JP2001093083A - 道路情報表示システム - Google Patents

道路情報表示システム

Info

Publication number
JP2001093083A
JP2001093083A JP27162999A JP27162999A JP2001093083A JP 2001093083 A JP2001093083 A JP 2001093083A JP 27162999 A JP27162999 A JP 27162999A JP 27162999 A JP27162999 A JP 27162999A JP 2001093083 A JP2001093083 A JP 2001093083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
road information
language
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27162999A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Kawashima
寛爾 川島
Hideki Wakui
秀樹 和久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP27162999A priority Critical patent/JP2001093083A/ja
Priority to US09/667,809 priority patent/US6564014B1/en
Publication of JP2001093083A publication Critical patent/JP2001093083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、道路情報表示システムに関し、複
数の異なる言語からなる可変道路情報の表示を行うこと
を目的とする。 【解決手段】 道路情報制御装置1は、道路情報表示シ
ステムの設けられた道路から収集された情報に基づい
て、第1の言語で表された道路情報である第1の表示情
報5を作成する。道路情報翻訳処理部2は、第1の表示
情報5を第1の言語以外の言語で表された道路情報であ
る第2の表示情報6に翻訳する。道路情報表示装置3
は、道路情報制御装置1と通信回線4を介して接続さ
れ、第1の表示情報5と第2の表示情報6とを交互に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路情報表示シス
テムに関し、特に、複数の異なる言語で表された道路情
報の表示を行う道路情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】道路情報表示システムは、例えば高速道
路等の交通施設に設置され、走行中の自動車等の車両の
運転者に対して、その時々に応じて必要となる各種の可
変道路情報を、文字により(視覚を通して)提供する。
例えば、道路情報表示システムは、随時変化する交通状
況に応じて「この先渋滞」「車線規制」等の交通を円滑
にする情報を表示し、また、刻々と変化する気象や状況
に応じて「ユキスリップ注意」「キリ50Km規制」
「事故車あり注意」等の安全に係わる情報を表示する。
従って、その役割は極めて重要である。
【0003】このため、道路情報表示システムには、本
質的な要件として、走行中の車両に正確かつ確実に可変
の道路情報を伝え得ることが要求される。そこで、道路
情報表示システムは、その道路情報表示装置の表示素子
として高輝度多色発光ダイオード(LED)を用い、そ
の集合パネルにより一定の大きさの文字をドット表示
し、表示ドットを細分化して高解像度の表示とし、高品
位文字や精細な図形で可変道路情報を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】道路情報表示システム
の表示する可変道路情報は、日本国内においては、日本
語でのみ表示され、外国語で表示されることはなかっ
た。しかし、日本国内に居住又は滞在する外国人の数が
増加した現在、前述のような可変道路情報の役割を考え
ると、これを主要な外国語、例えば英語でも表示するこ
とが望まれる。また、主要な道路標識板の表示は、塗装
描画されているので可変ではないが、例えば「東京 T
okyo」のように、日本語と英語との併記によってい
る箇所も見られるようになっている。
【0005】ところが、前述のように、道路情報表示シ
ステムには、その性質上、種々の制限がある。即ち、前
述の制限に加えて、走行中の車両からおよそ一目で読め
るようにする(運転者の視野及び視認時間が限られる)
ために、表示される文字数が一定以下に制限されてい
る。このため、道路標識板の表示のように、日本語と英
語とを併記することは、その字数が約2倍に増加するの
で現実には採用できない。また、略同様の理由及び動態
視力の観点から、文字の表示は静止していなければなら
ない。従って、一定の文字数しか表示できない道路情報
表示システムを用い、日本語と英語とを用いた1個の長
い電文を当該電文が流れるようにして表示することは許
されない。
【0006】これに加えて、日本語による可変道路情報
の表示と同様に、外国語、例えば英語による表示も、一
定の文字数以下でなければならず、その表示のみで意味
が理解できなければならない。また、意味が理解できる
範囲において表示が統一されていなければならず、その
都度表示が変化することはあってはならない。また、外
国語による表示は、常に日本語による表示と意味内容が
完全に対応していなければならず、両者を統一して処理
できるようにしなければならない。
【0007】本発明は、複数の異なる言語で表された道
路情報の表示を行う道路情報表示システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、本発明は、複数の異なる言語で表さ
れた道路情報を正確かつ確実に運転者に伝え得る道路情
報表示システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明の道路情報表示システムの構成を示
す。本発明の道路情報表示システムは道路情報制御装置
1と道路情報翻訳処理部2と道路情報表示装置3とを有
する。道路情報制御装置1は、道路情報表示システムの
設けられる道路400から収集された情報に基づいて、
第1の言語で表された道路情報である第1の表示情報5
を作成する。道路情報翻訳処理部2は、第1の表示情報
5を第1の言語以外の言語で表された道路情報である第
2の表示情報6に翻訳する。道路情報表示装置3は、通
信回線4を介して道路情報制御装置1と接続され、道路
情報制御装置1において作成された第1の表示情報5と
道路情報翻訳処理部2において翻訳された第2の表示情
報6とを交互に表示する。
【0010】本発明の道路情報表示システムによれば、
道路情報翻訳処理部2が第1の言語例えば日本語で表さ
れた第1の表示情報5を翻訳することにより、第1の言
語以外の言語例えば英語で表された第2の表示情報6が
作成され、道路情報表示装置3がこれらを交互に表示す
る。第2の表示情報6は、文字数の制限された第1の表
示情報5に基づいて作成されるので、その表示のみで意
味が理解できる一定数以下の文字数の表示に統一でき、
常に第1の表示情報5と意味内容を完全に対応させるこ
とができる。これにより、日本語と英語とを併記した
り、長文の電文が流れるようにして表示することなく、
第1及び第2の表示情報5及び6を表示することができ
る。従って、道路情報表示システムに対する種々の制限
の範囲内において、極めて重要な役割を有する可変道路
情報を、日本国内においても、日本語のみならず外国語
で表示することができ、外国人にも判り易いものとする
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の道路情報表示システムは
高速道路において最も多く用いられる。従って、以下の
例では高速道路における道路情報表示システムについて
説明する。
【0012】図2は道路情報表示システム構成図であ
り、道路情報表示システム(情報板中央システム)の構
成を示す。図2に示すように、道路情報表示システムは
道路情報収集系システム100と情報整理システム20
0と情報提供系システム300とからなる。
【0013】道路情報収集系システム100は当該道路
情報表示システムの設けられた高速道路400から種々
の情報(以下、基礎情報という)を収集する。例えば、
交通量等の交通情報、降雨量等の気象情報等の情報であ
