JP2001104689A - 洗濯排水分別装置及び洗濯排水分別方法 - Google Patents

洗濯排水分別装置及び洗濯排水分別方法

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JP2001104689A
JP2001104689A JP29063599A JP29063599A JP2001104689A JP 2001104689 A JP2001104689 A JP 2001104689A JP 29063599 A JP29063599 A JP 29063599A JP 29063599 A JP29063599 A JP 29063599A JP 2001104689 A JP2001104689 A JP 2001104689A
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transmittance
wastewater
washing
light transmittance
water
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JP29063599A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yabe
誠一 矢部
Nobuyasu Okuda
信康 奥田
Takehiko Osawa
武彦 大澤
Hiroharu Miyoshi
弘治 三好
Yoshitoyo Kenjo
好豊 見城
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Takenaka Komuten Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯機からの排水のうち光透過率が基準値以
上のものを再利用水として分別するように設けた洗濯排
水分別装置において、洗濯排水中に光透過率の正確な検
知を妨げる泡が含まれていても、洗濯排水を適正に分別
することができる装置を提案する。 【解決手段】 装置の受水口1と第1、第2弁9、10との
間に共通の流路2を設けると共に、該共通流路に透過率
検知手段7及び水位検知手段8を設け、透過率検知場所
における水位が、該手段による光透過率検知位置よりも
高いときにだけ、第1、第2弁の何れかが開いてこれら
弁から第1流出口又は第2流出口へ排水を流出させると
共に、受水口1と透過率検知手段7との間の共通流路部
分を、第1タンク11内部で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の排水を汚
れ具合により分別する装置、及び、該装置を用いた洗濯
排水分別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【発明の解決しようとする課題】近年、地球環境保護の
ため、省エネ、省資源が求められている。水資源も極め
て大切な資源の一つであり、節水することが強く求めら
れている。
【0003】家庭内で使用する水のうち、洗濯機による
使用量は、約3分の1以上になる。それ故、洗濯機メー
カーは、水の使用量が少ない節水洗濯機の開発に力を注
いできたが、洗濯機の機能上、使用水量の節減にも自ず
と限界がある。そこで、洗濯排水のうち比較的清浄な水
をトイレ等に再利用する工夫が様々に試みられた。
【0004】例えば、特開平10−314494号の装
置は、洗濯機が濯ぎ行程後に排出する濯ぎ水が洗浄行程
後の洗浄水よりも清浄である点に着目として、洗濯機へ
の供給電流から洗濯の行程を識別して、濯ぎ水のみを分
別、貯水するように構成されている。しかし、該装置
は、排水の汚濁度自体を直接検知している訳ではないの
で、該汚濁度が所定の基準値以下であることを保証する
ことができない。
【0005】他方、排水や排水路の汚濁の程度を光セン
サを用いて直接検知する試みも行われている。例えば、
特開昭60−168840号の装置は、洗濯機の排水路
内に設けた光センサで排水の光透過率を検知して、該透
過率が基準値以上の排水を分別、貯水しており、又、特
開平9−75589号の洗濯機は、排水路途中の通孔か
ら貯水槽に至る導水管の先端部に防屑フィルタを設け、
該フィルタの目詰まり状態を光センサで検知してフィル
タを洗浄するように構成されている。
【0006】しかし、洗濯排水の光透過率を検知する場
合には、次の問題点が存在した。 洗濯排水は、洗剤成分を含むので大変泡立ち易く、か
つ、一旦泡が生じると排水中の光透過量を減少させるた
め、排水本来の透過率を正確に検知できない。 洗濯排水は、汚れ成分を含むので、例えば排水路中に
設けた光源及び光センサに汚れが付着して光の減衰量が
増大し、光透過率の検知誤差が更に増加する。 洗濯排水は、泡や汚れ成分の含有量が刻々と変わるの
で検知透過率も変動するが、該変動が基準値付近で生ず
ると流路切替弁が頻繁に動作して故障し易い。
【0007】尚、特公昭62−42638号は、洗濯機
