JP2001102662A - 光ファイバ装置 - Google Patents
光ファイバ装置Info
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Abstract
高出力、高効率の光増幅、レーザ発振、および簡略化を
実現するファイバ装置を得る。 【解決手段】 励起光が入力される集光器12の内部に
全てあるいは一部設けられ、2重のコアが形成され、中
心コア、外周コアには少なくとも一種類の活性媒質を有
する増幅用光ファイバ1と、前記外周コアの誘導放出現
象により少なくとも一波長のレーザ光を増幅用光ファイ
バ1中で共振させて密閉するグレーティング16とを有
し、集光器12の内部の増幅用光ファイバ1に信号光を
入力し、活性媒質を有する中心コアの誘導放出現象によ
り増幅用光ファイバ1中で光増幅された信号光を集光器
12の外部に出力する。
Description
る光ファイバにおける誘導放出現象あるいは非線形光学
効果を利用した光増幅およびレーザ発振を行う光ファイ
バ装置に関し、特に活性媒質の励起を高効率化するとと
もに光増幅およびレーザ発振を高出力化できる光ファイ
バ装置に関するものである。
した光増幅やレーザ発振用の媒体として使用される光フ
ァイバにはダブルクラッド型と称されるものがある。図
12(a)は、このダブルクラッド型の光ファイバの構
造を示す断面図であり、図において、200aは中心コ
ア、200bは中心コア200aの外周に形成された第
1クラッド層、200cは第1クラッド層200bの外
周に形成された第2クラッド層である。
バは、図12(a)に示すように中心コア200aの外
周に、第1クラッド層200bおよび第2クラッド層2
00cが順次形成された構造を有している。中心コア2
00aは、石英系のシングルモードあるいはマルチモー
ドのもので、希土類元素(例えば、Nd“ネオジウム”
やEr“エルビウム”など)がドープされている。
モードのもので、発光面積の大きい半導体レーザのよう
な励起光源からの励起光を光ファイバ中に高効率で導入
するために、中心コア200aの断面積よりも十分に大
きい断面積を有している。
用としてウレタンアクリルレートやポリメチルメタアク
リレートなどのような高分子樹脂が使用されている。
例えば、中心コア200aの外径は10μm程度、第1
クラッド層200bの外径は125〜400μm程度、
第2クラッド層200cの外径は200〜450μm程
度である。また、屈折率分布は、図12(b)に示すよ
うに、例えば、中心コア200aの屈折率naは1.4
63〜1.467程度、第1クラッド層200bの屈折
率nbは1.45〜1.46程度、第2クラッド層20
0cの屈折率ncは1.40程度であって、外方に向か
う程、屈折率が次第に小さくなるように階段状に設定さ
れている。
として用いた増幅用光ファイバ装置の場合、中心コア2
00a中に例えばNdがドープされているときには、こ
の中心コア200a内に1.06μm帯の信号光が入射
される一方、0.80μm帯の励起光が中心コア200
a中だけでなく第1クラッド層200b中にも入射され
る。そして、この中心コア200aおよび第1クラッド
層200b中を伝搬する励起光によって中心コア200
aがポンピングされて信号光が光増幅される。
ァイバ装置では、中心コア200aの周囲の比較的広い
領域を占める第1クラッド層200b中に高出力の励起
光を導入できるため、いわゆる側方励起効果が得られ、
中心コア200a中にのみ励起光を導入する場合に比較
して一層高出力な光増幅を行うことができるという利点
がある。
97号公報に開示されたレーザ装置の構成を示す説明図
であり、2aはレーザファイバ、3aは紫外線硬化性樹
脂、5aはコア、6aはクラッドである。
に、連続した1本の長いレーザファイバ2aが、円筒形
状の塊を形成するように多数回巻回されて紫外線硬化性
樹脂3aで固められ、レーザ光の取り出し口としてその
両端が露出されており、周辺部からの励起光の照射によ
って前記両端部からレーザ発振光を得る。なお、レーザ
ファイバ2aは、コア5aの周囲にクラッド6aが設け
られたもので、このコア5aの内部には0.5at%の
Nd3+イオンがドープされている。
しく長い連続したものを繰り返し折り返しもしくは巻回
して塊状に形成したもので構成し、この塊状の導光部に
励起光を照射することにより、導光部の外周部(側面)
を通じて励起してレーザ発振を行うものである。このた
め、1つの励起光に着目すると、この1つの励起光は繰
り返し導光部を通過することになる。従って、この繰り
返し通過するうちに励起光の多くがレーザ活性物質に吸
収されることになり、極めて効率の良い励起が可能にな
る。
号公報においては、増幅用光ファイバの構造は、図12
(a)に示した構造と同一であり、例えば、第2クラッ
ド層200cにはZHBLYANガラス、第1クラッド
層(以下、外側コアという)200bにはZBLYAN
ガラス、中心コア200aにはPbF2添加ZBLYA
Nガラスを使用した。第2クラッド層200cを基準と
した中心コア200a、外側コア200bの比屈折率差
は、それぞれ+4.5%、+1.0%である。中心コア
200aの直径は約1.8μmであり、外側コア200
bの直径は60μmとし、第2クラッド層200cの直
径は128μmとした。希土類元素はPrとYbを添加
し、Prは中心コアの部分にのみ均一に500ppm
で、Ybは外側コア200bの部分のみ均一に1000
ppm添加した。
報に開示された光ファイバ増幅器の概略構成を示すブロ
ック図である。図において、204は光サーキュレー
タ、204−1および204−3はピグテイルファイ
バ、205は接続部材、206は希土類添加2重コア光
ファイバ、207は光フィルタ、208は励起光結合用
レンズ系、209は励起光源である。この従来例では、
光フィルタ207は2種類使用した。励起光源209側
に設置した光フィルタ207は、波長0.7μm〜0.
9μmでの透過率が99%以上で、波長1.2μm〜
1.4μmでの反射率は99%以上、波長1.0μm〜
1.1μmでの反射率は40%である。光サーキュレー
タ204側に設置した光フィルタ207は、波長1.2
μm〜1.4μmでの透過率は99%以上、波長1.0
μm〜1.1μmでの反射率は40%である。これら光
フィルタ207は、石英ガラス板の片面に蒸着により形
成された誘電体多層膜であり、この膜面側を増幅用光フ
ァイバの端面に直接接着させて使用した。
は、偏波無依存型の4端子型光サーキュレータであり、
順方向過剰損失0.6dB以上、逆方向阻止比36dB
以上の特性を有している。
0μm発振のアレイ型LDであり、発振出力10WでL
D端面での発光領域のサイズは1μm×300μmであ
る。また、励起光結合用レンズ系208のレンズとして
は、非球面レンズとシリンドリカルレンズの複合レンズ
であり、焦点面でLDの発振光を5μm×70μmの楕
円形上に集光した。
希土類添加2重コア光ファイバ206の外側コア200
bの部分に結合させたが、その際の結合効率は、励起光
結合用レンズ系および光ファイバの損失を含めて60%
であった。信号光は、1.30μmで発振している分布
帰還型半導体レーザであり、光サーキュレータ204の
入射ポートに−30dBmのパワーを結合させた。
光量が4Wの際の特性について説明する。図15は、2
枚の光フィルタ207,207’とPr/Yb共添加2
重コア光ファイバ206により構成された共振器の概略
構成を示す模式図である。この励起光量においては、Y
bは十分励起され反転分布が形成されており、Ybのレ
ーザ遷移波長である1μm帯で2枚の光フィルタ20
7,207’とPr/Yb共添加2重コア光ファイバ2
06により構成された共振器はレーザ発振状態となって
いた。2枚の光フィルタ207,207’とPr/Yb
共添加2重コア光ファイバ206により構成された共振
器から出射された1μm帯発振光のパワーは400mW
であった。このことは、共振器内部での1μm帯発振光
のパワーが1.2W以上であることを意味しており、こ
の発振波長がPrイオンの励起波長に一致していること
から、以下の順序でPrイオンの励起が生じていること
が予期される。
ァイバ206内でのYbイオン(RE3)の励起→光フ
ィルタに囲まれた2重コア光ファイバ206内でのYb
イオンによるレーザ発振→レーザ発振光による2重コア
光ファイバ206内でのPrイオン(RE1)の励起→
Prイオンの反転分布形成→Prイオンにより信号光が
増幅される。
ーキュレータ204の光入射端への結合光量は−30d
Bとした。増幅用光ファイバに結合したアレイ型LDか
らの発振光パワーが4Wの際に30dBの小信号利得を
実現した。
て光増幅やレーザ発振を行う増幅用光ファイバ装置にお
いては、例えば増幅媒質を通常の石英系光ファイバとし
て、非線形光学効果の一つである誘導ラマン散乱現象を
利用する。この増幅用光ファイバ装置では、石英系光フ
ァイバのコア中に高出力の励起光を入射すると、励起光
より長い波長のストークス線とよばれるスペクトルが現
れる。このストークス線に対応した波長帯の信号光を石
英系光ファイバのコア中に入力すれば、エネルギーが授
受されて信号光は増幅される。石英系光ファイバに高出
力の励起光を入射して励起密度を大きくするほど、信号
光の利得は大きくなる。
は以上のように構成されているので、ダブルクラッド型
と称される光ファイバを光増幅媒体として備えた光ファ
イバ装置においては、第1クラッド層200b中に励起
光を導入して中心コア200a中の活性媒質を励起して
いるため、より高出力な光増幅を行うためにはさらに高
出力の励起光を第1クラッド層200bに結合させて導
入する必要がある。
ク型半導体レーザなどの高出力の半導体レーザからの励
起光を用いる場合、バー状素子が複数集積して構成され
ているため、励起光の発光面積は第1クラッド層200
bの断面積に比べて非常に大きく、レンズなどで励起光
を集光して結合させているが、第1クラッド層200b
の開口数は限られているため、効率良く励起光を第1ク
ラッド層200bに結合させることが困難である課題が
ある。
あるいは両方から導入されており、中心コア200a中
の活性媒質により励起光は光ファイバ中を伝搬するにつ
れて次第に吸収されて減衰するため、中心コア200a
および第1クラッド層200b中の伝搬方向における励
起密度分布は不均一となり、増幅特性は伝搬方向に沿っ
て変化する。特に、活性媒質がErなどの3準位系であ
る場合、光増幅が正の利得となるために必要な励起密度
にはしきい値があり、励起密度が高いほど高出力が得ら
れるが、励起密度が不十分であると活性媒質は吸収媒質
となる。このため、励起光をできるだけ多く活性媒質に
吸収させるために光ファイバを長くしても、効率良く光
増幅は行われないという課題がある。
に開示された増幅用光ファイバ装置においては、コアの
側面から励起光を照射してコア中の活性媒質を励起して
いるが、光ファイバにおけるコアの外径は非常に小さい
ため、1回のコアの通過において活性媒質に吸収される
励起光は少なく、このため、より多くの励起光を活性媒
質に吸収させるためには、1つの励起光が多数回巻回さ
れた幾つものコアを1回通過するだけでなく、さらに円
筒形状の塊の内部を折り返し何度も通過させる必要があ
る。励起光は繰り返しコアを通過して活性媒質に吸収さ
れるため、その他に損失がなければ全て活性媒質に吸収
されることになる。しかし、励起光が塊の界面で反射さ
れて内部に折り返されなければ、外部に漏れて損失を受
ける。
ッドや硬化性樹脂を通過するため、クラッドや硬化性樹
脂に吸収されて損失を受ける。従って、高効率な励起を
行うためには、1回のコアの通過において励起光をでき
るだけ多く活性媒質に吸収させることが必要である。こ
こで、光ファイバのコアにドープできる希土類元素の量
は限られているため、例えば、活性媒質がErのように
吸収断面積が小さい場合、励起光の1回のコアの通過に
おいて活性媒質が吸収する割合は非常に小さく、その他
の損失の割合が大きくなるため、塊の内部を折り返し通
過して活性媒質に吸収される励起光は少なくなり、効率
良く励起が行われないという課題がある。
ある場合、光増幅が正の利得となるために必要な励起密
度には閾値があり、励起密度が高いほど高出力が得られ
る。これに対し、この従来技術では前記円筒形状の塊の
内部においてはクラッドと硬化性樹脂の占める割合はコ
アに比べて非常に大きいため、励起光が存在する塊の容
積に対してコアの割合は小さく、塊の内部でコアに照射
される励起光の励起密度は低くなり、このため効率良く
光増幅は行われないという課題がある。
幅用光ファイバ装置においては、励起光は、光フィルタ
を介して希土類添加2重コア光ファイバの外側コアの部
分に結合させている。より高出力な光増幅を行うために
は、さらに高出力の励起光を外側コアに結合させて導入
する必要がある。一般に、アレー半導体レーザおよびス
タック型半導体レーザなどの高出力の半導体レーザから
の励起光を用いる場合、バー状素子が複数集積されて構
成されているため、励起光の発光面積は外側コアの断面
積に比べて非常に大きく、レンズなどで励起光を集光し
て結合させているが、外側コアの開口数は限られている
ため、効率良く励起光を外側コアに結合させることは困
難である。
あるとともに、入射光のパワーが大きくなるほど順方向
過剰損失は大きく、逆方向阻止比は小さくなるため、高
出力な光増幅を行うことは困難であるという課題があ
る。
光ファイバ装置においては、石英系の増幅用光ファイバ
に高出力の励起光を入射する必要がある。一般に、アレ
ー半導体レーザおよびスタック型半導体レーザなどの高
出力の半導体レーザからの励起光を用いる場合、バー状
素子が複数集積して構成されているため、励起光の発光
面積はコアの断面積に比べて非常に大きく、レンズなど
で励起光を集光して結合させているが、コアの開口数は
限られているため、効率良く励起光をコアに結合させる
ことが困難であるという課題がある。
ためになされたものであり、この発明の目的は、増幅用
