JP2001091804A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JP2001091804A
JP2001091804A JP27127199A JP27127199A JP2001091804A JP 2001091804 A JP2001091804 A JP 2001091804A JP 27127199 A JP27127199 A JP 27127199A JP 27127199 A JP27127199 A JP 27127199A JP 2001091804 A JP2001091804 A JP 2001091804A
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JP
Japan
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optical fiber
cable
fiber cable
jacket
strength member
Prior art date
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Pending
Application number
JP27127199A
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English (en)
Inventor
Takaaki Aihara
貴明 相原
Hideyuki Iwata
秀行 岩田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、少数本の抗張力体で優れた引張り
特性とともにケーブル長手方向に直交する多方向におい
て曲げ剛性を大きくすることを目的とする。 【解決手段】 光ファイバの外被2に、少なくとも1本
の抗張力体3又は3a,3bをケーブル長手方向に対し
て所定曲線状に撚り付けて内蔵したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル外被に抗
張力体を設けた光ファイバケーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバケーブルには布設時等
の張力から光ファイバを保護するため、例えば、2本の
抗張力体がケーブル外被に対称の位置にケーブル長手方
向に対して直線状に内蔵されている。ケーブル外被と抗
張力体との間には、ずれを規制するため、接着性が備え
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
ケーブルに曲げ力が作用した場合、光ファイバケーブル
の外側には伸張力が作用し、内側には圧縮力が作用す
る。このため、光ファイバケーブルは、光ファイバ保護
の観点から、ケーブル長手方向に直交する多方向におい
て大きな曲げ剛性を持つものが求められる。しかしなが
ら、従来の光ファイバケーブルは、2本の抗張力体がケ
ーブル外被の対称の位置に直線状に内蔵されていたた
め、ケーブルの中心軸からみて抗張力体が設けられてい
る限られた方向のみに曲げ剛性が大きくなり、ドラム等
に巻き付ける場合に巻き付ける向きが制限されてしま
う。その結果、光ファイバケーブルには曲げ癖が付き、
布設性が劣るとともに、布設後には風圧特性や伝送損失
に影響を与える場合があるという問題点があった。ま
た、光ファイバの接続時には、まず外被の除去が行われ
る。このため、外被に抗張力体を内蔵させた場合におい
ても、外被の容易除去性を持つものが求められる。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
少数本の抗張力体で優れた引張り特性とともにケーブル
長手方向に直交する多方向において曲げ剛性を大きくす
ることができ、また外被の容易切り裂き性を持たせるこ
とが可能な光ファイバケーブルを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、光ファイバの外被に、少な
くとも1本の抗張力体をケーブル長手方向に対して所定
曲線状に撚り付けて内蔵し、当該外被と抗張力体とは接
着性を有することを要旨とする。この構成により、外被
との間にずれが規制された曲線状の抗張力体により優れ
た引張り特性とともにケーブル長手方向に直交する多方
向において曲げ剛性を大きくすることができる。したが
って、布設時等において十分な光ファイバの保護作用が
得られる。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の光ファイバケーブルにおいて、前記抗張力体は、螺旋
状に撚り付けてなることを要旨とする。この構成によ
り、少数本の抗張力体で優れた引張り特性とともにケー
ブル長手方向に直交する多方向において曲げ剛性を大き
くすることができる。また、螺旋のピッチを変えること
で、用途に合うように曲げ剛性の大きさを調整すること
が可能となる。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の光ファイバケーブルにおいて、前記抗張力体の曲線は
波形であることを要旨とする。この構成により、ケーブ
ル長手方向に抗張力体が内蔵されていない外被部分を保
護することが可能となり、この部分の外被内側に、外被
を切り裂くのに十分な破断強度を持った紐を内蔵させる
ことが可能となる。したがって、引張り特性及び多方向
における曲げ剛性の向上とともに、光ファイバ接続時等
において容易に外被を切り裂くことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1の(a),(b)は、本発明の第1の
実施の形態を示す図である。図1(a)は、1本の抗張
力体を外被に内蔵した例、同図(b)は、2本の抗張力
体を外被に内蔵した例である。図1の(a),(b)に
おいて、光ファイバケーブル1における外被2に、1本
又は2本の抗張力体3又は3a,3bが、螺旋状の形態
で撚り付けて内蔵されている。図において抗張力体3又
は3a,3bを示す線が、実線の部分はケーブルの縦方
向中心よりも手前側、破線の部分は奥側にあることを示
している。外被2と抗張力体3又は3a,3bとの間に
は、ずれを規制するため接着性が備えられている。
【0010】光ファイバケーブル1において、光ファイ
バを保護するためには、引張り特性、曲げ剛性を向上さ
せることが求められているが、屈曲管路等への通過性を
向上させるためには、柔軟性も必要となる。それぞれの
光ファイバケーブル1に必要とされる引張り特性、曲げ
