JP2001085173A - 照明点灯方法 - Google Patents

照明点灯方法

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JP2001085173A
JP2001085173A JP2000023385A JP2000023385A JP2001085173A JP 2001085173 A JP2001085173 A JP 2001085173A JP 2000023385 A JP2000023385 A JP 2000023385A JP 2000023385 A JP2000023385 A JP 2000023385A JP 2001085173 A JP2001085173 A JP 2001085173A
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lighting
illuminance
imin
seconds
illumination
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Application number
JP2000023385A
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English (en)
Inventor
Wataru Iwai
彌 岩井
Yoshitoku Saito
良徳 齋藤
Kazuteru Obara
和輝 小原
Koki Noguchi
公喜 野口
Yoko Inoue
容子 井上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】急激な明るさの低下が生じても速やかに所望の
視認性を確保することができ、且つ、低コスト化が可能
な照明点灯方法を提供する。 【解決手段】停電直後における規定部位の照度をImax
〔lx〕、点灯直後から30秒経過した時の記規定部位
の照度をImin〔lx〕とするとき、Imin≧1〔lx〕
かつ5×Imin≦Imax≦20×Iminの条件を満たすよ
うに点灯制御する。上記規定部位の照度を15〜30秒
かけてImaxからIminに徐々に低下させ、照度がImin
に達した後はIminを維持する。点灯直後からの経過時
間をT、経過時間がT〔秒〕の時の照度をI(T)、照
度I(T)の照度Imin〔lx〕に対する係数をK
(T)とすると、I(T)=K(T)×Iminで表すこ
とができ、Imax=10×Iminとしたとき、係数K
(T)を図1に示すように変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明点灯方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、急激に明るさが低下する可能
性のある空間に、当該空間での人の行動の安全性および
視認性を確保する目的で設置される照明器具が提供され
ている。この種の照明器具としては、例えば、非常灯
や、ナイタースポーツ施設(例えば、ナイター競馬場や
ナイター競艇場など)において競技者の安全性を確保す
るために用いられるもの、屋外から所定空間への通路に
設けられるものながある。
【0003】ここにおいて、非常灯のような非常用の照
明器具は、停電時などの非常時において明るさが急激に
低下した直後に点灯し、且つ、点灯状態を所定時間以上
維持するものである。
【0004】ところで、非常灯などの照明器具は、停電
などにより明るさが急激に低下した時に、規定部位が予
め設定された所要照度で照明されるように点灯制御する
制御回路を備えている。例えば、建築基準法に基づき設
置される非常灯の場合、点灯時に、上記所定部位たる床
面において1〔lx〕以上の照度を確保する必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
照明器具の点灯時の明るさは、明るさが急激に低下した
後の明るさにある程度順応した時に安全に行動するため
の視認性を確保できる明るさであり、明るさが急激に低
下した直後の視認性は確保されていない。
【0006】例えば、500〔lx〕の照度で照明され
た反射率60〔%〕の壁に眼が充分順応していた状態
で、停電により非常灯が点灯し、1〔lx〕の照度で照
明された反射率30〔%〕の床面における情報を確認し
ながら避難する状況を想定してみる。このような場合、
視野の輝度は、停電前後でおよそ100〔cd/m2
から0.1〔cd/m2〕に変化することになる。
【0007】図11は100〔cd/m2〕の視野輝度
に順応した状態で視野輝度が0.1〔cd/m2〕に急
激に低下した時点からの輝度対比弁別閾C(T)の時間
変化を示し、横軸に視野輝度が急激に低下した時点から
の経過時間T〔秒〕、縦軸に輝度対比弁別閾C(T)を
とってある。ここにおいて、輝度対比弁別閾とは、もの
が見えるか見えないかの閾を示した視認性の指標となる
ものである。さらに説明すると、視対象の輝度をLt、
視対象の背景輝度をLbとした時の輝度対比Cが、C=
|Lt−Lb|/Lbで表現され、輝度対比弁別閾は、
視対象が見えるか見えないかの閾にある輝度対比(つま
り、最小の輝度対比)のことを意味する。
