JP2001095256A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2001095256A
JP2001095256A JP27052299A JP27052299A JP2001095256A JP 2001095256 A JP2001095256 A JP 2001095256A JP 27052299 A JP27052299 A JP 27052299A JP 27052299 A JP27052299 A JP 27052299A JP 2001095256 A JP2001095256 A JP 2001095256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、商用交流電源を受電して全波整流
した電圧をスイッチング素子によって交流変換し、電力
変換用トランスの二次側に生じた交流電圧を主コンバー
タによって整流、平滑した直流電圧を負荷に供給する電
源回路に関し、力率を改善し、突入電流を生じさせず、
且つ、負荷に一定電圧を供給可能な電源回路を供給す
る。 【解決手段】 一次巻線側の全波整流回路には入力コン
デンサを並列に接続せず、入力交流電圧が所定の値より
低い時に、三次巻線に生ずる交流電圧を整流、平滑した
電圧を源とする電流を流して磁気エネルギーとして蓄積
し、蓄積した磁気エネルギーを源とする電流を負荷に供
給する補助コンバータを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電圧(主とし
て商用交流電圧である。)を受電して全波整流した電圧
をスイッチング・トランジスタによって交流変換し、電
力変換用トランスの二次側に生じた交流電圧を主コンバ
ータによって整流、平滑した直流電圧を負荷に供給する
電源回路に係り、入力皮相電力に対する電源回路の有効
電力の比である力率を改善することができ、突入電流防
止回路を必要とせず、更に、入力交流電圧の振幅が所定
の値より小さくなるにも安定な電圧を負荷に供給するこ
とができる電源回路に関する。
【0002】通信装置や情報処理装置など種々の電子装
置は、当然のことながら、電源回路からエネルギー(電
力)の供給を受けて初めてそれら電子装置本来の機能や
性能を発揮することができる。通常は、電源回路はそれ
ら電子装置に直流によって電力を供給する。
【0003】通信装置や情報処理装置などの電子装置の
機能や性能を発揮する主機能回路がWワットの電力を消
費するものとし、電源回路の電力効率をη(%表示では
なく、実数表示である。従って、0<η<1である。)
とすると、(1−η)W/ηの電力を電源回路が消費す
ることになる。
【0004】一般に、電子装置内で電源回路に割り当て
られる単位消費電力当たりの実装スペースと主機能回路
に割り当てられる実装スペースを比較すると、電源回路
に割り当てられる実装スペースの方が遙に小さい。
【0005】従って、電源回路の電力効率の改善が極め
て重要となる。
【0006】ところで、電源回路は、入力電源種別によ
って分類すると、交流(多くは商用交流)を受電するも
の(交流入力方式)と直流を受電するもの(直流入力方
式)があり、上記電子装置の設置環境によって交流入力
方式と直流入力方式が適宜選択される。
【0007】又、電圧変換・安定化の方式によって分類
すると、シリーズ・レギュレータ方式とスイッチング・
レギュレータ方式とがあり、電力効率の向上に期待が大
きいことから、スイッチング・レギュレータ型を適用す
る電源回路が主流になっている。
【0008】本発明は、かかる背景の中にあって、交流
入力方式で、スイッチング・レギュレータ方式を適用す
る電源回路を改良せんとするものである。
【0009】
【従来の技術】図6は、従来の交流入力でスイッチング
・レギュレータ方式の電源回路で、負荷も含めて図示し
ている。
【0010】図6において、1は入力交流電圧源で、限
定する必要性はないが、商用交流電圧源が主流である。
【0011】2は、電源の起動、停止を行なうスイッチ
である。
【0012】3、3a、3b及び3cは入力交流電圧を
全波整流するダイオード・ブリッジ(以降では、これを
「全波整流回路」と記載することがある。)を構成する
ダイオードである。
【0013】4aは電力変換用トランスで、この場合、
一次巻線4−1及び二次巻線4−2を備えている。
【0014】5は、全波整流された電圧をスイッチング
して交流に変換する第一のスイッチング・トランジスタ
である。
【0015】6は電力変換用トランス4aの二次巻線4
−2に生じた交流を整流するダイオード、7は整流波形
を平滑化するコンデンサである。
【0016】8及び8aは抵抗で、出力電圧を検出する
ための分圧器を構成する。
【0017】9は負荷である。
【0018】10は抵抗8及び抵抗8aによってなる分
圧器の出力を受けて、負荷9に供給される電圧を一定に
保つために第一のスイッチング・トランジスタ5のオ
ン、オフを制御する第一の制御回路である。
【0019】本発明の本質ではないので簡単なコメント
に止めるが、第一の制御回路10は、抵抗8及び抵抗8
aによってなる分圧器の出力に応じた幅のパルスを出力
して第一のスイッチング・トランジスタ5のオン、オフ
を制御している。即ち、パルス幅変調による出力電圧の
制御(一般に、PWM制御と呼ばれる。尚、PWMは
「pulse Width Modulation」の略である。)を行なって
いる。
【0020】21は上記ダイオード・ブリッジによる全
波整流回路で全波整流した電圧を平滑する入力コンデン
サである。
【0021】22は、スイッチ2を投入する際に瞬間的
に流れる電流、即ち、突入電流を抑圧する突入電流防止
回路である。
【0022】そして、トランス4a、第一のスイッチン
グ・トランジスタ5、ダイオード6、コンデンサ7、抵
抗8、抵抗8a及び第一の制御回路10によってフライ
・バック方式の主コンバータが構成される。
【0023】入力交流電圧は該ダイオード・ブリッジに
よる全波整流回路で全波整流され、入力コンデンサ21
によって平滑されて一旦直流に変換され、第一のスイッ
チング・トランジスタ5によって100kHz前後の周
波数でスイッチングされて再度交流電圧に変換され、ト
ランス4aの二次側に生ずる交流電圧がダイオード6及
びコンデンサ7によって整流、平滑されて再び直流に変
換されて負荷9に供給される。
【0024】この時、第一のスイッチング・トランジス
タ5がオンの時にはトランス4aの一次巻線4−1に
は、巻き始めから巻き終り(一次巻線4−1の傍らに付
した、トランスの巻線の巻き方向を示す・印がある方を
巻き始めとし、・印がない方を巻き終りと定義する。)
の方向に電流が流れ、一次巻線4−1の巻き始め側が高
電圧になる。
【0025】トランス4aの2つの巻線4−1、4−2
の巻線の方向は図6の通りであるので、第一のスイッチ
ング・トランジスタ5がオンの時には二次巻線4−2の
巻き始め側が高電圧になる。従って、第一のスイッチン
グ・トランジスタ5がオンの時にはダイオード6はオフ
