JP2001089907A - 縮み衣服としての夢を提供できる表装方法 - Google Patents

縮み衣服としての夢を提供できる表装方法

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JP2001089907A JP26983699A JP26983699A JP2001089907A JP 2001089907 A JP2001089907 A JP 2001089907A JP 26983699 A JP26983699 A JP 26983699A JP 26983699 A JP26983699 A JP 26983699A JP 2001089907 A JP2001089907 A JP 2001089907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の糸付き絞り加工製品の表装方法は、購買
時に、既に、色柄、色彩、絞り方等が、明確となる利点
はある。しかし、購買し、その後に表装を解くことによ
り、色柄、色彩等が明確となることの楽しみ又は夢が期
待できない。 【解決手段】本発明は、衣服素地1の全体に絞り加工処
理し、染め及び縮み加工を行って糸付き絞り加工製品を
作製し、糸付き絞り加工製品2を、擬人体、擬人衣服等
の形状保持体を中に介在するように表装し、表装後に、
購買者が、糸付き絞り加工製品の糸3を解くことによ
り、縮み衣服4が現れる構成である。従って、縮み衣服
の色柄、色彩等が、購買し、その後に表装を解くことに
より、明確となるので、色柄等の表現を楽しみ又は夢を
持たせることができる。需要者の購買意欲を喚起でき
る。また製品の完成に参加できるので、製品への愛着
と、物を大切にする心ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縮み衣服としての
夢を提供できる表装(形態保持:展示、容器内に収容、
各種の包装)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1) 従来、絞り製品、又は折畳み製品
(フ゜リーツ製品)は、一般の製品と同様に、色柄、色彩、
絞り手順、絞り方、又は折畳み手順、折畳み方等か明確
であり、かつ需要者が直ちに試着又は装着できる状態の
表装方法である。この表装方法は、需要者が好みの製品
を確実かつ瞬間に選択できる特徴があり有益である。一
方、各種の商店、販売店、専門店等の各店においても、
購入した製品が明確であることから、購買後又は後日に
よるトラフ゛ル解消に役立つ実益はある。
【0003】しかし、製品(商品)の全ての内容、例え
ば、色柄、色彩、絞り方、又はフ゜リーツの幅、折畳み方等
が、従来の表装の方法では、当初より明確となるので、
購買した後の楽しみが少ない。従って、この点を改良す
ることにより、より需要者の購買意欲と、楽しみが増え
るものと考えられる。例えば、前記色柄、色彩、絞り方
等が明確でないときには、購買し、その後に表装を解く
ことにより明確となるので、楽しみ又は夢がある。この
楽しみは、時間を追って倍増することは経験するところ
である。また購買者が他の人にフ゜レセ゛ントする場合には、
前記の楽しみは一層顕著となる。
【0004】さらに表装方法によっては、需要者が、製
品の完成に参加できる状況、例えば、絞り製品の糸を解
く等の所作により、この製品の完成に寄与できることか
ら、製品への愛着と、物を大切にする心が発生し、有益
であること、又は資源の有効利用と、ごみ問題の解決、
及び社会に貢献できる途も開かれる一面も考えられる。
【0005】(2) 従来の絞り製品は、絞りを利用して、
柄又は紋様等を表現し、手絞りの伝統工芸の伝承を図り
つつ、絞物(衣服)としての装飾性・美的感覚・趣等を高
めるために採用されているのが現況である。また浴衣、
フ゛ラウス等の綿製品(綿素材)においては、高級感覚を付与
できる利点、又は高級感覚を利用して外出着、訪問着等
の綿製品としての活用も可能となる等の実益がある。こ
の従来の絞り製品は、絞物の一面的な活用にしかすぎな
い処である。
【0006】従って、この絞り加工に基づく伸縮性と、
衣服素地の持つ物性とを有効利用することにより、より
