JP2001091554A - 容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置

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JP2001091554A
JP2001091554A JP26858899A JP26858899A JP2001091554A JP 2001091554 A JP2001091554 A JP 2001091554A JP 26858899 A JP26858899 A JP 26858899A JP 26858899 A JP26858899 A JP 26858899A JP 2001091554 A JP2001091554 A JP 2001091554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種ノイズの影響を受けずに容量性電子部品の
絶縁抵抗を高精度に、しかも短時間で測定できる絶縁抵
抗測定装置を提供する。 【解決手段】容量性電子部品3に所定の測定電圧を印加
し、この電子部品3を流れる電流を測定することで、電
子部品3の絶縁抵抗を求める。測定電源1から電子部品
3を経て電流検出装置5に至る経路に、抵抗器Raとダ
イオードDaとが並列接続されたノイズ除去回路10を
設ける。ダイオードDaのアノードが測定電源1の正電
圧側に接続されている。電子部品3の充電初期にはダイ
オードDaを介して電流が流れ、電子部品3の充電が十
分に進んだ状態で抵抗器Raを介して電流が流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンデンサなどの容
量性電子部品の絶縁抵抗を測定する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサなどの容量性電子部品
の絶縁抵抗を測定するために、図1に示される測定装置
が用いられている。すなわち、1は直流測定電源であ
り、その一端はアースされ、他端は電流制限抵抗2を介
して被測定コンデンサ3の一端に接続され、電流制限抵
抗2と被測定コンデンサ3との間には電圧計4の一端が
接続されている。被測定コンデンサ3の他端は電流計5
に接続され、被測定コンデンサ3に流れる漏れ電流を電
流計5で測定している。
【0003】被測定コンデンサ3に対して印加される測
定電圧Eを電圧計4で測定し、被測定コンデンサ3を流
れてくる電流Iを電流計5で測定することで、被測定コ
ンデンサ3の絶縁抵抗RをR=E/Iとして求めること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な測定装置の場合、測定電源1が発生するノイズや、商
用電源などのハムノイズ、被測定コンデンサ3自体が発
生するノイズなどによって、絶縁抵抗Rに測定誤差が生
じるという問題がある。
【0005】ここで、この理由を図2を参照して以下に
説明する。被測定コンデンサ3の容量をC、絶縁抵抗を
R、測定電源1の発生する直流電圧をE、測定電源1の
ノイズや商用電源のハムノイズなどによって発生する電
圧(交流成分)をeとする。さて、本来、被測定コンデ
ンサ3の絶縁抵抗Rは、もしノイズ成分eがなければ、
漏れ電流I=Irであるため、R=E/Iで求められ
る。しかし、実際には電流Iには、絶縁抵抗による漏れ
電流Ir以外に、容量成分を通過するノイズ成分Icが
含まれるため、I=Ir+Icとなり、測定誤差とな
る。
【0006】例えば、50MΩの絶縁抵抗を持つ10μ
Fのコンデンサの絶縁抵抗を、50Vの電圧で測定し、
電源の出力には60Hz、10mVrmsのノイズが含
まれているとする。すると、 Ir=50V/50MΩ=1μA Ic=10mVrms/(1/2π×60×10μF) ≒38μArms であり、本来測定したい電流1μAは、30倍以上のノ
イズ電流38μAに埋もれてしまい、精度よい測定は到
底不可能である。長時間電流値Icを積分すれば、Ic
は平均して0に近づくので、測定が可能であるが、測定
に長時間を要するという問題がある。
【0007】そこで、図3のように被測定コンデンサ3
から電流計5に至る経路の途中に抵抗Rsを入れると、
ノイズ電流Icを小さくすることができる。例えば、R
s=50kΩとすると、 Ir=50V/(50MΩ+50kΩ)≒1μA Ic=10mVrms/(50kΩ+1/2π×60×
