JP2001090989A - 空気調和機の吸気装置 - Google Patents

空気調和機の吸気装置

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JP2001090989A
JP2001090989A JP27214899A JP27214899A JP2001090989A JP 2001090989 A JP2001090989 A JP 2001090989A JP 27214899 A JP27214899 A JP 27214899A JP 27214899 A JP27214899 A JP 27214899A JP 2001090989 A JP2001090989 A JP 2001090989A
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air
outlet
air conditioner
ventilation duct
intake device
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JP27214899A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Kenji Koreeda
健治 是枝
Yuichi Terada
祐一 寺田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出口から吹き出す空気の風切り音を低減で
きる空気調和機の吸気装置を提供する。 【解決手段】 換気用ダクト2の吹出部22に、発泡材
からなる多孔質の円筒状の消音部材30の一端を接続す
る。上記消音部材30によって、換気用ダクト2の吹出
部22から吹き出す空気を案内して空気の乱れを抑え
て、風切り音の発生を防止すると共に、換気用ダクト2
の吹出部22近傍で発生した風切り音を多孔質の消音部
材30により吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の吸
気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の吸気装置としては、
換気用空気を室外から室内に搬送する空気搬送用ホース
を室内ユニット内の搬送通路に接続し、その搬送通路の
出口側の吹出口から室内に空気を吸気するものがある。
上記空気調和機の吸気装置は、室外空気を室内に吸気す
ることによって、室内の空気を換気することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機の吸気装置では、室内ユニット内の限られたスペー
スに搬送通路を設けているため、搬送通路の断面積を十
分に大きくとれず、これ対して吸気する空気の量が多い
ので、必然的に吹出口から吹き出す空気の風速が速くな
る。このため、上記空気調和機の吸気装置では、吹出口
から吹き出す空気によって風切り音が発生するという欠
点がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、吹出口から吹
き出す空気の風切り音を低減できる空気調和機の吸気装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機の吸気装置は、吹出口に取り
付けれた多孔質の筒状の消音部材を備えたことを特徴と
している。
【0006】上記請求項1の空気調和機の吸気装置によ
れば、上記消音部材によって、吹出口から吹き出す空気
を案内して空気の乱れを抑えて、風切り音の発生を防止
する。また、上記多孔質の消音部材によって、吹出口近
傍で発生した風切り音を吸収する。したがって、上記消
音部材により吹出口から吹き出す空気の風切り音を大幅
に低減できる。
【0007】また、請求項2の空気調和機の吸気装置
は、請求項1の空気調和機の吸気装置において、上記消
音部材に半径方向に貫通する吹出穴を設けたことを特徴
としている。
【0008】上記請求項2の空気調和機の吸気装置によ
れば、上記消音部材の半径方向に貫通するように設けら
れた吹出穴からも空気を吹き出すので、空気の吹き出し
分布を均一化できる。
【0009】また、請求項3の空気調和機の吸気装置
は、吹出口に取り付けられ、先端に吹出穴が設けられた
分岐管を有する軟質材からなる筒状の消音部材を備えた
ことを特徴としている。
【0010】上記請求項3の空気調和機の吸気装置によ
れば、先端に吹出穴が設けられた分岐管を有する上記消
音部材によって、吹出口から吹き出す空気を案内して空
気の乱れを抑えて、風切り音の発生を防止する。また、
上記軟質材からなる消音部材によって、吹出口近傍で発
生した風切り音を吸収する。したがって、上記消音部材
により吹出口から吹き出す空気の風切り音を大幅に低減
できる。また、上記消音部材の分岐管の先端の吹出穴か
らも空気を吹き出すので、空気の吹き出し分布を均一化
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の吸
気装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0012】図1はこの発明の実施の一形態の空気調和
機の吸気装置が用いられた室内ユニットの要部の斜視図
であり、1は底フレーム、2は上記底フレーム1の左側
部に取り付けられる換気用ダクトである。上記換気用ダ
クト2は、本体部21と、その本体部21の上端に設け
られた吹出部22と、上記本体部21の下端に設けら
れ、空気搬送用ホース(図示せず)が接続される入口部2
3とを有している。上記換気用ダクト2の吹出部22
は、本体部21の上端から略水平方向に突出する円筒形
状をしている。また、上記換気用ダクト2の本体部21
の下端側に、前方に突出する略三角形状の突出板24を
設け、その突出板24の先端に係合爪24aを設けてい
る。一方、上記底フレーム1の左側部に、換気用ダクト
2の本体部21の一部が収まる溝11を形成している。
上記溝11は、左側板部15と、その左側板部15の前
縁から側方外側に延びる連結部16と、その連結部16
の先端から後方に上記左側板部15と略平行に延びる台
形状の側板12とで形成されている。また、上記底フレ
ーム1の左側板部15の上側に、換気ダクト2の吹出部
22が挿入可能な穴13を設けている。なお、上記換気
用ダクト2の本体部21の側方に、底フレーム1の台形
状の側板12が嵌まる段部21aを設けている。そし
て、図1に示すように、換気ダクト2の吹出口22を底
フレーム1の穴13に矢印R1の方向に挿入した後、換
気ダクト2の本体部21を底フレーム1の穴13を略中
心に矢印R2の方向に回転させて、換気ダクト2の本体
部21の一部を底フレーム1の溝11に収納する。そう