優れた特性及び商品価値の向上又は利用の分野が開かれ
ることは明白である。例えば、伸縮性及び物性を利用し
て、伸縮性のフ゛ラウス等の衣服を製造し、この衣服は、人
体のホ゛テ゛ィにフィットし、かつホ゛テ゛ィの線をやさしく、しかも
しわの発生もなく表現できる(美しく女らしいホ゛テ゛ィライン
を遺憾無く表現できる)。また同じ寸法の衣服を、体格
の異なる大人から子供までも、フィットした状態で着用でき
ること、また太った人から細い人までフィットした状態で着
用できること、等汎用性が図れる。さらにフ゛ラウスの小寸
法を利用してコンハ゜クトに収容でき、旅行、収容等に役立て
得る等の利点が考えられる。又は衣服が本来必要とする
機能にも利用できる。例えば、袖口の絞り、腹部の絞り
等の機能として役立てる。尚、この利点を利用した発明
は、既に出願済みである。
【0007】(3) 従来の折畳み製品は、折畳み加工を利
用して、折り柄又は紋様等を表現し、折畳みの伝統工芸
の伝承を図りつつ、絞物(衣服)としての装飾性・美的感
覚・趣・品質等を高めるために採用されているのが現況
である。しかし、前述の絞り製品と同じ様な一面的な利
用に留まる。
【0008】従って、この折畳み加工に基づく伸縮性
と、衣服素地の持つ物性とを有効利用することにより、
より優れた特性及び商品価値の向上又は利用の分野が開
かれることは明白である。この点も、前述の絞り製品と
同じ様な機能及び特徴が発揮できる。尚、一部でこの点
に着目した発明もある。例えば、特開平2-269866号のフ゜
リーツ製品の加工方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の表装方法では、
購買時に、既に、色柄、色彩、絞り方等が、明確となる
ことは、利点である反面で課題もある。例えば、購買
し、その後に表装を解くことにより、前記の色柄、色
彩、絞り方等が明確となることの楽しみ又は夢が期待で
きないこと、又は購買者が他の人にフ゜レセ゛ントする場合に
も、略同様なことが考えられる。さらに需要者が、製品
の完成に参加できる状況ではないので、製品への愛着
と、物を大切にする心が幾分少なくなることも考えられ
る。
【0010】また縮み衣服の場合にも、表装方法は、従
来と略同様であり、前述のような課題がある。そして、
この縮み衣服の場合は、縮み衣服のサイス゛の変化の状態、
縮み衣服の使用の態様・人(使用するに人の大小等)又
はこれに基づく、各縮み衣服の色柄、色彩、絞り方、又
はフ゜リーツ製品ではフ゜リーツの幅、折畳み方等の如く、購買時
に、明確となっており、略同様な課題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、縮み
衣服の色柄、色彩、絞り方等が、購買し、その後に表装
を解くことにより、明確となる構成とし、この色柄、色
彩、絞り方等の表現を楽しみ又は夢を持たせること、又
は需要者の購買意欲を喚起すること、等を意図する。ま
た需要者が、製品の完成に参加できる状況として、製品
への愛着と、物を大切にする心の醸成に役立てることを
意図する。
【0012】請求項1は、衣服素地の全体に絞り加工に
より巻上げ、括り、折畳み又は締め括り等の加工処理し
た後、染め及び縮み加工を行って糸付き絞り加工製品を
作製し、この糸付き絞り加工製品を、擬人体、擬人衣
服、又はホ゛トル、充填物等の形状保持体を中に介在して、
その原形を維持するように表装し、この表装後に、購買
者が、前記糸付き絞り加工製品の糸を解くことにより、
縮み衣服が現れることを特徴とする縮み衣服としての夢
を提供できる表装方法である。
【0013】請求項2の発明は、縮み衣服の色柄、色
彩、絞り方、形状、スタイル、形状を主とした テ゛サ゛イン等
が、購買し、その後に表装を解くことにより、明確とな
る構成とし、この色柄、色彩、絞り方、形状、スタイル、形
状を主としたテ゛サ゛イン等の表現を楽しみ又は夢を持たせる
こと、又は需要者の購買意欲を喚起すること、等を意図
する。また需要者が、製品の完成に参加できる状況とし
て、製品への愛着と、物を大切にする心の醸成に役立て
ることを意図する。
【0014】請求項2は、衣服素地の全体に絞り加工に
より巻上げ、括り、折畳み又は締め括り等の加工処理し