10μF) ≒0.2μArms となり、本来測定したい電流1μAに対して、ノイズ電
流が0.2μAと小さくなるため、精度よい測定が可能
になる。しかし、50kΩもの抵抗を用いることで、容
量Cの充電電流が、時定数RC=50kΩ×10μF=
500msの数倍の時間流れるため、これが収束するま
で測定を行なうことができない。よって、結局測定に長
時間を要するという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、各種ノイズの影
響を受けずに容量性電子部品の絶縁抵抗を高精度に、し
かも短時間で測定できる絶縁抵抗測定装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、容量性電子部品に所定の
測定電圧を印加し、この電子部品を流れる電流を測定す
ることで、この電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測
定装置において、測定電源から容量性電子部品を経て電
流検出装置に至る経路にノイズ除去回路が接続され、上
記ノイズ除去回路は、抵抗器RaとダイオードDaとが
並列接続された回路を有し、上記ダイオードDaのアノ
ードが測定電源の正電圧側に接続されていることを特徴
とする容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置を提供する。
【0010】短時間で精度よい測定をするためには、回
路を流れる電流が大きい間、すなわち容量Cの充電電流
が流れている間は抵抗を小さくし、回路を流れる電流が
小さくなる、すなわち容量Cの充電電流が収束して絶縁
抵抗Rを流れる電流のみになると抵抗を大きくすればよ
い。そこで、請求項1では、ノイズ除去回路として並列
接続された抵抗器RaとダイオードDaとを設け、ダイ
オードDaのアノードが測定電源側を向くように接続し
たものである。
【0011】すなわち、ダイオード(半導体のpn接
合)は、順方向に電圧を加えた場合、所定電圧までは殆
ど電流が流れず(抵抗が大きいことに相当する)、所定
電圧を越えると大きな電流が流れる(抵抗が小さいこと
に相当する)という性質を持つ。したがって、容量性電
子部品の充電初期の電流値が大きい間は、電流は殆どダ
イオードDaを通じて流れるので、この電子部品の充電
を速やかに進めることができる。一方、容量性電子部品
の充電がほぼ完了した状態では、電子部品を流れる電流
が非常に小さくなるので、ダイオードDaを電流が流れ
なくなり、専ら抵抗器Raを通じて電流が流れる。つま
り、ノイズ除去回路の抵抗が大きくなるので、充電電流
に含まれるノイズ成分が遮断され、精度のよい測定がで
きる。
【0012】請求項2では、ノイズ除去回路を、抵抗器
Raと第1のダイオードDa1 と第2のダイオードDa
2 とが並列接続された回路とし、第1のダイオードDa
1 と第2のダイオードDa2 は同一の特性を持ち、第1
のダイオードDa1 と第2のダイオードDa2 は互いに
逆方向に接続されていることを特徴とする。すなわち、
ノイズ除去回路を抵抗器とダイオードとの並列回路のみ
で構成した場合、ノイズ電圧が高いと、ダイオードに対
して順方向に僅かながらノイズ電流が流れる。ところ
が、逆方向にはダイオードに阻止されて殆ど電流が流れ
ない。このため、測定している電流値をフィルタリング
する回路を使用したり、あるいは連続的に電流値を測定
し測定結果を平均化するなどのデジタル処理を行なった
場合には、順方向にのみノイズ電流が流れるため、漏れ
電流を真の漏れ電流よりも大きく測定してしまう。とこ
ろで、実際に測定している段階では、電子部品の容量は
ほとんど充電が完了しているために、ノイズ除去回路に
かかっている直流電圧はほとんど0[V]であり、0
[V]を中心にノイズ電圧e[V]がかかっている状態
である。そこで、ダイオードを正負逆方向に並列接続す
れば、順方向に流れるノイズ電流と逆方向に流れるノイ
ズ電流はほぼ同じ大きさとなる。こうすれば、測定して
いる電流値をフィルタリングしたり、デジタル処理した
場合に、ほとんど真の漏れ電流値を求めることができ、
これにより真の絶縁抵抗値を測定することができる。
【0013】請求項3では、ノイズ除去回路が、第1の
抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbと第1のダイオードD
bとの直列回路と、第2のダイオードDaとが並列接続
