JP2001088702A - 軌道散水制御システム - Google Patents

軌道散水制御システム

Info

Publication number
JP2001088702A
JP2001088702A JP27417299A JP27417299A JP2001088702A JP 2001088702 A JP2001088702 A JP 2001088702A JP 27417299 A JP27417299 A JP 27417299A JP 27417299 A JP27417299 A JP 27417299A JP 2001088702 A JP2001088702 A JP 2001088702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
watering
control
stop
temperature
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27417299A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kakizaki
清一 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WATER SURII KK
Original Assignee
WATER SURII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WATER SURII KK filed Critical WATER SURII KK
Priority to JP27417299A priority Critical patent/JP2001088702A/ja
Publication of JP2001088702A publication Critical patent/JP2001088702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動散水システムの自動運転時において、レ
ール温度だけではなく、他の各種の条件によっても制御
可能にして安全性を向上させた軌道散水制御システムを
提供することを課題とする。 【解決手段】 レールの温度に応じて散水の発停を行う
手段の外に、列車が所定区間へ進入したことによる散水
の発停の制御、散水発停スイッチの操作による散水の発
停の制御、受水槽の水位に基く散水の発停の制御の内の
少なくとも1つの散水制御手段を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軌道散水制御システ
ム、より詳細には、レールの温度に応じて自動散水を行
うレールの自動散水システムの自動運転時において、各
種のインタロックにより、確実に動作制御する軌道散水
制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】夏場などの気温上昇時には、鉄道レール
の温度も上昇する。この状態を、そのまま放置しておく
とレールが伸張湾曲し、列車の運行に支障を来たし、時
に大事故を招く虞もある。
【0003】この問題に対処するため、鉄道線路におけ
るレールの温度が上昇して列車運行に支障を来たす虞の
ある場合に、レール及びその近辺へ自動的に散水するこ
とによりレールの温度を低下させる自動散水装置が提唱
されているが(例えば、特開昭53−69308号公
報)、従来の自動散水装置にはレールの温度以外の条件
によっても散水の発停の制御を可能にするという発想は
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自動
散水システムは、レールの温度以外の条件によっては散
水の発停を制御できなかったので、本発明は、自動散水
システムの自動運転時において、レール温度だけではな
く、他の各種の条件によっても制御可能にして安全性を
向上させた軌道散水制御システムを提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、レールの温度
に応じて散水の発停を行う手段の外に、列車が所定区間
へ進入したことによる散水の発停の制御、散水発停スイ
ッチの操作による散水の発停の制御、受水槽の水位に基
く散水の発停の制御の内の少なくとも1つの散水制御手
段を備えたことを特徴とする軌道散水システム、を以て
上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、添付
図面に依拠して説明する。図1は、本発明に係る散水制
御システムの構成を示すブロック図であり、本システム
は、システム全体の制御を行う散水制御盤1と、レール
の温度を検知するレール温度センサー2と、レール温度
センサー2からのレール温度情報をA/D変換して散水
制御盤1にデータを転送する温度変換器3と、散水制御
盤1に制御されて散水動作をする散水用電動弁(電磁弁)
4及びポンプ制御盤5と、監視手段としての保線区監視
盤6とから成り、更に、その他各種散水動作の発停を制
御するインタロック手段を備える。
【0007】散水制御の基準となるレール温度は、鉄道
レールの軌道部に設置されるレール温度センサー2によ
って検出される。検出された温度データは、上述したよ
うに、温度変換器3でA/D変換されて散水制御盤1へ
と転送される。
【0008】散水制御盤1においては、予め散水を開始
すべきレール温度と散水を停止すべきレール温度とが設
定される。設定された散水開始温度までレール温度が上
昇すると、散水制御盤1は散水用電動弁4に開動作をさ
せると同時に、ポンプ制御盤5へポンプ始動信号を送信
する。ポンプ始動信号を受信したポンプ制御盤5は、受
水槽のポンプを始動させ、散水用電動弁4を介してレー
