JP2001108879A - レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ - Google Patents

レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ

Info

Publication number
JP2001108879A
JP2001108879A JP28306499A JP28306499A JP2001108879A JP 2001108879 A JP2001108879 A JP 2001108879A JP 28306499 A JP28306499 A JP 28306499A JP 28306499 A JP28306499 A JP 28306499A JP 2001108879 A JP2001108879 A JP 2001108879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
subject
light beam
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28306499A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Takahashi
孝徳 高橋
Naoki Fujii
尚樹 藤井
Yasuo Asakura
康夫 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP28306499A priority Critical patent/JP2001108879A/ja
Publication of JP2001108879A publication Critical patent/JP2001108879A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】屈折光学系を有するレンズ鏡枠のさらなる小型
化を実現しながらゴーストやフレア等の発生を確実に抑
止することのできるレンズ鏡枠及びこのレンズ鏡枠を使
用する電子カメラを提供する。 【解決手段】被写体光束を透過させて被写体像を形成す
るレンズを内部に有するレンズ鏡枠において、最も被写
体寄りの位置に配設される第1のレンズ群2aaと、第
1のレンズ群を透過した被写体からの光束を反射させる
ことによって光路を変更させる反射手段22と、第1の
レンズ群と反射手段との間に配置され、第1のレンズ群
を透過した光束のうちの不要光が反射手段へと入射する
のを防止する入射防止手段を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンズ鏡枠及び
これを使用する電子カメラ、詳しくは被写体光束を透過
させて被写体像を形成するレンズと、入射した光束を反
射させることによって同光束の光路を変更させる反射部
材とからなる屈折光学系を内部に有して構成されるレン
ズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系によって結像された被
写体像をCCD等の撮像素子を利用して電気信号に光電
変換し、これにより得られた画像信号を記録媒体等に記
録するように構成された電子スチルカメラ等の電子的撮
像装置等(以下、電子カメラという)が広く普及してい
る。
【0003】このような電子カメラにおいては、被写体
像を形成するために複数のレンズ等からなる撮影光学系
を具備し、この撮影光学系を保持する略円筒形状からな
る複数のレンズ鏡枠等によって構成されるのが普通であ
る。そして、このレンズ鏡枠の内壁面には、入射した斜
光線が意図しない方向に反射してしまうのを防ぐため
に、例えばつや消し黒色塗装や植毛等の反射防止処理を
施すことが一般的になされている。
【0004】このように反射防止処理が施された略円筒
形状のレンズ鏡枠では、例えば斜光線が入射した場合に
も反射防止処理の効果によって被写体像の結像位置にま
で到達する不要な光線量を極めて少量に抑止することが
できる。したがって、不要な光線等のノイズ成分による
ゴーストやフレア等の発生を防止し得るようになってい
るのが普通である。
【0005】これに対して、従来の電子カメラにおいて
は、携帯性を考慮してより小型化への要求がある反面、
撮影レンズの焦点距離を変倍自在とするズーム機能等を
付加したり、より明るい光学系を採用する等の高機能化
への要望も強く出されている。通常の場合、このような
高機能化された撮影レンズユニット(以下、ズームレン
ズユニットという)は、レンズ構成枚数が増加したり大
口径化が必要になるので、レンズ鏡枠の全長が長くなっ
たり口径が大きくなる傾向がある。したがって、このよ
うな高機能レンズユニットを電子カメラに採用した場合
には、電子カメラ自体が大型化してしまい、カメラの小
型化への要求に応じることができないことになる。
【0006】そこで、これを解決するために、例えばレ
ンズ鏡枠の内部に反射ミラー等を設け、被写体光束の光
路をレンズ鏡枠の内部で変更するようにしたいわゆる屈
折光学系を備えたレンズ鏡枠を採用することが考えられ
る。このような形態のレンズ鏡枠では、内部において被
写体光束の光路を変更させるようにしているので、撮影
光学系の焦点距離を変更しないまま、これを装着する電
子カメラの前後方向の長さ寸法の短縮化を容易に実現し
得ることになる。
【0007】しかし、レンズ鏡枠を構成する複数の枠部
材のうち被写体寄りの位置に配置されるべき前枠部材に
近い位置に反射ミラーが配置されるような形態のもので
は、最も被写体寄りに配置される前玉レンズに対して入
射する光束のうち明らかに不要となる斜光線(斜め方向
からの光線)が反射ミラーによって反射されて所定の結
像位置にまで到達するのが容易となり、これによってゴ
ーストやフレア等の画像劣化が発生し易い状態になって
