JP2001091475A - 透明積層体の検査装置 - Google Patents

透明積層体の検査装置

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JP2001091475A JP26512299A JP26512299A JP2001091475A JP 2001091475 A JP2001091475 A JP 2001091475A JP 26512299 A JP26512299 A JP 26512299A JP 26512299 A JP26512299 A JP 26512299A JP 2001091475 A JP2001091475 A JP 2001091475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明積層体を構成する複数の透明体のいずれ
の層間に異物が存在するかを知ることができる透明積層
体の検査装置を提供する。 【解決手段】 LCD1を、その一方の主面から他方の
主面に向けて、透明板1a,1b,1cの積層方向に対
して斜めに透過するレーザ光3aを放射するレーザ装置
と、LCD1を、その一方の主面側から撮像する撮像装
置と、レーザ装置および撮像装置とLCD1とを相対的
に移動させることにより、レーザ光3aによるLCD1
の透過位置を順次変化させる移送装置と、撮像装置によ
り得られた画像データに基づいて、透明板1a,1b,
1cのうちの任意の透明体表面の画像データを分離集積
することにより、その透明体表面の画像を生成可能にす
る画像データ処理手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばLCD
(liquid crystal display)などの透明積層体を外観検
査するための検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LCDなどの透明あるいは半透明
の透明積層体を外観検査するための検査装置として、同
軸落射照明、斜方照明、あるいは透過照明などの方法
で、透明積層体をランプにより照明し、照明された透明
積層体をビデオカメラなどの撮像装置で撮像して、モニ
タ画面に映出される透明積層体の画像を観察することに
より、異物の混入などの外観検査を行なう装置があっ
た。異物としては、微小なガラスの破片であるガラスカ
レット、繊維屑、気泡、あるいは接着剤などが考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の検査装置では、異物の存在自体を発見できたとして
も、その異物が透明積層体を構成する各透明体のいずれ
の層間に存在するかが判断できないという課題があっ
た。
【0004】たとえば、LCDの場合、偏光板を保護す
るために、少なくとも工場からの出荷段階までは、偏光
板の表面に樹脂シートなどの保護膜を貼付しておく。し
たがって、保護膜表面、あるいは保護膜と偏光板との間
に異物が混入していても、その異物はLCDの内部に存
在するものではないため、良品と判断しなければならな
い。ところが、上記従来の検査装置では、LCDの内部
に存在する異物であるか外部に存在する異物であるかを
判断できなかったので、保護膜表面、あるいは保護膜と
偏光板との間に異物が混入している場合のように、良品
と判断しなければならない場合まで、不良品と判断して
しまうという不都合があった。
【0005】本発明は、このような事情のもとで考え出
されたものであって、透明積層体を構成する複数の透明
体のいずれの層間に異物が存在するかを知ることができ
る透明積層体の検査装置を提供することをその課題とし
ている。
【0006】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】本発明の第1の側面によれば、シート状の
透明体が積層された透明積層体を撮像し、撮像により得
られた画像に基づいて透明積層体を検査するための検査
装置であって、透明積層体を、その一方の主面から他方
の主面に向けて、透明体の積層方向に対して斜めに透過
するレーザ光を放射するレーザ装置と、透明積層体を、
その一方の主面側から撮像する撮像装置と、レーザ装置
および撮像装置と透明積層体とを相対的に移動させるこ
とにより、レーザ光による透明積層体の透過位置を順次
変化させる移送装置と、撮像装置により得られた画像デ
ータに基づいて、透明体のうちの任意の透明体表面の画