になり、コンデンサ7はそれまでに充電された電荷を負
荷側に放電する。
【0026】次に、第一のスイッチング・トランジスタ
5がオフになっても、トランス4aは一次巻線のリアク
ティブ作用によって一次巻線に同じ方向の電流を流し続
けようとするので、一次巻線の巻き始め側が低電圧にな
り、二次巻線の巻き始め側も低電圧になる。従って、ダ
イオード6がオンになることができて、コンデンサ7を
充電する。
【0027】上記の動作を繰り返して、ダイオード6と
コンデンサ7はトランス4aの二次巻線に生ずる交流電
圧を整流、平滑して、負荷9に電圧を供給する。
【0028】そして、負荷9に供給される電圧を抵抗8
及び抵抗8aによってなる分圧器によって検出し、検出
した電圧を第一の制御回路10に供給してPWM制御し
て、負荷に供給する電圧を安定化している。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】図7は、図6の構成の
一次巻線側の各部の波形である。
【0030】図7(イ)は、入力交流電圧である。最近
は、発電機が出力する交流の周波数及び位相を正確に制
御しているので、入力交流電圧の波形は正確な正弦波で
あると見てよい。
【0031】図7(ロ)は、入力コンデンサ21の端子
電圧で、併せて、ダイオード3乃至3cよりなる全波整
流回路を抵抗性の負荷で終端した時の該全波整流回路の
出力も示している。
【0032】即ち、該全波整流回路を抵抗性の負荷で終
端する時、入力交流電圧の正の半周期ではダイオード
3、抵抗性の負荷、ダイオード3cを経由して電流が流
れ、入力交流電圧の負の半周期ではダイオード3b、抵
抗性の負荷、ダイオード3aを経由して電流が流れるの
で、図7(ロ)に破線で示すような全波整流電圧が生ず
る。
【0033】実際には、その全波整流電圧を入力コンデ
ンサ21で平滑するので、入力コンデンサ21の端子電
圧は図7(ロ)の実線のようになる。
【0034】図7(ハ)は、入力コンデンサ21を流れ
る電流である。
【0035】コンデンサ中を流れる電流IC は、当該コ
ンデンサに蓄積されている電荷を時間で微分したもので
ある。コンデンサに蓄積される電荷はコンデンサの容量
値をCとし、端子電圧をVC とすれば、 IC =C(dVC /dt) であるので、図7(ロ)に実線で示す如き電圧が入力コ
ンデンサ21に印加されると、図7(ハ)の如く、入力
コンデンサ21には全波整流波形のピーク近傍の時間に
幅の狭いパルス状の電流が流れる。この電流のピーク
は、平均電流の3〜5倍にもなり、入力コンデンサの容
量値が大きい程大きくなる。
【0036】さて、図6の構成の電源回路の力率PF
次のように定義される。
【0037】まず、主コンバータの電力効率をη0 とす
る時、負荷に供給される電力WL を電力効率η0 で除算
した電力WE (=WC /η0 )を図6の構成の電源回路
の有効電力と定義する。
【0038】一方、入力交流電源の正弦波電圧の実効値
と入力交流電源から供給される正弦波電流の実効値の積
が図6の構成の電源回路の皮相電力Wsである。
【0039】この時、力率PF は有効電力を皮相電力で
除算した値であるから、図6の構成の電源回路の力率P
F は、 PF =WE /WS で定義される。
【0040】上記の如く、入力コンデンサ21に常時幅
が狭いパルス状の電流が流れるので、皮相電力を増加さ
せる原因となり、結局、電源回路の力率を低下させる原
因になる。
【0041】力率が低下する分だけ電源回路の有効電力
が低下する結果、負荷に供給できる電力が低下するの
で、それを入力側で補償するためには、交流入力電圧を
高くする必要が生ずる。これは、交流入力方式の電源回
路のトータルな電力効率の低下を意味する上、入力側の
回路に適用すべき部品の耐圧を上昇させることにつなが
るので、電源回路に不利益をもたらす。
【0042】又、入力コンデンサ21が全波整流回路に
並列に接続されているために、電源回路が停止している
状態でスイッチ2を投入すると、蓄積電荷がない状態の
入力コンデンサ21に全波整流された電圧が急に印加さ
れることになるので、入力交流電圧の位相とスイッチ投
入のタイミングとの関係によっては、入力コンデンサ2
1を通って瞬間的な大電流、即ち、突入電流が流れるこ
とになる。通常、入力コンデンサの容量値は極めて大き
いので、突入電流の振幅は極めて大きなものとなる。
【0043】これは、電源投入直後に入力コンデンサ2
1やスイッチ2に過大なストレスを与える要因になり、
電源回路自体の信頼性を低下させる主要な原因の1つに
なる。
【0044】従って、突入電流防止回路22を挿入し
て、電源回路の入力電流が徐々に立ち上がるようにして
いる。
【0045】突入電流防止回路22は、基本的には、電
界効果トランジスタと、該電界効果トランジスタのゲー
トに接続される抵抗と、該電界効果トランジスタのゲー
トとソースの間に接続されるコンデンサとを備えてお
り、該抵抗のゲートには接続されていない方の端子を図
6のトランス4aの一次巻線の巻き始め側に接続し、該
電界効果トランジスタのドレインを入力コンデンサ21
とスイッチング・トランジスタ5の接続点に接続し、該
電界効果トランジスタのソースをダイオード3a及びダ
イオード3cのアノードに接続して構成する。
【0046】これによって、電源投入後徐々に該電界効
果トランジスタのゲート電圧が上昇してゆき、該電界効
果トランジスタのスレショルド電圧を超えて初めて該電
界効果トランジスタがオンする。
【0047】従って、電源投入後に入力コンデンサ21
の端子電圧が急激に変化しても、突入電流防止回路を構
成する電界効果トランジスタがオフしている間は突入電
流が入力コンデンサ21を流れることができない。そし
て、該電界効果トランジスタのゲート電圧が徐々に上が
るのにつれてチャネル抵抗が徐々に低下してゆくので、
電源投入後の入力電流は徐々に上昇してゆく。
【0048】尚、電界効果トランジスタの代わりにバイ
ポーラ・トランジスタを使用し、該バイポーラ・トラン
ジスタのベースに接続される抵抗と、該バイポーラ・ト
ランジスタのベースとエミッタの間に接続されるコンデ
ンサとを備えており、該抵抗のベースには接続されてい
ない方の端子を図6のトランス4aの一次巻線の巻き始
め側に接続し、該バイポーラ・トランジスタのコレクタ
を入力コンデンサ21とスイッチング・トランジスタ5
の接続点に接続し、該バイポーラ・トランジスタのエミ
ッタをダイオード3a及びダイオード3cのアノードに
接続して突入電流防止回路を構成してもよい。
【0049】上記の理由で、図6の構成では、突入電流
を抑圧するために電界効果トランジスタ、抵抗及びコン
デンサを実装しなければならない。ところで、一般にト
ランス4aの一次側は高圧なので、突入電流防止回路に
適用する電界効果トランジスタ、コンデンサ及び抵抗に
は高耐圧のものを適用する必要があり、図6の電源回路
の外形を大きくする原因になる。
【0050】このように、図6の構成は、入力コンデン
サ21が全波整流回路に並列に接続されているために、
幅の狭いパルス状の電流が流れて電源回路の力率を低下