の排水行程の開始直後の一定時間中には排水路内流れの
擾乱により特に排水中の泡含有量が高い点に着目して、
その時間経過後に検知を行い、泡による透過率検知誤差
を減らす方法を提案する。
【0008】本願発明は、これとは別異の構成により、
泡や汚れを多く含む洗濯排水を的確に分別しようとする
ものであり、特に、排水路中の光透過率検知箇所で一定
以上の水位が検知された後に光透過率の検知を行うこと
で、排水の光透過率を確実に検知すると共に、先ず、上
記光透過率検知箇所での排水の泡含有量を低減し、又、
排水中に泡や汚れ物質が存在しても尚、正確な検知を行
うことができ、更に又、前述の流路切替え弁の頻繁な動
作による耐久性低下を解消できる洗濯排水分別装置及び
洗濯排水分別方法を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、受水口か
ら装置内へ入る洗濯排水のうち、光透過率が基準値以上
のものを再利用水として第1流出口へ、又、基準値未満
のものを廃水として第2流出口へ、流路切替弁により分
別する装置において、上記第1流出口5の入口に第1弁
9を、又、第2流出口6の入口に第2弁10を、それぞれ
設けると共に、上記受水口1と、上記第1弁9及び第2
弁10との間に共通流路2を設け、該共通流路に透過率検
知手段7及び水位検知手段8を設置し、透過率検知手段
の設置場所における水位が、該手段による光透過率検知
位置よりも高いときにだけ、第1、第2弁9、10のいずれ
かが開弁して前記排水分別を行うように構成して成る。
【0010】第2の手段は、前記第1の手段を備え、か
つ、前記受水口1と透過率検知手段7との間の共通流路
部分を、第1タンク11内で、又、透過率検知手段7と第
1弁9及び第2弁10との間の共通流路部分を、第2タン
ク12内で、それぞれ、形成すると共に、第1タンク11上
部内と第2タンク12上部内とを、第1空気流通パイプ14
で、又、第1タンク11上部内又は第2タンク12上部内と
第2流出口6内とを、第2空気流通パイプ15で、各々、
連通して成る。
【0011】第3の手段は、前記第1の手段を備え、か
つ、前記水位検知手段8は、複数の電極8a、8b…間の導
電度変化により検知するように構成して成る。
【0012】第4の手段は、受水口から装置内へ入る洗
濯排水のうち、光透過率が基準値以上のものを再利用水
として第1流出口へ、又、基準値未満のものを廃水とし
て第2流出口へ、流路切替弁により分別する方法におい
て、前記受水口1と第1、第2流出口5、6との間に共
通流路2を設けると共に、該共通流路の一部を透明通路
13に形成し、かつ、該透明通路内に光透過率測定の規準
となる光透過率を有する標準液体を流す行程と、前記透
明通路13の両側に、発光体7aと受光体7bとを対峙させて
形成した透過率検知手段7により、前記透明通路13及び
標準液体を光が通ったときの光透過率を検知する行程
と、前記透明通路13及び標準液体を光が通ったときの検
知透過率と、該標準液体の規準透過率とを対比して、こ
れら両透過率の差を減少させるように前記発光体7aの発
光量を増減させる行程とにより、前記透明通路13の汚れ
具合に対応して透過率検知手段7の検知レベルを自動的
に校正するように構成して成る。
【0013】第5の手段は、前記第4の手段を備え、か
つ、前記透過率検知手段7の検知レベルを校正すること
が不可能になったときには、異常報知手段16を作動させ
ると共に、前記洗濯排水を第2流出口6から排水するよ
うに構成して成る。
【0014】第6の手段は、受水口から装置内へ入る洗
濯排水のうち、光透過率が基準値以上のものを再利用水
として第1流出口へ、又、基準値未満のものを廃水とし
て第2流出口へ、流路切替弁により分別する方法におい
て、前記受水口1と第1流出口5及び第2流出口6との
間に共通流路2を設けて、該流路に透過率検手段7を設
置すると共に、該手段により洗濯排水の光透過率を検知
し、該光透過率が大から小へ変化するときには、光透過
率が第1基準値t1まで減少した時点で前記第2弁10を
開くと共に第1弁9を閉じ、又、光透過率が小から大へ
変化するときには、光透過率が前記第1基準値t1 より
も高い第2基準値t2 まで増加した時点で第1弁9を開
くと共に第2弁10を閉じるように構成して成る。
【0015】第7の手段は、受水口から装置内へ入る洗
濯排水のうち、光透過率が基準値以上のものを再利用水
として第1流出口へ、又、基準値未満のものを廃水とし
て第2流出口へ、流路切替弁により分別する方法におい
て、前記受水口1と第1流出口5及び第2流出口6との
間に共通流路2を設けて、該流路に透過率検手段7を設
置すると共に、該手段により洗濯排水の光透過率を検知
し、該光透過率が大から小へ変化するときには、光透過
率が第1基準値t1まで減少した時点で前記第2弁10を
開くと共に第1弁9を閉じ、又、光透過率が小から大へ
変化するときには、光透過率が前記第1基準値t1 より
も高い第2基準値t2 まで増加した時点で第1弁9を開
