JP2001102849A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2001102849A
JP2001102849A JP27339499A JP27339499A JP2001102849A JP 2001102849 A JP2001102849 A JP 2001102849A JP 27339499 A JP27339499 A JP 27339499A JP 27339499 A JP27339499 A JP 27339499A JP 2001102849 A JP2001102849 A JP 2001102849A
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JP
Japan
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conductor
antenna device
radiation
loop
radiation conductor
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JP27339499A
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Hiromichi Goto
弘通 後藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より一層の小型化が可能になるアンテナ装置
を提供する。 【解決手段】 接地導体1と、接地導体1に対向して配
置される放射導体2とを具備して形成されるアンテナ装
置に関する。放射導体2を閉ループ状のループ部3と、
ループ部3に内接して設けられる十字状の十字部4とか
ら形成すると共に、十字部4に給電部5を設ける。給電
部5から放射導体2の外形端までの経路長が長くなり、
放射導体2の外形の寸法を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信や移動体
通信などにおいて用いられるアンテナ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】衛星通信や移動体通信などの分野におい
て、アンテナ装置としては主にマイクロストリップアン
テナが用いられているが、これらの分野では通信機器の
小型化の要請から、アンテナ装置の小型化のニーズが高
い。
【0003】そこで、接地導体と放射導体を誘電体を介
して対向配置して形成されるアンテナ装置においては、
放射導体にスリット状の切り込みを入れることによって
共振周波数を低減し、放射導体の形状を小型化して、ア
ンテナ装置を小型化することが従来から行なわれてお
り、なかでも特開平6-252629号公報では、矩形
状に形成した放射導体の各辺に二本ずつ第一のスリット
状の切り込みを設けると共にこの第一のスリット状の各
切り込みにさらにL字型の第二のスリット状の切り込み
を設けることによって、このような切り込みのない方形
パッチ形状の放射導体に比べて、寸法比で58%の小型
化を達成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は通信機器の小型化の要請には不十分な場合があり、ア
ンテナ装置をさらに小型化することが要望されているも
のであった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、より一層の小型化が可能になるアンテナ装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
アンテナ装置は、接地導体1と、接地導体1に対向して
配置される放射導体2とを具備して形成されるアンテナ
装置において、放射導体2を閉ループ状のループ部3
と、ループ部3に内接して設けられる十字状の十字部4
とから形成すると共に、十字部4に給電部5を設けて成
ることを特徴とするものである。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、十字部4の十字の交点に給電部5を設けて成ること
を特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、接地導体1と放射導体2の間に誘電体6を介在
させて成ることを特徴とするものである。
【0009】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、放射導体2のループ部3を方形ルー
プ状に形成すると共にループ部3の対向する角部を外側
の頂部を面取りした形状の面取り部7として形成して成
ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、請求項1乃至4の
いずれかにおいて、放射導体2のループ部3を方形ルー
プ状に形成すると共にループ部3の対向する一組の角部
に縮退分離素子8を設けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0011】また請求項6の発明は、請求項1乃至5の
いずれかにおいて、放射導体2のループ部3と十字部4
