JP2001091897A - 反射集光型立体画像表示装置 - Google Patents
反射集光型立体画像表示装置Info
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- JP2001091897A JP2001091897A JP30743299A JP30743299A JP2001091897A JP 2001091897 A JP2001091897 A JP 2001091897A JP 30743299 A JP30743299 A JP 30743299A JP 30743299 A JP30743299 A JP 30743299A JP 2001091897 A JP2001091897 A JP 2001091897A
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- Pending
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複数観察者対応可能のコンパクトな立体画像表
示装置の提供。 【解決手段】光源発光部20の光はハーフミラー30で
透過光70と反射光71に分割、各個に液晶パネル4
0、41を正面から照射する。液晶パネル40、41は
それぞれ透過光70、反射光71を変調し、観察者の右
眼と左眼用の差像パタン光72と73を形成する。平面
反射ミラー52の方向は光源発光部20の光が該ミラー
30の透過・反射を経て、フレネルレンズ50と平面反
射ミラー52で右眼10に反射集光すべく調整される。
平面反射ミラー53の方向は光源発光部20の光がミラ
ー30の反射・透過を経て、フレネルレンズ51と平面
反射ミラー53で左眼11に反射集光すべく調整され
る。ミラー30を経て観察者の右眼10には右眼用視差
像パタン光72、左眼11には左眼用視差像パタン光7
3が入り、立体像が見られる。
示装置の提供。 【解決手段】光源発光部20の光はハーフミラー30で
透過光70と反射光71に分割、各個に液晶パネル4
0、41を正面から照射する。液晶パネル40、41は
それぞれ透過光70、反射光71を変調し、観察者の右
眼と左眼用の差像パタン光72と73を形成する。平面
反射ミラー52の方向は光源発光部20の光が該ミラー
30の透過・反射を経て、フレネルレンズ50と平面反
射ミラー52で右眼10に反射集光すべく調整される。
平面反射ミラー53の方向は光源発光部20の光がミラ
ー30の反射・透過を経て、フレネルレンズ51と平面
反射ミラー53で左眼11に反射集光すべく調整され
る。ミラー30を経て観察者の右眼10には右眼用視差
像パタン光72、左眼11には左眼用視差像パタン光7
3が入り、立体像が見られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数観察者に対応
可能のコンパクトな眼鏡なし立体画像表示装置に関す
る。
可能のコンパクトな眼鏡なし立体画像表示装置に関す
る。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しょうとする課題】眼鏡を用
いない立体ディスプレイとしてはレンチキュラ方式やパ
ララックス方式がよく知られているが、分解能が低いと
観察者の移動に対応しにくい問題がある。
いない立体ディスプレイとしてはレンチキュラ方式やパ
ララックス方式がよく知られているが、分解能が低いと
観察者の移動に対応しにくい問題がある。
【0003】これらの問題を解決可能な方式としては、
「J.R.Moore、N.A.Dodgson、A.
R.L.Travis、S.R.Lang、Time
multiplexed color autoste
reoscopic display、Proc。SP
IE.2653−01」に述べられているような時分割
方式がある。これは図11に示すように、高速CRT9
01に表示される視差像を、液晶シャッターアレイ90
2を近接したレンズ904で結像し、結像面にフレネル
レンズ903を配置したものである。液晶シャッターア
レイ902はフレネルレンズ903によって結像し、そ
の結像位置に複数の観察ゾーン905が形成され、液晶
シャッターアレイ902の順次開閉に対応して異なる視
差像を高速CRT901に表示すれば、観察者は複数の
観察ゾーン905を利用して移動しながら立体画像を見
ることができる。しかし、この方式はレンズ904で結
像した視差像を見せるため、レンズ収差による影響を受
け、質の高い立体像を得ることは困難である。
「J.R.Moore、N.A.Dodgson、A.
R.L.Travis、S.R.Lang、Time
multiplexed color autoste
reoscopic display、Proc。SP
IE.2653−01」に述べられているような時分割
方式がある。これは図11に示すように、高速CRT9
01に表示される視差像を、液晶シャッターアレイ90
2を近接したレンズ904で結像し、結像面にフレネル
レンズ903を配置したものである。液晶シャッターア
レイ902はフレネルレンズ903によって結像し、そ
の結像位置に複数の観察ゾーン905が形成され、液晶
シャッターアレイ902の順次開閉に対応して異なる視
差像を高速CRT901に表示すれば、観察者は複数の
観察ゾーン905を利用して移動しながら立体画像を見
ることができる。しかし、この方式はレンズ904で結
像した視差像を見せるため、レンズ収差による影響を受
け、質の高い立体像を得ることは困難である。
【0004】結像の代わりに液晶パネルを用いたものも
多数提案されている。この種の立体ディスプレイの例て
しては、特開平7−159723に開示された方法があ
る。これは図12に示すように、透過型液晶パネル91
1と、バックライト光源として用いる2Dディスプレイ
912を二組用い、観察者の半顔を赤外ランプ915に
より照明し、赤外カメラ916で撮影する。この方法に
よれば、それぞれの透過型液晶パネル911に左右の視
差像を表示し、撮影される観察者の白黒画像とその色を
逆した像をそれぞれの2Dディスプレイ912に表示す
れば、複数の観察者が移動しながら立体像を見ることが
出来る。
多数提案されている。この種の立体ディスプレイの例て
しては、特開平7−159723に開示された方法があ
る。これは図12に示すように、透過型液晶パネル91
1と、バックライト光源として用いる2Dディスプレイ
912を二組用い、観察者の半顔を赤外ランプ915に
より照明し、赤外カメラ916で撮影する。この方法に
よれば、それぞれの透過型液晶パネル911に左右の視
差像を表示し、撮影される観察者の白黒画像とその色を
逆した像をそれぞれの2Dディスプレイ912に表示す
れば、複数の観察者が移動しながら立体像を見ることが
出来る。
【0005】また、特開平9−236880に開示され
た方法は、図13に示すように、透過型液晶パネル92
1、バックライト光源922、フレネルレンズ923二
組とハーフミラー924を用いるが、検出装置925に
よって検出した観察者の位置に対応した視差像を表示す
るため、運動視差に伴う立体視の表示が可能である。
た方法は、図13に示すように、透過型液晶パネル92
1、バックライト光源922、フレネルレンズ923二
組とハーフミラー924を用いるが、検出装置925に
よって検出した観察者の位置に対応した視差像を表示す
るため、運動視差に伴う立体視の表示が可能である。
【0006】これらの方法では、観察者がフレネルレン
ズに近接した液晶パネルを観察するため、画像の歪みは
ほとんどないが、二つの液晶パネルがそれぞれ独立のバ
ックライト光源を必要とし、かつ、バックライト光源を
液晶パネルから離れて設ける必要があるため、二つのバ
ックライト光源を用いることによりシステムの体積が大
きくなり、費用も高くになる。
ズに近接した液晶パネルを観察するため、画像の歪みは
ほとんどないが、二つの液晶パネルがそれぞれ独立のバ
ックライト光源を必要とし、かつ、バックライト光源を
液晶パネルから離れて設ける必要があるため、二つのバ
ックライト光源を用いることによりシステムの体積が大
きくなり、費用も高くになる。
【0007】二つのバックライト光源を一つにしたもの
として、例えば特開平9−149433に開示された立
体ディスプレイがある。これは図14に示すように、二
つの液晶パネル931のバックライト光路をそれぞれ反
射鏡936で反射させ、ハーフミラー934で合成す
る。しかし、この方法はシステムの体積を小さくするこ
とが出来ない。