る。このために、道路情報収集系システム100は高速
道路400に沿って一定の距離毎に設置される各種の情
報収集装置101を備える。道路情報収集系システム1
00は、通信回線を介して、収集した各種の基礎情報を
情報整理システム200に逐次送信する。
【0014】情報整理システム200は、道路情報収集
系システム100が収集した各種の基礎情報を逐次受信
してこれを整理する。また、情報整理システム200
は、当該整理した基礎情報を、予め定められた一定のデ
ータ構造を有する情報(以下、整形情報という)に整形
する。このために、情報整理システム200は、専用の
中央処理装置(交通中央処理装置)201を備える。交
通中央処理装置201は、整形により得た整形情報を、
記録し、通信回線を介して情報提供系システム300に
逐次送信する。情報整理システム200は、例えば東京
〜名古屋間のように、その管轄区域が予め定められてい
る。従って、情報整理システム200は、自己の管轄す
る(1又は複数の)道路情報収集系システム100から
の基礎情報を整形して整形情報を作成し、他の(隣接す
る)情報整理システム200(他局)との間で整形情報
の授受のための通信を行う。
【0015】情報提供系システム300は、情報整理シ
ステム200(の交通中央処理装置201)が整形した
整形情報を逐次受信して、これに基づいて各種の道路情
報を作成し表示する。従って、道路情報は基礎情報に基
づいて作成される。道路情報は、実際に運転者に提供
(表示又は放送)される情報であり、逐次変化する(基
礎情報及び)整形情報に応じて変化する情報(可変情
報)である。このために、情報提供系システム300
は、その提供の媒体に応じて、道路情報表示システム3
01とハイウェイラジオシステム(ハイラジシステム)
302とを備える。道路情報表示システム301は、視
覚により情報を提供するための処理を行い、専用の中央
処理装置(情報板中央処理装置)1と、規定の位置毎に
設置された複数の道路情報表示装置3とを備える。ハイ
ラジシステム302は、聴覚により情報を提供するため
の処理を行い、規定の位置毎に設置された複数のハイウ
ェイラジオ放送局(又は放送機)303を備える。
【0016】図3は道路情報表示システム構成図であ
り、道路情報表示システム301の構成を示す。この例
は、道路情報制御装置1において作成した第1の言語で
表された第1の表示情報5をレコード形式(即ち、コー
ド)で送信し、これを受信した道路情報表示装置3にお
いて第2の言語で表された第2の表示情報6に翻訳し
て、第1及び第2の表示情報5及び6を交互に表示する
ものである。
【0017】図3に示すように、道路情報表示システム
301は道路情報制御装置1である情報板中央処理装置
1と複数の道路情報表示装置(情報板)3とからなる。
道路情報表示装置3は、表示板(表示器)13を備え
る。なお、通信制御装置10は、実際には道路情報制御
装置1と独立に設けられるが、道路情報制御装置1に設
けられるものとして説明する。
【0018】道路情報制御装置1は第1の言語で表され
た第1の表示情報5を作成する。第1の言語は、当該道
路情報表示システム301が設けられる地域の母国語で
あり、当該道路情報制御装置1を操作する交通管制官及
び当該道路情報表示システム301を見る大多数の運転
者の母国語である。道路情報制御装置1は、作成した第
1の表示情報5を、通信制御装置10から通信回線4を
介して道路情報表示装置3に送信する。即ち、道路情報
制御装置1は、第1の表示情報5を道路情報表示装置3
において翻訳し表示するための制御情報(制御コマン
ド)を当該第1の表示情報5と共に作成し、これらを1
個の制御電文50として道路情報表示装置3に送信す
る。後述するように、制御電文50の構造は予め定めら
れている。
【0019】道路情報表示装置3は、例えば高速道路4
00沿いに複数個設けられ、例えば高速道路400沿い
に敷設された専用の回線からなる通信回線4を介して、
道路情報制御装置1(の通信制御装置10)と接続され
る。道路情報表示装置3は、制御電文50中の制御コマ
ンドを解釈し、これに従って道路情報制御装置1におい
て作成された第1の表示情報5と道路情報翻訳処理部2
において翻訳された第2の表示情報6とを、その表示板
13に交互に表示する。第1の表示情報5及び第2の表
示情報6の表示は、各々、第1の表示情報5に基づく第
1の文字列51及び第2の表示情報6に基づく第1の文
字列61として行われる。
【0020】道路情報翻訳処理部2は、図3に示すよう
に、道路情報表示装置3に設けられ、受信した第1の表
示情報5を第1の言語以外の言語で表された第2の表示
情報6に翻訳する。第1の言語以外の言語は、母国語以
外の1又は複数の言語(多国語)、例えば英語、仏語、
独語、韓国語、中国語、・・・である。従って、道路情
報制御装置1は、道路情報表示装置3に対して第1の表
示情報5(のみ)をレコード形式(即ち、レコード単位
のコード)で送信することになる。この場合、分散処理
により道路情報制御装置1の処理の負荷を軽減でき、送
信すべき情報量が少ないので通信回線4の負荷も軽減で
きる。
【0021】この明細書において、第1の表示情報(母
国語道路情報)5と第2の表示情報6とを併せた情報を
多国語道路情報といい、多国語道路情報を表示すること
を多国語表示といい、多国語表示の制御コマンドを作成
して多国語表示をするように処理をすることを多国語制
御といい、多国語表示の制御コマンドを多国語表示コマ
ンドという。また、これらとの対比で、母国語道路情報
のみを表示することを単に表示(又は母国語表示)とい
い、表示の制御コマンドを作成して表示をするように処
理をすることを単に制御(又は母国語制御)といい、母
国語表示の制御コマンドを単に表示コマンド(又は母国
語表示コマンド)という。また、以下の説明において、
第1の表示情報5は日本語で表され、第2の表示情報6
は英語で表されるものとする。
【0022】道路情報制御装置1は、作成処理部7と操
作卓(コンソール又は編集卓)9とを備える。道路情報
表示装置3は、発行処理部8と道路情報翻訳処理部2と
解釈処理部11と表示処理部12と表示板13とを備え
る。道路情報制御装置1及び道路情報表示装置3は、図
示しないが、各々、中央処理装置(CPU)、主メモリ
等を備える。作成処理部7は、道路情報制御装置1のC
PUと、道路情報制御装置1の主メモリ上に存在する当
該作成処理を行うプログラム(作成処理プログラム)と
により構成される。解釈処理部11は、道路情報表示装
置3のCPUと、道路情報表示装置3の主メモリ上に存
在する当該解釈処理を行うプログラム(解釈処理プログ
ラム)とにより構成される。発行処理部8、道路情報翻
訳処理部2及び表示処理部12についても同様である。
【0023】作成処理部7は、交通中央処理装置201
から受信した整形情報に基づいて、操作卓9を用いた交
通管制官との対話により、第1の言語で表された第1の
表示情報5とその表示のための制御コマンドとからなる
制御電文50を作成して、その送信処理を行わせる。従
って、道路情報制御装置1は対話型情報処理装置であ
る。
【0024】操作卓9は、道路情報制御装置1を操作す
るためのものであり、作成処理部7からの指示に従って
交通管制官に所定の情報を提示し、また、交通管制官に
より入力された情報を作成処理部7に入力する。このた
めに、操作卓9は表示装置及びキーボードのような入力
装置(図示せず)を備える。
【0025】例えば、交通中央処理装置201からの整
形情報として、「Aインター(事故の開始地点の直前の
インター)、Bインター(事故の終了地点の直後のイン
ター)、C時D分、上りで事故」という情報が得られた
とする。この場合、Aインターの手前(の1又は複数)
のインターで通行止めにして、高速道路400上の車両
を降ろす必要がある。そこで、通常、「通行止め 次の
インターで出よ」と言う表示が、道路情報表示装置3上
に行われる。以下、表示情報「通行止め 次のインター
で出よ」が、日本語で作成され、日本語及び英語で道路
情報表示装置3に交互に表示される場合について説明す
る。
【0026】図4(A)は、道路情報制御装置1の操作
卓9の画面(制御提案画面)91の構成を示す。制御提
案画面91は、「×××道」「○○(事故)」等の制御
対象の位置情報表示部92、制御文表示部93、制御ボ
タン94、廃棄ボタン95、多国語制御ボタン96を備
える。
【0027】なお、図4(B)は従来の道路情報制御装
置の操作卓9の制御提案画面の構成を示す。図4(A)
との対比から判るように、従来の道路情報制御装置は、
母国語制御のみを行っていた(多国語の選択の余地がな
