JP2001091073A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001091073A
JP2001091073A JP26416399A JP26416399A JP2001091073A JP 2001091073 A JP2001091073 A JP 2001091073A JP 26416399 A JP26416399 A JP 26416399A JP 26416399 A JP26416399 A JP 26416399A JP 2001091073 A JP2001091073 A JP 2001091073A
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Japan
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refrigerant
evaporator
heat exchanger
primary
refrigeration
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JP26416399A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Ueno
明敏 上野
Takeo Ueno
武夫 植野
Kenji Tanimoto
憲治 谷本
Masaaki Takegami
雅章 竹上
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を削減すると共に、二次側冷媒圧力の
異常上昇を防止する。 【解決手段】圧縮機構と凝縮器と一次側膨張弁と冷媒熱
交換器(11)の蒸発部と冷蔵用蒸発器(40)とを有する
高温側冷凍回路(20)を備えている。冷媒熱交換器(1
1)の凝縮部に接続された低温側冷凍回路(30)を備え
ている。そして、凝縮器(22)と膨張機構(23)と冷媒
熱交換器(11)の蒸発部と冷蔵用蒸発器(40)とが順に
液配管(2c)によって直列に接続され、一次側冷媒が冷
媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた後に蒸発器(40)に
流れる。また、連通遮断の可能な補助通路(60)の一端
を冷媒熱交換器(11)の蒸発部と冷蔵用蒸発器(40)と
の間に接続し、補助通路(60)の他端を冷蔵用蒸発器
(40)と圧縮機構(21)との間に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、二次側冷媒回路を備えると共に、一次側冷媒回路
に蒸発器を備えた冷凍装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍庫と冷蔵庫を備えたコン
ビニエンスストアなどには冷凍装置が設置されている。
この冷凍装置には、WO98/55809号公報に開示
されているように、一次側冷媒回路と二次側冷媒回路と
が冷媒熱交換器によって接続されると共に、該一次側冷
媒回路に複数の蒸発器が設けられているものがある。
【0003】この二次側冷媒回路は、例えば、冷凍庫内
を−40℃まで冷却するように一次側冷媒回路との間で
二元冷凍サイクルを構成している。一方、上記蒸発器
は、例えば、冷蔵庫内を−15℃まで冷却している。
【0004】上記一次側冷媒回路における冷凍用の冷媒
熱交換器の蒸発部と、冷蔵用の蒸発器とは、互いに並列
に接続されている。そして、上記凝縮器で凝縮した液冷
媒は、ヘッダを介して冷媒熱交換器の蒸発部と蒸発器と
に分流される。その後、上記液冷媒は、冷媒熱交換器の
蒸発部及び蒸発器で蒸発した後、ガス冷媒はヘッダで合
流して圧縮機に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した冷凍装置にお
いて、冷媒熱交換器の蒸発部と蒸発器との入口側にはそ
れぞれ膨張弁が設けられている。この各膨張弁によっ
て、冷媒熱交換器の蒸発部及び蒸発器の能力に対応した
冷媒循環量を確保している。
【0006】しかしながら、これでは、多数の膨張弁を
設ける必要があり、部品点数が多く、膨張弁の制御も複
雑になるという問題があった。
【0007】そこで、上記液冷媒を分流する前に1つの
膨張弁を設けることが考えられる。しかしながら、これ
では、減圧した後の液冷媒を単に分流するのみであるの
で、冷媒熱交換器の蒸発部と蒸発器の能力に対応した冷