【0008】ところで、図11に示した輝度対比弁別閾
C(T)は、0.1〔cd/m2〕の輝度に順応してい
る時の輝度対比弁別閾Cmin(=0.21)と、井上ら
(井上容子、伊藤克三:建築学会計画系論文集,468,p
p.11-16,1995)が定量的に明らかにした図12に示す
暗順応過渡時の輝度対比弁別閾C(T)に対する回復率
R(T)とから計算して得られた結果である。ここにお
ける回復率R(T)は、R(T)=Cmin/C(T)と
表現されるものであり、暗順応変化の前後の順応輝度比
と、順応変化後の経過時間T〔秒〕とから求めることが
できる。したがって、図11における輝度対比弁別閾C
(T)は、順応輝度比0.001(=0.1〔cd/m
2〕/100〔cd/m2〕)となる時のR(T)を図1
2から読み取り、C(T)=Cmin/R(T)により計
算して求めた値である。
【0009】以上説明した図11からは、停電時に非常
灯が点灯した場合、1〔lx〕の照度レベルの明るさに
順応した状態での輝度対比弁別閾Cminを得るために、
つまり、同じ(所望)の視認性を得るために、25秒以
上の時間を必要とすることが分かる。したがって、停電
直後から非常灯を、床面などの避難上必要とされる部位
の照度が1〔lx〕となるように点灯制御する照明点灯
方法を採用した場合には、視認性が回復するまでに25
秒以上かかるので、たとえ非常灯が点灯したとしても不
特定多数の人が存在するイベント会場などではパニック
現象が生じる危険性を有するという問題がある。
【0010】ところで、このような問題は、非常灯に限
らず、急激に明るさが低下する可能性のある空間に、当
該空間内での人の行動の安全性および視認性を確保する
目的で設置される照明器具による照明、例えば、ナイタ
ースポーツ施設などにおいて競技者の安全性を確保する
ための照明器具による照明でもあった。
【0011】上記問題点の解決方法として、照明器具の
台数を増やしたり、照明器具1台当たりのワット数を上
げるなどして、総エネルギを増やし、照度レベルを上げ
る方法が考えられる。しかしながら、照明器具の台数を
増やしたり、照明器具1台当たりのワット数を上げる方
法では、イニシャルコスト(初期導入時にかかるコス
ト)が大幅に上がるとともに、省資源化の流れに反する
という問題がある。また、急激な暗順応の生じる例えば
停電などの状況下では、事故などの予期できない状況か
ら照明器具が故障したり、遮蔽物の発生などにより、照
明されることのない部位の存在もありうる。このような
より暗い場所の視認性を確保するためには眼をできるだ
け低い明るさに順応させておいたほうが良く、長時間に
わたって高い照度レベルを維持することは避けた方が良
い。すなわち、停電などの急激な暗順応が生じた時に
は、必要な視認性を確保しつつ可能な限り低い明るさに
眼を順応させておく照明点灯方法が望ましい。
【0012】また、急激な暗順応が生じた時点から人の
眼の暗順応特性に合わせて徐々に照度を低下させる照明
点灯方法が特開昭54−69268号公報、特開昭57
−84373号公報、特開平4−296492号公報な
どに提案されている。
【0013】しかしながら、特開昭54−69268号
公報や特開昭57−84373号公報に開示された照明
点灯方法では、現実性のない極めて暗い条件下での光覚
閾(眼が光の存在をやっと確認できる光の強さ)に対す
る実験結果に基づいて照度を低下させる方法を決めたも
のであり、急激な暗順応が生じた時に最も重要となる視
認性の確保を対象にして照度を低下させる方法を提案し
たものはない。また、特開昭54−69268号公報に
開示された照明点灯方法では、数分(5分以上)の長い
期間にわたって照度を低下させるように光源を点灯制御
するようになっており、照明器具や照明システムとして
実現する上で、多大な装備やエネルギを必要とし、イニ
シャルコストが大幅に上がるとともに、省資源化に流れ
に反してしまうという不具合があった。なお、上記実験
結果は、暗闇の中で光が見えるか見えないかという人間
の視機能限界の状況での実験であってHechtら(Hecht,
S.et.al.:The influence of light adaptation on subs
equent dark adaptation ofthe eye,J.Gen.Physiol.,2
0,p831(1937))から報告されている。
【0014】また、非常時の場合には、故障などで照明
されない部位の存在もありうるので、そのような時に数
分間という長いレンジで比較的高照度の状態が続くと、
照明されていない部位に対して暗順応が生じ、視認でき
ない可能性がでてくるので、できるだけ低照度で且つ安
全に行動できるための必要な視認性を得られることが望
まれる。数々の行動の中で最低限必要となる行動は歩行
であり、歩行ができるために必要な最終的に安定させる
照度は、完全に歩行できるための非常灯の所要照度を検
討した過去の研究(例えば、Simmons, RC.:Illuminanc
e, diversity and disability glare in emergency lig
hting, Lighting Res. Technol,7,p125(1975))か
ら、1[lx]以上は必要である。
【0015】また、特開平4−296492号公報に開