かった)ので、多国語制御ボタン96を備えていなかっ
た。
【0028】道路情報制御装置1(の作成処理部7)
は、自動モードの場合、交通中央処理装置201から前
述の整形情報を受信すると、自動的に、位置情報表示部
92に当該位置情報を表示し、図4(A)に示すよう
に、制御文表示部93に制御文の候補、例えば「通行止
め 次のインターで出よ」を表示する。即ち、適切な制
御(の候補)を提案する提案処理を自動的に行う。な
お、手動モードの場合、道路情報制御装置1は、制御文
表示部93に制御文の候補、例えば「通行止め」を表示
する。これを見た交通管制官は、その後ろに「次のイン
ターで出よ」を手動操作(例えば、キーボードを用いた
入力)により追加し、制御文表示部93に上記制御文を
得る。また、手動モードの場合、道路情報制御装置1
は、位置情報表示部92に当該位置情報を表示する。こ
れを見た交通管制官は、手動操作により制御文表示部9
3に上記制御文を得る。モードの設定は、交通管制官が
当該入力のためのボタン(図示せず)を用いて行う。
【0029】作成処理部7は、制御文の候補「通行止め
次のインターで出よ」を、各々の文字「通」「行」等
又は「つ」「う」等についての文字コードではなく、日
本語の1又は複数の単語からなるレコード毎のコード
(レコード単位のコード)として作成する。即ち、図5
(A)等に示すように、4個のレコード5A乃至5D
「通行止め」「次の」「インターで」「出よ」として作
成する。このように、レコード5A乃至5Dは、日本語
の文字列、単語又は文章からなり、それ自体である意味
を持ち、作成処理部7に予め登録された情報である。レ
コードは、道路情報制御装置1においては、その各々に
ユニークに与えられるコードにより表され、処理され
る。このために、作成処理部7は、レコードとこれに対
応するコードとを格納するレコードテーブル(図示せ
ず)を備える。作成処理部7は、与えられた整形情報に
応じて、適切な1又は複数のレコードを選択して適切な
順に並べ、制御文の候補を作成する。
【0030】交通管制官は、制御ボタン94、廃棄ボタ
ン95、多国語制御ボタン96のいずれかを選択操作す
る。制御ボタン94は、提案された制御文についての表
示コマンドの作成(通常の制御(母国語制御))を指示
する第1の指示部であり、その選択操作により当該制御
文が複数の道路情報表示装置3の各々に送信され表示さ
れる。廃棄ボタン95は、提案された制御文についての
廃棄を指示する廃棄指示部であり、その選択操作により
当該制御文は廃棄される。多国語制御ボタン96は、提
案された制御文についての多国語表示コマンドの作成
(多国語制御)を指示する第2の指示部であり、その選
択操作により当該制御文が複数の道路情報表示装置3の
各々に送信され多国語表示される。
【0031】作成処理部7は、制御ボタン94が選択さ
れた場合、図5(B)に示すように、提案した制御文に
対応する第1の表示情報5と制御コマンドとしての表示
コマンドとを作成する。作成処理部7は、廃棄ボタン9
5が選択された場合、提案した制御文を廃棄する。作成
処理部7は、多国語制御ボタン96が選択された場合、
図5(C)に示すように、提案した制御文に対応する第
1の表示情報5と制御コマンドとしての多国語表示コマ
ンドとを作成する。第1の表示情報5は、図5(A)に
示すように、日本文である制御文「通行止め 次のイン
ターで出よ」の4個の日本語のレコードで表したもの
(集合)である。作成処理部7は、第1の表示情報5と
制御コマンドとを、通信制御装置10を介して、道路情
報表示装置3(の発行処理部8)に送る。
【0032】具体的には、作成処理部7は、第1の表示
情報5及び制御コマンドとを用いて、図6(A)に示す
制御電文50を作成する。又は、作成処理部7は、発行
処理部8からの通知を受け取ると、図6(B)に示す制
御電文を作成する。
【0033】即ち、作成処理部7は、多国語制御ボタン
96が選択された場合、図6(A)に示す多国語制御を
指示する制御電文50を作成する。この制御電文50
は、その所定の位置に、多国語制御コマンドと表示情報
とを含む。即ち、コマンド領域Cに表示コマンドを含
み、予約領域Rの所定の領域Xに特定のビットパターン
を含み、表示領域Dに第1の表示情報5を含む。多国語
表示コマンドは、従来の表示コマンドに、所定のデータ
構造を有する新規コマンドを所定の位置に付加して構成
される。即ち、新規コマンドは、領域Xに、特定のビッ
トパターン、この場合には1バイト又は複数バイトの
「1」を格納してなる。予約領域Rの他の領域は、「不
定値」又は「X’0(ヘキサ0)」とされる。従って、
領域Xが「1」であれば多国語表示コマンドであり、
「0」であれば表示コマンドである。
【0034】作成処理部7は、多国語制御ボタン96で
はなく制御ボタン94が選択された場合、図6(B)に
示す制御電文50を作成する。即ち、表示コマンドのみ
を含み、第1の表示情報5を含む。従って、領域Xは
「0」である。
【0035】作成処理部7は、制御電文50において、
第1の表示情報5を、「通行止め」等の1個のレコード
毎にユニークに定まるコードの集合として作成する。即
ち、第1の表示情報5は、レコード毎のコードで表現さ
れたレコード形式のデータとされる。第1の表示情報5
は、前述のように、4個のレコードからなるレコード列
であり、これに対応する4個のコードからなるコード列
である。
【0036】なお、図6(B)は、従来の道路情報制御
装置において作成される制御電文と同一である。図6
(A)との対比から判るように、この(従来の)制御電
文では、その予約領域が、「不定値」又は「X’0(ヘ
キサ0)」とされ、特定の情報を含まないようにされ
る。
【0037】作成処理部7は、以上のようにして作成し
た制御電文50を、通信制御装置10を介して、道路情
報表示装置3に送信する。従って、道路情報表示装置3
は、図5(B)又は図5(C)に示す制御電文50を受
信する。制御電文50は、第1の表示情報5のみを含
む。
【0038】この制御電文50の実際のデータ構造は、
予め定められ、図7乃至図9に示すようにされる。図7
乃至図9はこれらを合わせて1個の制御電文50の詳細
なデータ構造の一例について示す。
【0039】即ち、制御電文50は、図7(A)に示す
ように、セッション部、コントロール部、ヘッダー部、
データ部からなる。セッション部の構成を図7(B)に
示し、コントロール部の構成を図8(A)に示し、ヘッ
ダー部の構成を図8(B)に示し、データ部の構成を図
9に示す。制御電文50において、そのビット位置毎に
当該位置に格納されるデータが予め定められる。セッシ
ョン部の中の論理アドレス部(先頭の8バイト)及びデ
ータ長部(最後尾の2バイト)はコマンド領域Cであ
る。セッション部の中の予備部(6バイト)が予約領域
Rであり、不定値「−」又は「0」とされる。例えば、
予備部の最後尾のバイトが領域Xであり、図7(B)に
示すように、多国制御の場合に「1」とされる。即ち、
領域Xもコマンド領域Cを構成する。コントロール部及
びヘッダー部はコマンド領域Cである。例えば、コント
ロール部に表示コマンドが含まれる。データ部が第1の
表示情報5を格納する表示領域Dである。
【0040】道路情報表示装置3は、その送受信部(図
示せず)において制御電文50を受信すると、これを発
行処理部8に送る。発行処理部8は制御電文50中の制
御コマンドに基づいて内部コマンドを発行する。即ち、
発行処理部8は、制御コマンドが多国語表示コマンドで
ある場合、当該第1の表示情報5の翻訳処理を指示する
内部コマンド(翻訳コマンド)を作成し、これと第1の
表示情報5とを道路情報翻訳処理部2に送る。制御コマ
ンドが表示コマンドである場合、内部コマンドを作成す
ることなく、発行処理部8は、制御電文50をそのまま
解釈処理部11に送る。
【0041】道路情報翻訳処理部2は、当該内部コマン
ドに従って、当該第1の表示情報5を第2の表示情報6
に翻訳する。即ち、道路情報翻訳処理部2は、図5
(D)に示すように、第1の表示情報5である「通行止
め 次のインターで出よ」を翻訳して、第2の表示情報
6である「CLOSED OUT NXT IC」を作
成して、これを発行処理部8に戻す。発行処理部8は、
制御電文50と第1の表示情報5及び第2の表示情報6
とを解釈処理部11に送る。
【0042】道路情報翻訳処理部2は、図10に示すよ
うに、(第1)デコード処理部21を備える。デコード
処理部21は、言語テーブル22を用いてレコードから
なる第1の表示情報5をデコードして、目的の言語表示
である第2の表示情報6を得る。第2の表示情報6も、
図5(D)に示すように、「CLOSED」「OUT」
