JP2001104416A - 大腿筋訓練装置 - Google Patents

大腿筋訓練装置

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JP2001104416A JP28396599A JP28396599A JP2001104416A JP 2001104416 A JP2001104416 A JP 2001104416A JP 28396599 A JP28396599 A JP 28396599A JP 28396599 A JP28396599 A JP 28396599A JP 2001104416 A JP2001104416 A JP 2001104416A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝関節にかかる負担を少なくしながら大腿筋
を鍛え、訓練条件を定量的に管理でき、かつ訓練状態を
使用者が認識することができる訓練装置を提供する。 【解決手段】 軽度屈曲させた下肢の膝窩部を載置させ
る荷重受部3と、荷重受部3にかかる荷重を検出するセ
ンサ9と、訓練用プログラムを設定するための制御部1
0とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膝の疾患を有する
患者が大腿筋を鍛えるための訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】靭帯損傷、変形性膝関節症等の疾患に伴
い大腿筋、即ち大腿四頭筋(大腿直筋、外側広筋、中間
広筋)、ハムストリング(大腿の後側の筋、大腿二頭
筋、半腱様筋、半膜様筋)が衰えた場合には、大腿筋を
鍛える必要がある。大腿筋は下肢の伸展又は屈曲筋とし
て大きな役割を占めると同時に膝関節の安定性にも大き
く関与するものと考えられており、又下肢筋肉の中で大
きな筋肉であり、筋力低下による他組織への影響が大き
いものである。その為筋力低下時の筋力増強を行うこと
は疾病等による膝関節への負担を軽減する効果がある。
従来行われている大腿筋訓練法は、主として以下の4つ
である。第1は下肢の挙上訓練と称するもので、下肢を
重力に逆らうように上方へ挙げることを繰り返し行う方
法であり、第2はスクワットと称し膝を屈伸させる方法
であり、第3は座位にての下肢の蹴り出し運動であり、
第4は歩行である。第1、第2、第4の方法は大腿四頭
筋及びハムストリングの両方の筋力に対して増強の効果
があり、第3の方法は大腿四頭筋を中心とした訓練方法
である。第1の方法に対しては足首に錘を付けて負荷の
増強を図り、第2の方法に対しては上体に錘を載せるこ
とにより負荷の増強を行い、第3の方法に対しては座位
で足に錘を付けたり、足首等にゴム等の弾性体を付けて
引張ることにより負荷の増強を図り、第4の方法に対し
ては体に錘をつけたり、坂道歩行により負荷を強めるよ
うにし、それぞれの手段に対応した装置が存在してい
る。以上述べた従来の方法は、いずれも重力方向と逆に
運動することによって大腿筋を鍛える方法であり、基本
的に下腿部が力点又は支点となることで大腿筋を鍛える
ものである。これは力点が膝関節より遠位にあるため、
膝に対し余計な負担が大きく、また訓練を定量的に把
握、管理することが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、膝関
節にかかる負担を少なくしながら大腿筋を鍛え、訓練条
件(負荷、時間、回数)を定量的に管理でき、かつ訓練
状態を使用者が認識することができる訓練装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、軽度屈曲させた下肢の膝窩部を
載置させる荷重受部と、荷重受部にかかる荷重を検出す
るセンサと、訓練用プログラムを設定するための制御部
とを備える。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、底板の上方に
上下方向に移動可能に配置した荷重受部と、底板の上部
に上下方向に調整可能に配置した調整板と、調整板と荷
重受部との間に挿入した負荷発生部と、荷重受部の変位
を検出するセンサとを備え、荷重受部上に軽度屈曲させ
た下肢の膝窩部を載せ、荷重受部に押し付けて、制御部
により予め設定された訓練用プログラムに従い大腿筋の
強化訓練を行い得るようにするのが好ましい。
【0006】調整板に調整部を取り付け、この調整部を
操作することにより調整板を上下に移動し、調整板と荷
重受部との距離を変化させることにより両者間に挿入さ
れた負荷発生部の設定負荷値を調整可能なようにし、使
用者の症状に合わせて適切な負荷値を選択することがで
きる。
【0007】底板の上方に上下方向に移動可能に配置し