させる上に突入電流の原因になっている。かかる好まし
くない事項の原因となっている入力コンデンサを除去し
たいが、入力コンデンサ21を除去するだけでは、安定
な電源回路を構成することができない。
【0051】図8は、図6の構成から入力コンデンサ2
1を除去した構成である。
【0052】図8の構成は、図6の構成から入力コンデ
ンサ21を除去しただけの回路であるから、構成の説明
は省略する。
【0053】図9は、図8の構成の一次巻線側の各部の
波形である。
【0054】図9(イ)は、入力交流電圧である。最近
は、発電機が出力する交流の周波数及び位相を正確に制
御しているので、入力交流電圧の波形は正確な正弦波で
あると見てよい。
【0055】図9(ロ)は、全波整流回路の出力の包絡
線である。入力交流電圧の正の半周期では図8のダイオ
ード3、トランス4aの一次巻線、ダイオード3cを経
由して電流が流れ、入力交流電圧の負の半周期ではダイ
オード3b、トランス4aの一次巻線、ダイオード3a
を経由して電流が流れるので、ダイオード3bのカソー
ドとダイオード3cのアノードの間の電圧は、入力交流
電圧の正の半周期にも負の半周期にも同一の極性の電圧
となり、全波整流波形になる。尚、上に「全波整流回路
の出力の包絡線」と記載したのは、全波整流された電圧
が第一のスイッチング・トランジスタ5によって100
kHz前後の周波数でスイッチングされているので、実
際の波形は正弦波をオン、オフした波形になっているこ
とを表わしている。
【0056】図9(ハ)は、トランスの一次巻線の電流
の包絡線である。トランス4aの二次側の電圧は基本的
には一定であるので、二次側の電圧より全波整流した電
圧が低い場合にはトランス4aの一次巻線4−1には電
流が流れない。
【0057】又、全波整流した電圧の振幅が十分大きく
て一次巻線4−1に電流が流れている間は、負荷に一定
の電力を供給しているので、一次巻線に注入される電力
も一定となる。つまり、一次巻線を流れる電流の包絡線
の振幅は全波整流波形の正弦波の振幅に逆比例すること
になり、図9(ハ)のようになる。
【0058】即ち、図6の構成においては、全波整流回
路に並列に接続されるコンデンサが除去されているの
で、図7(ハ)に示した幅が狭いパルス状の電流が流れ
ることはない。
【0059】又、全波整流回路に並列に接続されるコン
デンサが除去されているので、電源投入直後に突入電流
が生ずることがない。
【0060】しかし、図8の構成では、入力交流電圧の
振幅が小さい時に負荷に供給する電力が変動するという
問題が生ずる。
【0061】図10は、図8の構成が負荷に供給する電
圧の変化を説明する図である。
【0062】図10(イ)は、入力交流電圧で、一部に
瞬断が発生することも想定して図示している。
【0063】図10(ロ)は、図10(イ)の入力交流
電圧を全波整流した電圧の包絡線である。瞬断が発生し
ている時間を除いては、図9(ロ)と同じ波形になる。
トランス4aの二次側の電圧は基本的には一定であるの
で、二次側の電圧より全波整流した電圧が低い場合には
トランス4aの一次巻線4−1には電流が流れない。
【0064】このため、トランス4aの二次巻線4−2
側に対するエネルギーの供給が一時的に途絶え、図10
(ハ)の如く、瞬断時も含めて全波整流電圧が二次側の
電圧より低い時間には、負荷に供給される電圧は低下す
る。
【0065】つまり、図6の構成から入力コンデンサ2
1を除去しただけでは、負荷に一定の電力を供給するこ
とができない。
【0066】その上、負荷に供給される電圧が図10
(ハ)の如く変化すると、高周波雑音が重畳した直流電
圧が負荷に供給されることになり、電力の供給を受ける
電子装置の主機能回路において電源線から漏れ込む雑音
によって、アナログ回路の部分では信号帯雑音比が低下
する原因になり、デジタル回路の部分では符号誤りの原
因になる。
【0067】本発明は、かかる問題に鑑み、交流電圧を
受電して整流した電圧をスイッチング・トランジスタに
よって交流変換し、電力変換用トランスの二次側に生じ
た交流電圧を主コンバータによって整流、平滑した直流
電圧を負荷に供給する電源回路において、突入電流防止
回路を必要とせず、入力皮相電力に対する電源回路の有
効電力の比である力率を改善することができ、且つ、入
力交流電圧の振幅が小さくなる時間にも安定な電圧を負
荷に供給することができる電源回路を提供することを目
的とする。
【0068】
【課題を解決するための手段】本発明の原理は、全波整
流した電圧を入力コンデンサで平滑せずに直接スイッチ
ングして交流電圧に変換し、電力変換用トランスの二次
側に生ずる交流電圧を主コンバータによって整流、平滑
すると共に、三次巻線に生ずる交流を整流、平滑し、入
力交流電圧の振幅が小さい時間に低下する主コンバータ
からの電力供給を補う補助コンバータを備える技術であ
る。
【0069】本発明の原理によれば、入力コンデンサを
全波整流回路に並列に接続しないので、いかなる場合に
も突入電流を避けることができ、高耐圧部品を必要とす
る突入電流防止回路を挿入する必要性がなくなるので、
電源回路の小型化が可能になる。
【0070】又、該入力コンデンサを除去しているの
で、全波整流電圧の特定の位相で幅の狭いパルス状の電
流が流れることがなくなり、電源回路の力率を改善する
ことができ、ひいては、電源回路トータルの電力効率を
改善することが可能になる。
【0071】更に、入力交流電圧の振幅が小さくなる時
間には、主コンバータから負荷に供給される電圧が低下
する分を補助コンバータから供給するので、電源回路の
出力電圧を安定化することができると共に、電力の供給
を受ける電子装置の主機能回路における性能の低下を防
止することができる。
【0072】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態である。
【0073】図1において、1は入力交流電圧源で、限
定する必要性はないが、商用交流電圧源が主体である。
【0074】2は、電源の起動、停止を行なうスイッチ
である。
【0075】3、3a、3b及び3cは入力交流電圧を
全波整流するダイオード・ブリッジを構成するダイオー
ドである。
【0076】4は電力変換用トランスで、この場合、一
次巻線4−1、二次巻線4−2の他に三次巻線4−3を
備えている。
【0077】5は、全波整流された電圧をスイッチング
して交流に変換する第一のスイッチング・トランジスタ
である。
【0078】6は電力変換用トランス4の二次側巻線4
−2に生じた交流を整流するダイオード、7は整流波形
を平滑化するコンデンサである。
【0079】8及び8aは抵抗で、出力電圧を検出する
ための分圧器を構成する。
【0080】9は負荷である。
【0081】10は抵抗8及び抵抗8aによってなる分
圧器の出力を受けて、負荷9に供給される電圧を一定に
保つために第一のスイッチング・トランジスタ5のオ
ン、オフを制御する第一の制御回路で、PWM制御によ
る出力電圧の制御を行なっている。
【0082】そして、トランス4、第一のスイッチング
・トランジスタ5、ダイオード6、コンデンサ7、抵抗
