JP2001093250A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2001093250A
JP2001093250A JP26494399A JP26494399A JP2001093250A JP 2001093250 A JP2001093250 A JP 2001093250A JP 26494399 A JP26494399 A JP 26494399A JP 26494399 A JP26494399 A JP 26494399A JP 2001093250 A JP2001093250 A JP 2001093250A
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disk
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JP26494399A
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Inventor
Nobuhiro Saito
伸裕 斉藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダの対向面に形成される負圧発生領域
の溝を適切な位置に形成しないと、特にランプロード方
式におけるアンロード時に、前記スライダを持上げる際
に前記持上げ力に相当な強さを必要とし、前記スライダ
を持上げてやがて正圧と負圧との差分が消滅したときに
フレキシャが前記持上げ力に反発してピッチ方向に大き
く揺れ動き、スライダがディスク面に接触する問題があ
った。 【解決手段】 フレキシャの揺動支点からスライダのリ
ーディング側端面までの長さをL1とし、前記揺動支点
から溝23を形成する段差のうち最もリーディング側S
rに位置する段差23aまでの長さをL2としたとき
に、L2/L1を0.6以下にすることにより、前記ス
ライダを持上げてやがて正圧と負圧との差分が消滅した
ときにフレキシャの反発を小さくしてスライダがディス
ク面に接触しない程度に、持上げ力を小さくすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置などに搭載され、ディスクの記録面上を浮上して磁気
信号の記録・再生を行うスライダを有する磁気ヘッド装
置において、特にランプロード方式を用いた場合に、ア
ンロード時に前記スライダのディスク面上への接触を回
避することができる磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のハードディスク装置などに
用いられる磁気ヘッド装置のスライダS1を、ディスク
との対向面を上向きにして示した斜視図である。
【0003】図7に示すように、スライダS1のトレー
リング側端面には、磁気抵抗効果を利用した磁気再生素
子及びインダクティブ型の薄膜記録素子を有する薄膜磁
気素子Hが設けられており、前記薄膜磁気素子Hのギャ
ップ部Gがディスクとの対向面に現れている。
【0004】前記スライダS1のディスク対向面には、
ディスクとスライダとの間の空気流により浮上力(正
圧)を受ける、リーディング側ABS面1及びこのAB
S面1のスライダ幅方向の両側からトレーリング側に向
けて延びるレール面2,3が前記ディスク対向面から隆
起形成されている。また前記ディスク対向面には、前記
リーディング側ABS面1及びレール面2,3に囲まれ
た、スライダに対して負圧を与える溝(エアーグルー
ブ)4が設けられている。
【0005】図8に示すように、前記スライダS1を支
持する支持部材は、剛性を有し且つ基端部で所定のばね
圧を発揮するロードビーム5と、その先部に設けられた
薄い板ばねのフレキシャ6とを有し、このフレキシャ6
に、スライダS1の上面が接着されている。そして前記
スライダS1は、フレキシャ6の支持端6aを揺動支点
として、ピッチ方向に動くことが可能になっている。な
お前記フレキシャ6の支持端6aは、スライダS1のほ
ぼトレーリング側端面上に設けられている。
【0006】ディスクDが回転したときのディスク表面
の空気流は、リーディング側から傾斜面1aを経てディ
スクDとスライダS1との間に流入する。この空気流に
より、ABS面1及びレール面2,3に対してはスライ
ダS1を浮上させる方向への正圧が作用する。
【0007】また前記ABS面1及びレール面2,3に
囲まれた溝4のうち、リーディング側ABS面1に近い
ほど強い負圧がかかり、特に前記リーディング側ABS
面1と溝4との間に形成された段差1bの部分で最も負
圧が強くなっている。
【0008】前記ABS面1及びレール面2,3と溝4
との面積比や形状により、ディスクD上でのスライダS
1の浮上距離や浮上姿勢が制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでランプロード
方式の場合、スライダS1は記録・再生以外の時、ディ