た荷重受部と、底板の上部に上下方向に調整可能に配置
した調整部と、底板と荷重受部との間に挿入した負荷発
生部と、調整部の端部に配置し荷重受部の変位を検出す
るセンサとを備え、調整部を操作することによりセンサ
と荷重受部との距離を変化させ、負荷発生部の設定負荷
値を調整可能なようにし、使用者の症状に合わせて適切
な負荷値を選択することができる。
【0008】底板の上方に上下方向に移動可能に配置し
た荷重受部と、底板上に荷重受部と対向するように圧力
センサとを備え、荷重受部にかかる荷重を直接検出する
ようにし、予め設定した訓練用プログラムに従い使用者
が荷重をかけるようにしてもよい。
【0009】荷重受部は鞍状に形成し、膝窩部が安定し
て載置されるようにするのがよい。荷重受部の表面に
は、使用するときの感触をよくするためにクッション材
を、摩擦を少なくするために表面の滑りのよい素材を設
置するとよい。又、荷重受部はスライダーとスライダー
を案内するリニアレールとにより上下方向に移動可能に
底板上に支持することができる。
【0010】負荷発生部は例えばばねにより構成するこ
とができる。
【0011】センサは、スイッチ、圧力センサ、又はポ
テンショメータとして構成することができる。
【0012】訓練用プログラムとしては、下肢により訓
練装置に加えるべき負荷の大きさ、負荷を継続して加え
るべき時間、負荷を加える繰返し回数、負荷状態の表示
等がある。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0014】図1は本発明の実施例を示し、aは概略斜
視図、bは縦断正面図である。なお図のaは内部構造を
分かり易くするため荷重受部を透明な形で示してある。
1は全体を支える底板、2は底板1の上方に置かれ負荷
を調整するための調整板、3は鞍状に形成された荷重受
部、4は荷重受部3の膝窩部を載せる天板、5は調整板
2の上に設けられ荷重受部3との間に挿入されたばね等
で構成した負荷発生部、6は荷重受部3の両側の側壁に
設けられた中空筒状のスライダー、7はスライダー6を
貫通しスライダー6を上下方向に移動案内するリニアレ
ール、8は調整板2の位置を上下方向に調整し調整板2
と荷重受部3との間隙を変化させて負荷発生部の負荷値
を調整するための調整部、9は底板1の一端に荷重受部
3と対向して置かれ荷重受部3の変位を検出して信号を
送出するセンサ、10は制御部である。センサ9として
は、所定の変位位置でスイッチング動作するスイッチ、
荷重受部の変位、或は負荷発生部にばねを使用した場合
にはばねの変位を電気抵抗により電気信号に変換するポ
テンショメータ、荷重受部から伝達される力を検出する
圧力センサ等を使用することができる。制御部10は訓
練用のプログラムに必要な種々の負荷条件、即ち下肢が
訓練装置に加えるべき負荷の大きさ、その継続時間、繰
返し回数等を設定すると共に、設定された目標の負荷状
態に達したか否かを視覚的又は聴覚的に表示する機能を
有している。
【0015】図2は図1に示す訓練装置の使用方法の説
明図である。使用者は座位又は仰臥の姿勢をとり、下肢
21の膝窩部22が荷重受部3の天板4上に位置するよ
うに訓練装置の上に下肢21を乗せ、荷重受部4を負荷
発生部5により上向きに生ぜしめられる押上げ力に抗し
て下方に押し込むように下肢に矢印方向に所定時間持続
して力をかけることを所定回数繰り返すことにより大腿
筋の強化訓練を行う。その下肢が加えるべき力、継続時
間、回数は制御部10に予め設定したプログラムに従
う。
【0016】図3は本発明の訓練装置を使用して行う訓
練全体のフローチャートの一例で、センサとしてポテン
ショメータを用いた場合について示したものである。A
は制御部9に対し訓練用プログラムに従い種々の設定を
行うためのフローチャート、Bは訓練に対するフローチ
ャートである。前述のよう下肢を訓練装置の荷重受部3
の天板4上に乗せると、荷重受部3に脚の重量が負荷さ
れる(ステップS1)。その重量は被使用者の脚の重
量、脚の乗せ方によって異なり、例えば0〜20kgの
範囲にある。この重量がポテンショメータ9によって検
出され、例えば0〜10mmの範囲で変位する(ステッ
プS2)。脚の重量の相違による負荷値の差を補償して
較正するため、ポテンショメータの初期値を基準値0に
設定する(ステップS3)。次いで負荷値を例えば5k
g、10kg、15kg、20kgに設定する(ステッ
プS4)。これは調整部7を操作し、調整板2を上下に
移動してポテンショメータの変位量を設定することによ
って行われる。また、タイマー時間を例えば5秒、10
秒、15秒、20秒に設定する(ステップS5)。訓練
を開始し、脚で訓練装置を押し込み(ステップS6)、
先に設定された負荷値(5、10、15又は20kg)
