JP2001094481A - 反響消去装置 - Google Patents

反響消去装置

Info

Publication number
JP2001094481A
JP2001094481A JP27048199A JP27048199A JP2001094481A JP 2001094481 A JP2001094481 A JP 2001094481A JP 27048199 A JP27048199 A JP 27048199A JP 27048199 A JP27048199 A JP 27048199A JP 2001094481 A JP2001094481 A JP 2001094481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
signal
echo
conversion
echo canceller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27048199A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakagawa
朗 中川
Suehiro Shimauchi
末廣 島内
Shigeaki Aoki
茂明 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP27048199A priority Critical patent/JP2001094481A/ja
Publication of JP2001094481A publication Critical patent/JP2001094481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、高い臨場感を保ったまま、演
算量の低減/収束特性の改善をする反響消去装置を提供
することにある。 【解決手段】本発明は、反響消去装置において、反響路
へのMチャンネル入力信号を、M≦NであるNチャンネ
ルに線形チャンネル変換するM→Nチャンネル変換器2
を有し、P≧QであるPチャンネル反響信号を前記Qチ
ャンネル反響信号に線形チャンネル変換するP→Qチャ
ンネル変換器3を有することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多チャンネル再生
系を有する通信会議システムにおいて、ハウリングの原
因および聴覚上の障害となる室内反響信号を消去する音
声通信会議用反響消去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声通信会議等において、多チャンネル
で収音/伝送/再生することにより、高い臨場感を実現
でき、快適な会議が行なえるが、ハンズフリーで会議を
行う際、音響エコーキャンセラが必須の技術となる。L
チャンネル音響エコーキャンセラでは、モノラル音響エ
コーキャンセラに比べて、適応フィルタ長がL^2倍必
要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Kチャンネル音響エコ
ーキャンセラでは、適応フィルタにKの2乗に比例した
適応フィルタ長が必要となり、演算量の増大/収束特性
の劣化が生じる。また、チャンネル数を減らせば、受聴
する位置によっては、音像定位ができなくなってしま
い、高い臨場感を得られるとは言い難い。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、高い臨場感を保ったまま、演算量の低減/収束特性
の改善をする反響消去装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Mチャンネルの再生信号を反響路および擬
似反響路への入力信号とし、前記擬似反響路に前記チャ
ンネルの再生信号を入力信号として得られるQチャンネ
ル擬似反響信号を、前記反響路へ前記Mチャンネルの再
生信号を入力信号として得られるQチャンネル反響信号
から差し引き、その残りである各チャンネルの残留反響
信号と、前記各チャンネルの再生信号とから修正ベクト
ルを求め、この修正ベクトルを用いて前記各反響路のイ
ンパルス応答の推定値を逐次修正し、その修正されたイ
ンパルス応答を持つ各擬似反響路を生成し、これら各擬
似反響路に前記再生信号の対応するものをそれぞれ入力
信号として前記Mチャンネル擬似反響信号を生成するM
×Qチャンネル音声通信会議用反響消去装置において、
前記反響路への前記Mチャンネル入力信号を、M≦Nで
あるNチャンネルに線形チャンネル変換する手段と、P
≧QであるPチャンネル反響信号を前記Qチャンネル反
響信号に線形チャンネル変換する手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0006】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧
MであるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャ
ンネル変換を行う手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0007】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Qチャンネル残留反響信号を、Q≦RであるR
チャンネルにチャンネル変換する手段を有することを特
徴とするものである。
【0008】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧
MであるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャ
ンネル変換を行う手段と、前記Qチャンネル残留反響信
号を、Q≦RであるRチャンネルにチャンネル変換する
手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、L→Mチャンネル変換を行う手段において、チャン
ネル変換後のMチャンネル信号間の相互相関を減らす手
段を有することを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各
チャンネルの歪ませた信号をL→Mチャンネル変換後の
Mチャンネル信号に加える手段を有することを特徴とす
るものである。
【0011】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各
チャンネルの時間がずれた信号もしくは、ゲインが異な
る信号もしくは、時間がずれゲインが異なる信号をL→
Mチャンネル変換後のMチャンネル信号に加える手段を
有することを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記反響消去装置において
L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各チャ
ンネル間で無相関な雑音をL→Mチャンネル変換前のL
チャンネル信号に加える手段を有することを特徴とする
ものである。
【0013】本発明は、相手からのL(L>1)チャン
ネルの信号をM(M≦L)チャンネルに変換し、反響消
去装置の受話信号とし、反響消去装置からの反響路への
入力信号をMチャンネルからN(M≦N)チャンネルの
信号にチャンネル変換する。また、反響路からのP(M
≦P)チャンネルの出力信号をQチャンネルの収音信号
にチャンネル変換し、反響消去装置から伝送路への送出
信号をQチャンネルの信号からRチャンネルの信号にチ
ャンネル変換する。このチャンネル変換処理において、
できるだけ音像定位が再現できる処理を行うことによ
り、臨場感を損なわずに反響消去装置の演算量の低減/
収束特性の改善が実現できる。
【0014】反響路への信号を線形チャンネル変換およ
び反響路からの信号を線形チャンネル変換することによ
り、反響消去装置から見れば、全て線形で行っているた
め、推定する系の一部であるとみなせる。これにより、
受聴者からすればチャンネル変換による音像定位の劣化
を低く抑えられることにより高臨場感での音源再生が行
なえ、反響消去装置からすればチャンネル変換により少
ないチャンネル数で反響消去すればよくなる。従って、
高い臨場感を保ったまま、演算量の低減/収束特性の改
善が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態例を示す構成説
明図である。図1において、1はL→Mチャンネル変換
器、2はM→Nチャンネル変換器、3はP→Qチャンネ
ル変換器、4はQ→Rチャンネル変換器、5はM×Qチ
ャンネル反響消去装置、6はデジタル/アナログ(D/
A)変換器、7はアナログ/デジタル(A/D)変換
器、8はスピーカ、9はマイクロホンをそれぞれ示す。
【0017】すなわち、音声通信会議では、アナログ信
号の受話信号をアナログ/デジタル変換器7でデジタル
信号に変換して後、L→Mチャンネル変換器1、M×Q
チャンネル反響消去装置5、及びM→L変換器2を介し
てデジタル/アナログ変換器6によりアナログ信号に変
換してスピーカ8から再生される。一方、送話音声はマ
イクロホン9でアナログ信号の音声信号に変換され、こ
の音声信号はアナログ/デジタル変換器7でデジタル信
号に変換して後、P→Qチャンネル変換器3、M×Qチ
ャンネル反響消去装置5、及びQ→Rチャンネル変換器
4を介してデジタル/アナログ変換器6でアナログ信号
の送信信号となって相手に送信される。この場合、スピ
ーカ8とマイクロホン9の間で反響路が形成され、反響
信号がマイクロホン9に収音される。
【0018】本発明は、Mチャンネルの再生信号を反響
路および擬似反響路への入力信号とし、前記擬似反響路
に前記チャンネルの再生信号を入力信号として得られる
Qチャンネル擬似反響信号を、前記反響路へ前記Mチャ
ンネルの再生信号を入力信号として得られるQチャンネ
ル反響信号から差し引き、その残りである各チャンネル
の残留反響信号と、前記各チャンネルの再生信号とから
修正ベクトルを求め、この修正ベクトルを用いて前記各
反響路のインパルス応答の推定値を逐次修正し、その修
正されたインパルス応答を持つ各擬似反響路を生成し、