スク面から離れた位置に置かれ、記録・再生を行う時に
は、ディスク面が回転した状態で、前記スライダS1が
ディスク面上に接近していき、ディスク回転により発生
した空気流により前記スライダS1は、ディスク面上に
浮上姿勢のまま対向する。
【0010】そして記録・再生が終ると、前記スライダ
S1は、ディスクが回転した状態の時に持上げられてデ
ィスク面から離れていき、所定の場所に戻される。
【0011】上記したランプロード方式の場合では、特
に記録・再生を終了した後、アンロード時に前記スライ
ダS1を持上げようとしたときに、まるで前記スライダ
S1がディスク面に張付いたように前記スライダS1に
は、ディスク面方向に非常に大きなモーメントがかか
り、相当な強さの持上げ力を必要とする場合がある。
【0012】このように大きなモーメントがかかる問題
は、スライダS1のディスク対向面に形成された溝4の
形成位置に起因している。
【0013】前述したように、負圧は、溝4のうちリー
ディング側ABS面1との間に形成された段差1bの部
分で最も強く発生し、例えば前記段差1bの部分に負圧
(最大負圧)F1がかかっているとする(図8参照)。
【0014】また図8に示すように、スライダS1は、
トレーリング側端面上に位置するフレキシャ6の支持端
6aの部分から図示A方向に持上げられるので、前記段
差1bの形成位置が支持端6a(=トレーリング側端
面)から長さL3だけ離れているとすると、前記スライ
ダS1には、負圧F1×長さL3で求められるモーメン
トが、ディスク対向面方向にかかることになる。
【0015】次に前記モーメントと持上げ力Pとの関係
について図9を参照しながら説明することとする。
【0016】図9に示すようにロードビーム5は、その
基端(マウント部)5aが装置側に固定されるようにな
っている。そして前記ロードビーム5は、弾性変形部E
から弾性変形自在に揺動できるようになっている。
【0017】図9に示すように、支持端6aから図示上
方向に垂直に線Cを引き、基端5aの前端から前記線C
に垂直に交わるように線Dを引いた場合、前記線Dの長
さをL0とし、前記F1、L3、P及びL0の間に、次
の関係式が成り立っているとするとスライダS1にかか
る力はゼロになる。
【0018】P・L0=F1・L3 上記関係式を変形すると、P=(F1・L3)/L0 つまり持上げ力Pは、少なくとも(F1・L3)/L0
以上の力がなければ、スライダS1を持上げることはで
きず、上記関係式に示すように、長さL3が大きくなれ
ばなるほど前記モーメント(F1・L3)は大きくな
り、それだけスライダS1を持上げる際に、大きな持上
げ力Pを必要とする。
【0019】このように持上げ力Pに相当な強さの力を
必要とすると、スライダS1を図示A方向に持上げてい
き、やがて正圧と負圧との差分が消滅すると、薄い板ば
ね材で形成されたフレキシャ6が前記持上げ力に反発
し、前記フレキシャ6は支持端6aを揺動支点として、
ピッチ方向に大きく揺れ動く。このため前記フレキシャ
6の下側に取付けられたスライダS1がピッチ方向に揺
れ動くことにより、前記スライダS1がディスク面に衝
突する可能性が高く、これにより前記ディスク面に損傷
を与えるといった問題が発生する。
【0020】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、負圧発生領域(溝)の形成位置を適正化し
て、特にランプロード方式でアンロード時にスライダを
持上げる際に必要な力を小さくすることができ、ディス
ク面への損傷を防ぐことができる磁気ヘッド装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクに対
向する対向面を有するスライダと、前記スライダのトレ
ーリング側に設けられた記録及び/または再生用の磁気
素子と、前記対向面と逆側の面で前記スライダをピッチ
方向へ揺動可能に弾性支持する弾性支持部材と、が設け
られた磁気ヘッド装置において、前記スライダには、デ
ィスク側へ隆起した面が形成され、前記面のトレーリン
グ側の縁部には、スライダの幅方向の中心を通って前記
幅方向へ延びディスク表面の空気流により負圧を発生す
る段差が形成されており、前記スライダを前記ピッチ方
向へ揺動可能に支持する揺動支点から前記スライダのリ
ーディング側端面までの長さをL1とし、前記段差のう
ち前記揺動支点から最もリーディング側に離れた段差か
ら前記揺動支点までの長さをL2としたときに、L2/
L1が0.6以下であることを特徴とするものである。
【0022】本発明では負圧の最も強くなる、溝を形成
する段差のうち揺動支点から最もリーディング側に離れ
た段差の部分を、できるだけトレーリング側に移動させ
ることで、弾性支持部材の揺動支点から前記段差部分ま
での距離を従来に比べ短くし、これにより前記距離と前
記段差部分で発生する負圧との乗で求められるモーメン
トを小さくしている。
【0023】このように前記モーメントを小さくできる
と前記弾性支持部材の揺動支点の部分からスライダを持