として、例えば特開平9−149433に開示された立
体ディスプレイがある。これは図14に示すように、二
つの液晶パネル931のバックライト光路をそれぞれ反
射鏡936で反射させ、ハーフミラー934で合成す
る。しかし、この方法はシステムの体積を小さくするこ
とが出来ない。
【0008】また、特開平8−160354では一つの
バックライトと一つの2種類の偏光画素を有する液晶パ
ネルを用るものを開示している。これは図15に示すよ
うに、一つの液晶パネル941に異なる偏光光源95
2、962にそれぞれ対応する2種類の偏光画素95
1、961を配列する。偏光光源952、962を左右
の眼に入射するようにすれば、偏光画素951、961
に表示する左右の視差像はそれぞれ左右の眼に入ること
ができる。このシステムはコンパクトであるが、一つの
液晶パネルの画素を分けて二つの視差像を表示するた
め、表示される立体像の画質が半減してしまう。
バックライトと一つの2種類の偏光画素を有する液晶パ
ネルを用るものを開示している。これは図15に示すよ
うに、一つの液晶パネル941に異なる偏光光源95
2、962にそれぞれ対応する2種類の偏光画素95
1、961を配列する。偏光光源952、962を左右
の眼に入射するようにすれば、偏光画素951、961
に表示する左右の視差像はそれぞれ左右の眼に入ること
ができる。このシステムはコンパクトであるが、一つの
液晶パネルの画素を分けて二つの視差像を表示するた
め、表示される立体像の画質が半減してしまう。
【0009】本発明は、上述した従来の課題を解決し、
安価、高画質、コンパクトの複数観察者対応可能の立体
画像表示装置を提供することを目的とする。
安価、高画質、コンパクトの複数観察者対応可能の立体
画像表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の立体画像表示装
置の1態様によれば、光源と、該光源の光を透過光と反
射光に分けるハーフミラーと、前記透過光を変調し第1
の視差像の鏡像のパタン光を形成する第1の空間変調素
子と、該第1の視差像の鏡像のパタン光を反射集光しハ
ーフミラーの反射を経て観察者の一方の眼に対応する観
察ゾーンに導く第1の反射集光手段と、前記反射光を変
調し第2の視差像のパタン光を形成する第2の空間変調
素子と、該第2の視差像のパタン光を反射集光しハーフ
ミラーの透過を経て観察者の他方の眼に対応する観察ゾ
ーンに導く第2の反射集光手段とを有することを特徴と
する。
置の1態様によれば、光源と、該光源の光を透過光と反
射光に分けるハーフミラーと、前記透過光を変調し第1
の視差像の鏡像のパタン光を形成する第1の空間変調素
子と、該第1の視差像の鏡像のパタン光を反射集光しハ
ーフミラーの反射を経て観察者の一方の眼に対応する観
察ゾーンに導く第1の反射集光手段と、前記反射光を変
調し第2の視差像のパタン光を形成する第2の空間変調
素子と、該第2の視差像のパタン光を反射集光しハーフ
ミラーの透過を経て観察者の他方の眼に対応する観察ゾ
ーンに導く第2の反射集光手段とを有することを特徴と
する。
【0011】本発明によれば、二つの空間変調素子によ
って形成された左右両眼の視差像に基づいて立体像を表
示するとき、ハーフミラーと二つの反射集光手段を用い
ることで一つの光源で二つの空間変調素子を照射でき、
それぞれの空間変調素子で形成されたパタン光を異なる
観察ゾーンに反射集光できる。この異なる観察ソーンに
左右眼をそれぞれ置けば、立体視が可能である。一つの
光源が二つの空間変調素子を照射し、左右の眼に反射集
光するため、左右の眼に独立の空間変調素子を有し、高
画質の立体像を表示可能でありながら、装置全体がコン
パクトである。
って形成された左右両眼の視差像に基づいて立体像を表
示するとき、ハーフミラーと二つの反射集光手段を用い
ることで一つの光源で二つの空間変調素子を照射でき、
それぞれの空間変調素子で形成されたパタン光を異なる
観察ゾーンに反射集光できる。この異なる観察ソーンに
左右眼をそれぞれ置けば、立体視が可能である。一つの
光源が二つの空間変調素子を照射し、左右の眼に反射集
光するため、左右の眼に独立の空間変調素子を有し、高
画質の立体像を表示可能でありながら、装置全体がコン
パクトである。
【0012】ここで、空間変調素子を透過型液晶パネル
や反射型液晶パネルなどとすることができる。また、こ
こで用いる透過型液晶パネル、反射型液晶パネルは、視
野拡大するための手段例えば、拡散フィルターや拡散反
射電極などを有しないことが好ましい。
や反射型液晶パネルなどとすることができる。また、こ
こで用いる透過型液晶パネル、反射型液晶パネルは、視
野拡大するための手段例えば、拡散フィルターや拡散反
射電極などを有しないことが好ましい。
【0013】空間変調素子が透過型液晶パネルである場
合、反射集光手段は集光レンズと平面反射ミラーを有す
ることができる。二重像を防ぐため、集光レンズを液晶
パネルの前に設け、平面反射ミラーを液晶パネルの後に
密接して設けたほうが好ましい。空間変調素子が反射型
液晶パネルの場合、反射集光手段は集光レンズと反射型
液晶パネルの後基板の内側の反射板とすることができ
る。この場合、反射板は反射電極であってもよい。
合、反射集光手段は集光レンズと平面反射ミラーを有す
ることができる。二重像を防ぐため、集光レンズを液晶
パネルの前に設け、平面反射ミラーを液晶パネルの後に
密接して設けたほうが好ましい。空間変調素子が反射型
液晶パネルの場合、反射集光手段は集光レンズと反射型
液晶パネルの後基板の内側の反射板とすることができ
る。この場合、反射板は反射電極であってもよい。
【0014】集光レンズは重量軽減のためフレネルレン
ズであることが好ましい。この場合、表面反射を防止す
るため、フレネルレンズの加工面を外向きにし、非加工
面(平面)を液晶パネルに張り付けたほうが好ましい。
集光レンズ表面に防反射処理を施してもよい。
ズであることが好ましい。この場合、表面反射を防止す
るため、フレネルレンズの加工面を外向きにし、非加工
面(平面)を液晶パネルに張り付けたほうが好ましい。
集光レンズ表面に防反射処理を施してもよい。
【0015】さらに、反射集光手段としては液晶パネル
の後に密接する同じ焦点を有する小凹面鏡の配列であっ
てもよい。二重像を防ぐため小凹面鏡の反射面は液晶パ
ネルの後基板の内側にあることが好ましい。小凹面鏡は
凹面に形成される反射型液晶パネルの反射電極であって
もよい。
の後に密接する同じ焦点を有する小凹面鏡の配列であっ
てもよい。二重像を防ぐため小凹面鏡の反射面は液晶パ
ネルの後基板の内側にあることが好ましい。小凹面鏡は
凹面に形成される反射型液晶パネルの反射電極であって
もよい。
【0016】光源としては蛍光灯、電球、LEDなどの
単一発光部を有する光源、又は配列、2Dディスプレイ
例えばLEDアレイ、白黒液晶ディスプレイ、CRTな
ど複数の発光部を提供可能な光源を用いることができ
る。2Dディスプレイを光源として用いた場合は複数の
画素を光らせば1発光部として機能することができる。
単一発光部を有する光源、又は配列、2Dディスプレイ
例えばLEDアレイ、白黒液晶ディスプレイ、CRTな
ど複数の発光部を提供可能な光源を用いることができ
る。2Dディスプレイを光源として用いた場合は複数の
画素を光らせば1発光部として機能することができる。
【0017】本発明において、ハーフミラーに反射され
る前記第1の反射集光手段の光軸と、ハーフミラーを通
過する第2の反射集光手段の光軸が一致しないように該
第1の反射集光手段及び第2の反射集光手段を配置する
ことができる。
る前記第1の反射集光手段の光軸と、ハーフミラーを通
過する第2の反射集光手段の光軸が一致しないように該
第1の反射集光手段及び第2の反射集光手段を配置する
ことができる。
【0018】例えば、ハーフミラーに反射される第1の
反射集光手段の光軸の方向とハーフミラーを通過する第
2の反射集光手段の光軸の方向をずらして第1の反射集
光手段及び第2の反射集光手段を配置すると、ハーフミ
ラーを経て一つの発光部の光は第1の反射集光手段、第
2の反射集光手段により異なる場所に反射集光すること
ができる。
反射集光手段の光軸の方向とハーフミラーを通過する第
2の反射集光手段の光軸の方向をずらして第1の反射集
光手段及び第2の反射集光手段を配置すると、ハーフミ
ラーを経て一つの発光部の光は第1の反射集光手段、第
2の反射集光手段により異なる場所に反射集光すること
ができる。
【0019】また、例えば、ハーフミラーに反射される