これら各擬似反響路に前記再生信号の対応するものをそ
れぞれ入力信号として前記Mチャンネル擬似反響信号を
生成するM×Qチャンネル音声通信会議用反響消去装置
5において、前記反響路への前記Mチャンネル入力信号
を、M≦NであるNチャンネルに線形チャンネル変換す
るM→Nチャンネル変換器2を有し、P≧QであるPチ
ャンネル反響信号を前記Qチャンネル反響信号に線形チ
ャンネル変換するP→Qチャンネル変換器3を有する。
【0019】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧
MであるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャ
ンネル変換を行うL→Mチャンネル変換器1を有する。
【0020】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Qチャンネル残留反響信号を、Q≦RであるR
チャンネルにチャンネル変換するQ→Rチャンネル変換
器4を有する。
【0021】また本発明は、前記反響消去装置におい
て、前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧
MであるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャ
ンネル変換を行うL→Mチャンネル変換器1と、前記Q
チャンネル残留反響信号を、Q≦RであるRチャンネル
にチャンネル変換するQ→Rチャンネル変換器4とを有
する。
【0022】図2は、図1におけるL→Mチャンネル変
換器1を示す。図2において、100〜100は加
算器、F11〜FLMはフィルタを示す。図1と対応す
る部分には同一符号を付けてある。
【0023】図3は、図1におけるM→Nチャンネル変
換器2を示す。図3において、101〜101は加
算器、G11〜GMNはフィルタを示す。図1/図2と
対応する部分には同一符号を付けてある。
【0024】図4は、図1におけるP→Qチャンネル変
換器3を示す。図4において、102〜102は加
算器、H11〜HPQはフィルタを示す。図1/図2と
対応する部分には同一符号を付けてある。
【0025】図5は、図1におけるQ→Rチャンネル変
換器4を示す。図5において、103〜103は加
算器、I11〜IQRはフィルタを示す。図1/図2と
対応する部分には同一符号を付けてある。
【0026】図1〜図5の構成を用いることにより、再
生はNチャンネル、収音はPチャンネルで行うことがで
き、通信会議の臨場感を高めることができる。図6に、
M=2、N=3および、M=N=2の場合の音の定位感
の主観評価結果を示す。図7に、主観評価を行った実験
系を示す。図8に主観評価に用いた図3のチャンネル変
換用フィルタ係数G11,G12,G13,G21,G
22,G23をそれぞれ示す。図6の主観評価結果よ
り、M=N=2よりM=2、N=3の方が良い評価結果
が得られた。このことより、被験者が中央にいるときで
も端にいるときでも、再生チャンネルを増やす(N=3
とする)ことにより、音の定位感の主観評価結果が改善
されており、臨場感を高めることができていることがわ
かる。図7において、各スピーカ間の距離はそれぞれ1
メートル、被験者の位置は中央スピーカの正面および、
端のスピーカの正面の2箇所で、スピーカから被験者ま
での距離は1メートルである。
【0027】さらに、反響消去装置から見ると、N×P
以下のM×Qチャンネルの信号を扱うだけであるので、
従来ではモノラル反響消去装置のN×P倍必要であった
適応フィルタ長をM×Q倍に抑えることができ、収束特
性の劣化/演算量の増大を抑えることができる。
【0028】図9に、チャンネル数が増えた場合の収束
特性の違いを示す。チャンネル数が増えるにつれ、収束
速度が遅くなっているのが分かる。
【0029】適応フィルタに学習同定法を用い、適応フ
ィルタタップ数をLとした場合、必要な計算量は O(2L) である。チャンネル数が2になると、必要な計算量は O(8L) となり、モノラルの場合に比べて4倍となる。また、チ
ャンネル数が3になると、 O(18L) となり、モノラルに比べて9倍の計算量が必要となる。
例えば、M=2、N=P=3、Q=2とした場合、本発
明により、演算量を4/9に低減できる。
【0030】図10にチャンネル間の相互相関を除去す
ることによる収束速度改善の例を示す。本例により、チ
ャンネル間相互相関が減る場合があり、収束特性の改善
を実現できる場合がある。
【0031】図11に、請求項5の実施形態例を説明す
る図を示す。簡単のために、L=3、M=2の場合につ
いて示す。図11において11は相関除去用フィルタを
示す。図1/図2と対応する部分には同一符号を付けて
ある。
【0032】変換前の3チャンネル信号間には相互相関
があり、これを2チャンネルに変換しても、相互相関は
減る場合があるものの、不完全であるため、後段の反響
消去装置5の反響路推定部では、誤った反響路を推定し
てしまう。相関除去用フィルタ11を用いることによ
り、3チャンネルのときの各チャンネル間の相互相関