いることになる。
【0008】したがって、屈折光学系を有するレンズ鏡
枠では、通常の略円筒形状からなり、光軸が一直線上に
設定されるレンズ鏡枠に比べてゴーストやフレアの影響
を受け易くなるものと考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年の電子
カメラでは、カメラ自体の小型化への要求が特に強くな
っており、そのために例えば反射ミラーとその前後に配
置されるレンズの間隔を短縮したり、レンズ鏡枠自体の
内径寸法を小径化したり、さらには反射ミラーの小型化
等を施すことによってレンズ鏡枠自体の小型化をも考慮
した設計がなされることが多くなっている傾向がある。
【0010】このような場合には、レンズ鏡枠の内部に
通常の反射防止処理を施してもゴーストやフレア等の原
因になる斜光線の反射等を充分に抑止し得ないことが考
えられる。
【0011】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、屈折光学系を有
するレンズ鏡枠において、さらなる小型化を実現しなが
らゴーストやフレア等の発生を確実に抑止することので
きるレンズ鏡枠及びこのレンズ鏡枠を使用する電子カメ
ラを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるレンズ鏡枠は、被写体光束を透過
させて被写体像を形成するレンズを内部に有するレンズ
鏡枠において、最も被写体寄りの位置に配設される第1
のレンズ群と、この第1のレンズ群を透過した被写体か
らの光束を反射させることによって光路を変更させる反
射手段と、上記第1のレンズ群と上記反射手段との間に
配置され、上記第1のレンズ群を透過した光束のうちの
不要光が上記反射手段へと入射するのを防止する入射防
止手段とを備えてなることを特徴とする。
【0013】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
るレンズ鏡枠において、上記入射防止手段は、上記反射
手段を保持する保持部に設けられていることを特徴とす
る。
【0014】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よるレンズ鏡枠において、上記入射防止手段は、両面テ
ープによって貼着されており、この両面テープの粘着面
の一部は、レンズ鏡枠の内部において露出していること
を特徴とする。
【0015】第4の発明によるレンズ鏡枠は、被写体光
束を透過させて被写体像を結像させるレンズを内部に有
するレンズ鏡枠において、最も被写体寄りの位置に配設
される第1のレンズ群と、この第1のレンズ群を透過し
た被写体光束を反射させることにより被写体光束の光路
を変更させる反射手段と、この反射手段により変更され
た後の被写体光束の光路に沿う方向に光軸が設定される
第2のレンズ群と、上記反射手段と上記第2のレンズ群
との間に配置され、第1のレンズ群を透過して外部から
入射する不要光が上記第2のレンズ群へと入射すること
を防止する入射防止手段とを備えてなることを特徴とす
る。
【0016】第5の発明は、上記第4の発明によるレン
ズ鏡枠において、上記入射防止手段は、被写体光束の光
軸に沿う方向に配設される壁面を有する部材の内壁面に
設けられていることを特徴とする。
【0017】第6の発明は、上記第4の発明又は上記第
5の発明によるレンズ鏡枠において、上記反射手段と上
記第2のレンズ群との間に配置され、上記反射手段によ
り反射される被写体光束を規制する絞り部材を、さらに
備え、上記入射防止手段は、上記絞り部材の一部に設け
られていることを特徴とする。
【0018】第7の発明は、上記第1の発明又は上記第
4の発明によるレンズ鏡枠において、上記反射手段を保
持するための保持部と、この保持部の内側の面に設けら
れる入射防止手段とを備えてなることを特徴とする。
【0019】第8の発明は、上記第1の発明又は上記第
4の発明によるレンズ鏡枠を備えて構成されていること
を特徴とする電子カメラ。
【0020】第9の発明によるレンズ鏡枠は、被写体光
束を透過させて被写体像を形成するレンズを内部に有す
るレンズ鏡枠において、最も被写体寄りの位置に配置さ
れ、第1の光束を透過させる第1のレンズ群と、この第
1のレンズ群を透過した第1の光束を反射させて光路を
変更させる反射手段と、この反射手段により反射された
第2の光束を透過させる第2のレンズ群と、第1の光束
の最外周部の光束と第2の光束の最外周部の光束とが交
わる位置の近傍に開口部を有するフレア絞り部材とを備
えてなることを特徴とする。
【0021】第10の発明は、上記第9の発明によるレ
ンズ鏡枠において、上記フレア絞り部材は、開口形状が
半楕円形状により形成されていることを特徴とする。
【0022】第11の発明によるレンズ鏡枠は、被写体
光束を透過させて被写体像を形成するレンズを内部に有
するレンズ鏡枠において、最も被写体寄りの位置に配置
される第1のレンズ群と、この第1のレンズ群を透過し
た被写体光束を反射させることによって光路を変更させ
る反射手段と、この反射手段の反射面側において、上記
第1のレンズ群からの光束の上記反射手段へ入射する範
囲以外の部分に設けられる入射防止手段とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0023】第12の発明は、上記第11の発明による
レンズ鏡枠において、上記入射防止手段は、表面が低反
射率のシート部材よりなることを特徴とする。
【0024】第13の発明は、上記第11の発明による
レンズ鏡枠において、上記入射防止手段は、表面に低反
射率の薄膜が印刷が施されていることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2・図3は、本発明の第1
の実施形態のレンズ鏡枠を使用した電子カメラの内部構