8、抵抗8a及び第一の制御回路10によってフライ・
バック方式の主コンバータが構成される。
【0083】更に、図1に示す本発明の第一の実施の形
態においては、以下の構成要素によってなる回路が付加
される。
【0084】即ち、11は三次巻線4−3に生ずる交流
電圧を整流するダイオードである。
【0085】12はダイオード11によって整流された
電圧を平滑するコンデンサである。
【0086】そして、トランス4の一次巻線4−1、三
次巻線4−3、ダイオード11及びコンデンサ12はフ
ライ・バック回路を構成している。
【0087】尚、第一のスイッチング・トランジスタ5
のスイッチングに伴ってトランス4の三次巻線に生ずる
電圧と、ダイオード11及びコンデンサ12による該三
次巻線に生ずる電圧の整流、平滑動作は図6の構成の動
作の説明において記載しているので、省略する。
【0088】13は該フライ・バック回路が整流、平滑
した電圧を源とする電流をオン、オフする第二のスイッ
チング・トランジスタである。
【0089】14は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時に磁気エネルギーを蓄積するコイ
ルである。
【0090】15は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時に負荷側からコイル14に電流が
逆流するのを阻止し、第二のスイッチング・トランジス
タ13がオフしている時にコイル14に蓄積された磁気
エネルギーを負荷側に供給可能にするダイオードであ
る。
【0091】16及び16aは負荷に供給されている電
圧を検出する分圧回路を構成する抵抗である。
【0092】17は負荷に供給される電圧を平滑するコ
ンデンサである。
【0093】18は三次巻線の端子電圧を監視して、、
即ち、全波整流された電圧を監視する電圧監視回路、1
9は電圧監視回路18の出力を反転入力端子に受け、抵
抗16及び抵抗16aによってなる分圧回路の出力を非
反転入力端子に受け、全波整流電圧が所定の値以下の時
に論理レベル「1」を出力し、所定以上の電圧である時
に論理レベル「0」を出力するコンパレータ、20はコ
ンパレータ19の出力によって動作可能又は動作不可能
に制御され、抵抗16及び抵抗16aによってなる分圧
器の出力によってPWM制御をする第二の制御回路であ
る。
【0094】そして、第二のスイッチング・トランジス
タ13、コイル14、ダイオード15、コンデンサ1
7、抵抗16及び抵抗16a、第二の制御回路20によ
ってバック・ブースト方式の補助コンバータを構成す
る。
【0095】図1の構成の、電力変換用トランス4の一
次側の動作については図8の構成と全く同じなので重複
する説明は省略し、ここでは、図1の構成の二次巻線側
と三次巻線側の回路を中心に、全波整流した電圧が所定
の値より低下した時にも負荷に一定な電力を供給できる
ことについて説明する。
【0096】図2は、図1の構成が負荷に一定電力を供
給できることを説明する図である。
【0097】図2(イ)は、入力交流電圧で、一部に瞬
断が発生することも想定して図示している。
【0098】図2(ロ)は、図2(イ)の入力交流電圧
を全波整流した電圧で、この波形は図10(ロ)と全く
同じである。トランス4の二次側の電圧は基本的には一
定であるので、三次巻線側のフライ・バック回路とバッ
ク・ブースト方式の補助コンバータがない場合には、二
次側の電圧より全波整流した電圧が低い場合にはトラン
ス4の一次巻線4−1には電流が流れない。
【0099】このため、三次巻線側のフライ・バック回
路とバック・ブースト方式の補助コンバータがない場合
には、トランス4の二次巻線4−2側に対するエネルギ
ーの供給が一時的に途絶え、図2(ハ)の如く、全波整
流電圧が二次側の電圧より低い時間には、負荷に供給さ
れる電圧が変化(低下)する。
【0100】図2(ニ)は、コンパレータの出力であ
る。コンパレータ19は、電圧監視回路18の出力を反
転入力端子に受け、抵抗16及び抵抗16aによってな
る分圧器の出力を非反転入力端子に受けて、全波整流し
た電圧が所定の電圧より低いか否かを判定して、所定の
電圧より低い場合に論理レベル「1」を出力して、第二
の制御回路20に供給する。
【0101】一方、第二の制御回路20は、抵抗16及
び抵抗16aよりなる分圧器の出力を受けて、スイッチ
ング・トランジスタをオン、オフするPWMパルスを生
成している。
【0102】そこへ、コンパレータ19から論理レベル
「1」が供給されると、第二の制御回路20は生成して
いるPWMパルスを出力してスイッチング・トランジス
タ13のベースに供給して、スイッチング・トランジス
タ13のオン、オフを制御する。尚、コンパレータ19
から論理レベル「0」が供給されると、第二の制御回路
は生成しているPWMパルスを出力することができな
い。
【0103】第二の制御回路20が出力するPWMパル
スによって第二のスイッチング・トランジスタ13がオ
ンすると、コンデンサ12に蓄積された電荷を源とする
電流がコイル14に流れる。これによって、コイル14
に磁気エネルギーの形でエネルギーが蓄積される。尚、
この時には、コイル14の端子電圧はスイッチング・ト
ランジスタのエミッタ側で高電圧になるので、ダイオー
ド15によってブロックされて、負荷側には電流が流れ
ることはできない。
【0104】この状態で、第二の制御回路20が出力す
るPWMパルスによって第二のスイッチング・トランジ
スタ13がオフすると、コイル14はリアクティブ作用
によって同じ方向に電流を流し続けようとするので、コ
イル14の端子電圧は第二のスイッチング・トランジス
タ13のエミッタ側が低電圧になり、コイル14、負荷
9、ダイオード15を経由して電流が流れて負荷に電圧
が供給される。
【0105】即ち、三次巻線側のフライ・バック回路と
補助コンバータからは、二次巻線側のフライ・バック回
路から供給される電圧が低下する時に負荷に電圧が供給
される。
【0106】そして、第一の制御回路10は抵抗8及び
抵抗8aよりなる分圧器の出力を受けてPWM制御して
おり、第二の制御回路20は抵抗16及び抵抗16aよ
りなる分圧器の出力を受けてPWM制御しているので、
三次巻線側のフライ・バック回路と補助コンバータがあ
る図1の構成の場合には負荷に供給される電圧は一定に
制御される。
【0107】従って、図1の構成は、一次側に入力コン
デンサを接続していないために、幅の狭いパルス状の電
流が流れず、電源回路の力率を改善することができ、
又、一次側に入力コンデンサを接続していないために、
突入電流を防止することができ、且つ、入力交流電圧が
所定値より低下する時間にも負荷に一定の電圧を供給す
ることができる。そして、一定の電圧を供給するという
ことは高周波雑音を抑圧していることであるので、電力
の供給を受ける電子装置の主機能回路の性能の低下を防
止することにもつながる。
【0108】尚、図1の構成では、コンデンサ17と抵
抗16及び16aよりなる分圧器を補助コンバータに設
けるものとして示しているが、抵抗16及び16aより