上げる際に必要な持上げ力を小さくすることができ、よ
ってスライダを持上げていき、やがて正圧と負圧との差
分が消滅した際、弾性支持部材による反発を小さくでき
て前記スライダのピッチ方向への揺れを小さくし、前記
スライダとディスク面との接触を適切に防止することが
できる。
【0024】特に本発明では、前記弾性支持部材の揺動
支点から前記スライダのリーディング側端面までの長さ
をL1とし、前記揺動支点から前記溝を形成する段差の
うち最もリーディング側に位置する段差の部分までの長
さをL2としたときに、L2/L1を0.6以下として
いる。これにより正圧と負圧との差分が消滅した時でも
スライダのピッチ方向への揺れを小さくでき前記スライ
ダのディスク面への接触を防止できる程度に、スライダ
を持上げる時に必要な持上げ力を小さくすることができ
る。
【0025】例えば後述する実験では、いわゆる30%
スライダを使用した場合に、前記L2/L1を0.6以
下にすることで、前記スライダを持上げる時に必要な持
上げ力の最大値を絶対値で0.4(gf)以下に抑える
ことが可能なことが確認されており、持上げ力を0.4
(gf)以下にできることで、スライダのディスク面へ
の接触を適切に回避できる。
【0026】また本発明では、前記段差は、スライダの
幅方向に向けて同じ高さで形成され、前記段差を介して
ディスク側へ隆起形成された面が、前記空気流により浮
上力を発生するABS面であり、このABS面は、前記
スライダの幅方向の中心を通り前記幅方向に延びていて
もよい。これにより潤滑油や回転軸油が最も付着しやす
い領域である前記段差部分から他の部分への前記潤滑油
等の流入(広がり)を防ぐことができる。
【0027】また本発明では、前記段差は、スライダの
幅方向の中心部分で低く両側部分で高く形成されてお
り、前記高い段差を介して隆起形成された面が、前記空
気流により浮上力を発生するABS面であり、このAB
S面は、前記スライダの幅方向の両側に分離されている
ことが好ましい。これによりゴミ等が、前記ABS面間
を空気流の流入の際に抜け易く、前記ゴミ等の付着の問
題を適切に回避することができる。
【0028】また本発明では、前記スライダの前記対向
面には、前記段差よりもトレーリング側で隆起形成され
て前記空気流により浮上力を発生するトレーリング側A
BS面が設けられており、前記トレーリング側ABS面
は、スライダの幅方向両側に2つに分離されて設けられ
ていることが好ましい。
【0029】前記トレーリング側ABS面は、ギャップ
浮上量を確保する正圧を発生させるために必要なもので
あるが、前記トレーリング側ABS面を2つに分断して
正圧発生領域を適切に小さくすることで、前記ギャップ
浮上量を所定範囲内に設定しやすくできる。またロール
方向への揺動範囲を所定範囲内に設定しやすくでき、ス
ライダの浮上姿勢の安定化を図ることができる。さらに
トレーリング側ABS面を2つに分断して形成すること
で、ゴミなどの付着を適切に回避することが可能であ
る。さらに設計の自由度を高めることができるという効
果もある。
【0030】さらに本発明では、前記スライダの前記対
向面には、前記段差を介して形成されたABS面よりも
さらにリーディング側において隆起形成されたリーディ
ング側ABS面が設けられ、前記リーディング側ABS
面は、スライダの幅方向両側に2つに分離されて設けら
れていることが好ましい。
【0031】リーディング側ABS面は、浮上姿勢安定
のために設けられたものであるが、本発明では前記リー
ディング側ABS面を2つに分断して正圧発生領域を適
切に小さくすることで、例えばスライダのトレーリング
側端面が極端に下がる前傾姿勢になることを適切に防止
でき、浮上姿勢の安定性を図り易くできる。また前記リ
ーディング側ABS面を2つに分断することで、ゴミ等
の付着を適切に回避でき、さらに設計の自由度を高める
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の磁気ヘッド装置
のスライダをディスク対向面側から示した平面図、図2
は前記スライダをディスク対向面を上向きにして示した
斜視図、図3及び図4は、他の実施形態のスライダをデ
ィスク対向面側から示した平面図、図5は、スライダが
ディスク上で浮上姿勢となった状態を示す側面図であ
る。
【0033】この磁気ヘッド装置は、ディスクDの記録
面に対向するスライダS2を有している。前記スライダ
S2は平面が長方形で且つ所定の厚みを有している。
【0034】例えば前記スライダS2の寸法は、長さ方
向が約1.2mm、幅方向が約1.0mm、厚みが約
0.3mmであり、いわゆる30%スライダである。
【0035】図2に示すように、スライダS2のトレー
リング側Stの端面には、磁気素子Hが取付けられてい
る。この磁気素子Hは、磁気抵抗効果素子を用いた再生
部と、インダクティブ型の薄膜磁気ヘッドにより構成さ
れた記録部とが重ねられたものであり、スライダS2の
ディスク対向面にギャップ部(記録及び/または再生