に囲まれる間に他のアンテナ9を配置して成ることを特
徴とするものである。
【0012】また請求項7の発明は、請求項1乃至6の
いずれかにおいて、放射導体2を板金の打ち抜きで形成
すると共に樹脂成形品10に突設したボス11の先端に
この放射導体2をネジ止めで固定して取り付け、接地導
体1を板金の打ち抜きで形成すると共に樹脂成形品10
に突設した他のボス12の先端にこの接地導体1をネジ
止めで固定して取り付けて、放射導体2と接地導体1を
対向して配置して成ることを特徴とするものである。
【0013】また請求項8の発明は、請求項1乃至6の
いずれかにおいて、両面金属箔張り積層板14の一方の
片面の金属箔15のエッチング加工で放射導体2を形成
すると共に他方の片面の金属箔15のエッチング加工で
接地導体1を形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0014】また請求項9の発明は、絶縁基板16の一
方の片面にメッキによって放射導体2を形成すると共に
他方の片面にメッキによって接地導体1を形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】図1は請求項1の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、接地導体1は直角四辺形など方形の
金属板で形成してある。また放射導体2は閉ループ状の
ループ部3とループ部3の内周に一体に接続される十字
形の十字部4とから形成されるものであり、例えば金属
板の打ち抜き加工で作製することができる。ループ部3
は直角四辺形など方形の枠状に形成されるものであり、
また十字部4は縦片4aと横片4bが直交した十字形に
形成してあり、縦片4aと横片4bの交点は縦片4aの
長手方向の中心や横片4bの長手方向の中心からやや外
れた位置になるように設定してある。この十字部4は縦
片4aの両端部や横片4bの両端部がループ部3の四つ
の各辺に直交するようにループ部3に内接しているもの
である。
【0017】放射導体2はループ部3の外形が接地導体
1の外形と相似形で且つループ部3の外形が接地導体1
より小さくなるように形成されるものであり、接地導体
1の片面側に樹脂スペーサ20を介して放射導体2を配
置すると共に樹脂スペーサ20に接地導体1及び放射導
体2を固定することによって、放射導体2が樹脂スペー
サ20による空間を介して接地導体1に平行に対向配置
された図1のようなアンテナ装置を組み立てることがで
きるものである。ここで、放射導体2の十字部4には金
属の給電ピン21を取り付けて十字部4に給電部5が形
成されるようにしてあり、この給電ピン21は接地導体
1に設けた孔22を通して接地導体1の背面側に突出さ
せてある。図1の実施の形態では、給電部5は十字部4
の縦片4aと横片4bの交点から外れた位置に設けるよ
うにしてある。
【0018】このように形成されるアンテナ装置にあっ
て、同軸ケーブルで形成される給電線(図示省略)の中
心導体を給電部5の給電ピン21に、外部導体を接地導
体1にそれぞれ接続して使用されるものであり、信号電
力の入出力は給電部5を通じて行なわれる。ここで例え
ば送信の場合には、給電部5に供給された信号電力の高
周波電力は放射導体2の外形端へ向かって流れていく
が、給電部5から放射導体2の外形端までの経路長によ
り周波数が決まる。そして本発明のアンテナ装置では、
放射導体2をループ部3及びループ部3に内接して設け
られる十字状の十字部4とから形成し、十字部4に給電
部5を設けるようにしているため、給電部5から放射導
体2の外形端までの経路長が長くなり、経路長を同じに
すると、一般的な方形パッチ形状に形成される放射導体
よりも外形の寸法を小さくすることができる。ループ部
3及びループ部3に内接して設けられる十字状の十字部
4とから形成した本発明の放射導体2では、スリット状
の切り込みを設けた特開平6-252629号公報の放
射導体よりもさらに経路長を長くすることができるもの
であり、特開平6-252629号公報の放射導体より
も外形の寸法をさらに小さくすることができるものであ
る。
【0019】図2は請求項2の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、放射導体2の十字部4の縦片4aと
横片4bの交点に金属の給電ピン21を取り付けて、十
字の交点に給電部5が形成されるようにしてある。その
他の構成は図1のものと同じである。このように、放射
導体2の十字部4の交点に給電部5を設けることによっ
て、高周波に影響するインピーダンス(通常は同軸ケー
ブルに設定される50Ω)の整合を容易にとることがで
きるものである。
【0020】ここで、図2のように形成されるアンテナ
装置において、放射導体2を厚み0.5mmの真鍮板で
図2(a)に示す寸法に作製すると共に接地導体1を厚
み0.5mmの真鍮板で図2(a)に示す寸法に作製
し、また樹脂スペーサ20をε=2.3のテフロン(ポ
リテトラフルオロエチレン)で図2(b)に示す寸法に
作製した(図2中の寸法の単位はmm)。このアンテナ
装置のインピーダンス特性は図3のようになり、共振周
波数は1575.42MHzとなった。また1575.