「NXT」「IC」の4個の英語のレコードで表したも
の(集合)である。
【0043】言語テーブル22は第1の表示情報5とこ
れに対応する第2の表示情報6との関係を記述する。即
ち、前述のように、第1の表示情報5のレコードは作成
処理部7に登録されるので、登録された第1の表示情報
5に対応する第2の表示情報6のレコードが、言語テー
ブル22に用意される。道路情報翻訳処理部2は、与え
られた日本語のレコードを用いて言語テーブル22を参
照することにより、対応する英語のレコードを得る。
【0044】また、道路情報翻訳処理部2が、図11に
示すように、複数の第1の言語以外の言語の各々につい
て設けられた複数の言語テーブル22を備えるようにし
てもよい。道路情報翻訳処理部2は、与えられた第1の
表示情報5に対応する第2の表示情報6を、当該複数の
言語テーブル22の数だけ得る。例えば、言語テーブル
22が英語、独語、仏語、・・・であれば、英語、独
語、仏語、・・・からなる第2の表示情報6が得られ
る。
【0045】この場合、図5(D)に示すように、第1
の表示情報5と第2の表示情報6との間において、レコ
ードの並びの順番(即ち、語順)が異なることがある。
また、英語の場合、図5(D)に示す場合と、必ずしも
語順が異ならない場合もある。例えば、「渋滞 この先
5キロ」については「JAM TO 5Km」となるの
で、語順は同一である。更に、言語によっては、日本語
と韓国語とのように、語順が同一のものもある。
【0046】そこで、複数の言語テーブル22が、各
々、その言語についての語順情報23を保持する。語順
情報23は、第2の表示情報6のレコード毎に付与さ
れ、当該レコードのその言語における優先順位値(語順
優先順位)を表す。例えば、レコード6Dである「CL
OSED」は、(道路情報においては)文章であるの
で、最も高い順位とされ、語順が逆転することのない順
位とされる。「OUT」「NXT」等は(道路情報にお
いては)単語であるので、低い順位とされ、語順が逆転
することがある順位とされる。更に、「OUT」は動詞
であるので(道路情報においては)同一文章内における
順位は最も高くされ、「NXT」は形容詞であるので同
一文章内における順位は中間とされ、「IC」は名詞で
あるので同一文章内における順位は最も低くされる。ま
た、「TO」のような前置詞は名詞及び形容詞よりは高
く、動詞よりは低い順位とされる。道路情報翻訳処理部
2は、デコード時に、言語テーブル22を参照して語順
を決定するので、正しい語順の第2の表示情報を得るこ
とができる。
【0047】また、道路情報翻訳処理部2が、図12に
示すように、(第2)デコード処理部24と言語文翻訳
処理部25とを備えるようにしてもよい。デコード処理
部24が、第1の表示情報5をデコードして、表示すべ
き文章を日本語により組み立て、第1の文字列51を得
る。次に、言語文翻訳処理部25が、第1の文字列51
を目的の言語(第1の言語以外の言語)に翻訳し、第2
の文字列61を得る。この翻訳のために、言語文翻訳処
理部25は、第1の言語を第1の言語以外の言語に翻訳
するための辞書26を備える。
【0048】具体的には、デコード処理部24は、第1
の表示情報5として与えられたレコードのコードをデコ
ードして、日本語の文章に変換する。例えば、「通行止
め」「次の」「インターで」「出よ」と言う4個のレコ
ードのコード(例えば、4個の0001、0010、0
100、1000なるコード)が「通行止め 次のイン
ターで出よ」と言う文章にされる。この文章を、言語文
翻訳処理部25は辞書26を用いて翻訳する。この翻訳
処理は周知の翻訳処理である。これにより、第2の表示
情報6として、英語のレコードのコードではなく、英語
の文章(第2の文字列)としての「CLOSED OU
T NXT IC」を得る。
【0049】また、道路情報翻訳処理部2(の言語文翻
訳処理部25)が、図13に示すように、テーブル形式
の辞書26を備えるようにしてもよい。即ち、この場合
の辞書26は、前述の言語テーブル22と同様の複数の
第1の言語以外の言語の各々についての辞書(複数の辞
書)であり、かつ、当該道路情報表示システムにおいて
用いられる単語についての辞書である。テーブル形式の
辞書26は、当該使用される日本語の単語「この先」
「事故」等の各々について、対応する多国語の単語を格
納する。翻訳対象が道路情報に限られているため、使用
する単語の数は少ない。従って、少ないメモリ資源で有
効な翻訳処理を行うことができる。
【0050】なお、図示しないが、1又は複数の辞書2
6が、各々、当該第1の言語以外の言語の各々について
の構文(語順)を示す構文(語順)テーブルを含むよう
にしてもよい。前述のように、第1の表示情報5と第2
の表示情報6との間で語順が異なることがあるので、前
述の語順情報23に相当する構文テーブルを備えること
により、正しい翻訳処理を行うことができる。構文テー
ブルに格納する構文の範囲は、前述のテーブル形式の辞
書26に格納される単語の範囲と同様であればよい。
【0051】更に、道路情報翻訳処理部2が、図14に
示すように、学習処理部27を備えるようにしてもよ
い。学習処理部27は、第1の言語から第1の言語以外
の言語への翻訳についての学習を行う。具体的には、学
習処理部27は、第1の言語と第1の言語以外の言語と
の間における単語及び構文の関係を学習する。即ち、こ
の場合、辞書26には構文テーブルを含む。第1の表示
情報5を日本語の文章とした上で第2の表示情報6に翻
訳すると、必ずしも適当な翻訳文になるとは限らない。
従って、学習処理により、翻訳の精度を向上することが
できる。
【0052】学習処理部27は、図示しないが、オンラ
イン学習処理部とオフライン学習処理部と設定処理部と
を備える。オフライン学習処理部は、当該道路情報表示
システムの運用開始前に、当該システムを擬似的に運用
し、その中で表れた第1の表示情報5の翻訳により得た
第2の表示情報6が適切か否かを交通管制官が入力する
ことにより、当該入力を教師信号として学習する。オン
ライン学習処理部は、当該道路情報表示システムの実際
の運用中に、その中で表れた第1の表示情報5の翻訳に
より得た第2の表示情報6を交通管制官が採用したか否
かにより、当該採用の可否を教師信号として学習する。
学習処理は周知の処理である。設定処理部は、以上のよ
うにして学習した結果を強制的に変更し、より直接的に
翻訳処理を修正する。
【0053】なお、学習処理部27を設けることに代え
て、上記の処理において適切とされた割合又は採用され
た割合のみを、ヒット率として、辞書26の当該単語毎
に付加するようにしてもよい。即ち、ヒット率の高い単
語が優先的に翻訳結果として出力される。これにより、
学習処理のように膨大な処理を行うことなく、少ない処
理量で正確な翻訳処理を行うことができる。
【0054】更に、道路情報翻訳処理部2の学習処理部
27が、図15に示すように、学習テーブル28を備
え、これを参照して翻訳を行うようにしてもよい。学習
テーブル28は学習の結果を所定の形式で格納する。
【0055】学習テーブル28は、例えば、「第1の表
示情報5(日本語制御電文即ち第1の文字列51)」
「第1の表示情報5(日本語制御電文)の標準化構文」
「(当該)単語」「翻訳された結果(英語制御電文)」
「翻訳された結果(英語制御電文)の標準化構文」
「(翻訳された結果の内の)採用された翻訳結果即ち第
2の表示情報6(第2の文字列61)」「第2の表示情
報6の標準化構文」「採用頻度」「その他の情報」につ
いて、学習結果を格納する。
【0056】学習処理部27は、第1の表示情報5を文
章(構文)に還元し、これを用いて学習テーブル28を
検索し、ヒットした「第1の表示情報5の標準化構文」
に属する「採用された結果」と実際の翻訳結果とを比較
する。また、実際の翻訳結果を「翻訳された結果」及び
「翻訳された結果の標準化構文」に登録する。両者が一
致した場合、実際の翻訳結果を採用し、これを「第2の
表示情報6」及び「第2の表示情報6の標準化構文」に
登録し、「採用頻度」をカウントアップする。両者が一
致しない場合、当該「第1の表示情報5」と共に、「翻
訳された結果」及び「採用頻度」の高い「第2の表示情
報6」の双方を、翻訳結果として交通管制官に提案す
る。交通管制官の選択の結果は、「採用頻度」に反映さ
れ、更に翻訳処理を正確に行うことができる。
【0057】解釈処理部11は、図16(A)に示すよ
うに、発行処理部8から制御電文50(第1の表示情報
5を含む)及び第2の表示情報6とを受け取ると、制御
電文50から領域Xを含む制御コマンドCを取り出して
