JP2001109696A - オブジェクトイネーブルドリアルタイムメッセージングシステム - Google Patents

オブジェクトイネーブルドリアルタイムメッセージングシステム

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JP2001109696A JP2000235062A JP2000235062A JP2001109696A JP 2001109696 A JP2001109696 A JP 2001109696A JP 2000235062 A JP2000235062 A JP 2000235062A JP 2000235062 A JP2000235062 A JP 2000235062A JP 2001109696 A JP2001109696 A JP 2001109696A
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アナンド サラスワット ヴィジェイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、二人あるいはそれ以上の人がリア
ルタイムメッセージングシステムを用いて互いに通信
し、互いにオブジェクトを共有することを可能にするオ
ブジェクトイネーブルドリアルタイムメッセージングシ
ステムを提供する。 【解決手段】 本発明の一つの実施例によると、送信者
はアプリケーションサーバ上にオブジェクトを生成し、
そのオブジェクトに対する参照、例えば、URLを埋め込
んだメッセージを受信者に送信する。受信者は、このオ
ブジェクト参照を用いてアプリケーションサーバにアク
セスすることでそのオブジェクトを呼び出す。その後、
送信者と受信者は、アプリケーションサーバを通じて通
信する。さらに、このオブジェクト参照に受信者の識別
に結び付けられた認証情報を追加することで、許可のな
い者はそのオブジェクトにアクセスできないようにする
こともできる。本発明によると、受信者は、送信者の許
可の下で、オブジェクトの機能にアクセスすること、あ
るいは、送信者と共に、そのオブジェクトを共有、修
正、更新、あるいは操作することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、よ
り詳細には、リアルタイムメッセージングシステムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】通信網に接続された二人が互いにリアル
タイムにてテキストメッセージを送信することを可能に
するシステムが存在する。いったん２つの端末の間でメ
ッセージングセッションが開始されると、いずれかのユ
ーザがメッセージを、例えばキーボードから入力するこ
とで入力し、入力されたメッセージが他方のユーザの端
末上に現われる。これらリアルタイムメッセージングシ
ステムは、しばしば、“チャット（chat）”あるいは
“インスタントメッセージング（instant messagin
g）”システムと呼ばれるが、毎週、驚異的な成長を遂
げており、電子メールやインターネット上のワールドワ
イドウエブ自体よりも潜在的に重要になりつつある。イ
ンスタントメッセージングシステムの場合は、チャット
とは対照的に、とりわけ、指定されるプライベートリス
トに載せられている人物がオンラインとなる度にユーザ
に警告する追加の機能が設けられている。このようなシ
ステムの一例としては、America On-LineのInstant Mes
senger（ＡＩＭ）；Ｍｉｒａｂｉｌｉｓ，Ｌｔｄ．のＩ
ＣＱ；Ｄｉｎｇ！；ＡＴ＆ＴのＩＭ Ｈｅｒｅ；その他
がある。ＡＩＭは、一日２億２千５００万を超えるイン
スタントメッセージを運ぶと言われている。事実、Amer
ican On-Lineでは、インスタントメッセージングが最も
人気のあるアプリケーションであると言われている。
【０００３】多くの既存のインスタントメッセージング
クライアント（サーバ）、例えば、ＡＩＭやＩＣＱ内に
存在する一つの機構に、ＵＲＬ（ユニフォームリゾース
ロケータ:Uniform Resource Locator）をテキストメッ
セージに埋め込んで送信する機能がある。ＵＲＬについ
ては、Berners-Lee,T.らの文献“Uniform Resource Loc
ators”,RFC 1738,Network Working Group,1994におい
て詳細に説明されているために、これを参照されたい。
