JP2001109029A - 波長変換素子 - Google Patents

波長変換素子

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JP2001109029A
JP2001109029A JP28667799A JP28667799A JP2001109029A JP 2001109029 A JP2001109029 A JP 2001109029A JP 28667799 A JP28667799 A JP 28667799A JP 28667799 A JP28667799 A JP 28667799A JP 2001109029 A JP2001109029 A JP 2001109029A
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semiconductor optical
light
wavelength
optical amplifiers
lights
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JP28667799A
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Yoshihisa Sakai
義久 界
Takashi Sakamoto
尊 坂本
Rieko Satou
里江子 佐藤
Akira Okada
顕 岡田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体光増幅器の飽和光強度による制限を小
さくし、変換可能な波長数を大きくなし得る一波長対多
波長の波長変換素子を提供すること。 【解決手段】 各々波長の異なる複数のCW光を合分波
器21で2分して半導体光増幅器11,12にそれぞれ
入射するとともに、信号光を合分波器22を介して一方
の半導体光増幅器11に入射することにより、2分され
た複数のCW光の一方を位相変調し、高反射コーティン
グ膜13で反射され、合分波器21で合波される、位相
変調された複数のCW光と位相変調されない複数のCW
光との干渉によって強度変調された出力光を出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば波長分割多
重通信の光交換機を構成する主要部品である一波長対多
波長の波長変換素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のこの種の波長変換素子の一
例を示すもので、オン(1)またはオフ(0)の2つの
状態で表される信号光1を、各々波長の異なる複数、こ
こではN個のCW光2−1,2−2,……2−Nととも
に半導体光増幅器3に入力し増幅する際、半導体光増幅
器3を駆動する駆動電気回路4の電流値を、例えば信号
光1がオフ状態の場合はそのまま光増幅器として機能さ
せ、オン状態の場合は増幅作用が飽和状態となってCW
光が透過しないように調整することにより、信号光1の
オン・オフ状態を波長の異なるN個の出力光5−1,5
−2,……5−Nに乗り移らせて波長変換を行ってい
た。
【0003】この波長の異なる出力光5−1〜5−Nは
波長分波器6により波長毎に分波され、結果的に1つの
信号光(の情報)が複数の受信ノードに分配される如く
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の波長変換素子では、各出力光5−1〜5−Nの光
強度を、半導体光増幅器3の飽和光強度を変換すべき波
長数Nで割った値より大きくすることは原理的に困難で
あり、Nの数を増やすと光強度が非常に小さくなって実
用にならず、せいぜいN=4程度が使用可能な上限であ
るという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、半導体光増幅器の飽和光強度による
制限を小さくし、変換可能な波長数を大きくなし得る一
波長対多波長の波長変換素子を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明では、1つの信号光を各々波長の異なる複数
の出力光に波長変換する波長変換素子において、波長変
換機構として相互位相変換機構、特に光干渉計と、該光
干渉計内に配置された2つの半導体光増幅器とを用いた
ことを特徴とする。
【0007】具体的には、一方の端面に反射層が設けら
れた2つの半導体光増幅器と、各々波長の異なる複数の
CW光を2分して2つの半導体光増幅器の他方の端面に
入射するとともに、該2つの半導体光増幅器の一方の端
面で反射された光を合波する第1の合分波手段と、2つ
の半導体光増幅器の一方に信号光を入射するための第2
の合分波手段とを備えたこと、もしくは2つの半導体光
増幅器と、各々波長の異なる複数のCW光を2分して2
つの半導体光増幅器の一方の端面にそれぞれ入射する第
1の合分波手段と、2つの半導体光増幅器の他方の端面
から出射される光を合波する第2の合分波手段と、2つ
の半導体光増幅器の一方に信号光を入射するための第3
の合分波手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、複数のCW光が信号光に
よって位相変調を受け、干渉効果によって強度変調され
て複数の出力光となるため、半導体光増幅器の飽和光強