第1の反射集光手段の光軸の位置とハーフミラーを通過
する第2の反射集光手段の光軸の位置を横方向ずらして
第1の反射集光手段及び第2の反射集光手段を配置する
と、ハーフミラーを経て一つの発光部の光は第1の反射
集光手段、第2の反射集光手段により異なる場所に反射
集光することができる。
第1の反射集光手段の光軸の位置とハーフミラーを通過
する第2の反射集光手段の光軸の位置を横方向ずらして
第1の反射集光手段及び第2の反射集光手段を配置する
と、ハーフミラーを経て一つの発光部の光は第1の反射
集光手段、第2の反射集光手段により異なる場所に反射
集光することができる。
【0020】これらの場合、一つの発光部の光は二つの
空間変調素子により左右の視差像パタン光に変調され、
それぞれ異なる場所に反射集光するため、観察者が左右
の眼を上記異なる場所に置けば、左右の視差像パターン
光がそれぞれ入り、立体視が成立する。一つの発光部で
左右の視差像パターン光を提供できるので、安価、且つ
シンプルなシステムが可能になる。
空間変調素子により左右の視差像パタン光に変調され、
それぞれ異なる場所に反射集光するため、観察者が左右
の眼を上記異なる場所に置けば、左右の視差像パターン
光がそれぞれ入り、立体視が成立する。一つの発光部で
左右の視差像パターン光を提供できるので、安価、且つ
シンプルなシステムが可能になる。
【0021】また、本発明において、前記光源は少なく
とも一つの第1の偏光を発する発光部と該偏光と異なる
少なくとも一つの第2の偏光を発する発光部を有し、前
記第1の空間変調素子は前記第1及び第2の偏光の、一
方の偏光のみ通過可能の偏光板を有し、前記第2の空間
変調素子は他方の偏光のみ通過可能の偏光板を有するこ
とができる。
とも一つの第1の偏光を発する発光部と該偏光と異なる
少なくとも一つの第2の偏光を発する発光部を有し、前
記第1の空間変調素子は前記第1及び第2の偏光の、一
方の偏光のみ通過可能の偏光板を有し、前記第2の空間
変調素子は他方の偏光のみ通過可能の偏光板を有するこ
とができる。
【0022】光源は少なくとも一つの異なる偏光を発光
する偏光発光部ペアを有し、二つの空間変調素子は異な
る透過軸の偏光板を有するため、二つの空間変調素子は
それぞれ異なる偏光板を通過する異なる偏光発光部から
の偏光のみを変調し、左右の視差像パタン光を形成す
る。異なる偏光発光部はハーフミラーを経て、二つの反
射集光手段により異なる位置にある観察者の左右の眼に
集光するように位置調整すれば、左右の視差像パターン
光が左右の眼に入り、立体視が成立する。この場合、二
つの偏光発光部の異なる偏光を左右二つの眼にそれぞれ
集光させるには、偏光発光部の位置を調整すればよい。
発光部の位置調整は反射集光手段やハーフミラーの位置
調整より容易であるのが利点である。二つの異なる偏光
発光部を有する光源としては例えばそれぞれの発光部に
異なる偏光板を付けて用いることができる。また、例え
ば1枚の偏光板のみを有する白黒液晶ディスプレイを用
いることができる。出力信号がないとき、画面から一つ
の偏光が放出されるが、出力するときは出力部の画面の
みが異なる偏光が放出され、二つの異なる偏光発光部が
形成される。
する偏光発光部ペアを有し、二つの空間変調素子は異な
る透過軸の偏光板を有するため、二つの空間変調素子は
それぞれ異なる偏光板を通過する異なる偏光発光部から
の偏光のみを変調し、左右の視差像パタン光を形成す
る。異なる偏光発光部はハーフミラーを経て、二つの反
射集光手段により異なる位置にある観察者の左右の眼に
集光するように位置調整すれば、左右の視差像パターン
光が左右の眼に入り、立体視が成立する。この場合、二
つの偏光発光部の異なる偏光を左右二つの眼にそれぞれ
集光させるには、偏光発光部の位置を調整すればよい。
発光部の位置調整は反射集光手段やハーフミラーの位置
調整より容易であるのが利点である。二つの異なる偏光
発光部を有する光源としては例えばそれぞれの発光部に
異なる偏光板を付けて用いることができる。また、例え
ば1枚の偏光板のみを有する白黒液晶ディスプレイを用
いることができる。出力信号がないとき、画面から一つ
の偏光が放出されるが、出力するときは出力部の画面の
みが異なる偏光が放出され、二つの異なる偏光発光部が
形成される。
【0023】本発明では、1発光部(又は1偏光発光部
ペア)で1ペアの立体視の観察ゾーンを形成するため、
複数の発光部(又は複数の偏光発光部ペア)を発光させ
ると、複数ペアの立体視の観察ゾーンを提供でき、複数
の観察者に対応できる。また、複数の発光部(又は複数
の偏光発光部ペア)を横方向に配列して高速で順次発光
し、第1の空間変調素子及び第2の空間変調素子は発光
する発光部に対応する視差像の鏡像及び視差像をそれぞ
れ変調して高速形成すれば、横方向位置に連続の立体視
の観察ゾーンペアが時分割で形成され、眼の残像現象に
より観察者が移動しながら連続の三次元画像を見ること
ができる。
ペア)で1ペアの立体視の観察ゾーンを形成するため、
複数の発光部(又は複数の偏光発光部ペア)を発光させ
ると、複数ペアの立体視の観察ゾーンを提供でき、複数
の観察者に対応できる。また、複数の発光部(又は複数
の偏光発光部ペア)を横方向に配列して高速で順次発光
し、第1の空間変調素子及び第2の空間変調素子は発光
する発光部に対応する視差像の鏡像及び視差像をそれぞ
れ変調して高速形成すれば、横方向位置に連続の立体視
の観察ゾーンペアが時分割で形成され、眼の残像現象に
より観察者が移動しながら連続の三次元画像を見ること
ができる。
【0024】また、観察者の位置を検出する検出装置を
設けて、複数発光部(又は複数の偏光発光部ペア)から
観察者の位置に対応する観察ゾーンを提供可能のものを
選んで発光させることができる。こうすると、観察者が
動いても、それに追従して光源位置が変更されるので、
二つの空間変調素子によって形成される視差像の鏡像パ
タン光と視差像パタン光が常に観察者の両眼に別々に入
射される。観察位置を追従する立体表示が可能になる。
また、この場合、検出する観察者の現在位置に応じた観
察ゾーンの視差像の反射像パタン光及び視差像パタン光
を形成すれば、観察者が回り込んで連続の三次元画像を
見ることが可能になる。
設けて、複数発光部(又は複数の偏光発光部ペア)から
観察者の位置に対応する観察ゾーンを提供可能のものを
選んで発光させることができる。こうすると、観察者が
動いても、それに追従して光源位置が変更されるので、
二つの空間変調素子によって形成される視差像の鏡像パ
タン光と視差像パタン光が常に観察者の両眼に別々に入
射される。観察位置を追従する立体表示が可能になる。
また、この場合、検出する観察者の現在位置に応じた観
察ゾーンの視差像の反射像パタン光及び視差像パタン光
を形成すれば、観察者が回り込んで連続の三次元画像を
見ることが可能になる。
【0025】ここで、観察者の位置を検出する検出装置
はカメラや磁気位置センサーなどの位置検出装置を用い
ることができるが、観察者を照射する赤外線光源と観察
者を撮影する赤外線カメラを用いることが好ましい。
はカメラや磁気位置センサーなどの位置検出装置を用い
ることができるが、観察者を照射する赤外線光源と観察
者を撮影する赤外線カメラを用いることが好ましい。
【0026】以上述べた装置において、反射側の空間変
調素子は裏表を逆にして設けることが好ましい。こうす
ると、視差像信号を出力すれば本立体画像表示装置に必
要の視差像の鏡像を得ることができる。
調素子は裏表を逆にして設けることが好ましい。こうす
ると、視差像信号を出力すれば本立体画像表示装置に必
要の視差像の鏡像を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施形態を示す
説明図である。図1には、観察者の右眼10に右眼対応
の視差像、左眼11に左眼対応の視差像をそれぞれ表示
するための立体表示装置が図示されている。図1におい
て、ハーフミラー30と、光源例えば発光部20を有す
る蛍光灯21、第1の空間変調素子例えば液晶パネル4
0、第2の空間変調素子例えば液晶パネル41、第1の
反射集光手段例えばフレネルレンズ50と平面ミラー5
2、第2の反射集光手段例えばフレネルレンズ51と平
面ミラー53を有する。
説明図である。図1には、観察者の右眼10に右眼対応
の視差像、左眼11に左眼対応の視差像をそれぞれ表示
するための立体表示装置が図示されている。図1におい
て、ハーフミラー30と、光源例えば発光部20を有す
る蛍光灯21、第1の空間変調素子例えば液晶パネル4