像データを分離集積することにより、その透明体表面の
画像を生成可能にする画像データ処理手段とを備えたこ
とを特徴とする、透明積層体の検査装置が提供される。
【0008】透明積層体を構成する透明体は、完全に透
明であってもよいし、半透明であってもよい。
【0009】透明積層体としては、LCDが考えられる
が、これに限るものではない。
【0010】画像データ処理手段によって生成される透
明体表面の画像は、1つの透明体表面の画像であっても
よいし、複数の透明体表面の画像であってもよい。もち
ろん、複数の透明体表面の画像の場合、それらは個別に
生成され、個々にモニタ画面上に映出することが可能で
ある。
【0011】好ましい実施の形態によれば、画像データ
処理手段は、撮像装置により得られた画像のうち、透明
積層体の一方の主面でのレーザ光の乱反射による線状明
部と、透明積層体の他方の主面でのレーザ光の乱反射に
よる線状明部とを基準位置とし、その基準位置からの変
位距離によって、その他の透明体表面でのレーザ光の乱
反射による線状明部の位置を判断する。
【0012】他の好ましい実施の形態によれば、レーザ
装置と撮像装置との組が、2組設けられており、2個の
レーザ装置は、透明体の積層方向に対して、互いに逆方
向に傾斜して透明積層体を透過するレーザ光を放射し、
かつ、互いにタイミングを異ならせて交互にレーザ光を
放射する。
【0013】このように、画像データ処理手段が、撮像
装置により得られた画像データに基づいて、透明体のう
ちの任意の透明体表面の画像データを分離集積すること
により、その透明体表面の画像を生成可能にするので、
所望の透明体表面の画像を個別に外観検査することによ
り、透明積層体を構成する複数の透明体のいずれの層間
に異物が存在するかを知ることができる。
【0014】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図2は、本発明に係る透明積層体の検査装
置の概略構成図であって、この検査装置は、透明積層体
としてのLCD1を矢印A方向に移送する移送装置2、
LCD1を透過するレーザ光3aを放射するレーザ装置
3、LCD1によるレーザ光3aの乱反射光を撮像する
撮像装置4、LCD1を透過するレーザ光5aを放射す
るレーザ装置5、LCD1によるレーザ光5aの乱反射
光を撮像する撮像装置6、レーザ装置3,5ならびに撮
像装置4,6を制御するとともに撮像装置4,6によっ
て撮像された画像を処理する制御装置7、および制御装
置7によって処理された画像をモニタ画面上に映出させ
るモニタ装置8を備えている。LCD1は、移送装置2
の上面に突設された1対の支持板2a,2bによって支
持されている。制御装置7は、図示していないが、CP
U(central processing unit )やRAM(random acc
ess memory)などを備えている。
【0017】図3は、LCD1の平面図であって、レー
ザ光3aおよびレーザ光5aは、LCD1の一方の主面
の位置において、LCD1の幅方向全長にわたる直線状
である。すなわち、レーザ装置3およびレーザ装置5に
は、図外のコリメーターレンズおよび非球面のシリンダ
ーレンズがそれぞれ設置されており、扇形に広がるレー
ザ光3aおよびレーザ光5aを放射する。これらレーザ
光3a,5aは、たとえば、波長が635nmの可視光
であって、LCD1の一方の主面上におけるライン幅は
30μmである。
【0018】図1は、LCD1の概略断面図であって、
LCD1は、第1透明板1aと、第2透明板1bと、第
3透明板1cにより構成されている。実際のLCDは、
もっと多くの透明板により構成されているが、ここでは
説明を判り易くするために3層の透明板により構成され
ているものとする。第1透明板1aは、偏光板を保護す
るために少なくとも工場からの出荷段階まで貼付されて
いる保護膜に相当し、第2透明板1bは、偏光板に相当
し、第3透明板1cは、ガラス基板や液晶層などのその
他の部材に相当している。
【0019】レーザ装置3からのレーザ光3aは、LC
D1の積層方向に対してθの角度でLCD1を透過して
おり、本実施形態においては、角度θは45度である。
図1には図示していないが、レーザ装置5からのレーザ
光5aは、LCD1の積層方向に対してθの角度でLC
D1を透過しており、本実施形態においては、角度θは
45度である。ただし、レーザ光3aとレーザ光5aと
は、LCD1の積層方向に対して互いに逆方向に45度
傾斜している。
