JP2001102319A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2001102319A
JP2001102319A JP27750199A JP27750199A JP2001102319A JP 2001102319 A JP2001102319 A JP 2001102319A JP 27750199 A JP27750199 A JP 27750199A JP 27750199 A JP27750199 A JP 27750199A JP 2001102319 A JP2001102319 A JP 2001102319A
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Japan
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heat treatment
heat
quartz plate
treatment apparatus
quartz
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JP27750199A
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English (en)
Inventor
Hideo Nakanishi
秀夫 中西
Yoshihisa Abe
芳久 阿部
Norio Kondo
憲生 近藤
Mikiro Shimizu
幹郎 清水
Atsushi Yoshikawa
淳 吉川
Hiroyuki Saito
広幸 斎藤
Junji Tanaka
順二 田中
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Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全で、断熱性能がよく、被処理物に対する汚
染がない熱処理装置を提供することにある。 【解決手段】高温に保持され被熱処理物Wが収納される
熱処理室3と、この熱処理室3の開口部4を閉塞し、互
いに離間して積層され、かつ熱処理室3に露出する石英
板5aを有する保温体5とを有し、石英板5aは表面が
平滑で気泡がなく形成された熱処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハ等の
熱処理装置に係わり、特に被処理物に対する汚染がない
熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの製造または処理工程に
おいては、半導体ウェーハに各種の性質を付与するため
熱処理作業が行われている。
【0003】このような熱処理は、半導体ウェーハを高
純度石英製の炉芯管に収納し、炉芯管内の雰囲気を制御
して、目的の処理を行うものである。
【0004】この熱処理工程に使用される熱処理装置で
は、炉内の高温維持と炉床部への熱放散を防止するた
め、炉内と炉床との間に炉開口部を塞ぐように保温体
(蓋体)を設けている。
【0005】この保温体が高純度石英板を積層して形成
される場合には、高純度石英は一般に透明であり、高い
断熱効果を持たせるために石英板の表面に凹凸をつけた
り、また気泡を混入させた高純度石英板を用いて保温体
を作製している。
【0006】また、保温体を用いて、高温炉内から炉床
に向かう熱流を抑制することの目的は、炉内の温度維持
ばかりでなく、炉床の温度上昇により炉を構成する金属
部材からの不純物汚染を防ぐことである。
【0007】すなわち、炉床部の温度が上昇すると金属
部材からの不純物蒸散が起こり、炉内を汚染し、半導体
基板を汚染することになる。
【0008】従って、炉床を可能なかぎり低温度に保つ
必要があり、実際の熱処理炉では、炉内温度が1000
°Cを超える高温になるため、雰囲気純度を維持するた
めには、高純度の石英しか使用できない。そこで、放射
伝熱抑制効果を高めるため、石英の表面に機械的に凹凸
を付したり、泡を含む石英部材により保温体および炉芯
管を製作している。
【0009】しかし、石英部材の表面に凹凸を付して
も、経時変化により、透明化は免れず、また、不純物の
石英表面への付着が起こり易くなり、炉内汚染の原因と
なる。
【0010】さらに、泡を含む石英部材では、長時間温
度の高い状態に保持されることにより、泡が大きくな
り、変形および強度低下を起こす。
【0011】従来、断熱効果および不純物汚染を考慮し
た種々の構造の保温体を用いた熱処理装置が提案されて
いる。
【0012】例えば、特開平5―190479号公報に
記載された縦型熱処理装置のように、炉芯管内に半導体
ウェーハを配置し、しかる後、断熱用グラスウールが充
填され通気孔が形成された筒状容器および保温カバーで