0、第2の空間変調素子例えば液晶パネル41、第1の
反射集光手段例えばフレネルレンズ50と平面ミラー5
2、第2の反射集光手段例えばフレネルレンズ51と平
面ミラー53を有する。
【0028】図2は図1の平面図である。蛍光灯21の
発光部20の光はハーフミラー30によって透過光70
と反射光71に分割され、それぞれ液晶パネル40及び
41を正面から照射する。液晶パネル40は透過光70
を変調し、観察者の右眼用視差像の反射像パタン光72
を形成する。液晶パネル41は反射光71を変調し、観
察者の左眼用視差像パタン光73を形成する。本実施形
態では、液晶パネル40、41の後ろに密接してそれぞ
れ平面反射ミラー52、53が設けられ、前にそれぞれ
フレネルレンズ50、51が設けられている。
発光部20の光はハーフミラー30によって透過光70
と反射光71に分割され、それぞれ液晶パネル40及び
41を正面から照射する。液晶パネル40は透過光70
を変調し、観察者の右眼用視差像の反射像パタン光72
を形成する。液晶パネル41は反射光71を変調し、観
察者の左眼用視差像パタン光73を形成する。本実施形
態では、液晶パネル40、41の後ろに密接してそれぞ
れ平面反射ミラー52、53が設けられ、前にそれぞれ
フレネルレンズ50、51が設けられている。
【0029】ハーフミラー30に反射されるフレネルレ
ンズ50と平面ミラー52からなる第1の反射集光手段
の光軸500(白線)を右側に傾き、ハーフミラー30
を通過するフレネルレンズ51と平面ミラー53からな
る第2の反射集光手段の光軸510(白線)を左側に傾
くようにすることにより、液晶パネル40で形成した右
眼用視差像パタン光72を右側の観察ゾーンに、液晶パ
ネル40で形成した左眼用視差像パタン光73を左側の
観察ゾーンにそれぞれ集光でき、観察者が左右の眼をそ
れぞれの対応観察ゾーンにおけば、立体像を見ることが
できる。
ンズ50と平面ミラー52からなる第1の反射集光手段
の光軸500(白線)を右側に傾き、ハーフミラー30
を通過するフレネルレンズ51と平面ミラー53からな
る第2の反射集光手段の光軸510(白線)を左側に傾
くようにすることにより、液晶パネル40で形成した右
眼用視差像パタン光72を右側の観察ゾーンに、液晶パ
ネル40で形成した左眼用視差像パタン光73を左側の
観察ゾーンにそれぞれ集光でき、観察者が左右の眼をそ
れぞれの対応観察ゾーンにおけば、立体像を見ることが
できる。
【0030】本実施例では、フレネルレンズや液晶パネ
ルと平面反射ミラーは平行しているが、必ず平行しなく
ても良い。平面反射ミラーのみ傾く場合でも、反射集光
手段の光軸が傾く。しかし、二重像防止のため、液晶パ
ネルは平面反射ミラーに平行かつ密接して設けたほうが
好ましい。また、第1、第2の反射集光手段の光軸の傾
き方向が図示されているが、光軸の傾き方向もこれに限
るものではない。例えば、ハーフミラー30に反射され
るフレネルレンズ50と平面ミラー52からなる第1の
反射集光手段の光軸500(白線)を左側に傾き、ハー
フミラー30を通過するフレネルレンズ51と平面ミラ
ー53からなる第2の反射集光手段の光軸510(白
線)を右側に傾くようにする場合、液晶パネル40は観
察者の左眼用視差像の反射像パタン光72を形成し、液
晶パネル41は観察者の右眼用視差像パタン光を形成す
れば。同様に立体視が可能である。
ルと平面反射ミラーは平行しているが、必ず平行しなく
ても良い。平面反射ミラーのみ傾く場合でも、反射集光
手段の光軸が傾く。しかし、二重像防止のため、液晶パ
ネルは平面反射ミラーに平行かつ密接して設けたほうが
好ましい。また、第1、第2の反射集光手段の光軸の傾
き方向が図示されているが、光軸の傾き方向もこれに限
るものではない。例えば、ハーフミラー30に反射され
るフレネルレンズ50と平面ミラー52からなる第1の
反射集光手段の光軸500(白線)を左側に傾き、ハー
フミラー30を通過するフレネルレンズ51と平面ミラ
ー53からなる第2の反射集光手段の光軸510(白
線)を右側に傾くようにする場合、液晶パネル40は観
察者の左眼用視差像の反射像パタン光72を形成し、液
晶パネル41は観察者の右眼用視差像パタン光を形成す
れば。同様に立体視が可能である。
【0031】図3は図2の実施の形態の変形例である。
図3に示す実施の形態と図2の実施の形態との違いは、
光軸の方向ではなく、位置をずらしたことである。ハー
フミラー30に反射されるフレネルレンズ50と平面ミ
ラー52からなる第1の反射集光手段の光軸500(白
線)の位置が右側に位置し、ハーフミラー30を通過す
るフレネルレンズ51と平面ミラー53からなる第2の
反射集光手段の光軸510(白線)の位置が左側に位置
するようにすることにより、液晶パネル40で形成した
右眼用視差像パタン光72を右側の観察ゾーンに、液晶
パネル40で形成した左眼用視差像パタン光73を左側
の観察ゾーンにそれぞれ集光でき、観察者が左右の眼を
それぞれの対応観察ゾーンにおけば、立体像を見ること
ができる。
図3に示す実施の形態と図2の実施の形態との違いは、
光軸の方向ではなく、位置をずらしたことである。ハー
フミラー30に反射されるフレネルレンズ50と平面ミ
ラー52からなる第1の反射集光手段の光軸500(白
線)の位置が右側に位置し、ハーフミラー30を通過す
るフレネルレンズ51と平面ミラー53からなる第2の
反射集光手段の光軸510(白線)の位置が左側に位置
するようにすることにより、液晶パネル40で形成した
右眼用視差像パタン光72を右側の観察ゾーンに、液晶
パネル40で形成した左眼用視差像パタン光73を左側
の観察ゾーンにそれぞれ集光でき、観察者が左右の眼を
それぞれの対応観察ゾーンにおけば、立体像を見ること
ができる。
【0032】本実施例では、第1、第2の反射集光手段
の光軸の相対位置が図示されているが、光軸の相対位置
はこれに限るものではない。例えば、ハーフミラー30
に反射されるフレネルレンズ50と平面ミラー52から
なる第1の反射集光手段の光軸500(白線)を左に位
置し、ハーフミラー30を通過するフレネルレンズ51
と平面ミラー53からなる第2の反射集光手段の光軸5
10(白線)を右側に位置するようにしても、液晶パネ
ル40は観察者の左眼用視差像の反射像パタン光72を
形成し、液晶パネル41は観察者の右眼用視差像パタン
光を形成すれば。同様に立体視が可能である。
の光軸の相対位置が図示されているが、光軸の相対位置
はこれに限るものではない。例えば、ハーフミラー30
に反射されるフレネルレンズ50と平面ミラー52から
なる第1の反射集光手段の光軸500(白線)を左に位
置し、ハーフミラー30を通過するフレネルレンズ51
と平面ミラー53からなる第2の反射集光手段の光軸5
10(白線)を右側に位置するようにしても、液晶パネ
ル40は観察者の左眼用視差像の反射像パタン光72を
形成し、液晶パネル41は観察者の右眼用視差像パタン
光を形成すれば。同様に立体視が可能である。
【0033】図4(図5)は図2の実施の形態のさらな
る変形例である。図4(図5)に示す実施の形態と図2
に示す実施の形態との異なる点は、入射面側の偏光板の
透過軸の方向を特定する必要の無い液晶パネル40、4
1の変わりに、入射面側の偏光板の透過軸の方向が互い
に直交するような液晶パネル42、43を用いること
と、光源は一つの蛍光燈の変わりに二つの蛍光燈を用
い、それぞれの蛍光燈の前に液晶パネル42の偏光板の
透過軸と一致する透過軸を持つ偏光板と、液晶パネル4
3の偏光板の透過軸と一致する透過軸を持つ偏光板を設
けて形成した、偏光発光部26と偏光発光部28を有す
ることである。
る変形例である。図4(図5)に示す実施の形態と図2
に示す実施の形態との異なる点は、入射面側の偏光板の
透過軸の方向を特定する必要の無い液晶パネル40、4
1の変わりに、入射面側の偏光板の透過軸の方向が互い
に直交するような液晶パネル42、43を用いること
と、光源は一つの蛍光燈の変わりに二つの蛍光燈を用
い、それぞれの蛍光燈の前に液晶パネル42の偏光板の
透過軸と一致する透過軸を持つ偏光板と、液晶パネル4
3の偏光板の透過軸と一致する透過軸を持つ偏光板を設
けて形成した、偏光発光部26と偏光発光部28を有す
ることである。
【0034】図4に図示ように、偏光発光部26からの
光はハーフミラー30によって透過光60と反射光61
に分割される。透過光60の偏光成分は液晶パネル42
の入射側の偏光板の透過軸と一致するため、液晶パネル
42により視差像パタン光62に変調され、フレネルレ
