JP2001109676A - 遠隔通信システム - Google Patents

遠隔通信システム

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JP2001109676A
JP2001109676A JP28437599A JP28437599A JP2001109676A JP 2001109676 A JP2001109676 A JP 2001109676A JP 28437599 A JP28437599 A JP 28437599A JP 28437599 A JP28437599 A JP 28437599A JP 2001109676 A JP2001109676 A JP 2001109676A
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computer
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JP28437599A
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English (en)
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Muneo Unoki
宗夫 卯野木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ラインを介するコンピュータをコンピュ
ータ周辺機器から遠隔操作することができる遠隔通信シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 コンピュータ1はグラフィック情報を有
すると共にコンピュータ周辺機器と通信を行い、コンピ
ュータ周辺機器はテキスト情報を有すると共にコンピュ
ータ1と通信を行う遠隔通信システムであって、コンピ
ュータは、グラフィック情報とテキスト情報とを対応さ
せる画面情報テーブルを事前に収納する第1の画面情報
テーブル部22aと、画面情報テーブルを読み出す画面
制御手段26と、画面制御手段6により読み出された画
面情報テーブルをコンピュータ周辺機器へ送信するPC
制御手段24とを有し、コンピュータ周辺機器は、通信
ライン3を介して画面情報テーブルを受信する通信制御
手段21と、受信した画面情報テーブルを収納する第2
の画面情報テーブル部22bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ラインを介し
て接続されたコンピュータとコンピュータ周辺機器とか
ら成る遠隔通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータとコンピュータ周辺
機器とを連携させて各種機能を実行する遠隔操作を行う
ための遠隔通信システムは、コンピュータとコンピュー
タ周辺機器との間で遠隔操作することができる機能・通
信方式をあらかじめ決めておいて通信・遠隔操作を行っ
ている。
【0003】図5は一般的な遠隔通信システムを示すブ
ロック図である。
【0004】図5において、1はコンピュータ(P
C)、2はコンピュータ周辺機器としてのMFP(Mu
lti Function Peripheral、多
機能周辺)装置、3は通信ラインとしてのLANであ
る。
【0005】図5に示すように、PC1と、スキャナ機
能、FAX(ファクシミリ)送受信機能、印刷機能等を
持つMFP装置2とが、LAN3でつながれている。こ
こでは、MFP装置2がスキャナ機能を持つ場合につい
て説明する。
【0006】図6は、従来のPCとMFP装置とを有す
る遠隔通信システムを示すブロック図である。
【0007】図6において、1Mは従来のPC、2Mは
従来のMFP装置、5は原稿を読みこむスキャナ部、7
は受信画像から電子的に画像形成し出力する印字部、8
はFAX動作、スキャナ動作を制御するコントローラ、
9は電話回線10を制御してFAXデータを送受信する
モデム、11MはMFP装置として動作するため各部を
制御する制御部、12はスキャナ部5で読み込んだイメ
ージデータを一時的に蓄積するメモリ、13はPC1M
と通信ケーブル14で接続されPC1Mとやり取りの制
御を行う通信部である。
【0008】図7は、PC1MとMFP装置2Mの制御
部11Mの各構成をソフトウェアで機能的に実現した遠
隔通信システムを示す機能ブロック図である。
【0009】図7において、1Mは図6と同様のPC、
11Mは図6と同様の制御部、15は後述の各制御手段