構成される保温体により炉芯管の下端開口部を塞ぎ、所
定の処理ガスを炉芯管内に供給し、炉芯管内の半導体ウ
ェーハを熱処理するものであり、筒状容器に通気孔を設
けるとともに、筒状容器にグラスウールを充填し、筒状
容器の破裂を防止するとともに、被処理物の汚染を防止
するものである。
【0013】しかし、この縦型熱処理装置の問題点とし
て、断熱材として、パーティクルの発生源になるグラス
ウールを用いており、さらに、筒状容器の破裂を防止す
るには、通気孔の孔径を大きくする必要があり、通気孔
を大きくすることにより、半導体ウェーハの装填時、あ
るいは、熱処理工程中に微小なグラスウール粉が通気孔
からボートエレベータに堆積し、このボートエレベータ
に堆積したグラスウール粉が新たなパーティクルの発生
源となり、半導体ウェーハおよび炉芯管内が汚染される
点が挙げられる。
【0014】また、特開平5―343342号公報に記
載された熱処理装置のように、炉芯管の開口部を保温体
により塞ぎ、さらにこの保温体を、石英や炭化珪素等か
らなる基板にセラミックスや金属の下地膜層を形成し、
かつ、この下地膜層の上面に熱線を反射するアルミニウ
ム、金等からなる金属膜を形成し製造した複合基板を支
持体で離間保持し、また、この支持体および複合基板を
石英等のセラミックスからなる筒状容器で囲んだもので
ある。
【0015】しかし、この熱処理装置の問題点として、
保温体は、基板に下地を介して金属薄膜を形成している
ため、金属薄膜起因の金属汚染が発生するおそれがあ
り、これを防止するために複合基板および支持体全体を
筒状容器で囲っている。このため、保温体全体を大型に
せざるを得ず、従って、複合基板の直径を小さくせねば
ならないため、十分な遮熱効果が得られない点が挙げら
れる。
【0016】また、特開平7―58037号公報の半導
体ウェーハの熱処理装置のように、炉芯管熱処理室の外
周をポリシリコン材料で被覆するとともに、炉芯管の開
口を複数積層された遮熱板で形成された保温体(ウェー
ハ保持部材)により閉塞し、所定の処理ガスを炉芯管内
に供給し、炉芯管内の半導体ウェーハを熱処理するもの
であり、外部から侵入しようとする金属不純物をポリシ
リコン材料に吸着させ、炉芯管内への侵入を防止するも
のである。
【0017】しかし、この熱半導体ウェーハの熱処理装
置の問題点として、炉芯管の開口から侵入しようとする
金属不純物をポリシリコン材料に吸着させ、炉芯管内へ
の侵入を防止するものであり、保温体の構造、あるい
は、ウェーハ保持部材の材質には配慮がなされておら
ず、このウェーハ保持部材が汚染発生源となり、また、
多量のポリシリコンを使用するばかりでなく、ポリシリ
コンの被覆に大掛かりな装置を要する点が挙げられる。
【0018】そこで、安全で、断熱性能がよく、被処理
物に対する汚染がない熱処理装置が要望されていた。
【0019】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、安全で、断熱性能がよく、被処理物に対する汚
染がない熱処理装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、高温に保持され被熱
処理物が収納される熱処理室と、この熱処理室の開口部
を閉塞し、互いに離間して積層され、かつ熱処理室に露
出する石英板を有する保温体とを有し、前記石英板は表
面が平滑で気泡がないことを特徴とする熱処理装置であ
ることを要旨としている。
【0021】本願請求項2の発明では、上記保温体は、
熱制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
熱処理装置であることを要旨としている。
【0022】本願請求項3の発明では、上記熱制御手段
は、石英板の内部に金薄膜を施して形成されたことを特
徴とする請求項2に記載の熱処理装置であることを要旨
としている。
【0023】本願請求項4の発明では、上記熱制御手段
は、石英板の内部、および炉芯管開口部位の周壁の内部
に金薄膜を施して形成されたことを特徴とする請求項2
に記載の熱処理装置であることを要旨としている。
【0024】本願請求項5の発明では、上記金薄膜は、
金蒸着により形成されたことを特徴とする請求項2ない
し4のいずれか1項に記載の熱処理装置であることを要
旨としている。
【0025】本願請求項6の発明では、上記保温体は、
石英板の内部に金薄膜が設けられた反射石英板と、内部
に金薄膜が設けられていない石英板とを有することを特
徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の熱処
理装置であることを要旨としている。
【0026】本願請求項7の発明では、上記反射石英板
は、炉芯管開口部位に対応して設けられたことを特徴と