これを解釈し、制御コマンドが多国語表示コマンドであ
る場合には、第1の表示情報5及び第2の表示情報6の
表示を表示処理部12に指示する。また、制御コマンド
が通常の表示コマンドである場合には、第1の表示情報
5の表示を表示処理部12に指示する。なお、解釈処理
部11が受け取る第1の表示情報5は、道路情報翻訳処
理部2の処理の形態によってことなり、レコード毎のコ
ード又はこれを翻訳のために解釈して得た平文である。
【0058】即ち、図16(B)に示すように、制御電
文50の領域Xが解釈される。当該領域Xの値が「不定
値」又は「0」である場合、制御コマンドは表示コマン
ドである。従って、解釈処理部11は、表示処理部12
に第1の表示情報5(データ部のデータ)、即ち、日本
語による「通行止め 次のインターで出よ」を渡して、
これを表示するように指示する。表示処理部12は、第
1の表示情報5のコードを変換して、「通行止め 次の
インターで出よ」なる第1の文字列51を構成して表示
板13に送り表示させる。
【0059】一方、当該領域Xの値が「1」である場
合、制御コマンドは多国語表示コマンドである。従っ
て、解釈処理部11は、表示処理部12に第1の表示情
報5(データ部のデータ)即ち日本語による「通行止め
次のインターで出よ」と、これを翻訳して得た英語に
よる「CLOSED OUT NXT IC」とを渡し
て、これらを所定の時間間隔で交互に表示するように指
示する。表示処理部12は、第1の表示情報5のコード
を変換して「通行止め 次のインターで出よ」なる第1
の文字列51を構成し、第2の表示情報6のコードを変
換して「CLOSED OUT NXT IC」なる第
2の文字列61を構成して、これらを交互に表示板13
に送り表示させる。
【0060】従って、表示処理部12は、当該解釈に従
って道路情報制御装置1において作成された少なくとも
第1の表示情報5をその表示板13に表示する。しか
し、道路情報表示装置3は、制御電文50の内容には関
知せず、多国語表示コマンドを解釈して、表示処理部1
2への指示(交互表示コマンド)を内部発行するのみで
ある。なお、交互表示の時間間隔は、運転者の視認時間
に依存して定まり、例えば、1秒乃至2秒で交互に表示
が切り替わるように設定される。
【0061】表示板13は、表示素子として高輝度多色
発光ダイオード(LED)を用い、その集合パネルによ
り一定の大きさの文字をドット表示し、表示ドットを細
分化して高解像度の表示とし、高品位文字や精細な図形
で可変道路情報を表示する。これにより、道路情報表示
システム301は、走行中の車両に正確かつ確実に可変
道路情報を伝え得ることができる。なお、表示板13
は、周知の電光掲示板であってもよい。
【0062】以上から判るように、制御コマンドが表示
コマンドである場合、道路情報制御装置1が第1の表示
情報5を道路情報表示装置3に送信し、道路情報表示装
置3が第2の表示情報6を作成することなく道路情報制
御装置1において作成された第1の表示情報5を表示す
る。また、制御コマンドが多国語表示コマンドである場
合、道路情報制御装置1が第1の表示情報5を道路情報
制御装置1に送信し、道路情報表示装置3が第2の表示
情報6を作成しこれと道路情報制御装置1において作成
された第1の表示情報5とを交互に表示する。
【0063】なお、既設の道路情報表示装置3は、領域
Xの値が「1」であるか否かを解釈する解釈処理部11
を備えていない。既設の道路情報表示装置3(の解釈処
理部)は、領域Xを除く制御コマンドCを解釈するのみ
である。従って、既設の道路情報表示装置3は、制御コ
マンドが表示コマンドである場合、第1の表示情報5を
表示し、制御コマンドが多国語表示コマンドである場
合、それに含まれる表示コマンド部分(領域Xを除く制
御コマンドC)のみを解釈して第1の表示情報5を表示
する。
【0064】既設の道路情報表示装置3は、図16
(C)に示すように、領域Xを解釈しない一方、制御コ
マンドを解釈する。従って、既設の道路情報表示装置3
は、表示処理部12に第1の表示情報5(データ部のデ
ータ)、即ち、日本語による「通行止め 次のインター
で出よ」を渡して、これを表示するように指示する。表
示処理部12は、第1の表示情報5のコードを変換し
て、「通行止め 次のインターで出よ」なる第1の文字
列51を構成して表示板13に送り表示させる。なお、
この場合は、領域Xにコマンドが存在するか否かは、無
関係である。
【0065】図17は、道路情報表示処理フローであ
り、道路情報表示システム301が実行する道路情報の
表示処理について示す。
【0066】道路情報制御装置1において、作成処理部
7が、ステップS1と同様に、第1の表示情報5を作成
し、多国語表示コマンドを発行する(ステップS1)。
【0067】作成処理部7が、第1の表示情報5及び多
国語表示コマンドを用いて、これらを含むレコード形式
の制御電文50を作成し(ステップS2)、道路情報表
示装置3に送信する。
【0068】この送信レコードを受信した道路情報表示
装置3において、解釈処理部11は、自分が新機能対応
装置であるか否かを調べる(ステップS3)。
【0069】新機能対応装置でない場合、解釈処理部1
1が、当該日本語による表示文を表示し(ステップS
4)、当該受信に対応した処理を終了し、次コマンド受
信まで待ち状態となる。
【0070】新機能対応装置である場合、解釈処理部1
1又は発行処理部8が、更に、受信した電文が多国語表
示コマンドを含むか否かを調べる(ステップS5)。
【0071】多国語表示コマンドを含まない場合、表示
処理部12は、当該日本語による表示文を表示し(ステ
ップS6)、当該受信に対応した処理を終了し、次コマ
ンド受信まで待ち状態となる。
【0072】多国語表示コマンドを含む場合、発行処理
部8は、多国語表示コマンドに基づいて、内部コマンド
を発行する(ステップS7)。
【0073】内部コマンドに従って、道路情報翻訳処理
部2は、受信した制御電文50から当該日本語による表
示文を抽出し(ステップS8)、これを他の言語、例え
ば英語に翻訳し(ステップS9)、これに基づいて多国
語表示文を作成する(ステップS10)。
【0074】表示処理部12は、当該日本語による表示
文とこれを翻訳した英語とからなる多国語による表示文
を、交互に表示し(ステップS11)、当該受信に対応
した処理を終了し、次コマンド受信まで待ち状態とな
る。
【0075】図18乃至図23は、本発明の他の実施の
形態を示す。この例は、道路情報制御装置1が道路情報
翻訳処理部2を備える例である。従って、この例では、
道路情報制御装置1において作成した第1の言語で表さ
れた第1の表示情報5とこれを翻訳した第2の言語で表
された第2の表示情報6を、メッセージ形式(即ち、平
文)で送信し、これを受信した道路情報表示装置3にお
いて第1及び第2の表示情報5及び6を交互に表示す
る。この場合、全ての情報が道路情報制御装置1におい
て作成されているので、送信後直ちに当該道路情報を表
示できる。
【0076】この例の場合、道路情報制御装置1の作成
処理部7は、第1の言語で表された第1の表示情報5と
その表示のための制御コマンドとを作成する。発行処理
部8が、制御コマンドに基づいて、内部コマンドを発行
する。道路情報翻訳処理部2が、内部コマンドに従っ
て、第1の表示情報5の翻訳により、第2の表示情報6
を作成する。従って、道路情報制御装置1から道路情報
表示装置3に送信される制御電文50は、第1の表示情
報5及び第2の表示情報6を、レコード形式ではなく、
メッセージ形式で格納する。
【0077】道路情報制御装置1は、作成処理部7の他
に、当該解釈に従って内部コマンドを発行する発行処理
部8と、内部コマンドに従って第1の表示情報5を第1
の言語以外の言語で表された第2の表示情報6に翻訳す
る道路情報翻訳処理部2とを備える。即ち、最初に、必
要に応じて、発行処理部8の発行した内部コマンドによ
り道路情報翻訳処理部2が翻訳処理を行い、その結果を
用いて、作成処理部7が、制御電文50を作成し送信す
る処理等を行う。
【0078】作成処理部7は、道路情報翻訳処理部2か
ら翻訳結果である第2の表示情報6を受け取ると、これ
と第1の表示情報5及び制御コマンドとを用いて、図1
9(A)に示す制御電文50を作成する。また、作成処
理部7は、発行処理部8からの通知を受け取ると、図1
9(B)に示す制御電文を作成する。
【0079】ここで、作成処理部7は、制御電文50に
おいて、第1の表示情報5を、図5(E)に示すよう
に、「通」「行」等の文字の各々の文字毎にユニークに
定まるコードに変換する。同様に、第2の表示情報6