媒循環量が確保できない。そこで、上記冷媒熱交換器の
蒸発部と蒸発器のそれぞれの入口側にキャピラリチュー
ブなどの抵抗を設けると、従来と同様に部品点数が多く
なる。
【0008】また、上記冷媒熱交換器は、一次側冷媒の
蒸発熱量で二次側冷媒が凝縮する。このため、起動時に
おいて、一次側冷媒の循環量が不足すると、直ちに二次
側冷媒回路の高圧圧力が異常上昇する。この結果、冷凍
庫の迅速な冷却を行うことができないという問題があ
る。
【0009】本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもの
で、部品点数を削減すると共に、二次側冷媒圧力の異常
上昇を防止することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】〈発明の概要〉本発明
は、一次側液冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れ
た後、蒸発器(40)に流れるようにした。
【0011】〈解決手段〉具体的に、図2に示すよう
に、本発明は、一次側冷媒が蒸発する少なくとも1つの
冷媒熱交換器(11)の蒸発部と少なくとも1つの蒸発器
(40)とを有し、上記一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)
の蒸発部を流れた後に蒸発器(40)に流れる一次側冷媒
回路(20)を備えている。更に、上記冷媒熱交換器(1
1)の凝縮部に接続された二次側冷媒回路(30)を備え
ている。
【0012】また、上記一次側冷媒回路(20)は、圧縮
機構(21)と凝縮器(22)と膨張機構(23)と冷媒熱交
換器(11)の蒸発部と蒸発器(40)とを備えていてもよ
い。この場合、上記凝縮器(22)と膨張機構(23)と冷
媒熱交換器(11)の蒸発部と蒸発器(40)とが順に液配
管(2c)によって直列に接続される。一方、上記蒸発器
(40)のガス側がガス配管(2b)によって圧縮機構(2
1)の吸入側に接続される。
【0013】また、上記一次側冷媒回路(20)には、一
端が冷媒熱交換器(11)の蒸発部と蒸発器(40)との間
に接続され、他端が蒸発器(40)と圧縮機構(21)との
間に接続され、連通及び遮断が可能な補助通路(60)が
設けられていてもよい。
【0014】すなわち、本発明では、冷却運転を行う
と、一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた
後、蒸発器(40)を流れる。具体的に、一次側冷媒回路
(20)の圧縮機構(21)から吐出した一次側冷媒は、凝
縮器(22)で凝縮して液冷媒となり、膨張機構(23)で
減圧される。その後、該一次側冷媒は、先ず、冷媒熱交
換器(11)の蒸発部を流れる。この冷媒熱交換器(11)
において、一次側冷媒は二次側冷媒と熱交換し、一部が
蒸発する。
【0015】続いて、上記一次側冷媒は、蒸発器(40)
に流れ、残りの液相の一次側冷媒が蒸発してガス冷媒と
なる。その後、上記一次側冷媒は、圧縮機構(21)に戻
り、この循環を繰り返す。
【0016】また、上記冷却運転中において、蒸発器
(40)の冷却運転が停止し、二次側冷媒回路(30)のみ
が冷却運転されると、補助通路(60)が連通する。つま
り、上記冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた一次側冷
媒が補助通路(60)を流れ、圧縮機構(21)に戻る。
【0017】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、一次側冷
媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた後、蒸発器
(40)を流れるようにしたために、冷媒熱交換器(11)
の蒸発部を流れる冷媒循環量と、蒸発器(40)を流れる
冷媒循環量との調整を不要とすることができる。
【0018】つまり、上記一次側冷媒を減圧する1つの
一次側の膨張機構(23)を設けるのみでよく、その上、
該冷媒熱交換器(11)の蒸発部と蒸発器(40)との能力
に対応したキャピラリチューブなどの抵抗を設ける必要
がない。この結果、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0019】また、起動時などにおいて、上記一次側冷
媒が冷媒熱交換器(11)を先に流れるので、二次側冷媒
との熱交換が確実に行われることになる。この結果、二