ンズ50と反射ミラー52によって右眼に反射集光され
る。反射光61の偏光成分は液晶パネル43の入射側の
偏光板の透過軸と直交するため、この偏光板によって遮
断される。
光はハーフミラー30によって透過光60と反射光61
に分割される。透過光60の偏光成分は液晶パネル42
の入射側の偏光板の透過軸と一致するため、液晶パネル
42により視差像パタン光62に変調され、フレネルレ
ンズ50と反射ミラー52によって右眼に反射集光され
る。反射光61の偏光成分は液晶パネル43の入射側の
偏光板の透過軸と直交するため、この偏光板によって遮
断される。
【0035】また、図5に示すように、偏光発光部28
からの光はハーフミラー30によって透過光80と反射
光81に分割される。透過光80の偏光成分は液晶パネ
ル42の偏光板の透過軸と直交するため、この偏光板に
よって遮断される。反射光81の偏光成分は液晶パネル
43の偏光板の透過軸と一致するため、液晶パネル43
により視差像パタン光83に変調され、フレネルレンズ
51と反射ミラー53によって左眼に反射集光される。
このため、右眼には右眼視差像、左眼には左眼視差像を
見ることができる。
からの光はハーフミラー30によって透過光80と反射
光81に分割される。透過光80の偏光成分は液晶パネ
ル42の偏光板の透過軸と直交するため、この偏光板に
よって遮断される。反射光81の偏光成分は液晶パネル
43の偏光板の透過軸と一致するため、液晶パネル43
により視差像パタン光83に変調され、フレネルレンズ
51と反射ミラー53によって左眼に反射集光される。
このため、右眼には右眼視差像、左眼には左眼視差像を
見ることができる。
【0036】ここで、偏光発光部26,28は通常の光
源発光部に異なる偏光板を付けて形成したが、1枚の偏
光板のみを有する白黒液晶ディスプレイを用いることも
できる。この場合出力信号がない画面部分は液晶パネル
42,43の中の一つ例えば液晶パネル42の偏光板の
透過軸と一致する偏光を放出し、出力信号がある画面部
分は液晶パネル42,43の中のもう一つ例えば液晶パ
ネル43の偏光板の透過軸と一致する偏光を放出するた
め、異なる偏光の偏光発光部を形成できる。
源発光部に異なる偏光板を付けて形成したが、1枚の偏
光板のみを有する白黒液晶ディスプレイを用いることも
できる。この場合出力信号がない画面部分は液晶パネル
42,43の中の一つ例えば液晶パネル42の偏光板の
透過軸と一致する偏光を放出し、出力信号がある画面部
分は液晶パネル42,43の中のもう一つ例えば液晶パ
ネル43の偏光板の透過軸と一致する偏光を放出するた
め、異なる偏光の偏光発光部を形成できる。
【0037】図6は図1の実施の形態の配置方式を変形
例である。ハーフミラーの方向を変え、二枚の液晶パネ
ルを奥と下側に設け、蛍光灯21を上側に設ける。この
場合も図にと同様に、ハーフミラー30に反射されるフ
レネルレンズ50と平面ミラー52からなる第1の反射
集光手段の光軸を右側に傾き、ハーフミラー30を通過
するフレネルレンズ51と平面ミラー53からなる第2
の反射集光手段の光軸を左側に傾くようにすることによ
り、液晶パネル40で形成した右眼用視差像パタン光7
2を右側の観察ゾーンに、液晶パネル40で形成した左
眼用視差像パタン光73を左側の観察ゾーンにそれぞれ
集光でき、観察者が左右の眼をそれぞれの対応観察ゾー
ンにおけば、立体像を見ることができる。
例である。ハーフミラーの方向を変え、二枚の液晶パネ
ルを奥と下側に設け、蛍光灯21を上側に設ける。この
場合も図にと同様に、ハーフミラー30に反射されるフ
レネルレンズ50と平面ミラー52からなる第1の反射
集光手段の光軸を右側に傾き、ハーフミラー30を通過
するフレネルレンズ51と平面ミラー53からなる第2
の反射集光手段の光軸を左側に傾くようにすることによ
り、液晶パネル40で形成した右眼用視差像パタン光7
2を右側の観察ゾーンに、液晶パネル40で形成した左
眼用視差像パタン光73を左側の観察ゾーンにそれぞれ
集光でき、観察者が左右の眼をそれぞれの対応観察ゾー
ンにおけば、立体像を見ることができる。
【0038】図6は、図2のような奥側と左側による反
射集光の配置を奥側と下側による反射集光に変えたが、
同様にして、奥側と上側による反射集光、奥側と右側に
よる反射集光に変えてもよい。
射集光の配置を奥側と下側による反射集光に変えたが、
同様にして、奥側と上側による反射集光、奥側と右側に
よる反射集光に変えてもよい。
【0039】図7は図2の光源を複数用いた場合を示
す。図2の構造では、蛍光灯位置を奥方向に移動すれ
ば、観察者の最適観察位置は右に移動し、蛍光灯位置を
手前に移動すれば、観察者の最適観察位置は左に移動す
る。従って、蛍光灯21を奥と手前の二つの位置にそれ
ぞれ設置すれば、右と左で二人の観察者が同時に立体像
を見ることができる。複数の発光部を用いれば、複数の
観察者に対応することができる。同様に、図3の実施例
も複数の発光部用いれば、複数の観察者に対応すること
ができ、図4の実施例では複数の偏光発光部ペア用いれ
ば、複数の観察者に対応することができる。
す。図2の構造では、蛍光灯位置を奥方向に移動すれ
ば、観察者の最適観察位置は右に移動し、蛍光灯位置を
手前に移動すれば、観察者の最適観察位置は左に移動す
る。従って、蛍光灯21を奥と手前の二つの位置にそれ
ぞれ設置すれば、右と左で二人の観察者が同時に立体像
を見ることができる。複数の発光部を用いれば、複数の
観察者に対応することができる。同様に、図3の実施例
も複数の発光部用いれば、複数の観察者に対応すること
ができ、図4の実施例では複数の偏光発光部ペア用いれ
ば、複数の観察者に対応することができる。
【0040】さらに、図7に示す立体画像表示装置につ
いて、二つの蛍光燈21を高速発光可能な光源例えば二
つのLEDに変え、視差像表示用の液晶ディスプレイ4
0、41は高速表示可能のものに変えると、上記二つの
LEDを高速に順次発光することにより2ペアの観察ゾ
ーンが時分割で形成される。つまり、四つの連続の単眼
観察ゾーンが形成される。それらの四つの観察ゾーンの
位置に対応した視差像パタン光を液晶パネル40、41
により時分割で形成すれば、頭が移動しながら連続の立
体像を見ることができる。この方式の利点は、四つの連
続の単眼観察ゾーンを形成するには、2時分割で可能で
あり、液晶パネルは二次元表示するときの倍の表示速度
があれば、四つの観察ゾーンより二次元表示時と同じ速
度の動画を三次元的に観察することができる。また、こ
こでは2ペアの観察ゾーンを時分割で形成しているが、
さらに多数の発光部を高速時分割で発光させ、それに対
応した高速の液晶パネルで視差像パタン光を生成すれ
ば、より多くの視差像観察ゾーンを作り出すことができ
る。
いて、二つの蛍光燈21を高速発光可能な光源例えば二
つのLEDに変え、視差像表示用の液晶ディスプレイ4
0、41は高速表示可能のものに変えると、上記二つの
LEDを高速に順次発光することにより2ペアの観察ゾ
ーンが時分割で形成される。つまり、四つの連続の単眼
観察ゾーンが形成される。それらの四つの観察ゾーンの
位置に対応した視差像パタン光を液晶パネル40、41
により時分割で形成すれば、頭が移動しながら連続の立
体像を見ることができる。この方式の利点は、四つの連
続の単眼観察ゾーンを形成するには、2時分割で可能で
あり、液晶パネルは二次元表示するときの倍の表示速度
があれば、四つの観察ゾーンより二次元表示時と同じ速
度の動画を三次元的に観察することができる。また、こ
こでは2ペアの観察ゾーンを時分割で形成しているが、
さらに多数の発光部を高速時分割で発光させ、それに対
応した高速の液晶パネルで視差像パタン光を生成すれ
ば、より多くの視差像観察ゾーンを作り出すことができ
る。
【0041】図3の実施の形態(又は図4の実施の形
態)の場合でも、複数の発光部(又は偏光発光部ペア)
を時分割で表示し、それに対応した高速液晶パネルで視
差像パタン光を生成すれば、上記の時分割表示が可能で
あることは、同業者が簡単に理解できるため、詳細の説
明を省略する。
態)の場合でも、複数の発光部(又は偏光発光部ペア)
を時分割で表示し、それに対応した高速液晶パネルで視
差像パタン光を生成すれば、上記の時分割表示が可能で
あることは、同業者が簡単に理解できるため、詳細の説
明を省略する。
【0042】ここで、光源としては上下方向が長いLE
Dが図示されているが、上下方向に短いものを用いる場
合、上下方向の拡散板を液晶パネルの近傍に取り付けれ
ばよい。また、光源としてはLEDのほか、高速の白黒