成部材を示す図であって、図1は正面側から見た場合、
図2は上面側から見た場合、図3は側面がわから見た場
合をそれぞれ示している。
【0026】まず、本電子カメラ1を構成する各種の構
成部材の配置について説明する。本電子カメラ1の略中
央部には、本実施形態のレンズ鏡枠を含む撮影レンズユ
ニット2が配設されている。この撮影レンズユニット2
は、第1のレンズ群2aa及び第2のレンズ群2abを
構成する複数のレンズ2aと、第1のレンズ群2aaを
保持するレンズ保持枠2cと、このレンズ保持枠2cを
摺動自在に保持する第1レンズ鏡枠2bと、第2のレン
ズ群2ab等を固定保持する第2レンズ鏡枠2dと、被
写体光束を反射させこれを所定の方向へ導く反射手段で
ある反射ミラー22と、シャッター絞りユニット3等に
よって構成されている。そして、複数のレンズ2aのう
ちの所定のレンズ(第1のレンズ群2aa)が本電子カ
メラ1の前面側に配置されている。なお、この第1のレ
ンズ群2aaは、レンズ保持枠2cによって移動し得る
ように保持されているものである。また、図1〜図3に
おいては、撮影レンズユニット2の構成は簡略的に図示
しているが、詳細な構成については、図5によって後述
する。
【0027】第1のレンズ群2aaの近傍には、ファイ
ンダー対物レンズ5等を含む複数のレンズ等からなるフ
ァインダー光学系等により構成される光学ファインダー
ユニット4が並設されている。この光学ファインダーユ
ニット4の近傍、即ち本電子カメラ1の一端部の上端寄
りの所定の位置には、使用時と非使用時とで形態が変化
するいわゆるポップアップ方式のストロボユニット6が
配設されている。
【0028】ここで、ストロボユニット6の詳細につい
て説明する。図4は、本電子カメラ1におけるストロボ
ユニット6の構成を示す図であって、本電子カメラ1の
側面がわから見た際の要部拡大図である。
【0029】図4に示すようにストロボユニット6は、
キセノン管等の発光部6a及び反射笠6b等によって構
成されるユニットであり、非使用時における収納状態
と、使用時におけるポップアップ状態とに変位するよう
に構成されている。
【0030】つまり、ストロボユニット6は、本電子カ
メラ1の固定部に対して支軸1cにより矢印X方向に回
動自在に配設されていて、非使用時の収納状態では、本
電子カメラ1の所定の位置、即ち正面側から見て右端側
の上端縁部に設けられるストロボユニット収納部1bに
収納されるようになっている。そして、ストロボユニッ
ト6が収納状態とされたときには、ストロボユニット6
の外装部は、電子カメラ1の外装部材1aと略同一面を
形成するようになっている。
【0031】また、ストロボユニット6が収納状態にあ
るときに所定の操作がなされることによって、同ストロ
ボユニット6は、図4において支軸1cを中心とする時
計方向に回動し、図1に示す使用状態(ポップアップ状
態)に変位するように構成されている。
【0032】図1〜図3に戻って、本電子カメラ1の内
部底面側には、第1基板8が配設されており、この第1
基板8には、CCD等からなる撮像素子19等の各種の
電装部材が実装されている。この撮像素子19は、撮影
レンズユニット2の下端部に対向する位置であって、同
撮影レンズユニット2の第2のレンズ群2abの光軸O
(図3参照)と略一致するように、受光面の中心が配置
されている。これにより、撮影レンズユニット2の第1
のレンズ群2aaから入射する被写体光束は、この撮影
レンズユニット2を介して撮像素子19へと導かれるよ
うになっている。
【0033】また、撮像素子19の受光面側には、不要
な赤外光等を除去するIRカットフイルター21と、不
要な高周波成分等を除去し所定の低周波数成分のみを透
過させ撮像素子19へと導くローパスフイルター(LP
F)20等が配設されている。
【0034】一方、本電子カメラ1の内部において、撮
影レンズユニット2を挟むようにして前面寄りの位置に
は第2基板9が、背面寄りの位置には第3基板15がそ
れぞれ配設されている。第2基板9及び第3基板15に
は、上述の第1基板8と同様に各種の電装部材がそれぞ
れ実装されている。例えば第2基板9には、本電子カメ
ラ1により取得された画像信号を外部表示装置へと出力
する映像出力端子10や、コンピュータ等の信号処理装
置や信号記録装置等の外部周辺装置との間で信号の送受
を行なう外部入出力端子11、例えばカード形状のフラ
ッシュメモリカード等の記録媒体(図示せず)を着脱し
得るカードスロット13等が実装されている。また第3
基板15には、外部電源装置からの電力の供給を受け入
れる外部電源端子16等が実装されている。
【0035】他方、本電子カメラ1の背面側には、液晶
ディスプレイ(LCD)等の液晶表示装置14が、その
表示面を背面側に向けて配設されている。また、本電子
カメラ1の他端側、つまり図1に示すように正面側から
見て左端寄りの所定の位置には、乾電池等の電源電池1
2等が配設されるようになっている。
【0036】そして、これらの構成部材は、外装部材1
aによって覆われ、この外装部材1aの上端面には、レ
リーズボタン7等の各種の操作部材や情報表示部(図示
せず)等が配設されている。
【0037】次に、撮影レンズユニット2の詳細な構成
を、以下に説明する。図5は、本電子カメラ1における
撮影レンズユニット2の要部拡大縦断面図である。また
図6は、本撮影レンズユニット2における反射ミラー2
2と、これを保持するミラー保持部材28とを取り出し
て示す図であって、図5における矢印A方向から見た際
の矢視図である。
【0038】この撮影レンズユニット2は、上述したよ
うに被写体からの光束(以下、被写体光束という)を受
けて被写体像を所定の位置に結像させる複数のレンズ2
a(第1のレンズ群2aa及び第2のレンズ群2ab
等)と、これら複数のレンズ2aを保持する第1レンズ