の制御ルーチンを管理してMFP装置2Mとしての動作
を制御するMFP制御手段、16はMFP装置2Mの操
作部(図示せず)を制御する操作部制御手段、17は印
字部7を制御してFAX画像を出力する印字部制御手
段、18はスキャナ部5を制御してFAX原稿を読みこ
むスキャナ制御手段、19は後述のモデム制御手段20
を通してT.30勧告に準拠したプロトコルで制御を行
うプロトコル制御手段、20は電話回線10を制御して
FAXデータを送受信するモデム9の制御を行うモデム
制御手段、21は通信ケーブル14を介するPC1Mと
のデータのやり取りを制御する通信制御手段、23は通
信ケーブル14を経由してMFP装置2Mとのやり取り
を行うドライバ、25は受信したイメージデータをメー
ルへ添付するメール制御手段である。図7の各手段はそ
の機能がソフトウェアで実現されたものである。
【0010】以上のように構成された遠隔通信システム
について、MFP装置2Mのスキャナ部5で読み込んだ
スキャナデータをPC1Mを経由してメールの添付文書
として配信するときの動作を説明する。
【0011】まず、オペレータは、スキャナ制御手段1
8の制御の下にスキャナ部5を使って文書を読み取り、
メモリ12に蓄積する。次に、MFP制御手段15は、
通信制御手段12に指示することにより、メモリ12に
蓄積されたイメージデータを通信ケーブル14、通信ラ
イン3を介してPC1Mへ送信する。これで、オペレー
タのMFP装置2での操作が終わる。一方、PC1Mの
メール制御手段25は通信ライン3を介してMFP装置
2より送られたイメージデータをあらかじめ決められた
PC1Mのストレージ(図示せず)へ蓄積する。オペレ
ータは、MFP装置2より受信しストレージに蓄積され
たイメージデータをメール制御手段25により電子メー
ルの添付文書として設定し送信する。詳細には、送信相
手先メールアドレスをまとめたアドレスブック等より相
手先メールアドレスを選択するか又は直接にメールアド
レスを入力する。さらに、スキャナデータを添付文書と
するためのヘッダ情報の設定等の付加作業が発生する
が、ここではその説明は省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遠
隔通信システムでは、オペレータがMFP装置2MとP
C1Mとをそれぞれ個別に異なる場所で操作する必要が
あるという問題点を有していた。
【0013】この遠隔通信システムでは、コンピュータ
とコンピュータ周辺機器とが連携する場合において、コ
ンピュータ画面上のグラフィック情報とコンピュータ周
辺機器画面上のテキスト情報とを対応させる画面情報テ
ーブルを事前に作成することにより、コンピュータ周辺
機器からコンピュータを遠隔操作することが要求されて
いる。
【0014】本発明では、通信ラインを介してコンピュ
ータ周辺機器と接続されたコンピュータをコンピュータ
周辺機器から遠隔操作することができる遠隔通信システ
ムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の遠隔通信システムは、通信ラインで接続され
たコンピュータとコンピュータ周辺機器とから成り、コ
ンピュータはグラフィック情報を有すると共に通信ライ
ンを介してコンピュータ周辺機器と通信を行い、コンピ
ュータ周辺機器はテキスト情報を有すると共に通信ライ
ンを介してコンピュータと通信を行う遠隔通信システム
であって、コンピュータは、グラフィック情報とテキス
ト情報とを対応させる画面情報テーブルを事前に収納す
る第1の画面情報テーブル部と、画面情報テーブルを読
み出す画面制御手段と、画面制御手段により読み出され
た画面情報テーブルをコンピュータ周辺機器へ送信する
PC制御手段とを有し、コンピュータ周辺機器は、通信
ラインを介して画面情報テーブルを受信する通信制御手
段と、受信した画面情報テーブルを収納する第2の画面
情報テーブル部とを有する構成を備えている。
【0016】これにより、通信ラインを介してコンピュ
ータ周辺機器と接続されたコンピュータをコンピュータ
周辺機器から遠隔操作することができる遠隔通信システ
ムが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の遠隔通
信システムは、通信ラインで接続されたコンピュータと
コンピュータ周辺機器とから成り、コンピュータはグラ
フィック情報を有すると共に通信ラインを介してコンピ
ュータ周辺機器と通信を行い、コンピュータ周辺機器は
テキスト情報を有すると共に通信ラインを介してコンピ