度による制限の小さい出力光を得ることができる。
【0009】また、この際、出力光の波長間隔、即ちC
W光の波長間隔を2nm以下とし、かつ出力光の消光比
の平均値が最大となるように2つの半導体光増幅器の動
作電流を設定することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図2は本発明の波長変換素子の実施の形態
の一例を示すもので、図中、11,12は半導体光増幅
器、20はマイケルソン型干渉計を構成するための光導
波回路である。
【0012】半導体光増幅器11,12の一方の端面に
は高反射コーティング膜(反射層)13が施され、ま
た、他方の端面には無反射コーティング膜14が施され
ている。なお、半導体光増幅器11,12として、スポ
ットサイズ変換付きのものを用いれば光結合効率が向上
し、より高い性能が得られる。
【0013】光導波回路20は、各々波長の異なる複数
のCW光を2分して半導体光増幅器11,12に入射す
るとともに、該半導体光増幅器11,12で反射された
光を合波する2入力2出力の合分波器21と、半導体光
増幅器11に信号光を入射するための2入力1出力の合
分波器22とを備えている。また、半導体光増幅器1
1,12への光導波路の入出射端23,24は反射を防
ぐため、斜めにカットされ、さらにまた、一方の光導波
路上にはヒータ25が形成されている。
【0014】前記構成において、図示しない光源にて発
生され、入力ポート26に入力された各々波長の異なる
複数のCW光は合分波器21で分岐され、半導体光増幅
器11,12に入射される。その際、ヒータ25の駆動
電流を調整し、半導体光増幅器11及び12までの光路
長誤差を調整する。
【0015】半導体光増幅器11,12に入射し、増幅
された光は高反射コーティング膜13で反射され、再び
合分波器21に戻って合波される。この際、半導体光増
幅器11または12を駆動する駆動電気回路(図示せ
ず)の電流値を、両干渉路の位相差が2nπ(nは整
数)となるように調整しておくと、干渉効果で強め合っ
た光が出力ポート27から出射される。
【0016】次に、信号光を入力ポート28から合分波
器22を介して半導体光増幅器11に入射すると、半導
体光増幅器11のキャリア密度が減少し、それによって
屈折率変化が引き起こされ、両干渉路の位相差がnπと
なった時、弱め合った光が出力ポート27から出射され
る。
【0017】つまり、信号光によって一方の複数のCW
光が位相変調を受け、該位相変調された複数のCW光と
位相変調されない複数のCW光との干渉効果によって強
度変調光となる。上述した例では、2nπからnπへの
変化によって信号光を逆相の出力光に変換する場合を示
したが、初期条件をnπ(nは整数)とした時は同相の
出力光に変換できる。
【0018】図3は本発明の波長変換素子における入力
光パワーに対する出力光パワーを、同相及び逆相のそれ
ぞれの場合について示したものである。この例では、約
3dBm(ピーク値)程度の入力光パワーで動作してい
ることが分かる。
【0019】図4は半導体光増幅器11,12の利得特
性と入力信号光及び被変調光(CW光)の波長設定との
関係を示した図で、半導体光増幅器11,12の利得帯
域は100nm程度であり、被変調光の波長間隔を0.
4nmから2nmとすることにより、50から250波
程度までの複数の被変調光を変調できる。
【0020】この場合、波長間隔を大きくしすぎると、
各被変調光に対する動作設定条件(干渉条件)が変わ
り、消光比が劣化する。そこで、各出力光の消光比を監
視し、その平均値が最大になるように設定する。但し、
その場合でも波長間隔が2nmよりも大きくなると、最
適な条件を見つけることは困難なので、通常2nm以下
の波長間隔が好ましい。
【0021】実際に、スポットサイズ変換部がついたI
nGaAsP系の活性層を持つ半導体光増幅器を石英系
光導波回路に実装し、本発明の波長変換素子を作製し、
発振波長1.55μm帯の16波(0.8nm間隔)の
半導体レーザ光を入射させた状態で、発振波長1550
nmの信号光を入射し波長変換実験を行ったところ、1
0Gbpsの疑似ランダム信号が16波全てに変換され
ることが確認できた。また、その際、半導体光増幅器の
駆動電流を調節し、各変換光の消光比が最適となるよう
に調整し、16波全ての変換光について消光比10dB
以上が得られた。
【0022】前記実施の形態では、干渉計としてマイケ
ルソン型干渉計を用いた場合を示したが、マッハツェン
ダ型干渉計を用いても同様の効果が得られる。
【0023】図5は本発明の波長変換素子の実施の形態
の他の例、ここではマッハツェンダ型干渉計を用いた通
過型の構成例を示す。図5において、31,32は両端
面に無反射コーティング膜が施された半導体光増幅器、
40はマッハツェンダ型干渉計を構成するための光導波
回路である。
【0024】光導波回路40は、各々波長の異なる複数
のCW光を2分して半導体光増幅器31,32に入射す
る合分波器41と、半導体光増幅器31,32から出射
される光を合波する合分波器42と、半導体光増幅器3
1に信号光を入射するための合分波器43とを備えてい
る。
【0025】本素子では、入力ポート44から入力され
合分波器41で分岐されたCW光が半導体光増幅器3
1,32を通過し、合分波器42で合波されて出力ポー