された回路を有し、第1,第2のダイオードDb,Da
のアノードが測定電源の正電圧側に接続されており、第
1のダイオードDbの順方向電圧降下は第2のダイオー
ドDaの順方向電圧降下より小さく、かつ第1の抵抗器
Raの抵抗値は第2の抵抗器Rbの抵抗値より大きいこ
とを特徴とする。すなわち、請求項1では、容量性電子
部品の充電がほぼ完了し、電子部品を流れる電流が非常
に小さくなると、ダイオードを電流が流れなくなり、ノ
イズ除去回路の抵抗値は抵抗器Raの値となる。しか
し、この段階では電子部品は測定電圧よりも順方向電圧
だけ低い電圧に充電されており、順方向電圧の電圧分だ
けは、抵抗器Raを介して充電しなればならず、より高
速な測定を行ないたい場合に障害となる。この時間を短
縮するには、ダイオードとして順方向電圧降下の小さい
ものを用いればよいが、順方向電圧降下の小さいダイオ
ードではノイズ電圧がダイオードを通過しやすくなる。
そこで、請求項3では、請求項1におけるノイズ除去回
路に、順方向電圧降下の小さいダイオードDbと抵抗器
Rbとの直列回路を並列に接続し、順方向電圧降下の小
さいダイオードDbを通過してくる僅かなノイズを抵抗
器Rbで遮断したものである。これにより、電子部品の
充電初期にはダイオードDaにより速やかな充電が行な
われ、続けてダイオードDbと抵抗器Rbとの直列回路
による充電となり、最後に抵抗器Raによる充電・測定
を行なうことができる。このように、充電時には電子部
品の充電を妨げず、かつ測定時にはノイズ電流を通さな
いような最適な特性のノイズ除去回路を得ることができ
る。
【0014】請求項4では、請求項3における第2のダ
イオードDaに代えて、逆向きのツェナダイオードZD
aを用いたものである。ツェナダイオードZDaは周知
のように、逆電圧をかけると殆ど電流は流れないが、電
圧が所定値(降伏電圧)を越えると、急に大きな逆方向
電流が流れる性質を持つ。この性質を利用して、ツェナ
ダイオードZDaを用いて請求項3と同様な作用効果を
得るようにしたものである。
【0015】請求項5では、ノイズ除去回路が、第1の
抵抗器Raと、第2の抵抗器RbにダイオードDb1
ダイオードDb2 の逆並列接続回路が直列に接続された
回路と、ダイオードDa1 とダイオードDa2 の逆並列
接続回路とを含み、かつこれらが並列接続された回路と
し、ダイオードDa1 とダイオードDa2 、ダイオード
Db1 とダイオードDb2 はそれぞれ同一の特性を持
ち、ダイオードDb1 ,Db2 の順方向電圧降下はダイ
オードDa1 ,Da2 の順方向電圧降下より小さく、か
つ第1の抵抗器Raの抵抗値は第2の抵抗器Rbの抵抗
値より大きいことを特徴とする。この場合には、請求項
2と3の作用効果を併せ持つノイズ除去回路を得ること
ができる。
【0016】請求項6では、請求項5のダイオードDa
1 とダイオードDa2 の逆並列接続回路に代えて、ツェ
ナダイオードZDa1 とツェナダイオードZDa2 の逆
直列接続回路を用いることによって、請求項5と同様の
作用効果を得るようにしたものである。
【0017】本発明のノイズ除去回路は、測定電源と容
量性電子部品との間に接続してもよいが、請求項7のよ
うに容量性電子部品と電流検出装置との間に接続するの
が望ましい。すなわち、比較的周波数の低いノイズに
は、測定電源に直列にノイズ電圧が入るように見える性
質のものと、測定電源に並列にノイズ電圧が入るように
見える性質のものとがあり、後者のノイズは、この電子
部品に接触する測定端子付近で入り込むことが多い。こ
のノイズは、回路に侵入した地点から見てインピーダン
スが低い方に多く流れるため、ノイズ除去回路を容量性
電子部品よりも電源側に接続すると、ノイズが電流検出
装置へ多く流れ、誤差の原因となる。そこで、ノイズ除
去回路をこの電子部品よりも電流検出装置側に接続する
ことで、後者のノイズを殆ど電源側へ流し、電流測定に
影響を与えないようにしたものである。なお、同様の理
由により、請求項8のように電流制限抵抗も電子部品よ
りも電流検出装置側に接続するのが望ましい。但し、ノ
イズ除去回路を電子部品よりも電源側に設けたとして
も、電源に直列に入るノイズに対しては効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】図4に本発明にかかる絶縁抵抗測
定装置の第1実施例を示す。図において、1は直流測定