する請求項6に記載の熱処理装置であることを要旨とし
ている。
【0027】本願請求項8の発明では、上記熱制御手段
は、石英板に載置されたシリコン板であることを特徴と
する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の熱処理装
置であることを要旨としている。
【0028】本願請求項9の発明では、上記シリコン板
は最上段の石英板に載置されることを特徴とする請求項
8に記載の熱処理装置であることを要旨としている。
【0029】本願請求項10の発明では、上記シリコン
板は、厚さが100〜600μmであることを特徴とす
る請求項8または9に記載の熱処理装置であることを要
旨としている。
【0030】本願請求項11の発明では、上記保温体に
は、金属汚染防止手段が設けられたことを特徴とする請
求項1に記載の熱処理装置であることを要旨としてい
る。
【0031】本願請求項12の発明では、上記金属汚染
防止手段は、石英板を外形が截頭円錐形状にして形成す
ることを特徴とする請求項11に記載の熱処理装置であ
ることを要旨としている。
【0032】本願請求項13の発明では、上記截頭円錐
形状の石英板は、傾斜角度が水平に対し5〜45°であ
ることを特徴とする請求項12に記載の熱処理装置であ
ることを要旨としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる熱処理装置
の一実施の形態について添付図面に基づき説明する。
【0034】図1は本発明に係わる熱処理装置、例え
ば、半導体製造工程で用いられる縦型熱処理炉1であ
る。
【0035】この縦型熱処理炉1は、炉本体2と、この
炉本体2内に設けられ熱処理室を形成する炉芯管3と、
この炉芯管3の開口部4を閉塞し、互いに離間して積層
され、かつ炉芯管3に露出する石英板5aを有する保温
体5と、この保温体5に設けられた熱制御手段6を具備
している。
【0036】炉本体2は、断熱筐体で形成され、内部に
は上記炉芯管3と、この炉芯管3を加熱するヒータ7が
設けられている。
【0037】炉芯管3は、石英ガラス製で全体的に円筒
形状をなし、下方に上記開口部4が形成されている。ま
た炉芯管3の頂部には処理ガス導入管8の一端が連通さ
れ、他端は炉本体2外まで伸びており、また、開口部4
の近傍の開口部位4dを貫通して排気管9の一端が連通
され、他端は炉本体2外まで伸びている。
【0038】さらに、開口部位4dの内部には、図2に
示すような熱制御手段6の一部をなす金薄膜、例えば、
金蒸着膜10aが形成されている。金蒸着は膜厚を均一
に薄く、かつ容易に金薄膜を形成できるので好ましい方
法である。
【0039】金蒸着膜10aを炉芯管3内部に形成する
ことは、図3に示すように、開口部位4dに肉薄でリン
グ形状の肉薄部4dを形成し、さらに、肉薄部4d
の内径よりも幾分小さい外径を有し、かつ、突条4d
を有する肉薄で炉芯管3と同材質のリング部材4d
別途製造し、このリング部材4dに金蒸着により金蒸
着膜10aを付着させ、しかる後、突条4dにより肉
薄部4dとリング部材4d間に空隙4dが形成さ
れるように覆い、火炎バーナにより接合面を溶融するこ
とにより行われる。従って、金蒸着膜10aは石英ガラ
スに密封され外部に露出していない。
【0040】なお、金蒸着膜を炉芯管内部に形成するこ
とは、上記の製造方法に限らず、肉薄リング形状の外リ
ング部材を用意し、この外リング部材に金蒸着膜を付着
させ、しかる後、空隙が形成されるように薄肉の内リン
グ部材により覆い、火炎バーナにより接合面を溶融して
一体化し、内部に金蒸着膜、空隙が形成され外リング部
材と内リング部材で形成された石英ガラスリングを、火
炎バーナを用いて炉芯管に溶着し、一体化してもよい。
【0041】保温体5は、図1に示すように、ボートエ
レベータEに設置された炉床11に載置され、さらに、
保温体5には半導体ウェーハWが搭載されたウェーハボ
ート12に載置され、ボートエレベータEが最上位に上
昇された状態で、保温体5で開口部4を閉塞するように
なっている。
【0042】また、保温体5は、図4に示すように、石
英製で円板形状の底板13と、この底板13に柱設さ
れ、複数の石英板5aが嵌め込まれた後溶着される取付
溝14が多数形成された4本の支持柱15と、取付溝1
4を介して支持柱15に取付けられた複数の石英板5a
と、4本の支持柱1に取付けられた石英製で円板形状の
天板16とで形成されている。
【0043】石英板5aは、平滑な表面を有し、無気泡
で透明な石英ガラス製で2形態を有し、一方は、反射石
英板5aであり、この反射石英板5aは、図1およ
び図4に示すような開口部位4d、すなわち、炉芯管3
の金蒸着膜10aが形成された部位に対向して配置され
ており、図5および図6に示すように、円板形状の2重