光ファイバの高効率な励起を実現し、高出力、高効率の
光増幅、レーザ発振、および簡略化を実現できる光ファ
イバ装置を得ることを目的とする。
バ装置は、励起光を出力する励起光源と、励起光を内部
で繰り返し反射させて密閉する集光器と、前記励起光源
から出力された励起光を前記集光器の内部に入力するた
めの励起光入力手段と、前記集光器の内部に全てあるい
は一部設けられ、少なくとも2重のコアが形成され、中
心コアは少なくとも一種類の活性媒質を有し、少なくと
も一層の外周コアには少なくとも一種類の活性媒質を有
する増幅用光ファイバと、活性媒質を有する前記外周コ
アの誘導放出現象により少なくとも一波長のレーザ光を
前記増幅用光ファイバ中で共振させて密閉するためのレ
ーザ光共振手段と、信号光を前記集光器の内部の前記増
幅用光ファイバに入力するための信号光入力手段と、活
性媒質を有する前記中心コアの誘導放出現象により前記
増幅用光ファイバ中で光増幅された信号光を前記集光器
の外部に出力するための信号光出力手段とを備えるよう
にしたものである。
を出力する励起光源と、励起光を内部で繰り返し反射さ
せて密閉する集光器と、前記励起光源から出力された励
起光を前記集光器の内部に入力するための励起光入力手
段と、前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、
少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは少なくと
も一種類の活性媒質を有し、少なくとも一層の外周コア
には少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファ
イバと、活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象
により少なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファ
イバ中で共振させて密閉するためのレーザ光共振手段
と、活性媒質を有する前記中心コアの誘導放出現象によ
り発振光を前記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させる
ための発振光発生手段と、該発振光発生手段により前記
増幅用光ファイバ中でレーザ発振された発振光を前記集
光器の外に出力するための発振光出力手段とを備えるよ
うにしたものである。
を出力する励起光源と、励起光を内部で繰り返し反射さ
せて密閉する集光器と、前記励起光源から出力された励
起光を前記集光器の内部に入力するための励起光入力手
段と、前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、
少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光
学効果における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周
コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光
ファイバと、活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出
現象により少なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光
ファイバ中で共振させて密閉するためのレーザ光共振手
段と、信号光を前記集光器の内部の前記増幅用光ファイ
バに入力するための信号光入力手段と、増幅媒質である
前記中心コアの非線形光学効果により前記増幅用光ファ
イバ中で光増幅された信号光を前記集光器の外部に出力
するための信号光出力手段とを備えるようにしたもので
ある。
を出力する励起光源と、励起光を内部で繰り返し反射さ
せて密閉する集光器と、前記励起光源から出力された励
起光を前記集光器の内部に入力するための励起光入力手
段と、前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、
少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光
学効果における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周
コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光
ファイバと、活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出
現象により少なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光
ファイバ中で共振させて密閉するためのレーザ光共振手
段と、増幅媒質である前記中心コアの非線形光学効果に
より発振光を前記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させ
るための発振光発生手段と、該発振光発生手段により前
記増幅用光ファイバ中でレーザ発振された発振光を前記
集光器の外部へ出力するための発振光出力手段とを備え
るようにしたものである。
入力手段および信号光出力手段の少なくとも一方は、集
光器の内部から外部に露出している増幅用光ファイバ自
体、あるいは増幅用光ファイバと集光器の内部で通じて
いて外部に露出している光ファイバを用いるようにした
ものである。
の内部から外部に露出している増幅用光ファイバ自体、
あるいは増幅用光ファイバと集光器の内部で通じていて
外部に露出している光ファイバを発振光出力手段として
用いるようにしたものである。
の内部面が励起光に対して鏡面反射性であるようにした
ものである。
の内部面が励起光に対して全反射するように形成された
ものである。
の内部面が励起光に対して拡散反射性であるようにした
ものである。
の内部面が励起光に対して反射率の高いセラミックス材
料あるいは樹脂材料で形成されている構成を備えるよう
にしたものである。
源が、励起光の出射をスロー軸方向に複数集積して構成
されたバー状素子であるアレー半導体レーザ、あるいは
励起光の出射端をスロー軸方向に複数集積して構成され
たバー状素子を、ファスト軸方向に複数集積して構成さ
れたスタック型半導体レーザであり、励起光入力手段
は、前記励起光源から出射された励起光を少なくともフ
ァスト軸方向に収束するための半導体レーザ光収束手段
と、集光器に設けられ、励起光を前記集光器の内部に導
入するための半導体レーザ光導入手段とを備えるように
したものである。
源から出力された励起光を収束する結合光学系と、該結
合光学系から収束された励起光を伝送して集光器の内部
に導入する光ファイバあるいは光ファイバ束とを励起光
入力手段が備えるようにしたものである。
源および励起光入力手段の少なくとも一方が複数設置さ
れている構成を備えるようにしたものである。
光ファイバの全てあるいは一部は、体積が集光器の内部
の容積とできるだけ等しくなるように密集して設置され
ている構成を備えるようにしたものである。
光ファイバが中心コアの第1コアに希土類元素Erを有
し、第1コアの外周の第2コアに希土類元素Ndおよび
Ybを共に有する構成か、または第1コアに希土類元素
ErおよびYbを共に有し、第2コアに希土類元素Yb
を有する構成か、または第1コアに希土類元素Prを有
し、第2コアに希土類元素Ndを有する構成か、あるい
は第1コアに希土類元素Erを有し、第2コアに希土類
元素Tmを有し、第2コアの外周の第3コアに希土類元
素Ndを有する構成にしたものである。
を出力する励起光源と、少なくとも2重のコアが形成さ
れ、中心コアは非線形光学効果における増幅媒質であ
り、少なくとも一層の外周コアには少なくとも一種類の
活性媒質を有する増幅用光ファイバと、前記励起光源か
ら出力された励起光を前記増幅用光ファイバに入力する
ための励起光入力手段と、活性媒質を有する前記外周コ
アの誘導放出現象により少なくとも一波長のレーザ光を
前記増幅用光ファイバ中で共振させて密閉するためのレ
ーザ光共振手段と、信号光を前記増幅用光ファイバへ入
力するための信号光入力手段と、増幅媒質である前記中
心コアの非線形光学効果により前記増幅用光ファイバ中
で光増幅された信号光を出力するための信号光出力手段
とを備えるようにしたものである。
を出力する励起光源と、少なくとも2重のコアが形成さ
れ、中心コアは非線形光学効果における増幅媒質であ
り、少なくとも一層の外周コアには少なくとも一種類の
活性媒質を有する増幅用光ファイバと、前記励起光源か
ら出力された励起光を前記増幅用光ファイバに入力する
ための励起光入力手段と、活性媒質を有する前記外周コ
アの誘導放出現象により少なくとも一波長のレーザ光を
前記増幅用光ファイバ中で共振させて密閉するためのレ
ーザ光共振手段と、前記増幅媒質である前記中心コアの
非線形光学効果により発振光を前記増幅用光ファイバ中
でレーザ発振させるための発振光発生手段とを備えるよ
うにしたものである。
発生手段の全てあるいは一部は、増幅用光ファイバに一
体形成されたグレーティングあるいはコーティングを用
いるか、増幅用光ファイバの端面におけるフレネル反射
を用いるようにしたものである。
光共振手段の全てあるいは一部として、増幅用光ファイ
バに一体形成されたグレーティングあるいはコーティン
グを用いるようにしたものである。
アの屈折率が最も大きく、外方に向かう外周コアになる
ほど屈折率が小さい構成を増幅用光ファイバが備えるよ
うにしたものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの実施の形態1の信号光の光増
幅を行う光ファイバ装置における増幅用光ファイバの構
成を示す断面図である。図1において、1は増幅用光フ
ァイバ、1aは第1コア、1bは第2コア、1cはクラ
ッドである。この実施の形態1における増幅用光ファイ
バ1は、図1に示すように、中心コアである第1コア1
aの外周に、第2コア1bおよびクラッド1cが順次形
成されてなる。
対してシングルモードとなるようにその外径が設定さ
れ、活性媒質の希土類元素としてEr(エルビウム)が
ドープされている。
系のもので、全体として第1コア1aの断面積よりも十
分に大きい断面積を有していて(例えば、第1コア1a
の外径が10μm程度に対して、第2コア1bの外径は
125μm程度)、希土類元素であるNd(ネオジウ
ム)およびYb(イッテルビウム)が共にドープされて
いる。クラッド1cは、保護兼光閉込用としてウレタン
アクリルレートやポリメチルメタアクリレートなどのよ
うな高分子樹脂が使用され、励起光に対して透明であ
る。クラッド1cは第2コア1bよりも屈折率が小さ
く、第2コア1bは第1コア1aよりも屈折率が小さく
なるように設定されており、中心コアの屈折率が最も大
きく、外方に向かう外周コアになるほど屈折率は小さ
い。
装置の構成を示す模式図である。図2において、11は
励起光を出力する励起光源である半導体レーザ、12は
内部面が励起光に対して鏡面反射性であり、励起光を内
部で繰り返し反射させて密閉する集光器、13は励起光
入力手段であり、13aは半導体レーザから出力された
励起光を集束するレンズ(励起光入力手段,結合光学
系)、13bはレンズ13aから集束された励起光を伝
送して集光器12の内部に導入する励起用光ファイバ
(励起光入力手段)、14は信号光入力手段であり、信
号光に対してシングルモードである信号入力用光ファイ
バ、15は信号光出力手段であり、信号光に対してシン
グルモードである信号出力用光ファイバである。
全て設けられ、その両端部において第1コア1aと信号
入力用光ファイバ14および信号出力用光ファイバ15
のコアが集光器12の内部でそれぞれ通じていて外部に
露出している。なお、これら信号光入力手段および信号
光出力手段である光ファイバの少なくとも一方は、集光
器12の内部から外部に露出している増幅用光ファイバ
1自体を用いることが出来る。16はレーザ光共振手段
であり、増幅用光ファイバ1の両端部1xにそれぞれ一
体形成され、波長が0.98μm帯のレーザ光を全反射
するグレーティングを用いている。
11は、波長が0.80μm帯の励起光を出射する。レ
ンズ13aにより、半導体レーザ11から出射された励
起光を励起用光ファイバ13bのマルチモードで大口径
のコアの断面積にまで集光して励起用光ファイバ13b
のコア中に入射させる。そして、励起用光ファイバ13
bにより励起光を集光器12の内部に伝送して導入して
いる。
増幅用光ファイバ1あるいは集光器12の内部面に照射
される。励起光が増幅用光ファイバ1に照射された場
合、励起光は活性媒質を有する増幅用光ファイバ1によ
り一部吸収され、再び増幅用光ファイバ1あるいは集光
器12の内部面に照射される。励起光が集光器12の内
部面に照射された場合、励起光は励起光に対して鏡面反
射性である内部面により反射され、再び増幅用光ファイ
バ1あるいは集光器12の内部面に照射される。これに
より、励起光は集光器12の内部において増幅用光ファ
イバ1に繰り返し照射され、増幅用光ファイバ1の活性
媒質に繰り返し吸収される。
ラッド1cを透過して第2コア1bおよび第1コア1a
を通過する。図3に、各希土類元素のエネルギー準位を
示す。図3(a)に示すように、励起光の波長はNdの
吸収波長λ1と同じであり、第2コア1b中のNdが励
起光を吸収して励起される。Ndの4F3/2からYb
の2F5/2へのエネルギー移動を利用して、Ybは励
起されて反転分布を形成する。増幅用光ファイバ1の両
端部1xにそれぞれ一体形成されたグレーティング16
により、誘導放出現象を利用して、第2コア1bおよび
第1コア1a中においてYbの誘導放出波長λ2である
0.98μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ1中で共
振させて密閉する。Ybの誘導放出波長λ2はErの吸
収波長λ3と同じであり、第1コア1a中のErが0.