鏡枠2b及び第2レンズ鏡枠2d等と、レンズ2aを透
過して本電子カメラ1の内部に入射する被写体光束を受
けて、これを反射させることで同被写体光束の光路を変
更する反射手段である反射ミラー22と、被写体光束の
規制等を行なって入射光量の制御を行なうシャッター部
材及び絞り部材等からなるシャッター絞りユニット3等
によって構成されている。
【0039】撮影レンズユニット2の一部を構成する複
数のレンズ2aのうち所定の第1のレンズ群2aaは、
本電子カメラ1の前面部と略平行となるように配置され
ていて、レンズ保持枠2cによって保持されている。こ
のレンズ保持枠2cは、所定の駆動機構(図示せず)に
よって光軸Oに沿う方向に移動自在に配設されており、
これによって焦点調節動作に寄与するようになってい
る。
【0040】また、反射ミラー22は、図6に示すよう
なミラー保持部材28(図3では図示を省略している。
図5参照)によって背面側から保持されるようになって
いてる。そして、図5に示すように複数のレンズ2aの
光軸Oに対して角度略45度だけ傾けて配置されてい
る。
【0041】したがって、第1のレンズ群2aaから本
電子カメラ1の内部に入射した被写体光束は、反射ミラ
ー22の反射作用によってその光路が折り曲げられるよ
うになっており、これにより同光束は下方に向けて進
み、第2のレンズ群2abを透過した後、底面側に配置
されている撮像素子19に導かれるようになっている。
【0042】ミラー保持部材28は、弾性を有する薄板
部材等によって形成されていて、図6に示すように五つ
の腕部による弾性力で反射ミラー22の外側縁部を押圧
するように保持している。この五つの腕部のうち三つの
腕部の略先端部近傍であって、反射ミラー22に対向す
る面には、凸部28aがそれぞれ形成されている。この
凸部28aは、反射ミラー22の裏面側にそれぞれ当接
している。
【0043】そして、ミラー保持部材28自体は、ビス
等の締結手段によって撮影レンズユニット2の所定の固
定保持部2eに固定保持されるようになっている。な
お、この固定保持部2eには、反射ミラー22の反射面
に対向する側の所定の位置であって、同反射ミラー22
の反射面側の外周縁部の所定の複数位置に当接し、この
反射ミラー22の角度を調整し得るように形成された凸
形状のミラー角度調整部(図示せず)が設けられてい
る。
【0044】また、このとき反射ミラー22は、上述の
ようにミラー保持部材28により固定保持された状態に
あるが、これに加えて一端縁部が撮影レンズユニット2
の固定保持部2e近傍の所定の位置に当接するようにさ
れており、これによって反射ミラー22が、撮影レンズ
ユニット2の内部における所定の位置に位置決めされる
ようになっている。
【0045】一方、撮影レンズユニット2の内部におい
て、レンズ保持枠2cの後方であって、かつ反射ミラー
22の前方の所定の位置には、上述の固定保持部2eが
設けられており、この固定保持部2eによって被写体光
束の入射領域を規定する入射防止手段であるフレア絞り
が形成されている。このフレア絞りを形成する固定保持
部2eの被写体に対向する面、即ち被写体光束の入射方
向に向く面には、薄板状又はシート状の低反射率の反射
防止部材30が、例えば両面テープ等によって貼着され
ている。この反射防止部材30は、斜光線等の反射を防
止するために、表面にマット処理等の反射防止処理が施
された反射防止手段である遮光部材からなるものであ
る。さらに、この反射防止部材30は、反射ミラー22
が配置されている空間を形成している側壁面(図示せ
ず)、即ち撮影レンズユニット2の内部におけるレンズ
保持枠2cの後方の空間を形成する側壁面にも、所定の
手段によって貼着されているのは言うまでもないことで
ある。
【0046】したがって、この反射防止部材30を配設
したことによって、第1のレンズ群2aaを透過した被
写体光束のうちの不要光成分、例えば斜光線(図5の符
号O1参照)等が撮影レンズユニット2の内部へと入射
するのを防止するようになっている。
【0047】なお、反射防止部材30を貼着する両面テ
ープの粘着面の一部は、外部に露出するような状態とな
っている。このように両面テープの粘着面の一部を露出
させた状態としていることによって、例えば撮影レンズ
ユニット2の内部に侵入してしまった塵埃等が内部で浮
遊することを抑止することができる。つまり、撮影レン
ズユニット2の内部において塵埃等が浮遊している場合
に露光動作がなされると、これらの塵埃等によって乱反
射が生じ、取得され得る画像の画質劣化等(フレア等の
発生)の原因になることがある。そこで本実施形態にお
いては、上述したように両面テープの粘着面の一部を露
出した状態とすることで、この粘着面の露出部分に塵埃
等が付着することが期待できるのである。
【0048】他方、図5において反射ミラー22の下側
には、シャッター絞りユニット3を上部に載置した第2
レンズ鏡枠2dが配設されている。シャッター絞りユニ
ット3は、絞り羽根やシャッター羽根とこれらを駆動す
る各種の構成部材によって構成される露出を制御する機
構からなるユニットである。このシャッター絞りユニッ
ト3の所定の位置、例えば第1のレンズ群2aaを透過
した被写体光束が直接入射する位置に配置される固定部
材3aの一部には、反射防止部材30が貼着されてい
る。
【0049】第2レンズ鏡枠2dの上端寄りの所定の位
置には、第2レンズ鏡枠2dと一体的に形成された入射
防止手段となるフレア絞り部2gが形成されている。こ
れによって反射ミラー22に反射された後、撮像素子1
9へと導かれる被写体光束の入射領域が規制されてい
る。そして、このフレア絞り部2gには、反射ミラー2
2に対向する面、即ち被写体光束の入射方向に向く面
に、上述の反射防止部材30が同様に貼着されている。
【0050】なお、第2レンズ鏡枠2dの内壁面2dd
には、全体にわたって通常の反射防止処理が施されてい