液晶ディスプレイ、高速白黒CRTなど他の複数の発光
部を提供可能のものを用いることができる。高速白黒液
晶ディスプレイは例えば強誘電導液晶ディスプレイ、反
強誘電導液晶ディスプレイなどの高速の液晶ディスプレ
イを用いることができる。
Dが図示されているが、上下方向に短いものを用いる場
合、上下方向の拡散板を液晶パネルの近傍に取り付けれ
ばよい。また、光源としてはLEDのほか、高速の白黒
液晶ディスプレイ、高速白黒CRTなど他の複数の発光
部を提供可能のものを用いることができる。高速白黒液
晶ディスプレイは例えば強誘電導液晶ディスプレイ、反
強誘電導液晶ディスプレイなどの高速の液晶ディスプレ
イを用いることができる。
【0043】図8は、観察者の位置が変わる場合、それ
に追従して左右の視差像を左右の眼に表示する実施の形
態を示す。図8に示す立体画像表示装置は、図1に示す
実施の形態との違いは、図1の一つの発光部を有する蛍
光灯21を複数の発光部を提供可能の面光源例えば白黒
液晶ディスプレイ23に変え、観察者の位置検出装置例
えばカメラ01と、カメラ01で検出した観察者の位置
に基いて白黒液晶ディスプレイ23の発光部位置を制御
する制御部02を設けたことである。
に追従して左右の視差像を左右の眼に表示する実施の形
態を示す。図8に示す立体画像表示装置は、図1に示す
実施の形態との違いは、図1の一つの発光部を有する蛍
光灯21を複数の発光部を提供可能の面光源例えば白黒
液晶ディスプレイ23に変え、観察者の位置検出装置例
えばカメラ01と、カメラ01で検出した観察者の位置
に基いて白黒液晶ディスプレイ23の発光部位置を制御
する制御部02を設けたことである。
【0044】こうすると、観察者の位置はカメラ01で
常に監視されている。このカメラ01での検出結果に基
づき、観察者の位置が変化した場合には、発光位置制御
部02により白黒液晶ディスプレイ23の中から該観察
者の左右の眼に反射集光可能の発光部20をそれぞれ選
択して発光させる。この結果、観察者の位置が変化して
も、左右の眼に左右視差像を常に入射させることができ
る。
常に監視されている。このカメラ01での検出結果に基
づき、観察者の位置が変化した場合には、発光位置制御
部02により白黒液晶ディスプレイ23の中から該観察
者の左右の眼に反射集光可能の発光部20をそれぞれ選
択して発光させる。この結果、観察者の位置が変化して
も、左右の眼に左右視差像を常に入射させることができ
る。
【0045】この場合、複数観察者がいれば、複数観察
者の位置が検出され、それらの位置に対応して白黒液晶
ディスプレイ23の複数の部分が発光することにより、
複数観察者が移動しながら立体像を見ることができる。
者の位置が検出され、それらの位置に対応して白黒液晶
ディスプレイ23の複数の部分が発光することにより、
複数観察者が移動しながら立体像を見ることができる。
【0046】また、この場合、検出する移動中の観察者
の現在位置から見えうる視差像の反射像パタン光と視差
像パタン光を液晶パネル40,41で形成すれば、高速
液晶パネルを用いることなく、一人の観察者に回り込ん
で見える連続の三次元画像を表示することが可能であ
る。さらに、図9に示すように、液晶パネル40,41
を高速液晶パネルを用い、複数の観察者位置に対応した
白黒液晶ディスプレイ23の複数発光部を時分割で発光
させると、複数発光部を時分割発光に対応して液晶パネ
ル40,41に右眼用視差像の反射像パタン光72と左
眼用視差像パタン光73を時分割で形成すれば、複数の
観察者に回り込んで見える連続の三次元画像を表示する
ことが可能である。
の現在位置から見えうる視差像の反射像パタン光と視差
像パタン光を液晶パネル40,41で形成すれば、高速
液晶パネルを用いることなく、一人の観察者に回り込ん
で見える連続の三次元画像を表示することが可能であ
る。さらに、図9に示すように、液晶パネル40,41
を高速液晶パネルを用い、複数の観察者位置に対応した
白黒液晶ディスプレイ23の複数発光部を時分割で発光
させると、複数発光部を時分割発光に対応して液晶パネ
ル40,41に右眼用視差像の反射像パタン光72と左
眼用視差像パタン光73を時分割で形成すれば、複数の
観察者に回り込んで見える連続の三次元画像を表示する
ことが可能である。
【0047】ここで、光源は白黒液晶ディスプレイを用
いたが、LEDアレイ、CRTなど他の複数の発光部を
提供可能のものを用いてもよい。また、観察者の位置検
出装置としてはカメラを用いたが、観察者を照射する赤
外線光源と赤外線カメラを用いることは好ましい。ま
た、他の位置検出装置例えば磁気位置センサーなどを用
いることもできる。
いたが、LEDアレイ、CRTなど他の複数の発光部を
提供可能のものを用いてもよい。また、観察者の位置検
出装置としてはカメラを用いたが、観察者を照射する赤
外線光源と赤外線カメラを用いることは好ましい。ま
た、他の位置検出装置例えば磁気位置センサーなどを用
いることもできる。
【0048】図3の実施の形態の場合でも、光源を複数
の発光部を提供可能の面光源例えば白黒液晶ディスプレ
イ23に変え、観察者位置検出装置例えばカメラ01
と、カメラ01で検出した観察者の位置に基いて白黒液
晶ディスプレイ23の発光部位置を制御する制御部02
を設ければ、カメラ01での検出結果に基づき、発光位
置制御部02により白黒液晶ディスプレイ23の中から
該観察者の左右の眼に反射集光可能の部分をそれぞれ選
択して発光させることにより、追尾観察者の位置が変化
しても、左右の眼に左右視差像を常に入射させることが
できる。上記の追従表示が可能である。
の発光部を提供可能の面光源例えば白黒液晶ディスプレ
イ23に変え、観察者位置検出装置例えばカメラ01
と、カメラ01で検出した観察者の位置に基いて白黒液
晶ディスプレイ23の発光部位置を制御する制御部02
を設ければ、カメラ01での検出結果に基づき、発光位
置制御部02により白黒液晶ディスプレイ23の中から
該観察者の左右の眼に反射集光可能の部分をそれぞれ選
択して発光させることにより、追尾観察者の位置が変化
しても、左右の眼に左右視差像を常に入射させることが
できる。上記の追従表示が可能である。
【0049】図10には図4の偏光を利用する方式の複
数観察者追尾に変形した場合を示す。右眼用液晶パネル
42と左眼用液晶パネル43は図4と同じように入射面
側の偏光板の透過軸が互いに直交する。光源としては、
パックライト側のみに右眼用液晶パネル42の偏光板の
透過軸と同じ透過軸を持つ偏光板を有する液晶ディスプ
レイ24を用いる。また、観察者位置検出装置例えばカ
メラ01と、カメラ01で検出した観察者の位置に基い
て白黒液晶ディスプレイ24の偏光発光位置を制御する
制御部02が設けられている。カメラ01で検出した二
人の観察者位置に基き、制御装置02は二人の観察者の
左眼位置を割り出し、液晶ディスプレイ24の画面から
光が左眼位置に反射集光される部分28を選び、出力信
号を与える。そうすると、液晶ディスプレイ24の部分
画面28は液晶パネル43の偏光板の透過軸と一致する
第2の偏光成分を放出する。この偏光は液晶パネル43
の偏光板を通過でき、液晶パネル42の偏光板を通過で
きないため、液晶パネル43によって変調され、左眼用
視差像パタン光83が各観察者の左眼に入る。その他の
液晶ディスプレイ24の画面はすべて第1の偏光を放出
し、この偏光は液晶パネル42の偏光板を通過でき、液
晶パネル43の偏光板を通過できないため、液晶パネル
42によって変調され、右眼用視差像パタン光62が各
観察者の右の眼にそれぞれ入る。観察者が移動しても立
体画像を見ることができる。また、この場合も観察者の
位置に対応した視差像を表示すれば、観察者は回り込ん
で三次元画像を見ることができる。
数観察者追尾に変形した場合を示す。右眼用液晶パネル
42と左眼用液晶パネル43は図4と同じように入射面
側の偏光板の透過軸が互いに直交する。光源としては、
パックライト側のみに右眼用液晶パネル42の偏光板の
透過軸と同じ透過軸を持つ偏光板を有する液晶ディスプ
レイ24を用いる。また、観察者位置検出装置例えばカ
メラ01と、カメラ01で検出した観察者の位置に基い
て白黒液晶ディスプレイ24の偏光発光位置を制御する
制御部02が設けられている。カメラ01で検出した二
人の観察者位置に基き、制御装置02は二人の観察者の
左眼位置を割り出し、液晶ディスプレイ24の画面から
光が左眼位置に反射集光される部分28を選び、出力信
号を与える。そうすると、液晶ディスプレイ24の部分