98μm帯のレーザ光を吸収して励起されて反転分布を
形成する。
1.55μm帯の信号光を集光器12の内部の増幅用光
ファイバ1の第1コア1aに伝送して導入している。こ
れにより、誘導放出現象を利用して、Erの誘導放出波
長λ4である1.55μm帯の信号光が増幅用光ファイ
バ1中で光増幅される。信号出力用光ファイバ15によ
り、光増幅された信号光を集光器12の外部に伝送して
出力する。
2の内部の空間に設けられ、その体積が集光器12の内
部の容積とできるだけ等しくなるようにコイル状に巻い
て密集して設置することができ、このような構成にした
場合には励起光を多く増幅用光ファイバ1の活性物質に
吸収させて、高出力な光増幅を図ることが出来る。
て増幅用光ファイバ1に繰り返し照射され、増幅用光フ
ァイバ1の活性物質に繰り返し吸収されるため、増幅用
光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出来る。
集光器12の内部に伝送して導入している。さらに信号
入力用光ファイバ14および信号出力用光ファイバ15
により、信号光を集光器12の内部および外部に伝送し
ているため、光ファイバのコアの断面積は集光器12の
内部表面積に比べて十分に小さく、集光器12の内部か
らの励起光の漏れを小さく抑えて、増幅用光ファイバ1
の高効率な励起を図ることが出来る。
反射性であるため、集光器12の内部における励起密度
分布を任意に形成することにより、増幅用光ファイバ1
に励起光を集中的に照射させて第2コア1b中の活性媒
質を高密度で励起して、増幅用光ファイバ1の高効率な
励起を図ることが出来る。
全反射するように構成してもよく、このように構成した
場合には、集光器12内部での励起光の損失を低減でき
増幅用光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出来
る。
に対し拡散反射性であってもよく、このように構成した
場合は増幅用光ファイバ1は励起光に一様に照射されて
励起密度分布は均一になり、増幅用光ファイバ1の高効
率な励起を図ることが可能になる。この場合、集光器1
2の内部面は励起光に対して反射率の高いセラミックス
材料あるいは樹脂材料で形成することが出来る。
Ndが励起光を吸収して励起されるため、第2コア1b
は全体として第1コア1aの断面積よりも十分に大きい
断面積を有していて、第1コア1a中の活性媒質だけで
励起光を吸収する場合に比べて励起光は多く活性媒質に
吸収され、増幅用光ファイバ1の高効率な励起を図るこ
とが出来る。
それぞれ一体形成されたグレーティング16により、第
2コア1bおよび第1コア1a中においてYbの誘導放
出波長λ2である0.98μm帯のレーザ光を増幅用光
ファイバ1中で共振させて密閉して、第1コア1a中の
Erが0.98μm帯のレーザ光を吸収して励起される
ため、第1コア1a中の活性媒質は高密度で均一励起さ
れ、増幅用光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出
来る。
ァイバ1の両端部1xにそれぞれ一体形成されたグレー
ティング16を用いているため、新たな構成要素を設置
する必要がなく、増幅用光ファイバ装置の簡略化を図る
ことが出来る。
ーザ11などの励起光源およびレンズ13a、励起用光
ファイバ13bなどの励起光入力手段の少なくとも一方
を複数設ける構成にしてもよく、このように構成した場
合には、半導体レーザ11からの励起光を多数合成する
ことができ、高出力の励起光を集光器12の内部に入力
でき、高出力な光増幅を図ることが出来る。
り、各半導体レーザ11から出射された励起光を各光フ
ァイバのコアの断面積にまで集光して各光ファイバのコ
ア中にそれぞれ入射させる場合には、励起用光ファイバ
13bを複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束とする
ことが出来る。
aにErがドープされ、第2コア1bにNdおよびYb
が共にドープされ、波長が0.98μm帯のレーザ光を
全反射するグレーティング16が増幅用光ファイバ1の
両端部1xにそれぞれ一体形成され、半導体レーザ11
は波長が0.80μm帯の励起光を出射するとしたが、
第1コア1aにErおよびYbが共にドープされ、第2
コア1bにYbがドープされ、波長が1.1μm帯のレ
ーザ光を全反射するグレーティング16が増幅用光ファ
イバ1の両端部1xにそれぞれ一体形成され、半導体レ
ーザ11は波長が0.98μm帯の励起光を出射すると
しても同様の効果が得られる。
Ybの吸収波長λ5と同じであり、第2コア1b中のN
dが励起光を吸収して励起される。増幅用光ファイバ1
の両端部1xにそれぞれ一体形成されたグレーティング
16により、誘導放出現象を利用して、第2コア1bお
よび第1コア1a中においてYbの誘導放出波長λ6で
ある1.1μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ1中で
共振させて密閉する。Ybの2F5/2からErの4I
11/2へのエネルギー移動を利用して、Er励起され
て反転分布を形成する。誘導放出現象を利用して、Er
の誘導放出波長λ4である1.55μm帯の信号光が増
幅用光ファイバ1中で光増幅される。
aに希土類元素Prを有し、第2コア1bに希土類元素
Ndを有する増幅用光ファイバを用いることも可能であ
り、さらに第1コア1aには希土類元素Erを有し、第
2コア1bには希土類元素Tmを有し、さらに第2コア
1bの外周の第3コアが希土類元素Ndを有する増幅用
光ファイバを用いてもよく同様な効果を奏する。
ば、増幅用光ファイバ1の高効率な励起と、簡略化を図
ることが可能な増幅用光ファイバ装置が得られる効果が
ある。
増幅用光ファイバは、前記実施の形態1の図1に示した
増幅用光ファイバ1と同様な構成を有しており、中心コ
アの屈折率が最も大きく、外方に向かう外周コアになる
ほど屈折率は小さい構成であるが、第1コア1aはフッ
化物のもので、希土類元素としてPrがドープされてい
る。また、第2コア1bは石英系のもので、希土類元素
としてNdがドープされている。
装置の構成を示す構成図である。図4(b)は図4
(a)におけるA−A断面図である。図4(a),
(b)において、21はスタック型半導体レーザ、21
−1〜21−5はスタック型半導体レーザ21を構成す
るバー状素子である。このスタック型半導体レーザ21
は、レーザ光の出射端をスロー軸方向に複数集積して構
成されたバー状素子が、ファスト軸方向に複数積層して
構成されている。このバー状素子21−1〜21−5か
ら出射されたレーザ光は、スロー軸方向には10°程度
の広がり角度を持つが、ファスト軸方向では30°程度
の大きな広がり角度を持っている。
射されたレーザ光を集光する半導体レーザ光集束手段で
ある。22−1〜22−5はシリンドリカルレンズであ
り、スタック型半導体レーザ21を構成するそれぞれ異
なるバー状素子21−1〜21−5と対向し、対向する
バー状素子21−1〜21−5からその略焦点距離だけ
離れた位置に配置されており、対向するバー状素子21
−1〜21−5からの出射レーザ光を平行化している。
22aはシリンドリカルレンズアレーで、シリンドリカ
ルレンズ22−1〜22−5により構成されている。2
2bは各シリンドリカルレンズ22−1〜22−5によ
り平行化された半導体レーザ光をバー状素子21−1〜
21−5の積層方向と平行な方向(ファスト軸方向)に
集光する非球面レンズである。
21−1〜21−5およびシリンドリカルレンズ22−
1〜22−5をそれぞれ5個備えているスタック型半導
体レーザの場合が示されているが、単数備えているアレ
ー半導体レーザ(励起光の出射をスロー軸方向に複数集
積して構成されたバー状素子)の場合、あるいは5個以
外の複数備えているスタック型半導体レーザの場合もあ
る。
ザ光導入手段であって、半導体レーザ光集束手段22に
より集光された半導体レーザ光を集光器24の内部に導
入する。
で反射率の高いセラミックス材料で形成され、励起光を
内部で繰り返し反射させて密閉する前記集光器である。
25はレーザ光共振手段であり、増幅用光ファイバ1の
両端部にそれぞれ一体形成され、波長が0.98μm帯
のレーザ光を全反射するコーティングである。増幅用光
ファイバ1は集光器24の内部に一部設けられ、その両
端部は信号光入力手段および信号光出力手段を兼ね備え
て集光器24の内部から外部に露出している。なお、こ
れら信号光入力手段および信号光出力手段を兼ねた増幅
用光ファイバ1の両端部の少なくとも一方は、増幅用光
ファイバ1と集光器24の内部で通じていて外部に露出
している光ファイバであってもよい。
体レーザ光導入手段23について詳細に説明した後、こ
の実施の形態2の光ファイバ装置の動作について説明す
る。先ず、半導体レーザ光集束手段22について詳説す
る。半導体レーザ光集束手段22は、スタック型半導体
レーザ21から出射されたレーザ光を集光するものであ
る。また、任意の大きさで限られた範囲に全ての半導体
レーザ光のエネルギーを集中させるためには、半導体レ
ーザ光の集光点の大きさを小さくすることが必要であ
る。
ーザ光集束手段22をシリンドリカルレンズアレー22
aと非球面レンズ22bとから構成している。シリンド
リカルレンズアレー22aは、シリンドリカルレンズ2
2−1〜22−5をバー状素子21−1〜21−5の積
層間隔と同じ間隔で当該バー状素子22−1〜22−5
の積層方向と平行な方向(ファスト軸方向)に集積して
構成している。各シリンドリカルレンズ22−1〜22
−5を、スタック型半導体レーザ21を構成するそれぞ
れ異なるバー状素子21−1〜21−5と対向させ、対
向するバー状素子21−1〜21−5から各シリンドリ
カルレンズ22−1〜22−5の略焦点距離だけ離れた
位置に配置している。
子21−1〜21−5の積層方向と平行な方向(ファス
ト軸方向)に屈折力を有し、シリンドリカルレンズアレ
ー22aの後であって、任意の位置から非球面レンズ2
2bの焦点距離だけ離れた位置に配置している。
構成した場合、各シリンドリカルレンズ22−1〜22
−5により対向するバー状素子21−1〜21−5から
出射されたレーザ光は平行化される。各シリンドリカル
レンズ22−1〜22−5により平行化された半導体レ
ーザ光は非球面レンズ22bによりバー状素子21−1
〜21−5の積層方向と平行な方向(ファスト軸方向)
に線上に集光される。
2aを通過した半導体レーザ光のバー状素子21−1〜
21−5の積層方向と平行な方向の幅は例えば10〜2
0μmと大きく、集光レンズでの集光角度が大きくなる
ために球面収差が生じ集光点の大きさが大きくぼやける
が、集光レンズとして非球面レンズ22bを用いること
により球面収差が低く抑えられ、集光点の大きさが小さ
く抑えられる。
て詳説する。この半導体レーザ光導入手段23は、増幅
用光ファイバ1の活性媒質の高効率な励起を図るため
に、半導体レーザ光集束手段22により集光された半導
体レーザ光を、バー状素子21−1〜21−5の積層方
向と平行な方向(ファスト軸方向)の大きさを略保持し
て集光器24の内部に導入するものである。
る半導体レーザ光の前記バー状素子21−1〜21−5
の積層方向と平行な方向(ファスト軸方向)の大きさは
非球面レンズ22bによる集光位置で最小となるが、そ
の前後で発散的に大きくなる。また、集光器24を形成
する材料として一般的に用いられるセラミックス材料や