くと共に第2弁10を閉じるように構成して成る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3に従い、本願
発明の実施形態に係る排水分別装置の構成を説明する。
【0017】本願発明の装置は、受水口から入る洗濯排
水のうち、光透過率が基準値以上のものを再利用水とし
て第1流出口へ、又、基準値未満の排水を廃水として第
2流出口へ、流路切替弁により分別するように構成され
ている。
【0018】図1は、本願発明に係る装置の本体Aの断
面図である。同図中、1は受水口であり、該受水口は、
一本の共通の流路2と、該流路から分岐する第1管路3
及び第2管路4とを介して、各管路終端部に各々開口す
る第1流出口5及び第2流出口6に連通している。又、
前記共通流路2には、透過率検知手段7及び水位検知手
段8が設置されており、更に、前記第1管路3には第1
弁9が、又、第2管路4には第2弁10が設けられてい
る。
【0019】図示例では、前記共通流路2は、第1タン
ク11及び第2タンク12の各内部と、これら両タンクを連
通する透明通路13とで形成している。該透明通路には前
記透過率検知手段7を、又、第2タンク12内には水位検
知手段8を、それぞれ、設けている。又、前記第1、第
2タンク11、12 は、ともに底壁から起立する周壁上端を
頂板で閉塞して成る。
【0020】前記第1タンク11は、前記受水口1及び透
過率検知手段7の間の共通流路部分の容積を大とするこ
とで、透過率検知手段に至る前の排水の流れを停滞さ
せ、該排水中の泡が第1タンク11内上部の空気中へ抜け
るように構成したものである。従って、第1タンク11の
横断面積は、該タンク内に排水が留まる停滞時間を十分
に確保するように、前記透明通路13の縦断面積に対して
十分に大きくとる。又、図示例では、第1タンク11の周
壁上部には、前記透明通路の入口と反対側に位置させて
前記受水口1を設置することで、該受水口から入る排水
が直ちに透明通路13から流出しないように構成してい
る。
【0021】又、前記透明通路13は、前記第1タンク11
及び第2タンク12の各周壁下部の間に横設されている。
透明通路13は、該通路の少なくとも一部、例えば、対向
両側壁を透明に形成したものであり、必ずしも通路全体
が透明である必要はない。尚、「透明」とは、排水の光
透過率検知用の光線、例えば赤外線が通路を通過するこ
とができるという意味である。
【0022】又、前記透過率検知手段7は、発光体7a及
び受光体7bを、前記透明通路13外面の対称位置、例え
ば、側外方両側に、対峙させて成る。前記発光体及び受
光体としては、例えば、図2に示す発光素子及び受光素
子を用いることができる。
【0023】前記第2タンク12は、透過率検知手段7と
第1弁9及び第2弁10との間の共通流路部分の容積を大
として、後述の水位検知手段による多数段の水位検知の
ために排水を一時停止又は微速化させるように構成して
いる。
【0024】又、第1タンク11及び第2タンク12の各内
部は、各タンク頂板に穿設した透孔間に、排水管を兼ね
る第1空気流通パイプ14を架設して、該パイプを介して
連通させてあり、更に、第2タンク12の内部は、その頂
板に設けた他の透孔から、排水管兼用の第2空気流通パ
イプ15を介して、第2弁10及び第2流出口6の間の第2
管路部分内へ連通させてある。尚、前記第2空気流通パ
イプ15は、第2タンク12に代えて、第1タンク11上部と
前記第2管路部分内とを連通させても良い。
【0025】又、前記水位検知手段8は、第2タンク12
の頂板から、2本以上の水位検知用電極8a、8b…を垂下
して成る。図示例では、該水位検知手段8は、水位検知
に用いる信号を発信する第1電極8aと、前記信号を受信
する長短2本の第2電極8b及び第3電極8cとを有し、こ
れら第1電極8a下端と、第2電極8b又は第3電極8cの各
下端とが第2タンク内排水を介して接続したときに、図
3に示す第2電極8bの下端位置h1 又は第3電極8cの下
端位置h2 を、それぞれ、排水の水位として検知するよ
うに構成されている。信号受信側の電極の数を増やすこ
とで、更に多数段の水位を検知することができる構成と
しても良い。第1電極8a及び第2電極8bは、ともに同じ
長さで、前記発光体7a及び受光体7bの何れの設置位置よ
りも上方に各電極下端を配置させてあり、これら両下端
に第2タンク12内排水の水面が達したときに、透明通路
13内の水位も発光体7a及び受光体7bの設置箇所よりも上
方にあるように形成されている。
【0026】又、本実施形態では、本願装置の本体Aに
は、ブザー及び表示素子から成る異常報知手段16、及
び、電源スイッチ17が設けられている(図2参照)。
【0027】図2は、本願発明に係る装置の制御部Bの
ブロック図である。
【0028】該制御部は、前述の水位検知手段、透過率
検知手段、第1、第2弁等を制御して順次操作するよう
構成されており、各制御を司る制御手段21、その制御プ
ログラムや各種データを記憶させた記憶手段22、及び、