部)Gが現れている。
【0036】図5に示すように、このスライダS2を支
持する支持部材は、剛性を有し且つ基端部で所定のばね
圧を発揮するロードビーム10と、その先部に設けられ
た薄い板ばねのフレキシャ(弾性支持部材)11とを有
し、このフレキシャ11にスライダS2の上面が接着さ
れ、前記フレキシャ11の支持端11aを揺動支点とし
て前記スライダS2がピッチ方向に自由に動くことが可
能になっている。符号13はリード線であり、このリー
ド線13は、ロードビーム10上からスライダS2のト
レーリング側Stの端面に延び、この端面に設けられた
パッド部Pに接続され、このパッド部Pから磁気抵抗効
果素子や薄膜磁気ヘッドに電気的に接続されている。
【0037】図2に示すように、スライダS2のディス
ク対向面には、トレーリング側Stに、トレーリング側
ABS面14,15が前記ディスク対向面から隆起形成
されている。
【0038】また図2に示すように前記トレーリング側
ABS面14,15のリーディング側端部には、前記ト
レーリング側ABS面14,15よりも一段低いステッ
プ面16,17が対向面から隆起形成されている。前記
ステップ面16,17は、ディスク駆動時に、前記スラ
イダS2とディスクとの間に空気の流入を良くするため
に設けられたものである。前記空気流は、リーディング
側Srから流れ込んでくるので、前記ステップ面16,
17は、前記トレーリング側ABS面14,15のリー
ディング側縁部にのみ設ければよい。
【0039】また本発明では図2に示すように、トレー
リング側ABS面14,15は、スライダS2の幅方向
に2つに分断されて設けられており、一方のトレーリン
グ側ABS面15に、磁気素子Hのギャップ部Gが現れ
ている。
【0040】前記トレーリング側ABS面14,15
は、スライダS2とディスク間に流れる空気流により正
圧が発生する部分であり、特に前記トレーリング側AB
S面14,15の面積は、ディスク面からギャップ部G
までの浮上量を決定する上で重要なものである。
【0041】本発明では前記トレーリング側ABS面1
4,15をスライダS2の幅方向に2つに分断すること
で、正圧発生領域を適切に小さくして、ギャップ浮上量
を所定範囲内に収めることができるように調整してい
る。
【0042】また前記トレーリング側ABS面14,1
5を2つに分断して形成することで、ロール方向への揺
動範囲を所定範囲内に設定しやすく浮上姿勢の安定化を
図ることができる。
【0043】またトレーリング側ABS面14,15を
2つに分断して形成することで、ゴミなどが空気流によ
って前記トレーリング側ABS面14,15間から適切
に流れ、前記ゴミの付着等を適切に回避することが可能
である。さらに設計の自由度を高めることができる。
【0044】なおトレーリング側ABS面14,15
は、2つに分離させていなくてもよく、例えば磁気素子
HがスライダS2の幅方向のほぼ中央部に設けられてい
るときは、前記トレーリング側ABS面を、幅方向の中
央部分にのみ設けても良い。
【0045】次に図2に示すように、スライダS2のデ
ィスク対向面には、リーディング側Srに、リーディン
グ側ABS面18,19が前記ディスク対向面から隆起
形成されている。
【0046】また図2に示すように前記リーディング側
ABS面18,19のリーディング側縁部及び前記リー
ディング側ABS面18,19間、さらには前記リーデ
ィング側ABS面18,19のトレーリング側端部に
は、前記ABS面18,19よりも一段低いステップ面
20が前記ディスク対向面から隆起形成されている。
【0047】前記リーディング側ABS面18,19
は、スライダS2とディスク間に流れる空気流により正
圧がかかる部分であり、前記リーディング側ABS面1
8,19は浮上姿勢安定のために設けられたものであ
る。
【0048】なお前記リーディング側ABS面18,1
9間は、前記ABS面と同一高さによる面により連結さ
れていてもよい。要は、トレーリング側Stに設けられ
たトレーリング側ABS面14,15にかかる正圧と、
リーディング側Srに設けられたリーディング側ABS
面18,19にかかる正圧とのバランス、さらには後述
する負圧と正圧とのバランス等を適切に調整し、浮上姿
勢の安定化を図ることができれば問題はないのである
が、例えば上記のようにリーディング側ABS面18,
19間がABS面と同一高さによる面により連結されて
いると、リーディング側Srにおける正圧発生領域が広
がることにより、前記リーディング側Srで強い正圧を
受けることで、スライダS2はトレーリング側St端面
が極端にディスク面に近づく前傾姿勢となり易く、よっ
てギャップ浮上量が極端に小さくなり、あるいは前記ト
レーリング側端面がディスク面に衝突するなどの問題が
発生する可能性がある。このためピッチ方向の浮上姿勢
を、リーディング側ABS面18,19を2つに分断す
ることにより適切にコントロールすることが必要であ
り、本発明では前記リーディング側ABS面18,19
