JP2001088899A - 液体注入ガン - Google Patents
液体注入ガンInfo
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- JP2001088899A JP2001088899A JP26644599A JP26644599A JP2001088899A JP 2001088899 A JP2001088899 A JP 2001088899A JP 26644599 A JP26644599 A JP 26644599A JP 26644599 A JP26644599 A JP 26644599A JP 2001088899 A JP2001088899 A JP 2001088899A
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- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズルを突出させるためにシリンダ内へ供給
するエア圧を低くすることができ、これにより小さく安
価なエアポンプを使用できる液体注入ガンを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 基部1Aに、ノズル2Aが上下方向に摺
動可能に挿通するとともに上端にシリンダ室13が形成
された挿通孔12と、一端が第1エア導管AL1に接続
され他端がシリンダ室13の一端に連通する第1エア導
路16と、一端が第2エア導管AL2に接続され他端が
シリンダ室13の他端に連通する第2エア導路17とを
設け、ノズル2Aの上端に、シリンダ室13内に摺動可
能に配置されるピストン部22を設け、第1エア導路1
6へのエア供給と第2導路17へのエア供給を切換える
ことによりピストン部22を摺動させ、ノズルの突出量
を変化させる。
するエア圧を低くすることができ、これにより小さく安
価なエアポンプを使用できる液体注入ガンを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 基部1Aに、ノズル2Aが上下方向に摺
動可能に挿通するとともに上端にシリンダ室13が形成
された挿通孔12と、一端が第1エア導管AL1に接続
され他端がシリンダ室13の一端に連通する第1エア導
路16と、一端が第2エア導管AL2に接続され他端が
シリンダ室13の他端に連通する第2エア導路17とを
設け、ノズル2Aの上端に、シリンダ室13内に摺動可
能に配置されるピストン部22を設け、第1エア導路1
6へのエア供給と第2導路17へのエア供給を切換える
ことによりピストン部22を摺動させ、ノズルの突出量
を変化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体注入ガンに関
し、詳しくは液面から容器の液体注入口までの高さを変
更可能な液体注入ガンに関する。
し、詳しくは液面から容器の液体注入口までの高さを変
更可能な液体注入ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキオイル、クラッチオイ
ル、パワーステアリングオイル等の作動油、あるいはラ
ジエータの冷却液、ウォッシャー液等の液体は、自動車
の組立ラインにおいて、車体に取付けられたタンクなど
の容器に液体注入ガンによって注入される。そして特に
作動油のような液体を注入する場合、液体中に空気が残
留しないように液体注入ガンを容器の液体注入口に密着
させて容器を密閉し、容器内の空気を吸引して真空にし
た状態で、液体注入ガンのノズルより液体を満水となる
まで注入し、その後容器内を大気開放しつつ上記ノズル
の吐出口より液体を吸引して、液面が吐出口の高さにな
るようにしている。なおノズルの吐出口は、液面が規定
の高さになるように容器の液体注入口からの距離が設定
されている。
ル、パワーステアリングオイル等の作動油、あるいはラ
ジエータの冷却液、ウォッシャー液等の液体は、自動車
の組立ラインにおいて、車体に取付けられたタンクなど
の容器に液体注入ガンによって注入される。そして特に
作動油のような液体を注入する場合、液体中に空気が残
留しないように液体注入ガンを容器の液体注入口に密着
させて容器を密閉し、容器内の空気を吸引して真空にし
た状態で、液体注入ガンのノズルより液体を満水となる