構造をなし、反射石英板5aの内部には熱制御手段6
を形成する,例えば金蒸着膜10が形成されている。こ
の金蒸着膜10は石英ガラスに密封され外部に露出して
いない。
【0044】他方は、図4に示すように、透明石英板5
であり、この透明石英板5aは金蒸着膜を有さ
ず、石英製で円板形状の単板からなっている。
【0045】上記金蒸着膜10を反射石英板5aの内
部に形成するには、図5および図6に示すように、石英
製で肉薄の円板5a11を2枚作製し、その1枚の円板
5a 11に金蒸着により金蒸着膜10を付着させ、しか
る後、金蒸着膜10を挟むように2枚の円板5a11
密着させ、周囲を火炎バーナにより溶融し、溶着させて
行う。
【0046】保温体5の組立ては、金蒸着膜10を有す
る反射石英板5aを保温体5の下方に配置し、金蒸着
膜を有しない透明石英板5aを上方に配置して、支持
柱15に溶着し、この支持柱15に底板13と天板16
を取付けて行う。
【0047】なお、本実施形態においては、熱制御手段
6を反射石英板5aに設けられた金蒸着膜10と炉芯
管3の内部に設けられ金蒸着膜10aで形成したが、炉
芯管3の内部に設けず、反射石英板5aにのみ設けて
もよい。
【0048】次に本発明に係わる縦型熱処理炉1を用い
た半導体ウェーハの熱処理方法について説明する。
【0049】図1に示すように、ウェーハボート12を
用意し、このウェーハボート12に半導体ウェーハWを
搭載する。
【0050】次に最下位に位置するボートエレベータE
上に設置された炉床11に保温体5を載置し、さらにこ
の保温体5上に、半導体ウェーハWが搭載されたウェー
ハボート12を載置する。
【0051】しかる後、ボートエレベータEを上昇させ
て最上位に位置させ、ウェーハボート12を予熱された
炉芯管3に収納するとともに、保温体5により開口部4
を閉塞する。
【0052】この状態でヒータ7により炉芯管3内を昇
温させ、処理ガス導入管8から処理ガス、例えば水素ガ
スを炉芯管3に送り、処理後排気管9から排気しなが
ら、炉芯管3内の半導体ウェーハWを熱処理する。
【0053】この熱処理工程において、炉本体2内は炉
外に比べて著しく高温になるが、離間して積層された石
英板5a、すなわち、透明石英板5aおよび反射石英
板5aにより空間(ガス層)を利用して効果的に断熱
し、さらに、反射石英板5a の金蒸着膜10により熱
線を炉芯管3内に反射して、保温体5を通過する熱流束
を抑制し、炉床の温度上昇を防止することができる。
【0054】また、炉芯管3の開口部位4dの内部に
は、金蒸着膜10aが形成されているので、炉芯管3内
を全反射により通過する熱流束が炉床に到達することを
防止することができる。
【0055】この結果、炉床の温度が低下し、炉体を構
成する金属部分からの汚染物質の蒸散を極度に低減する
ことが可能となった。
【0056】さらに、金蒸着膜10、10aは、高純度
の石英ガラス内に密封されているので、金属汚染の原因
になることもなく、また剥離することもないので、保温
体5および炉芯管3の長寿命化が図れる。
【0057】さらに、石英板5aは露出され、別個に形
成された筒状容器により石英板5aおよび金蒸着膜10
を覆う必要がないので、石英板5aを十分大きくでき
て、遮熱効果がよく、さらに、筒状容器の爆発等を心配
することがなく、安全である。
【0058】さらに、石英板5aは表面に凹凸部がなく
平滑で、気泡がない石英ガラスで形成されているので、
露出されていても汚染物が凹凸部に付着するようなこと
もなく、また、気泡により強度を劣化されることもな
く、半導体ウェーハWを汚染せず、長寿命の保温体5を
提供することができる。
【0059】次に、本発明に係わる熱処理装置の他の実
施形態について説明する。
【0060】なお、図1に示した実施形態と同一部分に
は、同一符号を付して説明する。
【0061】図7に示すように、縦型熱処理炉21は、
炉本体2と、この炉本体2内に設けられ熱処理室を形成
する炉芯管3と、この炉芯管3の開口部4を閉塞する保
温体22を有している。
【0062】この保温体22は、図8および図9に示す
ように、石英製で円板形状の底板23と、この底板23
に柱設され、複数の石英板22aが嵌め込まれた後溶着
される取付溝24が多数形成された支持柱25と、支持
柱25に取付けられた複数の石英板22aと、支持柱2
5に取付けられた石英製で円板形状の天板26と、最上
段の石英板22aに載置され、熱制御手段をなすシリ
コン板27とで形成されている。
【0063】シリコン板27は、図9に示すように、リ
ング形状をなしており、その厚さは100〜600μm
であることが好ましい。100μmより薄いとシリコン
板zの自重や熱応力で破損する。炉内温度が1200℃
の時、単色黒体放射能は、波長2μmの赤外光で最大値
となる。1200℃における2μm光の吸収係数は約8