をスライダS2の幅方向に2つに分断して正圧発生領域
を小さくして、浮上姿勢の安定化を図ろうとしているの
である。
【0049】また前記リーディング側ABS面18,1
9を2つに分断して形成することで、ロール方向への揺
動範囲を所定範囲内に設定しやすく浮上姿勢の安定化を
図ることができる。
【0050】またリーディング側ABS面18,19を
2つに分断して形成することで、ゴミなどが空気流によ
って前記リーディング側ABS面18,19間から適切
に流れ、前記ゴミの付着等を適切に回避することが可能
である。さらに設計の自由度を高めることができる。
【0051】次に図2に示すように、トレーリング側A
BS面14,15とリーディング側ABS面18,19
との間には、L字状のレール面21,22がディスク対
向面から隆起形成されている。
【0052】図2に示す実施例では、前記レール面2
1,22の高さは、トレーリング側ABS面14,15
及びリーディング側ABS面18,19と同じ高さで形
成されているが、前記ABS面14,15,18,19
よりも低く形成されていてもかまわない。
【0053】本発明では前記レール面21,22の高さ
をABS面と同一の高さで形成している理由は、前記レ
ール面21,22のトレーリング側縁部21a,22a
及びスライダS2の幅方向における内側縁部21b,2
2bと、前記レール面21,22が隆起形成されたこと
により形成された溝(エアーグルーブ)23との間に、
ディスク表面の潤滑油やスピンドルモータの回転軸油な
どが吸い込まれて付着することがあり、この潤滑油や回
転軸油などが他の部分へ回り込んで広がることを抑制す
るために、前記レール面21,22の高さをABS面と
同一位置まで高くしているのである。
【0054】ただし前記レール面21,22がASB面
と同一の高さ位置で形成されていると前記レール面2
1,22の表面も前記ABS面と同様に正圧発生領域と
なる。
【0055】本発明では、前記レール面21,22の部
分で正圧が強まりすぎ、特にスライダS2のトレーリン
グ側St端面が極端にディスク面に近づく前傾姿勢とな
ることを防ぐために、図2に示すように、レール面2
1,22間は、ABS面と同一の高さの面で連結されて
おらず、前記レール面21,22間には、前記レール面
21,22よりも一段低いステップ面20が設けられて
いる。なおこのようにレール面21,22が分断して形
成されることで、ゴミ等の付着を適切に回避できるとい
う効果もある。
【0056】なお当然、正圧・負圧のバランスを適正に
調整でき、浮上姿勢の安定化(特にピッチ方向への浮上
バランス)を図ることが可能であれば、前記レール面2
1,22間が、ABS面と同一の高さを有する面によっ
て連結されていてもかまわない。これにより前記レール
面21,22間に付着する潤滑油・回転軸油の広がりを
より適切に防止できる。
【0057】次に本発明では図2に示すように、隆起形
成されたレール面21,22のトレーリング側縁部21
a,22a及び内側縁部21b,22bと前記レール面
21,22間に隆起形成された前記レール面21,22
よりも一段低いステップ面20のトレーリング側縁部か
ら、トレーリング側Stにかけて段差23aを介して溝
23(エアーグルーブ)が形成されている。前記段差2
3aは図2に示すように、スライダS2の幅方向の中心
を通って前記幅方向に延びて形成されていることがわか
る。
【0058】前記溝23は、スライダS2とディスク面
間に流れる空気流により負圧を発生させる領域である
が、前記溝23を形成する段差のうち最もリーディング
側Srに位置する段差23aの部分で負圧が最も強く発
生している。
【0059】ところで本発明における磁気ヘッド装置
は、例えばランプロード方式で使用されるものであり、
ランプロード方式では、記録・再生以外の時にスライダ
S2がディスクから離れた位置に置かれ、記録・再生時
に、スライダS2が徐々にディスク面に近づき、前記デ
ィスクが回転している状態で、前記スライダS2は前記
ディスク面上に接触することなく浮上姿勢の状態で対向
する。
【0060】記録・再生が終了すると、ディスクが回転
状態のまま、前記スライダS2は持上げられてディスク
面から離され、所定の設置場所に戻される。
【0061】図5に示すように、スライダS2はその上
面がフレキシャ11に取付けられている。そしてスライ
ダS2は、アンロード時に前記フレキシャ11の支持端
11aの部分から図示B方向に持上げられ、所定の設置
場所に戻されるのである。なお前記フレキシャ11の支
持端11aは、スライダS2のほぼトレーリング側(S
t)端面上に位置している。
【0062】図1に示すように、フレキシャ11の支持
端11a、すなわち前記スライダS2をピッチ方向へ揺
動可能に支持する揺動支点からスライダS2のリーディ
ング側(Sr)端面まで長さをL1とし、前記揺動支点
からスライダS2に形成された溝23を形成する段差の
うち、最もリーディング側Srに位置する段差23aの