樹脂材料により集光器24を形成するには、反射率が集
光器24の厚さに大きく依存し、例えば、セラミックス
材料により反射98%以上の集光器24を形成する場合
には、集光器24の厚さを10mm程度にする必要があ
る。
手段23を、図5に示すように集光器24に形成された
スリット31のみで構成する場合には、バー状素子21
−1〜21−5の積層方向と平行な方向(ファスト軸方
向)のスリット31の大きさを大きくしなければならな
い。
リンドリカリルレンズアレー22aを通過した半導体レ
ーザ光の前記バー状素子21−1〜21−5の積層方向
と平行な幅Lが10μm、非球面レンズ22bの焦点距
離が7μmのとき、非球面レンズ22bによる集光位置
の前後での半導体レーザ光の広がり角度が70°程度と
なり、スリット31両端での半導体レーザ光のバー状素
子21−1〜21−5の積層方向と平行な方向(ファス
ト軸方向)の大きさは7mmにもなってしまう。従っ
て、集光器24の内部での半導体レーザ光の閉じ込め性
能が低下する。これにより、半導体レーザ光の前記バー
状素子21−1〜21−5の積層方向と平行な方向(フ
ァスト軸方向)の集光点における大きさを保持して集光
器24の内部に導入する半導体レーザ光導入手段23が
必要となる。
構成を示す模式図であり、図6(b)は図6(a)中の
B−B断面図である。図6に示すように、この実施の形
態2では、半導体レーザ光導入手段23を集光器24に
形成されたスリット31と、スリット31内に配置され
た六面体形のスラブ導波路32と、スラブ導波路32の
6端面のうち半導体レーザ光が入射する第1の端面32
aおよび半導体レーザ光が出射する第2の端面32b以
外の4端面とスリット31との空隙に設けられた、スラ
ブ導波路32より屈折率の小さい光学接着材からなる接
着材層33とから構成している。
構成した場合、集光位置Oにおいてスロー軸方向で線上
に集光された半導体レーザ光は、第1の端面32aから
スラブ導波路32に入射する。スラブ導波路32に入射
した半導体レーザ光は、スラブ導波路32より屈折率の
小さい接着材層33とスラブ導波路32の界面で全反射
を繰り返し、第2の端面32bから出射し集光器24の
内部に導入される。図6にはこの様子が矢印により示さ
れている。
1の端面32aの面積より第2の端面32bの面積が小
さければ、半導体レーザ光導入手段23からの半導体レ
ーザ光の漏れを小さく抑えて増幅用光ファイバ1の活性
媒質の高効率な励起を図ることが出来る。また、スラブ
導波路32の屈折率をできるだけ大きくして、全反射条
件の臨界角をできるだけ小さくすることが望ましい。
21−1〜21−5から出射されたレーザ光は、対向す
るシリンドリカルレンズ22−1〜22−5によりファ
スト軸方向に平行化される。前記シリンドリカルレンズ
22−1〜22−5を出射した半導体レーザ光は、スロ
ー軸方向の大きさを非球面レンズ22bのスロー軸方向
の大きさに抑えられて非球面レンズ22bに入射し、非
球面レンズ22bによりバー状素子21−1〜21−5
の積層方向と直交する方向(スロー軸方向)に線上に集
光される。この線上に集光された半導体レーザ光は、ス
ロー軸方向の大きさを図6の第1の端面32aにおける
スロー軸方向の大きさに抑えられて第1の端面32aか
らスラブ導波路32に入射する。
光は、スラブ導波路32より屈折率の小さい接着材層3
3とスラブ導波路32の界面で全反射を繰り返し、第2
の端面32bから出射し、集光器24の内部に導入され
る。その結果、任意の位置から非球面レンズ22bの焦
点距離だけ離れた位置にて第1の端面32aの大きさに
全ての半導体レーザ光を入射させて、半導体レーザ光が
スラブ導波路32内で全反射して第2の端面32bを全
透過することで、エネルギー利用効率を高くすることが
でき、増幅用光ファイバ1の活性媒質の高効率な励起を
図ることが出来る。
増幅用光ファイバ1あるいは集光器24の内部面に照射
される。励起光が増幅用光ファイバ1に照射された場
合、励起光は活性媒質を有する増幅用光ファイバ1によ
り一部吸収され、再び増幅用光ファイバ1あるいは集光
器24の内部面に照射される。励起光が集光器24の内
部面に照射された場合、励起光は、励起光に対して拡散
反射性で反射率の高いセラミックス材料で形成された内
部面により反射され、再び増幅用光ファイバ1あるいは
集光器24の内部面に照射される。これにより、励起光
は集光器24の内部において増幅用光ファイバ1に繰り
返し照射され、増幅用光ファイバ1の活性媒質に繰り返
し吸収される。
ラッド1cを透過して第2コア1bおよび第1コア1a
を通過する。図3(c)に示すように、励起光の波長は
Ndの吸収波長λ1と同じであり、第2コア1b中のN
dが励起光を吸収して励起されて反転分布を形成する。
増幅用光ファイバ1の両端部にそれぞれ一体形成された
コーティング25により、誘導放出現象を利用して、第
2コア1bおよび第1コア1a中においてNdの誘導放
出波長λ7である1.06μm帯のレーザ光を増幅用光
ファイバ1中で共振させて密閉する。Ndの誘導放出波
長λ7はPrの吸収波長λ8と同じであり、第1コア1
a中のPrが1.06μm帯のレーザ光を吸収して励起
されて反転分布を形成する。
内部に導入された増幅用光ファイバ1の両端部の一方か
ら波長が1.30μm帯の信号光を集光器24の内部の
増幅用光ファイバ1の第1コア1aに伝送して導入して
いる。これにより、誘導放出現象を利用して、Prの誘
導放出波長λ9である1.30μm帯の信号光が増幅用
光ファイバ1中で光増幅される。増幅用光ファイバ1に
より、増幅用光ファイバ1の両端部のもう一方から光増
幅された信号光を集光器24の外部に伝送して出力す
る。
導体レーザ光収束手段22および半導体レーザ光導入手
段23により高出力の励起光を集光器24の内部に入力
しているため、高出力な光増幅を行うことが出来る。
光ファイバ1に繰り返し照射され、増幅用光ファイバ1
の活性物質に繰り返し吸収されるため、増幅用光ファイ
バ1の高効率な励起を図ることが出来る。
を集光器24の内部および外部に伝送しているため、光
ファイバのコアの断面積は集光器24の内部表面積に比
べて十分に小さく、集光器24の内部からの励起光の漏
れを小さく抑えて、増幅用光ファイバ1の高効率な励起
を図ることが出来る。
して反射率の高いセラミックス材料で形成されているた
め、集光器24の内部における励起光の損失を低減し
て、増幅用光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出
来る。また、集光器24の内部面が励起光に対して拡散
反射性であるため、増幅用光ファイバ1は励起光に一様
に照射されて励起密度分布は均一となり、高出力の励起
光を集光器24の内部に入力することで、効率良く光増
幅を行うとともに高出力な光増幅を図ることが出来る。
形態1で説明したように集光器の内部面が励起光に対し
て鏡面反射性であるように構成してもよく、集光器の内
部における励起密度分布を任意に形成することにより、
増幅用光ファイバ1に励起光を集中的に照射させて増幅
用光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出来る。ま
た、集光器の内部面が励起光に対し全反射するように構
成してもよく、このように構成した場合には、集光器内
部での励起光の損失を低減でき増幅用光ファイバ1の高
効率な励起を図ることが出来る。
の内部面を励起光に対して反射率の高いセラミックス材
料としたが、セラミックス材料を樹脂材料としても同様
の効果が得られる。
1b中のNdが励起光を吸収して励起されるため、第2
コア1bは全体として第1コア1aの断面積よりも十分
に大きい断面積を有していて、第1コア1a中の活性媒
質だけで励起光を吸収する場合に比べて励起光は多く活
性媒質に吸収され、増幅用光ファイバ1の高効率な励起
を図ることが出来る。
れぞれ一体形成されたコーティング25により、第2コ
ア1bおよび第1コア1a中においてNdの誘導放出波
長λ7である1.06μm帯のレーザ光を増幅用光ファ
イバ1中で共振させて密閉して、第1コア1a中のPr
が1.06μm帯のレーザ光を吸収して励起されるた
め、第1コア1a中の活性媒質は高密度で均一励起さ
れ、増幅用光ファイバ1の高効率な励起を図ることが出
来る。
光ファイバ1の両端部にそれぞれ一体形成されたコーテ
ィングを用いているため、新たな構成要素を設置する必
要がなく、増幅用光ファイバ装置の簡略化を図ることが
出来る。
ー半導体レーザ、スタック型半導体レーザの構造、半導
体レーザ光収束手段22の構成、半導体レーザ光導入手
段23の構成は、前記実施の形態1、後述する実施の形
態3および実施の形態5で使用するレンズ13a、励起
用光ファイバ13bにより半導体レーザ11からの励起
光を集光器へ入力する構成に代用できる。
型半導体レーザ21などの励起光源および半導体レーザ
光収束手段22、半導体レーザ光導入手段23などの励
起光入力手段の少なくとも一方を複数設ける構成にして
もよく、このように構成した場合には、スタック型半導
体レーザ21からの励起光を多数合成することができ、
高出力の励起光を集光器24の内部に入力でき、高出力
な光増幅を図ることが出来る。
用光ファイバ1は、体積が集光器24の内部の容積とで
きるだけ等しくなるようにコイル状に巻かれ密集して設
置されている構成にしてもよく、このような構成にした
場合には励起光を多く増幅用光ファイバ1の活性物質に
吸収させて、高出力な光増幅を図ることが出来る。
ァイバ1は第1コア1aはフッ化物のもので、希土類元
素としてPrがドープされ、第2コア1bは石英系のも
ので、希土類元素としてNdがドープされているとした
が、中心コアの第1コア1aに希土類元素Erを有し、
第1コア1aの外周の第2コア1bに希土類元素Ndお
よびYbを共に有する増幅用光ファイバ、または第1コ
ア1aに希土類元素ErおよびYbを共に有し、第2コ
ア1bに希土類元素Ybを有する増幅用光ファイバ、ま
たは、第1コア1aに希土類元素Erを有し、第2コア
1bに希土類元素Tmを有し、さらに第2コア1bの外
周の第3コアに希土類元素Ndを有する増幅用光ファイ
バを用いてもよく、同様な効果を奏する。
ば、増幅用光ファイバ1の高効率な励起と、簡略化を図
ることが可能な光ファイバ装置が得られる効果がある。
レーザ発振を行う光ファイバ装置について説明する。図
7はこの実施の形態3の光ファイバ装置における増幅用
光ファイバの構成を示す断面図である。図7において図
1と同一または相当の部分については同一の符号を付し
説明を省略する。図7において、1dは第3コアであ
る。
100は、図7に示すように、中心コアである第1コア
1aの外周に、第2コア1b、第3コア1dおよびクラ
ッド1cが順次形成されている。第1コア1aは石英系
のもので、信号光に対してシングルモードとなるように
その外径が設定され、活性媒質の希土類元素としてEr
がドープされている。第2コア1bはフッ化物のもの
で、希土類元素としてTm(ツリウム)がドープされて
いる。第3コア1dは石英系のもので、希土類元素とし
てNdがドープされている。クラッド1cは、保護兼光
閉込用としてウレタンアクリルレートやポリメチルメタ
アクリレートなどのような高分子樹脂が使用され、励起
光に対して透明である。また、クラッド1cは第3コア
1dよりも屈折率が小さく、第3コア1dは第2コア1
bよりも屈折率が小さく、第2コア1bは第1コア1a