を、図5(F)に示すように、「C」「L」等の文字の
各々の文字毎にユニークに定まるコードに変換する。即
ち、第1の表示情報5及び第2の表示情報6は、レコー
ド毎のコードで表現されたレコード形式のデータではな
く、文字毎のコードで表現された平文、即ち、メッージ
形式のデータとされる。
【0080】作成処理部7は、作成した制御電文50
を、通信制御装置10を介して、道路情報表示装置3に
送信する。従って、道路情報表示装置3は、図19
(A)又は図19(B)に示す制御電文50を受信す
る。従って、制御電文50は、第1の表示情報5のみを
含む場合と、第1の表示情報5及び第2の表示情報6の
双方を含む場合とがある。
【0081】この制御電文50の実際のデータ構造は、
予め定められ、図20乃至図22に示すようにされる。
図20乃至図22はこれらを合わせて1個の制御電文5
0の詳細なデータ構造の一例について示す。
【0082】即ち、制御電文50において、項番毎に当
該位置に格納されるデータが予め定められる。項番1乃
至31、33及び36はコマンド領域Cであり、特に項
番10のデータ区分に表示コマンドが格納される。項番
32、34、35及び37が予約領域Rであり、不定値
「−」又は「0」とされる。例えば、項番37が領域X
であり、多国語制御の場合に「1」とされる。項番38
乃至97が第1の表示情報5を格納する表示領域D(図
21参照)であり、項番98乃至157が第2の表示情
報6を格納する表示領域D(図22参照)である。図1
9(B)に示す場合、項番98乃至157は存在しな
い。なお、この制御電文50は、その表示する文字数が
多いので、例えばインタチェンジ用の道路情報表示装置
3へのものである。
【0083】そして、制御コマンドが表示コマンドであ
る場合、道路情報表示装置3が道路情報制御装置1にお
いて作成された第1の表示情報5を表示する。また、制
御コマンドが多国語表示コマンドである場合、道路情報
表示装置3が第1の表示情報5と第2の表示情報6とを
交互に表示する。
【0084】即ち、図19(B)に示すように、制御電
文50の領域X(項番37のデータ)の値が「不定値」
又は「0」である場合、制御コマンドは表示コマンドで
ある。従って、解釈処理部11は、表示処理部12に第
1の表示情報5(項番38乃至97のデータ)、即ち、
日本語による「通行止め 次のインターで出よ」を渡し
て、これを表示するように指示する。なお、この場合、
第2の表示情報6(項番98乃至157のデータ)は存
在しない。即ち、メッセージは1個である。
【0085】一方、図19(A)に示すように、当該領
域Xの値が「1」である場合、制御コマンドは多国語表
示コマンドである。従って、解釈処理部11は、表示処
理部12に第1の表示情報5(項番38乃至97のデー
タ)及び第2の表示情報6(項番98乃至157のデー
タ)、即ち、日本語による「通行止め 次のインターで
出よ」及び英語による「CLOSED OUT NXT
IC」を渡して、これらを所定の時間間隔で交互に表
示するように指示する。
【0086】前述のように、道路情報表示装置3は、制
御電文50の内容には関知せず、多国語表示コマンドを
解釈して、表示処理部12への指示(交互表示コマン
ド)を内部発行するのみである。従って、既設の道路情
報表示装置3も、前述のように、制御コマンド(項番1
0のデータ)を解釈するのみである。従って、既設の道
路情報表示装置3は、制御コマンドが表示コマンドであ
る場合、第1の表示情報5を表示し、制御コマンドが多
国語表示コマンドである場合、それに含まれる表示コマ
ンドのみを解釈して第1の表示情報5を表示する。
【0087】図23は、道路情報表示処理フローであ
り、道路情報表示システム301が実行する多国語での
道路情報の表示処理について示す。
【0088】道路情報制御装置1において、作成処理部
7が、第1の表示情報5を作成し、多国語表示コマンド
を発行する(ステップS21)。
【0089】発行処理部8が、多国語表示コマンドに基
づいて、内部コマンドを発行する(ステップS22)。
【0090】内部コマンドに従って、道路情報翻訳処理
部2が、当該日本語による表示文(第1の表示情報5)
を抽出し(ステップS23)、これを他の言語、例えば
英語(第2の表示情報6)に翻訳する(ステップS2
4)。
【0091】これに基づいて、作成処理部7が、メッセ
ージ形式の表示情報5及び第2の表示情報6からなる多
国語表示文を作成する(ステップS25)。
【0092】作成処理部7が、多国語表示文及び多国語
表示コマンドを用いて、これらを含むメッセージ形式の
制御電文50を作成し(ステップS26)、道路情報表
示装置3に送信する。
【0093】この制御電文50を受信した道路情報表示
装置3の解釈処理部11は、自分が新機能(多国語表示
機能)対応装置であるか否かを調べる(ステップS2
7)。
【0094】新機能対応装置でない場合、解釈処理部1
1が表示処理部12に当該日本語による表示文(第1の
表示情報5)の表示を指示し、表示処理部12が表示板
13に当該日本語(第1の文字列51)を表示し(ステ
ップS28)、当該受信に対応した処理を終了し、次コ
マンド受信まで待ち状態となる。
【0095】新機能対応装置である場合、解釈処理部1
1は、更に、受信した制御電文50が多国語表示コマン
ドを含むか否かを調べる(ステップS29)。
【0096】多国語表示コマンドを含まない場合、解釈
処理部11が表示処理部12に当該日本語による表示文
の表示を指示し、表示処理部12が表示板13に当該日
本語を表示し(ステップS30)、当該受信に対応した
処理を終了し、次コマンド受信まで待ち状態となる。
【0097】多国語表示コマンドを含む場合、解釈処理
部11が、多国語表示コマンドに基づいて、内部コマン
ド(交互表示コマンド)を発行する(ステップS3
1)。
【0098】内部コマンドに従って、道路情報表示装置
3は、当該日本語による表示文とこれを翻訳した表示文
(第2の文字列61)とからなる多国語表示文を、交互
に表示し(ステップS32)、当該受信に対応した処理
を終了し、次コマンド受信まで待ち状態となる。
【0099】以上本発明を実施の形態により説明した
が、本発明は、その主旨の範囲内において種々の変形が
可能である。
【0100】例えば、図3の道路情報表示システムにお
いて、道路情報制御装置1において作成した第1の言語
で表された第1の表示情報5を、レコード形式(即ち、
コード)ではなくメッセージ形式(即ち、平文)で送信
するようにしてもよい。また、図18の道路情報表示シ
ステムにおいて、道路情報制御装置1において作成した
第1の言語で表された第1の表示情報5とこれを翻訳し
た第2の言語で表された第2の表示情報6を、メッセー
ジ形式(即ち、平文)ではなく再びコードに変換してレ
コード形式(即ち、コード)で送信するようにしてもよ
い。
【0101】また、図3と図18との中間の形態の道路
情報表示システムとして、道路情報翻訳処理部2を、道
路情報制御装置1及び道路情報表示装置3のいずれにで
もなく、複数個の道路情報表示装置3に共通の専用の中
央処理装置として設けてもよい。
【0102】また、本発明は、道路情報表示装置3が高
速道路400の路肩に設置される場合に限らず、これに
付随するインターチェンジや料金所等に設置される場合
を含む。また、自動車専用道路、一般道路、駐車場等の
交通施設においても同様に適用することができる。ま
た、橋梁や、遊歩道等の各種の交通施設においても、同
様に適用することができる。
【0103】また、第1の言語は日本語に限られず、例
えば韓国語、中国語等であってもよい。同様に、第1の
言語以外の言語は英語に限られず、他の各種の言語(日
本語を含む)であってもよい。例えば、当該地域におい
て複数の公用語がある場合、これらの公用語を、各々、
第1、第2、・・・の言語とすればよい。また、当該地
域において2番目に人口の多い国民の用いる言語や、当
該地域において2番目に識字率の高い言語であってもよ
い。
【0104】更に、本発明は、情報の提供の媒体が道路
情報表示装置3等の視覚による場合に限らず、情報の提
供が聴覚(音声)によるハイラジシステム302による
場合にも適用することができる。例えば、第1及び第2
の表示情報を得た後に、更にこれらを音声データに変換
して、交互に放送するようにしてもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
道路情報表示システムにおいて、第1の言語で表された
第1の表示情報を第1の言語以外の言語で表された第2
の表示情報に自動的に翻訳してこれらを交互に表示する
ことにより、道路情報表示システムに対する種々の制限