電源、2は電流制限抵抗、3は被測定コンデンサ、4は
電圧計、5は電流計であり、図1と同一部品には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0019】被測定コンデンサ3よりも電流計5側、つ
まり被測定コンデンサ3と電流計5との間には、ノイズ
除去回路10が接続されている。このノイズ除去回路1
0は、並列接続された抵抗器RaとダイオードDaとで
構成されており、ダイオードDaのアノードが測定電源
1の正電圧側に接続されている。この実施例では、50
Vの測定電圧で、電流制限抵抗2(1kΩ)を介して1
0μFの被測定コンデンサ3の絶縁抵抗を測定する場合
に、抵抗器Raとして51kΩのものを使用し、ダイオ
ードDaとして接合型シリコンダイオードを使用した。
【0020】ここで、上記実施例よりなる絶縁抵抗測定
装置の動作を説明する。ダイオードDaは、順方向に電
圧Vを加えた場合に、ある電圧VFまではほとんど電流
が流れず、VFを越えると大きな電流が流れるという性
質を持つ。すなわち、 I[A]>VF[V]/Ra[kΩ] である場合には、電流IはほとんどダイオードDaを流
れるために被測定コンデンサ3の容量の充電が速やかに
進み、電流Iが収束して I[A]≦VF[V]/Ra[kΩ] になると、ダイオードDaを電流が流れなくなるため
に、ノイズ除去回路10の抵抗がRa[kΩ]になり、
精度良く絶縁抵抗を測定できる。
【0021】上記の原理を、図5を用いて更に詳しく解
説する。ダイオードDaのIV特性は、電圧を横軸に、
電流を縦軸に対数でプロットすれば、ほぼ直線になるこ
とが知られている。これと抵抗器RaのIV特性、さら
に、ダイオードDaと抵抗器Raの並列合成回路のIV
特性をプロットしてある。なお、並列接続であるので、
合成回路のIV特性は両者の単純な和である。合成回路
のlV特性から次の事が分かる。すなわち、被測定コン
デンサ3の容量の充電が進んでいない間は、合成回路に
大きな電圧がかかるので、大きな充電電流が流れる。す
なわち、回路抵抗が小さい。次に、容量の充電が進む
と、合成回路にかかる電圧が低下するために流れる電流
値は急激に小さくなる。つまり、回路抵抗が大きくなる
が、並列接続されている抵抗器Raのために、必要以上
に回路抵抗が大きくなることはない。このようにして、
充電時には容量の充電を速やかに進め、測定時には必要
な回路抵抗が得られるという効果を奏している。
【0022】図6に本発明にかかる絶縁抵抗測定装置の
第2実施例を示す。この実施例では、ノイズ除去回路1
0を被測定コンデンサ3よりも電流計5側に接続すると
ともに、電流制限抵抗2を被測定コンデンサ3よりも電
流計5側に接続したものである。
【0023】比較的周波数の低いノイズには、Vn1の
ように電源1に直列にノイズ電圧が入る性質のもの(電
源のノイズや、電磁誘導により回路に入り込むノイズ、
あるいはセラミックコンデンサのような誘電率の高い誘
電体を用いたコンデンサなどでは、コンデンサ自体が機
械的な振動によって発生するノイズなどを含む)と、V
n2のように電源1に並列にノイズ電圧が入る性質のも
の(静電結合により回路に入り込むノイズ)とがあり、
後者のノイズは、被測定コンデンサ3に接触する測定端
子付近で入り込むことが多い。このノイズは、回路に侵
入した地点から見てインピーダンスが低い方に多く流れ
るため、ノイズ除去回路10を被測定コンデンサ3より
も電源1側に接続すると、ノイズが電流計5へ多く流
れ、誤差の原因となる。そこで、ノイズ除去回路10お
よび電流制限抵抗2を被測定コンデンサ3よりも電流計
5側に接続することで、後者のノイズを殆ど電源1側へ
流し、電流測定に影響を与えないようにしたものであ
る。なお、前者のノイズは第1実施例と同様に除去でき
ることは勿論である。
【0024】図7は本発明にかかる絶縁抵抗測定装置の
第3実施例を示す。この実施例では、ノイズ除去回路1
1を、抵抗器Raと第1ダイオードDa1 と第2ダイオ
ードDa2 とが並列接続された回路とし、第1ダイオー
ドDa1 と第2ダイオードDa2 とを互いに逆方向に接
続したものである。なお、第1ダイオードDa1 と第2
ダイオードDa2 は同一の特性を持つものとする。第
1,第2実施例の場合、ノイズ電圧が高いと、ダイオー
ドDaに対して順方向に僅かながらノイズ電流が流れる
が、逆方向にはダイオードDaに阻止されて殆ど電流が
流れない。このため、測定している電流値をフィルタリ