よりも屈折率が小さくなるように設定されており、中心
コアの屈折率が最も大きく、外方に向かう外周コアにな
るほど屈折率は小さい構成である。
装置の構成を示す模式図である。図2に示す光ファイバ
装置と同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。図8において、半導体レーザ11、レンズ13aお
よび励起用光ファイバ13bは複数設置されている。4
1は励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光器
であり、その内部面は励起光に対し前記実施の形態1の
ように鏡面反射性を有している。42はレーザ光共振手
段の一部であり、増幅用光ファイバ100の両端部1x
の一方に一体形成され、波長が1.06μm帯のレーザ
光を全反射するグレーティングである。
幅用光ファイバ100の両端部1xのグレーティング4
2が形成された一方に一体形成され、波長が1.47μ
m帯のレーザ光を全反射するコーティングである。
用光ファイバ100の両端部(発振光出力手段)1xの
グレーティング42およびコーティング43が形成され
た一方に設置され、波長が1.55μm帯のレーザ光を
一部反射する部分反射鏡である。45はレーザ光共振手
段および発振光発生手段の一部であり、増幅用光ファイ
バ100の両端部1xにおける他端に設置され、波長が
1.06μm帯、1.47μm帯および1.55μm帯
のレーザ光を全反射する全反射鏡である。
部の円柱状の空間に一部設けられ、体積が集光器41の
内部の容積とできるだけ等しくなるようにコイル状に巻
かれ密集して設置され、増幅用光ファイバ100の両端
部1xは発振光出力手段を兼ね備えて集光器41の内部
から外部に露出している。なお、この発振光出力手段を
兼ねた増幅用光ファイバ100の両端部1xの代わり
に、前記増幅用光ファイバ100と集光器41内で通じ
ており、外部へ露出している光ファイバを用いることも
可能である。
た半導体レーザ11は、波長が0.80μm帯の励起光
をそれぞれ出射する。複数設置されたレンズ13aによ
り、各半導体レーザ11から出射された励起光を各励起
用光ファイバ13bのマルチモードであるコアの断面積
にまで集光して各励起用光ファイバ13bのコア中にそ
れぞれ入射させる。複数設置された励起用光ファイバ1
3bにより、励起光を集光器41の内部にそれぞれ伝送
して導入している。
増幅用光ファイバ100あるいは集光器41の内部面に
照射される。励起光が増幅用光ファイバ100に照射さ
れた場合、励起光は活性媒質を有する増幅用光ファイバ
100により一部吸収され、再び増幅用光ファイバ10
0あるいは集光器41の内部面に照射される。励起光が
集光器41の内部面に照射された場合、励起光は集光器
41の内部面により反射され、再び増幅用光ファイバ1
00あるいは集光器41の内部面に照射される。これに
より、励起光は集光器41の内部において増幅用光ファ
イバ100に繰り返し照射され、増幅用光ファイバ10
0の活性媒質に繰り返し吸収される。
はクラッド1cを透過して第3コア1d、第2コア1b
および第1コア1aを通過する。図3(d)に示すよう
に、励起光の波長はNdの吸収波長λ1と同じであり、
第3コア1d中のNdが励起光を吸収して励起されて反
転分布を形成する。増幅用光ファイバ100の両端部1
xのグレーティング42および全反射鏡45により、誘
導放出現象を利用して、第3コア1d、第2コア1bお
よび第1コア1a中においてNdの誘導放出波長λ7で
ある1.06μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ10
0中で共振させて密閉する。
λ10と同じであり、第2コア1b中のTmが1.06
μm帯のレーザ光を吸収して励起されて反転分布を形成
する。増幅用光ファイバ100の両端のコーティング4
3および全反射鏡45により、誘導放出現象を利用し
て、第2コア1bおよび第1コア1a中においてTmの
誘導放出波長λ11である1.47μm帯のレーザ光を
増幅用光ファイバ100中で共振させて密閉する。Tm
の誘導放出波長λ11はErの吸収波長λ12と同じで
あり、第1コア1a中のErが1.47μm帯のレーザ
光を吸収して励起されて反転分布を形成する。増幅用光
ファイバ100の両端の部分反射鏡44および全反射鏡
45により、誘導放出現象を利用して第1コア1a中に
おいてErの誘導放出波長λ4である1.55μm帯の
発振光を増幅用光ファイバ100中でレーザ発振させ
る。増幅用光ファイバ100により、増幅用光ファイバ
100の一端に設置された部分反射鏡44からレーザ発
振された発振光を集光器41の外部に伝送して出力す
る。
1、レンズ13aおよび励起用光ファイバ13bによ
り、半導体レーザからの励起光は多数合成され、高出力
の励起光を集光器41の内部に入力しているため、高出
力な光増幅を図ることが出来る。
り、各半導体レーザ11から出射された励起光を各光フ
ァイバのコアの断面積にまで集光して各光ファイバのコ
ア中にそれぞれ入射させる場合には、励起用光ファイバ
13bを複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束とする
ことが出来る。
れた励起用光ファイバ13bにより、励起光を集光器4
1の内部にそれぞれ伝送して導入しているとしたが、複
数の光ファイバを束ねて光ファイバ束として励起光を集
光器41の内部に伝送して導入しても同様な効果が得ら
れる。
光ファイバ100に繰り返し照射され、増幅用光ファイ
バ100の第3コア1dの活性物質に繰り返し吸収され
るため、増幅用光ファイバ100の高効率な励起を図る
ことができる。また、増幅用光ファイバ100は、体積
が集光器41の内部の容積とできるだけ等しくなるよう
にコイル状に巻かれ密集して設置されているため、励起
光を多く活性物質に吸収させて、高出力な光増幅を図る
ことが出来る。
集光器41の内部に伝送して導入している。さらに増幅
用光ファイバ100により、発振光を集光器41の外部
に伝送しているため、光ファイバの断面積は集光器41
の内部表面積に比べて十分に小さく、集光器41の内部
からの励起光の漏れを小さく抑えて、増幅用光ファイバ
100の高効率な励起を図ることが出来る。
励起されるため、第3コア1dは全体として第1コア1
aの断面積よりも十分に大きい断面積を有していて、第
1コア1a中の活性媒質だけで励起光を吸収する場合に
比べ、励起光は多く活性媒質に吸収され、増幅用光ファ
イバ100の高効率な励起を図ることが出来る。また、
増幅用光ファイバ100の両端部1xのグレーティング
42、コーティング43および全反射鏡45により、第
3コア1d、第2コア1b、および第1コア1a中にお
いてNdの誘導放出波長λ7である1.06μm帯のレ
ーザ光およびTmの誘導放出波長λ11である1.47
μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ100中で共振さ
せて密閉して、第2コア1b中のTmが1.06μm帯
のレーザ光および第1コア1a中のErが1.47μm
帯のレーザ光を吸収して励起されるため、第2コア1b
および第1コア1a中の活性媒質は高密度で均一励起さ
れ、増幅用光ファイバ100の高効率な励起を図ること
が出来る。
それぞれ一部は、増幅用光ファイバ100の両端部1x
の一方に一体形成されたそれぞれグレーティング42お
よびコーティング43を用いているため、新たな構成要
素を設置する必要がなく、光ファイバ装置の簡略化を図
ることが出来る。
手段の一部を、増幅用光ファイバ100の両端部1xの
グレーティング42およびコーティング43が形成され
た一方に設置され、波長が1.55μm帯のレーザ光を
一部反射する部分反射鏡としたが、増幅用光ファイバ1
00の両端部1xのグレーティング42およびコーティ
ング43が形成された一方に何も設置せず、増幅用光フ
ァイバ100の端面におけるフレネル反射を用いても、
波長が1.55μm帯のレーザ光を一部反射するため、
同様の効果が得られる。
の内部面が励起光に対し全反射するように構成してもよ
く、このように構成した場合には、集光器41の内部で
の励起光の損失を低減し、増幅用光ファイバ100の高
効率な励起を図ることが出来る。
実施の形態2のように集光器41の内面部は励起光に対
し拡散反射性であってもよく、このように構成した場合
は増幅用光ファイバ100は励起光に一様に照射されて
励起密度分布は均一になり、増幅用光ファイバ100の
高効率な励起を図ることが可能になる。この場合、集光
器12の内部面は励起光に対して反射率の高いセラミッ
クス材料あるいは樹脂材料で形成することが出来る。
希土類元素Erを有し、第2コア1bに希土類元素Tm
を有し、第2コア1bの外周の第3コア1dに希土類元
素Ndを有する増幅用光ファイバ100を用いるものと
したが、第3コアを有さず中心コアの第1コア1aに希
土類元素Erを有し、第1コア1aの外周の第2コア1
bに希土類元素NdおよびYbを共に有する増幅用光フ
ァイバ、同様に第1コア1aに希土類元素ErおよびY
bを共に有し、第2コア1bに希土類元素Ybを有する
増幅用光ファイバ、または同様に第1コア1aに希土類
元素Prを有し、第2コア1bに希土類元素Ndを有す
る増幅用光ファイバを用いてもよく、同様な効果を奏す
る。
ば、増幅用光ファイバ100の高効率な励起と、簡略化
を図ることが可能な光ファイバ装置が得られる効果があ
る。
レーザ発振を行う光ファイバ装置について説明する。こ
の実施の形態4における増幅用光ファイバは、前記実施
の形態1の図1に示した増幅用光ファイバと同様な構成
であるが、この実施の形態4の増幅用光ファイバ101
は第1コア1aが石英系のものであり、誘導ラマン散乱
の増幅媒質である。また、第2コア1bは石英系のもの
であり、希土類元素としてNdがドープされている。ク
ラッド1cは第2コア1bよりも屈折率が小さく、第2
コア1bは第1コア1aよりも屈折率が小さくなるよう
に設定されており、中心コアの屈折率が最も大きく、外
方に向かう外周コアになるほど屈折率は小さい構成であ
る。
バ装置の構成を示す模式図である。なお、図9において
図2と同一部分は同一符号を付してその説明は省略す
る。図において、51は励起光入力手段であり、半導体
レーザから出力された励起光を収束するレンズ、52は
発振光発生手段、レーザ光共振手段の一部であり、増幅
用光ファイバ101の両端部の一方に一体形成され、発
振光を全反射するグレーティングである。53は前記発
振光発生手段、レーザ光共振手段の一部であり、増幅用
光ファイバ101の両端部のもう一方に一体形成され、
発振光を一部反射して、励起光を全反射するグレーティ
ングであり、発振光出力手段を兼ね備えている。
11は波長が0.80μm帯の励起光を出射する。レン
ズ51により半導体レーザ11から出射された励起光を
増幅用光ファイバ101の第2コア1bの断面積まで集
光して増幅用光ファイバ101の第2コア1b中に入射
させる。
は第2コア1bおよび第1コア1aを折り返し通過す
る。励起光の波長はNdの吸収波長λ1と同じであり、
第2コア1b中のNdが励起光を吸収して励起されて反
転分布を形成する。増幅用光ファイバ101の両端部に
それぞれ一体形成されたグレーティング52,53によ
り、誘導放出現象を利用して、第2コア1bおよび第1
コア1a中においてNdの誘導放出波長λ7である1.
06μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ101中で共
振させて密閉する。
ν1(誘導放出波長λ7)のレーザ光は第2コア1bお
よび第1コア1aを繰り返し通過する。図10に誘導ラ
マン散乱におけるエネルギー遷移を示す。励起光が石英
系の活性媒質の第1コア1aに照射されると、非線形光
学効果の一つである誘導ラマン散乱により、励起光と活
性媒質の間においてエネルギー準位間のエネルギー差h
(ν1−ν2)に等しいエネルギーの授受が行われる。
ティング52,53により、誘導ラマン散乱を利用し
て、エネルギー準位間のエネルギー差に相当する周波数
ν3(=ν1−ν2)の発振光を増幅用光ファイバ10
1中でレーザ発振させる。増幅用光ファイバ101自体
により、増幅用光ファイバ101の両端部の一方に形成
された周波数ν3の発振光を一部反射するグレーティン
グ53からレーザ発振された発振光を出力する。
発振を行う光ファイバ装置において、第2コア1b中の
Ndが励起光を吸収して励起されるため、第2コア1b
は全体として第1コア1aの断面積よりも十分に大きい
断面積を有していて、第1コア1a中の活性媒質だけで
励起光を吸収する場合に比べて励起光は多く活性媒質に
吸収され、増幅用光ファイバ101の高効率な励起を図
ることが出来る。また、増幅用光ファイバ101の両端
部にそれぞれ一体形成されたグレーティング52,53
により、第2コア1bおよび第1コア1a中においてN
dの誘導放出波長λ7である1.06μm帯のレーザ光
を増幅用光ファイバ101中で共振させて密閉して、石
英系の第1コア1a中に入射するため、増幅媒質である
第1コア1aは高密度で均一励起され、増幅用光ファイ
バ101の高効率な励起を図ることが出来る。
もう一方に一体形成され、励起光を全反射するグレーテ
ィング52により、励起光は増幅用光ファイバ101中
において折り返し通過し、増幅用光ファイバ101の活
性物質に再び吸収されるため、増幅用光ファイバ101
の高効率な励起を図ることが出来る。
手段は、増幅用光ファイバ101の両端部にそれぞれ一
体形成されたグレーティング52,53を用いているた
め、新たな構成要素を設置する必要がなく、光ファイバ
装置の簡略化を図ることが出来る。
効果を利用してレーザ発振を行う光ファイバ装置として
構成したが、グレーティング(レーザ光共振手段)52
が施された増幅用光ファイバ101の端面に励起光およ
び信号光を合成する光ファイバカプラの出力端を接続
し、励起光を光ファイバカプラの一方の入力端(励起光
入力手段)へ、また信号光を前記光ファイバカプラのも
う一方の入力端(信号光入力手段)へ入力し、接続した
前記光ファイバカプラの出力端から前記励起光および前
記信号光を合成して増幅用光ファイバ101へ入力し、
光増幅された信号光を増幅用光ファイバ101のグレー
ティング53(レーザ光共振手段,信号光出力手段)か
ら出力するなど、非線形光学効果を利用して信号光の光
増幅を行う光ファイバ装置として構成しても、同様な効
果が得られる。
ば、増幅用光ファイバ101の高効率な励起と、簡略化
を図ることが可能な光ファイバ装置が得られる効果があ
る。
信号光の光増幅を行う光ファイバ装置について説明す
る。この光ファイバ装置の増幅用光ファイバは、前記実
施の形態4の増幅用光ファイバと同一のものであり、中
心コアの屈折率が最も大きく、外方に向かう外周コアに
なるほど屈折率は小さい構成である。
置の構成を示す模式図である。図11において図2と同
一部分には同一符号を付しその説明は省略する。図にお
いて、61は内部面が励起光に対して鏡面反射性であ
り、励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光
器、62はレーザ光共振手段であり、増幅用光ファイバ
101の両端面にそれぞれ一体形成され、波長が1.0
6μm帯のレーザ光を全反射するグレーティングであ
る。
部の円環状の空間に一部設けられ、体積が集光器61の
内部の容積とできるだけ等しくなるようにコイル状に巻
かれ密集して設置され、増幅用光ファイバ101の両端
部1xは信号光入力手段および信号光出力手段を兼ね備
えて集光器61の内部から外部に露出している。なお、
これら信号光入力手段および信号光出力手段を兼ねた増
幅用光ファイバ101の両端部1xの少なくとも一方
は、前記増幅用光ファイバ101と集光器61内で通じ
ていて外部へ露出している光ファイバを用いることも可
能である。
バ101との隙間にはクラッドと同じ媒質が充填され、
集光器61はクラッド1cと同じ媒質が充填され、集光
器61はクラッド1cよりも屈折率が小さいガラス材料
であり、内部面が励起光に対し全反射するように形成さ
れている。
11は波長が0.80μm帯の励起光を出射する。レン
ズ13aにより、半導体レーザ11から出射された励起
光を励起用光ファイバ13bのマルチモードで大口径の
コアの断面積にまで集光して励起用光ファイバ13bの
コア中に入射させる。励起用光ファイバ13bにより、
励起光を集光器61の内部に伝送して導入している。
増幅用光ファイバ101あるいは集光器61の内部面に
照射される。励起光が増幅用光ファイバ101に照射さ
れた場合、励起光は活性媒質を有する増幅用光ファイバ
101により一部吸収され、再び増幅用光ファイバ10
1あるいは集光器61の内部面に照射される。励起光が
集光器61の内部面に照射された場合、励起光は励起光
に対して鏡面反射性である内部面により反射され、再び
増幅用光ファイバ101あるいは集光器61の内部面に
照射される。これにより、励起光は集光器61の内部に
おいて増幅用光ファイバ101に繰り返し照射され、増
幅用光ファイバ101の活性媒質に繰り返し吸収され
る。
はクラッド1cを透過して第2コア1bおよび第1コア
1aを通過する。励起光の波長はNdの吸収波長λ1と
同じであり、第2コア1b中のNdが励起光を吸収して
励起されて反転分布を形成する。増幅用光ファイバ10
1の両端部1xにそれぞれ一体形成されたグレーティン
グ62により、誘導放出現象を利用して、第2コア1b
および第1コア1a中においてNdの誘導放出波長λ7
である1.06μm帯のレーザ光を増幅用光ファイバ1
01中で共振させて密閉する。
ν1(誘導放出波長λ7)のレーザ光は、第2コア1b
および第1コア1aを繰り返し通過する。励起光が石英
系の活性媒質の第1コア1aに照射されると、非線形光
学効果の一つである誘導ラマン散乱により、励起光と活
性媒質の間においてエネルギー準位間のエネルギー差h
(ν1−ν2)に等しいエネルギーの授受が行われる。
器61の内部に導入される増幅用光ファイバ101の両
端部1xの一方からエネルギー準位間のエネルギー差に
相当する周波数ν3(=ν1−ν2)の信号光を集光器
61の内部の増幅用光ファイバ101の第1コア1aに
伝送して導入している。これにより、誘導ラマン散乱効
果を利用して、周波数ν3の信号光が増幅用光ファイバ
101中で光増幅される。増幅用光ファイバ101自体
により、増幅用光ファイバ101の両端部1xのもう一
方から光増幅された信号光を集光器61の外部に伝送し
て出力する。
て増幅用光ファイバ101に繰り返し照射され、増幅用
光ファイバ101の第2コア1bの活性物質に繰り返し
吸収されるため、増幅用光ファイバ101の高効率な励
起を図ることが出来る。また、増幅用光ファイバ101
の一部は、体積が集光器61の内部の容積とできるだけ
等しくなるようにコイル状に巻かれ密集して設置されて
いるため、励起光を多く活性媒質に吸収させて、高出力
な光増幅を図ることが出来る。
集光器61の内部に伝送して導入している。さらに増幅
用光ファイバ101自体により、信号光を集光器61の
外部に伝送しているため、光ファイバの断面積は集光器
61の内部表面積に比べて十分に小さく、集光器61の
内部からの励起光の漏れを小さく抑えて、増幅用光ファ
イバ101の高効率な励起を図ることが出来る。
て全反射するように形成されているため、集光器61の
内部における励起光の損失を低減して、増幅用光ファイ
バ101の高効率な励起を図ることが出来る。
ァイバ101の両端部1xにそれぞれ一体形成されたグ
レーティング62を用いているため、新たな構成要素を
設置する必要がなく、光ファイバ装置の簡略化を図るこ
とが出来る。
効果を利用して信号光の光増幅を行う光ファイバ装置と
して構成したが、図8に示したように部分反射鏡44、
全反射鏡45、グレーティング42などを設け、非線形
光学効果を利用してレーザ発振を行う光ファイバ装置と
し、増幅用光ファイバ101の両端部1xが発振光出力
手段を兼ね備えて集光器41の内部から外部に露出して
いるように構成しても、同様な効果が得られる。
を非線形光学効果を利用してレーザ発振を行う光ファイ
バ装置として構成した場合、発振光出力手段を兼ねた増
幅用光ファイバ101の両端部1xの代わりに、前記増
幅用光ファイバ101と集光器61内で通じていて外部
へ露出している光ファイバを用いることも可能である。
をレーザ発振を行う光ファイバ装置として構成した場合
においても、前記実施の形態1のように集光器61の内
部面が励起光に対して鏡面反射性であるように構成して
もよく、集光器61の内部における励起密度分布を任意
に形成することにより、増幅用光ファイバ101に励起
光を集中的に照射させて増幅用光ファイバ101の高効
率な励起を図ることが出来る。
置を信号光の光増幅を行う光ファイバ装置またはレーザ
発振を行う光ファイバ装置として構成した場合いずれに
おいても、前記実施の形態2のように集光器61の内面
部は励起光に対し拡散反射性であってもよく、このよう
に構成した場合は増幅用光ファイバ101は励起光に一
様に照射されて励起密度分布は均一になり、増幅用光フ
ァイバ101の高効率な励起を図ることが可能になる。
この場合、集光器61の内部面は励起光に対して反射率
の高いセラミックス材料あるいは樹脂材料で形成するこ
とが出来る。
およびレンズ13a、励起用光ファイバ13bなどの励
起光入力手段の少なくとも一方を複数設ける構成にして
もよく、このように構成した場合には、半導体レーザ1
1からの励起光を多数合成することができ、高出力の励
起光を集光器61の内部に入力でき、高出力な光増幅を
図ることが出来る。
り、各半導体レーザ11から出射された励起光を各光フ
ァイバのコアの断面積にまで集光して各光ファイバのコ
ア中にそれぞれ入射させる場合には、励起用光ファイバ
13bを複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束とする
ことが出来る。
ば、増幅用光ファイバ101の高効率な励起と、簡略化
を図ることが可能な光ファイバ装置が得られる効果があ
る。
光を出力する励起光源と、励起光を内部で繰り返し反射
させて密閉する集光器と、前記励起光源から出力された
励起光を前記集光器の内部に入力するための励起光入力
手段と、前記集光器の内部に全てあるいは一部設けら
れ、少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは少な
くとも一種類の活性媒質を有し、少なくとも一層の外周
コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光
ファイバと、活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出
現象により少なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光
ファイバ中で共振させて密閉するためのレーザ光共振手
段と、信号光を前記集光器の内部の前記増幅用光ファイ
バに入力するための信号光入力手段と、活性媒質を有す
る前記中心コアの誘導放出現象により前記増幅用光ファ
イバ中で光増幅された信号光を前記集光器の外部に出力
するための信号光出力手段とを備えるように構成したの
で、信号光を光増幅する前記増幅用光ファイバの高効率
な励起を図れる効果がある。
光源と、励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集
光器と、前記励起光源から出力された励起光を前記集光
器の内部に入力するための励起光入力手段と、前記集光
器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なくとも一層
の外周コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増
幅用光ファイバと、活性媒質を有する前記外周コアの誘
導放出現象により少なくとも一波長のレーザ光を前記増
幅用光ファイバ中で共振させて密閉するためのレーザ光
共振手段と、活性媒質を有する中心コアの誘導放出現象
により発振光を増幅用光ファイバ中でレーザ発振させる
ための発振光発生手段と、該発振光発生手段により前記
