整流するステップと、 ターンオン緩和チョークコイル(Ls1)の電流を、補助
    スイッチ(Tc1、D c1)の逆並列のダイオード(Dc1
    と過電圧制限コンデンサ(Cc1)とに同時に整流するス
    テップと、 半分の中間回路電圧(Vdc/2)とクランプ電圧(Vc1
    との間の電圧差によってターンオン緩和チョークコイル
    電流(iLs1)をほぼ直線的に低減するステップであっ
    て、遮断可能なパワースイッチ(T11)のスイッチング
    動作の前にターンオン緩和チョークコイル(Ls1)内に
    蓄積されたターンオフ位相電流のエネルギが過電圧制限
    コンデンサ(Cc1)に転送される、ステップと、 ダイオード(Dc1)と過電圧制限コンデンサ(Cc1)と
    を流れる電流(iDc、icc1)が零の値に達した時、補
    助スイッチ(Tc1、Dc1)のダイオード(Dc 1)を受動
    的にターンオフするステップと、 で実施され、 瞬間位相電流が大きい場合、負の出力勾配を有する整流
    が、次のステップ:補助スイッチ(Tc1)を能動的にタ
    ーンオンするステップと、 ターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)をほぼ直
    線的に低減し、また過電圧制限コンデンサ(Cc1)によ
    って負電流(icc1)を形成するステップと、 過電圧制限コンデンサ(Cc1)を流れる電流(icc1
    の値が、遮断可能なパワースイッチ(T11)によってタ
    ーンオフされる位相電流の所定の部分に増大した時、遮
    断可能なパワースイッチ(T11)をターンオフするステ
    ップと、 過剰のターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)を
    補助スイッチ(Tc1)のダイオード(Dc1)に整流し、
    これによって補助スイッチ(Tc1)がターンオフされる
    ステップと、 過電圧制限コンデンサ(Cc1)を流れる電流(icc1
    が零になった時、補助スイッチ(Tc1)のダイオード
    (Dc1)を受動的にターンオフするステップと、 で実施され、 前記整流の際に、遮断可能なパワースイッチ(T11)に
    よってターンオフされる位相電流の部分が、当該の過電
    圧制限コンデンサ(Cc1)における長期の電荷調整が達
    成されるように決定され、前記位相電流の部分に到達し
    た際に遮断可能なパワースイッチ(T11)が、過電圧制
    限コンデンサ(Cc1)を流れる電流(i cc1)の値によ
    ってターンオフされ、 正の出力勾配を有する前記整流が、位相電流の値に関係
    なく次のステップ:遮断可能なパワースイッチ(T11
    をターンオンし、この結果半分の中間回路電圧
    (Vdc/2)がターンオン緩和チョークコイル(Ls1)を
    介して落ち、また位相電流がダイオード(D15)から遮
    断可能なパワースイッチ(T11)に直線的に整流するス
    テップと、 逆回復プロセス中にダイオード(D15)を受動的にター
    ンオフするステップと、 ターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)の一部分
    を補助スイッチ(Tc1、Dc1)のダイオード(Dc1)な
    らびにクランプコンデンサ(Cc1)に整流するステップ
    と、で実施されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 有効位相電流が小さい場合に請求項1か
    ら3に従って回路を操作するための方法において、 当該のクランプ電圧が所定の限界値の下方に位置する
    時、負の出力勾配を有する前記整流が、位相電流の値に
    関係なく次のステップ:過電圧制限コンデンサ(Cc1
    を介して落ちるクランプ電圧(Vc1)に対して、遮断可
    能なパワースイッチ(T11)によって位相電流を遮断す
    るステップと、 位相電流を、前記遮断可能なパワースイッチ(T11)に
    結合されたダイオード(D15)に整流するステップと、 ターンオン緩和チョークコイル(Ls1)の電流を、補助
    スイッチ(Tc1、D c1)の逆並列のダイオード(Dc1
    と過電圧制限コンデンサ(Cc1)とに同時に整流するス