なる分圧器は抵抗8及び8aよりなる分圧器と並列に接
続されており、コンデンサ17はコンデンサ7と並列に
接続されているので、抵抗16及び16aとコンデンサ
17を省くことができる。そして、抵抗16及び16a
よにる分圧器を省く場合には、コンパレータ19及び第
二の制御回路20に与える電圧は抵抗8及び8aよりな
る分圧器からとればよい。そして、このことは以降に説
明する他の発明の実施の形態においても同様である。
【0109】図3は、本発明の第二の実施の形態であ
る。
【0110】図3において、1は入力交流電圧源で、限
定する必要性はないが、商用交流電圧源が主体である。
【0111】2は、電源の起動、停止を行なうスイッチ
である。
【0112】3、3a、3b及び3cは入力交流電圧を
全波整流するダイオード・ブリッジを構成するダイオー
ドである。
【0113】4は電力変換用トランスで、この場合、一
次側巻線4−1、二次側巻線4−2の他に三次巻線4−
3を備えている。
【0114】5は、全波整流された電圧をスイッチング
して交流に変換する第一のスイッチング・トランジスタ
である。
【0115】6は電力変換用トランス4の二次側巻線4
−2に生じた交流を整流するダイオード、7は整流波形
を平滑化するコンデンサである。
【0116】8及び8aは抵抗で、出力電圧を検出する
ための分圧器を構成する。
【0117】9は負荷である。
【0118】10は抵抗8及び抵抗8aによってなる分
圧器の出力を受けて、負荷9に供給される電圧を一定に
保つために第一のスイッチング・トランジスタ5のオ
ン、オフを制御する第一の制御回路で、PWM制御によ
る出力電圧の制御を行なっている。
【0119】そして、トランス4、第一のスイッチング
・トランジスタ5、ダイオード6、コンデンサ7、抵抗
8、抵抗8a及び第一の制御回路10によってフライ・
バック方式の主コンバータが構成される。
【0120】更に、図3に示す本発明の第二の実施の形
態においては、以下の構成要素によって構成される回路
が付加される。
【0121】即ち、11は三次巻線4−3に生ずる交流
電圧を整流するダイオードである。
【0122】12はダイオード11によって整流された
電圧を平滑するコンデンサである。
【0123】そして、トランス4の一次巻線4−1、三
次巻線4−3、ダイオード11及びコンデンサ12はフ
ライ・バック回路を構成している。
【0124】尚、第一のスイッチング・トランジスタ5
のスイッチングに伴ってトランス4の三次巻線に生ずる
電圧と、ダイオード11及びコンデンサ12による該三
次巻線に生ずる電圧の整流、平滑動作は図6の構成の動
作の説明において記載しているので、省略する。
【0125】13は該フライ・バック回路が整流、平滑
した電圧を源とする電流をオン、オフする第二のスイッ
チング・トランジスタである。
【0126】14は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時に直接負荷側に電流を供給すると
共に磁気エネルギーを蓄積し、第二のスイッチング・ト
ランジスタ13がオフしている時には蓄積した磁気エネ
ルギーを放出して負荷側に電流を供給するコイルであ
る。
【0127】15は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時にオフとなって第二のスイッチン
グ・トランジス13とコイル14を経由して負荷側に電
流の供給を可能にし、第二のスイッチング・トランジス
タ13がオフしている時にはコイル14に蓄積した磁気
エネルギーを放出して負荷側に電流を供給可能にするダ
イオードである。
【0128】16及び16aは負荷に供給されている電
圧を検出する分圧回路を構成する抵抗である。
【0129】17は負荷に供給される電圧を平滑するコ
ンデンサである。
【0130】18は三次巻線の端子電圧を監視して、全
波整流した電圧が所定の電圧以下であることを監視する
電圧監視回路、19は電圧監視回路18の出力を反転入
力端子に受け、抵抗16及び抵抗16aによってなる分
圧回路の出力を非反転入力端子に受け、全波整流電圧が
所定の電圧以下の時に論理レベル「1」を出力し、所定
以上の電圧である時に論理レベル「0」を出力するコン
パレータ、20はコンパレータ19の出力によって動作
可能又は動作不可能に制御され、抵抗16及び抵抗16
aによってなる分圧器の出力によってPWM制御をする
第二の制御回路である。
【0131】そして、第二のスイッチング・トランジス
タ13、コイル14、ダイオード15、コンデンサ1
7、抵抗16及び抵抗16a、第二の制御回路20によ
ってバック方式の補助コンバータを構成する。
【0132】図1の構成の、電力変換用トランス4の一
次側の動作については図3の構成と全く同じなので重複
する説明は省略する。一方、図1の構成の二次巻線側と
三次巻線側の回路と動作と図3の構成の二次巻線側と三
次巻線側の回路と動作は類似しているものの、本発明の
重要なポイントであるので、負荷に一定の電圧が供給で
きることについて簡単に説明する。
【0133】もし、三次巻線側のフライ・バック回路と
バック方式の補助コンバータがない場合には、負荷に供
給される電圧は一定にはならない。
【0134】ここで、三次巻線側にフライ・バック回路
を設けているので、ダイオード11とコンデンサ12は
三次巻線に生ずる交流を整流、平滑する。
【0135】そして、第二の制御回路が出力するPWM
パルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13
がオンの時には、コンデンサ12に蓄積された電荷がス
イッチング・トランジスタ13、コイル14を経由して
放電され、負荷に電流が供給される。
【0136】一方、第二の制御回路が出力するPWMパ
ルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13が
オフの時には、コイル14はリアクティブ作用によって
同じ方向に電流を流し続けようとするので、コイル14
と第二のスイッチング・トランジスタ13のエミッタの
接続点側の電位が低電位になり、コイル14に蓄積され
た磁気エネルギーがコイル14、負荷9、ダイオード1
5を経由して放出され、負荷に電流が供給される。
【0137】そして、上記動作は、全波整流した波形の
振幅が小さい時に第二のスイッチング・トランジスタ1
3のベースに第二の制御回路20の出力をして行なわ
れ、しかも、第一の制御回路10と第二の制御回路20
が負荷に供給される電圧を一定に保つように制御してい
る。
【0138】これによって、図6における入力コンデン
サ21を除去したために全波整流電圧の振幅が小さい時
に負荷に供給される電圧が低下することがなくなり、重
畳される高周波雑音も小さくなる。
【0139】その上、図6の構成のように、幅の狭いパ
ルス状の電流が流れることがなくなるので、電源回路の
力率を改善することができ、突入電流が流れることもな
くなる。
【0140】図4は、本発明の第三の実施の形態であ
る。