ュータと通信を行う遠隔通信システムであって、コンピ
ュータは、グラフィック情報とテキスト情報とを対応さ
せる画面情報テーブルを事前に収納する第1の画面情報
テーブル部と、画面情報テーブルを読み出す画面制御手
段と、画面制御手段により読み出された画面情報テーブ
ルをコンピュータ周辺機器へ送信するPC制御手段とを
有し、コンピュータ周辺機器は、通信ラインを介して画
面情報テーブルを受信する通信制御手段と、受信した画
面情報テーブルを収納する第2の画面情報テーブル部と
を有することとしたものである。
【0018】この構成により、コンピュータ周辺機器か
ら画面情報テーブルの要求があった場合、その画面情報
テーブルをコンピュータからコンピュータ周辺機器へ送
信してコンピュータ周辺機器に蓄積することができるの
で、コンピュータ周辺機器の例えばテキスト画面にその
画面情報テーブルを表示し、表示した画面情報テーブル
から必要な指示を選択し、その選択した指示をコンピュ
ータへ送信することができ、オペレータはコンピュータ
周辺機器側だけで操作すればよく、コンピュータ側へ移
動する必要がないという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の遠隔通信システムは、請
求項1に記載の遠隔通信システムにおいて、コンピュー
タは、コンピュータ周辺機器から新たな画面情報テーブ
ルの作成依頼があったときに新たな画面情報テーブルを
作成する画面情報テーブル作成手段を備えることとした
ものである。
【0020】この構成により、画面情報テーブルをあら
かじめ作成せず、必要な時に生成するので、システム稼
働中に機能向上を果たした場合に即座にその向上した機
能を実行することができるという作用を有する。
【0021】請求項3に記載の遠隔通信システムは、請
求項1に記載の遠隔通信システムにおいて、画面制御手
段は、画面情報テーブルにグラフィック情報以外の情報
を付加することとしたものである。
【0022】この構成により、コンピュータ周辺機器の
動作に必要な情報を付加して、多様な機能を実現するこ
とができるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1)前述したように一般的な
遠隔通信システムの構成は図5に示す通りである。
【0025】図1は、本発明の実施の形態1による遠隔
通信システムを示す装置ブロック図であり、コンピュー
タとコンピュータ周辺機器とを通信ラインで接続した遠
隔通信システムを示す。
【0026】図1において、通信ライン3、スキャナ部
5、印字部7、コントローラ8、モデム9、電話回線1
0、メモリ12、通信部13、通信ケーブル14は図6
と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略す
る。1はコンピュータ(PC)、2はコンピュータ周辺
機器としてのMFP装置、4はオペレータの操作を促す
ためグラフィック画面を表示するグラフィック表示パネ
ル、6はオペレータの操作を促すためテキストを表示す
るテキスト表示パネル、11は制御部である。
【0027】図2は、本発明の実施の形態1による遠隔
通信システムを示す機能ブロック図であり、コンピュー
タ1とコンピュータ周辺機器の制御部11の各構成をソ
フトウェアで機能的に実現した遠隔通信システムを示
す。
【0028】図2において、通信ライン3、通信ケーブ
ル14、操作部制御手段16、印字部制御手段17、ス
キャナ制御手段18、プロトコル制御手段19、モデム
制御手段20、通信制御手段21、ドライバ23は図7
と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略す
る。1はPC、11は制御部、22aは第1の画面情報
テーブル部、22bは第2の画面情報テーブル部、24
はPC制御手段、25はメール制御手段、26は画面制
御手段である。図2の各手段はその機能がソフトウェア
で実現されたものである。
【0029】このように構成された遠隔通信システムに
ついて、その機能を説明する。
【0030】図2において、操作制御手段16は、PC
1から送られてきた第1の画面情報テーブル22aによ
りMFP装置2のテキスト表示パネル6の表示および操
作を制御し、印字制御手段17は、印字部7を制御して
FAX画像やスキャナ画像を出力する。また、スキャナ
制御手段18はスキャナ部5を制御して原稿を読み込
み、モデム制御手段20は電話回線10を制御してFA
Xデータを送受信するモデム9の制御を行い、プロトコ
ル制御手段19はモデム制御手段20を通してT.30