まで注入し、その後容器内を大気開放しつつ上記ノズル
の吐出口より液体を吸引して、液面が吐出口の高さにな
るようにしている。なおノズルの吐出口は、液面が規定
の高さになるように容器の液体注入口からの距離が設定
されている。
【0003】ところで、自動車の組立ラインでは仕様の
異なる複数の車種を同一のラインで組み立てることが行
われている。そして車種によって容器が異なり、各種の
容器に応じて液面から液体注入口までの高さが設定され
ている。
異なる複数の車種を同一のラインで組み立てることが行
われている。そして車種によって容器が異なり、各種の
容器に応じて液面から液体注入口までの高さが設定され
ている。
【0004】このような液面から液体注入口までの高さ
が異なる容器に対応可能な液体注入ガンとしてはつぎの
ようなものがある。この液体注入ガンは、液体導管に接
続される液体導路を有する基部と、前記基部に突出量を
可変に設けられ、前記液体導路に連通するとともに先端
に吐出口を有するノズルとを有する。基部にはノズルが
上下方向に摺動可能に挿通する挿通孔と、挿通孔の上端
に連通されたシリンダ室と、シリンダ室の上端に連通し
て圧縮空気をシリンダ室内に供給するためのエア導路が
設けられ、ノズルの上端には、前記シリンダ室内に摺動
可能に配置されてシリンダ内へ供給された圧縮空気によ
り下方へ押し動かされるピストン部が設けられ、シリン
ダ室内にはピストン部を上方に付勢するスプリングが設
けられている。
が異なる容器に対応可能な液体注入ガンとしてはつぎの
ようなものがある。この液体注入ガンは、液体導管に接
続される液体導路を有する基部と、前記基部に突出量を
可変に設けられ、前記液体導路に連通するとともに先端
に吐出口を有するノズルとを有する。基部にはノズルが
上下方向に摺動可能に挿通する挿通孔と、挿通孔の上端
に連通されたシリンダ室と、シリンダ室の上端に連通し
て圧縮空気をシリンダ室内に供給するためのエア導路が
設けられ、ノズルの上端には、前記シリンダ室内に摺動
可能に配置されてシリンダ内へ供給された圧縮空気によ
り下方へ押し動かされるピストン部が設けられ、シリン
ダ室内にはピストン部を上方に付勢するスプリングが設
けられている。
【0005】そして作業者が液面から容器の種類に応じ
て圧縮空気回路に設けた図略のバルブスイッチを選択操
作し、シリンダ内へエアを供給またはカットすることに
より、ノズルを、コイルスプリングの付勢力により上方
に引き込まれた位置と、圧縮空気によりコイルスプリン
グの付勢力に抗して下方へ押し出されてた位置とに切換
えることができるようになっている。
て圧縮空気回路に設けた図略のバルブスイッチを選択操
作し、シリンダ内へエアを供給またはカットすることに
より、ノズルを、コイルスプリングの付勢力により上方
に引き込まれた位置と、圧縮空気によりコイルスプリン
グの付勢力に抗して下方へ押し出されてた位置とに切換
えることができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の液体
注入ガンでは、スプリングに抗してノズルを突出させる
ためにシリンダ内へ供給するエア圧を高くする必要があ
り、エアポンプが大きくなり設備費が高くなるという問
題があった。本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、ノズルを突出させるためにシリンダ内へ
供給するエア圧を低くすることができ、これにより小さ
く安価なエアポンプを使用できる液体注入ガンを提供す
ることを目的とする。
注入ガンでは、スプリングに抗してノズルを突出させる
ためにシリンダ内へ供給するエア圧を高くする必要があ
り、エアポンプが大きくなり設備費が高くなるという問
題があった。本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、ノズルを突出させるためにシリンダ内へ
供給するエア圧を低くすることができ、これにより小さ
く安価なエアポンプを使用できる液体注入ガンを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 液体導管O
L1に接続される液体導路15を有する基部1Aと、該
基部1Aに設けられ、容器4Aの液体注入口41を保持
するクランプ3Aと、前記基部1Aに突出量を可変に設
けられ、前記液体導路15に連通するとともに吐出口2