画面28は液晶パネル43の偏光板の透過軸と一致する
第2の偏光成分を放出する。この偏光は液晶パネル43
の偏光板を通過でき、液晶パネル42の偏光板を通過で
きないため、液晶パネル43によって変調され、左眼用
視差像パタン光83が各観察者の左眼に入る。その他の
液晶ディスプレイ24の画面はすべて第1の偏光を放出
し、この偏光は液晶パネル42の偏光板を通過でき、液
晶パネル43の偏光板を通過できないため、液晶パネル
42によって変調され、右眼用視差像パタン光62が各
観察者の右の眼にそれぞれ入る。観察者が移動しても立
体画像を見ることができる。また、この場合も観察者の
位置に対応した視差像を表示すれば、観察者は回り込ん
で三次元画像を見ることができる。
【0050】以上に述べたすべての実施の形態におい
て、反射集光手段は、フレネルレンズと平面鏡を用いる
が、フレネルレンズを用いれば重量軽減が可能である
が、フレネルレンズの代わりに他の集光レンズを用いて
もよい。また、レンズ面は光を反射するので、レンズ面
に反射防止処置をしてもよい。また、反射集光手段とし
ては、ほかにも例えば面状に配置される複数の小凹面鏡
アレイ、HOE(ホログラフィックス光学素子)などの
集光可能のものを用いることができる。面状に配置され
る複数の小凹面鏡を用いる場合、二重像を防止するた
め、面状に配置される複数の小凹面鏡の反射面は液晶パ
ネルに密着して設けても、液晶基板の内側に設けてもで
きる。また、電極を小凹面鏡に加工して用いてもよい。
て、反射集光手段は、フレネルレンズと平面鏡を用いる
が、フレネルレンズを用いれば重量軽減が可能である
が、フレネルレンズの代わりに他の集光レンズを用いて
もよい。また、レンズ面は光を反射するので、レンズ面
に反射防止処置をしてもよい。また、反射集光手段とし
ては、ほかにも例えば面状に配置される複数の小凹面鏡
アレイ、HOE(ホログラフィックス光学素子)などの
集光可能のものを用いることができる。面状に配置され
る複数の小凹面鏡を用いる場合、二重像を防止するた
め、面状に配置される複数の小凹面鏡の反射面は液晶パ
ネルに密着して設けても、液晶基板の内側に設けてもで
きる。また、電極を小凹面鏡に加工して用いてもよい。
【0051】視差像を表示するための液晶パネル(又は
反射型液晶パネル)は、横方向の光拡散手段例えば拡散
フイルム(又は拡散電極)を有しないものを用いること
が好ましい。さらに、視差像のパタン光を形成しハーフ
ミラーの反射を経て観察者の眼に届く、側面の液晶パネ
ルは裏表を逆にして設けた方が好ましい。こうすれば、
鏡像を簡単に得ることが出来る。
反射型液晶パネル)は、横方向の光拡散手段例えば拡散
フイルム(又は拡散電極)を有しないものを用いること
が好ましい。さらに、視差像のパタン光を形成しハーフ
ミラーの反射を経て観察者の眼に届く、側面の液晶パネ
ルは裏表を逆にして設けた方が好ましい。こうすれば、
鏡像を簡単に得ることが出来る。
【0052】光源は、蛍光灯、LEDなど単一発光部を
有するものと白黒ディスプレイ、LEDアレイ、白黒C
RTなど複数の発光部を有するものを用いることができ
る。また、偏光を利用する方式の光源としては、バック
ライト側の1枚の偏光板のみを有する白黒液晶ディスプ
レイを用いることが好ましい。こうすると、表示信号で
観察者の一方の眼に対応する画面部分のみある偏光成分
の偏光を放出し、他の画面部分は別の偏光成分の偏光を
放出できるので、二種類の異なる偏光を発光する偏光発
光部を作り出すことが可能であり、それらの位置を移動
されることも簡単である。
有するものと白黒ディスプレイ、LEDアレイ、白黒C
RTなど複数の発光部を有するものを用いることができ
る。また、偏光を利用する方式の光源としては、バック
ライト側の1枚の偏光板のみを有する白黒液晶ディスプ
レイを用いることが好ましい。こうすると、表示信号で
観察者の一方の眼に対応する画面部分のみある偏光成分
の偏光を放出し、他の画面部分は別の偏光成分の偏光を
放出できるので、二種類の異なる偏光を発光する偏光発
光部を作り出すことが可能であり、それらの位置を移動
されることも簡単である。
【0053】反射集光の原理を説明しやすいように、上
記の実施形態の配置として、第1反射集光手段及び第1
の光学変調素子を左側に、第2反射集光手段及び第2の
光学変調素子を奥側に配置したが、上記すべての実施形
態において、ハーフミラーの向きを変えれば、第1反射
集光手段及び第1の光学変調素子と、第1反射集光手段
及び第1の光学変調素子をそれぞれ下側と奥側、又は上
側と奥側、又は右側と奥側に配置することができる。さ
らに、横の視野が広く取れる観点から、下側と奥側、又
は上側と奥側の配置が好ましい
記の実施形態の配置として、第1反射集光手段及び第1
の光学変調素子を左側に、第2反射集光手段及び第2の
光学変調素子を奥側に配置したが、上記すべての実施形
態において、ハーフミラーの向きを変えれば、第1反射
集光手段及び第1の光学変調素子と、第1反射集光手段
及び第1の光学変調素子をそれぞれ下側と奥側、又は上
側と奥側、又は右側と奥側に配置することができる。さ
らに、横の視野が広く取れる観点から、下側と奥側、又
は上側と奥側の配置が好ましい
【0054】以上、本発明についての実施の形態につい
て説明したが、本発明はそれらに限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
て説明したが、本発明はそれらに限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
【図1】本発明の1実施の形態の概略図
【図2】図1の実施の形態の反射集光方式を説明する平
面図
面図
【図3】図2の実施の形態の反射集光方式を変更した変
形例
形例
【図4】図2の実施の形態の反射集光方式を変更した他
の変形例
の変形例
【図5】図2の実施の形態の反射集光方式を変更した他
の変形例
の変形例
【図6】図1の実施の形態の配置を変更した変形例
【図7】図2の実施の形態を複数観察者対応に変更した
変形例
変形例
【図8】図2の実施の形態を追従型に変更した変形例
【図9】図2の実施の形態を複数観察者追従型に変更し
た変形例
た変形例
【図10】図4の実施の形態を複数観察者追従型に変更
した変形例
した変形例
【図11】従来の方式である時分割方式の原理図
【図12】従来の方式であるバックライト方式の原理図
【図13】従来の方式である運動視差に伴う表示可能の
バックライト方式
バックライト方式
【図14】従来の方式である単一バックライト光源方式
の原理図
の原理図
【図15】従来の方式である偏光を利用する方式の原理
図
図
01 観察者の位置検出装置として用いたカメラ 02 発光位置制御装置 10 観察者の右眼 11 観察者の左眼 20 光源の発光部 21 光源といて用いた蛍光灯 23 光源として用いた白黒液晶ディスプレイ 24 偏光光源として用いる一枚の偏光板のみを有する
白黒液晶ディスプレイ 26 第1の偏光を放出する偏光発光部 28 第2の偏光を放出する偏光発光部 30 ハーフミラー 40 第1空間変調素子として用いた右眼用液晶パネル 41 第2空間変調素子として用いた左眼用液晶パネル 42 入射面偏光板の透過軸が左眼用液晶パネルのと垂
直する右眼用液晶パネル 43 入射面偏光板の透過軸が右眼用液晶パネルのと垂
直する左眼用液晶パネル 50 第1の反射集光手段の集光手段としても用いた右
眼用フレネルレンズ 51 第2の反射集光手段の集光手段としても用いた左
眼用フレネルレンズ 52 第1の反射集光手段の反射手段としても用いた右
眼用反射ミラー 53 第2の反射集光手段の反射手段としても用いた左
眼用反射ミラー 500 第1の反射集光手段の光軸 510 第2の反射集光手段の光軸 70 ハーフミラーを透過する透過光 71 ハーフミラーに反射される反射光 72 右眼用パターン光 73 左眼用パターン光 60 ハーフミラーを透過する第1の偏光発光部の透過
光 61 ハーフミラーに反射される第1の偏光発光部の反
射光 62 第1の偏光のパターン光 80 ハーフミラーを透過する第2の偏光発光部の透過
光 81 ハーフミラーに反射される第2の偏光発光部の反
射光 83 第2の偏光のパターン光 901 高速CRT 902 液晶シャッターアレイ 903 913、923、933 フレネルレンズ 904 レンズ 905 観察ゾーン 911、921、931 透過型液晶パネル 912 2Dディスプレイ 914、924、934 ハーフミラー 915 赤外ランプ 916 赤外線カメラ 922,932 バックライト 925 検出装置 936 反射鏡 941 2種類の偏光画素を有する液晶パネル 951、961 偏光画素 952、962 偏光光源