示された照明点灯方法では、不快感や不安感という極め
て心理的な実験結果に基づいて照度を低下させる方法を
決めたものであり、急激な暗順応が生じた時に最も重要
となる視認性の確保を対象にして照度を低下させる方法
を提案したものはない。すなわち、特開平4−2964
92号公報に開示された照明点灯方法は、常夜灯の照明
点灯方法に関するものでり、前順応輝度が10〜50
〔cd/m2〕であり、照度を低下させて最終的に安定
させる照度も0.3〔lx〕以下である。
【0016】ここにおいて、特開平4−296492号
公報に示されている図13中のロ、ハ、ニのような点灯
パターン(点灯直後からの経過時間T[秒]と照度[l
x]との関係)の中で最も高照度で変化して視認性が最
もよいと推定できる点灯パターンロについて視認性評価
を行った結果を図14に示す。この視認性の計算は、図
12に示す暗順応過渡時の輝度対比弁別閾C(T)に対
する回復率R(T)とから計算して得られた結果であ
り、上述の井上らの研究(井上容子、伊藤克三:建築学
会計画系論文集,468,pp.11-16,1995)に基づき、視
力0.1のサイズの指標に対する輝度対比弁別域を指標
として計算を行った。
【0017】最低限歩行に必要な1[lx]の照度レベ
ルでの視力は、輝度対比0.8の指標に対して視力0.
1であることが実験により明らかとなっているので、最
低限必要な行動である歩行を完全に行うためには、図1
4に示す輝度対比弁別閾として0.8以下が必要とな
る。このような観点で図14を見ると、上述の点灯パタ
ーンロの場合の視認性は、10秒以上経過していても、
輝度対比が0.8前後であり、30秒以上経過しても輝
度対比が0.5以上の指標しか見えないことがわかる。
この図14に示された輝度対比弁別閾は、ものを見える
か見えないかという閾の値なので、輝度対比弁別閾が
0.8よりもより小さくなければ安全に行動できるとは
いえない。要するに、図14のロの点灯パターンでは安
全に行動できるとはいえない。
【0018】また、上述の図13のロ、ハ、ニの点灯パ
ターンにおいて、明るさが急激に低下し照明が点灯した
直後から30秒経過後の照度に対する点灯開始からの経
過時間に応じた照度の比を図15に示すが、いずれの点
灯パターンロ、ハ、ニでも急激に低下した直後の照度と
して最終的に安定する照度の23倍以上の明るさを必要
とするので、このような照明点灯方法を非常灯などの非
常用の照明器具の照明点灯方法に採用して照明器具や照
明システムを実現するには多大な装備やエネルギを必要
とし、イニシャルコストが大幅に上がるとともに、省資
源化に流れに反してしまうという不具合があった。
【0019】また、屋外から屋内(所定空間)への通路
に設けられる照明設備においても、快晴時の屋外の照度
は10万[lx]レベルなので、仮に屋内の照度レベル
が100[lx]レベルであるとすると、順応輝度比が
非常灯の場合と同様に0.001となり、屋外から通路
へ入った直後に安全に歩行できる視認性を確保するのに
比較的長い時間がかかってしまう。
【0020】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、急激な明るさの低下が生じても安全
に行動するために必要な視認性を速やかに確保すること
ができ、且つ、低コスト化が可能な照明点灯方法を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、照明器具の点灯直後における規
定部位の照度をImax、点灯直後から30秒経過した時
の上記規定部位の照度をImin、Imax=K1×Iminと
するとき、Imin≧1〔lx〕かつK1≦20の条件を
満たすように上記照明器具を点灯制御することを特徴と
し、点灯直後における規定部位の照度が1〔lx〕に比
べて比較的大きいので、例えば停電時などの非常時に明
るさが急激に低下した場合でも安全に行動するために必
要な視認性を数秒で速やかに確保することができ、ま
た、点灯直後における規定部位の照度が30秒経過後の
規定部位の照度の20倍以下であり、30秒が経過した
ときの規定部位の照度は1〔lx〕以上であればよいか
ら、低コスト化が可能となる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、K≧5の条件を満たすように上記照明器具を点灯制
御することを特徴とする。
【0023】請求項3の発明は、停電時に点灯する照明
器具の点灯直後における規定部位の照度をImax、点灯
直後から30秒経過した時の上記規定部位の照度をImi
n、Imax=K2×Iminとするとき、Imin≧1〔lx〕
かつ5≦K2≦10の条件を満たすように上記照明器具
を点灯制御することを特徴とし、点灯直後における規定
部位の照度が1〔lx〕に比べて比較的大きいので、停
電時に明るさが急激に低下した場合でも安全に行動する
ために必要な視認性を数秒で速やかに確保することがで
き、また、点灯直後における規定部位の照度が30秒経
過後の規定部位の照度の5倍ないし10倍であり、30
秒が経過したときの規定部位の照度は1〔lx〕以上で
あればよいから、低コスト化が可能となる。