4を有するノズル2Aとを有し、前記容器4に液体を規
定量以上注入したのち余分な液体を前記ノズル4より吸
引することにより液面の高さが前記吐出口24の高さに
なるようにし、かつ前記ノズル2Aの突出量を変化させ
ることにより液面から前記液体注入口4Aまでの高さの
複数の設定に対応可能とした液体注入ガン1において、
前記基部1Aに、前記ノズル2Aが上下方向に摺動可能
に挿通するとともに上端にシリンダ室13が形成された
挿通孔12と、一端が第1エア導管AL1に接続され他
端が前記シリンダ室13の一端に連通する第1エア導路
16と、一端が第2エア導管AL2に接続され他端が前
記シリンダ室13の他端に連通する第2エア導路17と
を設け、前記ノズル2Aの上端に、前記シリンダ室13
内に摺動可能に配置されるピストン部22を設け、前記
第1エア導路16へのエア供給と前記第2導路17への
エア供給を切換えることにより前記ピストン部22を摺
動させ、前記ノズルの突出量を変化させることを特徴と
する。
L1に接続される液体導路15を有する基部1Aと、該
基部1Aに設けられ、容器4Aの液体注入口41を保持
するクランプ3Aと、前記基部1Aに突出量を可変に設
けられ、前記液体導路15に連通するとともに吐出口2
4を有するノズル2Aとを有し、前記容器4に液体を規
定量以上注入したのち余分な液体を前記ノズル4より吸
引することにより液面の高さが前記吐出口24の高さに
なるようにし、かつ前記ノズル2Aの突出量を変化させ
ることにより液面から前記液体注入口4Aまでの高さの
複数の設定に対応可能とした液体注入ガン1において、
前記基部1Aに、前記ノズル2Aが上下方向に摺動可能
に挿通するとともに上端にシリンダ室13が形成された
挿通孔12と、一端が第1エア導管AL1に接続され他
端が前記シリンダ室13の一端に連通する第1エア導路
16と、一端が第2エア導管AL2に接続され他端が前
記シリンダ室13の他端に連通する第2エア導路17と
を設け、前記ノズル2Aの上端に、前記シリンダ室13
内に摺動可能に配置されるピストン部22を設け、前記
第1エア導路16へのエア供給と前記第2導路17への
エア供給を切換えることにより前記ピストン部22を摺
動させ、前記ノズルの突出量を変化させることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで説明する発明の実施の形態
は、本発明をブレーキオイル注入用のオイル注入ガンに
適用したものである。図1に示すようにオイル注入ガン
1は、基部1A,ノズル2A、クランプ3Aを主要部品
として構成されている。
は、本発明をブレーキオイル注入用のオイル注入ガンに
適用したものである。図1に示すようにオイル注入ガン
1は、基部1A,ノズル2A、クランプ3Aを主要部品
として構成されている。
【0009】基部1Aの下端にはリザーブタンク4Aの
オイル注入口41内に嵌入される円柱状の突出部11が
形成されている。基部1Aの中央には突出部11の先端
に開放する上端閉鎖の挿通孔12が形成されており、こ
の挿通孔12に上記ノズル2Aが上下方向に摺動可能に
挿通されている。挿通孔12の内径はノズル2Aの外径
より大きく形成され、その内部の上下方向中央および下
端にノズル2Aに摺接する軸受部材4A,5Aが嵌装さ
れている。そして上側の軸受部材1Dの上端面、挿通孔
12の上端面、および挿通孔12の内周壁でシリンダ室
13が形成されている。上側の軸受部材4Aの内周面の
軸方向の所定範囲には、径がノズル2Aの外径より若干
大きい部分が形成されており、ノズル2Aの外周面との
間にオイル導隙14を形成している。また基部1Aには
一端が基部1Aの上端面に開放してオイル導管OL1に
接続され、他端が軸受部材4Aを貫通してこのオイル導
隙14に連通しているオイル導路15が形成されてい
る。
オイル注入口41内に嵌入される円柱状の突出部11が
形成されている。基部1Aの中央には突出部11の先端
に開放する上端閉鎖の挿通孔12が形成されており、こ
の挿通孔12に上記ノズル2Aが上下方向に摺動可能に
挿通されている。挿通孔12の内径はノズル2Aの外径
より大きく形成され、その内部の上下方向中央および下
端にノズル2Aに摺接する軸受部材4A,5Aが嵌装さ
れている。そして上側の軸受部材1Dの上端面、挿通孔
12の上端面、および挿通孔12の内周壁でシリンダ室
13が形成されている。上側の軸受部材4Aの内周面の