操作表示手段23を有する。
【0029】又、該制御部は、前記水位検知手段に関連
して、該手段の第1電極8aに信号を送る発振回路24、第
2電極8b及び第3電極8cへ戻された信号を増幅するバン
ドパスアンプ(BPA)25、及び、その増幅信号により
第2タンク内の水面が第2又は第3電極下端に達したも
のと判定する水位判定回路26を有し、その判定信号を前
記制御手段21に伝達するように構成されている。
【0030】更に、制御部は、前記透過率検知手段に関
連して、第2タンク内の水面が第2電極下端に達した後
に、制御手段21が発光体7aへ作動指令を発し、受光体7b
の出力信号を、感度切換回路27を介して透過率検知回路
28へ伝達させ、該回路が判定した光透過率のレベルを制
御手段21に送るように構成されている。又、図示例で
は、発光体7aと制御手段21との間に、ドライブ補正回路
29を設けている。
【0031】更に又、制御部Bは、第1、第2弁に関連
して、制御手段21が、前記透過率検知回路28により判定
された光透過率を、記憶手段22に記憶させた光透過率の
基準値と比較して第1、第2弁の何れを開くかを、前記
第1、第2弁を駆動するパワースイッチング手段30に指
令するように構成している。
【0032】尚、図2中、41は商用電源である。
【0033】以上の構成に於いて、本願装置による排水
分別の行程を説明する。
【0034】まず、図1の状態において、本願排水分別
装置の第1弁9及び第2弁10は、何れも閉じられてい
る。該状態から、前記受水口1を洗濯機の排水ホース
(図示せず)に、又、第1流出口5を貯水槽(図示せ
ず)に、更に、第2流出口6を下水口(図示せず)に、
各々、接続して、洗濯機を作動させると、洗浄行程後の
洗浄水が受水口1から第1タンク11内に流れ込む。該洗
浄水は、第1タンク11内に一時的に滞留して、該水中に
気泡として含む空気を第1タンク11内に放出する。而し
て、該放出により気泡の含有量が低下した洗浄水は透明
通路13を通り、第2タンク12内に溜まる。尚、第1、第
2タンク内へ流入した洗浄水は、両タンク内の水位を上
昇させるが、各タンクの内部は第1、第2空気流通パイ
プ14、15を通じて第2流出口6外方の外気に通じている
ので、各タンク内の空気圧は一定に保たれる。
【0035】第2タンク内の水位が図3に示す第1、第
2電極8a、8bの各下端位置h1 に達すると、前述の如
く、制御部Bは、発光体7aを作動させ、その光線が、洗
浄水で充填された透明通路13を通過して受光体7bに到達
したときの光透過率を判定し、予め装置に記憶させた基
準値と比較して、第1、第2弁9、10を駆動して、洗浄水
の汚濁の具合に応じて分別を行う。洗浄行程に使用した
洗浄水は、後述の濯ぎ水に比べて汚れの程度が大きいの
で、通常ならば、第1弁9を閉じたまま、第2弁10が開
かれ、第2流出口6から下水路に流される。
【0036】次に、洗濯機が濯ぎ行程を終了したときに
は、濯ぎ水が受水口1から流入し、前記洗浄水と同じ行
程を経て、検知された光透過率と基準値と比較され、分
別が行われる。濯ぎ水は、通常ならば汚濁度が低いた
め、第1弁9が開いて、第1流出口5から貯水槽に送ら
れ、再利用分として貯水される。
【0037】尚、図4は、本願装置の排水分別性能の実
験結果を示しており、流出口切替えの基準値乃至目標値
として装置に指示した清浄度(光透過率に対応)をグラ
フの横軸に、又、実際に流出口の切替えが行われたとき
の排水の濁度(mg/リットル)をグラフの縦軸にそれぞれ
採ったものである。尚、上記実験には、実排水(◆)及
び調整排水(□)という二種類の排水サンプルを用いて
いる。各サンプルの実験データを示す記号◆、□がグラ
フの左上から右下へ連続していることから、装置に指示
した流出口切替えの目標値と実際の排水の濁度との間に
は一定の相関関係があり、目標値に応じた排水分別が行
われていることが判る。
【0038】更に、本願装置の作用及び機能を整理して
説明する。 本願装置は、既設の洗濯機に取り付けることにより、
洗濯排水の光透過率に応じて該排水の的確に分別するこ
とを可能とする。 透過率検知手段7は、発光体7a及び受光体7bの各設置
箇所より高い水位を水位検知手段8が検出した後に光透
過率を検知するように制御されているので、発光体7aが
発した光が透明通路内水面上方の空気中を通過すること
で、該空気の光透過率が排水の光透過率として誤って検
知されることを防止する。 第1タンク11は、該タンク内部で受水口1と透過率検
知手段7との間の共通流路部分を形成しているので、第
1タンク内に、透過率検知手段に至る前の排水流れを一
旦滞留させ、該排水中に気泡として存する空気を放出さ
せることができ、これにより、排水の光透過率検知にお
ける泡の影響を低減する。 第1空気流通パイプ14は、第1タンク11上部内と第2
タンク12上部内との間を、又、第2空気流通パイプ15
は、第2タンク12上部内と第2流出口6内との間を、連
通しているので、例えば、第1弁9及び第2弁10の閉弁