増幅用光ファイバ中でレーザ発振された発振光を前記集
光器の外部に出力するための発振光出力手段とを備える
ように構成したので、レーザ発振を行う前記増幅用光フ
ァイバの高効率な励起を図れる効果がある。
光源と、励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集
光器と、前記励起光源から出力された励起光を前記集光
器の内部に入力するための励起光入力手段と、前記集光
器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なくとも2重
のコアが形成され、中心コアは非線形光学効果における
増幅媒質であり、少なくとも一層の外周コアには少なく
とも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイバと、活
性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少な
くとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で共
振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、信号光を
前記集光器の内部の前記増幅用光ファイバに入力するた
めの信号光入力手段と、前記増幅媒質である中心コアの
非線形光学効果により前記増幅用光ファイバ中で光増幅
された信号光を前記集光器の外部に出力するための信号
光出力手段とを備えるように構成したので、前記増幅媒
質である中心コアが高密度で均一励起され、信号光を光
増幅する前記増幅用光ファイバの高効率な励起を図れる
効果がある。
光源と、励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集
光器と、前記励起光源から出力された励起光を前記集光
器の内部に入力するための励起光入力手段と、前記集光
器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なくとも2重
のコアが形成され、中心コアは非線形光学効果における
増幅媒質であり、少なくとも一層の外周コアには少なく
とも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイバと、活
性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少な
くとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で共
振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、増幅媒質
である前記中心コアの非線形光学効果により発振光を前
記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させるための発振光
発生手段と、該発振光発生手段により前記増幅用光ファ
イバ中でレーザ発振された発振光を前記集光器の外部へ
出力するための発振光出力手段とを備えるように構成し
たので、増幅媒質である前記中心コアが高密度で均一励
起され、レーザ発振を行う前記増幅用光ファイバの高効
率な励起を図れる効果がある。
信号光出力手段の少なくとも一方には、集光器の内部か
ら外部に露出している増幅用光ファイバ自体、あるいは
増幅用光ファイバと集光器の内部で通じていて外部に露
出している光ファイバを用いるように構成したので、前
記光ファイバのコアの断面積は集光器の内部表面積に比
べて十分に小さいため、集光器の内部からの励起光の漏
れを小さく抑えて、増幅用光ファイバの高効率な励起を
図れる効果がある。
に露出している増幅用光ファイバ自体、あるいは増幅用
光ファイバと集光器の内部で通じていて外部に露出して
いる光ファイバを発振光出力手段として用いるように構
成したので、集光器の内部からの励起光の漏れを小さく
抑えて、増幅用光ファイバの高効率な励起を図れる効果
がある。
光に対して鏡面反射性になるように構成したので、励起
光は集光器の内部において増幅用光ファイバに繰り返し
照射され、増幅用光ファイバの高効率な励起を図れる効
果がある。
光に対して全反射するように構成したので、集光器の内
部における励起光の損失を低減して、増幅用光ファイバ
の高効率な励起を図れる効果がある。
光に対し拡散反射性になるように構成したので、増幅用
光ファイバは励起光に一様に照射されて励起密度分布が
均一となり、増幅用光ファイバの高効率な励起を図れる
効果がある。
光に対して反射率の高いセラミックス材料あるいは樹脂
材料で形成するように構成したので、集光器の内部にお
ける励起光の損失を低減して、増幅用光ファイバの高効
率な励起が図れる効果がある。
軸方向に複数集積して構成されたバー状素子であるアレ
ー半導体レーザ、あるいは励起光の出射端をスロー軸方
向に複数集積して構成されたバー状素子を、ファスト軸
方向に複数集積して構成したスタック型半導体レーザを
励起光源としており、励起光入力手段は、前記励起光源
から出射された励起光を少なくともファスト軸方向に収
束するための半導体レーザ光収束手段と、集光器に設け
られ、励起光を当該集光器の内部に導入するための半導
体レーザ光導入手段とを備えるように構成したので、エ
ネルギー利用効率を高くして高出力の励起光を前記集光
器の前記内部に入力でき、増幅用光ファイバの高効率な
励起を図れる効果がある。
た励起光を収束する結合光学系と、該結合光学系から収
束された励起光を伝送して集光器の内部に導入する光フ
ァイバあるいは光ファイバ束とを励起光入力手段が備え
るように構成したので、前記集光器からの励起光の漏れ
をなくして高出力の励起光を前記集光器の内部に入力で
き、増幅用光ファイバの高効率な励起を図れる効果があ
る。
入力手段の少なくとも一方を複数設置するように構成し
たので、高出力の励起光を集光器の内部に入力でき、増
幅用光ファイバの高効率な励起を図れる効果がある。
てあるいは一部を、体積が集光器の内部の容積とできる
だけ等しくなるように密集して設置した構成を備えるよ
うにしたので、増幅用光ファイバの高効率な励起を図れ
る効果がある。
心コアの第1コアに希土類元素Erを有し、第1コアの
外周の第2コアに希土類元素NdおよびYbを共に有す
る構成か、または第1コアに希土類元素ErおよびYb
を共に有し、第2コアに希土類元素Ybを有する構成
か、または第1コアに希土類元素Prを有し、第2コア
に希土類元素Ndを有する構成か、あるいは第1コアに
希土類元素Erを有し、第2コアに希土類元素Tmを有
し、第2コアの外周の第3コアに希土類元素Ndを有す
るように構成したので、増幅用光ファイバの高効率な励
起を図れる効果がある。
光源と、少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは
非線形光学効果における増幅媒質であり、少なくとも一
層の外周コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する
増幅用光ファイバと、前記励起光源から出力された励起
光を前記増幅用光ファイバに入力するための励起光入力
手段と、活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象
により少なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファ
イバ中で共振させて密閉するためのレーザ光共振手段
と、信号光を前記増幅用光ファイバへ入力するための信
号光入力手段と、増幅媒質である前記中心コアの非線形
光学効果により前記増幅用光ファイバ中で光増幅された
信号光を出力するための信号光出力手段を備えるように
構成したので、信号光を光増幅する増幅用光ファイバの
高効率な励起を図れる効果がある。
光源と、少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは
非線形光学効果における増幅媒質であり、少なくとも一
層の外周コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する
増幅用光ファイバと、前記励起光源から出力された励起
光を前記増幅用光ファイバに入力するための励起光入力
手段と、活性媒質を有する外周コアの誘導放出現象によ
り少なくとも一波長のレーザ光を増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、増幅媒
質である中心コアの非線形光学効果により発振光を増幅
用光ファイバ中でレーザ発振させるための発振光発生手
段とを備えるように構成したので、レーザ発振を行う増
幅用光ファイバの高効率な励起を図れる効果がある。
あるいは一部が、増幅用光ファイバに一体形成されたグ
レーティングあるいはコーティングを用いるか、増幅用
光ファイバの端面におけるフレネル反射を用いるように
構成したので、新たな構成要素を付加する必要がなく、
光ファイバ装置の簡略化を図れる効果がある。
てあるいは一部として、増幅用光ファイバに一体形成さ
れたグレーティングあるいはコーティングを用いるよう
に構成したので、新たな構成要素を付加する必要がな
く、光ファイバ装置の簡略化を図れる効果がある。
も大きく、外方に向かう外周コアになるほど屈折率が小
さい構成を増幅用光ファイバが備えるようにしたので、
増幅用光ファイバの高効率な励起が図れる効果がある。
イバの構成を示す断面図である。
置の構成を示す模式図である。
元素のエネルギー準位を示す説明図である。
置の構成を示す模式図である。
置において、半導体レーザ光導入手段を集光器に形成さ
れたスリットのみで構成した場合の模式図である。
置における半導体レーザ光導入手段の構成を示す模式図
である。
イバの構成を示す断面図である。
置の構成を示す模式図である。
置の構成を示す模式図である。
ン散乱におけるエネルギー遷移を示す説明図である。
の構成を示す模式図である。
振用の媒体として使用されるダブルクラッド型の光ファ
イバの構造を示す断面図および屈折率分布図である。
れたレーザ装置の構成を示す説明図である。
た光ファイバ増幅器の概略構成を示すブロック図であ
る。
コア光ファイバにより構成された共振器の概略構成を示
す模式図である。
光ファイバの両端部(発振光出力手段,信号光入力手
段,信号光出力手段)、11 半導体レーザ(励起光
源)、12,24,41,61 集光器、13b 励起
用光ファイバ(励起光入力手段)、13a レンズ(励
起光入力手段,結合光学系)、51 レンズ(励起光入
力手段)、14 信号入力用光ファイバ(信号光入力手
段)、15信号出力用光ファイバ(信号光出力手段)、
16,62 グレーティング(レーザ光共振手段)、2
1 スタック型半導体レーザ(励起光源)、21−1,
21−2,21−3,21−4,21−5 バー状素
子、22 半導体レーザ光収束手段(励起光入力手
段)、23 半導体レーザ光導入手段(励起光入力手
段)、42,52,53 グレーティング(レーザ光共
振手段,発振光発生手段)、43 コーティング(レー
ザ光共振手段,発振光発生手段)、44 部分反射鏡
(発振光発生手段)、45 全反射鏡(発振光発生手
段,レーザ光共振手段)。
Claims (20)
- 【請求項1】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに励
起光を与え、誘導放出現象により光増幅を行う光ファイ
バ装置において、 励起光を出力する励起光源と、 励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光器と、 前記励起光源から出力された励起光を前記集光器の内部
に入力するための励起光入力手段と、 前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なく
とも2重のコアが形成され、中心コアは少なくとも一種
類の活性媒質を有し、少なくとも一層の外周コアには少
なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイバ
と、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 信号光を前記集光器の内部の前記増幅用光ファイバに入
力するための信号光入力手段と、 活性媒質を有する前記中心コアの誘導放出現象により前
記増幅用光ファイバ中で光増幅された信号光を前記集光
器の外部に出力するための信号光出力手段とを備えたこ
とを特徴とする光ファイバ装置。 - 【請求項2】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに励
起光を与え、誘導放出現象によりレーザ発振を行う光フ