剛性の力学特性は、抗張力体3又は3a,3bの力学特
性によって調整することが可能である。高い曲げ剛性を
備えた抗張力体3又は3a,3bを小さいピッチの螺旋
状に構成することによって、ケーブル長手方向に直交す
る多方向における耐側圧、即ち、曲げ剛性の向上が実現
できる。また、用途に合うように曲げ剛性を調整するこ
ともできる。
【0011】上述したように、本実施の形態によれば、
少数本の抗張力体3又は3a,3bで光ファイバケーブ
ル1の引張り特性、曲げ剛性の力学特性の向上を実現す
ることができる。
【0012】図2には、本発明の第2の実施の形態を示
す。本実施の形態は、抗張力体の曲線を波形(正弦波状
曲線)としたものである。図2において、光ファイバケ
ーブル1をケーブル中心軸を含む平面でケーブル軸方向
に2分したときの、それぞれ半周の外被2部分に波形の
抗張力体4a,4bが内蔵されている。即ち、図におい
て、上半分の外被2部分には抗張力体4aが内蔵され、
下半分の外被2部分には抗張力体4bが内蔵されてい
る。このように、抗張力体4a,4bを波形曲線とし、
その各抗張力体4a,4bを上、下半分の外被2部分に
内蔵した態様とすることにより、ケーブル長手方向に抗
張力体4a,4bが内蔵されていない外被2部分を保護
することができる。そして、この外被2部分にポリエチ
レン製の外被2を切り裂くのに十分な破断強度を備えた
紐5が外被2の内側に内蔵されている。光ファイバの接
続時に、この紐5を引張ることによって、容易に長手方
向に外被2を切り裂き除去することができる。
【0013】上述したように、本実施の形態によれば、
光ファイバの接続時における外被2の容易切り裂き性を
確保しつつ、力学特性を向上させることができる。
【0014】図3、図4には、上記第1又は第2の実施
の形態を架空光ファイバケーブルに適用した例を示す。
図3に示すように、光ファイバケーブル1が首部(取付
け部)7により支持線6に適宜の等間隔で間欠的に接続
されている。光ファイバケーブル1は支持線6に対し余
長によって弛みを備えている。このとき光ファイバケー
ブル1は支持線6を上から見て左右方向にバランスを保
つように左右に交互に弛むのが望ましい。
【0015】光ファイバケーブル1は支持線6に間欠的
に接続されているため、接続部間では重力により光ファ
イバケーブル1に常に鉛直方向の力が働く。そのとき、
光ファイバケーブル1内の光ファイバを保護するために
は、図4のa方向の曲げ剛性が必要となる。また、架設
時の強風及び架設時のローラー類のしごき等によって、
光ファイバケーブル1を片方向へたるませようとする力
が働く。そのときの抑制力として、光ファイバケーブル
1にはb方向に関する曲げ剛性が必要となる。
【0016】これらの力が同時に発生し、合成力として
作用すると、図4のa方向、b方向だけでなく、全方向
において曲げ剛性を備えることが必要となる。ここで、
多方向における曲げ剛性を確保するためには、多数本の
抗張力体を外被に内蔵させる必要がある。これに対し、
前記第1、第2の実施の形態の光ファイバケーブル1で
は、螺旋状又は波形曲線の抗張力体を外被に内蔵させる
ことによって、少数本の抗張力体で大きな全方向の曲げ
剛性を備えさせ、架空光ファイバケーブルに適用した場
合にも光ファイバの十分な保護機能を実現させている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、光ファイバの外被に、少なくとも1本の抗
張力体をケーブル長手方向に対して所定曲線状に撚り付
けて内蔵し、当該外被と抗張力体とは接着性を有するよ
うにしたため、優れた引張り特性とともにケーブル長手
方向に直交する多方向において曲げ剛性を大きくするこ
とができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、前記抗張力
体は、螺旋状に撚り付けたため、少数本の抗張力体で優
れた引張り特性とともにケーブル長手方向に直交する多
方向において曲げ剛性を大きくすることができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、前記抗張力
体の曲線は波形としたため、ケーブル長手方向に抗張力
体が内蔵されていない部分を確保することができ、この
部分の外被内側に十分な破断強度を持った紐を内蔵させ
ることで、引張り特性及び多方向における曲げ剛性の向
上とともに、光ファイバ接続時等において外被の容易切
り裂き性を持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である光ファイバケ
ーブルの斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の斜視図である。
【図3】上記第1又は第2の実施の形態を架空光ファイ
バケーブルに適用した例を示す側面図である。
【図4】図3における光ファイバケーブルの拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル 2 外被 3,3a,3b 螺旋状の抗張力体 4a,4b 波形曲線の抗張力体 5 外被切り裂き用の紐

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの外被に、少なくとも1本の
    抗張力体をケーブル長手方向に対して所定曲線状に撚り
    付けて内蔵し、当該外被と抗張力体とは接着性を有する
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 前記抗張力体は、螺旋状に撚り付けてな
    ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記抗張力体の曲線は波形であることを
    特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
JP27127199A 1999-09-24 1999-09-24 光ファイバケーブル Pending JP2001091804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249749A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Occ Corp 支持線を有する光ファイバドロップケーブル
JP2013120284A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル

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