部分までの長さをL2としたときに、本発明ではL2/
L1を0.6以下となるように前記長さL2を適正に調
整している。
【0063】すなわち本発明において、L2/L1を
0.6以下にするということは、できる限り、溝23を
形成する段差のうち最もリーディング側Srに位置する
段差23aの部分を、トレーリング側St方向に形成し
て、支持端11aから前記段差23aの部分までの長さ
L2を小さくすることを意味する。
【0064】前記段差23aの部分において図5に示す
ように、F2の負圧が発生しているとすると、揺動支点
には、負圧F2×長さL2で求められるモーメントがか
かるが、本発明では上記したように、できる限り前記長
さL2を短くして前記モーメントを小さくし、これによ
り前記揺動支点の部分からスライダS2を持上げる際に
必要となる持上げ力を極力小さくすることができる。
【0065】このように前記持上げ力を小さくできるこ
とにより、前記スライダS2を持上げていき、やがて正
圧と負圧との差分が消滅した際に、薄い板ばね材で形成
されているフレキシャ11による前記持上げ力に対する
反発を小さくでき、よって前記フレキシャ11の支持端
11aを揺動支点として前記スライダS2はピッチ方向
に大きく揺れることなく、ディスクDとの接触を適切に
回避することが可能になる。
【0066】本発明によれば、前記L2/L1を0.6
以下にすることで、スライダS2のピッチ方向への揺れ
の変動を小さくでき、ディスクDとの接触を適切に回避
できることが可能である。なお後述する実験によれば、
いわゆる30%スライダを使用した場合において、前記
L2/L1を0.6以下で形成することにより前記持上
げ力の最大値(Lift off force)を絶対値で0.4gf
以下にできることが確認されており、持上げ力を0.4
gf以下にできることで、フレキシャ11の反発を小さ
くでき、スライダS2のディスク面への接触を適切に回
避することができる。
【0067】図3は、本発明における他の実施形態を示
すスライダS3のディスク対向面を上向きにした平面図
である。
【0068】図3に示すスライダS3では、図1に示す
レール面22とリーディング側ABS面19、及びレー
ル面21とリーディング側ABS面18がそれぞれ連結
した形状となっている。
【0069】図3に示すように、ABS面(レール面)
24,25は、スライダS3の幅方向両側に2つに分離
されて設けられており、各ABS面24,25は、長さ
方向に長く延ばされて形成されている。
【0070】また図3に示すように前記ABS面24,
25間は、前記ABS面よりも一段低い高さを有する、
ディスク対向面から隆起されたステップ面26が形成さ
れている。
【0071】図3に示すように、ディスク対向面にはス
テップ面26のトレーリング側縁部26aから段差を介
して溝23が形成されている。前記段差23aはスライ
ダの幅方向の中心を通り前記幅方向に延びて形成されて
いることがわかる。前記溝23を形成する段差のうち最
もリーディング側Srに位置する段差23a部分で主に
負圧が発生している。
【0072】本発明では、図1に示すスライダS2と同
様に、フレキシャ11の支持端11a、すなわち前記ス
ライダS3を前記ピッチ方向へ揺動可能に支持する揺動
支点から図3に示すスライダS3のリーディング側Sr
端面までの長さをL1とし、前記揺動支点から前記溝2
3を形成する段差のうち最もリーディング側Srに位置
する段差23aの部分までの長さをL2としたとき、L
2/L1が0.6以下となるように設定されている。
【0073】すなわち本発明では、溝23の最もリーデ
ィング側Srに位置する段差23a部分をできる限りト
レーリング側St寄りに形成し、前記揺動支点から前記
溝23の段差23a部分までの長さL2を小さくするこ
とが好ましいとしている。
【0074】このように、L2/L1を0.6以下とす
れば、スライダS3を持上げていき、やがて正圧と負圧
との差分が消滅した際に、薄い板ばね材で形成されてい
るフレキシャ11による反発を小さくでき前記スライダ
S3のディスク面への接触を回避できる程度に、持上げ
力を小さくすることができる。
【0075】本発明では後述する実験にて、いわゆる3
0%スライダを使用した場合、前記L2/L1を0.6
以下にすれば、前記スライダS3の持上げ力の最大値を
絶対値で0.4gf以下にできることが確認されてい
る。
【0076】図4は、本発明における他の実施形態を示
すスライダS4のディスク対向面を上向きにした平面図
である。
【0077】図4に示すスライダS4では、ディスク対
向面からリーディング側ABS面29,30が隆起形成
されており、またディスク対向面から隆起形成されたト
レーリング側ABS面14,15と前記リーディング側
ABS面29,30との間にはL字状のレール面27,
28が前記ディスク対向面から隆起形成されている。前
記レール面27,28の高さは前記ABS面14,1
5,29,30と同一の高さ位置であっても、前記AB
S面よりも低くてもどちらであってもよい。