0で、600μmの厚さのシリコン板27を透過する輻
射光は1%以下となる。
【0064】従って、600μmであれば、熱処理炉の
ヒータから直接輻射される輻射光を実質的に石英板に到
達させずに、可能な限りシリコン板27を薄くできる。
【0065】また、シリコンは石英に比べて熱伝導率が
100倍大きい。
【0066】次に本実施形態の縦型熱処理炉21を用い
た半導体ウェーハの熱処理方法について説明する。
【0067】図7に示すように、ウェーハボート12を
用意し、このウェーハボート12に半導体ウェーハWを
搭載する。
【0068】次に最下位に位置するボートエレベータE
上に設置された炉床11に上に保温体22を載置し、こ
の保温体22の最上段の石英板22a上に、金属汚染
防止手段であるシリコン板27を載置する。さらに、半
導体ウェーハWが搭載されたウェーハボート12の底板
23をシリコン板27のリング部27rの挿入しなが
ら、ウェーハボート12を保温体22上に載置する。
【0069】しかる後、ボートエレベータEを上昇させ
て最上位に位置させ、ウェーハボート12を予熱された
炉芯管3に収納するとともに、保温体22により開口部
4を閉塞する。
【0070】この状態でヒータ7により炉芯管3内を昇
温させ、処理ガス導入管8から処理ガス、例えば水素ガ
スを炉芯管3に送り、処理後排気管9から排気しなが
ら、炉芯管3内の半導体ウェーハWを熱処理する。
【0071】この熱処理工程において、炉本体2内は炉
外に比べて著しく高温になるが、離間して積層された石
英板21aにより空間(ガス層)を利用して断熱され
る。さらに、熱制御手段をなすシリコン板27により輻
射光は遮られ、石英板21aには実質的に到達しない。
【0072】従って、比較的薄い石英板21aであって
も、輻射光による熱変形を防ぐことができるので、厚い
石英板を必要とせず安価に保温体を製造することがで
き、さらに、保温体22の長寿命化が図れる。また、シ
リコンは石英に比べて熱伝導率が100倍大きいので、
石英板21aの面内温度むらを小さくする効果があり、
この結果、石英板21aの外周の変形を防止することが
でき、長寿命化が図れる。
【0073】また、炉床の温度が低下し、炉体を構成す
る金属部分からの汚染物質の蒸散を極度に低減すること
が可能となった。
【0074】さらに、石英板22aおよびシリコン板2
7は露出され、別個に形成された筒状容器により覆う必
要がないので、石英板22aを十分大きくできて、遮熱
効果がよく、筒状容器の爆発等を心配することがなく、
安全である。
【0075】さらに、石英板22aは表面に凹凸部がな
く平滑で、気泡がない石英ガラスで形成されているの
で、露出されていても汚染物が凹凸部に付着するような
こともなく、また、気泡により強度を劣化させることも
なく、半導体ウェーハWを汚染せず、長寿命の保温体2
2を提供することができる。
【0076】また、本実施形態においては、石英板の上
にシリコン板を載置したが、板体全体をシリコンで製造
すれば放射光の反射能力が増し、従って、保温体全体を
小型にすることができ、1バッチ当りの処理ウェーハ枚
数を増加させることができて、操炉効率を上げることが
でき、あるいは熱処理炉を小型にすることができる。
【0077】さらに、本発明に係わる熱処理装置の他の
実施形態について説明する。
【0078】なお、図1に示した実施形態と同一部分に
は、同一符号を付して説明する。
【0079】図10に示すように、縦型熱処理炉31
は、炉本体2と、この炉本体2内に設けられ熱処理室を
形成する炉芯管3と、この炉芯管3の開口部4を閉塞す
る保温体32を有している。
【0080】この保温体32は、図10および図11に
示すように、石英製で円板形状の底板33と、この底板
33に柱設され、複数の石英板32aが取付けられる支
持柱34と、この支持柱34に互いに離間して取付けら
れた複数の石英板32aと、支持柱34に取付けられた
石英製で円板形状の天板35とを有し、石英板32aに
は、金属汚染防止手段36が設けられている。
【0081】この金属汚染防止手段36は、石英板32
aの外形を截頭円錐形状にすることにより形成され、石
英板32aは所定の傾斜角度θを有しており、この傾斜
角度θは水平に対し5〜45°であるが好ましい。
【0082】傾斜角度θが5°より小さいと、ガスの流
れがスムーズでなくなり、石英板32aに蓄積された汚
染物が上昇して、半導体ウェーハWを汚染する虞があ
り、また、45°より大きいと、石英板32aの積層に
よる断熱効果が減殺される。
【0083】なお、石英板32aは表面が平滑で気泡が
なく、不純物が10ppb以下の合成石英ガラスが用い
られる。
【0084】次に本実施形態の縦型熱処理炉31を用い
た半導体ウェーハWの熱処理方法について説明する。