の範囲内において第1及び第2の表示情報(例えば、日
本語及び英語の可変道路情報)を表示することができる
と共に、第2の表示情報をその表示のみで意味が理解で
きる一定数以下の文字数の表示に統一し、常に第1の表
示情報と意味内容を完全に対応させることができるの
で、極めて重要な役割を有する可変道路情報を外国人に
も判り易いものとすることができ、道路交通の安全性を
より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】道路情報表示システム構成図である。
【図3】道路情報表示システム構成図である。
【図4】道路情報制御装置説明図である。
【図5】道路情報制御装置説明図である。
【図6】道路情報制御装置説明図である。
【図7】道路情報説明図である。
【図8】道路情報説明図である。
【図9】道路情報説明図である。
【図10】翻訳処理部説明図である。
【図11】翻訳処理部説明図である。
【図12】翻訳処理部説明図である。
【図13】翻訳処理部説明図である。
【図14】翻訳処理部説明図である。
【図15】翻訳処理部説明図である。
【図16】道路情報表示装置説明図である。
【図17】道路情報表示処理フローである。
【図18】道路情報表示システム構成図である。
【図19】道路情報制御装置説明図である。
【図20】道路情報説明図である。
【図21】道路情報説明図である。
【図22】道路情報説明図である。
【図23】道路情報表示処理フローである。
【符号の説明】
1 道路情報制御装置 2 道路情報翻訳処理部 3 道路情報表示装置 4 通信回線 5 第1の表示情報 6 第2の表示情報 7 作成処理部 8 発行処理部 11 解釈処理部 12 表示処理部 13 表示板

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該道路情報表示システムの設けられた
    道路から収集された情報に基づいて、第1の言語で表さ
    れた道路情報である第1の表示情報を作成する道路情報
    制御装置と、 前記第1の表示情報を前記第1の言語以外の言語で表さ
    れた道路情報である第2の表示情報に翻訳する道路情報
    翻訳処理部と、 前記道路情報制御装置と通信回線を介して接続され、前
    記第1の表示情報と第2の表示情報とを交互に表示する
    道路情報表示装置とを有することを特徴とする道路情報
    表示システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の言語が日本語であり、前記第
    1の言語以外の言語が英語、韓国語又は中国語であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の道路情報表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記道路情報翻訳処理部が前記道路情報
    表示装置に設けられ、 前記道路情報制御装置が前記道路情報表示装置に対して
    前記第1の表示情報を送信することを特徴とする請求項
    1に記載の道路情報表示システム。
  4. 【請求項4】 前記道路情報翻訳処理部が前記道路情報
    制御装置に設けられ、 前記道路情報制御装置が前記道路情報表示装置に対して
    前記第1の表示情報及び第2の表示情報を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の道路情報表示システム。
  5. 【請求項5】 当該道路情報表示システムの設けられた
    道路から収集された情報に基づいて、第1の言語で表さ
    れた道路情報である第1の表示情報とその表示のための
    制御コマンドとを作成する作成処理部を備える道路情報
    制御装置と、 前記道路情報制御装置と通信回線を介して接続され、前
    記制御コマンドを解釈する解釈処理部と、当該解釈に従
    って内部コマンドを発行する発行処理部と、前記内部コ
    マンドに従って前記第1の表示情報を前記第1の言語以
    外の言語で表された道路情報である第2の表示情報に翻
    訳する道路情報翻訳処理部と、前記内部コマンドに従っ
    て前記道路情報制御装置において作成された少なくとも
    前記第1の表示情報を表示する表示処理部とを備える道
    路情報表示装置とを有することを特徴とする道路情報表
    示システム。
  6. 【請求項6】 前記制御コマンドが表示コマンドである
    場合、前記道路情報表示装置が前記第2の表示情報を作
    成することなく前記道路情報制御装置において作成され
    た第1の表示情報を表示し、 前記制御コマンドが多国語表示コマンドである場合、前
    記道路情報表示装置が前記第2の表示情報を作成し前記
    第1の表示情報と第2の表示情報とを交互に表示するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の道路情報表示システ
    ム。
  7. 【請求項7】 当該道路情報表示システムの設けられた
    道路から収集された情報に基づいて、第1の言語で表さ
    れた道路情報である第1の表示情報とその表示のための
    制御コマンドとを作成する作成処理部と、前記制御コマ
    ンドに基づいて内部コマンドを発行する発行処理部と、
    前記内部コマンドに従って前記第1の表示情報を前記第
    1の言語以外の言語で表された道路情報である第2の表
    示情報に翻訳する道路情報翻訳処理部とを備える道路情
    報制御装置と、 前記道路情報制御装置と通信回線を介して接続され、前
    記制御コマンドを解釈する解釈処理部と、当該解釈に従
    って前記道路情報制御装置において作成された少なくと
    も前記第1の表示情報を表示する表示処理部とを備える
    道路情報表示装置とを有することを特徴とする道路情報
    表示システム。
  8. 【請求項8】 前記制御コマンドが表示コマンドである
    場合、前記道路情報制御装置が前記第2の表示情報を作
    成することなく前記第1の表示情報を前記道路情報表示
    装置に送信し、前記道路情報表示装置が前記道路情報制
    御装置において作成された第1の表示情報を表示し、 前記制御コマンドが多国語表示コマンドである場合、前
    記道路情報制御装置が前記第2の表示情報を作成し前記
    第1の表示情報と第2の表示情報とを前記道路情報制御
    装置に送信し、前記道路情報表示装置が前記道路情報制
    御装置において作成された前記第1の表示情報と前記第
    2の表示情報とを交互に表示することを特徴とする請求
    項7に記載の道路情報表示システム。
  9. 【請求項9】 前記道路情報翻訳処理部は、 前記第1の表示情報をデコードして前記第1の言語から
    なる第1の文字列を作成するデコード処理部と、 前記第1の文字列を前記第1の言語以外の言語からなる
    第2の文字列に翻訳する言語文翻訳処理部とを有するこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項7に記載の道路情報
    表示システム。
  10. 【請求項10】 前記言語文翻訳処理部は、前記第1の
    言語を前記第1の言語以外の言語に翻訳するための辞書
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の道路情報表
    示システム。
  11. 【請求項11】 前記辞書は、複数の前記第1の言語以
    外の言語の各々について設けられることを特徴とする請
    求項10に記載の道路情報表示システム。
  12. 【請求項12】 前記辞書は、各々、当該第1の言語以
    外の言語の各々についての構文を示す構文テーブルを含
    むことを特徴とする請求項11に記載の道路情報表示シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記辞書は、当該道路情報表示システ
    ムにおいて用いられる単語についての辞書であることを
    特徴とする請求項10に記載の道路情報表示システム。
  14. 【請求項14】 前記言語文翻訳処理部は、前記第1の
    言語から前記第1の言語以外の言語への翻訳についての
    学習を行う学習処理部を備えることを特徴とする請求項
    9に記載の道路情報表示システム。
  15. 【請求項15】 前記学習処理部は、前記第1の言語と
    前記第1の言語以外の言語との間における単語及び構文