軸方向の所定範囲には、径がノズル2Aの外径より若干
大きい部分が形成されており、ノズル2Aの外周面との
間にオイル導隙14を形成している。また基部1Aには
一端が基部1Aの上端面に開放してオイル導管OL1に
接続され、他端が軸受部材4Aを貫通してこのオイル導
隙14に連通しているオイル導路15が形成されてい
る。
【0010】さらに基部1Aには一端が基部1Aの上端
面に開放して第1エア導管AL1に接続され、他端がシ
リンダ室13の内周壁上端に連通する第1エア導路16
と、同じく一端が基部1Aの上端面に開放して第2エア
導管AL2に接続され、他端がシリンダ室13の内周壁
下端に連通する第2エア導路17と、一端が基部1Aの
上端面に開放して第3エア導管AL3に接続され、他端
が突出部11の先端に開放する第3エア導路18とが形
成されている。
面に開放して第1エア導管AL1に接続され、他端がシ
リンダ室13の内周壁上端に連通する第1エア導路16
と、同じく一端が基部1Aの上端面に開放して第2エア
導管AL2に接続され、他端がシリンダ室13の内周壁
下端に連通する第2エア導路17と、一端が基部1Aの
上端面に開放して第3エア導管AL3に接続され、他端
が突出部11の先端に開放する第3エア導路18とが形
成されている。
【0011】ノズル2Aは、円筒状の本体部21と、本
体部21の上端に一体成形されシリンダ室13内に摺動
可能に配置されるピストン部22とで構成されており、
ノズル2Aの摺動スロトークはピストン部22がシリン
ダ室13の上端面および下端面に当接する間のストロー
クとなる。本体部21は筒状で、その上端にはノズル2
Aの摺動に伴って上記オイル導隙14の形成された範囲
内で移動するオイル導孔23が形成されており、オイル
導孔23はノズル2Aの位置に関わらず、オイル導隙1
4を通って常時オイル導路15に連通されている。また
本体部21の下端は開放しており吐出口24となってい
る。ピストン部22の上端面および下端面の外周縁はリ
ング状の切欠き部24,25が形成されており、ピスト
ン部22がシリンダ室13の上端面および下端面に当接
した時にピストン部22の上端面とシリンダ室13の上
端面間、およびピストン部22の下端面とシリンダ室1
3の下端面間に、第1エア導路16または第2エア導路
17からの圧縮エアが入り込むための隙を形成してい
る。
体部21の上端に一体成形されシリンダ室13内に摺動
可能に配置されるピストン部22とで構成されており、
ノズル2Aの摺動スロトークはピストン部22がシリン
ダ室13の上端面および下端面に当接する間のストロー
クとなる。本体部21は筒状で、その上端にはノズル2
Aの摺動に伴って上記オイル導隙14の形成された範囲
内で移動するオイル導孔23が形成されており、オイル
導孔23はノズル2Aの位置に関わらず、オイル導隙1
4を通って常時オイル導路15に連通されている。また
本体部21の下端は開放しており吐出口24となってい
る。ピストン部22の上端面および下端面の外周縁はリ
ング状の切欠き部24,25が形成されており、ピスト
ン部22がシリンダ室13の上端面および下端面に当接
した時にピストン部22の上端面とシリンダ室13の上
端面間、およびピストン部22の下端面とシリンダ室1
3の下端面間に、第1エア導路16または第2エア導路
17からの圧縮エアが入り込むための隙を形成してい
る。
【0012】上記構成により第1エア導路16からシリ
ンダ室13内にエアを供給すると図1に示すようにノズ
ル2Aは突出し、第2エア導路17からシリンダ室13
内にエアを供給すると図2に示すようにノズル2Aは退
入する。そして液面からオイル注入口41の上端までの
高さが低い方のリザーブタンク4Aの場合はノズル2A
を退入させ、液面からオイル注入口41の上端までの高
さが高い方のリザーブタンク4Aの場合はノズル2Aを
突出させる。
ンダ室13内にエアを供給すると図1に示すようにノズ
ル2Aは突出し、第2エア導路17からシリンダ室13
内にエアを供給すると図2に示すようにノズル2Aは退
入する。そして液面からオイル注入口41の上端までの
高さが低い方のリザーブタンク4Aの場合はノズル2A
を退入させ、液面からオイル注入口41の上端までの高
さが高い方のリザーブタンク4Aの場合はノズル2Aを
突出させる。
【0013】クランプ3Aは基部1Aの外周面に設けら