例えば、一例として、“http://www.hostname.com/docu
ment1.html”なるＵＲＬは、“www.hostname.com”なる
ホストサーバ上のHyperText Transfer Protocolを用い
る“document1.htm1”なるドキュメントを識別する。Ａ
ＩＭあるいはＩＣＱクライアント（サーバ）がこのよう
な埋め込まれた情報（ＵＲＬ）を受信すると、クライア
ント（サーバ）は、この情報（ＵＲＬ）をテキスト・チ
ャット・ウインドウ内に“クリッカブルテキスト（clic
able text）”の形式にて表示する。ユーザがこのテキ
ストをクリックすると、標準のアプリケーション（例え
ば、Ｎｅｔｓｃａｐｅ（登録商標）やInternet Explore
rなどのブラウザ）が始動される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ただし、現在、従来の
メッセージングシステムの情報を共有することを希望す
るユーザは、単純なファイルの転送と、主に関心のある
ウエブページを識別するために用いられる、上述のＵＲ
Ｌ機構のみに制限されている。本発明は、インスタント
メッセージング通信のダイナミック空間を他のオブジェ
クト生成および参照システムと結び付けるために、代わ
りに、テキストメッセージング内に埋め込まれた補助的
なコンピュータにて処理可能な情報を使用することで、
極めて多様なユーザによって生成され、ユーザによって
始動されるサービスをサポートできるという認識に立脚
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、二人あるいは
それ以上の人がリアルタイムメッセージングシステムを
用いて互いに通信し、互いにオブジェクトを共有するこ
とを可能にする。本発明の一つの実施例によると、送信
者はアプリケーションサーバ上にオブジェクトを生成
し、そのオブジェクトに対する参照、例えば、ＵＲＬを
埋め込んだメッセージを受信者に送信する。受信者は、
このオブジェクト参照を用いてアプリケーションサーバ
にアクセスすることでそのオブジェクトを呼び出す。そ
の後、送信者と受信者は、アプリケーションサーバを通
じて通信する。さらに、このオブジェクト参照に受信者
の識別に結び付けられた認証情報を追加することで、許
可のない者はそのオブジェクトにアクセスできないよう
にすることもできる。本発明によると、受信者は、送信
者の許可の下で、オブジェクトの機能にアクセスするこ
と、あるいは、送信者と共に、そのオブジェクトを共
有、修正、更新、あるいは操作することが可能となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一つの実施例を
解説する通信網の略図を示す。エンドポイント端末１０
１を動作するユーザがエンドポイント端末１０２とオブ
ジェクトを共有することを希望する。端末１０１と１０
２は、従来のパーソナルコンピュータとして示される
が、ただし、これらは、様々なネットワークイネーブル
ド（網起動：網を通じて動作する）通信デバイスのいず
れであっても構わず、パーソナルデータアシスタント、
電話機、双方向ページャその他であることも考えられ
る。端末１０１と１０２は、通信網１００、例えば、イ
ンターネットに接続される。通信網１００は、端末１０
１と１０２との間のある形式のリアルタイムメッセージ
ング、例えば、上述のインスタントメッセージングシス
テムあるいはチャットを可能にするものと想定される。
メッセージングシステムの具体的な機構は、本発明の目
的に対しては特に重要ではなく、ここでは、端末１０１
と１０２は、例えば、上述の従来のクライアントサイド
あるいはウエブベースのインスタントメッセージングシ
ステムのどれかを実行しているものと想定される。さら
に、このシステムは、好ましくは、ある形式のオブジェ
クト参照、例えば、メッセージのテキスト内のURLを、
サポートおよび認識できるものと想定される。
【０００７】本発明の一つの実施例によると、エンドポ
イント１０１は、アプリケーションサーバ１１０に接続
する。アプリケーションサーバ１１０は、プロセッサ１
１５、記憶デバイス１１７、およびユーザによって定義
されるオブジェクト１２０などを生成するソフトウエア
１１６（あるいは同等な機能を有するハードウエア／フ
ァームウエア）から構成される。このようなサーバサイ
ドのソフトウエアの例としては、Sun Microsystemsによ
る“Java Web Server”があるが、これは、サーバサイ