ングする回路を使用したり、あるいは連続的に電流値を
測定し測定結果を平均化するなどのデジタル処理を行な
った場合には、図8の(a)のように順方向にのみノイ
ズ電流In1 が流れるため、漏れ電流を真の漏れ電流よ
りも大きく測定してしまう。そこで、この実施例では、
2個のダイオードDa1 ,Da2 を逆方向に並列接続す
ることで、図8の(b)のように順方向に流れるノイズ
電流In1 と逆方向に流れるノイズ電流In2 をほぼ同
じ大きさとし、互いに相殺させたものである。これによ
り、測定している電流値をフィルタリングしたり、測定
値を平均化するなどのデジタル処理した場合に、ほとん
ど真の漏れ電流値を求めることができ、よって真の絶縁
抵抗値を知ることができる。
【0025】図9は本発明にかかるノイズ除去回路の第
4実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路12は、
第1抵抗器Raと、第2抵抗器Rbと第1ダイオードD
bとの直列回路と、第2ダイオードDaとが並列接続さ
れた回路であり、第1,第2のダイオードDb,Daの
アノードが測定電源1の正電圧側に接続されている。そ
して、第1ダイオードDbの順方向電圧降下は第2ダイ
オードDaの順方向電圧降下より小さく、第1抵抗器R
aの抵抗値は第2抵抗器Rbの抵抗値より大きい。ここ
では、Raは51kΩの抵抗器、Rbは5kΩの抵抗
器、Daはショットキーバリアダイオード、Dbは接合
型シリコンダイオードを用いた。すなわち、この実施例
では、第1実施例におけるノイズ除去回路10に、順方
向電圧降下の小さいダイオードDbと抵抗器Rbとの直
列回路を並列に接続してある。第1実施例の場合、ダイ
オードDaによる充電では被測定コンデンサ3を完全に
充電することができない電圧(Daの順方向電圧降下に
相当する電圧)が残るため、この分の電圧に関しては、
抵抗器Raによって充電しなければならない。この時間
の遅れを、ダイオードDbと抵抗器Rbとの直列回路で
短縮するとともに、順方向電圧降下の小さいダイオード
Dbを通過してくる僅かなノイズを抵抗器Rbで遮断す
るようにしたものである。これにより、被測定コンデン
サ3の充電初期にはダイオードDaにより速やかな充電
が行なわれ、続けてダイオードDbと抵抗器Rbとの直
列回路による充電となり、最後に抵抗器Raによる充電
・測定を行なうことができる。
【0026】上記ノイズ除去回路12の動作を図10を
用いて詳しく説明する。抵抗器Ra、抵抗器Rb、ダイ
オードDa、ダイオードDbのIV特性に加えて、抵抗
器RbとダイオードDbを直列に接続した回路をRb+
Dbとして示してある。加えて、ノイズ除去回路12全
体のlV特性をRa//Da//(Rb+Db)として
示している。Rb+Dbは直列回路であるので、その特
性はRbとDbのインピーダンスの和になる。よって、
横軸を電圧、縦軸を電流(対数)にとるグラフ上では、
その特性はRbとDbの電流のうち、より小さい方をた
どるような特性となる。つぎに、RaとDaと(Rb+
Db)の並列回路の特性は、並列接続であるためアドミ
タンスの和になるため、グラフ上ではより電流の大きい
方をたどるような特性となる。このようにして、様々な
特性のダイオードと抵抗の直列回路を並列に複数接続す
ることにより、任意の1V特性を持つノイズ除去回路を
得ることが出来る。このように、充電時には被測定コン
デンサ3の充電を妨げず、かつ測定時にはノイズ電流を
通さないような最適な特性のノイズ除去回路12を得る
ことができる。
【0027】図11は本発明にかかるノイズ除去回路の
第5実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路13
は、第4実施例のノイズ除去回路12におけるダイオー
ドDaに代えてツェナダイオードZDaを用いたもので
ある。なお、ツェナダイオードZDaのカソードが測定
電源1の正電圧側に接続されている。ダイオードDbの
順方向電圧降下はツェナダイオードZDaの降伏電圧よ
り小さく、かつ抵抗器Raの抵抗値は抵抗器Rbの抵抗
値より大きく設定されている。この場合の作用効果は、
第4実施例のノイズ除去回路12と同様であるため、説
明を省略する。
【0028】図12は本発明にかかるノイズ除去回路の
第6実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路14