42MHzでの天頂方向の利得は7.6dBiであり、
実用上十分な性能が確保されている。従ってこのアンテ
ナ装置では、外形寸法が62.5×61mmの放射導体
2で共振周波数1575.42MHzを得ることができ
る。
【0021】一方、共振周波数が1575.42MHz
の方形パッチ形状の放射導体については、その一辺の長
さLはL=波長/2より導かれるので、外形寸法が9
5.2×95.2mmとなる。従って、図2のアンテナ
装置における放射導体2の外形線が囲む面積は、方形パ
ッチの放射導体よりも42%小型化されていることにな
る。
【0022】図4は請求項3の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、接地導体1と放射導体2の間に誘電
体6を挟みこんで介在させてある。図3の実施の形態で
は、放射導体2の外形寸法と誘電体6の外形寸法をほぼ
等しく形成し、接地導体1の外形寸法を誘電体6の外形
寸法より大きく形成してあるが、勿論これに限定される
ものではない。誘電体6としては、空気よりも誘電率ε
が高い材料が使用されるものであり、ポリフェニレンエ
ーテル(ε=3.4)、シンジオタクチックポリスチレ
ン(ε=2.6)、ポリテトラフルオロエチレン(ε=
2.3)、セラミックス(ε=20)などを用いること
ができる。他の構成は図2のものと同じである。
【0023】このように、接地導体1と放射導体2の間
に誘電体6を介在させることによって、接地導体1と放
射導体2をスペーサ20を介して対向させて空気の層を
介在させる場合よりも、接地導体1と放射導体2の間で
の、λ/√εの波長短縮効果を得ることができ、アンテ
ナ装置をより小型化することが可能になるものである。
【0024】図5は請求項4の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、放射導体2のループ部3は直角四辺
形など方形ループ状に形成してある。そしてこのループ
部3の四つの角部のうち、対向する二つの角部を隣り合
う各辺に対して約45度の角度で傾斜させ、外側の頂部
を面取りした形状となった面取り部7として形成してあ
る。その他の構成は図2のものと同じである。
【0025】放射導体2のループ部3の外形が完全に方
形であると、直線偏波のアンテナ動作になり、円偏波の
GPS信号を受信することができないが、このようにル
ープ部3の対向する角部を面取り部7として形成するこ
とによって、円偏波のアンテナ動作になり、GPS信号
を受信することが可能になるものである。
【0026】図6は請求項5の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、放射導体2のループ部3は直角四辺
形など方形ループ状に形成してある。そしてこのループ
部3の四つの角部のうち、対向する二つの角部に縮退分
離素子8が設けてある。図6の実施の形態では、縮退分
離素子8はループ部3の角部の外側の頂点から隣り合う
各辺と約45度の角度で突出片24を一体に突出させる
ことによって形成してある。その他の構成は図2のもの
と同じである。
【0027】上記のように放射導体2のループ部3の外
形が完全に方形であると、直線偏波のアンテナ動作にな
り、円偏波のGPS信号を受信することができないが、
このようにループ部3の対向する角部に縮退分離素子8
を設けることによって、円偏波のアンテナ動作になり、
GPS信号を受信することが可能になるものである。
【0028】図7は請求項6の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、このものでは、ループ部3と十字部
4からなる放射導体2及び接地導体1を具備してアンテ
ナ本体25を形成すると共にこのアンテナ本体25に他
のアンテナ9を一体的に配置してアンテナ装置を形成す
るようにしてある。アンテナ本体25の構成は図2のも
のと同じである。またアンテナ9は既述のような誘電体
6の表面に方形パッチの放射導体26を設けて形成され
るものであり、放射導体2のループ部3と十字部4に囲
まれる枠内において接地導体1の上に配置して取り付け
るようにしてある。アンテナ本体25の接地導体1はこ
のアンテナ9の接地導体を兼用するものであり、アンテ
ナ9の放射導体26に接続された給電ピン27を接地導
体1に形成した孔28を通して接地導体1の背面側に突
出させてある。
【0029】このものでは、ループ部3と十字部4から
なる放射導体2及び接地導体1を具備するアンテナ本体
25と、アンテナ9でそれぞれ異なる周波数の電波を送
受信することができるものであり、複数種の電波の送受
信に対応することが可能になるものである。ここで、ア
ンテナ9は放射導体2のループ部3と十字部4の間の空
間部内に収まるように配置されているので、放射導体2
がアンテナ9の送受信に影響を大きく与えることはな
い。
【0030】図8は請求項7の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、このものではレドームとして成形さ
れる樹脂成形品10に接地導体1と放射導体2を取り付
けてアンテナ装置を製造するようにしてある。接地導体
1及び放射導体2は板金の打ち抜き加工で作製されるも
のであり、図2に示すものと同様なものとして形成する
ことができる。また樹脂成形品10の凹部となる内面側
には一対のボス11と他の一対のボス12が一体に突設
してあり、ボス11はボス12より外側において、ボス
12よりも大きな突出寸法で形成してある。そして外形