ルに対する散水を開始させる。
【0009】散水開始後、レール温度が設定された散水
停止温度まで降下すると、散水制御盤1はポンプ制御盤
5へポンプ停止信号を送信すると同時に、散水用電動弁
4に閉動作をさせる。ポンプ停止信号を受信したポンプ
制御盤5は、受水層のポンプを停止させて散水を停止す
る。
【0010】本発明における散水制御システムの基本的
な制御手段は、上述したようなレール温度による制御で
あるが、本システムにおいては更に、以下に示すような
条件によって散水の発停を制御するインタロック手段が
併設される。
【0011】インタロック手段の1つは、列車の通過中
に散水動作を停止させるためのもので、列車が散水区間
及びその手前の予め定められた区間(以下「閉そく信号
区間」という)に進入した際に、信号回路端子盤6に列
車進入信号を送信するようにし、この信号回路端子盤6
を介して信号が散水制御盤1に転送されることにより、
タイマーが始動するようにする。このタイマーは、列車
が閉そく信号区間を通過する時間を計測するもので、そ
れにより、列車が閉そく信号区間に進入した際に散水が
停止されると共に、その後列車が散水区間を通過し、即
ち、閉そく信号区間を完全に通過した直後に散水動作が
再開されるような制御を行う。但し、列車が通過した時
点でレール温度が散水停止温度まで降下している場合
は、散水動作を再開しないよう制御することが好まし
い。
【0012】インタロック手段の2つめは、散水区間内
における軌道部の保守作業時等に一時的に散水動作を停
止又は中断させるためのもので、散水区間内に数箇所、
散水発停制御スイッチ7を設置し、この散水発停スイッ
チ7の操作により、散水を強制的に中止させるものであ
る。このスイッチ7による制御は、通例他のどの制御手
段よりも優先するようにする。
【0013】インタロック手段の3つめは、長時間散水
を行う場合に、受水槽水位が渇水レベルまで降下したと
きに、受水槽のポンプが自動停止して散水を停止するよ
うにするためのものである。これは、受水槽内に渇水レ
ベルと復帰レベルとを検出する水位センサーを配置し、
水位が渇水レベルにまで下がったことが検出された際
に、散水制御盤1の制御によってポンプを停止させて散
水を中断させ、その後水位が増して復帰レベルにまで達
したことが検出された際に再びポンプを動作させて散水
を再開させるものである。なお、水位が復帰レベルに達
した時点でレール温度が散水停止温度にまで降下してい
る場合には、散水を再開させる必要がないこと上記の場
合と同様であり、その場合には、そのまま散水停止状態
を保ち、受水槽水位が満水レベルに達するまで給水させ
る。
【0014】インタロック手段の4つめは、散水中に停
電等による電力の供給が絶たれた場合に、停電保証回路
により強制的に散水用電動弁4を閉動作させ、散水を停
止させるものである。また、ポンプの故障及びポンプ制
御盤に異常が発生した場合には、水圧が低下するために
散水が停止する。
【0015】以上の本発明に係る散水制御システムの制
御は、全て保線区監視盤8にて監視を行い、保線区監視
盤8によって散水作業を制御することも可能である。保
線区監視盤8は遠隔地に配置することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、本発明
によれば、従来の自動散水システムに種々のインタロッ
ク手段が付加されることにより、様々な状況に適した動
作制御を確実に行うことが可能となり、そのために、列
車の通過の多い時間帯において無人で列車の通過する合
間に散水を行うような場合であっても、散水作業による
事故の心配がなく、適正な散水によってレール温度の上
昇を抑えることができ、以て、列車の安全運行を実現し
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る散水制御システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 散水制御盤 2 温度センサー 3 温度変換器 4 散水用電動弁(電磁弁) 5 ポンプ制御盤 6 信号回路端子盤 7 散水停止スイッチ 8 保線区監視盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールの温度に応じて散水の発停を行う
    手段の外に、列車が所定区間へ進入したことによる散水
    の発停の制御、散水発停スイッチの操作による散水の発
    停の制御、受水槽の水位に基く散水の発停の制御の内の
    少なくとも1つの散水制御手段を備えたことを特徴とす
    る軌道散水システム。
  2. 【請求項2】 散水装置の異常又は停電等の外部からの
    障害により散水を自動停止することを特徴とする請求項
    1に記載の軌道散水制御システム。
JP27417299A 1999-09-28 1999-09-28 軌道散水制御システム Pending JP2001088702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27417299A JP2001088702A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 軌道散水制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27417299A JP2001088702A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 軌道散水制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001088702A true JP2001088702A (ja) 2001-04-03