勧告に準拠したプロトコルで制御を行う。さらに、通信
制御手段21は通信ケーブル14を介するPC1とのデ
ータのやり取りを制御し、MFP制御手段15は各制御
手段の制御ルーチンを管理してMFP装置2としての動
作を制御する。また、ドライバ23は通信ケーブル14
を経由してMFP装置2とのやり取りを行い、画面制御
手段26は画面情報テーブル22を制御し、メール制御
手段25はMFP装置2で読み込んだイメージデータを
添付文書とするPC1からの電子メールの配信を制御
し、PC制御手段24は各手段を制御する。
【0031】このような構成、機能を有する遠隔通信シ
ステムについて、MFP装置2のスキャナ部5で読み込
んだイメージデータをPC1へ送信し、受信したPC1
から電子メールの添付文書として自動配信を行う動作を
説明する。
【0032】まず、MFP装置2のスキャナ部5で読み
込んだイメージデータを通信制御手段21によりPC1
へ送信し、受信したPC1から電子メールの添付文書と
して自動配信を行うための操作を記述した操作画面を作
成する。
【0033】この操作画面について図3を用いて説明す
る。図3(a)はPC1の表示画面であるPC画面27
を示す画面図であり、図3(b)は画面情報テーブル2
2を示すテーブル図、図3(c)はMFP装置2の表示
画面であるMFP画面28を示す画面図である。
【0034】図3において、PC1におけるPC画面2
7には「ファックス送信処理」と、「印刷処理」と、
「メール送信処理」と、「この画面を終わりホーム画面
へ戻る」という4つの処理項目が表示されている。通
常、PC1の画面はグラフィック画面を用いており、画
面に前記4つの処理以外に色をつける等の画面の装飾を
施してある。この画面における4つの処理機能をMFP
装置2のMFP画面28(テキスト画面)で表示できる
ように、画面制御手段26は、画面情報テーブル22の
ように画面装飾を排除した簡単な表現のテーブルを作成
し、PC1の第1の画面情報テーブル部22aに蓄積す
る。自動転送する相手先のメールアドレスはメール制御
手段25によりあらかじめ設定しておく。
【0035】MFP装置2は、立ち上がると、PC1へ
所定の画面情報テーブルの有無をPC1へ確認する。P
C1では画面制御手段26が上記所定の画面情報テーブ
ルの有無をPC制御手段24へ通知する。所定の画面情
報テーブルがある場合は、PC1は、所定の画面情報テ
ーブルをドライバ23、通信ケーブル14、通信ライン
3を介してMFP装置2へ送信する。MFP装置2の通
信制御手段21は、所定の画面情報テーブルを受信する
と、第2の画面情報テーブル部22bに蓄積する。操作
部制御手段16は、第2の画面情報テーブル部22bに
蓄積された画面情報テーブルの情報をテキスト表示パネ
ル6に表示する。オペレータは、テキスト表示パネル6
より「メール」を選択し、スキャナ制御手段18の制御
の下にMFP装置2のスキャナ部5を使って原稿の読み
取りを行う。読み取ったイメージデータはスキャナ制御
手段18によりメモリ12に蓄積される。MFP制御手
段15は、読み取ったイメージデータがメモリ12に蓄
積されると、通信制御手段21により、通信ライン3を
介してPC1へ「操作No.」データとイメージデータ
を送信する。
【0036】一方、PC1は、MFP装置2からのデー
タ受信の待機状態にあり、ドライバ23がMFP装置2
からのデータを受信すると、PC制御手段24はその受
信を画面制御手段26へ通知する。画面制御手段26
は、「操作No.」データを確認し、処理内容をPC制
御手段24に通知する。PC制御手段24は、処理内容
から、受信したイメージデータの処理をメール制御手段
25に依頼する。
【0037】メール制御手段25には、受信したイメー
ジデータを電子メールの添付文書にする処理プログラム
と、相手先メールアドレスを設定する処理プログラムと
があらかじめセットされており、メール制御手段25
は、PC制御手段24からイメージデータを受け取る
と、自動的に電子メールの添付文書を作成し、配信を行
う。
【0038】このようにして、MFP装置2のスキャナ
部5で読み込んだスキャナデータをPC1へ送信し、受
信したPC1から電子メールの添付文書として自動配信
することができる。
【0039】以上のように、従来では、オペレータはM
FP装置2で文書を読み込ませる処理と、PC1で電子
メールとして配信する処理とを別々の場所すなわちMF
P装置2とPC1の2つの場所で行わなければならなか
ったが、本実施の形態では、MFP装置2のテキスト画