【0078】また図4に示すように、前記レール面2
7,28とリーディング側ABS面29,30との間に
は、一段低い高さ位置を有するディスク対向面から隆起
形成されたステップ面31,31が形成されている。な
お前記リーディング側ABS面29,30のリーディン
グ側縁部にも一段低いステップ面32,32がディスク
対向面から隆起形成されている。
【0079】また図4に示すように、ディスク対向面に
形成された溝23からは、リーディング側Srにかけて
細長形状の溝33が一体となって延びており、この溝3
3のスライダ幅方向の両側にレール面27,28、ステ
ップ面31,32及びリーディング側ABS面29,3
0がディスク対向面から隆起形成されている。
【0080】図4におけるスライダS4においても、上
記した図1ないし図3に示すスライダと同様に、フレキ
シャ11の支持端11a、すなわちスライダS4をピッ
チ方向へ揺動可能に支持する揺動支点から図4に示すス
ライダS4のリーディング側Sr端面までの長さをL1
とし、前記揺動支点から前記溝23を形成する段差のう
ち最もリーディング側Srに位置する段差23aの部分
までの長さをL2としたとき、L2/L1が0.6以下
となるように設定されている。
【0081】すなわち本発明では、溝23の最もリーデ
ィング側Srに位置する段差23a部分をできる限りト
レーリング側St寄りに形成し、前記揺動支点から前記
溝23の段差23a部分までの長さL2を小さくするこ
とが好ましいとしている。
【0082】このように、L2/L1を0.6以下とす
れば、スライダS4を持上げていき、やがて正圧と負圧
との差分が消滅した際に、薄い板ばね材で形成されてい
るフレキシャ11による反発を小さくでき前記スライダ
S4のディスク面への接触を回避できる程度に、持上げ
力を小さくすることができる。
【0083】本発明では後述する実験にて、いわゆる3
0%スライダを使用した場合、前記L2/L1を0.6
以下にすれば、前記スライダS4の持上げ力の最大値を
絶対値で0.4gf以下にできることが確認されてい
る。
【0084】
【実施例】本発明では、図1に示す形状のスライダS2
を用いて、フレキシャ11の支持端11a(揺動支点)
から前記スライダS2のリーディング側端面までの長さ
をL1とし、また前記揺動支点から前記スライダS2に
形成された溝23を形成する段差のうち最もリーディン
グ側Srに形成された段差23aまでの長さをL2と
し、前記長さL2を変化させた時に、L2/L1と、前
記スライダS2をフレキシャ11の支持端11aから持
上げるときの持上げ力の最大値(Lift off force)との
関係について実験した。
【0085】なお実施に使用されたスライダS2のトレ
ーリング側端面からリーディング側端面までの長さ寸法
は1.00mm、前記スライダS2の幅寸法は1.24
mm、厚さは0.3mmであり、いわゆる30%スライ
ダである。
【0086】また前記スライダS2を弾性支持するフレ
キシャ11の支持端11a(揺動支点)は、前記スライ
ダS2のほぼトレーリング側端面上に位置しているか
ら、前記スライダS2のトレーリング側端面からリーデ
ィング側端面までの長さ寸法は、前記支持端11a(揺
動支点)から前記スライダS2のリーディング側端面ま
での長さL1とほぼ同じであり、従って前記長さL1は
1.00mmとなる。なお実験を行った際のディスクの
回転は7200rpmであった。
【0087】図6に示すように、支持端11a(揺動支
点)から前記スライダS2に形成された溝23を形成す
る段差のうち最もリーディング側Srに形成された段差
23aまでの長さL2を短くしていき、L2/L1を小
さくしていくと、前記スライダS2を持上げるのに必要
な持上げ力の最大値は絶対値で徐々に小さくなっていく
ことがわかる。
【0088】特に本発明では、L2/L1を0.6以下
に設定している。L2/L1を0.6以下にすれば図6
に示すように、持上げ力の最大値を絶対値で0.4gf
以下にすることができることがわかる。
【0089】上記したいわゆる30%スライダを使用し
た場合において、持上げ力の最大値を絶対値で0.4g
f以下にすれば、前記スライダを持上げていき、やがて
正圧と負圧との差分が消滅した際に、薄い板ばね材で形
成されているフレキシャ11による反発を小さくでき前
記スライダS2のディスク面への接触を適切に回避でき
ることが確認されている。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように、スライダをピッチ
方向に揺動可能に支持する弾性支持部材の揺動支点から
前記スライダのリーディング側端面までの長さをL1と
し、前記揺動支点からスライダのディスク対向面に形成
される負圧発生領域を形成する段差のうち最もリーディ
ング側に位置する段差の部分までの長さをL2としたと
きに、L2/L1を0.6以下とすることで、ランプロ
ード方式におけるアンロード時に前記スライダを持上げ
ていき、やがて正圧と負圧との差分が消滅した際に、前