状態で受水口から洗濯排水が流入したときに、第1タン
ク11内の空気圧の上昇を阻止し、該圧力上昇により第1
タンク内排水からの泡の抜出しが抑制されることを防止
する。 又、前記両空気流通パイプ14、15は、排水管を兼ねて
おり、第1タンク11に収容しきれない過剰の排水を、第
1空気流通パイプ14を介して第2タンク12内へ、更に、
該第2タンクにも収容し切れない排水を、第2空気流通
パイプ15を介して、第2流出口6へ流すことで、洗濯機
からの円滑な排水を可能とする。 又、水位検知手段8は、第1、第2タンク11、12の頂
板から、第1電極8a、第2電極8b、第3電極8cを、それ
ぞれ、垂下させただけの簡単な構造で、可動部分がない
ので、洗濯排水の中に含まれているリントやヘドロ成分
などの影響を受けずに長期に亘って安定して水位を検知
できる。
【0039】次に、上記本願装置を用いた洗濯排水分別
方法の一つを説明する。
【0040】該方法は、透明通路13の汚れ具合などに対
応して光透過率の検知レベルを校正するものである。即
ち、透過率検知手段7は、透明通路13の外面両側に対峙
させた発光体7a及び受光体7b間の光の減少量から光透過
率を検知しているので、光が洗濯排水及び透明通路13を
通るときの光透過率は、洗濯排水のみの光透過率よりも
低下する。従って、透明通路13を通る際の光量減少を相
殺して、洗濯排水のみの光透過率を検知するためには、
予め発光体7aの発光量を増大させる補正を行い、透明通
路13を通る際の光量減少を相殺するという校正作業が必
要となる。以下、該校正のための演算方法、及び、校正
モードに於ける動作を説明する。
【0041】透過率検知手段が検知する光透過率をt0
洗濯排水の光透過率をt1、透明通路13の光透過率をt2
し、発光体7aの光量をi0、透明通路13で減衰した光量を
i1、i1の光が洗濯排水を通過して減衰した光量をi2とす
ると、 t0=t1×t2 ={(i2÷i1)(i1÷i0)}×100 (1) となる。透過率検知手段7として検知できるのは、t0
あるが、洗濯排水の光透過率t1をt0から知るためには、
(1)式の右半分(i1÷i0)を1となるように補正して
やればよい。補正係数をSとし、そのときに透過率検知
手段7が検知した光透過率をt0’とすると t0’={(i2÷i1)(i1÷i0)S}×100 (2) (i1÷i0)S=1なら、(1)(2)式より t0’=t1 で、t0’からt1を知ることが出来る。
【0042】(i1÷i0)S=1ということは、言いかえ
れば、i1の値がi0の値になるように、発光体7aの光量を
増してやればよいということである。光量を増した発光
体7aの光量をi0’とすると、 1=(i1÷i0)S =(i1÷i0)(i0’÷i0) (3) ただし、i0’=i0 2 ÷i1 本方法では、校正モードで、(3)式のi0を記憶した上
で、i0’を自動的に設定し、その値を保持し、その状態
で洗濯排水の光透過率の測定を行う。
【0043】次に校正モードの動作については、本装置
は、定期的に校正モードに入るように構成され、校正モ
ードに入ると、洗濯機の排水ホースと共に受水口1に接
続した給水弁(図示せず)が前記パワースイッチング手
段30により開いて、受水口1に標準液体を所定量供給す
る。ここでいう標準液体とは、その光透過率を、洗濯排
水の光透過率の規準として予め確認しておいたものを指
す。該標準液体が透明通路13内に満たされると、前記制
御手段21は、t0’=(i2÷i1)となるように発光体7aの
発光量i0’をドライブ補正回路29に指令し、その値を記
憶手段22に記憶させ、以後、次の校正時まではこの値を
用いて光透過率の検知を行う。即ち、このi0’の発光量
で光透過率検知をすれば、t0’の読みがそのまま洗濯排
水の光透過率となる。
【0044】前述の透明通路13は、該通路内を洗濯排水
が通過することにより、徐々にその壁面に汚れが蓄積
し、光透過率が低下するので、校正の度に少しづつi0
を上げる補正してゆく必要がある。尚、受光体7bの出力
を切り換える感度切換回路27を設けると、ドライブ補正
回路29と併せて、2桁の補正が可能となる。本方法は、
上記の如く自動校正を行うように構成したので、長期に
亘って光透過率の検知を精度良く行うことが出来る。
【0045】しかし、前述の校正手法も、透明通路13の
汚れが極端に酷くなれば、機能しなくなる。校正不能に
陥った場合には、異常報知手段16により、使用者に本願
装置のメンテナンスを促すと共に、該メンテナンス終了
まで、洗濯排水を第2流出口6より下水路へ排水し、第
1流出口5から既述貯水槽内へ流さないようにすると良
く、これにより、本来廃水として分別されるべき排水
が、分別操作を経ずに貯水槽に流れ込むことが防止され
る。
【0046】図5は、本願装置を用いた他の洗濯排水分
別方法の説明図である。本願装置は、既述の如く光透過
率の正確な検知を妨げる洗濯排水中の泡を低減させる
が、完全に零にすることは出来ない。
【0047】既述の如く洗濯排水中の泡含有量を低下さ