面を操作するだけで自動的に処理することができる。ま
た、PC1の相手先メールアドレス処理プログラムが1
つの相手先メールアドレスから複数の相手先メールアド
レスへ送信可能にするなどの機能向上をさせた場合、M
FP装置2は何の改造を行うことなく機能向上を図る事
ができる。さらに、PC1のグラフィック画面をMFP
装置2で実現するには高価なグラフィック表示パネルが
必要であるが、本実施の形態のMFP装置2ではテキス
ト表示パネル6で代替できるため、安価に実現すること
ができる。
【0040】(実施の形態2)前述したように一般的な
遠隔通信システムの構成は図5に示す通りである。ま
た、図1は実施の形態1の場合と同様、本発明の実施の
形態2による遠隔通信システムを示す装置ブロック図で
ある。
【0041】図4は、本発明の実施の形態2による遠隔
通信システムを示す機能ブロック図であり、コンピュー
タ1Aとコンピュータ周辺機器の制御部11の各構成を
ソフトウェアで機能的に実現した遠隔通信システムを示
す。
【0042】図4において、通信ライン3、制御部1
1、通信ケーブル14、操作部制御手段16、印字部制
御手段17、スキャナ制御手段18、プロトコル制御手
段19、モデム制御手段20、通信制御手段21、第1
の画面情報テーブル部22a、第2の画面情報テーブル
部22b、ドライバ23、PC制御手段24、メール制
御手段25、画面制御手段26は図2と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。1AはPC、2
9はMFP装置2から画面情報テーブルを要求された
時、PC1A内に作成されている表示画面データから画
面情報テーブルを作成するOCR制御手段(画面情報テ
ーブル作成手段)である。図4の各手段はその機能がソ
フトウェアで実現されるものである。
【0043】このように構成された遠隔通信システムに
ついて、MFP装置2のスキャナ部5で読み込んだイメ
ージデータをPC1Aへ送信し、受信したPC1Aから
電子メールの添付文書として自動配信を行う動作を図3
を用いて説明する。
【0044】まず、MFP装置2は、立ち上がると、P
C1Aへ画面情報テーブル22を要求する。要求を受け
取ったPC1AのPC制御手段24は、OCR制御手段
29に画面情報テーブルの作成を依頼する。OCR制御
手段29は、PC1A内に作成されている表示画面デー
タを第1の画面情報テーブル部22aから呼び出し、画
像認識処理を行ない、テキスト情報を抽出し、新たな画
面情報テーブルを作成する。本実施の形態では、PC画
面27(図3(a))における4つの処理機能をMFP
装置2のMFP画面28(テキスト画面、図3(c))
で表示できるように、OCR制御手段29は、画面情報
テーブル22(図3(b))のように画面装飾を排除し
た簡単な表現のテーブルを作成し、PC1Aの第1の画
面情報テーブル部22aに蓄積する。MFP装置2の通
信制御手段21は、上記新たな画面情報テーブルを受信
すると、第2の画面情報テーブル部22bに蓄積する。
操作部制御手段16は、第2の画面情報テーブル部22
bに蓄積された画面情報テーブルの情報をテキスト表示
パネル6に表示する。オペレータは、テキスト表示パネ
ル6より「メール」を選択し、スキャナ制御手段18の
制御の下にMFP装置2のスキャナ部5を使って原稿の
読み取りを行う。読み取ったイメージデータはスキャナ
制御手段18によりメモリ12に蓄積される。MFP制
御手段15は、読み取ったイメージデータがメモリ12
に蓄積されると、通信制御手段21により通信ライン3
を介しPC1Aへ「操作No.」データとイメージデー
タを送信する。本実施の形態では、MFP装置2が立ち
上がった時に、画面情報テーブルを要求しているが、立
ち上がり時のみではなく、定期的あるいは必要に応じ
て、最新の画面情報テーブルを要求することも可能であ
る。
【0045】一方、PC1Aは、MFP装置2からのデ
ータ受信の待機状態にあり、ドライバ23がMFP装置
2からのデータを受信すると、PC制御手段24はその
受信を画面制御手段26へ通知する。画面制御手段26
は、「操作No.」データを確認し、処理内容をPC制
御手段24に通知する。PC制御手段24は、処理内容
から、受信したイメージデータの処理をメール制御手段
25に依頼する。
【0046】メール制御手段25には、受信したイメー
ジデータを電子メールの添付文書にする処理プログラム
と、相手先メールアドレスを設定する処理プログラムと
があらかじめセットされており、メール制御手段25
は、PC制御手段24からイメージデータを受け取る