た後、染め及び縮み加工を行って糸付き絞り加工製品を
作製し、この糸付き絞り加工製品を、糸、表装部材、容
器、折畳み方法等を利用して、その原形を隠すように表
装し、この表装後に、購買者が、前記糸付き絞り加工製
品の糸を解くことにより、縮み衣服が現れることを特徴
とする縮み衣服としての夢を提供できる表装方法であ
る。
【0015】請求項3の発明は、表装された縮み衣服に
変化と、面白味を付与し、かつ前述の請求項1・2と略同
様に需要者等に楽しみ又は夢を持たせること、又は需要
者の購買意欲を喚起すること、等を意図する。また需要
者が、製品の完成に参加できる状況として、製品への愛
着と、物を大切にする心の醸成に役立てることを意図す
る。
【0016】請求項3は、加工処理が、衣服素地の身
頃、胸部、腰部等の適所であって、人体のホ゛テ゛ィへのフィッ
トを目的とする縮み衣服としての夢を提供できる表装方
法である。
【0017】請求項4の発明は、前述の請求項1と略同様
なことを意図する。
【0018】請求項4は、衣服素地の全体に折畳み加工
によりひだ、しわ等の加工処理した後、縮み加工を行っ
て糸付き折畳み加工製品を作製し、この糸付き折畳み加
工製品を、擬人体、擬人衣服、又はホ゛トル、充填物等の形
状保持体を中に介在して、その原形を維持するように表
装し、この表装後に、購買者が、前記糸付き折畳み加工
製品の糸を解くことにより、縮み衣服が現れることを特
徴とする縮み衣服としての夢を提供できる表装方法であ
る。
【0019】請求項5の発明は、前述の請求項2と略同様
なことを意図する。
【0020】請求項5は、衣服素地の全体に折畳み加工
によりひだ、しわ等の加工処理した後、縮み加工を行っ
て糸付き折畳み加工製品を作製し、この糸付き折畳み加
工製品を、糸、表装部材、容器、折畳み方法等を利用し
て、その原形を隠すように表装し、この表装後に、購買
者が、前記糸付き折畳み加工製品の糸を解くことによ
り、縮み衣服が現れることを特徴とする縮み衣服として
の夢を提供できる表装方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】購買者(フ゜レセ゛ント対象者、フ゜レセ゛ント
受取者、持主等の関係者を含む。以下解く人とする)
が、解し糸(糸とする)を解く場合、又は表装を解く場
合には、この解く人は、自身の夢、期待等のはやる気持
ちを考慮して、この所作が素早くかつ簡易に行えること
が大切である。従って、この所作にかかる時間は、30秒
〜2分程度とし、望ましくは、30秒〜1分程度とする。図
例の糸の一例を示すと、図2の例では、絞り糸の絞り方
(括り方)は、下の絞り糸(括り糸、通し糸、巻上げ
糸、又は縛り糸等、以下同じ)を上の絞り糸で拘束しな
い構成として、この絞り糸の端、一部等(一例である。
端とする)を糸(糸の本数は限定されない)として、縮
み衣服の外側(図3の一例を参照)、表側への配置、糸
への色付け・リホ゛ン付け等の手段により目立つ所にセット
(一例である)する。このセットにより、糸を引っ張り、
引き抜き等の所作により、素早くかつ簡易に解くことが
できる。また図10の例では、糸を適所にセットし、解し布
を取外すことにより、素早く解くことができる。また図
12の例は、通常使用する繋ぎ糸を取外すことにより、素
早く解くことができる。
【0022】この縮み衣服の表装方法を、以下、図面の
例を基にして、区別して説明する。図4の例は、糸付き
絞り加工製品を人形に表装した例であり、このまま展示
するか、又は通常の表装又は箱(容器)に収容する(表
装等とする)。従って、表装等を解くか又は箱より取出
し、前述の如く、糸を解く所作により、縮み衣服が現れ
る。この人形の方には、擬人体(図4参照)、擬人紙
(図示せず)、ホ゛トル(図5参照)、各種のホ゛ール(個数は
限定されない)、各種の詰め物(充填物)等がある。ま
た図6の例は、糸付き絞り加工製品を擬装スネーク巻きした
表装であり、この擬装スネーク巻きを解いて、糸付き絞り加
工製品を表現する。その後の糸の解き方は、前述の例と
略同様である。尚、糸とスネーク巻き糸を連繋する構成も可
能である。また図7(イ)、(ロ)の例は、糸付き絞り加工製
品をスネーク巻きで構成した例であり、スネーク巻き糸の端を糸