を越えると(ステップS7)、制御部10のブザーが鳴
り(ステップS8)、一方タイマーがスタートし(ステ
ップS9)、設定時間になるとブザーが止まる(ステッ
プS10)。それにより脚を挙げると負荷値が0kgと
なり(ステップS11)、訓練装置の変位が0となる
(ステップS12)。その回数のカウントが行われ(ス
テップS13)、タイマーが0秒に戻り(ステップS1
4)、以上の操作が所定回数行われカウント数が設定値
になったとき訓練が終了する。
【0017】図4はセンサとしてポテンショメータを使
用する場合のフローチャートの詳細図である。図3のフ
ローチャートで説明したように、脚を訓練装置の荷重受
部3に載せる(ステップS1)と脚の重量により荷重受
部3の天板4が下方に変位するが(ステップS2)、こ
こで制御部に設けたSW3をONに操作する(ステップ
S3)ことによって最初載せた膝の重量によるポテンシ
ョメータの出力信号を消去するような信号が加えられて
較正が行われ(ステップS4)、基準値0に設定され
る。次いで膝裏で訓練装置の荷重受部3を押すと(ステ
ップS5)、荷重受部3の天板が下方へ変位する(ステ
ップS6)。変位が設定値の5mm以上か否かが判断さ
れ(ステップS7)、5mm以上の場合には制御部10
内に設けた音声発生装置がメロディーを鳴らし始める
(ステップS8)。次いで時間計測が起動し(ステップ
S9)、変位が5mm以上を維持しているか否かが判断
され(ステップS10)、維持している場合には時間が
計測され(ステップS11)、変位が5mmより低下し
た場合には制御部10は警告音を鳴らし(ステップS1
2)、計測は停止する(ステップS13)。計測された
時間は積算され(ステップS14)、例えば設定した1
0秒が経過すると制御部10のメロディーが止まり(ス
テップS15)、1回カウントする(ステップS1
6)。そこでカウント数が設定された回数の例えば10
回に達しているか否かが判断され(ステップS17)、
10回に達していなければ積算時間はリセットされ(ス
テップS18)、 一旦膝を装置から離すか力を抜く
(ステップS19)。再び膝を訓練装置の上に載せ(ス
テップS1)、膝裏で装置を押し込む(ステップS
5)。なお、この両ステップ間には最初の場合のような
較正のためのステップS2、S3は必要としない。以後
ステップS6以降と同様の運動をし、その結果のカウン
トが順次積算されステップS17において設定された1
0回に達すると、制御部10はブザーを鳴らす(ステッ
プS20)。この状態で下肢を挙げ(ステップS2
1)、訓練は完全に終了する(ステップS22)。制御
部10内に設けたスイッチSW2が遮断され(ステップ
S23)、積算時間がリセットされる(ステップS2
4)。ステップS14において積算時間が10秒に満た
なかったときは再びステップS10に戻る。なお時間計
測については、上述の例では積算時間を計測するものに
ついて説明した。即ち訓練の途中で設定負荷より実際の
荷重が低下した場合でもその後更に荷重を増加させるこ
とを許容し、設定値を越えた時間を積算するものであ
る。しかしこのような訓練方法では効果が薄いと考えら
れる場合には、一旦訓練を始めて途中で設定値を下回っ
たときにはそれまでの時間を0とし、荷重が連続して設
定値を超える時間のみを計測し得るように連続時間を設
定することもできる。
【0018】図5は圧力センサを使用した場合のフロー
チャートの詳細図である。圧力センサは負荷発生部に発
生した反力を検出し、その値を電気信号として制御部1
0に送る。この場合も図4に示すフローチャートとほぼ
同様の流れで訓練が行われ、同等部分には同符号が付さ
れている。この場合は脚を荷重受部3に脚を載せると荷
重受部の天板が変位し、負荷発生部により発生された反
力を圧力センサが直接検出し、設定した負荷値例えば1
0kg以上になったか否かを判断し(ステップS7)、
反力が設定した負荷値以上を維持しているか否かが判断
される(ステップS10)。
【0019】図6はセンサとしてスイッチを使用する場
合のフローチャートの詳細図で、図4に示すポテンショ
メータを使用する場合とほぼ同様の流れで訓練が行わ
れ、各ステップは図4と同等の符号が付されている。こ
の場合の最初膝を乗せたときの膝の重量による変位の較
正は、図4の場合と異なりセンサとしてのスイッチと荷
重受部3との間隙を変化させることによって行われる。
膝を乗せた後力を加えた結果荷重受部3の天板が変位し
たとき(ステップS6)、所定値以上の変位があるとス
イッチSW1がONし(ステップS7)、ステップS1
0においてなおスイッチSW1がON状態を持続してい
るときは時間を計測し(ステップS11)、SW1がO
FF状態のときは図4のフローチャートと異なりメロデ