れており、基部1Aの側方へ開放する断面コ字状のブラ
ケット31と、ブラケット31の両側壁間に支持された
係合部材32とで構成されている。ブラケット31の両
側壁間には上下方向に所定間隔を空けて配置された2つ
のピン33が形成されている。係合部材32は下端が突
出部11の外周面に向かって湾曲する略J字状で、ブラ
ケット31の両ピン33に摺動可能に係合する2つの長
孔34が形成されている。各長孔34は下部が基部1A
の外周面に沿って上下方向に延び、上部が基部1Aの外
周面に近づくように湾曲している。係合部材32の上端
はリンク(図略)を介してシリンダ(図略)に連結され
ており、シリンダが収縮すると、係合部材32はピン3
3が長孔34内を摺動することにより上方へ移動しなが
ら基部1Aに近づき、基部1Aの突出部11が嵌入した
リザーブタンク4Aのオイル注入口41に係合する。シ
リンダが伸長すると、収縮する時の逆の軌跡を辿る。
れており、基部1Aの側方へ開放する断面コ字状のブラ
ケット31と、ブラケット31の両側壁間に支持された
係合部材32とで構成されている。ブラケット31の両
側壁間には上下方向に所定間隔を空けて配置された2つ
のピン33が形成されている。係合部材32は下端が突
出部11の外周面に向かって湾曲する略J字状で、ブラ
ケット31の両ピン33に摺動可能に係合する2つの長
孔34が形成されている。各長孔34は下部が基部1A
の外周面に沿って上下方向に延び、上部が基部1Aの外
周面に近づくように湾曲している。係合部材32の上端
はリンク(図略)を介してシリンダ(図略)に連結され
ており、シリンダが収縮すると、係合部材32はピン3
3が長孔34内を摺動することにより上方へ移動しなが
ら基部1Aに近づき、基部1Aの突出部11が嵌入した
リザーブタンク4Aのオイル注入口41に係合する。シ
リンダが伸長すると、収縮する時の逆の軌跡を辿る。
【0014】次に図3に基づき上記構造のオイル注入ガ
ンを適用したオイル注入装置について説明する。オイル
注入ガン1の第3エア導路18に接続された第3エア導
管AL3は、切換弁AV11を介在してその上流で分岐
しており、分岐した一方のエア導管AL31にはリザー
ブタンク4A内の空気を吸引して真空にするエア吸引系
2が接続されている。また分岐した他方のエア導管AL
32は更に分岐しており、分岐した一方のエア導管AL
321には第3エア導路18に圧縮空気を供給するエア
供給系3が接続され、分岐した他方のエア導管AL32
2にはリザーブタンク4A内に大気圧の空気を送る大気
開放系4が接続されている。
ンを適用したオイル注入装置について説明する。オイル
注入ガン1の第3エア導路18に接続された第3エア導
管AL3は、切換弁AV11を介在してその上流で分岐
しており、分岐した一方のエア導管AL31にはリザー
ブタンク4A内の空気を吸引して真空にするエア吸引系
2が接続されている。また分岐した他方のエア導管AL
32は更に分岐しており、分岐した一方のエア導管AL
321には第3エア導路18に圧縮空気を供給するエア
供給系3が接続され、分岐した他方のエア導管AL32
2にはリザーブタンク4A内に大気圧の空気を送る大気
開放系4が接続されている。
【0015】エア吸引系2には、オイル注入ガン1側か
ら切換弁AV2、メカニカルブースターMB2、真空ポ
ンプVP2が順に配置されている。エア供給系3には、
オイル注入ガン1側から切換弁AV3、エアドライヤA
D3、エアポンプAP3が順に接続されている。大気開
放系4には、オイル注入ガン1側から切換弁AV4、フ
ィルタAF4、エアドライヤAD4が順に配置されてい
る。
ら切換弁AV2、メカニカルブースターMB2、真空ポ
ンプVP2が順に配置されている。エア供給系3には、
オイル注入ガン1側から切換弁AV3、エアドライヤA
D3、エアポンプAP3が順に接続されている。大気開
放系4には、オイル注入ガン1側から切換弁AV4、フ
ィルタAF4、エアドライヤAD4が順に配置されてい
る。
【0016】またオイル注入ガン1のオイル導路15に
接続されたオイル導管OL1は分岐しており、分岐した
一方のオイル導管OL11にはオイルをリザーブタンク
4Aに供給するオイル給液系5が切換弁AV12を介し
て接続され、分岐した他方のオイル導管OL12にはリ
ザーブタンク4A内に余分に注入されたオイルを吸引す
るオイル吸液系6が切換弁AV12を介して接続されて
いる。