として、糸付き絞り加工製品の外側にセットする。この例
では、スネーク巻きした部位を環状にして表装等し、この表
装等を解くことで糸付き絞り加工製品を表現する。その
後の糸の解き方は、前述の例と略同様である。図8の例
は、糸付き絞り加工製品の絞り方を違えた方法であり、
肩部近傍を三浦絞りとし、胴体部を折畳み絞りとした構
成であり、この胴体部の折畳み絞りを環状にして肩部の
三浦絞りに膨らみを持たせた表装等であり、立体感を表
現する。ここに示した糸を解くことにより縮み衣服を表
現する。図9の例は、全体を括り絞りし、絞り糸を解き
易くするために、解し布と絞り糸を連繋し、この解し布
を引っ張ることにより、簡易に絞り糸が解かれる(脱抜
される)構成であり、何人も簡易かつ素早く解く所作が
できる。ここに示した解し布を解くことにより縮み衣服
を表現する。図11は衣服素地を折畳み、又は纐纈絞り等
を介して染め上げ及び縮み加工して糸付き絞り加工製品
とするとともに、括り糸(巻上げ糸)で結縛して糸付き
絞り加工製品とする。解き方は前述の例と略同様であ
る。図12は巻上げ絞りを利用して染め上げ及び縮み加工
して糸付き絞り加工製品とするとともに、括り糸で結縛
して糸付き絞り加工製品とする。解き方は前述の例と略
同様である。図15は糸付き折畳み加工製品を人形に表装
した例であり、このまま展示するか、又は通常の表装又
は箱に収容する。従って、表装を解くか又は箱より取出
し、糸を解く所作により、縮み衣服(折畳み衣服)が現
れる。他は前記図4と略同じである。図16は糸付き折畳
み加工製品を擬装スネーク巻きした表装であり、この擬装スネ
ーク巻きを解いて、糸付き折畳み加工製品を表現する。他
は前記図6と略同じである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】図1〜3の如く、衣服素地1の所定部位111
を、例えば、伝統的な絞り処理を行って絞り加工半製品
を製作する。この絞り加工半製品を浸染、他の染色方法
で染着する。この染着した絞り加工半製品(図示せず)に
縮み加工、例えば、熱処理、薬品処理を行って糸付き絞
り加工製品2を製造する。この糸付き絞り加工製品2の絞
り糸3(糸3')を解くことにより絞り染め縮み衣服4がで
きる。また衣服素地1を、浸染、他の染色方法で染着し
た後、折畳み加工(ひだ、しわ加工等)して糸付き折畳
み加工製品2'を製造する。この糸付き折畳み加工製品2'
の縛り糸3-1(糸3')を解くことにより縮み衣服4ができ
る。
【0025】この絞り処理、即ち、絞り方は、巻上げ、
括り、折畳み又は締め括り、糸入れ及び巻上げ、糸縫い
絞り等の種々の方法があるが、例えば、簡単な構造とし
て、図2の例の如く、下の絞り3aを上の絞り糸3bで拘束
しない構成として、この一本又は数本の絞り糸3の端を
一本又は数本の糸3'として、縮み衣服4の外側、表側、
側面等への配置、糸に色付け・リホ゛ン付け等の目立つ手
段、又は他の方法によりセットする(一例である)。また
図10の例の如く、解し布3"と絞り糸3を連繋し、この解
し布3"を取外すことにより、素早く解くことができる構
成とする。他は前述の例と略同様である。
【0026】この縮み加工は、縮み衣服4全体に設けた
構成、絞り染め縮み衣服4に変化を持たせた構成、又は
図示しないが染め縮み衣服4の身頃、腰部、胸部、袖
口、適所、等に設けた構成、等の各例がある。
【0027】衣服素地1及び縮み衣服4のサイス゛の一例を寸
法表示すると、図(イ)の衣服素地1は、肩幅が55cm、胸・
胴が70cm、丈が80cm、袖を広げた全体の肩幅115cm、で
ある。また図1(ハ)の縮み衣服4の原形の寸法は、肩幅が1
6cm、胸・胴が20cm、丈が 25cm、袖を広げた全体の肩幅
33cm、である。また図1(ニ)の縮み衣服4の拡大の寸法
は、肩幅が52cm、胸・胴が63cm、丈が75cm、袖を広げた
全体の肩幅105cm、である。従って、この例では、人体
のホ゛テ゛ィにフィットできる伸縮性で、かつ所定サイス゛のフ゛ラウスを
製造できるので、例えば、この所定サイス゛のフ゛ラウスは、そ
の伸縮性を活用することにより、前述の如く、多くの人
が着用できる。
【0028】図4〜9に示す表装方法の一例を説明する。