ドのJavaアプリケーションが“servlet（サーブレッ
ト）”と呼ばれるものを用いてプログラミングすること
を可能にする。もう一つのより高度な例として、分散型
網コミュニティプラットホーム、例えば、ＡＴ＆Ｔ Ｃ
ｏｒｐによる“World Matrix”があるが、これは、ユー
ザが“nettop（ネットトップ）”上にオブジェクトを生
成したり、これと対話したり、これを共有したりするこ
とを可能にする。Matrixは、ユーザに対して、アクセス
が制御されており、安全で、かつ、パシステント（永続
的）な仮想空間を提供する。
【０００８】エンドポイント１０１のユーザは、新たな
オブジェクトを“オンザフライ（onthe fly”に生成
し、このオブジェクトはサーバ１１０の記憶デバイス１
１７に格納される。このオブジェクトは、どのようなソ
フトウエアコンストラクト（構造）であっても構わな
い。例えば、このオブジェクトは、サーバ上で実行され
る対話型オブジェクト、例えば、ゲーム、書式、あるい
は共有探索エンジンなどであることも、あるいは、電子
チケットや、例えば、保護されたサイトあるいはクレジ
ットカード番号に対する証明書や許可であることも考え
られる。このオブジェクトは、より従来的な共有コンス
トラクト、例えば、共有ドキュメント（レポート、広
告、Microsoft Wordドキュメント、Microsoft Powerpoi
ntファイルなど）、音楽レコード、あるいは、ある種の
マルチメディアデータ流（例えば、生のビデオブロード
キャストや生の会議電話呼など）であることも考えられ
る。さらに、このオブジェクトは、サービスゲートウェ
イ、例えば、インターネット電話サーバ、例えば、ＡＴ
＆Ｔの“Click-2-Dial”への予め許可されたセッション
を表す“仮想コーリングカード（virtual calling car
d）”であることも考えられる。さらに、このオブジェ
クトは、サーバのJavaサーブレットエンジン上で実行さ
れるサーブレットであることも考えられ、この場合は、
サーバ側のJavaプログラミングの全ての機能およびフレ
キシビリティが提供される。さらに、このオブジェクト
は、パシステント（永続的）であることも考えられ、こ
の場合は、受信者は、送信者との間のメッセージングセ
ッションを終えた後に、オブジェクトにアクセスするこ
ともできる。
【０００９】オブジェクトを生成した後、このオブジェ
クトをポイントするオブジェクト参照が端末１０２への
出メッセージ内に埋め込まれる。このオブジェクト参照
は、オブジェクトの位置を示すための識別子あるいはア
ドレス、例えば、ＵＲＬであり得る。本発明の一つの好
ましい実施例においては、アプリケーションサーバ１１
０は、クライアントサイドのソフトウエアと協力して、
端末１０１に対してユーザインタフェースを提供し、こ
のインタフェースは、自動的にメッセージ内にオブジェ
クト参照を埋め込む。より具体的には、送信者は、単
に、新たなオブジェクトを生成するための過程を開始す
るためのアイコンをクリックし、現在のメッセージ内に
そのオブジェクトに対する参照を挿入する。このオブジ
ェクト参照にさらに受信者の識別に結び付けられた認証
情報を含めることで、そのオブジェクトに許可のないエ
ンティティはアクセスできないようにすることもでき
る。
【００１０】端末１０２の所の受信者は、オブジェクト
参照を含むメッセージを受信し、使用されるメッセージ
ングシステムの機能に依存して、単に、オブジェクト参
照をクリックすることで、関連するアプリケーションを
呼び出し、関連するプロトコルを用いてアプリケーショ
ンサーバとコンタクトしてオブジェクトを取り出す。例
えば、オブジェクト参照がＵＲＬである場合は、殆どの
インスタントメッセージングシステムでは、ユーザが単
にＵＲＬのテキストをクリックすると、そのＵＲＬアド
レスをポイントするウエブブラウザが自動的に開始され
る。この時点で、端末１０１の所のユーザと端末１０２
の所のユーザは、アプリケーションサーバ１１０を通じ
て通信することが可能となる。同様に、オブジェクト１
２０がパシステントである場合は、端末１０２のユーザ
はオブジェクト参照を記録しておき、後日、このメッセ
ージングセッションとは別個に、これを用いてメッセー
ジを取り出すこともできる。
【００１１】当業者においては、上述の実施例に対する
様々なバリエーションおよび修正が明白であり、これら
も特許請求の範囲に規定される本発明の精神および範囲