すると、上記換気ダクト2の突出板24が底フレーム1
に形成された穴14に挿入され、突出板24の先端の係
合爪24aが板部12の前縁に係止する。
【0013】また、図2に示すように、上記換気用ダク
ト2の吹出部22に、ポリエチレン発泡材料からなる多
孔質の円筒状の消音部材30(長さ約100mm)の一端を
接続している。なお、上記消音部材30は、固定用のバ
ンド(図示せず)または接着剤を用いて、換気用ダクト2
の吹出部22に固定している。
【0014】上記空気搬送用ホース(図示せず)が接続さ
れる換気用ダクト2と消音部材30とを備える空気調和
機の吸気装置において、換気用ダクト2の入口部23に
空気搬送用ホース3を接続し、空気搬送用ホース3によ
り室外から搬送された空気を換気用ダクト2,消音部材
30を介して、消音部材30の吹出口31から吹き出
す。このとき、上記多孔質の円筒状の消音部材30によ
って、換気用ダクト2の吹出部22から吹き出す空気を
案内して空気の乱れを抑えて、風切り音の発生を防止す
ると共に、換気用ダクト2の吹出部22近傍で発生した
風切り音を吸収する。したがって、上記消音部材30に
よって、吹き出す空気の風切り音を大幅に低減すること
ができる。
【0015】上記実施の形態では、多孔質の円筒状の消
音部材30を用いたが、図3に示すように、消音部材3
0よりも全長が長く、半径方向に複数の吹出穴41が設
けられた多孔質の円筒状の消音部材40を用いてもよ
い。上記消音部材40を換気用ダクト2の吹出部22に
接続することによって、風切り音の発生を防止すると共
に、換気用ダクト2の吹出部22近傍で発生した風切り
音を吸収する。また、上記消音部材40の複数の吹出穴
41と吹出口42から空気を吹き出すので、空気の吹き
出し分布を均一化できる。
【0016】また、図4に示すように、先細りの直管5
7と、その直管57から分岐した複数の分岐管51,5
3,55とを有する軟質材(軟質塩化ビニール,ポリプロ
ピレン等)からなる消音部材50を用いてもよい。上記
消音部材50を換気用ダクト2の吹出部22に接続する
ことによって、風切り音の発生を防止すると共に、換気
用ダクト2の吹出部22近傍で発生した風切り音を吸収
する。また、上記消音部材50の複数の吹出穴52,5
4,56,58から空気を吹き出すので、空気の吹き出し
分布を均一化できる。
【0017】また、図5に示すように、発泡材からなる
多孔質の円筒状の消音部材60を用いてもよい。上記消
音部材60の内側に補強用のメッシュ61を挿入してい
る。上記消音部材60を換気用ダクト2の吹出部22に
接続することによって、風切り音の発生を防止すると共
に、換気用ダクト2の吹出部22近傍で発生した風切り
音を吸収する。
【0018】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機の吸気装置は、吹出口に多孔質の筒状の
消音部材を設けたものである。
【0019】したがって、請求項1の発明の空気調和機
の吸気装置によれば、上記消音部材によって、吹出口か
ら吹き出す空気を案内して空気の乱れを抑えて、風切り
音の発生を防止すると共に、多孔質の消音部材によっ
て、吹出口近傍で発生した風切り音を吸収するので、吹
出口から吹き出す空気の風切り音を大幅に低減すること
ができる。
【0020】また、請求項2の発明の空気調和機の吸気
装置は、請求項1の空気調和機の吸気装置において、上
記消音部材に半径方向に貫通する吹出穴を設けたので、
上記吹出穴からも空気を吹き出し、空気の吹き出し分布
を均一化できる。
【0021】また、請求項3の発明の空気調和機の吸気
装置は、吹出口に、先端に吹出穴が設けられた分岐管を
有する消音部材を設けたものである。
【0022】したがって、請求項3の発明の空気調和機
の吸気装置によれば、先端に吹出穴が設けられた分岐管
を有する上記消音部材によって、吹出口から吹き出す空
気を案内して空気の乱れを抑えて、風切り音の発生を防
止すると共に、軟質材からなる消音部材によって、吹出
口近傍で発生した風切り音を吸収するので、吹出口から
吹き出す空気の風切り音を大幅に低減することができ
る。また、上記消音部材の分岐管の先端の吹出穴からも
空気を吹き出すので、空気の吹き出し分布を均一化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機
の吸気装置を用いた室内ユニットの要部の斜視図であ
る。
【図2】 図2は上記空気調和機の吸気装置の換気用ダ
クトと消音部材の斜視図である。
【図3】 図3は他の形状の消音部材の概略斜視図であ
る。
【図4】 図4は他の軟質材を用いた消音部材の概略斜
視図である。
【図5】 図5は他のメッシュを用いた消音部材の概略
斜視図である。
【符号の説明】
1…底フレーム、2…換気用ダクト、3…空気搬送用ホ
ース、11…溝、12…板部、13…穴、14…係合部
用穴、21…本体部、21a…凹部、22…吹出口、2
3…入口部、24…突出板、24a…係止爪、30,4
0,50,60…消音部材、41, 52,54,56,58
…吹出穴、51,53,55…分岐管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 祐一 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L080 BE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出口に取り付けれた多孔質の筒状の消
    音部材(30,40,60)を備えたことを特徴とする空気
    調和機の吸気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の吸気装置
    において、 上記消音部材(40)に半径方向に貫通する吹出穴(41)
    を設けたことを特徴とする空気調和機の吸気装置。
  3. 【請求項3】 吹出口に取り付けられ、先端に吹出穴
    (52,54,55)が設けられた分岐管(51,53,55)
    を有する軟質材からなる筒状の消音部材(50)を備えた
    ことを特徴とする空気調和機の吸気装置。
JP27214899A 1999-09-27 1999-09-27 空気調和機の吸気装置 Pending JP2001090989A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164229A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Tokyu Construction Co Ltd 消音換気装置

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