図4の例は、糸付き絞り加工製品2を人形5に表装した例
であり、このまま展示するか、又は通常の表装又は箱6
に収容する。従って、表装を解くか又は箱6より取出
し、前述の如く、糸3'を解く所作により、縮み衣服4が
現れる。図5の例は、糸付き絞り加工製品2をホ゛トル7に表
装した例であり、他は前述の例と略同様である。図6の
例は、糸付き絞り加工製品2を擬装スネーク巻き8した表装で
あり、このスネーク巻き8(糸3'を兼ねる)を解いて、縮み
衣服4が現れる。その後の糸3'の解き方は、前述の例と
略同様である。図7の例は、糸付き絞り加工製品2をスネーク
巻きした絞り糸3で構成した例であり、スネーク巻き用の絞
り糸3の一部を糸3'として、糸付き絞り加工製品2の外側
等にセットする。この例では、スネーク巻きした部位を環状に
して包装紙9(包装袋、包装体等)による表装であり、
この表装を解くことで糸付き絞り加工製品2が現れる。
その後の絞り糸3の解きは、前述の例と略同様である。
図8の例は、糸付き絞り加工製品2をの絞り方を違えた方
法であり、肩部112近傍を三浦絞りとし、胴体部113を折
畳み絞りとした構成であり、この胴体部113の折畳み絞
りを環状にして肩部112の三浦絞りに膨らみを持たせた
表装等であり、立体感を表現する。ここに示した糸3'を
解くことにより縮み衣服4が現れる。図9の例は、全体を
括り絞りし、絞り糸3を解き易くするために、解し布3"
と絞り糸3を連繋し、この解し布3"を引っ張る等して、
簡易に絞り糸3が解される(脱抜される)構成であり、
何人も簡易かつ素早く解く所作ができる。ここに示した
解し布3"を解くことにより縮み衣服4が現れる。図11は
衣服素地1を折畳み、又は纐纈絞り等を介して染め上げ
及び縮み加工して絞り加工半製品とした後に、括り糸10
で結縛して糸付き絞り加工製品2とする。解き方は前述
の例と略同様である。図12は巻上げ絞りを利用して染め
上げ及び縮み加工して絞り加工半製品とした後に、括り
糸10(巻上げ糸)で結縛して糸付き絞り加工製品2とす
る。解き方は前述の例と略同様である。図15の例は、糸
付き折畳み加工製品2'を人形5に表装した例であり、こ
のまま展示するか、又は通常の表装又は箱6に収容す
る。従って、表装を解くか又は箱6より取出し、前述の
如く、糸3を解く所作により、縮み衣服4が現れる。他は
前記図4と略同じである。図16の例は、糸付き折畳み加
工製品2'を擬装スネーク巻き8した表装であり、この擬装スネー
ク巻き8を解いて、糸付き折畳み加工製品2'が現れる。他
は前記図6と略同じである。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、衣服素地の全体に絞
り加工処理した後、染め及び縮み加工を行って糸付き絞
り加工製品を作製し、糸付き絞り加工製品を、擬人体、
擬人衣服等の形状保持体を中に介在して、その原形を維
持するように表装し、表装後に、購買者が、糸付き絞り
加工製品の糸を解くことにより、縮み衣服が現れる構成
である。従って、縮み衣服の色柄、色彩、絞り方等が、
購買し、その後に表装を解くことにより、明確となるの
で、色柄等の表現を楽しみ又は夢を持たせることができ
る。また需要者の購買意欲を喚起できる。また需要者
が、製品の完成に参加できるので、製品への愛着と、物
を大切にする心の醸成に役立つ特徴がある。
【0030】請求項2の発明は、衣服素地の全体に絞り
加工処理した後、染め及び縮み加工を行って糸付き絞り
加工製品を作製し、糸付き絞り加工製品を、糸、表装部
材、容器、折畳み方法等を利用して、その原形を維持す
るように表装し、表装後に、購買者が、糸付き絞り加工
製品の糸を解くことにより、縮み衣服が現れる構成であ
る。従って、縮み衣服の色柄等が、購買し、その後に表
装を解くことにより、明確となるので、色柄、色彩、スタ
イル、形状を主としたテ゛サ゛イン等の表現を楽しみ又は夢を持
たせることができる。また需要者の購買意欲を喚起でき
る。また需要者が、製品の完成に参加できるので、製品
への愛着と、物を大切にする心の醸成に役立つ特徴があ
る。
【0031】請求項3の発明は、加工処理が、衣服素地
の身頃、胸部、腰部等の適所であって、人体のホ゛テ゛ィへ