次側冷媒の凝縮が確実に行われるので、二次側冷媒回路
(30)における高圧圧力の異常上昇を確実に防止するこ
とができ、冷凍庫等の迅速な冷却を行うことができる。
【0020】つまり、上記冷媒熱交換器(11)は、冷媒
と冷媒との熱交換であるので、一次側冷媒が不足する
と、直ちに二次側冷媒回路(30)の高圧圧力が異常上昇
する。この異常を確実に防止することができる。一方、
上記蒸発器(40)では、空気と一次側冷媒が熱交換する
ので、一次側冷媒が不足しても直ちに一次側冷媒回路
(20)の高圧圧力が異常上昇することはない。斯かる点
から、本発明は、一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸
発部を流れた後、蒸発器(40)を流れるようにしてい
る。
【0021】また、補助通路(60)を設けているので、
全蒸発器(40)の運転停止時においても、一次側冷媒の
循環を確保することができる。この結果、冷凍庫等の冷
却を確保することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0023】図1及び図2に示すように、冷凍装置(1
0)は、コンビニエンスストアに設置されて冷凍庫と冷
蔵庫を同時に冷却する冷凍装置である。該冷凍装置(1
0)は、1つの室外ユニット(1A)と1つの熱交換ユニ
ット(1B)と2つの冷凍ユニット(1C)と2つの冷蔵ユ
ニット(1D)とを備えている。
【0024】そして、該室外ユニット(1A)と熱交換ユ
ニット(1B)の一部と2つの冷蔵ユニット(1D)とによ
って高温側冷凍回路(20)が構成されている。一方、上
記熱交換ユニット(1B)と2つの冷凍ユニット(1C)と
によって低温側冷凍回路(30)が構成されている。
【0025】上記高温側冷凍回路(20)は、一次側冷媒
が流れる一次側冷媒回路を構成している。該高温側冷凍
回路(20)は、圧縮機構(21)と凝縮器(22)と膨張機
構である1つの一次側膨張弁(23)と1つの冷媒熱交換
器(11)の蒸発部と2つの冷蔵用蒸発器(40)とを備え
ている。そして、上記室外ユニット(1A)は、圧縮機構
(21)と凝縮器(22)と一次側膨張弁(23)とによって
構成されている。尚、上記凝縮器(22)はファン(22
F)を備えている。
【0026】上記高温側冷凍回路(20)の圧縮機構(2
1)は、2台の圧縮機(21a)を備えている。該両圧縮機
(21a)は互いに並列に接続されている。該各圧縮機(2
1a)の吐出側が逆止弁(CV)を介して高圧ガス配管(2
a)に接続され、各圧縮機(21a)の吸込側が低圧ガス配
管(2b)に接続されている。
【0027】上記高圧ガス配管(2a)は、圧縮機構(2
1)と凝縮器(22)の一端とを接続している。該凝縮器
(22)の他端には液配管(2c)が接続されている。該液
配管(2c)は、一次側膨張弁(23)と冷媒熱交換器(1
1)の蒸発部とヘッダ(2d)とを順に直列に接続してい
る。そして、該ヘッダ(2d)において、上記液配管(2
c)が2つの液分岐管(2e)に分岐されている。
【0028】上記2つの液分岐管(2e)はぞれぞれ冷蔵
ユニット(1D)に接続されている。該各冷蔵ユニット
(1D)は、ガス分岐管(2f)が接続されている。該各ガ
ス分岐管(2f)はヘッダ(2g)に接続されている。該ヘ
ッダ(2g)には低圧ガス配管(2b)が接続され、該ヘッ
ダ(2g)と圧縮機構(21)の吸引側とが低圧ガス配管
(2b)によって接続されている。
【0029】つまり、上記冷媒熱交換器(11)の蒸発部
と各冷蔵ユニット(1D)とは直列に接続されている。ま
た、上記2つの冷蔵ユニット(1D)は、互いに並列に接
続されている。したがって、上記液配管(2c)を流れる
一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた後、
各冷蔵ユニット(1D)に分かれて流れる。
【0030】上記冷蔵ユニット(1D)は、冷蔵庫を冷却
するものであり、冷蔵用蒸発器(40)を備えている。該
冷蔵用蒸発器(40)は、ファン(40F)を備えると共
に、一端がキャピラリチューブ(41)と閉鎖弁(42)と
を介して液分岐管(2e)に接続され、他端がガス分岐管
(2f)に接続されている。上記キャピラリチューブ(4
1)は、各冷蔵用蒸発器(40)の冷却能力に対応した抵
抗を付けている。つまり、上記キャピラリチューブ(4
1)は、各冷蔵用蒸発器(40)を流れる一次側冷媒の循