【0085】図10に示すように、ウェーハボート12
を用意し、このウェーハボート12に半導体ウェーハW
を搭載する。次に、最下位に位置するボートエレベータ
E上に設置された炉床11に保温体32を載置し、さら
に、半導体ウェーハWが搭載されたウェーハボート12
を保温体32上に載置する。
【0086】しかる後、ボートエレベータEを上昇させ
て最上位に位置させ、ウェーハボート12を予熱された
炉芯管3に収納するとともに、保温体32により開口部
4を閉塞する。
【0087】この状態でヒータ7により炉芯管3内を昇
温させ、処理ガス導入管8から処理ガス、例えば水素ガ
スを炉芯管3に送り、処理後排気管9から排気しなが
ら、炉芯管3内の半導体ウェーハWを熱処理する。
【0088】従来の熱処理工程では、炉芯管および保温
体には不純物が10ppb以下の合成石英ガラスが用い
られているが、このような不純物はガス流により炉下部
に排気されるが、その一部は石英板の凹凸面に付着、蓄
積されてしまい、そのよう蓄積された不純物は炉内の複
雑なガス通気経路により、発生する上昇流により再び上
部に戻り、半導体ウェーハWを汚染する虞があった。
【0089】これに対し、本実施形態の縦型熱処理炉3
1を用いた熱処理工程においては、図11に示すよう
に、離間して積層された石英板32aにより空間(ガス
層)を利用して効果的に断熱し、さらに、炉芯管3内の
ガスは保温体32の傾斜角度θを有する石英板32aの
傾斜に沿って下部へスムーズに流れ、石英板32aにわ
ずかに付着した汚染物の上昇も抑えられ、半導体ウェー
ハWの汚染を非常に少なくすることができ、半導体ウェ
ーハWの品質を向上させることができる。
【0090】また、石英板32aは露出され、別個に形
成された筒状容器により石英板32aを覆う必要がない
ので、石英板32aを十分大きくできて、遮熱効果がよ
く、筒状容器の爆発等を心配することがなく、安全であ
る。
【0091】さらに、石英板32aは表面に凹凸部がな
く平滑で、気泡がない石英ガラスで形成されているの
で、露出されていても汚染物が凹凸部に付着するような
こともなく、また、気泡により強度を劣化させることも
なく、半導体ウェーハWを汚染せず、長寿命の保温体5
を提供することができる。
【0092】
【実施例】(実施例1)図1に示すような本発明に係わ
る熱処理装置を用いて、直径8インチのシリコンウェー
ハの熱処理を行い、表1に示すような位置の温度測定を
行った。
【0093】(結果):測定結果を表1に示す。
【0094】
【表1】
【0095】・実施例は、最下段石英板温度、炉床外壁
温度共、従来例に比べ、著しく低温であることがわかっ
た。
【0096】(実施例2)図12および図13に示すよ
うに直径100mm、厚さ800μmの石英板2枚を用
意し、一方の石英板を厚さ550umのシリコン板で輻
射光を遮り(実施例:図12)、他方の石英板には直接
輻射光を当てて(従来例:図13)、1200℃で30
分、熱処理を行い、石英板の曲がり状態を調べた。
【0097】(結果):実施例では、石英板の曲がりは
200μmであるのに対し、従来例は260μm変形し
ており、シリコン板により、遮熱効果が確認できた。
【0098】(実施例3)図7に示すように実施形態の
熱処理装置を用いて、直径200mmのシリコンウェー
ハを搭載したウェーハボートを用いて3回熱処理を行
い、保温体の変形を調査した。
【0099】(結果):保温体に変形は見られなかっ
た。
【0100】(実施例4)図10に示すような本発明に
係わる熱処理装置を用い、この熱処理装置に用いられる
保温体を次のような寸法で製造した。截頭円錐形状の石
英板は直径330mm、高さ370mm、板厚さ4m
m、中央に直径50mmの通気孔を設けられた。石英板
の傾斜は水平に対して30°とした。炉芯管内に直径2
00mmのシリコンウェーハが100枚搭載されたウェ
ーハボートを設置して、1200℃、1時間、15L/
分水素を供給する水素雰囲気で熱処理を行った。
【0101】熱処理後、下から10枚目のシリコンウェ
ーハについて含有金属量を分析した。なお、図14に示
すような従来例と比較した。
【0102】(結果):分析結果を表2に示す。
【0103】
【表2】
【0104】実施例は従来例に比べて、Feでは約20
%、Cuでは33%と低減している。
【0105】
【発明の効果】本発明に係わる熱処理装置によれば、安
全で、断熱性能がよく、被処理物に対する汚染がない熱
処理装置を提供することができる。
【0106】即ち、熱処理室の開口部を閉塞する保温体
は離間して積層され熱処理室に露出する石英板を有し、
かつ石英板は表面が平滑で気泡がないので、石英板が露
出されていても汚染物が凹凸部に付着するようなことも
なく、また、気泡により強度を劣化されることもなく、
半導体ウェーハWを汚染せず、長寿命の保温体を提供す