を、2チャンネルへの変換時に減らすことができるた
め、後段の反響消去装置5は正しい反響路を推定するこ
とができる。
【0033】相互相関を除去するための構成において、
チャンネル数を減らす過程で、加算器を用いるので、こ
こで同時に相互相関除去用のモジュールを用いることに
より、もう一度加算器等を用いる手間が省ける。
【0034】相関除去用フィルタ11について説明する
と、例えば3チャンネルの場合、入力xL,xC,xR
があったとすると、
【0035】
【数1】
【0036】といった式を用いることにより、チャンネ
ル数変換後のLチャンネル側にはセンター信号の絶対値
を足し、Rチャンネル側にはセンター信号の絶対値を引
くことにより、L側/R側に異なる成分を足すことで、
相互相関の低減を図る。
【0037】図11の相互相関を除去するための構成に
より、元々3チャンネルの信号の中の一つを使うため、
非線形歪みを加えた場合の各チャンネルの歪みが耳に付
きづらい。しかしながら、2チャンネル間の相互相関の
除去量が大きいため、反響消去装置の性能向上が臨め
る。また、従来は音像の定位だけに着目していたため、
チャンネル変換後の相互相関がかえって増加する場合も
あるが、本発明を用いることにより、相互相関を確実に
減らせることができるため、反響消去装置の性能向上が
臨める。
【0038】図12に、請求項6の実施形態例を説明す
る図を示す。簡単のために、L=3、M=2の場合につ
いて示す。図12において12は歪回路、110〜1
10 は歪回路12からの出力を加算する加算器を示
す。図1/図2と対応する部分には同一符号を付けてあ
る。
【0039】変換前の3チャンネル信号間には相互相関
があり、これを2チャンネルに変換しても、相互相関は
減る場合があるものの、不完全であるため、後段の反響
消去装置5の反響路推定部では、誤った反響路を推定し
てしまう。各チャンネルの歪ませた信号をチャンネル変
換後の信号に加算することにより、2チャンネル間の相
互相関を減らすことができるため、後段の反響消去装置
5は正しい反響路を推定することができる。
【0040】図13に、請求項7の実施形態例を説明す
る図を示す。簡単のために、L=3、M=2の場合につ
いて示す。図13において13は遅延制御器、14はゲ
イン制御器、111〜111はゲイン制御器14か
らの出力を加算する加算器を示す。図1/図2と対応す
る部分には同一符号を付けてある。
【0041】変換前の3チャンネル信号間には相互相関
があり、これを2チャンネルに変換しても、相互相関は
減る場合があるものの、不完全であるため、後段の反響
消去装置5の反響路推定部では、誤った反響路を推定し
てしまう。各チャンネルの時間がずれた信号もしくは、
ゲインが異なる信号もしくは、時間がずれゲインが異な
る信号をチャンネル変換後の信号に加算することによ
り、2チャンネル間の相互相関を減らすことができるた
め、後段の反響消去装置5は正しい反響路を推定するこ
とができる。
【0042】図14に、請求項8の実施形態例を説明す
る図を示す。簡単のために、L=3、M=2の場合につ
いて示す。図14において15は雑音生成器、112
〜112は雑音生成器15からの出力を加算する加算
器を示す。図1/図2と対応する部分には同一符号を付
けてある。
【0043】変換前の3チャンネル信号間には相互相関
があり、これを2チャンネルに変換しても、相互相関は
減る場合があるものの、不完全であるため、後段の反響
消去装置5の反響路推定部では、誤った反響路を推定し
てしまう。無相関な雑音をチャンネル変換後の信号に加
算することにより、2チャンネル間の相互相関を減らす
ことができるため、後段の反響消去装置5は正しい反響
路を推定することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、収音
/再生のチャンネル数より少ないチャンネル数分の反響
消去装置で、反響信号を消去できるため、演算量の低減
/収束特性の改善が実現で、さらにチャンネル変換処理
を行っても、変換する前とさほど遜色のない定位感が得
られることにより臨場感の高い通信会議が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す構成説明図であ
る。
【図2】図1におけるL→Mチャンネル変換器の一例を
示す構成説明図である。
【図3】図1におけるM→Nチャンネル変換器の一例を
示す構成説明図である。
【図4】図1におけるP→Qチャンネル変換器の一例を
示す構成説明図である。
【図5】図1におけるQ→Rチャンネル変換器の一例を
示す構成説明図である。
【図6】本発明の実施形態例に係るM=2、N=3とM
=N=2の場合の主観評価結果の一例を示す説明図であ
る。
【図7】図6における主観評価の実験の系の一例を示す
説明図である。
【図8】図6における主観評価で用いたチャンネル変換
の係数の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施形態例に係るチャンネル数が増え
た場合の収束特性の違いの一例を示す特性図である。
【図10】本発明の実施形態例に係る相関除去による収