寸法が放射導体2より小さい接地導体1をボス12の先
端に当接させ、接地導体1からボス12にネジ13をね
じ込んで、ボス12に接地導体1を固定すると共に、ま
た接地導体1の外側に放射導体2を配置してボス11の
先端に当接させ、放射導体2からボス11にネジ13を
ねじ込んで、ボス11に放射導体2を固定し、放射導体
2と接地導体1を所定間隔で対向配置した状態で樹脂成
形品10に取り付けてアンテナ装置を組み立てることが
できるものである。
【0031】このようにして、板金の打ち抜き加工で作
製した接地導体1や放射導体2をネジ止めで樹脂成形品
1に組み付けることによって、アンテナ装置の製造を容
易に行なうことができるものである。
【0032】図9は請求項8の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、両面金属箔張り積層板14のエッチ
ング加工でアンテナ装置を製造するようにしてある。す
なわち、図9(a)は樹脂積層板など絶縁基板29の両
面に銅箔などの金属箔15を積層接着して作製される両
面金属箔張り積層板14を示すものであり、その片面の
金属箔15にエッチングによるパターンニング加工を施
すことによって、図9(b)のように閉ループ状のルー
プ部3と、ループ部3に内接する十字部4とからなる放
射導体2を絶縁基板29の片面に形成し、また他方の片
面の金属箔15にエッチングによるパターンニング加工
を施すことによって、図9(c)のように孔22を設け
て接地導体1を絶縁基板19の他方の片面に形成してあ
る。そして図9(d)のように、放射導体2の十字部4
の交点から孔22の中心に至るスルーホール30を絶縁
基板29に加工すると共にスルーホール30にスルーホ
ールメッキ31を形成することによって、十字部4の交
点に接続されるスルーホールメッキ31で給電部5を十
字部4に形成するようにしてある。尚、孔22の内方
に、スルーホールメッキ31と接続されるランド32が
接地導体1と絶縁された状態で設けてある。
【0033】このようにして、両面金属箔張り積層板1
4を用い、その両面の金属箔15をエッチング加工する
ことによって、アンテナ装置の製造を容易に行なうこと
ができるものである。
【0034】図10は請求項9の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、絶縁基板16にメッキによって接
地導体1や放射導体2を形成することによって、アンテ
ナ装置を製造するようにしてある。すなわち、絶縁基板
16は樹脂成形品の板材や樹脂積層板、セラミック板な
どで形成されるものであり、その一方の片側の表面に銅
メッキなどのメッキを施すことによって、図10(a)
のように閉ループ状のループ部3と、ループ部3に内接
する十字部4とからなる放射導体2を形成し、また他方
の片側の表面に銅メッキなどのメッキを施すことによっ
て、図10(b)のように孔22を設けて接地導体1を
形成してある。そして図10(c)のように、放射導体
2の十字部4の交点から孔22の中心に至るスルーホー
ル30を絶縁基板16に加工すると共にスルーホール3
0にスルーホールメッキ31を形成することによって、
十字部4の交点に接続されるスルーホールメッキ31で
給電部5を十字部4に形成するようにしてある。尚、孔
22の内方に、スルーホールメッキ31と接続されるラ
ンド32が接地導体1と絶縁された状態で設けてある。
【0035】このようにして、絶縁基板16の両面にそ
れぞれメッキで接地導体1や放射導体2を形成すること
によって、アンテナ装置を容易に製造することができる
ものである。
【0036】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係るア
ンテナ装置は、接地導体と、接地導体に対向して配置さ
れる放射導体とを具備して形成されるアンテナ装置にお
いて、放射導体を閉ループ状のループ部と、ループ部に
内接して設けられる十字状の十字部とから形成すると共
に、十字部に給電部を設けるようにしたので、給電部か
ら放射導体の外形端までの経路長が長くなり、放射導体
の外形の寸法を小さくすることができ、アンテナ装置の
より一層の小型化が可能になるものである。
【0037】また請求項2の発明は、十字部の十字の交
点に給電部を設けてあるので、インピーダンスの整合を
容易にとることができるものである。
【0038】また請求項3の発明は、接地導体と放射導
体の間に誘電体を介在させてあるので、接地導体と放射
導体の間隔を小さくすることができ、アンテナ装置をよ
り小型化することが可能になるものである。
【0039】また請求項4の発明は、放射導体のループ
部を方形ループ状に形成すると共にループ部の対向する
角部を外側の頂部を面取りした形状の面取り部として形
成してあるので、円偏波を送受信するアンテナ動作にな
り、GPS信号などの受信が可能になるものである。
【0040】また請求項5の発明は、放射導体のループ
部を方形ループ状に形成すると共に放射導体の対向する
一組の角部に縮退分離素子を設けたので、円偏波を送受
信するアンテナ動作になり、GPS信号などの受信が可
能になるものである。
【0041】また請求項6の発明は、放射導体のループ
部と十字部に囲まれる間に他のアンテナを配置してある
ので、ループ部と十字部の間の空間部を利用して他のア
ンテナを配置することができ、複数種の電波の送受信に
対応することが可能になるものである。
【0042】また請求項7の発明は、放射導体を板金の