るのは当然である。この反射防止処理としては、従来の
カメラ等において通常用いられている手段、例えばつや
消し黒色塗装を施したり、部材のモールド加工の際に所
定の遮光手段(ネジ切り面等)を一体的に形成したり、
植毛等を施す等の処理である。
【0051】撮像素子19は、上述したように第1基板
8上に実装されているものであるが、これについてさら
に詳しく説明すると、次に示すような構成となってい
る。第1基板8の所定の位置には、撮像素子19が実装
されている。この撮像素子19と第1基板8の基板面と
の間にはアルミ板8aが挟持され、撮像素子19を支持
している。
【0052】上述したように撮像素子19の受光面側に
は、LPF20及びIRカットフイルター21が重ねて
配設されている。このとき撮像素子19の受光面寄り
(下側)に配置されるIRカットフイルター21と撮像
素子19の受光面との間には、第2レンズ鏡枠2dの下
端部近傍の内壁面に設けられるゴム等の緩衝材24が挟
持されている。
【0053】そして、撮像素子19の受光面上における
撮影レンズユニット2寄りの位置(図5における上側)
に配置されるLPF20の上面には、所定の領域以外の
外周縁部を覆うことで入射光束を規制し、表面での不要
光の反射を防止するために反射防止部材30が貼着され
ている。
【0054】このように構成された撮影レンズユニット
2においては、第1のレンズ群2aaを透過して内部に
入射する被写体光束は、固定保持部2eによって形成さ
れるフレア絞りによって規制され、このとき斜光線O1
等の不要光成分は、固定保持部2eに貼着される反射防
止部材30により除去される。
【0055】こうして撮影レンズユニット2の内部に入
射した被写体光束は、反射ミラー22に到達し、この反
射ミラー22において反射して光路が変更される。ここ
で、第1のレンズ群2aaを透過し固定保持部2eを通
過した被写体光束のうちの不要光又は反射ミラー22で
反射した後の被写体光束のうちの不要光のうちの一部
は、シャッター絞りユニット3の固定部材3aの反射防
止部材30により除去される。
【0056】反射ミラー22により反射され、図5にお
いて下方に向かう被写体光束は、第2レンズ鏡枠2dの
フレア絞り部2gによって入射領域が規制され、外周縁
部の不要光は、フレア絞り部2gに貼着される反射防止
部材30によって除去される。また、その他の不要光成
分も第2レンズ鏡枠2dの内壁面2ddに施されている
反射防止処理によって除去される。
【0057】こうして第2のレンズ群2abを透過した
被写体光束は、撮像素子19の受光面に入射する。この
とき、同撮像素子19の受光面上に配設されているLP
F20の上面側の反射防止部材30によって、所定の領
域の光束のみが入射するように規制され、それ以外の外
周縁部の不要光成分は除去される。
【0058】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、レンズ保持枠2cの後方であり、かつ反射ミラ
ー22の前方の所定の位置のレンズ鏡枠の一部に被写体
光束の入射領域を規定する入射防止手段であるフレア絞
りを形成し、このフレア絞りを形成する固定保持部2e
の被写体に対向する面、即ち被写体光束の入射方向に向
く面に、反射防止部材30を貼着するようにしたので、
外部から入射する不要な光束が反射ミラー22によって
反射され撮像素子19の側に導かれる以前において、内
部への入射を防止すると共に、反射ミラー22を介さず
に直接的に内部へと入射する不要な光束を排除すること
ができる。
【0059】また、反射防止部材30を貼着する両面テ
ープの粘着面の一部を露出した状態とするようにしたこ
とによって、撮影レンズユニット2の内部に侵入した塵
埃等の浮遊を抑止することができる。したがって、これ
らの塵埃等に起因する画像の画質劣化等を防止すること
ができる。
【0060】そして、第2レンズ鏡枠2dの内部におい
ても、上端寄りの所定の位置に入射防止手段となるフレ
ア絞り部2gを一体的に形成し、このフレア絞り部2g
の反射ミラー22に対向する面(被写体光束の入射方向
に向く面)にも反射防止部材30を同様に貼着したこと
によって、反射ミラー22で反射されて内部に入射する
不要な光束や、反射ミラー22を介さずに第1のレンズ
群2aaを透過した後、直接的に第2のレンズ群2ab
へと入射してくる不要な光束を防止することができる。
【0061】また、シャッター絞りユニット3の所定の
位置であって、例えば第1のレンズ群2aaを透過した
被写体光束が直接入射する位置に配置される固定部材3
aの一部の位置に反射防止部材30を貼着している。こ
のことは、内部空間を有効に利用して、所望の反射防止
効果を得ることができる。したがってこれにより、製造
組立工程の簡略化及び製造コストの低減化を実現するこ
とが容易である。
【0062】そして、本実施形態によれば、反射ミラー
22を有し被写体光束の光軸を折り曲げるように構成し
た光学系からなる撮影レンズユニット2を適用した電子
カメラであるのにも関わらず、確実に不要な光束を抑止
することができる。したがって、同光学系を適用するこ
とによるカメラの薄型化に寄与すると共に、良好な撮影
結果を得ることができる電子カメラを提供することがで
きるのである。
【0063】ところで、反射ミラー22は、通常の場
合、板状のガラス部材を切断して所定の寸法となるよう
に作製されるものである。このように作製された反射ミ
ラー22の外縁部には、ガラス部材の切断による欠け等
が生じる場合がある。この欠け等がある場合には、これ
によって乱反射が発生することも考えられる。
【0064】そこで、反射ミラー22の外縁部等におい
て発生する乱反射等を防止するための手段として、次に
示すような手段が考えられる。
【0065】図7・図8は、本発明の第2の実施形態を
示し、図7は、本実施形態のレンズ鏡枠の一部を切り出