束速度の改善の一例を示す特性図である。
【図11】本発明に係る請求項5の実施形態例を示す構
成説明図である。
【図12】本発明に係る請求項6の実施形態例を示す構
成説明図である。
【図13】本発明に係る請求項7の実施形態例を示す構
成説明図である。
【図14】本発明に係る請求項8の実施形態例を示す構
成説明図である。
【符号の説明】
1 L→Mチャンネル変換器 2 M→Nチャンネル変換器 3 P→Qチャンネル変換器 4 Q→Rチャンネル変換器 5 M×Qチャンネル反響消去装置 6 デジタル/アナログ(D/A)変換器 7 アナログ/デジタル(A/D)変換器 8 スピーカ 9 マイクロホン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 茂明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA07 BB03 DD10 KK04 LL03 5K046 AA01 BB01 HH11 HH12 HH24 HH37 HH55 HH56 HH79

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mチャンネルの再生信号を反響路および
    擬似反響路への入力信号とし、前記擬似反響路に前記チ
    ャンネルの再生信号を入力信号として得られるQチャン
    ネル擬似反響信号を、前記反響路へ前記Mチャンネルの
    再生信号を入力信号として得られるQチャンネル反響信
    号から差し引き、その残りである各チャンネルの残留反
    響信号と、前記各チャンネルの再生信号とから修正ベク
    トルを求め、この修正ベクトルを用いて前記各反響路の
    インパルス応答の推定値を逐次修正し、その修正された
    インパルス応答を持つ各擬似反響路を生成し、これら各
    擬似反響路に前記再生信号の対応するものをそれぞれ入
    力信号として前記Mチャンネル擬似反響信号を生成する
    M×Qチャンネル音声通信会議用反響消去装置におい
    て、 前記反響路への前記Mチャンネル入力信号を、M≦Nで
    あるNチャンネルに線形チャンネル変換する手段と、 P≧QであるPチャンネル反響信号を前記Qチャンネル
    反響信号に線形チャンネル変換する手段とを具備するこ
    とを特徴とする反響消去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反響消去装置において、 前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧Mで
    あるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャンネ
    ル変換を行う手段を有することを特徴とする反響消去装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の反響消去装置において、 前記Qチャンネル残留反響信号を、Q≦RであるRチャ
    ンネルにチャンネル変換する手段を有することを特徴と
    する反響消去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の反響消去装置において、 前記Mチャンネル再生信号を生成するために、L≧Mで
    あるLチャンネル原再生信号をMチャンネルにチャンネ
    ル変換を行う手段と、 前記Qチャンネル残留反響信号を、Q≦RであるRチャ
    ンネルにチャンネル変換する手段とを有することを特徴
    とする反響消去装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または4記載の反響消去装置に
    おいて、 L→Mチャンネル変換を行う手段において、チャンネル
    変換後のMチャンネル信号間の相互相関を減らす手段を
    有することを特徴とする反響消去装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の反響消去装置において、 L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各チャ
    ンネルの歪ませた信号をL→Mチャンネル変換後のMチ
    ャンネル信号に加える手段を有することを特徴とする反
    響消去装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の反響消去装置において、 L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各チャ
    ンネルの時間がずれた信号もしくは、ゲインが異なる信
    号もしくは、時間がずれゲインが異なる信号をL→Mチ
    ャンネル変換後のMチャンネル信号に加える手段を有す
    ることを特徴とする反響消去装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の反響消去装置において、 L→Mチャンネル変換時に、Lチャンネル信号の各チャ