【0020】レーザ光3aがLCD1を透過することに
より、空気層と第1透明板1aとの境界面であるB点、
第1透明板1aと第2透明板1bとの境界面であるC
点、第2透明板1bと第3透明板1cとの境界面である
D点、および第3透明板1cと空気層との境界面である
E点でそれぞれレーザ光3aが乱反射される。したがっ
て、撮像装置4によって撮像された画像は、図4に示す
ように、モニタ装置8のモニタ画面8aにおいて、4本
の輝線すなわち線状明部B,C,D,Eとして表れる。
線状明部Bは点Bにおける乱反射に対応しており、線状
明部Cは点Cにおける乱反射に対応している。また、線
状明部Dは点Dにおける乱反射に対応しており、線状明
部Eは点Eにおける乱反射に対応している。
【0021】ここで、レーザ光3aはLCD1の積層方
向に対して45度の角度をなしているので、第1透明板
1a、第2透明板1b、第3透明板1cの厚みをそれぞ
れt 1 ,t2 ,t3 とすると、点Bと点Cとの水平距離
すなわちLCD1の積層方向と直交する方向の離間距離
はt1 、点Cと点Dとの水平距離はt2 、点Dと点Eと
の水平距離はt3 である。したがって、テレセントリッ
ク光学系を用いた場合、モニタ装置8のモニタ画面8a
上における線状明部Bと線状明部Cとの距離L 1 と、線
状明部Cと線状明部Dとの距離L2 と、線状明部Dと線
状明部Eとの距離L3 との比は、t1 とt2 とt3 との
比に等しい。マクロ光学系の場合、距離に応じて補正す
る。すなわち、キャリブレーションを行なう。この結
果、線状明部B,C,D,Eが全体として一体にモニタ
画面8a上で左右に微小変位したとしても、線状明部B
と線状明部Eとを基準にして、線状明部Cおよび線状明
部Dの位置を正確に知ることができる。
【0022】以上のような説明は、レーザ装置5からの
レーザ光5aに関しても、レーザ装置3からのレーザ光
3aの場合と全く同様に成立する。
【0023】次に動作を説明する。移送装置2によって
矢印A方向に所定速度で移送されるLCD1は、レーザ
装置3およびレーザ装置5によってレーザ光3aおよび
レーザ光5aを照射される。これらのレーザ光3aおよ
びレーザ光5aは、LCD1を透過し、このときの乱反
射による光が撮像装置4および撮像装置6によって撮像
され、画像データとして制御装置7に内蔵されたRAM
に蓄積される。もちろん、レーザ光3a,5a以外の光
源からの光が撮像装置4,6によって撮像されないよう
な環境下において撮像が行なわれる。このとき、レーザ
装置3とレーザ装置5とは、互いに異なるタイミングで
レーザ光3aとレーザ光5aとを交互に放射し、それら
のタイミングに同期して、撮像装置4がレーザ光3aに
よる乱反射光を撮像し、撮像装置6がレーザ光5aによ
る乱反射光を撮像する。
【0024】移送装置2によるLCD1の移送に伴っ
て、レーザ光3aおよびレーザ光5aによるLCD1の
透過位置が順次変位し、LCD1が所定距離移送される
ことにより、LCD1の全体にわたって撮像装置4およ
び撮像装置6による撮像が行われる。たとえば、レーザ
光3aおよびレーザ光5aのライン幅が30μmである
ので、LCD1が30μm移送される毎に撮像装置4お
よび撮像装置6による撮像が1フレーム分行われると、
LCD1の全体が漏れなく撮像されることになる。
【0025】制御装置7のRAMに蓄積された画像デー
タは、制御装置7に内蔵されたCPUにより処理され、
線状明部B,C,D,Eの画像が個別に生成される。す
なわち、1フレーム分の画像データのうち、線状明部
B,C,D,Eの画像データが個別に取り出され、それ
らの画像データが個別にRAMの所定領域に蓄積され
る。このとき、各フレーム毎に、線状明部Bおよび線状
明部Eの位置がCPUによって画像データに基づいて判
断され、それらの位置を基準位置として、基準位置から
の変位量によって線状明部Cおよび線状明部Dの位置が
判断される。これは、移送装置2によるLCD1の移送
を完全に理想的に行うのは困難であり、移送中にLCD
1が不規則に微小変位する結果、撮像装置4および撮像
装置6の撮像ディバイス上において線状明部B,C,
D,Eが一体的に微小変位することから、その微小変位
の影響を避けて線状明部Cおよび線状明部Dの位置を正
確に判断するために、線状明部Bおよび線状明部Eの位
置を基準にするのである。このようにすれば、LCD1
の移送による影響ばかりでなく、LCD1自体の微小な
うねりなどによる影響も極力軽減することができる。