ィーが停止し(ステップS24)、計測が停止され(ス
テップS25)、スイッチがON状態を維持しているか
否かが判断され(ステップS26)、ON状態が維持さ
れていればメロディーが再開し(ステップS27)、時
間の計測が行われる(ステップS11)。ステップS2
6において0N状態が維持されていなければ、即ちOF
Fの状態であれば再びメロディーは停止する(ステップ
S24)、という動作を繰り返す。また、ステップS1
4において積算時間が所定値になったときはメロディー
が停止すると共に警告音が所定時間鳴り(ステップS1
5)、カウントする点も図4のフローチャートと相違し
ている。なお、ステップS23において遮断されるスイ
ッチSW2はステップS7、ステップS10で動作する
センサとしてのスイッチSW1とは別のスイッチであ
る。このフローチャートにおいても上述の相違点につい
て図4、図5に示すフローチャートと同様の動作を行わ
せることもできるし、また図4、図5に示すフローチャ
ートの一部を変更して図6のフローチャートの上述の動
作を行わせることも可能である。
【0020】図7は本発明の異なる実施例の、aは縦断
正面図、bは一部切欠側面図である。図1と同等部分に
は同符号が付されている。この実施例においては、図1
の実施例と異なり、負荷発生部の負荷値を調整する調整
板は存在せず、底板1の中心部に設けられた調整部8の
上にセンサ9が配置され、このセンサ9は荷重受部3の
内側に設けた突出部71と対向し、調整部8を調整する
ことによりセンサ9と突出部71との間の距離を変化さ
せることにより負荷値を調整するようになっている。鞍
状に形成された荷重受部3の内側両端に設けられた中空
筒状のスライダー6と底板1上に植立されスライダー6
を案内するリニアレール7とから構成される支持部が底
板1と荷重受部3との間の左右両側にそれぞれ1基ずつ
配置され、この各支持部の両側に、ばね等から構成され
た負荷発生部5が設けられている。制御部10は底板1
の上に置かれている。この訓練装置の動作については図
1に示す実施例とほぼ同様である。即ち、荷重受部3の
天板4上に膝窩部が置かれ力が加えられると、荷重受部
3が沈み、その内側の突出部71とセンサ9とが作用し
合い、荷重受部3の変位ないし負荷発生部の反力が検出
される。
【0021】図8は更に本発明の異なる実施例の使用状
態の説明図である。図1の実施例と同等部分には同符号
が付されている。この実施例では、底板1が鞍状に形成
され、その天板81の下部に下肢82を挿入できるよう
に構成されており、底板1の天板81上に調整板2が置
かれ、荷重受部3にベルト83が掛けられている点が図
1の実施例と異なっている。この訓練装置においては、
下肢82を底板1の天板4の下方に挿入し、膝窩部84
の上側、下側をベルト83で支持し、下肢に力を入れる
と、ベルト83を介して荷重受部3が下方に移動する。
【0022】上述の各実施例においては負荷発生部を備
えることにより、使用者が下肢に負荷を加えたことを明
確に認識することができ、訓練に対する積極姿勢を助長
すると共に満足感を得る効果がある。
【0023】図9は負荷発生部を持たない別の実施例
の、aは縦断正面図、bは一部切欠側面図で、図1と同
等部分には同符号が付されている。この実施例において
は、図1の実施例と異なり、負荷発生部を備えず、従っ
て調整板も備えていない。底板1の中心部に突出部91
を有し、この突出部91の上に圧力センサ92が荷重受
部3の天板4の内面93と若干の間隙94を介して対向
するように配置されている。底板1は更に両側にそれぞ
れ2個の支持部95を有し、荷重受部3の内側の両側に
それぞれ2個設けられた突起96との間にばね97が挿
入されている。このばねは図1の負荷発生部としてのば
ねとは異なり、荷重受部に対する負荷を発生せしめるも
のではなく、荷重受部の支持と、使用者が荷重受部3に
膝を置き力を入れたとき、ばねによる僅かな抵抗を感じ
て訓練しているという感覚を味わい得るようにするため
のものである。この訓練装置においては、使用者が力を
加え荷重受部3が沈み込み、圧力センサ92に当たり力
が作用すると、圧力センサ92はその力を検出し、予め
制御部10により設定されている訓練用プログラムに従
い訓練を実施することができる。この実施例による訓練
装置は、極めて簡単な構成で小型に形成することができ
る。
【0024】本発明の訓練装置は、通常座位又は仰臥の
姿勢で使用するものであるが、その他、横臥の姿勢でも
よく、更に上述の装置の天地を逆にして伏臥の姿勢で使
用することも、患者の症状により座位や仰臥の姿勢をと
ることが困難な場合には可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、膝関節や足関節にあま