【0024】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、上記規定部位の照度がIminに達す
るまでの時間が15〜30秒となるように上記照明器具
を点灯制御することを特徴とする。
【0025】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、上記点灯直後から3秒経過した時の
上記規定部位の照度をI、I=K3×Iminとすると
き、 K3≦5 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
を特徴とする。
【0026】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、上記点灯直後から5秒経過した時の
上記規定部位の照度をI、I=K4×Iminとすると
き、 K4≦3 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
を特徴とする。
【0027】請求項7の発明は、屋外から所定空間への
通路に設けられた照明器具の照明点灯方法であって、上
記所定空間の照度をImin、Imin≧1〔lx〕、上記通
路内において入口部の照度をImax、Imax=K5×Imi
nとするとき、 5≦K5≦20 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
を特徴とし、屋外から通路に入った時に急激に低下した
場合でも安全に行動するために必要な視認性を数秒で速
やかに確保することができる。
【0028】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、上記通路内において上記入口部から5m離れた部位
の照度をI、I=K6×Iminとするとき、 K6≦5 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
を特徴とする。
【0029】請求項9の発明は、上記通路内において上
記入口部から8m離れた部位の照度をI’、I’=K7
×Iminとするとき、 K7≦3 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
を特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図3に本発明の照
明点灯方法を採用した照明器具の概略回路ブロック図を
示す。この照明器具は、図3に示すように、ランプL
a、非常用電源としての直流電源E、直流電源Eを電源
としてランプLaを点灯させる点灯回路1、規定部位
(例えば、当該照明器具直下の床面)の照度が所定の照
度になるように点灯回路1を制御する点灯制御回路2な
どを備えている。ここに、点灯制御回路2は、図示しな
い商用電源の停電を検出する機能を有しており、商用電
源の停電を検出すると直ちにランプLaが点灯するよう
に点灯回路1を制御するようになっている。なお、商用
電源の停電を検出する停電検出手段を点灯制御回路2と
別途に設けて、停電検出手段の出力に応じて点灯制御回
路2が点灯回路1を制御するようにしてもよい。また、
上記規定部位の照度は図示しない照度センサなどにより
検出するようになっている。
【0031】なお、本願発明者らは、上述の井上ら(井
上容子、伊藤克三:1995,建築学会計画系論文集,46
8,pp.11-16)の報告による実生活レベルで起こりうる
暗順応での視認性は数十秒単位(例えば25秒程度)で
回復可能であるという知見に基づいて本発明を行った。
【0032】本実施形態では、点灯制御回路2が、ラン
プLaの点灯直後における上記規定部位の照度をImax
〔lx〕、点灯直後から30秒経過した時の上記規定部
位の照度をImin〔lx〕とするとき、Imin≧1〔l
x〕および5×Imin≦Imax≦20×Iminの条件を満
たすように点灯回路1を制御する(つまり、当該条件を
満たすようにランプLaを点灯制御する)照明点灯方法
を採用している点に特徴がある。すなわち、Imax=K
1×Iminとすると、5≦K1≦20の条件を満たすよ
うに点灯回路1を制御する。
【0033】ここにおいて、本実施形態の照明点灯方法
では、上記規定部位の照度を15〜30秒かけてImax
からIminに徐々に低下させ、照度がIminに達した後は
Iminを維持する。
【0034】ここに、点灯直後からの経過時間をT、経
過時間がT〔秒〕の時の照度をI(T)、照度I(T)
の照度Imin〔lx〕に対する係数をK(T)とする
と、I(T)=K(T)×Iminで表すことができ、Im
ax=10×Imin、Imin=1〔lx〕としたときの係数
K(T)の時間変化を図1に示す。なお、ランプの点灯
直後のK(T)をK1(あるいはK2)、経過時間Tが
3秒経過の時の係数K(T)をK3、経過時間Tが5秒
の時の係数K(T)をK4とすると、K1(あるいはK
2)は10、K3は5よりも小さな値、K4は3よりも
小さな値となっている。
【0035】また、図2に、図1のように係数K(T)
を変化させた場合、つまり照度I(T)を変化させた場
合の輝度対比弁別閾C’(T)の時間変化を示す。本実
施形態においても、停電前の輝度として100〔cd/
2〕、照度がIminに維持された状態の輝度として0.