せるが、完全に零にはできず、従って、排水中に残存し
た泡により光透過率の検知精度が低下する虞がある。そ
こで、本方法では、発光体7aと受光体7bとの間の光路上
に泡があると必ず光透過率が低下することに着目して、
100ms毎に6回検知し、その中の最高値を洗濯排水
の光透過率として採用することとした。検知間隔は、本
来ならば、透明通路13を通る洗濯排水の速度及び泡の径
に応じて最適の間隔を選ぶことが望ましいが、、一応、
実験的に100msとし、又、該間隔中の検知回数は6
回とした。時刻T1 からT6 迄の6回の検知結果中、T
1 、T2 、T6 における各測定透過率a、b、fの大き
さは光透過率t1 であり、又、時刻T3 、T4 、T5
おける各測定透過率c、d、eの大きさはt1 未満であ
る。このパターンを見ると、測定透過率c、d、eは、
前記光路上に泡が存在して泡の影響を受けたときのも
の、又、測定透過率a、b、fは、そのような泡の影響
を受けていないときのものと考えられる。その結果、時
刻T6 においては、T1 とT6 との間の6回の測定透過
率のうちの最高値であるt1 が洗濯排水の光透過率と判
定される。同様に、時刻T7 ではT2 〜T7 の間で、
又、時刻T8 ではT3 〜T8 の間で、各区間における測
定透過率の最高値t1 を洗濯排水の光透過率と判定す
る。この場合は、洗濯排水の光透過率が変化していない
ことを意味する。このようにすることで、泡の影響を除
外して洗濯排水の光透過率を検知することが出来る。
【0048】図6は、本願発明に係る更に別の洗濯排水
分別方法の説明図である。同図中、曲線Lは、透過率検
知手段7が検知した光透過率の経時変化を示す。
【0049】本願装置では、第1、第2弁9、10の開閉切
換えを行う基準値付近で洗濯排水の光透過率が変化する
と、両弁が頻繁に動作してその耐久寿命を縮める虞があ
る。又、透過率検知手段7と第1、第2弁9、10との間に
は、第2タンク12が存在する結果として光透過率の変化
のタイムラグが生じるが、その結果、例えば、受水口か
ら流れ込む排水の光透過率が漸増していく場合、透過率
検知手段設置箇所での排水の光透過率が基準値に到達し
た時点で、未だ光透過率が基準値未満の第2タンク内の
排水が第1弁を介して貯水槽に送られるという不都合が
生じ得る。
【0050】これら不都合を解決するため、本方法は、
弁開閉の切換え動作に一種のヒステリシスを持たせてい
る。即ち、本来ならば、曲線Lが第1の基準値t1 と交
わる時刻T1 、T2 、T3 、T4 の全てで第1弁9と第
2弁10が、交互に切り換わるところ、本方法では、第1
基準値t1 より少し高い第2の基準値t2 を設定し、洗
濯排水の光透過率が高い方から低い方に変化するときに
は、第1の基準値t1まで減少した時刻T1 で第1弁9
から第2弁10に切り換わり、光透過率が低い方から高い
方に変化するときは、第2基準値t2 に達した時刻T5
で、第2弁10から第1弁9に切り換わるようにしてい
る。尚、前述第1基準値t1 は、貯水槽へ分別される排
水に要求される最低限度の基準値であり、又、第2基準
値t2 は、前述のタイムラグにより、透過率検知手段の
設置点に比べて第1、第2弁9、10に於ける排水の光透過
率が低くなる場合を想定して、予め第1基準値よりも余
裕を持たせて高めに設定したものである。この余裕分、
即ち、第2基準値t2 と第1基準値t1 との差は、前述
のタイムラグによる光透過率変化の遅れを相殺できるよ
うに定める。
【0051】
【発明の効果】本願発明は如上の構成であり、請求項1
の発明によれば、上記受水口1と、上記第1弁及び第2
弁との間に設けた共通流路2に、透過率検知手段7及び
水位検知手段8を設置し、かつ、透過率検知手段の設置
場所における水位が、該手段による光透過率検知位置よ
りも高いときにだけ、第1、第2弁9、10のいずれかが開
弁して排水分別を行うように構成したから、上記水位検
知手段により、透過率検知用光線の光路が排水の水面下
にあると判定した上で開弁させることができ、従って、
例えば、上記水位が光透過率検知位置に達しないとき
に、光透過率が基準値に満たない排水が貯水槽に分別さ
れるような誤作動を確実に防止できる。
【0052】又、請求項2の発明によれば、次の効果を
奏する。 ○前記受水口1と透過率検知手段7との間の共通流路部
分を、第1タンク11内で形成したから、透過率検知手段
に至る前に、排水の流れを第1タンク内に停滞させ、排
水中の泡を第1タンク11上部内の空気中に逃がすこと
で、光透過率の正確な検知を妨げる泡の含有量を低減し
て、検知精度を向上することができる。 ○第1タンク11上部内と第2タンク12上部内とを、第1
空気流通パイプ14で、又、第1タンク11上部内又は第2
タンク12上部内と第2流出口6内とを、第2空気流通パ
イプ15で、各々、連通したから、例えば、第1、第2弁
9、10を閉じた状態で装置内に洗濯排水が流れ込んだとき
に、第1タンク11内が水位上昇しても該タンク内の空気
圧を一定に維持することができ、従って、該空気圧上昇