り負担をかけることなく大腿筋の強化訓練を行うことが
できるから、これらの関節に負担をかけにくい状態の症
状においても大腿筋の訓練を実施でき、早期リハビリテ
ーションも可能になり、また制御部を使用することによ
り、症状に応じて適切な負荷値、負荷時間を設定し、顕
著に筋力低下した大腿筋に対して適度の訓練を実施する
ことができ、筋力増強としての効果を期待することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、aは概略斜視図、bは縦断
正面図である。
【図2】図1に示す実施例の使用方法の説明図である。
【図3】本発明の実施例の訓練全体のフローチャートで
ある。
【図4】本発明のセンサとしてポテンショメータを使用
した場合のフローチャートである。
【図5】本発明のセンサとして圧力センサを使用した場
合のフローチャートである。
【図6】本発明のセンサとしてスイッチを使用した場合
のフローチャートである。
【図7】本発明の異なる実施例の、aは縦断正面図、b
は一部切欠側面図である。
【図8】本発明の更に異なる実施例の使用状態の説明図
である。
【図9】本発明の更に異なる実施例の、aは縦断正面
図、bは一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 底板 2 調整板 3 荷重受部 4 荷重受部の天板 5 負荷発生部 6 スライダー 7 リニアレール 8 調整部 9 センサ 10 制御部 21 下肢 22 膝窩部 71 突出部 81 底板の天板 82 下肢 83 ベルト 84 膝窩部 91 突出部 92 圧力センサ 93 荷重受部 94 間隙 95 支持部 96 突起 97 ばね

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽度屈曲させた下肢の膝窩部を載置させ
    る荷重受部と、荷重受部にかかる荷重を検出するセンサ
    と、訓練用プログラムを設定するための制御部とを備え
    ることを特徴とする大腿筋訓練装置。
  2. 【請求項2】 底板の上方に上下方向に移動可能に配置
    した荷重受部と、底板の上部に上下方向に調整可能に配
    置した調整板と、調整板と荷重受部との間に挿入した負
    荷発生部と、荷重受部と対向するように底板上に配置し
    たセンサとを備えることを特徴とする請求項1記載の大
    腿筋訓練装置。
  3. 【請求項3】 調整板に調整部を取り付け、調整部を操
    作することにより調整板と荷重受部との距離を変化させ
    ることにより負荷発生部の負荷値を調整可能にしたこと
    を特徴とする請求項2記載の大腿筋訓練装置。
  4. 【請求項4】 底板の上方に上下方向に移動可能に配置
    した荷重受部と、底板の上部に上下方向に調整可能に配
    置した調整部と、底板と荷重受部との間に挿入した負荷
    発生部と、調整部の端部に荷重受部と対向するように配
    置したセンサとを備えることを特徴とする請求項1記載
    の大腿筋訓練装置。
  5. 【請求項5】 底板の上方に上下方向に移動可能に配置
    した荷重受部と、荷重受部と対向するように底板上に配
    置した圧力センサとを備えることを特徴とする請求項1
    記載の大腿筋訓練装置。
  6. 【請求項6】 荷重受部が鞍状に形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の大腿筋訓練装置。
  7. 【請求項7】 荷重受部がスライダーとスライダーを案
    内するリニアレールとにより底板上に支持されているこ
    とを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載
    の大腿筋訓練装置。
  8. 【請求項8】 負荷発生部がばねにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の大腿筋訓練装置。
  9. 【請求項9】 センサがスイッチとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の大腿筋訓練装置。
  10. 【請求項10】 センサが圧力センサとして構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の大腿筋訓練装置。
  11. 【請求項11】 センサがポテンショメータとして構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の大腿筋訓練
    装置。
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