1〔cd/m2〕を想定している。ここに、本実施形態
では照度が経過時間とともに変化するので、図2の輝度
対比弁別閾C’(T)は上記図11のC(T)とは異な
り、以下の手順で求められる。
【0036】まず上述の図12において順応輝度比=
0.001に対して経過時間がT〔秒〕の時の回復率R
(T)を求めて、経過時間がT秒の時のC(T)=Cmi
n/R(T)を計算し、さらに、輝度差弁別閾ΔL
(T)=C(T)×0.1を計算して求める。次に、経
過時間がT〔秒〕の時の輝度変化Lb(T)=K(T)
×0.1を求め、最終的に、経過時間がT〔秒〕の時の
輝度対比弁別閾C’(T)=ΔL(T)/Lb(T)を
求める。
【0037】従来のように停電時などの非常時の点灯直
後からほぼ一定の照度で点灯させる照明点灯方法では図
11に示したようにおよそ25秒かけて輝度対比弁別
閾、すなわち、視認性が回復しているのに対し、本実施
形態では、図2から、2秒ほどで視認性を回復できるこ
とが分かる。
【0038】ところで、点灯直後の照度Imaxの値は、
点灯直後すぐに安全に行動できる視認性を確保するとい
う意味ではImax=20×Iminとすることが望ましい
が、照明器具や照明システムでの実現性を配慮して、5
×Imin≦Imax≦10×Iminとしてもよい。例えばIm
ax=10×Iminとした場合でも上述のように、わずか
2秒ほどで照度Iminに完全に順応した時の視認性を回
復している。ここに、K1≦10としたときには、K3
≦5とし、K4≦3とすることが望ましい。
【0039】また、上述した図12より、100〔cd
/m2〕から0.1〔cd/m2〕への急激な変化に相当
する順応輝度比が0.001(0.1〔cd/m2〕/
100〔cd/m2〕)の場合であっても、経過時間T
が15秒で既に照度Iminの視認性に対する回復率R
(T)が0.8以上であり、30秒では回復率R(T)
=1.0を達成して、照度Iminにおける必要な視認性
を完全に回復していることが分かる。よって、照度Ima
xから照度Iminへと照度を変化させる時間は15〜30
秒が適切である。
【0040】なお、停電時などの非常時においては、複
数の照明器具のうちのいくつかの照明器具の故障など
で、照明されることのない部分の存在もありうる。その
ような時に数分間という比較的長い時間のレンジで高照
度(Iminよりも大きな照度)の状態が続くと、照明さ
れていない部位に対して視認できない可能性がでてく
る。このため、非常時には、できるだけ低照度に、かつ
視認性をカバーできるように、すみやかに必要な照度
(Imin)まで低下させることが肝要である。
【0041】しかして、上述の照明点灯方法を採用した
照明器具が設置された空間に存在する人の眼は、非常時
には必要な視認性が確保されている状態で、かつ低い明
るさに順応することになる。このため、事故などで照明
器具が故障し、照明が充分でない部位の見えに対しても
ある程度の視認性を確保することが可能であり、高い安
全性を得ることができる。
【0042】さらに、本照明点灯方法では、高照度を確
保しなければならない時間は30秒以内であり、照明器
具や照明システムとして実現する際に、数分間といった
比較的長い時間にわたって高照度を維持する必要がない
ので、従来の照明器具やシステムに対するわずかな装備
の付加、すなわち、少ないコストアップで本照明点灯方
法の実現が可能である。
【0043】以下、本実施形態における照明点灯方法と
上述した特開平4−296492号公報に開示された照
明点灯方法との差異について図4ないし図6を参照しな
がら説明する。
【0044】図4は点灯直後からの経過時間T〔秒〕と
照度〔lx〕との関係とを示したものであり、同図中の
イは、上述の図1のように係数(K)を変化した場合の
照度を、ロ,ハ,ニは特開平4−296492号公報に
開示された照明点灯方法での照度を、それぞれ示す。な
お、図4中のロ、ハ、ニは上述の図13中のロ、ハ、ニ
と同じである。
【0045】図4から、本実施形態における照明点灯方
法と特開平4−296492号公報に開示された照明点
灯方法とでは、最終的に安定させる照度が異なることが
わかる。これは特開平4−296492号公報に開示さ
れた照明点灯方法が非常灯のような非常用の照明ではな
く常夜灯を適用の対象としているからである。
【0046】また、図5は点灯後における照度I(T)
の30秒後の照度Iminに対する比(上述の係数K
(T))と経過時間との関係を示したものであり、同図
中のイは、上述の図1と同じものを、ロ,ハ,ニは特開
平4−296492号公報に開示された照明点灯方法の
場合を、それぞれ示す。なお、図5中のロ、ハ、ニは上
述の図15中のロ、ハ、ニと同じである。
【0047】図5から、本実施形態では、点灯直後にお
ける照度が30秒後の照度Iminの10倍(図5の例で
は10倍であるが5倍ないし20倍であればよい)であ
るのに対し、特開平4−296492号公報に開示され
た照明点灯方法では、23倍以上となっていることが分