記弾性支持部材による反発を小さくできてピッチ方向に
おける揺れを小さくでき、よって前記スライダのディス
ク面への接触を適切に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド装置のスライダのディスク
対向面を手前側に向けた平面図、
【図2】図1に示す磁気ヘッド装置のスライダのディス
ク対向面を上に向けた斜視図、
【図3】本発明の磁気ヘッド装置の他のスライダのディ
スク対向面を手前側に向けた平面図、
【図4】本発明の磁気ヘッド装置の他のスライダのディ
スク対向面を手前側に向けた平面図、
【図5】ディスク上で浮上する状態を示す、本発明にお
けるスライダの側面図、
【図6】フレキシャの揺動支点からスライダのリーディ
ング側端面までの長さをL1、前記揺動支点から前記ス
ライダのディスク対向面に形成される溝を形成する段差
のうち最もリーディング側に位置する段差までの長さを
L2としたときに、L2/Llと、前記スライダを前記
支持端の部分から持上げる時に必要な持上げ力の最大値
との関係を示すグラフ、
【図7】従来の磁気ヘッド装置のスライダをABS面を
上向きで示した斜視図、
【図8】ディスク上で浮上する状態をする状態を示す、
従来におけるスライダの側面図、
【図9】モーメントと持上げ力Pとの関係を示す磁気ヘ
ッド装置の側面図、
【符号の説明】
10 ロードビーム 11 フレキシャ 11a 支持端 14、15 トレーリング側ABS面 16、17、20、26、31 ステップ面 18、19、29、30 リーディング側ABS面 21、22、27、28 レール面 23 溝 24、25 ABS面 S2、S3、S4 スライダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに対向する対向面を有するスラ
    イダと、前記スライダのトレーリング側に設けられた記
    録及び/または再生用の磁気素子と、前記対向面と逆側
    の面で前記スライダをピッチ方向へ揺動可能に弾性支持
    する弾性支持部材と、が設けられた磁気ヘッド装置にお
    いて、 前記スライダには、ディスク側へ隆起した面が形成さ
    れ、前記面のトレーリング側の縁部には、スライダの幅
    方向の中心を通って前記幅方向へ延びディスク表面の空
    気流により負圧を発生する段差が形成されており、 前記スライダを前記ピッチ方向へ揺動可能に支持する揺
    動支点から前記スライダのリーディング側端面までの長
    さをL1とし、前記段差のうち前記揺動支点から最もリ
    ーディング側に離れた段差から前記揺動支点までの長さ
    をL2としたときに、L2/L1が0.6以下であるこ
    とを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記段差は、スライダの幅方向に向けて
    同じ高さで形成され、前記段差を介してディスク側へ隆
    起形成された面が、前記空気流により浮上力を発生する
    ABS面であり、このABS面は、前記スライダの幅方
    向の中心を通り前記幅方向に延びている請求項1記載の
    磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記段差は、スライダの幅方向の中心部
    分で低く両側部分で高く形成されており、前記高い段差
    を介して隆起形成された面が、前記空気流により浮上力
    を発生するABS面であり、このABS面は、前記スラ
    イダの幅方向の両側に分離されている請求項1記載の磁
    気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記スライダの前記対向面には、前記段
    差よりもトレーリング側で隆起形成されて前記空気流に
    より浮上力を発生するトレーリング側ABS面が設けら
    れており、前記トレーリング側ABS面は、スライダの
    幅方向両側に2つに分離されて設けられている請求項1
    ないし3のいずれかに記載の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記スライダの前記対向面には、前記段
    差を介して形成されたABS面よりもさらにリーディン
    グ側において隆起形成されたリーディング側ABS面が
    設けられ、前記リーディング側ABS面は、スライダの
    幅方向両側に2つに分離されて設けられている請求項2
    または3記載の磁気ヘッド装置。
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EP1821292A2 (en) * 2006-02-17 2007-08-22 Fujitsu Ltd. Head apparatus

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