により、前記排水中の泡が第1タンク内の空気中に抜け
難くなることがなく、前記泡低減による検知精度向上と
いう効果を、一層確実とすることができる。
【0053】又、請求項3の発明によれば、前記水位検
知手段8は、複数の電極8a、8b…間の導電度変化により
検知するように構成したから、可動部分を設ける必要の
ない、即ち、汚れに強い構造とすることができ、従っ
て、長期間に亘って安定した水位検知が可能となる。
【0054】又、請求項4の発明によれば、透明通路13
内に光透過率測定の規準となる光透過率を有する標準液
体を流すと共に、透明通路13及び標準液体を光が通った
ときの検知透過率と、該標準液体の規準透過率とを対比
して、これら両透過率の差を減少させるように前記発光
体の発光量を増減させるから、前記透明通路13内面の汚
れの影響を排除して、長期に亘って検知精度を保持でき
る。
【0055】又、請求項5の発明によれば、前記透過率
検知手段7の検知レベルを校正することが不可能になっ
たときに異常報知手段16を作動させると共に、前記洗濯
排水を第2流出口6から排水することとしたから、メン
テナンスの必要性を装置の使用者に知らせることがで
き、かつ、使用者が知らないうちに、汚れた排水が光透
過率検知による分別を経ないで第1流出口5から貯水槽
に流れ込む虞がない。
【0056】又、請求項6の発明によれば、透過率検知
手段7によって所定時間毎に洗濯排水の光透過率を測定
すると共に、その測定透過率の最新データと、該最新デ
ータから最も近い過去所定数回のデータとのうち、最高
の測定透過率を与えるデータを選んで、その最高透過率
を検知透過率として判定するから、洗濯排水が泡を含ん
でいても、該泡の影響により光透過率が低くなった不適
切なデータを除去することで、適切なデータに基づいて
精度の高い検知を行うことができる。
【0057】更に又、請求項7の発明によれば、次の効
果を奏する。 ○光透過率が大から小へ変化するときと、光透過率が小
から大へ変化するときとで、各々、第1、第2弁9、10の
閉状態及び閉状態を切り替える際の透過率の基準値とし
て、値の異なる第1基準値t1 及び第2基準値t2 を採
用したから、単一の基準値に基づいて第1、第2弁9、10
の開閉を切り替えることとした場合の如く、該基準値近
辺で光透過率が細かく変化したときに、第1、第2弁が
頻繁に動作して故障することを防止することができる。 ○前述の弁開閉の切替えの際の基準値として、光透過率
が小から大となるときの第2基準値t2 を、光透過率が
大から小となるときの第1基準値t1 よりも大としたか
ら、単一の基準値として第1基準値t1 を採用した場合
の如く、例えば、洗濯排水の光透過率が漸増するとき
に、透過率検知手段7と第1、第2弁9、10との間の光透
過率変化のタイムラグにより、光透過率が第1基準値t
1 未満の排水が貯水槽に送られることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る洗濯排水分別装置本体の一部
縦断面図である。
【図2】 図1装置の制御部の回路ブロック図である。
【図3】 図1装置の水位検知手段の説明図である。
【図4】 図1装置の分別性能の実験結果を表す図であ
る。
【図5】 本願発明に係る洗濯排水分別方法の説明図で
ある。
【図6】 本願発明に係る他の洗濯排水分別方法の説明
図である。
【符号の説明】
A…装置本体 1…受水口 2…共通流路 3…第1管路 4…第2管路 5…第1流出口 6…第2流出口 7…透過率検知手段 7a…発光体 7b…受光体 8…水位検知手段 8a…第1電極 8b…第2電極 8c…第3電極 9…第1弁 10…第2弁 11…第1タンク 12…第2タンク 13…透明通路 14…第1空気流通パイプ 15…第2空気流通
パイプ 16…異常報知手段 17…電源スイッチ B…制御部 21…制御手段 22…記憶手段 23…操作表示手段 24…発振回路 25…バンドパスアンプ(BPA) 26…水位判定回路 27…感度切換回路 28…透過率検知回
路 29…ドライブ補正回路 30…パワースイッ
チング手段 41…商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 信康 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 大澤 武彦 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 三好 弘治 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 見城 好豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D061 AA10 AB10 3B155 AA18 AA19 BA18 BA23 BB14 BB19 FC01 FC03 FC06 FD01 FD02 FD06 FD08 JB06 KA15 KA19 KB09 KB14 LA14 LA15 LB22 LB36 LC07 LC08 LC28 MA02 MA05 MA07 MA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受水口から装置内へ入る洗濯排水のう