は、第4実施例のノイズ除去回路12におけるダイオー
ドDaに代えて、2個以上のダイオードDa1 ,Da2
・・・の直列接続回路を用いたものである。なお、図1
2では2個のダイオードDa1 ,Da2のみを示した
が、3個以上であってもよく、すべてのダイオードDa
1 ,Da2のアノードを測定電源1の正電圧側に接続す
る。ダイオードDbの順方向電圧降下は、ダイオードD
1 ,Da2 の各々の順方向電圧降下の和より小さく、
かつ抵抗器Raの抵抗値は抵抗器Rbの抵抗値より大き
く設定されている。なお、ダイオードDa1 ,Da2
直列回路に用いられる各ダイオードはすべて同じである
必要はなく、各々が異なるものでもよい。この場合の作
用効果は、第4実施例のノイズ除去回路12と同様であ
るため、説明を省略する。
【0029】図13は本発明にかかるノイズ除去回路の
第7実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路15
は、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbにダイオー
ドDb1 とダイオードDb2 の逆並列接続回路が直列に
接続された回路と、ダイオードDa1 とダイオードDa
2 の逆並列接続回路とからなり、かつこれらが並列接続
された回路である。ダイオードDb1 とダイオードDb
2 、ダイオードDa1 とダイオードDa2 はそれぞれ同
一の特性を持ち、ダイオードDb 1 ,Db2 の順方向電
圧降下はダイオードDa1 ,Da2 の順方向電圧降下よ
り小さく、かつ抵抗器Raの抵抗値は抵抗器Rbの抵抗
値より大きい。このノイズ除去回路15の場合には、第
3実施例のノイズ除去回路11(図7参照)の作用効果
と、第4実施例のノイズ除去回路12(図9参照)の作
用効果とを併せ持つことができる。
【0030】図14は本発明にかかるノイズ除去回路の
第8実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路16
は、第7実施例のノイズ除去回路15の変形例であり、
ダイオードDa1 とダイオードDa2 の逆並列接続回路
に代えて、ツェナダイオードZDa1 とツェナダイオー
ドZDa2 の逆直列接続回路を用いたものである。ツェ
ナダイオードZDa1 とツェナダイオードZDa2 は同
一の特性を持ち、ダイオードDb1 ,Db2 の順方向電
圧降下はツェナダイオードZDa 1 ,ZDa2 の降伏電
圧より小さい。また、抵抗器Raの抵抗値は抵抗器Rb
の抵抗値より大きい。このノイズ除去回路16もノイズ
除去回路15と同様の作用効果を有する。
【0031】図15は本発明にかかるノイズ除去回路の
第9実施例を示す。この実施例のノイズ除去回路17
は、第7実施例のノイズ除去回路15において、ダイオ
ードDa1 とダイオードDa2 の逆並列接続回路に代え
て、複数のダイオードDa10, Da11・・・の直列接続
回路と、複数のダイオードDa20, Da 21・・・の直列
接続回路との逆並列接続回路を用いたものである。但
し、ダイオードDb1 およびDb2 の順方向電圧降下
は、ダイオードDa10, Da11・・・およびDa20,
21・・・の各々の順方向電圧降下の和より小さく、か
つ抵抗器Raの抵抗値は抵抗器Rbの抵抗値より大きく
設定されている。なお、ダイオードDa10, Da11・・
・およびDa20, Da21・・・の各直列回路に用いられ
る各ダイオードはすべて同じである必要はなく、各々が
異なるものでもよい。このノイズ除去回路17もノイズ
除去回路15と同様の作用効果を有する。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、ノイズ除去回路として並列接続
された抵抗器RaとダイオードDaとを設け、ダイオー
ドDaのアノードが測定電源側を向くように接続したの
で、容量性電子部品の充電初期の電流値が大きい間は電
流は殆どダイオードDaを通じて流れ、容量性電子部品
の充電を速やかに進めることができ、容量性電子部品の
充電がほぼ完了した状態では、専ら抵抗器Raを通じて
電流が流れるので、充電電流に含まれるノイズ成分が遮
断され、精度のよい測定ができる。つまり、各種ノイズ
の影響を受けずに容量性電子部品の絶縁抵抗を高精度
に、しかも短時間で測定できる。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、ノイズ除