ることができる。さらに、別個に形成された筒状容器に
より石英板を覆う必要がないので、石英板を十分大きく
できて、遮熱効果がよく、筒状容器の爆発等を心配する
ことがなく、安全である。
【0107】また、保温体は、熱制御手段を有するの
で、放射光は効果的に反射され、保温体を通過する熱流
束を抑制し、炉床の温度上昇を防止することができる。
【0108】また、熱制御手段は、石英板の内部に金薄
膜を施して形成されているので、効果的に熱線を炉芯管
内に反射して、保温体を通過する熱流束を抑制し、炉床
の温度上昇を防止することができる。
【0109】また、熱制御手段は、石英板の内部、およ
び炉芯管開口部の周壁の内部に金薄膜を施して形成され
ているので、石英板の内部の金薄膜により効果的に熱線
を炉芯管内に反射し、かつ、開口部位の内部の金薄膜に
より、炉芯管の肉厚内を全反射により通過する熱流束が
炉床に到達することを防止することができる。
【0110】また、金薄膜は、金蒸着により形成されて
いるので、膜厚を均一に薄く、かつ容易に形成すること
ができる。
【0111】また、保温体は、石英板の内部に金薄膜が
設けられた反射石英板と、内部に金薄膜が設けられてい
ない石英板とを有するので、ガス層を利用した断熱と熱
線を炉芯管内に反射させることにより、保温体を通過す
る熱流束を抑制し、炉床の温度上昇を防止することがで
きる。
【0112】また、反射石英板は、炉芯管開口部位に対
応して設けられているので、石英板の内部に設けられた
金薄膜と炉芯管開口部位の内部に設けられた金薄膜との
相乗効果により、より効果的に保温体を通過する熱流束
を抑制し、炉床の温度上昇を防止することができる。
【0113】また、熱制御手段は、石英板に載置された
シリコン板であるので、比較的薄い石英板であっても、
輻射光による熱変形を防ぐことができるので、厚い石英
板を必要とせず安価に保温体を製造することができ、さ
らに、保温体の長寿命化が図れる。さらに、シリコンは
石英に比べて熱伝導率が100倍大きいので、石英板の
面内温度むらを小さくする効果があり、石英板の外周の
変形を防止することができ、長寿命化が図れる。
【0114】また、シリコン板は最上段の石英板に載置
されているので、より効果的に石英板の輻射光による熱
変形を防ぐことができる。
【0115】また、シリコン板は、厚さが100〜60
0μmであるので、シリコン板が自重や熱応力で破損す
ることもなく、薄いシリコン板で確実に輻射光による石
英板の熱変形を防止することができる。
【0116】また、保温体には、金属汚染防止手段が設
けられているので、石英板によりガス層を利用して効果
的に断熱し、さらに、石英板にわずかに付着した汚染物
の上昇も抑えられ、半導体ウェーハの汚染を非常に少な
くすることができ、半導体ウェーハの品質を向上させる
ことができる。
【0117】また、金属汚染防止手段は、石英板を外形
が截頭円錐形状にすることにより、炉芯管内のガスは保
温体の傾斜角度を有する石英板の傾斜に沿って下部へス
ムーズに流れ、石英板にわずかに付着した汚染物の上昇
も抑えられ、半導体ウェーハの汚染を非常に少なくする
ことができ、半導体ウェーハの品質を向上させることが
できる。
【0118】また、截頭円錐形状の石英板は、傾斜角度
が水平に対し5〜45°であるので、ガスの流れがスム
ーズとなり、石英板にわずかに付着した汚染物の上昇も
抑えられ、さらに、石英板の積層による断熱効果を十分
に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる熱処理装置の実施形態を示す縦
断面図。
【図2】本発明に係わる熱処理装置の実施形態の炉芯管
開口部位の縦断面図。
【図3】本発明に係わる熱処理装置の実施形態の金蒸着
膜形成方法を示す説明図。
【図4】本発明に係わる熱処理装置の実施形態に用いら
れる保温体の説明図。
【図5】本発明に係わる熱処理装置の実施形態に用いら
れ、一部切欠した反射石英板の斜視図。
【図6】本発明に係わる熱処理装置の実施形態に用いら
れる反射石英板の断面図。
【図7】本発明に係わる熱処理装置の他の実施形態を示
す縦断面図。
【図8】本発明に係わる熱処理装置の他の実施形態に用
いられる保温体の説明図。
【図9】本発明に係わる熱処理装置の他の実施形態に用
いられるシリコン板の斜視図。
【図10】本発明に係わる熱処理装置の他の実施形態を
示す縦断面図。
【図11】本発明に係わる熱処理装置の他の実施形態に
用いられる保温体の説明図。
【図12】本発明に係わる熱処理装置に係わる試験に用
いられる装置の説明図。
【図13】本発明に係わる熱処理装置に係わる試験に用
いられる装置の説明図。
【図14】本発明に係わる熱処理装置に係わる試験に用
いられる装置の説明図。
【符号の説明】