して拡大して示す要部拡大図である。また図8は、本実
施形態の反射手段(反射ミラー)に取り付けられる反射
防止部材を示し、図7の矢印B方向から見た際の矢視図
である。
【0066】本実施形態は、上述の第1の実施形態と略
同様の構成からなるものであり、撮影レンズユニット2
の一部を構成する反射ミラー22の外縁部に到達する不
要な光束を防ぐための工夫が施されている点が異なるの
みである。したがって、以下の説明では、上述の第1の
実施形態と同様の構成については、その説明は省略し異
なる部分についてのみ説明する。
【0067】図7に示すように反射ミラー22は、第1
のレンズ群2aaを透過した被写体光(第1の光束)を
反射させて、その光路を角度約90度だけ折り曲げて変
更させた第2の光束を、自身の下方に位置する第2のレ
ンズ群2abのがわへと導く反射手段である。この反射
ミラー22の反射面に対して略直交する位置であって、
第1の光束の最外周部の光束と第2の光束の最外周部の
光束とが交わる位置(図8の符号Xで示す一点鎖線の線
上)の近傍に開口部31aを有するフレア絞り部材31
が配設されている。このフレア絞り部材31は、基端部
31bが撮影レンズユニット2の固定保持部2eに対し
て固設されており、先端部31cが反射ミラー22の反
射面近傍に配置されている。そして、このフレア絞り部
材31の開口部31aは、図8に示すように開口形状が
半楕円形状により形成されていると共に、この開口部3
1a以外の部分、即ち図8において斜線で示す領域に
は、反射防止部材30が貼着されている。その他の構成
については上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0068】このように上述の第2の本実施形態によれ
ば、上述の第1の実施形態と全く同じ効果を得られる。
さらに、これに加えて撮影レンズユニット2の内部にお
いて、外部からの斜光線等が反射ミラー22の外縁部に
到達するのを抑止し、これによって生じ得る乱反射等を
防止するためのフレア絞り部材31を配設したことで、
より良好な画質の画像を取得することができることにな
る。
【0069】また、反射ミラー22の外縁部近傍への入
射光束を抑止する手段としては、上述の第2の実施形態
のフレア絞り部材31とは別に、反射ミラー22の反射
面上において、必要となる光束のみを反射し得るように
所定の領域を残して他の領域、即ち外縁部近傍を覆うよ
うに反射防止部材30を貼着するといった手段も考えら
れる。
【0070】図9は、本発明の第3の実施形態のレンズ
鏡枠に適用される反射手段(反射ミラー)を示す図であ
る。本実施形態は、上述の第1の実施形態と略同様の構
成からなり、反射ミラー22の反射面上に反射防止部材
30を貼着するようにした点が異なるのみである。した
がって、撮影レンズユニット2の構成としては、図5を
参照するものとする。なお、このことにより図9は図5
に示す矢印C方向から見た際の矢視図に相当するもので
ある。
【0071】図9に示すように本実施形態の反射ミラー
22では、その反射面に反射防止部材30が中央部近傍
の楕円形状の領域22aを残した他の領域となる外縁部
を覆うように貼着されている。つまり、楕円形状の領域
22a以外の領域では、反射防止部材30の作用によっ
て光成分が反射されないようになっており、楕円形状の
領域22aでは、被写体光束が所定の方向に反射して第
2のレンズ鏡枠(2d)の側、即ち撮像素子19の側に
導かれることになる。したがって反射ミラー22に貼着
された反射防止部材30は、第1のレンズ群(2aa)
を透過して反射ミラー22に到達する被写体光束を規制
する役目をしていると共に、不要光の反射を抑止する反
射防止手段の役目をしている。このように構成した上記
第3の実施形態においても、上述の第1の実施形態及び
第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0072】なお、上述の各実施形態において適用され
る反射防止部材30は、上述したように薄板状又はシー
ト状の低反射率の部材からなり、例えば両面テープ等に
よって貼着されるものである。しかし、これに限られる
ことはなく、例えば表面に低反射率の薄膜を印刷してな
る部材等や、つや消し黒色塗装を施す手段や植毛処理等
を施す手段等も適用され得る。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、屈折
光学系を有するレンズ鏡枠において、さらなる小型化を
実現しながらゴーストやフレア等の発生を確実に抑止す
ることのできるレンズ鏡枠及びこのレンズ鏡枠を使用す
る電子カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のレンズ鏡枠を使用し
た電子カメラの内部構成部材を示す正面図。
【図2】図1の電子カメラの内部構成部材を示す上面
図。
【図3】図1の電子カメラの内部構成部材を示す側面
図。
【図4】図1の電子カメラにおけるストロボユニットの
構成を示す要部拡大側面図。
【図5】図1の電子カメラにおける撮影レンズユニット
の要部拡大縦断面図。
【図6】図5の矢印A方向からの矢視図。
【図7】本発明の第2の実施形態のレンズ鏡枠の一部を
切り出して拡大して示す要部拡大図。
【図8】図7のレンズ鏡枠における反射手段(反射ミラ
ー)に取り付けられる反射防止部材を示し、図7の矢印
B方向からの矢視図。
【図9】本発明の第3の実施形態のレンズ鏡枠に適用さ
れる反射手段(反射ミラー)を示し、図5に示す矢印C