接続されたオイル導管OL1は分岐しており、分岐した
一方のオイル導管OL11にはオイルをリザーブタンク
4Aに供給するオイル給液系5が切換弁AV12を介し
て接続され、分岐した他方のオイル導管OL12にはリ
ザーブタンク4A内に余分に注入されたオイルを吸引す
るオイル吸液系6が切換弁AV12を介して接続されて
いる。
【0017】オイル供給系5には、オイル注入ガン1側
からフィルターOF5、圧送ポンプTP51、切換弁A
V51、クッションタンクCT5、切換弁AV52、脱
気タンクDT5、圧送ポンプTP52、オイル倉庫OT
5が順に配置されている。またクッションタンクCT5
には大気開放系51が接続されている。この大気開放系
51には、クッションタンクCT5側から切換弁AV5
3、フィルターAF52、エアドライヤAD5が順に配
置されている。また大気開放系51は切換弁AV54を
介して脱気タンクDT5にも接続されている。切換弁A
V54と脱気タンクDT5の間には真空ポンプVP5が
接続されている。
からフィルターOF5、圧送ポンプTP51、切換弁A
V51、クッションタンクCT5、切換弁AV52、脱
気タンクDT5、圧送ポンプTP52、オイル倉庫OT
5が順に配置されている。またクッションタンクCT5
には大気開放系51が接続されている。この大気開放系
51には、クッションタンクCT5側から切換弁AV5
3、フィルターAF52、エアドライヤAD5が順に配
置されている。また大気開放系51は切換弁AV54を
介して脱気タンクDT5にも接続されている。切換弁A
V54と脱気タンクDT5の間には真空ポンプVP5が
接続されている。
【0018】オイル吸引系6には、オイル注入ガン1側
からドレンD6、圧送ポンプTP6、濾過タンクMT6
が順に配置され、オイル供給系5のオイル倉庫OT5に
接続されている。またドレンD6には、エジェクターE
6、フィルタAF6、エアポンプAP6が順に配置され
ており、これにより吸引力を発生させている。
からドレンD6、圧送ポンプTP6、濾過タンクMT6
が順に配置され、オイル供給系5のオイル倉庫OT5に
接続されている。またドレンD6には、エジェクターE
6、フィルタAF6、エアポンプAP6が順に配置され
ており、これにより吸引力を発生させている。
【0019】オイル注入ガン1の第1エア導路16およ
び第2エア導路17に接続される第1エア導管AL1お
よび第2エア導管AL2は第1エア導管AL1および第
2エア導管AL2へのエア供給を切換える切換弁AV7
を介してエアポンプAP7に接続されている。
び第2エア導路17に接続される第1エア導管AL1お
よび第2エア導管AL2は第1エア導管AL1および第
2エア導管AL2へのエア供給を切換える切換弁AV7
を介してエアポンプAP7に接続されている。
【0020】次に本実施の形態のオイル注入ガン1を備
えたオイル注入装置によるリザーブタンク4Aへのオイ
ル注入作業について説明する。まずオイルを注入するリ
ザーブタンク4Aに合わせてオイル注入ガン1のノズル
2Aの突出量を切換える。ノズル2Aを突出させるに
は、切換弁AV7をエアポンプAP7からの圧縮空気が
第1エア導路AL1側に供給されるように切換える。ま
たノズル2Aを退入させるには、切換弁AV7をエアポ
ンプAP7からの圧縮空気が第2エア導路17側に供給
されるように切換える。
えたオイル注入装置によるリザーブタンク4Aへのオイ
ル注入作業について説明する。まずオイルを注入するリ
ザーブタンク4Aに合わせてオイル注入ガン1のノズル
2Aの突出量を切換える。ノズル2Aを突出させるに
は、切換弁AV7をエアポンプAP7からの圧縮空気が
第1エア導路AL1側に供給されるように切換える。ま
たノズル2Aを退入させるには、切換弁AV7をエアポ
ンプAP7からの圧縮空気が第2エア導路17側に供給
されるように切換える。
【0021】各切換弁は閉じた状態になっており、上述
のようにオイル注入ガンをリザーブタンク4Aに取付
け、図略のスタートスイッチを押すと切換弁AV11,
AV2が開き、真空ポンプVP2およびメカニカルブー
スターMB2が作動して第3エア導路18を通ってリザ
ーブタンク4A内より空気が吸引される。真空ポンプV
P2およびメカニカルブースターMB2は予め作動させ
ておき、切換弁AV2から真空ポンプVP2までの経路
内を真空状態としておくことにより、真空工程にかかる