ト45に出力されるという光の流れ方を除いて、その動
作原理は基本的に図2の実施の形態の場合と同一であ
る。
【0026】なお、ここでは合分波器43を出力ポート
側に設けて出力ポート側のポート46から信号光を入射
したが、合分波器43を入力ポート側に設けて入力ポー
ト側から信号光を入射しても構わない。また、ヒータに
ついては省略した。
【0027】実際に、スポットサイズ変換部がついたI
nGaAsP系の活性層を持つ半導体光増幅器を石英系
光導波回路に実装し、本発明の波長変換素子を作製し、
発振波長1.55μm帯の16波(0.8nm間隔)の
半導体レーザ光を入射させた状態で、発振波長1550
nmの信号光を入射し波長変換実験を行ったところ、1
0Gbpsの疑似ランダム信号が16波全てに変換され
ることが確認できた。また、その際、半導体光増幅器の
駆動電流を調節し、各変換光の消光比が最適となるよう
に調整し、16波全ての変換光について消光比15dB
以上が得られた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波長変換機構として、光干渉計と、該光干渉計に配置さ
れた2つの半導体光増幅器とで構成される相互位相変換
機構を用い、出力信号光の消光比の平均値が最大となる
ように、2つの半導体光増幅器の動作電流を設定するに
より、半導体光増幅器の飽和光強度による制限を小さく
し、実現可能な波長数Nを大きくすることができ、これ
によって、これまでは到達できなかった、大規模なノー
ド数を用いた波長クロスコネクトシステムに使用可能
な、実用的な波長変換素子を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の波長変換素子の一例を示す構成図
【図2】本発明の波長変換素子の実施の形態の一例を示
す構成図
【図3】本発明の波長変換素子の入出力特性の一例を示
す図
【図4】本発明の波長変換素子に用いられる半導体光増
幅器の波長利得特性と入力信号光及び被変調光の波長設
定との関係を示す図
【図5】本発明の波長変換素子の実施の形態の他の例を
示す構成図
【符号の説明】
11,12,31,32:半導体光増幅器、13:高反
射コーティング膜、14:無反射コーティング膜、2
0,40:光導波回路、21,22,41,42,4
3:合分波器、23,24:入出射端、25:ヒータ、
26,27,28,44,45,46:ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 里江子 東京都千代田区大手町2丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岡田 顕 東京都千代田区大手町2丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2K002 AA02 AB12 AB13 BA02 CA13 DA08 DA10 DA11 EA25 EA27 HA06 HA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの信号光を各々波長の異なる複数の
    出力光に波長変換する波長変換素子において、 波長変換機構として相互位相変換機構を用いたことを特
    徴とする波長変換素子。
  2. 【請求項2】 相互位相変換機構として、光干渉計と、
    該光干渉計内に配置された2つの半導体光増幅器とを用
    いたことを特徴とする請求項1記載の波長変換素子。
  3. 【請求項3】 一方の端面に反射層が設けられた2つの
    半導体光増幅器と、 各々波長の異なる複数のCW光を2分して2つの半導体
    光増幅器の他方の端面に入射するとともに、該2つの半
    導体光増幅器の一方の端面で反射された光を合波する第
    1の合分波手段と、 2つの半導体光増幅器の一方に信号光を入射するための
    第2の合分波手段とを備えたことを特徴とする請求項2
    記載の波長変換素子。
  4. 【請求項4】 2つの半導体光増幅器と、 各々波長の異なる複数のCW光を2分して2つの半導体
    光増幅器の一方の端面にそれぞれ入射する第1の合分波
    手段と、 2つの半導体光増幅器の他方の端面から出射される光を
    合波する第2の合分波手段と、 2つの半導体光増幅器の一方に信号光を入射するための
    第3の合分波手段とを備えたことを特徴とする請求項2
    記載の波長変換素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108369314A (zh) * 2015-12-31 2018-08-03 阿尔卡特朗讯美国公司 使用芯片集成的光子集成电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108369314A (zh) * 2015-12-31 2018-08-03 阿尔卡特朗讯美国公司 使用芯片集成的光子集成电路
JP2019504357A (ja) * 2015-12-31 2019-02-14 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド チップの集積化を用いるフォトニック集積回路

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