環量を制御している。
【0031】一方、上記低温側冷凍回路(30)は、二次
側冷媒が流れる二次側冷媒回路を構成している。該低温
側冷凍回路(30)は、圧縮機(31)と冷媒熱交換器(1
1)の凝縮部と膨張機構である1つの二次側膨張弁(3
2)と2つの冷凍ユニット(1C)とを備えている。そし
て、上記熱交換ユニット(1B)は、冷媒熱交換器(11)
と圧縮機(31)と二次側膨張弁(32)とによって構成
されている。
【0032】上記低温側冷凍回路(30)における圧縮機
(31)の吐出側が逆止弁(CV)を介して高圧ガス配管
(3a)に接続され、圧縮機(31)の吸込側が低圧ガス配
管(3b)に接続されている。
【0033】上記高圧ガス配管(3a)は、圧縮機(31)
と冷媒熱交換器(11)の凝縮部の一端とを接続してい
る。該冷媒熱交換器(11)は、一次側冷媒と二次側冷媒
とを熱交換するように構成され、複数枚のプレートが積
層されたプレート式熱交換器である。上記冷媒熱交換器
(11)の凝縮部の他端には液配管(3c)が接続されてい
る。該液配管(3c)は、二次側膨張弁(32)が設けられ
ると共に、2つの液分岐管(3d)に分岐されている。
【0034】上記2つの液分岐管(3d)はぞれぞれ冷凍
ユニット(1C)に接続されている。該各冷凍ユニット
(1C)は、ガス分岐管(3e)が接続されている。該各ガ
ス分岐管(3e)は、1本の低圧ガス配管(3b)に集合さ
れ、該低圧ガス配管(3b)が圧縮機(31)の吸引側に接
続されている。つまり、上記2つの冷凍ユニット(1C)
は、互いに並列に接続され、上記液配管(3c)を流れる
二次側冷媒が各冷凍ユニット(1C)に分かれて流れる。
【0035】上記冷凍ユニット(1C)は、冷凍庫を冷却
するものであり、冷凍用蒸発器(50)を備えている。該
冷凍用蒸発器(50)は、ファン(50F)を備えると共
に、一端がキャピラリチューブ(51)と閉鎖弁(52)と
を介して液分岐管(3d)に接続され、他端がガス分岐管
(3e)に接続されている。上記キャピラリチューブ(5
1)は、各冷凍用蒸発器(50)の冷却能力に対応した抵
抗を付けている。つまり、上記キャピラリチューブ(5
1)は、各冷凍用蒸発器(50)を流れる二次側冷媒の循
環量を制御している。
【0036】尚、上記二次側膨張弁(32)は、感温式膨
張弁であって、感温筒(32a)が低圧ガス配管(3b)に
設けられている。
【0037】一方、上記高温側冷凍回路(20)におい
て、液配管(2c)には補助通路(60)が接続されてい
る。該補助通路(60)の一端は、冷媒熱交換器(11)と
分流側ヘッダ(2d)の間の液配管(2c)に接続され、補
助通路(60)の他端が集合側ヘッダ(2g)に接続されて
いる。該補助通路(60)は、開閉手段である補助閉鎖弁
(61)が設けられている。該補助閉鎖弁(61)は、冷蔵
ユニット(1D)の冷却運転が全て停止し、冷凍ユニット
(1C)のみが冷却運転されると、開口される。
【0038】つまり、上記冷蔵ユニット(1D)の冷却運
転が停止すると、該冷蔵ユニット(1D)の閉鎖弁(42)
が閉じるので、2つのヘッダ(2d,2g)の間の冷媒流通
が遮断される。そこで、上記補助通路(60)は、補助閉
鎖弁(61)を開口し、冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流
れた一次側冷媒が両冷蔵ユニット(1D)をバイパスして
低圧ガス配管(2b)に流れるようにしている。
【0039】また、上記高温側冷凍回路(20)の凝縮器
(22)には、一次側冷媒の凝縮温度を検出する温度セン
サ(TS)が設けられている。該温度センサ(TS)は、一
次側冷媒の圧縮機構(21)の吐出温度を検出するための
温度検出手段を構成している。更に、上記高温側冷凍回
路(20)における圧縮機構(21)の吸引側の低圧ガス配
管(2b)には、一次側冷媒の低圧圧力を検出するための
低圧圧力センサ(PS)が設けられている。該低圧圧力セ
ンサ(PS)は、一次側冷媒の圧縮機構(21)の吸入温度
である低圧圧力相当飽和温度を検出するための温度検出
手段を構成している。
【0040】上記高温側冷凍回路(20)及び両低温側冷
凍回路(30)は、コントローラ(70)によって制御され
る。該コントローラ(70)は、例えば、温度センサ(T
S)及び低圧圧力センサ(PS)の検出信号などが入力す
る一方、一次側膨張弁(23)などの制御信号を出力する
ように構成されている。
【0041】つまり、上記コントローラ(70)は、一次