    ンネル間で無相関な雑音をL→Mチャンネル変換前のL
    チャンネル信号に加える手段を有することを特徴とする
    反響消去装置。
JP27048199A 1999-09-24 1999-09-24 反響消去装置 Pending JP2001094481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27048199A JP2001094481A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 反響消去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27048199A JP2001094481A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 反響消去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001094481A true JP2001094481A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17486907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27048199A Pending JP2001094481A (ja) 1999-09-24 1999-09-24 反響消去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001094481A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115681A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチチャネルエコー消去方法、マルチチャネルエコー消去装置、およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115681A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチチャネルエコー消去方法、マルチチャネルエコー消去装置、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5177820B2 (ja) 強調された主観的ステレオオーディオのためのシステムと方法
JP3397269B2 (ja) 多チャネル反響消去方法
JP3405512B2 (ja) 音響エコーキャンセル方法とそのシステム
US6931123B1 (en) Echo cancellation
US20090046866A1 (en) Apparatus capable of performing acoustic echo cancellation and a method thereof
JP2004187283A (ja) マイクロホン装置および再生装置
JP2008306535A (ja) 音声信号処理装置、遅延時間の設定方法
US10129409B2 (en) Joint acoustic echo control and adaptive array processing
US7826630B2 (en) Sound image localization apparatus
JP3607625B2 (ja) 多チャネル反響抑圧方法、その装置、そのプログラム及びその記録媒体
JP3400064B2 (ja) 音声符号復号化装置、音声符号化装置及び音声復号化装置
JP2009141560A (ja) 音声信号処理装置、音声信号処理方法
JP4105681B2 (ja) エコーサプレス方法、エコーサプレッサ、エコーサプレッサプログラム、通信路上の損失量制御方法、通信路上の損失量制御装置、通信路上の損失量制御プログラム、記録媒体
JP2542625B2 (ja) 反響消去装置
JP3583980B2 (ja) 収音装置及び受信装置
JP2001094481A (ja) 反響消去装置
JP2014023110A (ja) エコー消去装置、エコー消去方法及びプログラム
JP4298466B2 (ja) 収音方法、装置、プログラム、および記録媒体
JP4159967B2 (ja) 多チャネル音響エコー消去方法及び装置
JPS62116025A (ja) 音響エコー消去装置
JP4247203B2 (ja) 自動音量制御方法、自動音量制御装置、プログラム、記録媒体
JP3073976B2 (ja) 多チャネル音響エコー消去方法、その装置及びこの方法を記録した記録媒体
JP4247158B2 (ja) 多チャネル音響エコー消去方法、多チャネル音響エコー消去装置、多チャネル音響エコー消去プログラム、記録媒体
JP2012205161A (ja) 音声通話装置
KR100847453B1 (ko) 입체 음향을 위한 적응 간섭 제거 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050816