と、自動的に電子メールの添付文書を作成し、配信を行
う。
【0047】このようにしてMFP装置2のスキャナ部
5で読み込んだスキャナデータをPC1Aへ送信し、受
信したPC1Aから電子メールの添付文書として自動配
信することができる。
【0048】以上のように、従来では、オペレータはM
FP装置2で文書を読み込ませる処理と、PC1Aで電
子メールとして配信する処理を別々の場所すなわちMF
P装置2とPC1Aの2つの場所で行わなければならな
かったが、本実施の形態では、MFP装置2のテキスト
画面を操作するだけで自動的に処理することができる。
また、PC1Aの相手先メールアドレス処理プログラム
が1つの相手先メールアドレスから複数の相手先メール
アドレスへ送信可能にするなどの機能向上させた場合、
MFP装置2は何の改造を行うことなく機能向上を図る
事ができる。また、PC1Aのグラフィック画面をMF
P装置2で実現するには高価なグラフィック表示パネル
が必要であるが、これをテキスト表示パネルで代替でき
るため、安価に実現することができる。さらに、画面情
報テーブルをあらかじめ作成せず、必要な時に生成する
ため、通信システムの稼働中に機能向上を果たした場合
に即座にその機能を実行することができる。
【0049】(実施の形態3)前述したように一般的な
遠隔通信システムの構成は図5に示す通りである。ま
た、図1は実施の形態1の場合と同様、本発明の実施の
形態3による遠隔通信システムを示す装置ブロック図で
ある。さらに、図2は実施の形態1と同様、本発明の実
施の形態3による遠隔通信システムを示す機能ブロック
図である。本実施の形態が実施の形態1と異なるところ
は、PC1とMFP装置2の機能である。
【0050】以上のように構成された遠隔通信システム
について、MFP装置2のスキャナ部5で読み込んだイ
メージデータをPC1へ送信し、受信したPC1から電
子メールの添付文書として自動配信を行う動作を図3を
用いて説明する。
【0051】まず、MFP装置2のスキャナ部5で読み
込んだイメージデータをPC1へ送信し、受信したPC
1から電子メールの添付文書として自動配信を行うため
の操作を記述した操作画面を作成する。図3において、
PC1におけるPC画面27には「ファックス送信処
理」と、「印刷処理」と、「メール送信処理」と、「こ
の画面を終わりホーム画面へ戻る」という4つの処理項
目が表示されている。通常、PC1の画面はグラフィッ
ク画面を用いており、画面に前記4つの処理以外に色を
つける等の画面の装飾を施してある。この画面における
4つの処理機能をMFP装置2のMFP画面28(テキ
スト画面)で表示できるように画面情報テーブル22の
ように画面装飾を排除した簡単な表現のテーブルを作成
する。さらに操作を行なうに必要ではあるが表示画面に
は必要ない付加情報がある場合(本実施の形態では、電
子メールで添付できる文書サイズはA4のみであるとす
る)、必要な付加情報を付加し、PC1の第1の画面情
報テーブル部22aに蓄積する。自動転送する相手先の
メールアドレスはあらかじめ設定しておく。
【0052】MFP装置2は、立ち上がると、PC1へ
所定の画面情報テーブル22の有無をPC1へ確認す
る。PC1では画面制御手段26が上記所定の画面情報
テーブル22の有無をPC制御手段24へ通知する。本
実施の形態では、MFP装置2が立ち上がった時に、所
定の画面情報テーブル22を要求しているが、立ち上が
り時のみではなく、定期的あるいは必要に応じて、最新
の画面情報テーブルを要求することも可能である。所定
の画面情報テーブル22がある場合は、PC1は、所定
の画面対情報テーブル22をドライバ23、通信ケーブ
ル14、通信ライン3を介してMFP装置2へ送信す
る。MFP装置2の通信制御手段21は、画面情報テー
ブル22を受信すると、第2の画面情報テーブル部22
bに蓄積する。操作部制御手段16は、蓄積された所定
画面情報テーブルの情報をテキスト表示パネル6に表示
する。オペレータは、テキスト表示パネル6より「メー
ル」を選択し、MFP装置2のスキャナ部5を使って原
稿の読み取りを行う。この際、画面制御手段26により
付加された画面情報テーブルの付加情報にイメージデー
タのサイズはA4サイズ、200dpiと指定があるの
で、スキャナ部5の再設定を行なう。読み取ったイメー
ジデータはメモリ12に蓄積される。MFP制御手段1
5は、読み取ったイメージデータがメモリ12に蓄積さ
れると、通信制御手段21により通信ライン3を介しP
C1へ「操作No.」データとイメージデータを送信す