    テップと、 半分の中間回路電圧(Vdc/2)とクランプ電圧(Vc1
    との間の電圧差によってターンオン緩和チョークコイル
    電流(iLs1)をほぼ直線的に低減するステップであっ
    て、遮断可能なパワースイッチ(T11)のスイッチング
    動作の前にターンオン緩和チョークコイル(Ls1)内に
    蓄積されたターンオフ位相電流のエネルギが過電圧制限
    コンデンサ(Cc1)に転送される、ステップと、 ダイオード(Dc1)と過電圧制限コンデンサ(Cc1)と
    を流れる電流(iDc、icc1)が零の値に達した時、
    補助スイッチ(Tc1、Dc1)のダイオード(Dc1)を受
    動的にターンオフするステップと、 で実施され、 当該のクランプ電圧が所定の上方限界値の上方に位置す
    る時、負の出力勾配を有する前記整流が、位相電流の値
    に関係なく次のステップ:補助スイッチ(Tc1)を能動
    的にターンオンするステップと、 ターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)をほぼ直
    線的に低減し、また過電圧制限コンデンサ(Cc1)によ
    って負電流(icc1)を形成し、過電圧制限コンデンサ
    (Cc1)を流れる電流(icc1)の値が、遮断可能なパ
    ワースイッチ(T11)によってターンオフされる位相電
    流の値よりも大きい所定の値に達した時、補助スイッチ
    (Tc1)と遮断可能なパワースイッチ(T11)とを同時
    にターンオフするステップと、 過剰のターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)を
    ダイオード(D15)と、遮断可能なパワースイッチ(T
    11)の逆並列のダイオード(D11)とに整流するステッ
    プと、 過剰のターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)を
    半分の中間回路電圧(Vdc/2)によってほぼ直線的に低
    減し、また過剰のターンオン緩和チョークコイル電流
    (iLs1)が零になった時、遮断可能なパワースイッチ
    (T11)の逆並列のダイオード(D11)を受動的にター
    ンオフするステップと、 で実施され、 前記整流の際に、過電圧制限コンデンサ(Cc1)を流れ
    る電流(icc1)の値が、このような整流の間に当該の
    クランプ電圧がその所定の上方限界値の下方の所定値に
    導き戻されるように決定され、前記値に到達した際に、
    補助スイッチ(Tc1)と遮断可能なパワースイッチ(T
    11)とが同時にターンオフされ、 正の出力勾配を有する前記整流が、位相電流の値に関係
    なく次のステップ:遮断可能なパワースイッチ(T11
    をターンオンし、この結果半分の中間回路電圧
    (Vdc/2)がターンオン緩和チョークコイル(Ls1)を
    介して落ち、また位相電流がダイオード(D15)から遮
    断可能なパワースイッチ(T11)に直線的に整流するス
    テップと、 逆回復プロセス中にダイオード(D15)を受動的にター
    ンオフするステップと、 ターンオン緩和チョークコイル電流(iLs1)の一部分
    を補助スイッチ(Tc1、Dc1)のダイオード(Dc1)な
    らびにクランプコンデンサ(Cc1)に整流するステップ
    と、で実施されることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 遮断可能なパワースイッチが、IGCT
    (一体化ゲート整流型サイリスタ)、IGBT(絶縁ゲ
    ート型バイポーラトランジスタ)またはSiC−MOS
    FET(SiC金属酸化膜半導体電界効果トランジス
    タ)である、請求項1から3の1項に記載の回路。
  7. 【請求項7】 遮断可能なパワースイッチが、IGCT
    (一体化ゲート整流型サイリスタ)、IGBT(絶縁ゲ
    ート型バイポーラトランジスタ)またはSiC−MOS
    FET(SiC金属酸化膜半導体電界効果トランジス
    タ)である、請求項4または5の1項に記載の方法。
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