時間を短縮させることができる。
のようにオイル注入ガンをリザーブタンク4Aに取付
け、図略のスタートスイッチを押すと切換弁AV11,
AV2が開き、真空ポンプVP2およびメカニカルブー
スターMB2が作動して第3エア導路18を通ってリザ
ーブタンク4A内より空気が吸引される。真空ポンプV
P2およびメカニカルブースターMB2は予め作動させ
ておき、切換弁AV2から真空ポンプVP2までの経路
内を真空状態としておくことにより、真空工程にかかる
時間を短縮させることができる。
【0022】リザーブタンク4A内が所定の真空度にな
るように予め設定された時間が経過すると、切換弁AV
11,AV2が閉じるとともに切換弁AV11,AV5
1,AV53が開き、圧送ポンプTP51が作動してク
ッションタンクCT5のオイルがノズル2Aよりリザー
ブタンク4A内に注入される。この間圧送ポンプTP5
2が作動してオイル倉庫OT5より脱気タンクDT5に
オイルが供給されている。このとき真空ポンプを作動さ
せて脱気タンク内を所定の真空度にし、オイルをシャワ
ー状に供給することによりオイル内の空気を抜いてい
る。オイル注入が終わると圧送ポンプTP51が停止し
切換弁AV11,AV51,AV53が閉じるととも
に、圧送ポンプTP52および真空ポンプVP5が停止
し、切換弁AV52,AV54が開く。すると脱気タン
クDT5内の液面とクッションタンクCT5内の液面が
同じ高さになるように、脱気タンクDT5内のオイルが
クッションタンクCT5内に供給される。
るように予め設定された時間が経過すると、切換弁AV
11,AV2が閉じるとともに切換弁AV11,AV5
1,AV53が開き、圧送ポンプTP51が作動してク
ッションタンクCT5のオイルがノズル2Aよりリザー
ブタンク4A内に注入される。この間圧送ポンプTP5
2が作動してオイル倉庫OT5より脱気タンクDT5に
オイルが供給されている。このとき真空ポンプを作動さ
せて脱気タンク内を所定の真空度にし、オイルをシャワ
ー状に供給することによりオイル内の空気を抜いてい
る。オイル注入が終わると圧送ポンプTP51が停止し
切換弁AV11,AV51,AV53が閉じるととも
に、圧送ポンプTP52および真空ポンプVP5が停止
し、切換弁AV52,AV54が開く。すると脱気タン
クDT5内の液面とクッションタンクCT5内の液面が
同じ高さになるように、脱気タンクDT5内のオイルが
クッションタンクCT5内に供給される。
【0023】またこれと同時に切換弁AV12が開いて
エアポンプAP6が作動し、エジェクターE6を介して
ノズル2Aよりリザーブタンク4A内の余分なオイルを
吸引し、ドレンD6内に溜める。この時切換弁AV1
1,AV4を開き、吸引したオイル分の空気をリザーブ
タンク4A内に供給している。余分なオイルを吸引し終
わると切換弁AV13,AV4が閉じエアポンプAP6
が停止するとともに圧送ポンプTP6が作動し、ドレン
D6に溜まったオイルを濾過タンクMT6を通してオイ
ル倉庫OT5内に回収する。
エアポンプAP6が作動し、エジェクターE6を介して
ノズル2Aよりリザーブタンク4A内の余分なオイルを
吸引し、ドレンD6内に溜める。この時切換弁AV1
1,AV4を開き、吸引したオイル分の空気をリザーブ
タンク4A内に供給している。余分なオイルを吸引し終
わると切換弁AV13,AV4が閉じエアポンプAP6
が停止するとともに圧送ポンプTP6が作動し、ドレン
D6に溜まったオイルを濾過タンクMT6を通してオイ
ル倉庫OT5内に回収する。
【0024】オイル注入ガン1をリザーブタンク4Aか
ら取外した後、切換弁AV3を開きエアポンプAP3を
作動させて、第3エア導路18の先端に付着したオイル
を吹き飛ばし、つぎの真空工程時にオイルを吸引してし
まわないようにしている。
ら取外した後、切換弁AV3を開きエアポンプAP3を
作動させて、第3エア導路18の先端に付着したオイル
を吹き飛ばし、つぎの真空工程時にオイルを吸引してし
まわないようにしている。
【0025】
【発明の効果】従来はスプリングに抗してノズルを突出
させるためにシリンダ内へ供給するエア圧を高くする必
要があったが、本発明によれば、ノズルを突出させるた
めにシリンダ内へ供給するエア圧を低くすることがで
き、これにより小さく安価なエアポンプを使用できる。
させるためにシリンダ内へ供給するエア圧を高くする必