【0141】図4において、1は入力交流電圧源で、限
定する必要性はないが、商用交流電圧源が主体である。
【0142】2は、電源の起動、停止を行なうスイッチ
である。
【0143】3、3a、3b及び3cは入力交流電圧を
全波整流するダイオード・ブリッジを構成するダイオー
ドである。
【0144】4は電力変換用トランスで、この場合、一
次側巻線4−1、二次側巻線4−2の他に三次巻線4−
3を備えている。
【0145】5は、全波整流された電圧をスイッチング
して交流に変換する第一のスイッチング・トランジスタ
である。
【0146】6は電力変換用トランス4の二次側巻線4
−2に生じた交流を整流するダイオード、7は整流波形
を平滑化するコンデンサである。
【0147】8及び8aは抵抗で、出力電圧を検出する
ための分圧器を構成する。
【0148】9は負荷である。
【0149】10は抵抗8及び抵抗8aによってなる分
圧器の出力を受けて、負荷9に供給される電圧を一定に
保つためにスイッチング・トランジスタ5のオン、オフ
を制御する第一の制御回路で、PWM制御による出力電
圧の制御を行なっている。
【0150】そして、トランス4、第一のスイッチング
・トランジスタ5、ダイオード6、コンデンサ7、抵抗
8、抵抗8a及び第一の制御回路10によってフライ・
バック方式の主コンバータが構成される。
【0151】更に、図3に示す本発明の第二の実施の形
態においては、以下の構成要素によってなる回路が付加
される。
【0152】即ち、11は三次巻線4−3に生ずる交流
電圧を整流するダイオードである。
【0153】12はダイオード11によって整流された
電圧を平滑するコンデンサである。
【0154】そして、トランス4の一次巻線4−1、三
次巻線4−3、ダイオード11及びコンデンサ12はフ
ライ・バック回路を構成している。
【0155】尚、第一のスイッチング・トランジスタ5
のスイッチングに伴ってトランス4の三次巻線に生ずる
電圧と、ダイオード11及びコンデンサ12による該三
次巻線に生ずる電圧の整流、平滑動作は図6の構成の動
作の説明において記載しているので、省略する。
【0156】13はオンの時に該フライ・バック回路が
整流、平滑した電圧を源とする電流を流して後述するコ
イル14に磁気エネルギーを蓄積させ、オフの時にコイ
ル14に蓄積した磁気エネルギーをダイオード15を経
由して放出して負荷に電流供給を可能にする第二のスイ
ッチング・トランジスタである。
【0157】14は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時にコンデンサ12が放出する電気
エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積し、第二の
スイッチング・トランジスタ13がオフしている時に蓄
積した磁気エネルギーを放出して負荷側に電流を供給す
るコイルである。
【0158】15は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時にオフとなって負荷側からコイル
14への逆流を阻止し、第二のスイッチング・トランジ
スタ13がオフの時にコイル14に蓄積された磁気エネ
ルギーを放出して負荷に電流を供給するダイオードであ
る。
【0159】16及び16aは負荷に供給されている電
圧を検出する分圧回路を構成する抵抗である。
【0160】17は負荷に供給される電圧を平滑するコ
ンデンサである。
【0161】18は三次巻線の端子電圧を監視して、全
波整流した電圧が所定の電圧以下であることを監視する
電圧監視回路、19は電圧監視回路18の出力を反転入
力端子に受け、抵抗16及び抵抗16aによってなる分
圧回路の出力を非反転入力端子に受け、全波整流電圧が
所定の電圧以下の時に論理レベル「1」を出力し、所定
以上の電圧の時に論理レベル「0」を出力するコンパレ
ータ、20はコンパレータ19の出力によって動作可能
又は動作不可能に制御され、抵抗16及び抵抗16aに
よってなる分圧器の出力によってPWM制御をする第二
の制御回路である。
【0162】そして、第二のスイッチング・トランジス
タ13、コイル14、ダイオード15、コンデンサ1
7、抵抗16及び抵抗16a、第二の制御回路20によ
ってバック方式の補助コンバータを構成する。
【0163】図1の構成の、電力変換用トランス4の一
次側の動作については図8の構成と全く同じなので重複
する説明は省略する。一方、図1及び図3の構成の二次
巻線側と三次巻線側の回路と動作は類似しているもの
の、本発明の重要なポイントであるので、負荷に一定の
電圧が供給されることについて簡単に説明する。
【0164】もし、三次巻線側のフライ・バック回路と
ブースト方式の補助コンバータがない場合には、負荷に
供給される電圧は一定にはならない。
【0165】ここで、三次巻線側にフライ・バック回路
を設けているので、ダイオード11とコンデンサ12は
三次巻線に生ずる交流を整流、平滑する。
【0166】そして、第二の制御回路が出力するPWM
パルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13
がオンの時には、コンデンサ12に蓄積された電荷がコ
イル14、第二のスイッチング・トランジスを経由して
放電され、コイル14に磁気エネルギーの形で蓄積す
る。
【0167】一方、第二の制御回路が出力するPWMパ
ルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13が
オフの時には、コイル14はリアクティブ作用によって
電流を流し続けようとするので、コイル14と第二のス
イッチング・トランジスタ13のコレクタの接続点側の
電位が高電位になり、コイル14に蓄積された磁気エネ
ルギーがダイオード15を経由して放出され、負荷に電
流が供給される。
【0168】そして、上記動作は、全波整流した波形の
振幅が小さい時に第二のスイッチング・トランジスタ1
3のベースに第二の制御回路20の出力を供給して行な
われ、しかも、第一の制御回路10も負荷に供給される
電圧を一定に保つように制御している。
【0169】これによって、図6における入力コンデン
サ21を除去したために全波整流電圧の振幅が小さい時
に負荷に供給される電圧が低下することがなくなる。こ
の結果、負荷に供給される直流電圧に重畳される高周波
雑音も軽減され、電力の供給を受ける電子装置の主機能
回路の性能低下を防止できる。
【0170】その上、図6の構成のように、幅の狭いパ
ルス状の電流が流れることがなくなるので、電源回路の
力率を改善することができ、突入電流が流れることもな
くなる。
【0171】ところで、上においては、三次巻線側に設
けられたフライ・バック回路で整流、平滑してコンデン
サに蓄積した電荷を源として流す電流によって磁気エネ
ルギーをコイルに蓄積する例を以て発明の実施の形態を
説明してきた。
【0172】しかし、磁気エネルギーを蓄積し、負荷側
に放出する素子はコイルには限定されない。
【0173】図5は、本発明の第一の実施の形態の変形
である。