1 縦型熱処理炉 2 炉本体 3 炉芯管 4 開口部 4d 開口部位 5 保温体 5a 石英板 5a反射石英板 5a11 円板 5a透明石英板 6 熱制御手段 7 ヒータ 8 処理ガス導入管 9 排気管 10 金蒸着膜 11 炉床 12 ウェーハボート 13 底板 14 取付溝 15 支持柱 16 天板 21 縦型熱処理炉 22 保温体 22a 石英板 22a最上段の石英板 23 底板 24 取付溝 25 支持柱 26 天板 27 シリコン板 31 縦型熱処理炉 32 保温体 32a 石英板 33 底板 34 支持柱 35 天板 36 金属汚染防止手段 E ボートエレベータ W 半導体ウェーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 憲生 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 清水 幹郎 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 吉川 淳 新潟県北蒲原郡聖籠町東港六丁目861番地 5 新潟東芝セラミックス株式会社内 (72)発明者 斎藤 広幸 新潟県北蒲原郡聖籠町東港六丁目861番地 5 新潟東芝セラミックス株式会社内 (72)発明者 田中 順二 新潟県北蒲原郡聖籠町東港六丁目861番地 5 新潟東芝セラミックス株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温に保持され被熱処理物が収納される
    熱処理室と、この熱処理室の開口部を閉塞し、互いに離
    間して積層され、かつ熱処理室に露出する石英板を有す
    る保温体とを有し、前記石英板は表面が平滑で気泡がな
    いことを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 上記保温体は、熱制御手段を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 上記熱制御手段は、石英板の内部に金薄
    膜を施して形成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 上記熱制御手段は、石英板の内部、およ
    び炉芯管開口部位の周壁の内部に金薄膜を施して形成さ
    れたことを特徴とする請求項2に記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 上記金薄膜は、金蒸着により形成された
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記
    載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 上記保温体は、石英板の内部に金薄膜が
    設けられた反射石英板と、内部に金薄膜が設けられてい
    ない石英板とを有することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 上記反射石英板は、炉芯管開口部位に対
    応して設けられたことを特徴とする請求項6に記載の熱
    処理装置。
  8. 【請求項8】 上記熱制御手段は、石英板に載置された
    シリコン板であることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載の熱処理装置。
  9. 【請求項9】 上記シリコン板は最上段の石英板に載置
    されることを特徴とする請求項8に記載の熱処理装置。
  10. 【請求項10】 上記シリコン板は、厚さが100〜6
    00μmであることを特徴とする請求項8または9に記
    載の熱処理装置。
  11. 【請求項11】 上記保温体には、金属汚染防止手段が
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の熱処理装
    置。
  12. 【請求項12】 上記金属汚染防止手段は、石英板を外
    形が截頭円錐形状にして形成することを特徴とする請求
    項11に記載の熱処理装置。
  13. 【請求項13】 上記截頭円錐形状の石英板は、傾斜角
    度が水平に対し5〜45°であることを特徴とする請求
    項12に記載の熱処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011006278A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Fukui Shinetsu Sekiei:Kk 石英ガラス加工品の純化処理装置及び純化処理方法
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