去回路を、抵抗器Raと第1のダイオードDa1 と第2
のダイオードDa2 とが並列接続された回路とし、第1
のダイオードDa1 と第2のダイオードDa2 は同一の
特性を持ち、第1のダイオードDa1 と第2のダイオー
ドDa2 を互いに逆方向に接続したので、順方向に流れ
るノイズ電流と逆方向に流れるノイズ電流はほぼ同じ大
きさとし、測定している電流値をフィルタリングした
り、デジタル処理した場合に、真の漏れ電流値を求める
ことができ、これにより真の絶縁抵抗値を測定すること
ができる。
【0034】請求項3に記載の発明によれば、ノイズ除
去回路を、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbと第
1のダイオードDbとの直列回路と、第2のダイオード
Daとが並列接続された回路とし、第1,第2のダイオ
ードDb,Daのアノードを測定電源側に接続し、第1
のダイオードDbの順方向電圧降下を第2のダイオード
Daの順方向電圧降下より小さく、かつ抵抗器Raの抵
抗値を抵抗器Rbの抵抗値より大きくしたので、充電時
には電子部品の充電を妨げず、かつ測定時にはノイズ電
流を通さないような最適な特性のノイズ除去回路を得る
ことができる。
【0035】請求項4では、請求項3における第2のダ
イオードDaに代えて逆向きのツェナダイオードZDa
を用いることで、請求項3と同様な作用効果を得ること
ができる。請求項5では、ノイズ除去回路を、第1の抵
抗器Raと、第2の抵抗器RbにダイオードDb1 とダ
イオードDb2 の逆並列接続回路が直列に接続された回
路と、ダイオードDa1 とダイオードDa2 の逆並列接
続回路とを含み、かつこれらが並列接続された回路とし
たので、請求項2と3の作用効果を併せ持つノイズ除去
回路を得ることができる。請求項6では、請求項5のダ
イオードDa1 とダイオードDa2 の逆並列接続回路に
代えて、ツェナダイオードZDa1 とツェナダイオード
ZDa2 の逆直列接続回路を用いることによって、請求
項2と3の作用効果を併せ持つノイズ除去回路を得るこ
とができる。さらに、請求項7,8のように、ノイズ除
去回路や電流制限抵抗を容量性電子部品よりも電流検出
装置側に接続することで、測定電源に並列に入ったノイ
ズを殆ど電源側へ流し、電流測定に影響を与えないよう
にできる。そのため、高精度な絶縁抵抗測定が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の絶縁抵抗測定装置の一例の回路図であ
る。
【図2】測定電源に直列にノイズが入った場合の説明図
である。
【図3】被測定コンデンサから電流計に至る経路の途中
にノイズ除去用抵抗を入れた場合の回路図である。
【図4】本発明にかかる絶縁抵抗測定装置の第1実施例
の回路図である。
【図5】図4に示すノイズ検出回路の電流・電圧特性図
である。
【図6】本発明にかかる絶縁抵抗測定装置の第2実施例
の回路図である。
【図7】本発明にかかる絶縁抵抗測定装置の第3実施例
の回路図である。
【図8】図7に示す絶縁抵抗測定装置の電流検出値の時
間変化図である。
【図9】本発明にかかるノイズ除去回路の第4実施例の
回路図である。
【図10】図9に示すノイズ除去回路の電流・電圧特性
図である。
【図11】本発明にかかるノイズ除去回路の第5実施例
の回路図である。
【図12】本発明にかかるノイズ除去回路の第6実施例
の回路図である。
【図13】本発明にかかるノイズ除去回路の第7実施例
の回路図である。
【図14】本発明にかかるノイズ除去回路の第8実施例
の回路図である。
【図15】本発明にかかるノイズ除去回路の第9実施例
の回路図である。
【符号の説明】
1 直流測定電源 2 電流制限抵抗 3 被測定コンデンサ(容量性電子部
品) 4 電圧計 5 電流計(電流検出装置) 10〜17 ノイズ除去回路 Ra,Rb 抵抗器 Da,Db ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月24日(1999.9.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、抵抗器RaとダイオードDaとが並列接続され
    た回路を有し、上記ダイオードDaのアノードが測定電
    源の正電圧側に接続されていることを特徴とする容量性