ァイバ装置において、 励起光を出力する励起光源と、 励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光器と、 前記励起光源から出力された励起光を前記集光器の内部
に入力するための励起光入力手段と、 前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なく
とも2重のコアが形成され、中心コアは少なくとも一種
類の活性媒質を有し、少なくとも一層の外周コアには少
なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイバ
と、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 活性媒質を有する前記中心コアの誘導放出現象により発
振光を前記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させるため
の発振光発生手段と、 該発振光発生手段により前記増幅用光ファイバ中でレー
ザ発振された発振光を前記集光器の外に出力するための
発振光出力手段とを備えたことを特徴とする光ファイバ
装置。 - 【請求項3】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに励
起光を与え、誘導放出現象を介して非線形光学効果によ
り光増幅を行う光ファイバ装置において、 励起光を出力する励起光源と、 励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光器と、 前記励起光源から出力された励起光を前記集光器の内部
に入力するための励起光入力手段と、 前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なく
とも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光学効果
における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周コアに
は少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイ
バと、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 信号光を前記集光器の内部の前記増幅用光ファイバに入
力するための信号光入力手段と、 増幅媒質である前記中心コアの非線形光学効果により前
記増幅用光ファイバ中で光増幅された信号光を前記集光
器の外部に出力するための信号光出力手段とを備えたこ
とを特徴とする光ファイバ装置。 - 【請求項4】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに励
起光を与え、誘導放出現象を介して非線形光学効果によ
りレーザ発振を行う光ファイバ装置において、 励起光を出力する励起光源と、 励起光を内部で繰り返し反射させて密閉する集光器と、 前記励起光源から出力された励起光を前記集光器の内部
に入力するための励起光入力手段と、 前記集光器の内部に全てあるいは一部設けられ、少なく
とも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光学効果
における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周コアに
は少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光ファイ
バと、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 増幅媒質である前記中心コアの非線形光学効果により発
振光を前記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させるため
の発振光発生手段と、 該発振光発生手段により前記増幅用光ファイバ中でレー
ザ発振された発振光を前記集光器の外部へ出力するため
の発振光出力手段とを備えたことを特徴とする光ファイ
バ装置。 - 【請求項5】 信号光入力手段および信号光出力手段の
少なくとも一方は、 集光器の内部から外部に露出している増幅用光ファイバ
自体、あるいは増幅用光ファイバと集光器の内部で通じ
ていて外部に露出している光ファイバを用いることを特
徴とする請求項1または請求項3記載の光ファイバ装
置。 - 【請求項6】 発振光出力手段は、 集光器の内部から外部に露出している増幅用光ファイバ
自体、あるいは増幅用光ファイバと集光器の内部で通じ
ていて外部に露出している光ファイバを用いることを特
徴とする請求項2または請求項4記載の光ファイバ装
置。 - 【請求項7】 集光器は、 内部面が励起光に対して鏡面反射性であることを特徴と
する請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の
光ファイバ装置。 - 【請求項8】 集光器は、 内部面が励起光に対して全反射するように形成されてい
ることを特徴とする請求項7記載の光ファイバ装置。 - 【請求項9】 集光器は、 内部面が励起光に対して拡散反射性であることを特徴と
する請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の
光ファイバ装置。 - 【請求項10】 集光器は、 内部面が励起光に対して反射率の高いセラミックス材料
あるいは樹脂材料で形成されていることを特徴とする請
求項9記載の光ファイバ装置。 - 【請求項11】 励起光源が、 励起光の出射をスロー軸方向に複数集積して構成された
バー状素子であるアレー半導体レーザ、あるいは励起光
の出射端をスロー軸方向に複数集積して構成されたバー
状素子を、ファスト軸方向に複数集積して構成されたス
タック型半導体レーザであり、 励起光入力手段は、 前記励起光源から出射された励起光を少なくともファス
ト軸方向に収束するための半導体レーザ光収束手段と、 集光器に設けられ、前記励起光を集光器の内部に導入す
るための半導体レーザ光導入手段とを備えていることを
特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1
項記載の光ファイバ装置。 - 【請求項12】 励起光入力手段は、 励起光源から出力された励起光を収束する結合光学系
と、 該結合光学系から収束された励起光を伝送して集光器の
内部に導入する光ファイバあるいは光ファイバ束とを備
えていることを特徴とする請求項1から請求項10のう
ちのいずれか1項記載の光ファイバ装置。 - 【請求項13】 励起光源および励起光入力手段の少な
くとも一方は複数設置されていることを特徴とする請求
項1から請求項12のうちのいずれか1項記載の光ファ
イバ装置。 - 【請求項14】 増幅用光ファイバの全てあるいは一部
は、 体積が集光器の内部の容積とできるだけ等しくなるよう
に密集して設置されていることを特徴とする請求項1か
ら請求項13のうちのいずれか1項記載の光ファイバ装
置。 - 【請求項15】 増幅用光ファイバは、 中心コアの第1コアに希土類元素Erを有し、第1コア
の外周の第2コアに希土類元素NdおよびYbを共に有
するか、 第1コアに希土類元素ErおよびYbを共に有し、第2
コアに希土類元素Ybを有するか、 第1コアに希土類元素Prを有し、第2コアに希土類元
素Ndを有するか、 第1コアに希土類元素Erを有し、第2コアに希土類元
素Tmを有し、第2コアの外周の第3コアに希土類元素
Ndを有することを特徴とする請求項1から請求項14
のうちのいずれか1項記載の光ファイバ装置。 - 【請求項16】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに
励起光を与え、誘導放出現象を介して非線形光学効果に
より前記増幅用光ファイバに入力された信号光を光増幅
し出力する光ファイバ装置において、 励起光を出力する励起光源と、 少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光
学効果における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周
コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光
ファイバと、 前記励起光源から出力された励起光を前記増幅用光ファ
イバに入力するための励起光入力手段と、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 信号光を前記増幅用光ファイバへ入力するための信号光
入力手段と、 増幅媒質である前記中心コアの非線形光学効果により前
記増幅用光ファイバ中で光増幅された信号光を出力する
ための信号光出力手段とを備えたことを特徴とする光フ
ァイバ装置。 - 【請求項17】 活性媒質を有する増幅用光ファイバに
励起光を与え、誘導放出現象を介して非線形光学効果に
よりレーザ発振を行いレーザ光を出力する光ファイバ装
置において、 励起光を出力する励起光源と、 少なくとも2重のコアが形成され、中心コアは非線形光
学効果における増幅媒質であり、少なくとも一層の外周
コアには少なくとも一種類の活性媒質を有する増幅用光
ファイバと、 前記励起光源から出力された励起光を前記増幅用光ファ
イバに入力するための励起光入力手段と、 活性媒質を有する前記外周コアの誘導放出現象により少
なくとも一波長のレーザ光を前記増幅用光ファイバ中で
共振させて密閉するためのレーザ光共振手段と、 前記増幅媒質である前記中心コアの非線形光学効果によ
り発振光を前記増幅用光ファイバ中でレーザ発振させる
ための発振光発生手段とを備えたことを特徴とする光フ
ァイバ装置。 - 【請求項18】 発振光発生手段の全てあるいは一部
は、増幅用光ファイバに一体形成されたグレーティング
あるいはコーティングを用いるか、増幅用光ファイバの
端面におけるフレネル反射を用いることを特徴とする請
求項2、請求項4、請求項6から請求項15、または請
求項17のうちのいずれか1項記載の光ファイバ装置。 - 【請求項19】 レーザ光共振手段の全てあるいは一部
は、 増幅用光ファイバに一体形成されたグレーティングある
いはコーティングを用いることを特徴とする請求項1か
ら請求項18のうちのいずれか1項記載の光ファイバ装
置。 - 【請求項20】 増幅用光ファイバは、 中心コアの屈折率が最も大きく、外方に向かう外周コア
になるほど屈折率は小さいことを特徴とする請求項1か
ら請求項19のうちのいずれか1項記載の光ファイバ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28018299A JP2001102662A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28018299A JP2001102662A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001102662A true JP2001102662A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17621449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28018299A Pending JP2001102662A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001102662A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007115968A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Omron Corp | 光増幅器およびレーザ装置 |
JP2011151223A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Nikon Corp | レーザ装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP28018299A patent/JP2001102662A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007115968A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Omron Corp | 光増幅器およびレーザ装置 |
JP2011151223A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Nikon Corp | レーザ装置 |
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