【0026】かくして、各フレーム毎に線状明部B,
C,D,Eの画像データを個別に分離集積することによ
り、空気層と第1透明板1aとの境界面すなわちLCD
1の一方の主面の画像と、第1透明板1aと第2透明板
1bとの境界面の画像と、第2透明板1bと第3透明板
1cとの境界面の画像と、第3透明板1cと空気層との
境界面すなわちLCD1の他方の主面の画像とを個別に
モニタ装置8のモニタ画面8a上に映出させることがで
きる。したがって、いずれかの境界面に異物が存在して
いる場合、その境界面の画像にのみ異物が映出される。
なお、異物による乱反射は異物の無い境界面による乱反
射よりも充分に大きいので、映像により異物を明瞭に認
識できる。
【0027】たとえば、図5に示すように、第2透明板
1bと第3透明板1cとの境界面に異物11が存在する
場合、第2透明板1bと第3透明板1cとの境界面の画
像をモニタ装置8のモニタ画面8a上に映出させれば、
図6に示すように、異物11が映出される。したがっ
て、異物11が繊維状であるなど、異物11の形状を判
断できる。なお、図6において、D1 ,Dn は図5のD
1 点、Dn 点におけるレーザ光3aによる線状明部であ
って、これら線状明部の集合によって第2透明板1bと
第3透明板1cとの境界面の画像が形成される。
【0028】このように、LCD1の各境界面における
画像を個別に映出できるので、LCD1の外観検査を正
確に行うことができる。すなわち、空気層と第1透明板
1aとの境界面の画像、あるいは第3透明板1cと空気
層との境界面の画像に異物が存在している場合、清掃す
れば異物を除去できるので、LCD1は良品であると判
断できる。第1透明板1aと第2透明板1bとの境界面
の画像に異物が存在している場合、保護膜である第1透
明板1aを剥がして清掃すれば異物を除去できるので、
LCD1は良品であると判断できる。第2透明板1bと
第3透明板1cとの境界面の画像に異物が存在している
場合、LCD1内部の異物であるので、清掃による除去
は不可能であるため、LCD1は不良品であると判断で
きる。換言すれば、第2透明板1bと第3透明板1cと
の境界面の画像のみを外観検査し、異物が存在すれば不
良品、異物が存在しなければ良品と判断できるのであ
る。
【0029】また、レーザ装置3およびレーザ装置5を
用いて、レーザ光3aとレーザ光5aとを互いに異なる
方向から放射し、それらによる乱反射光を撮像装置4お
よび撮像装置6により個別に撮像するので、撮像の死角
をなくすことができ、外観検査を一層正確に行うことが
できる。すなわち、レーザ光3aのみを用いた場合、た
とえば空気層と第1透明板1aとの境界面に大きな異物
が存在している場合、その異物によってレーザ光3aが
遮られ、その異物よりも下側の境界面に死角ができてし
まうが、レーザ光5aを用いることにより、上記死角部
分にレーザ光5aを透過させることができるので、撮像
装置4からの画像信号を処理して得られる画像と撮像装
置6からの画像信号を処理して得られる画像との双方を
観察することにより、死角をなくすことができる。ま
た、レーザ光3aはLCD1の積層方向に対して傾斜し
ているので、LCD1の移送方向両端部において線状明
部B,C,D,Eのうちのいずれか1以上が表れないこ
とになるが、このような死角もレーザ光5aを併用する
ことにより極力解消できる。
【0030】また、線状明部B,Eの位置を基準にして
線状明部C,Dの位置を判断するので、上記のように移
送によるLCD1の不規則な微小変位による影響などを
回避でき、ロバストなすなわち変動に強い外観検査を実
現できる。
【0031】なお上記実施形態においては、レーザ光3
aおよびレーザ光5aの傾斜角θを45度にしたが、傾
斜角θは任意であり、45度〜60度程度が好ましい。
【0032】また上記実施形態においては、撮像装置4
および撮像装置6に内蔵された撮像ディバイスの全ての
画素の画像信号を出力させたが、必要部分のみの画像信
号を出力させて処理速度を高速化するように構成しても
よい。たとえば、撮像ディバイスがCCD(charge coup
led device) である場合、パーシャルスキャンなどの方
法で、線状明部Bから線状明部Eまでの領域を確実に含
む部分の画像信号のみを取り出すように構成してもよ
い。
【0033】また、上記実施形態においては、移送装置
2によってLCD1を移送するように構成したが、LC
D1を固定しておいて、レーザ装置3,5および撮像装