    電子部品の絶縁抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、抵抗器Raと第1のダイオードDa1 と第2の
    ダイオードDa2 とが並列接続された回路を有し、第1
    のダイオードDa1 と第2のダイオードDa2 は同一の
    特性を持ち、第1のダイオードDa1 と第2のダイオー
    ドDa2 は互いに逆方向に接続されていることを特徴と
    する容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbと第1
    のダイオードDbとの直列回路と、第2のダイオードD
    aとが並列接続された回路を有し、第1,第2のダイオ
    ードDb,Daのアノードが測定電源の正電圧側に接続
    されており、第1のダイオードDbの順方向電圧降下は
    第2のダイオードDaの順方向電圧降下より小さく、か
    つ第1の抵抗器Raの抵抗値は第2の抵抗器Rbの抵抗
    値より大きいことを特徴とする容量性電子部品の絶縁抵
    抗測定装置。
  4. 【請求項4】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbとダイ
    オードDbとの直列回路と、ツェナダイオードZDaと
    が並列接続された回路を有し、ダイオードDbのアノー
    ドおよびツェナダイオードZDaのカソードが測定電源
    の正電圧側に接続されており、ダイオードDbの順方向
    電圧降下はツェナダイオードZDaの降伏電圧より小さ
    く、かつ第1の抵抗器Raの抵抗値は第2の抵抗器Rb
    の抵抗値より大きいことを特徴とする容量性電子部品の
    絶縁抵抗測定装置。
  5. 【請求項5】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbにダイ
    オードDb1 とダイオードDb2 の逆並列接続回路が直
    列に接続された回路と、ダイオードDa1 とダイオード
    Da2 の逆並列接続回路とを含み、かつこれらが並列接
    続された回路であり、ダイオードDa1 とダイオードD
    2 は同一の特性を持ち、ダイオードDb1 とダイオー
    ドDb2 は同一の特性を持ち、ダイオードDb1 ,Db
    2 の順方向電圧降下はダイオードDa1 ,Da2 の順方
    向電圧降下より小さく、かつ第1の抵抗器Raの抵抗値
    は第2の抵抗器Rbの抵抗値より大きいことを特徴とす
    る容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置。
  6. 【請求項6】容量性電子部品に所定の測定電圧を印加
    し、この電子部品を流れる電流を測定することで、この
    電子部品の絶縁抵抗を求める絶縁抵抗測定装置におい
    て、測定電源から容量性電子部品を経て電流検出装置に
    至る経路にノイズ除去回路が接続され、上記ノイズ除去
    回路は、第1の抵抗器Raと、第2の抵抗器Rbにダイ
    オードDb1 とダイオードDb2 の逆並列接続回路が直
    列に接続された回路と、ツェナダイオードZDa1 とツ
    ェナダイオードZDa2 の逆直列接続回路とを含み、か
    つこれらが並列接続された回路であり、ダイオードDb
    1 とダイオードDb2 は同一の特性を持ち、ツェナダイ
    オードZDa1 とツェナダイオードZDa2 は同一の特
    性を持ち、ダイオードDb1 ,Db2 の順方向電圧降下
    はツェナダイオードZDa1 ,ZDa2 の降伏電圧より
    小さく、かつ第1の抵抗器Raの抵抗値は第2の抵抗器
    Rbの抵抗値より大きいことを特徴とする容量性電子部
    品の絶縁抵抗測定装置。
  7. 【請求項7】上記ノイズ除去回路は、上記容量性電子部
    品と電流検出装置との間に接続されていることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の容量性電子部
    品の絶縁抵抗測定装置。
  8. 【請求項8】上記容量性電子部品と電流検出装置との間
    に電流制限抵抗が接続されていることを特徴とする請求
    項7に記載の容量性電子部品の絶縁抵抗測定装置。
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