かる。照明器具での実現性を考えると、点灯時の照度の
最大値Imaxが低い方が、より低コストで照明器具を開
発できる。
【0048】また、図6は図5におけるイ、ロそれぞれ
の輝度対比弁別閾を示したものである。輝度対比弁別閾
の計算は上述のように井上らの報告を指標として行っ
た。図6から、本実施形態の照明点灯方法の方が特開平
4−296492号公報に開示された照明点灯方法に比
べて輝度対比弁別閾が低くなっているので、本実施形態
の照明点灯方法の方が視認性が高いことがわかる。
【0049】(実施形態2)図7に本発明の照明点灯方
法を採用した照明器具の概略回路ブロック図を示す。こ
の照明器具は、図7に示すように、ランプLa、非常用
電源としての2つの直流電源E1,E2、両直流電源
1,E2の一方を電源としてランプLaを点灯させる点
灯回路1、規定部位(例えば、当該照明器具直下の床
面)の照度が所定の照度になるように点灯回路1を制御
する点灯制御回路2などを備えている。ここに、点灯制
御回路2は、図示しない商用電源の停電を検出する機能
を有しており、商用電源の停電を検出すると直ちにラン
プLaが点灯するように点灯回路1を制御するようにな
っている。なお、商用電源の停電を検出する停電検出手
段を点灯制御回路2と別途に設けて、停電検出手段の出
力に応じて点灯制御回路2が点灯回路1を制御するよう
にしてもよい。また、上記規定部位の照度は図示しない
照度センサなどにより検出するようになっている。
【0050】ところで、点灯制御回路2は、まず点灯回
路1の電源を直流電源E1として点灯回路1にランプL
aを点灯させ、点灯直後から所定時間(15秒〜30
秒)が経過すると、点灯回路1の電源を直流電源E2
切り換えて点灯回路1にランプLaの点灯状態を維持さ
せる。また、点灯制御回路2は、上記規定部位の照度が
実施形態1と同様に変化するように点灯回路1を制御す
る。なお、直流電源E1は、電圧を長時間維持する必要
がないので、直流電源E2よりも低コストの電源を用い
ることができる。
【0051】(実施形態3)図8に本発明の照明点灯方
法を採用した照明器具の概略回路ブロック図を示す。こ
の照明器具は、図8に示すように、ランプLa、非常用
電源としての直流電源E、直流電源Eを電源としてラン
プLaを点灯させる点灯回路1、規定部位(例えば、当
該照明器具直下の床面)の照度が所定の照度になるよう
に点灯回路1を制御する点灯制御回路2などを備えてい
る。ここに、点灯制御回路2は、図示しない商用電源の
停電を検出する機能を有しており、商用電源の停電を検
出すると直ちにランプLaが点灯するように点灯回路1
を制御するようになっている。なお、商用電源の停電を
検出する停電検出手段を点灯制御回路2と別途に設け
て、停電検出手段の出力に応じて点灯制御回路2が点灯
回路1を制御するようにしてもよい。また、上記規定部
位の照度は図示しない照度センサなどにより検出するよ
うになっている。
【0052】ところで、本実施形態の照明器具の基本構
成は実施形態1で説明したものと略同じであり、本実施
形態の照明器具が、点灯直後から所定時間(15秒〜3
0秒)だけ点灯する点が相違する。すなわち、本実施形
態の照明器具における点灯制御回路2は、停電直後に点
灯回路1によりランプLaを点灯させ、所定時間経過後
にランプLaを点灯回路1により消灯させる。ただし、
点灯制御回路2は、上記規定部位の照度が実施形態1と
同様に変化するように点灯回路1を制御する。
【0053】要するに、本実施形態の照明器具と従来の
非常用の照明器具との組み合わせで点灯直後から長い時
間(例えば30分以上)にわたって視認性を確保するこ
とが可能となる。
【0054】(実施形態4)図9に本発明の照明点灯方
法を採用した照明システムの概略構成図を示す。この照
明システムは、図9に示すように、屋外から屋内の所定
空間30への通路20の天井に設置される複数の照明器
具21と、各照明器具21のランプをそれぞれ点灯させ
る点灯装置22と、規定部位(例えば、通路20の床
面)の照度が所定の照度になるように点灯回路1へ調光
信号を送る調光制御装置23と、通路20の入口部10
近傍の天井に設置され検知エリア内の人の存否を検出す
る人感センサ24とを備えており、人感センサ24の検
出出力は調光制御装置23に入力されるようになってい
る。
【0055】ここに、調光制御装置23は、人感センサ
24による人体検知出力が入力されると、各照明器具2
1のランプを点灯させ、点灯直後における通路20の入
口部10の照度(つまり、通路20を人が通過する際に
急激に明るさが変化する部位の照度)をImax〔l
x〕、上記所定空間30の照度をImin〔lx〕とする
とき、Imin≧1〔lx〕および5×Imin≦Imax≦2
0×Iminの条件を満たすように上記人体検知出力が入
力された時点からの経過時間に応じて各点灯装置21へ
調光信号を送るものである。
【0056】ところで、快晴時の屋外の照度は10万
[lx]レベルであり、上記所定空間30の照度が一般
的な屋内の照度レベルである100[lx]レベルであ