Family

ID=17538050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27417299A Pending JP2001088702A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 軌道散水制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001088702A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012064045A2 (ko) * 2010-11-09 2012-05-18 Ahn Chan Yong 전동차 탑재 분사장치
KR101280787B1 (ko) 2012-03-19 2013-07-05 부산교통공사 철도 레일 신축 이음매의 변위 감지와 살수 장치 및 그 방법
JP2018103944A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 能美防災株式会社 レール冷却システム
KR20180118944A (ko) * 2017-04-24 2018-11-01 주식회사 디엠에스 인공 장기 모형 제작 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012064045A2 (ko) * 2010-11-09 2012-05-18 Ahn Chan Yong 전동차 탑재 분사장치
WO2012064045A3 (ko) * 2010-11-09 2012-09-20 Ahn Chan Yong 전동차 탑재 분사장치
KR101280787B1 (ko) 2012-03-19 2013-07-05 부산교통공사 철도 레일 신축 이음매의 변위 감지와 살수 장치 및 그 방법
JP2018103944A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 能美防災株式会社 レール冷却システム
KR20180118944A (ko) * 2017-04-24 2018-11-01 주식회사 디엠에스 인공 장기 모형 제작 방법
KR101986571B1 (ko) 2017-04-24 2019-06-10 주식회사 디엠에스 인공 장기 모형 제작 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5465926A (en) Coded track circuit repeater having standby mode
US7575202B2 (en) Apparatus and methods for providing relatively constant warning time at highway-rail crossings
CN111483473B (zh) 一种站台间隙检测和列车运行互锁的方法
CN106697004B (zh) Spks开关及联锁系统、联锁系统的使用方法
CN110775101A (zh) 轨道交通信号系统全自动运行下的远程rm运行控制方法
CN111824217B (zh) 一种连挂列车的控制方法及系统
CN112550374B (zh) 单线双方向自动闭塞线路的区间占用逻辑检查方法及系统
CN114179872A (zh) 全自动运行列车的远程rm切换方法
JP2001088702A (ja) 軌道散水制御システム
KR100633392B1 (ko) 스크린도어 제어시스템
CN111572597B (zh) 一种列车过分相区操作方法、装置、设备及计算机可读存储介质
KR101102352B1 (ko) 분기부 궤도회로 열차검지 장치 및 방법
CN110920636B (zh) 基于站台门状态检测的警报方法和装置
JP4976622B2 (ja) 踏切制御装置及び踏切制御ネットワーク
JPS6319244Y2 (ja)
JP2008239054A (ja) 列車制御システム
KR102636373B1 (ko) 유송사고 방지형 계측제어 시스템
CN114059858B (zh) 一种地铁车辆车门紧急解锁电磁铁控制方法
JP3823220B2 (ja) 自動列車制御装置
JPS6330191B2 (ja)
JPH09301174A (ja) 列車の誤出発防止方法及び装置
CN115892143B (zh) 一种无线闭塞中心及其控制列车进站防护方法
JP2010254294A (ja) 列車ドア開閉制御システム
CN118124635A (zh) 一种支持自复位手柄的乘客疏散控制方法、设备及介质
CN115892127A (zh) 一种防止铁路列车超速的方法和装置