方向から見た矢視図に相当する図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 1a……外装部材 2……撮影レンズユニット 2a……レンズ 2aa……第1のレンズ群 2ab……第2のレンズ群 2b……第1レンズ鏡枠 2c……レンズ保持枠 2d……第2レンズ鏡枠 2e……固定保持部 2g……フレア絞り部 3……シャッター絞りユニット 3a……固定部材 4……光学ファインダーユニット 6……ストロボユニット 7……レリーズボタン 12……電源電池 13……カードスロット 14……液晶表示装置 19……撮像素子(CCD) 20……ローパスフイルター(LPF) 21……カットフイルター(IRカットフイルター) 22……反射ミラー(反射手段) 28……ミラー保持部材 28a……凸部 30……反射防止部材 31……フレア防止部材 31a……開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 康夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AD01 5C022 AA13 AB15 AC02 AC03 AC32 AC51 AC52 AC54 AC55 AC56 AC61 AC70 AC73

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光束を透過させて被写体像を形
    成するレンズを内部に有するレンズ鏡枠において、 最も被写体寄りの位置に配設される第1のレンズ群と、 この第1のレンズ群を透過した被写体からの光束を反射
    させることによって光路を変更させる反射手段と、 上記第1のレンズ群と上記反射手段との間に配置され、
    上記第1のレンズ群を透過した光束のうちの不要光が上
    記反射手段へと入射するのを防止する入射防止手段と、 を備えてなることを特徴とするレンズ鏡枠。
  2. 【請求項2】 上記入射防止手段は、上記反射手段を
    保持する保持部に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のレンズ鏡枠。
  3. 【請求項3】 上記入射防止手段は、両面テープによ
    って貼着されており、この両面テープの粘着面の一部
    は、レンズ鏡枠の内部において露出していることを特徴
    とする請求項1に記載のレンズ鏡枠。
  4. 【請求項4】 被写体光束を透過させて被写体像を結
    像させるレンズを内部に有するレンズ鏡枠において、 最も被写体寄りの位置に配設される第1のレンズ群と、 この第1のレンズ群を透過した被写体光束を反射させる
    ことにより被写体光束の光路を変更させる反射手段と、 この反射手段により変更された後の被写体光束の光路に
    沿う方向に光軸が設定される第2のレンズ群と、 上記反射手段と上記第2のレンズ群との間に配置され、
    第1のレンズ群を透過して外部から入射する不要光が上
    記第2のレンズ群へと入射することを防止する入射防止
    手段と、 を備えてなることを特徴とするレンズ鏡枠。
  5. 【請求項5】 上記入射防止手段は、被写体光束の光
    軸に沿う方向に配設される壁面を有する部材の内壁面に
    設けられていることを特徴とする請求項4に記載のレン
    ズ鏡枠。
  6. 【請求項6】 上記反射手段と上記第2のレンズ群と
    の間に配置され、上記反射手段により反射される被写体
    光束を規制する絞り部材を、さらに備え、 上記入射防止手段は、上記絞り部材の一部に設けられて
    いることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれか
    一方に記載のレンズ鏡枠。
  7. 【請求項7】 上記反射手段を保持するための保持部
    と、 この保持部の内側の面に設けられる入射防止手段と、 を備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項4の
    いずれか一方に記載のレンズ鏡枠。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項4の何れか一方に
    記載のレンズ鏡枠を備えて構成されていることを特徴と
    する電子カメラ。
  9. 【請求項9】 被写体光束を透過させて被写体像を形
    成するレンズを内部に有するレンズ鏡枠において、 最も被写体寄りの位置に配置され、第1の光束を透過さ
    せる第1のレンズ群と、 この第1のレンズ群を透過した第1の光束を反射させて
    光路を変更させる反射手段と、 この反射手段により反射された第2の光束を透過させる
    第2のレンズ群と、 第1の光束の最外周部の光束と第2の光束の最外周部の
    光束とが交わる位置の近傍に開口部を有するフレア絞り
    部材と、 を備えてなることを特徴とするレンズ鏡枠。
  10. 【請求項10】 上記フレア絞り部材は、開口形状が
    半楕円形状により形成されていることを特徴とする請求
    項9に記載のレンズ鏡枠。
  11. 【請求項11】 被写体光束を透過させて被写体像を
    形成するレンズを内部に有するレンズ鏡枠において、 最も被写体寄りの位置に配置される第1のレンズ群と、 この第1のレンズ群を透過した被写体光束を反射させる
    ことによって光路を変更させる反射手段と、 この反射手段の反射面側において、上記第1のレンズ群
    からの光束の上記反射手段へ入射する範囲以外の部分に
    設けられる入射防止手段と、 を備えてなることを特徴とするレンズ鏡枠。
  12. 【請求項12】 上記入射防止手段は、表面が低反射
    率のシート部材よりなることを特徴とする請求項11に
    記載のレンズ鏡枠。
  13. 【請求項13】 上記入射防止手段は、表面に低反射
    率の薄膜が印刷が施されていることを特徴とする請求項
    11に記載のレンズ鏡枠。