るとすると、屋外から上記所定空間30へ向かう場合の
順応輝度比も非常灯の場合の条件と同様に、0.001
程度である。
【0057】しかして、上述の照明点灯方法を採用した
照明器具21が設置された通路20を通る人の眼は、安
全に行動するために最低限必要な視認性を速やかに回復
することができる。
【0058】(実施形態5)図10に本発明の照明点灯
方法を採用した照明システムの概略構成図を示す。この
照明システムは、図10に示すように、屋外から屋内の
所定空間30への通路20の天井に設置される複数の照
明器具21と、各照明器具21のランプをそれぞれ点灯
させる点灯装置22とを備えている。
【0059】本実施形態では、上記所定空間30の照度
をImin、Imin≧1〔lx〕、上記通路20の入口部1
0の照度をImax、Imax=K5×Iminとするとき、 5≦K5≦20 の条件を満たすように各照明器具21をそれぞれ点灯装
置22により点灯制御する点に特徴がある。
【0060】本実施形態においては、上記通路20内に
おいて入口部10から5m離れた部位の照度をI、I=
K6×Iminとすると、 K6≦5 の条件を満たし、かつ、上記通路20内において入口部
10から8m離れた部位の照度をI’、I’=K7×I
minとすると、 K6≦3 の条件を満たすように各照明器具21をそれぞれ点灯装
置22により点灯制御することにより、通路20の入口
10から上記所定空間30へ歩行している人に対する入
口部10通過後の経過時間と人が歩いている部位の照度
との関係は、実施形態4と同様の関係となる。すなわ
ち、通路20に入口部10から入った瞬間の照度がIma
xと感じ、上記所定空間30に30秒後に到達した時の
照度がIminとなるように各照明器具21のランプが点
灯制御されるようになっている。
【0061】しかして、本実施形態の照明点灯方法を採
用することで、人が屋外から通路20に入った時に急激
に低下した場合でも安全に行動するために必要な視認性
を数秒で速やかに確保することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明器具の点灯直後
における規定部位の照度をImax、点灯直後から30秒
経過した時の上記規定部位の照度をImin、Imax=K1
×Iminとするとき、Imin≧1〔lx〕かつK1≦20
の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御するの
で、点灯直後における規定部位の照度が1〔lx〕に比
べて比較的大きく、例えば停電時などの非常時に明るさ
が急激に低下した場合でも安全に行動するために必要な
視認性を数秒で速やかに確保することができ、また、点
灯直後における規定部位の照度が30秒経過後の規定部
位の照度の20倍以下であり、30秒が経過したときの
規定部位の照度は1〔lx〕以上であればよいから、低
コスト化が可能となるという効果がある。
【0063】請求項3の発明は、停電時に点灯する照明
器具の点灯直後における規定部位の照度をImax、点灯
直後から30秒経過した時の上記規定部位の照度をImi
n、Imax=K2×Iminとするとき、Imin≧1〔lx〕
かつ5≦K2≦10の条件を満たすように上記照明器具
を点灯制御するので、点灯直後における規定部位の照度
が1〔lx〕に比べて比較的大きく、停電時に明るさが
急激に低下した場合でも安全に行動するために必要な視
認性を数秒で速やかに確保することができ、また、点灯
直後における規定部位の照度が30秒経過後の規定部位
の照度の5倍ないし10倍であり、30秒が経過したと
きの規定部位の照度は1〔lx〕以上であればよいか
ら、低コスト化が可能となるという効果がある。
【0064】請求項7の発明は、屋外から所定空間への
通路に設けられた照明器具の照明点灯方法であって、上
記所定空間の照度をImin、Imin≧1〔lx〕、上記通
路内において入口部の照度をImax、Imax=K5×Imi
nとするとき、 5≦K5≦20 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御するの
で、屋外から通路に入った時に急激に低下した場合でも
安全に行動するために必要な視認性を数秒で速やかに確
保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の照明点灯方法の説明図である。
【図2】同上の照明点灯方法による輝度対比弁別閾の説
明図である。
【図3】同上の照明点灯方法を採用した照明器具の概略
回路ブロック図である。
【図4】同上の照明点灯方法と従来の照明点灯方法との
照度の比較説明図である。
【図5】同上の照明点灯方法と従来の照明点灯方法との
比較説明図である。
【図6】同上の照明点灯方法と従来の照明点灯方法との
輝度対比弁別閾の比較説明図である。
【図7】実施形態2の照明点灯方法を採用した照明器具
の概略回路ブロック図である。
【図8】実施形態3の照明点灯方法を採用した照明器具