【0174】図5は、図1の構成の変形ではあるが、先
に説明したように省略しうる素子を省略しているために
若干回路形が異なるので、重複を顧みずに構成の説明を
する。
【0175】図5において、1は入力交流電圧源で、限
定する必要性はないが、商用交流電圧源が主体である。
【0176】2は、電源の起動、停止を行なうスイッチ
である。
【0177】3、3a、3b及び3cは入力交流電圧を
全波整流するダイオード・ブリッジを構成するダイオー
ドである。
【0178】4は電力変換用トランスで、この場合、一
次巻線4−1、二次巻線4−2の他に三次巻線4−3を
備えている。
【0179】5は、全波整流された電圧をスイッチング
して交流に変換する第一のスイッチング・トランジスタ
である。
【0180】6は電力変換用トランス4の二次側巻線4
−2に生じた交流を整流するダイオード、7は整流波形
を平滑化するコンデンサである。
【0181】8及び8aは抵抗で、出力電圧を検出する
ための分圧器を構成する。
【0182】9は負荷である。
【0183】10は抵抗8及び抵抗8aによってなる分
圧器の出力を受けて、負荷9に供給される電圧を一定に
保つために第一のスイッチング・トランジスタ5のオ
ン、オフを制御する第一の制御回路で、PWM制御によ
る出力電圧の制御を行なっている。
【0184】そして、トランス4、第一のスイッチング
・トランジスタ5、ダイオード6、コンデンサ7、抵抗
8、抵抗8a及び第一の制御回路10によってフライ・
バック方式の主コンバータが構成される。
【0185】更に、図5に示す本発明の第一の実施の形
態の変形においては、以下の構成要素によってなる回路
が付加される。
【0186】即ち、11は三次巻線4−3に生ずる交流
電圧を整流するダイオードである。
【0187】12はダイオード11によって整流された
電圧を平滑するコンデンサである。
【0188】そして、トランス4の一次巻線4−1、三
次巻線4−3、ダイオード11及びコンデンサ12はフ
ライ・バック回路を構成している。
【0189】尚、第一のスイッチング・トランジスタ5
のスイッチングに伴ってトランス4の三次巻線に生ずる
電圧と、ダイオード11及びコンデンサ12による該三
次巻線に生ずる電圧の整流、平滑動作は図6の構成の動
作の説明において記載しているので、省略する。
【0190】13は該フライ・バック回路が整流、平滑
した電圧を源とする電流をオン、オフする第二のスイッ
チング・トランジスタである。
【0191】23は第二のスイッチング・トランジスタ
13がオンしている時に磁気エネルギーを蓄積するトラ
ンスで、一次巻線23−1と二次巻線23−2を有して
いる。 15は第二のスイッチング・トランジスタ13
がオンしている時に負荷側からトランス23の二次巻線
に電流が逆流するのを阻止し、第二のスイッチング・ト
ランジスタ13がオフしている時にトランス23に蓄積
された磁気エネルギーを負荷側に供給可能にするダイオ
ードである。
【0192】18は三次巻線の端子電圧を監視して、、
即ち、全波整流された電圧を監視する電圧監視回路、1
9は電圧監視回路18の出力を反転入力端子に受け、抵
抗8及び抵抗8aによってなる分圧回路の出力を非反転
入力端子に受け、全波整流電圧が所定の値以下の時に論
理レベル「1」を出力し、所定以上の電圧である時に論
理レベル「0」を出力するコンパレータ、20はコンパ
レータ19の出力によって動作可能又は動作不可能に制
御され、抵抗8及び抵抗8aによってなる分圧器の出力
によってPWM制御をする第二の制御回路である。
【0193】そして、第二のスイッチング・トランジス
タ13、トランス23、ダイオード15、コンデンサ
7、抵抗8及び抵抗8a、第二の制御回路20によって
バック・ブースト方式の補助コンバータを構成する。
【0194】図5の構成の、電力変換用トランス4の一
次側の動作については図3の構成と全く同じなので重複
する説明は省略する。一方、図1の構成の二次巻線側と
三次巻線側の回路と動作と図5の構成の二次巻線側と三
次巻線側の回路と動作は酷似しているものの、図1の構
成を図5の如く変形しても同じ動作を実現できることの
説明は重要であるので、図5の構成によっても負荷に一
定の電圧が供給できることについて簡単に説明する。
【0195】もし、三次巻線側のフライ・バック回路と
バック・ブースト方式の補助コンバータがない場合に
は、負荷に供給される電圧は一定にはならない。
【0196】ここで、三次巻線側にフライ・バック回路
を設けているので、ダイオード11とコンデンサ12は
三次巻線に生ずる交流を整流、平滑する。
【0197】そして、第二の制御回路が出力するPWM
パルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13
がオンの時には、コンデンサ12に蓄積された電荷が第
二のスイッチング・トランジスタ13、トランス23の
一次巻線を経由して放電される。
【0198】しかし、この時にはトランス23の二次巻
線の巻き始め側が高電圧になっているので、ダイオード
15にブロックされて負荷側に電流は供給されない。
【0199】一方、第二の制御回路が出力するPWMパ
ルスによって第二のスイッチング・トランジスタ13が
オフの時には、トランス23の一次巻線23−1は誘導
性のリアクティブ作用によって同じ方向に電流を流し続
けようとするので、トランス23の一次巻線23−1の
巻き始め側が低電圧になり、従って、トランス23の二
次巻線23−2の巻き始め側も低電圧になり、トランス
23に蓄積された磁気エネルギーがトランス23の二次
巻線23−2、ダイオード15を経由して放出され、負
荷9に電流が供給される。
【0200】つまり、図1の構成において、補助コンバ
ータにおいて磁気エネルギーを蓄積して放出する素子は
コイルに限定されず、トランスでもよく、誘導性のリア
クティブ素子でよいということになる。
【0201】そして、上記動作は、全波整流した波形の
振幅が小さい時に第二の制御回路20が出力するPWM
パルスを第二のスイッチング・トランジスタ13のベー
スに供給して行なわれ、しかも、第一の制御回路10と
第二の制御回路20が負荷に供給される電圧を一定に保
つように制御している。
【0202】これによって、図6における入力コンデン
サ21を除去したために全波整流電圧の振幅が小さい時
に負荷に供給される電圧が低下することがなくなり、重
畳される高周波雑音も小さくなる。
【0203】その上、図6の構成のように、幅の狭いパ
ルス状の電流が流れることがなくなるので、電源回路の
力率を改善することができ、突入電流が流れることもな
くなる。
【0204】ここでは、図1の構成に対して、補助コン
バータにおいて磁気エネルギーを蓄積する素子をトラン
スにする変形を説明したが、図3及び図4の構成におい
て補助コンバータにおいて磁気エネルギーを蓄積する素
子をトランスにする変形も可能である。しかし、これに
ついては説明の重複を避けるために記載を省略する。
【0205】そして、補助コンバータにおいて磁気エネ
ルギーを蓄積して放出する素子としてトランスを適用す