    ち、光透過率が基準値以上のものを再利用水として第1
    流出口へ、又、基準値未満のものを廃水として第2流出
    口へ、流路切替弁により分別する装置において、 上記第1流出口5の入口に第1弁9を、又、第2流出口
    6の入口に第2弁10を、それぞれ設けると共に、上記受
    水口1と、上記第1弁9及び第2弁10との間に共通流路
    2を設け、該共通流路に透過率検知手段7及び水位検知
    手段8を設置し、透過率検知手段の設置場所における水
    位が、該手段による光透過率検知位置よりも高いときに
    だけ、第1、第2弁9、10のいずれかが開弁して前記排水
    分別を行うように構成された洗濯排水分別装置。
  2. 【請求項2】 前記受水口1と透過率検知手段7との間
    の共通流路部分を、第1タンク11内で、又、透過率検知
    手段7と第1弁9及び第2弁10との間の共通流路部分
    を、第2タンク12内で、それぞれ、形成すると共に、第
    1タンク11上部内と第2タンク12上部内とを、第1空気
    流通パイプ14で、又、第1タンク11上部内又は第2タン
    ク12上部内と第2流出口6内とを、第2空気流通パイプ
    15で、各々、連通したことを特徴とする、請求項1記載
    の洗濯排水分別装置。
  3. 【請求項3】 前記水位検知手段8は、複数の電極8a、
    8b…間の導電度変化により検知するように構成した請求
    項1記載の洗濯排水分別装置。
  4. 【請求項4】 受水口から装置内へ入る洗濯排水のう
    ち、光透過率が基準値以上のものを再利用水として第1
    流出口へ、又、基準値未満のものを廃水として第2流出
    口へ、流路切替弁により分別する方法において、 前記受水口1と第1、第2流出口5、6との間に共通流
    路2を設けると共に、該共通流路の一部を透明通路13に
    形成し、かつ、該透明通路内に光透過率測定の規準とな
    る光透過率を有する標準液体を流す行程と、 前記透明通路13の両側に、発光体7aと受光体7bとを対峙
    させて形成した透過率検知手段7により、前記透明通路
    13及び標準液体を光が通ったときの光透過率を検知する
    行程と、 前記透明通路13及び標準液体を光が通ったときの検知透
    過率と、該標準液体の規準透過率とを対比して、これら
    両透過率の差を減少させるように前記発光体7aの発光量
    を増減させる行程とにより、 前記透明通路13の汚れ具合に対応して透過率検知手段7
    の検知レベルを自動的に校正することを特徴とする洗濯
    排水分別方法。
  5. 【請求項5】 前記透過率検知手段7の検知レベルを校
    正することが不可能になったときには、異常報知手段16
    を作動させると共に、前記洗濯排水を第2流出口6から
    排水するように構成された請求項4の洗濯排水分別方
    法。
  6. 【請求項6】 受水口から装置内へ入る洗濯排水のう
    ち、光透過率が基準値以上のものを再利用水として第1
    流出口へ、又、基準値未満のものを廃水として第2流出
    口へ、流路切替弁により分別する方法において、 前記受水口1と第1流出口5及び第2流出口6との間に
    共通流路2を設けて、該流路に透過率検知手段7を設置
    すると共に、該手段により所定時間毎に洗濯排水の光透
    過率を測定し、その測定透過率の最新データと、該最新
    データから最も近い過去所定数回のデータとのうち、最
    高の測定透過率を与えるデータを選んで、その最高透過
    率を検知透過率として判定するように構成した洗濯排水
    分別方法。
  7. 【請求項7】 受水口から装置内へ入る洗濯排水のう
    ち、光透過率が基準値以上のものを再利用水として第1
    流出口へ、又、基準値未満のものを廃水として第2流出
    口へ、流路切替弁により分別する方法において、 前記受水口1と第1流出口5及び第2流出口6との間に
    共通流路2を設けて、該流路に透過率検手段7を設置す
    ると共に、該手段により洗濯排水の光透過率を検知し、
    該光透過率が大から小へ変化するときには、光透過率が
    第1基準値t1まで減少した時点で前記第2弁10を開く
    と共に第1弁9を閉じ、又、光透過率が小から大へ変化
    するときには、光透過率が前記第1基準値t1 よりも高
    い第2基準値t2 まで増加した時点で第1弁9を開くと
    共に第2弁10を閉じるように構成した、洗濯排水分別方
    法。
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