の概略回路ブロック図である。
【図9】実施形態4の照明点灯方法を採用した照明シス
テムの概略構成図である。
【図10】実施形態5の照明点灯方法を採用した照明シ
ステムの概略構成図である。
【図11】従来の照明点灯方法による輝度対比弁別閾の
説明図である。
【図12】回復率の時間特性図である。
【図13】従来の照明点灯方法の点灯パターンの説明図
である。
【図14】図13におけるロの点灯パターンの視認性評
価結果を示すグラフである。
【図15】図13の照明点灯方法における点灯から30
秒後の照度に対する経過時間に応じた照度の比を示すグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 和輝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 野口 公喜 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 容子 大阪府摂津市千里丘東5丁目13−17−209 Fターム(参考) 3K073 AA13 AA14 AA42 AA52 AB02 AB04 BA25 BA29 BA36 CC11 CC12 CE12 CE13 CE17 CG06 CG15 CH07 CH08 CM05 CM07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具の点灯直後における規定部位の
    照度をImax、点灯直後から30秒経過した時の上記規
    定部位の照度をImin、Imax=K1×Iminとすると
    き、Imin≧1〔lx〕かつK1≦20の条件を満たす
    ように上記照明器具を点灯制御することを特徴とする照
    明点灯方法。
  2. 【請求項2】 K1≧5の条件を満たすように上記照明
    器具を点灯制御することを特徴とする請求項1記載の照
    明点灯方法。
  3. 【請求項3】 停電時に点灯する照明器具の点灯直後に
    おける規定部位の照度をImax、点灯直後から30秒経
    過した時の上記規定部位の照度をImin、Imax=K2×
    Iminとするとき、Imin≧1〔lx〕かつ5≦K2≦1
    0の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御するこ
    とを特徴とする照明点灯方法。
  4. 【請求項4】 上記規定部位の照度がIminに達するま
    での時間が15〜30秒となるように上記照明器具を点
    灯制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の照明点灯方法。
  5. 【請求項5】 上記点灯直後から3秒経過した時の上記
    規定部位の照度をI、I=K3×Iminとするとき、 K3≦5 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の照明点灯方法。
  6. 【請求項6】 上記点灯直後から5秒経過した時の上記
    規定部位の照度をI、I=K4×Iminとするとき、 K4≦3 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の照明点灯方法。
  7. 【請求項7】 屋外から所定空間への通路に設けられた
    照明器具の照明点灯方法であって、上記所定空間の照度
    をImin、Imin≧1〔lx〕、上記通路内において入口
    部の照度をImax、Imax=K5×Iminとするとき、 5≦K5≦20 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
    を特徴とする照明点灯方法。
  8. 【請求項8】 上記通路内において上記入口部から5m
    離れた部位の照度をI、I=K6×Iminとするとき、 K6≦5 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
    を特徴とする請求項7記載の照明点灯方法。
  9. 【請求項9】 上記通路内において上記入口部から8m
    離れた部位の照度をI’、I’=K7×Iminとすると
    き、 K7≦3 の条件を満たすように上記照明器具を点灯制御すること
    を特徴とする請求項8記載の照明点灯方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146723A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Asahi Kasei Homes Co 照明調光制御装置
JP2010033779A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 店舗内照明制御システム

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