に入るものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一つの実施例を解説する通信網の略図
である。
【符号の説明】
１００ 通信網 １０１、１０２ エンドポイント端末１０１ １１０ アプリケーションサーバ １１５ プロセッサ １１６ ソフトウエア １１７ 記憶デバイス １２０ ユーザによって定義されるオブジェクト

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 リアルタイムメッセージングシステムを
    動作するための方法であって、この方法が：第一の端末
    とアプリケーションサーバとの間に接続を設定し、前記
    第一の端末が前記アプリケーションサーバを用いてオブ
    ジェクトを生成し、生成されたオブジェクトを前記アプ
    リケーションサーバ上に格納するステップ；第一の端末
    と第二の端末の間でメッセージを送信し、前記送信され
    るメッセージ内に前記オブジェクト参照を埋め込むステ
    ップ；および第二の端末とアプリケーションサーバとの
    間に接続を設定し、前記第二の端末が前記アプリケーシ
    ョンサーバ上に格納されたオブジェクトにアクセスする
    ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 前記オブジェクト参照が認証情報を含む
    ことを特徴とする請求項１の方法。
  3. 【請求項３】 前記オブジェクト参照がＵＲＬ（ユニフ
    ォームリゾースロケータ）から成ることを特徴とする請
    求項１の方法。
  4. 【請求項４】 前記オブジェクトが、サーブレットから
    成ることを特徴とする請求項１の方法。
  5. 【請求項５】 前記オブジェクトが、証明書から成るこ
    とを特徴とする請求項１の方法。
  6. 【請求項６】 前記オブジェクトが、共有ドキュメント
    から成ることを特徴とする請求項１の方法。
  7. 【請求項７】 前記オブジェクトが、マルチメディアデ
    ータ流から成ることを特徴とする請求項１の方法。
  8. 【請求項８】 前記オブジェクトが、パシステント（永
    続的）であることを特徴とする請求項１の方法。
  9. 【請求項９】 前記リアルタイムメッセージングシステ
    ムが、インスタント（瞬間）メッセージングシステムか
    ら成ることを特徴とする請求項１の方法。
  10. 【請求項１０】 リアルタイムメッセージングシステム
    において用いるためのアプリケーションサーバであっ
    て、このアプリケーションサーバが：プロセッサ；メモ
    リデバイス；オブジェクトを生成し、前記メモリデバイ
    ス内に格納する手段；第一の端末からリクエストを受信
    し、オブジェクトを生成する手段；前記第一の端末にオ
    ブジェクト参照を送信する手段；および第二の端末から
    リクエストを受信し、前記オブジェクトにアクセスする
    手段、から構成されることを特徴とするアプリケーショ
    ンサーバ。
  11. 【請求項１１】 前記オブジェクト参照が認証情報を含
    むことを特徴とする請求項１０のアプリケーションサー
    バ。
  12. 【請求項１２】 前記オブジェクト参照がＵＲＬから成
    ることを特徴とする請求項１０のアプリケーションサー
    バ。
  13. 【請求項１３】 前記オブジェクトが、サーブレットか
    ら成ることを特徴とする請求項１０のアプリケーション
    サーバ。
  14. 【請求項１４】 前記オブジェクトが、証明書から成る
    ことを特徴とする請求項１０のアプリケーションサー
    バ。
  15. 【請求項１５】 前記オブジェクトが、共有ドキュメン
    トから成ることを特徴とする請求項１０のアプリケーシ
    ョンサーバ。
  16. 【請求項１６】 前記オブジェクトが、マルチメディア
    データ流から成ることを特徴とする請求項１０のアプリ
    ケーションサーバ。
  17. 【請求項１７】 前記オブジェクトが、パシステントで
    あることを特徴とする請求項１０のアプリケーションサ
    ーバ。
  18. 【請求項１８】 前記リアルタイムメッセージングシス
    テムが、インスタントメッセージングシステムから成る
    ことを特徴とする請求項１０のアプリケーションサー
    バ。
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