    の関係を学習することを特徴とする請求項14に記載の
    道路情報表示システム。
  16. 【請求項16】 前記学習処理部は、学習の結果を所定
    の形式で格納する学習テーブルを備え、 前記言語文翻訳処理部は、前記学習テーブルを参照し
    て、翻訳を行うことを特徴とする請求項15に記載の道
    路情報表示システム。
  17. 【請求項17】 前記道路情報翻訳処理部は、前記第1
    の表示情報に対応する前記第2の表示情報を記述した言
    語テーブルを用いて、前記第1の表示情報をデコードす
    ることにより、前記第1の言語以外の言語からなる第2
    の表示情報を作成するデコード処理部を有することを特
    徴とする請求項5又は請求項7に記載の道路情報表示シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記言語テーブルは、複数の前記第1
    の言語以外の言語の各々について設けられることを特徴
    とする請求項17に記載の道路情報表示システム。
  19. 【請求項19】 前記道路情報制御装置が、表示コマン
    ドの作成を指示する第1の指示部と、多国語表示コマン
    ドの作成を指示する第2の指示部とを備え、前記第1の
    指示部が選択された場合に当該表示コマンドを作成し、
    前記第2の指示部が選択された場合に当該多国語表示コ
    マンドを作成することを特徴とする請求項5又は請求項
    7に記載の道路情報表示システム。
  20. 【請求項20】 当該道路情報表示システムの設けられ
    る道路から収集された情報に基づいて、第1の言語で表
    された道路情報である第1の表示情報と制御コマンドと
    を作成する作成処理部を備える道路情報制御装置と、 前記道路情報制御装置と通信回線を介して接続され、前
    記制御コマンドを解釈する解釈処理部と、前記道路情報
    制御装置において作成された第1の表示情報を表示する
    表示処理部とを備える道路情報表示装置とを有し、 前記制御コマンドが表示コマンド又は多国語表示コマン
    ドであり、多国語表示コマンドが表示コマンドに所定の
    情報を付加してなり、 前記道路情報表示装置が、前記解釈処理部における解釈
    に基づいて、前記制御コマンドが表示コマンドである場
    合、前記道路情報制御装置において作成された第1の表
    示情報を表示し、前記制御コマンドが多国語表示コマン
    ドである場合、それに含まれる表示コマンドのみを解釈
    し、前記道路情報制御装置において作成された第1の表
    示情報を表示する道路情報表示装置とを有することを特
    徴とする道路情報表示システム。
JP27162999A 1999-09-24 1999-09-27 道路情報表示システム Pending JP2001093083A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27162999A JP2001093083A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 道路情報表示システム
US09/667,809 US6564014B1 (en) 1999-09-24 2000-09-22 Flash control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27162999A JP2001093083A (ja) 1999-09-27 1999-09-27 道路情報表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001093083A true JP2001093083A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17502747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27162999A Pending JP2001093083A (ja) 1999-09-24 1999-09-27 道路情報表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001093083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015109980A1 (zh) * 2014-01-23 2015-07-30 朱亮 临时紧急通道调控系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015109980A1 (zh) * 2014-01-23 2015-07-30 朱亮 临时紧急通道调控系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60318430T2 (de) Computergestütztes System und Verfahren zur Informationsausgabe an einen Fahrer eines Fahrzeuges
US20010037203A1 (en) Navigation system
US5835854A (en) Traffic information system comprising a multilingual message generator
DE69837064T2 (de) Nachrichtenverarbeitungssystem und Verfahren für die Verarbeitung von Nachrichten
DE69933422T2 (de) System und Verfahren zur Routenführung mit einem Navigationsanwendungsprogram
JP2017507425A (ja) 車両に用いられるシステム
JP2017509065A (ja) 異なる言語の翻訳を用いる車両用画像キャプチャーシステム
CN1279804A (zh) 通过听觉表示sgml数据页的系统和方法
WO1996035199A1 (de) Einrichtung zur information eines fahrzeugführers
JP2005182022A (ja) 制御されたテキストオーサリングを用いた言語学習
US7020612B2 (en) Facility retrieval apparatus and method
EP1508889B1 (de) Fahrerinformationsvorrichtung
DE60216013T2 (de) Navigationssystem
US6456935B1 (en) Voice guidance intonation in a vehicle navigation system
US20040098248A1 (en) Voice generator, method for generating voice, and navigation apparatus
US20240046931A1 (en) Voice interaction method and apparatus
WO2004104520A1 (en) Method of operating a voice-controlled navigation system
JP2001093083A (ja) 道路情報表示システム
CN111578965B (zh) 导航播报信息处理方法、装置、电子设备和存储介质
JPH0348545B2 (ja)
KR100707725B1 (ko) 자동완성 질의어 제공 시스템, 방법 및 상기 방법을실행하기 위한 프로그램이 기록된 컴퓨터에서 판독 가능한기록 매체
MXPA04004142A (es) Soporte de pronunciacion dinamica para entrenamiento de reconocimiento de los idiomas japones y chino.
CN1155941C (zh) 包含改进的语音合成器的交通信息装置
JP2008299183A (ja) 車載無線装置
KR20060104544A (ko) 자동완성 질의어 제공 시스템, 방법 및 상기 방법을실행하기 위한 프로그램이 기록된 컴퓨터에서 판독 가능한기록 매체

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004