打ち抜きで形成すると共に樹脂成形品に突設したボスの
先端にこの放射導体をネジ止めで固定して取り付け、接
地導体を板金の打ち抜きで形成すると共に樹脂成形品に
突設した他のボスの先端にこの接地導体をネジ止めで固
定して取り付けて、放射導体と接地導体を対向して配置
ずるようにしたので、板金の打ち抜き加工で作製した接
地導体や放射導体をネジ止めで樹脂成形品に組み付ける
ことによって、アンテナ装置の製造を容易に行なうこと
ができるものである。
【0043】また請求項8の発明は、両面金属箔張り積
層板の一方の片面の金属箔のエッチング加工で放射導体
を形成すると共に他方の片面の金属箔のエッチング加工
で接地導体を形成するようにしたので、金属箔のエッチ
ング加工で放射導体や接地導体を容易に形成することが
でき、アンテナ装置の製造を容易に行なうことができる
ものである。
【0044】また請求項9の発明は、絶縁基板の一方の
片面にメッキによって放射導体を形成すると共に他方の
片面にメッキによって接地導体を形成するようにしたの
で、メッキ加工で放射導体や接地導体を容易に形成する
ことができ、アンテナ装置の製造を容易に行なうことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】請求項2の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】(a),(b)は図2のアンテナ装置のインピ
ーダンス特性を示す線図である。
【図4】請求項3の発明の実施の形態の一例を示す正面
図である。
【図5】請求項4の発明の実施の形態の一例を示す平面
図である。
【図6】請求項5の発明の実施の形態の一例を示す平面
図である。
【図7】請求項6の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は断
面図である。
【図8】請求項7の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図9】請求項8の発明の実施の形態を示すものであ
り、(a)は断面図、(b)は斜視図、(c)は斜視
図、(d)は断面図である。
【図10】請求項9の発明の実施の形態を示すものであ
り、(a)は斜視図、(b)は斜視図、(c)は断面図
である。
【符号の説明】
1 接地導体 2 放射導体 3 ループ部 4 十字部 5 給電部 6 誘電体 7 面取り部 8 縮退分離素子 9 アンテナ 10 樹脂成形品 11 ボス 12 ボス 13 ネジ 14 両面金属箔張り積層板 15 金属箔 16 絶縁基板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地導体と、接地導体に対向して配置さ
    れる放射導体とを具備して形成されるアンテナ装置にお
    いて、放射導体を閉ループ状のループ部と、ループ部に
    内接して設けられる十字状の十字部とから形成すると共
    に、十字部に給電部を設けて成ることを特徴とするアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】 十字部の十字の交点に給電部を設けて成
    ることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 接地導体と放射導体の間に誘電体を介在
    させて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のア
    ンテナ装置。
  4. 【請求項4】 放射導体のループ部を方形ループ状に形
    成すると共にループ部の対向する角部を外側の頂部を面
    取りした形状の面取り部として形成して成ることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】 放射導体のループ部を方形ループ状に形
    成すると共に放射導体の対向する一組の角部に縮退分離
    素子を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 放射導体のループ部と十字部に囲まれる
    間に他のアンテナを配置して成ることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 放射導体を板金の打ち抜きで形成すると
    共に樹脂成形品に突設したボスの先端にこの放射導体を
    ネジ止めで固定して取り付け、接地導体を板金の打ち抜
    きで形成すると共に樹脂成形品に突設した他のボスの先
    端にこの接地導体をネジ止めで固定して取り付けて、放
    射導体と接地導体を対向して配置して成ることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 両面金属箔張り積層板の一方の片面の金
    属箔のエッチング加工で放射導体を形成すると共に他方
    の片面の金属箔のエッチング加工で接地導体を形成して
    成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 絶縁基板の一方の片面にメッキによって
    放射導体を形成すると共に他方の片面にメッキによって
    接地導体を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載のアンテナ装置。
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