側冷媒の圧縮機構(21)の吐出温度と吸入温度から圧縮
機構(21)の最適な吐出管温度を導出し、一次側冷媒が
最適吐出管温度になるように一次側膨張弁(23)の開度
を制御している。
【0042】〈作用〉次に、上述した冷凍装置(10)の
運転動作について説明する。
【0043】冷却運転を行う場合、補助通路(60)の補
助閉鎖弁(61)が閉鎖され、該補助通路(60)の連通が
遮断されている。この状態において、高温側冷凍回路
(20)の圧縮機構(21)及び低温側冷凍回路(30)の圧
縮機(31)を共に駆動する。
【0044】上記高温側冷凍回路(20)の圧縮機構(2
1)から吐出した一次側冷媒は、凝縮器(22)で凝縮し
て液冷媒となり、液配管(2c)を流れる。該一次側冷媒
は、一次側膨張弁(23)で減圧された後、先ず、冷媒熱
交換器(11)の蒸発部を流れる。この冷媒熱交換器(1
1)において、上記一次側冷媒は、後述する二次側冷媒
と熱交換し、一部が蒸発する。
【0045】続いて、上記一次側冷媒は、液配管(2c)
を流れ、ヘッダ(2d)において、2つの液分岐管(2e)
に分かれて流れる。この液分岐管(2e)を流れる一次側
冷媒は、キャピラリチューブ(41)を介して冷蔵用蒸発
器(40)を流れる。この冷蔵用蒸発器(40)において、
液相の一次側冷媒は、冷蔵庫内の空気と熱交換し、蒸発
してガス冷媒となる。
【0046】その後、上記一次側冷媒は、各ガス分岐管
(2f)を流れ、ヘッダ(2g)において合流し、低圧ガス
配管(2b)を流れて圧縮機構(21)に戻る。この循環を
繰り返す。
【0047】一方、上記低温側冷凍回路(30)の二次側
冷媒は、圧縮機(31)から吐出した後、冷媒熱交換器
(11)において、一次側冷媒と熱交換し、該冷媒熱交換
器(11)の凝縮部で凝縮して液冷媒となる。
【0048】続いて、凝縮した二次側冷媒は、液配管
(3c)を流れ、二次側膨張弁(32)で減圧され、2つの
液分岐管(3d)に分かれて流れる。この液分岐管(3d)
を流れる二次側冷媒は、キャピラリチューブ(51)を介
して冷凍用蒸発器(50)を流れる。この冷凍用蒸発器
(50)において、二次側冷媒は、冷凍庫内の空気と熱交
換し、蒸発してガス冷媒となる。
【0049】その後、上記二次側冷媒は、各ガス分岐管
(3e)を流れ、低圧ガス配管(3b)に合流して圧縮機
(31)に戻る。この循環を繰り返す。
【0050】上述した冷却運転中において、一次側膨張
弁(23)は、コントローラ(70)によって開度が制御さ
れる。つまり、上記コントローラ(70)は、一次側冷媒
の圧縮機構(21)の吐出温度と吸入温度から圧縮機構
(21)の最適な吐出管温度を導出し、一次側冷媒が最適
吐出管温度になるように一次側膨張弁(23)の開度を制
御している。
【0051】また、上記冷却運転中において、冷蔵ユニ
ット(1D)の冷却運転が全て停止し、冷凍ユニット(1
C)のみが冷却運転されると、補助通路(60)の補助閉
鎖弁(61)が開口される。つまり、上記冷蔵ユニット
(1D)の冷却運転が停止すると、該冷蔵ユニット(1D)
の閉鎖弁(42)が閉じるので、2つのヘッダ(2d,2g)
の間の冷媒流通が遮断される。そこで、上記補助通路
(60)を連通させ、冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れ
た一次側冷媒が補助通路(60)を流れた後、低圧ガス配
管(2b)を経て圧縮機構(21)に戻る。
【0052】〈実施形態の効果〉以上のように、本実施
形態によれば、一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発
部を流れた後、各冷蔵用蒸発器(40)を流れるようにし
たために、冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れる冷媒循
環量と、各冷蔵用蒸発器(40)を流れる冷媒循環量との
調整を不要とすることができる。
【0053】つまり、上記一次側冷媒を減圧する1つの
一次側膨張弁(23)を設けるのみでよく、その上、該冷
媒熱交換器(11)の蒸発部と冷蔵用蒸発器(40)との能
力に対応したキャピラリチューブなどの抵抗を設ける必
要がない。この結果、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0054】また、運転の起動時などにおいて、上記一
次側冷媒が冷媒熱交換器(11)を先に流れるので、二次