ると、該トランスの巻き数比によって該補助コンバータ
の出力電圧を柔軟に決めることができる。このことは、
電源回路の出力電圧を柔軟に決めることができることも
意味し、トランスを適用する利点となる。
【0206】さて、上記説明においては一貫して、第一
のスイッチング・トランジスタ及び第二のスイッチング
・トランジスタがバイポーラ・トランジスタである場合
について説明してきたが、両者が電界効果トランジスタ
であってもよく、又、一方がバイポーラ・トランジスタ
でもう一方が電界効果トランジスタであってもよい。
【0207】そして、電界効果トランジスタを適用する
場合には、ゲートをバイポーラ・トランジスタのベース
に対応させ、ドレインをバイポーラ・トランジスタのコ
レクタに対応させ、ソースをバイポーラ・トランジスタ
のエミッタに対応させて、配線設計をすればよい。尚、
電界効果トランジスタは、耐圧はバイポーラ・トランジ
スタより優れており、オンの時の損失についてはバイポ
ーラ・トランジスタに匹敵するようになっているので、
最近は電界効果トランジスタを適用するケースが増えて
いる。
【0208】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、商
用交流電圧を受電して全波整流した電圧を第一のスイッ
チング・トランジスタによって交流変換し、電力変換用
トランスの二次側に生じた交流電圧を主コンバータによ
って整流、平滑した直流電圧を負荷に供給する電源回路
において、入力コンデンサを全波整流回路に並列に接続
しないので、突入電流を避けることができ、突入電流防
止回路を挿入する必要性がなくなるために電源回路の小
型化が可能になる。
【0209】又、該入力コンデンサを除去しているの
で、全波整流電圧の特定の位相で幅の狭いパルス状の電
流が流れることがなくなり、電源回路の力率を改善する
ことができる。
【0210】更に、入力交流電圧の振幅が小さくなる時
間と瞬断が生じている時に主コンバータから負荷に供給
される電圧が低下する分を補助コンバータから供給する
ことができるので、負荷に供給される電圧を一定に保つ
ことができる。これは、電源回路の出力雑音の低下をも
意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態。
【図2】 負荷に一定電圧を供給できることを説明する
図。
【図3】 本発明の第二の実施の形態。
【図4】 本発明の第三の実施の形態。
【図5】 本発明の第一の実施の形態の変形。
【図6】 従来の交流入力でスイッチング・レギュレー
タ方式の電源回路。
【図7】 図6の構成の一次巻線側の各部の波形。
【図8】 図6の構成から入力コンデンサを除去した構
成。
【図9】 図8の構成の一次巻線側の各部の波形。
【図10】 図8の構成が負荷に供給する電圧の変化を
説明する図。
【符号の説明】
1 入力交流電圧源 2 スイッチ 3 ダイオード 3a ダイオード 3b ダイオード 3c ダイオード 4 トランス 4−1 一次巻線 4−2 二次巻線 4−3 三次巻線 5 第一のスイッチング・トランジスタ 6 ダイオード 7 コンデンサ 8 抵抗 8a 抵抗 9 負荷 10 第一の制御回路 11 ダイオード 12 コンデンサ 13 第二のスイッチング・トランジスタ 14 コイル 15 ダイオード 16 抵抗 16a 抵抗 17 コンデンサ 18 電圧監視回路 19 コンパレータ 20 第二の制御回路 21 入力コンデンサ 22 突入電流防止回路 23 トランス 23−1 一次巻線 23−2 二次巻線
フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA18 AA20 AS01 BB43 BB57 DD02 EE07 EE18 EE73 FD01 FD21 FG05 XC09 XX03 XX15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を受電して全波整流した電圧
    を、第一の制御回路によってオン、オフ制御される第一
    のスイッチング・トランジスタによって交流変換し、電
    力変換用トランスの二次巻線に生ずる交流電圧を主コン
    バータによって整流、平滑した直流電圧を負荷に供給す
    る電源回路において、 一次巻線側の全波整流回路には入力コンデンサを並列に
    接続せず、 三次巻線に生ずる交流電圧を整流、平滑した電圧を源と
    する電流によって磁気エネルギーを蓄積し、入力交流電
    圧が所定の値より低い時に、蓄積した磁気エネルギーを
    源とする電流を負荷に供給する補助コンバータを備える
    ことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源回路であって、 上記補助コンバータは、 出力線に直列に配置された、出力電圧を一定に制御する
    第二の制御回路によってオン、オフ制御される第二のス
    イッチング・トランジスタがオンの間に三次巻線に生ず
    る交流電圧を整流、平滑した電圧を源とする電流によっ
    て、誘導性のリアクティブ素子に磁気エネルギーを蓄積
    し、 該第二のスイッチング・トランジスタがオフの間に該誘
    導性のリアクティブ素子に蓄積した磁気エネルギーを源
    とする電流を負荷に供給するバック・ブースト方式の補
    助コンバータであることを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電源回路であって、 上記補助コンバータは、 出力線に直列に配置された、出力電圧を一定に制御する
    第二の制御回路によってオン、オフ制御される第二のス
    イッチング・トランジスタがオンの間に三次巻線に生ず
    る交流電圧を整流、平滑した電圧を源とする電流によっ
    て、誘導性のリアクティブ素子に磁気エネルギーを蓄積
    すると共に、負荷に電流を供給し、 該第二のスイッチング・トランジスタがオフの間に該誘
    導性のリアクティブ素子に蓄積した磁気エネルギーを源
    とする電流を負荷に供給するバック方式の補助コンバー
    タであることを特徴とする電源回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電源回路であって、 上記補助コンバータは、 出力線に並列に配置された、出力電圧を一定に制御する
    第二の制御回路によってオン、オフ制御される第二のス
    イッチング・トランジスタがオンの間に三次巻線に生ず
    る交流電圧を整流、平滑した電圧を源とする電流によっ
    て、誘導性のリアクティブ素子に磁気エネルギーを蓄積
    し、 該第二のスイッチング・トランジスタがオフの間に該誘
    導性のリアクティブ素子に蓄積した磁気エネルギーを源
    とする電流を負荷に供給するブースト方式の補助コンバ
    ータであることを特徴とする電源回路。
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