る。
【0053】一方、PC1は、MFP装置2からのデー
タ受信の待機状態にあり、ドライバ23がMFP装置2
からのデータを受信すると、PC制御手段24はその受
信を画面制御手段26へ通知する。画面制御手段26
は、「操作No.」データを確認し、処理内容をPC制
御手段24に通知する。PC制御手段24は、処理内容
から、受信したイメージデータの処理をメール制御手段
25に依頼する。
【0054】メール制御手段25には、受信したイメー
ジデータを電子メールの添付文書にする処理プログラム
と、相手先メールアドレスを設定する処理プログラムと
があらかじめセットされており、メール制御手段25
は、PC制御手段24からイメージデータを受け取る
と、自動的に電子メールの添付文書を作成し、配信を行
う。
【0055】このようにして、MFP装置2のスキャナ
部5で読み込んだスキャナデータをPC1へ送信し、受
信したPC1から電子メールの添付文書として自動配信
することができる。
【0056】以上のように、従来では、オペレータはM
FP装置2で文書を読み込ませる処理と、PC1で電子
メールとして配信する処理とを別々の場所すなわちMF
P装置2とPC1の2つの場所で行わなければならなか
ったが、本実施の形態では、MFP装置2のテキスト画
面を操作するだけで自動的に処理することができる。ま
た、PC1の相手先メールアドレス処理プログラムが1
つの相手先メールアドレスから複数の相手先メールアド
レスへ送信可能にするなどの機能向上させた場合、MF
P装置2は何の改造を行うことなく機能向上を図る事が
できる。さらに、MFP装置2の動作に必要な情報も付
加でき、多様な機能を実現することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の遠隔通信システムによれば、通信ラインで接続さ
れたコンピュータとコンピュータ周辺機器とから成り、
コンピュータはグラフィック情報を有すると共に通信ラ
インを介してコンピュータ周辺機器と通信を行い、コン
ピュータ周辺機器はテキスト情報を有すると共に通信ラ
インを介してコンピュータと通信を行う遠隔通信システ
ムであって、コンピュータは、グラフィック情報とテキ
スト情報とを対応させる画面情報テーブルを事前に収納
する第1の画面情報テーブル部と、画面情報テーブルを
読み出す画面制御手段と、画面制御手段により読み出さ
れた画面情報テーブルをコンピュータ周辺機器へ送信す
るPC制御手段とを有し、コンピュータ周辺機器は、通
信ラインを介して画面情報テーブルを受信する通信制御
手段と、受信した画面情報テーブルを収納する第2の画
面情報テーブル部とを有することにより、コンピュータ
周辺機器から画面情報テーブルの要求があった場合、そ
の画面情報テーブルをコンピュータからコンピュータ周
辺機器へ送信してコンピュータ周辺機器に蓄積すること
ができるので、コンピュータ周辺機器の例えばテキスト
画面にその画面情報テーブルを表示し、表示した画面情
報テーブルから必要な指示を選択し、その選択した指示
をコンピュータへ送信することができ、オペレータはコ
ンピュータ周辺機器側だけで操作すればよく、コンピュ
ータ側へ移動する必要がないという有利な効果が得られ
る。また、コンピュータの相手先メールアドレス処理プ
ログラムが1つの相手先メールアドレスから複数の相手
先メールアドレスへ送信可能にするなどの機能向上をさ
せた場合、コンピュータ周辺機器は何の改造を行うこと
なく機能向上を図る事ができるという有利な効果が得ら
れる。さらに、コンピュータのグラフィック画面をコン
ピュータ周辺機器で実現するには高価なグラフィック表
示パネルが必要であるが、本発明におけるコンピュータ
周辺機器ではテキスト表示パネルで代替できるため、安
価に実現することができるという有利な効果が得られ
る。
【0058】請求項2に記載の遠隔通信システムによれ
ば、請求項1に記載の遠隔通信システムにおいて、コン
ピュータは、コンピュータ周辺機器から新たな画面情報
テーブルの作成依頼があったときに新たな画面情報テー
ブルを作成する画面情報テーブル作成手段を備えたこと
により、画面情報テーブルをあらかじめ作成せず、必要
な時に生成することができるので、システム稼働中に機
能向上を果たした場合に即座にその向上した機能を実行
することができるという有利な効果が得られる。
【0059】請求項3に記載の遠隔通信システムによれ
ば、請求項1に記載の遠隔通信システムにおいて、画面
制御手段は、画面情報テーブルにグラフィック情報以外
の情報を付加することにより、コンピュータ周辺機器の