側冷媒との熱交換が確実に行われることになる。この結
果、二次側冷媒の凝縮が確実に行われるので、低温側冷
凍回路(30)における高圧圧力の異常上昇を確実に防止
することができ、冷凍庫の迅速な冷却を行うことができ
る。
【0055】つまり、上記冷媒熱交換器(11)は、冷媒
と冷媒との熱交換であるので、一次側冷媒が不足する
と、直ちに低温側冷凍回路(30)の高圧圧力が異常上昇
する。この異常を確実に防止することができる。一方、
上記冷蔵用蒸発器(40)では、冷蔵庫の空気と一次側冷
媒が熱交換するので、一次側冷媒が不足しても直ちに高
温側冷凍回路(20)の高圧圧力が異常上昇することはな
い。斯かる点から、本発明の冷凍装置(10)は、一次側
冷媒が冷媒熱交換器(11)の蒸発部を流れた後、各冷蔵
用蒸発器(40)を流れるようにしている。
【0056】また、上記補助通路(60)を設けているの
で、全冷蔵ユニット(1D)の運転停止時においても、一
次側冷媒の循環を確保することができる。この結果、冷
凍庫の冷却を確保することができる。
【0057】
【発明の他の実施の形態】上記実施形態においては、低
温側冷凍回路(30)に2台の冷凍ユニット(1C)を設け
たが、本発明は、1台の冷凍ユニット(1C)を設けるも
のであってもよく、逆に、3台以上の冷凍ユニット(1
C)を設けるものであってもよい。
【0058】また、冷蔵ユニット(1D)に関し、本発明
は、1台の冷蔵ユニット(1D)を設けるものであっても
よく、逆に、3台以上の冷蔵ユニット(1D)を設けるも
のであってもよい。
【0059】また、本発明は、2つ以上の冷媒熱交換器
(11)を有するものであってもよく、この冷媒熱交換器
(11)はプレート式熱交換器に限られるものではない。
【0060】また、本発明は、冷凍庫と冷蔵庫とを冷却
する冷凍装置(10)に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温側冷凍回路の要部を示す冷媒回路
図である。
【図2】本発明の低温側冷凍回路を示す冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
10 冷凍装置 11 冷媒熱交換器 20 高温側冷凍回路(一次側冷媒回路) 21 圧縮機構 22 凝縮器 23 一次側膨張弁(膨張機構) 2a 高圧ガス配管 2b 低圧ガス配管 2c 液配管 30 低温側冷凍回路(二次側冷媒回路) 31 圧縮機 32 二次側膨張弁 40 冷蔵用蒸発器 50 冷凍用蒸発器 60 補助通路 61 補助閉鎖弁 70 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 憲治 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 竹上 雅章 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側冷媒が蒸発する少なくとも1つの
    冷媒熱交換器(11)の蒸発部と少なくとも1つの蒸発器
    (40)とを有し、上記一次側冷媒が冷媒熱交換器(11)
    の蒸発部を流れた後に蒸発器(40)に流れる一次側冷媒
    回路(20)と、 上記冷媒熱交換器(11)の凝縮部に接続された二次側冷
    媒回路(30)とを備えていることを特徴とする冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 一次側冷媒回路(20)は、圧縮機構(21)と凝縮器(2
    2)と膨張機構(23)と冷媒熱交換器(11)の蒸発部と
    蒸発器(40)とを備え、 上記凝縮器(22)と膨張機構(23)と冷媒熱交換器(1
    1)の蒸発部と蒸発器(40)とが順に液配管(2c)によ
    って直列に接続される一方、上記蒸発器(40)のガス側
    がガス配管(2b)によって圧縮機構(21)の吸入側に接
    続されていることを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 一次側冷媒回路(20)には、一端が冷媒熱交換器(11)
    の蒸発部と蒸発器(40)との間に接続され、他端が蒸発
    器(40)と圧縮機構(21)との間に接続され、連通及び
    遮断が可能な補助通路(60)が設けられていることを特
    徴とする冷凍装置。
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