要があったが、本発明によれば、ノズルを突出させるた
めにシリンダ内へ供給するエア圧を低くすることがで
き、これにより小さく安価なエアポンプを使用できる。
【図1】 本発明を適用した液体注入ガンにおいて、ノ
ズルが突出した状態を示す断面図である。
ズルが突出した状態を示す断面図である。
【図2】 本発明を適用した液体注入ガンにおいて、ノ
ズルが退入した状態を示す断面図である。
ズルが退入した状態を示す断面図である。
【図3】 液体注入ガンを備えた液体注入装置の概略図
である。
である。
1…液体注入ガン 1A…基部 2A…ノズル 3A…クランプ 4A…容器 12…挿通孔 13…シリンダ室 15…液体導路 16…第1エア導路 17…第2エア導路 22…ピストン部 24…吐出口 41 …液体注入口 OL1…液体導管 AL1…第1エア導管 AL2…第2エア導管
Claims (1)
- 【請求項1】 液体導管に接続される液体導路を有する
基部と、該基部に設けられ、容器の液体注入口を保持す
るクランプと、前記基部に突出量を可変に設けられ、前
記液体導路に連通するとともに吐出口を有するノズルと
を有し、前記容器に液体を規定量以上注入したのち余分
な液体を前記吐出口より吸引することにより液面の高さ
が前記ノズルの吐出口の高さになるようにし、かつ前記
ノズルの突出量を変化させることにより液面から前記容
器の液体注入口までの高さの複数の設定に対応可能とし
た液体注入ガンにおいて、前記基部に、前記ノズルが上
下方向に摺動可能に挿通するとともに上端にシリンダ室
が形成された挿通孔と、一端が第1エア導管に接続され
他端が前記シリンダ室の上端に連通する第1エア導路
と、一端が第2エア導管に接続され他端が前記シリンダ
室の下端に連通する第2エア導路とを設け、前記ノズル
の上端に、前記シリンダ室内に摺動可能に配置されるピ
ストン部を設け、前記第1エア導路へのエア供給と前記
第2エア導路へのエア供給を切換えることにより前記ピ
ストン部を摺動させ、前記ノズルの突出量を変化させる
ことを特徴とする液体注入ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26644599A JP2001088899A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 液体注入ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26644599A JP2001088899A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 液体注入ガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001088899A true JP2001088899A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17431044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26644599A Pending JP2001088899A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 液体注入ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001088899A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100833663B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2008-05-29 | (주)메카스 | 유체의 배출 및 주입 장치와 그 배출 및 주입 방법 |
-
1999
- 1999-09-21 JP JP26644599A patent/JP2001088899A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100833663B1 (ko) * | 2007-05-17 | 2008-05-29 | (주)메카스 | 유체의 배출 및 주입 장치와 그 배출 및 주입 방법 |
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