置4,6を移動させるように構成してもよい。
【0034】また、上記実施形態においては、線状明部
B,Eの位置を基準にして線状明部C,Dの位置を判断
したが、各フレーム毎に、画像データに基づいて輝線を
検出することにより線状明部C,Dの位置を直接判断す
るように構成してもよい。あるいは、LCD1の移送に
よる不規則な変位を小さくできる場合、撮像装置4,6
の撮像ディバイス上における線状明部B,C,D,Eの
位置が固定されているものと仮定して各線状明部B,
C,D,Eにおける画像データを個別に分離集積するよ
うに構成してもよい。さらには、このように線状明部
B,Eの位置を基準としない場合、線状明部Dのみの画
像データを分離集積して、線状明部Dのみの画像によ
り、LCD1が良品であるか不良品であるかを判定して
もよい。
【0035】また、上記各実施形態においては、2本の
レーザ光3a,5aを用いたが、いずれか一方のみを用
いてもよい。
【0036】また、上記各実施形態においては、LCD
1の外観検査を行う例について説明したが、本発明の透
明積層体の検査装置は、LCD1に限らず、完全に透明
かあるいは半透明の透明体を積層したあらゆる透明積層
体について、自動外観検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LCDの概略断面図である。
【図2】本発明に係る透明積層体の検査装置の概略構成
図である。
【図3】LCDの平面図である。
【図4】撮像装置によって撮像される線状明部の説明図
である。
【図5】境界面に異物が存在する状態のLCDの概略断
面図である。
【図6】異物が存在する境界面を表示画面に映出した状
態の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 LCD 1a 第1透明板 1b 第2透明板 1c 第3透明板 2 移送装置 3 レーザ装置 3a レーザ光 4 撮像装置 5 レーザ装置 5a レーザ光 6 撮像装置 7 制御装置 8 モニタ装置 8a モニタ画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA90 AB06 BA02 BB09 BC01 CA04 CA08 CB01 DA17 EA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の透明体が積層された透明積層
    体を撮像し、撮像により得られた画像に基づいて透明積
    層体を検査するための検査装置であって、 前記透明積層体を、その一方の主面から他方の主面に向
    けて、前記透明体の積層方向に対して斜めに透過するレ
    ーザ光を放射するレーザ装置と、 前記透明積層体を、その一方の主面側から撮像する撮像
    装置と、 前記レーザ装置および前記撮像装置と前記透明積層体と
    を相対的に移動させることにより、前記レーザ光による
    前記透明積層体の透過位置を順次変化させる移送装置
    と、 前記撮像装置により得られた画像データに基づいて、前
    記透明体のうちの任意の透明体表面の画像データを分離
    集積することにより、その透明体表面の画像を生成可能
    にする画像データ処理手段とを備えたことを特徴とす
    る、透明積層体の検査装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ処理手段は、前記撮像装
    置により得られた画像のうち、前記透明積層体の一方の
    主面での前記レーザ光の乱反射による線状明部と、前記
    透明積層体の他方の主面での前記レーザ光の乱反射によ
    る線状明部とを基準位置とし、その基準位置からの変位
    距離によって、その他の透明体表面での前記レーザ光の
    乱反射による線状明部の位置を判断する、請求項1に記
    載の透明積層体の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ装置と前記撮像装置との組
    が、2組設けられており、 前記2個のレーザ装置は、前記透明体の積層方向に対し
    て、互いに逆方向に傾斜して前記透明積層体を透過する
    レーザ光を放射し、かつ、互いにタイミングを異ならせ
    て交互にレーザ光を放射する、請求項1または2に記載
    の透明積層体の検査装置。
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