動作に必要な情報を付加して多様な機能を実現すること
ができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2、3による遠隔通信
システムを示す装置ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1、3による遠隔通信シス
テムを示す機能ブロック図
【図3】(a)PCの表示画面であるPC画面を示す画
面図(b)画面情報テーブルを示すテーブル図(c)M
FP装置の表示画面であるMFP画面を示す画面図
【図4】本発明の実施の形態2による遠隔通信システム
を示す機能ブロック図
【図5】一般的な遠隔通信システムを示すブロック図
【図6】従来のPCと従来のMFPとを有する遠隔通信
システムを示すブロック図
【図7】PCとMFP装置の制御部の各構成をソフトウ
ェアで機能的に実現した遠隔通信システムを示す機能ブ
ロック図
【符号の説明】
1、1A PC(コンピュータ) 2 MFP装置(コンピュータ周辺機器) 3 通信ライン 4 グラフィック表示パネル 5 スキャナ部 6 テキスト表示パネル 7 印字部 8 コントローラ 9 モデム 10 電話回線 11 制御部 12 メモリ 13 通信部 14 通信ケーブル 15 MFP制御手段 16 操作部制御手段 17 印字部制御手段 18 スキャナ制御手段 19 プロトコル制御手段 20 モデム制御手段 21 通信制御手段 22 画面情報テーブル 22a 第1の画面情報テーブル部 22b 第2の画面情報テーブル部 23 ドライバ 24 PC制御手段 25 メール制御手段 26 画面制御手段 27 PC画面 28 MFP画面 29 OCR制御手段(画面情報テーブル作成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA14 GA21 JA31 JB01 JB03 JB22 KA01 KA04 KB04 KC15 LA01 LA18 5C062 AA02 AA05 AA13 AA30 AB17 AB22 AB23 AB38 AB42 AC22 AC34 AE01 AE08 AE16 AF00 BD00 5K101 KK02 KK12 NN06 NN18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ラインで接続されたコンピュータとコ
    ンピュータ周辺機器とから成り、前記コンピュータはグ
    ラフィック情報を有すると共に前記通信ラインを介して
    前記コンピュータ周辺機器と通信を行い、前記コンピュ
    ータ周辺機器はテキスト情報を有すると共に前記通信ラ
    インを介して前記コンピュータと通信を行う遠隔通信シ
    ステムであって、前記コンピュータは、前記グラフィッ
    ク情報と前記テキスト情報とを対応させる画面情報テー
    ブルを事前に収納する第1の画面情報テーブル部と、前
    記画面情報テーブルを読み出す画面制御手段と、前記画
    面制御手段により読み出された前記画面情報テーブルを
    前記コンピュータ周辺機器へ送信するPC制御手段とを
    有し、前記コンピュータ周辺機器は、前記通信ラインを
    介して前記画面情報テーブルを受信する通信制御手段
    と、前記受信した画面情報テーブルを収納する第2の画
    面情報テーブル部とを有することを特徴とする遠隔通信
    システム。
  2. 【請求項2】前記コンピュータは、前記コンピュータ周
    辺機器から新たな画面情報テーブルの作成依頼があった
    ときに前記新たな画面情報テーブルを作成する画面情報
    テーブル作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の遠隔通信システム。
  3. 【請求項3】前記画面制御手段は、前記画面情報テーブ
    ルにグラフィック情報以外の情報を付加することを特徴
    とする請求項1に記載の遠隔通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238199A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Ricoh Co Ltd 情報処理システム、機器、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体

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