のフィットを目的とする構成である。従って、表装された縮
み衣服に変化と、面白味を付与し、かつ前述の請求項1・
2と略同様に需要者等に楽しみ又は夢を持たせることが
できる。また需要者の購買意欲を喚起できる。また需要
者が、製品の完成に参加できるので、製品への愛着と、
物を大切にする心の醸成に役立つ特徴がある。
【0032】請求項4の発明は、衣服素地の全体にひ
だ、しわ等の加工処理した後、染め及び縮み加工を行っ
て糸付き折畳み加工製品を作製し、糸付き折畳み加工製
品を、擬人体、擬人衣服等の形状保持体を中に介在し
て、その原形を維持するように表装し、表装後に、購買
者が、糸付き折畳み加工製品の糸を解くことにより、縮
み衣服が現れる構成である。従って、前述の請求項1と
略同様な効果が期待できる。
【0033】請求項5の発明は、衣服素地の全体にひ
だ、しわ等の加工処理した後、染め及び縮み加工を行っ
て糸付き折畳み加工製品を作製し、糸付き絞り加工製品
を、糸、表装部材、容器、折畳み方法等を利用して、そ
の原形を維持するように表装し、表装後に、購買者が、
糸付き折畳み加工製品の糸を解くことにより、縮み衣服
が現れる構成である。従って、前述の請求項2と略同様
な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は衣服素地の展開状態の図、(ロ)は糸付き絞
り加工製品の展開状態の図、(ニ)は縮み衣服の通常の展
開状態の図、(ホ)は縮み衣服の拡張した展開状態の図、
をそれぞれ示す。
【図2】絞り糸の一例を拡大して説明する図である。
【図3】(イ)は糸付き絞り加工製品の糸を示す図、(ロ)は
糸付き絞り加工製品の糸の他の例を示す図である。
【図4】人形に糸付き絞り加工製品を表装した図であ
る。
【図5】ホ゛トルに糸付き絞り加工製品を表装した図であ
る。
【図6】糸付き絞り加工製品を擬装スネーク巻きした図であ
る。。
【図7】(イ)は糸付き絞り加工製品をスネーク巻きした図、
(ロ)は同図の(イ)の糸付き絞り加工製品を包装紙で表装し
た図である。
【図8】糸付き絞り加工製品を箱に収容(表装)した図
である。
【図9】他の糸付き絞り加工製品の解し布を説明する図
である。
【図10】図9の要部を解した状態を拡大した図である。
【図9】さらに他の糸付き絞り加工製品を説明する図で
ある。
【図10】さらにその他の糸付き絞り加工製品を説明する
図である。
【図13】他の衣服素地の展開状態の図である。
【図14】図11の他の衣服素地の折畳みを示す図である。
【図15】人形に糸付き折畳み加工製品を表装した図であ
る。。
【図16】糸付き折畳み加工製品を表装した図である。
【符号の説明】
1 衣服素地 111 所定部位 112 肩部 113 胴体部 2 糸付き絞り加工製品 2' 糸付き折畳み加工製品 3 絞り糸 3' 糸 3" 解し布 3-1 縛り糸 3a 下の絞り糸 3b 上の絞り糸 4 縮み衣服 5 人形 6 箱 7 ホ゛トル 8 擬装スネーク巻き 9 包装紙 10 括り糸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月5日(1999.11.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は衣服素地の展開状態の図、(ロ)は糸付き絞
り加工製品の展開状態の図、(ハ)は縮み衣服の通常の展
開状態の図、(ニ)は縮み衣服の拡張した展開状態の図、
をそれぞれ示す。
【図2】絞り糸の一例を拡大して説明する図である。
【図3】(イ)は糸付き絞り加工製品の糸を示す図、(ロ)は
糸付き絞り加工製品の糸の他の例を示す図である。
【図4】人形に糸付き絞り加工製品を表装した図であ
る。
【図5】ホ゛トルに糸付き絞り加工製品を表装した図であ
る。
【図6】糸付き絞り加工製品を擬装スネーク巻きした図であ
る。
【図7】(イ)は糸付き絞り加工製品をスネーク巻きした図、
(ロ)は同図の(イ)の糸付き絞り加工製品を包装紙で表装し
た図である。
【図8】糸付き絞り加工製品を箱に収容(表装)した図
である。
【図9】他の糸付き絞り加工製品の解し布を説明する図
である。
【図10】図9の要部を解した状態を拡大した図である。
【図11】さらに他の糸付き絞り加工製品を説明する図で