白黒液晶ディスプレイ 26 第1の偏光を放出する偏光発光部 28 第2の偏光を放出する偏光発光部 30 ハーフミラー 40 第1空間変調素子として用いた右眼用液晶パネル 41 第2空間変調素子として用いた左眼用液晶パネル 42 入射面偏光板の透過軸が左眼用液晶パネルのと垂
直する右眼用液晶パネル 43 入射面偏光板の透過軸が右眼用液晶パネルのと垂
直する左眼用液晶パネル 50 第1の反射集光手段の集光手段としても用いた右
眼用フレネルレンズ 51 第2の反射集光手段の集光手段としても用いた左
眼用フレネルレンズ 52 第1の反射集光手段の反射手段としても用いた右
眼用反射ミラー 53 第2の反射集光手段の反射手段としても用いた左
眼用反射ミラー 500 第1の反射集光手段の光軸 510 第2の反射集光手段の光軸 70 ハーフミラーを透過する透過光 71 ハーフミラーに反射される反射光 72 右眼用パターン光 73 左眼用パターン光 60 ハーフミラーを透過する第1の偏光発光部の透過
光 61 ハーフミラーに反射される第1の偏光発光部の反
射光 62 第1の偏光のパターン光 80 ハーフミラーを透過する第2の偏光発光部の透過
光 81 ハーフミラーに反射される第2の偏光発光部の反
射光 83 第2の偏光のパターン光 901 高速CRT 902 液晶シャッターアレイ 903 913、923、933 フレネルレンズ 904 レンズ 905 観察ゾーン 911、921、931 透過型液晶パネル 912 2Dディスプレイ 914、924、934 ハーフミラー 915 赤外ランプ 916 赤外線カメラ 922,932 バックライト 925 検出装置 936 反射鏡 941 2種類の偏光画素を有する液晶パネル 951、961 偏光画素 952、962 偏光光源
Claims (9)
- 【請求項1】光源と、 該光源の光を透過光と反射光に分けるハーフミラーと、 前記透過光を変調し第1の視差像の鏡像のパタン光を形
成する第1の空間変調素子と、 該第1の視差像の鏡像のパタン光を反射集光しハーフミ
ラーの反射を経て観察者の一方の眼に対応する観察ゾー
ンに導く第1の反射集光手段と、 前記反射光を変調し第2の視差像のパタン光を形成する
第2の空間変調素子と、 該第2の視差像のパタン光を反射集光しハーフミラーの
透過を経て観察者の他方の眼に対応する観察ゾーンに導
く第2の反射集光手段とを有することを特徴とする立体
画像表示装置。 - 【請求項2】請求項1において、 ハーフミラーに反射される前記第1の反射集光手段の光
軸と、ハーフミラーを通過する第2の反射集光手段の光
軸が一致しないように該第1の反射集光手段及び第2の
反射集光手段が配置されていることを特徴とする立体画
像表示装置。 - 【請求項3】請求項1において、 前記光源は少なくとも一つの第1の偏光を発する発光部
と該偏光と異なる少なくとも一つの第2の偏光を発する
発光部を有し、前記第1の空間変調素子は前記第1及び
第2の偏光の、一方の偏光のみ通過可能の偏光板を有
し、前記第2の空間変調素子は他方の偏光のみ通過可能
の偏光板を有することを特徴とする立体画像表示装置。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、 前記反射集光手段は集光レンズと平面鏡とを有すること
を特徴とする立体画像表示装置。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、 前記反射集光手段は面状に配置される複数の小凹面鏡を
有することを特徴とする立体画像表示装置。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項5の何れかにおいて前
記光源は面状に配置される複数小発光部を有することを
特徴とする立体画像表示装置。 - 【請求項7】請求項6において、 前記複数小発光部が順次発光し、前記第1及び第2の空
間変調素子はそれぞれ発光中の小発光部の位置に応じて
異なる方向の前記視差像の鏡像パタン光及び前記視差像
パタン光をそれぞれ順次形成することを特徴とする立体
画像表示装置。 - 【請求項8】請求項6において、 観察者の位置検出装置を備え、該検出装置の検出情報に
基づいて前記複数小発光部から少なくとも一つの小発光
部を選んで発光させることを特徴とする立体画像表示装
置。 - 【請求項9】請求項8において、 前記第1の空間変調素子は前記検出装置で検出した観察
者の一方の眼の位置に応じた視差像の鏡像のパタン光を
形成し、 前記第2の空間変調素子は前記検出装置で検出した観察
者の他方の眼の位置に応じた視差像のパタン光を形成す
ることを特徴とする立体画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30743299A JP2001091897A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 反射集光型立体画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30743299A JP2001091897A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 反射集光型立体画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001091897A true JP2001091897A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17969009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30743299A Pending JP2001091897A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 反射集光型立体画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001091897A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7227510B2 (en) | 2000-06-14 | 2007-06-05 | Panoram Technologies, Inc. | Method and apparatus for seamless integration of images using a transmissive/reflective mirror |
JP2008058606A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Univ Of Tokyo | 投影装置および演出装置 |
JP2021173985A (ja) * | 2020-04-17 | 2021-11-01 | 怡利電子工業股▲ふん▼有限公司 | 立体画像投影装置 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP30743299A patent/JP2001091897A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7227510B2 (en) | 2000-06-14 | 2007-06-05 | Panoram Technologies, Inc. | Method and apparatus for seamless integration of images using a transmissive/reflective mirror |
JP2008058606A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Univ Of Tokyo | 投影装置および演出装置 |
JP2021173985A (ja) * | 2020-04-17 | 2021-11-01 | 怡利電子工業股▲ふん▼有限公司 | 立体画像投影装置 |
JP6995169B2 (ja) | 2020-04-17 | 2022-01-14 | 怡利電子工業股▲ふん▼有限公司 | 立体画像投影装置 |
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