JP28306499A 1999-10-04 1999-10-04 レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ Withdrawn JP2001108879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28306499A JP2001108879A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28306499A JP2001108879A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001108879A true JP2001108879A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17660745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28306499A Withdrawn JP2001108879A (ja) 1999-10-04 1999-10-04 レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001108879A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012141628A (ja) * 2012-03-07 2012-07-26 Canon Inc 撮像装置
WO2013073189A1 (ja) * 2011-11-17 2013-05-23 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
JP2014085498A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 光学系、これを具備する光学装置
JP2015163913A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 日本電産コパル株式会社 撮像装置、実装部品撮像装置
CN108810386A (zh) * 2018-08-02 2018-11-13 Oppo广东移动通信有限公司 摄像头模组、摄像头组件和电子装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073189A1 (ja) * 2011-11-17 2013-05-23 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
JP2012141628A (ja) * 2012-03-07 2012-07-26 Canon Inc 撮像装置
JP2014085498A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 光学系、これを具備する光学装置
US10466453B2 (en) 2012-10-23 2019-11-05 Nikon Corporation Optical system and optical device provided therewith
JP2015163913A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 日本電産コパル株式会社 撮像装置、実装部品撮像装置
CN108810386A (zh) * 2018-08-02 2018-11-13 Oppo广东移动通信有限公司 摄像头模组、摄像头组件和电子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6327085B1 (en) Optical filter and optical device provided with this optical filter
US9007469B2 (en) Lens barrel and image pickup device
JPH11196303A (ja) 電子的撮像装置
JP2005006122A (ja) デジタルカメラシステム、デジタルカメラボディおよび交換レンズ
JPH07333505A (ja) 撮像装置
CN111835953A (zh) 摄像模组及电子设备
JP2002258132A (ja) カメラ
JP2006330388A (ja) レンズユニット及びデジタルカメラ
JP2002202455A (ja) 撮影光学系および撮影装置
JP2001108879A (ja) レンズ鏡枠及びこれを使用する電子カメラ
US6314246B1 (en) Viewfinder optical system of a single-lens reflex camera
JP2007017698A (ja) 反射光学系組立ユニット
CN214586080U (zh) 成像镜头、取像装置及电子装置
CA2161709C (en) Image reading device for photographic printing
US7616884B2 (en) Viewfinder for single lens reflex camera
JP2003114461A (ja) 鏡枠装置及びこれを使用する電子カメラ
JP2002258382A (ja) カメラ
CN220730514U (zh) 成像镜头模块、相机模块与电子装置
CN217954827U (zh) 成像光学系统、相机模块及电子装置
JP4358694B2 (ja) 画像入力装置、デジタルカメラ及び携帯情報端末装置
JP2010054783A (ja) 撮像装置
JP7237720B2 (ja) 撮像装置
JP2006303892A (ja) 撮像装置
JP2005345806A (ja) 撮影光学系および撮像装置
JPH112853A (ja) カメラ用測光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205