ある。
【図12】さらにその他の糸付き絞り加工製品を説明する
図である。
【図13】他の衣服素地の展開状態の図である。
【図14】図13の他の衣服素地の折畳みを示す図である。
【図15】人形に糸付き折畳み加工製品を表装した図であ
る。
【図16】糸付き折畳み加工製品を表装した図である。
【符号の説明】 1 衣服素地 111 所定部位 112 肩部 113 胴体部 2 糸付き絞り加工製品 2' 糸付き折畳み加工製品 3 絞り糸 3' 糸 3" 解し布 3-1 縛り糸 3a 下の絞り糸 3b 上の絞り糸 4 縮み衣服 5 人形 6 箱 7 ホ゛トル 8 擬装スネーク巻き 9 包装紙 10 括り糸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服素地の全体に絞り加工により巻上
    げ、括り、折畳み又は締め括り等の加工処理した後、染
    め及び縮み加工を行って糸付き絞り加工製品を作製し、 この糸付き絞り加工製品を、擬人体、擬人衣服、又はホ゛
    トル、充填物等の形状保持体を中に介在して、その原形を
    維持するように表装し、 この表装後に、購買者が、前記糸付き絞り加工製品の糸
    を解くことにより、縮み衣服が現れることを特徴とする
    縮み衣服としての夢を提供できる表装方法。
  2. 【請求項2】 衣服素地の全体に絞り加工により巻上
    げ、括り、折畳み又は締め括り等の加工処理した後、染
    め及び縮み加工を行って糸付き絞り加工製品を作製し、 この糸付き絞り加工製品を、糸、表装部材、容器、折畳
    み方法等を利用して、その原形を隠すように表装し、 この表装後に、購買者が、前記糸付き絞り加工製品の糸
    を解くことにより、縮み衣服が現れることを特徴とする
    縮み衣服としての夢を提供できる表装方法。
  3. 【請求項3】 上記の加工処理が、衣服素地の身頃、胸
    部、腰部等の適所であって、人体のホ゛テ゛ィへのフィットを目
    的とする請求項1又は請求項2に記載の縮み衣服としての
    夢を提供できる表装方法。
  4. 【請求項4】 衣服素地の全体に折畳み加工によりひ
    だ、しわ等の加工処理した後、縮み加工を行って糸付き
    折畳み加工製品を作製し、 この糸付き折畳み加工製品を、擬人体、擬人衣服、又は
    ホ゛トル、充填物等の形状保持体を中に介在して、その原形
    を維持するように表装し、 この表装後に、購買者が、前記糸付き折畳み加工製品の
    糸を解くことにより、縮み衣服が現れることを特徴とす
    る縮み衣服としての夢を提供できる表装方法。
  5. 【請求項5】 衣服素地の全体に折畳み加工によりひ
    だ、しわ等の加工処理した後、縮み加工を行って糸付き
    折畳み加工製品を作製し、 この糸付き折畳み加工製品を、糸、表装部材、容器、折
    畳み方法等を利用して、その原形を隠すように表装し、 この表装後に、購買者が、前記糸付き折畳み加工製品の
    糸を解くことにより、縮み衣服が現れることを特徴とす
    る縮み衣服としての夢を提供できる表装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120266635A1 (en) * 2011-03-17 2012-10-25 Habert Joseph Method of making a knit apparel with a tie dyed appearance and an apparel made by the method

Cited By (2)

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US8726701B2 (en) * 2011-03-17 2014-05-20 The Moret Group Method of making a knit apparel with a tie dyed appearance and an apparel made by the method

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