JP2001084462A - 盗難防止タグ及び盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止タグ及び盗難防止装置

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JP2001084462A
JP2001084462A JP25932799A JP25932799A JP2001084462A JP 2001084462 A JP2001084462 A JP 2001084462A JP 25932799 A JP25932799 A JP 25932799A JP 25932799 A JP25932799 A JP 25932799A JP 2001084462 A JP2001084462 A JP 2001084462A
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theft
coil
radio wave
alarm
theft tag
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JP25932799A
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English (en)
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Kenji Uchida
賢二 内田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止用ゲートからの電波を受信する為の
指向性が小さい盗難防止タグの提供。 【解決手段】 コイルL1を含む受信回路が所定電波を
受信したときに、警報を出力し、また、盗難防止対象物
に対する取り付け状態及び取り外し状態を検出し、取り
外し状態を検出したときに、警報を出力する盗難防止タ
グ。所定電波による不連続的磁化が生ずべく、コイルL
1の巻口付近に設けられた磁性体12と、磁性体12に
生じた不連続的磁化によりコイルL1に誘起された電圧
に基づき、警報を出力する回路とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルを含む受信
回路が所定電波を受信したときに、警報を出力し、ま
た、盗難防止対象物に対する取り付け状態及び取り外し
状態を検出し、取り外し状態を検出したときに、警報を
出力する盗難防止タグ及び盗難防止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】盗難防止タグは、盗難防止対象物である
商品に取り付けられ、人が取り外し等の処置をせずに、
その商品を販売店の出口付近に設けられた盗難防止用ゲ
ートから持ち出そうとしたときに、盗難防止用ゲート又
はタグ自体が警報を出力するものである。盗難防止タグ
には、商品に対する取り付け状態及び取り外し状態を検
出し、取り外し状態を検出したとき及びゲートから所定
電波を受信したときに、警報を出力する自鳴式盗難防止
タグと、ラベル状の磁性体であり、商品に貼り付けら
れ、盗難防止用ゲートからの電波により磁性体が不連続
磁化を誘起され、盗難防止用ゲートが、その不連続磁化
により磁性体が発生させた電波を受信したときに、警報
を出力するEM(ElectroMagnetic )ラベルとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自鳴式盗難防止タグ
は、盗難防止用ゲートからの電波を受信する受信回路の
コイル(空心、フェライトコア)に指向性があり、その
指向性に起因して、タグのゲートへ向く角度により、ゲ
ートからの電波を検出出来る距離が大きく異なってい
た。この為、感度が悪い方向でゲートを通り抜けると、
タグが警報を発しないことがあったり、また、感度が悪
い方向でもタグが警報を発するように、ゲートからの電
波出力を大きくすると、タグが感度の良い方向へ向いて
いるときに、本来、警報を発するべきでない場所で警報
を発してしまうという問題があり、指向性を有しないタ
グが望まれていた。
【0004】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、第1〜3発明では、盗難防止用ゲー
トからの電波を受信する為の指向性が小さい盗難防止タ
グを提供することを目的とする。第4発明では、第1〜
3発明に係る盗難防止タグを備えた盗難防止装置を提供
することを目的とする。第5発明では、第1〜3発明に
係る盗難防止タグを備えたEMシステムの盗難防止装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図2に示すように、自鳴
式盗難防止タグの、盗難防止用ゲートからの電波を受信
する受信回路のコイルL1の巻口に、2つの細長の磁性
体12を略直角に交差させて貼り付けた場合、図3
(a)に示すように、パネル状の盗難防止用ゲート13
のループコイル面と、コイルL1の巻口とが略平行にな
る向きにコイルL1を置いたとき、コイルL1は最も感
度が良くなり、図3(b)に示すように、盗難防止用ゲ
ートからの電波を検出するが、磁性体12による影響は
殆ど無い。
【0006】一方、図4(a)に示すように、パネル状
の盗難防止用ゲート13のループコイル面と、コイルL
1の巻口とが略垂直になる向きにコイルL1を置いたと
き、コイルL1は最も感度が悪くなり、図4(b)に示
すように、盗難防止用ゲートからの電波は余り検出しな
い。このとき、長手方向がループコイル面と略垂直にな
る向きにある磁性体12の、盗難防止用ゲートからの電
波によるバルクハウゼン効果が大きくなり、不連続的磁
化による電波が発生し、コイルL1は、図4(b)に示
すように、この不連続的磁化による電波を検出する。
【0007】従って、コイルL1の感度が最も悪くなる
方向のときに、バルクハウゼン効果が最も大きくなるよ
うに、ループコイル面と略直角方向に細長の磁性体12
の長手方向を定め、バルクハウゼン効果の不連続的磁化
による電波をコイルL1が検出したときにも、警報を発
するようにすれば、盗難防止用ゲートからの電波を受信
する為のコイルL1の指向性を小さくすることが出来
る。
【0008】第1発明に係る盗難防止タグは、コイルを
含む受信回路が所定電波を受信したときに、警報を出力
し、また、盗難防止対象物に対する取り付け状態及び取
り外し状態を検出し、取り外し状態を検出したときに、
警報を出力する盗難防止タグにおいて、前記所定電波に
よる不連続的磁化が生ずべく、前記コイルの巻口付近に
設けられた磁性体と、該磁性体に生じた不連続的磁化に
より前記コイルに誘起された電圧に基づき、警報を出力
する回路とを備えることを特徴とする。
【0009】この盗難防止タグでは、コイルを含む受信
回路が所定電波を受信したときに、警報を出力し、ま
た、盗難防止対象物に対する取り付け状態及び取り外し
状態を検出し、取り外し状態を検出したときに、警報を
出力する。磁性体が、所定電波による不連続的磁化が生
ずべく、コイルの巻口付近に設けられ、警報を出力する
回路が、磁性体に生じた不連続的磁化によりコイルに誘
起された電圧に基づき、警報を出力する。これにより、
盗難防止タグのコイルの感度が悪くなる方向のときに、
磁性体のバルクハウゼン効果によりコイルに誘起される
電圧が大きくなり、警報を出力する回路が警報を出力す
るので、盗難防止用ゲートからの電波を受信する為の指
向性が小さい盗難防止タグを実現することが出来る。
【0010】第2発明に係る盗難防止タグは、前記磁性
体はラベル状であることを特徴とする。
【0011】この盗難防止タグでは、磁性体はラベル状
であるので、バルクハウゼン効果を利用した磁性体であ
るEMラベルを使用することが出来る。また、盗難防止
タグのコイルの感度が最も悪くなる方向のときに、EM
ラベルのバルクハウゼン効果によりコイルに誘起される
電圧が大きくなり、警報を出力する回路が警報を出力す
るので、盗難防止用ゲートからの電波を受信する為の指
向性が小さい盗難防止タグを実現することが出来る。
【0012】第3発明に係る盗難防止タグは、前記磁性
体を複数備え、複数の該磁性体は、前記所定電波による
不連続的磁化が生ずべき方向が、それぞれ相違すべく設
けられてあることを特徴とする。
【0013】この盗難防止タグでは、磁性体を複数備
え、複数の磁性体は、所定電波による不連続的磁化が生
ずべき方向が、それぞれ相違すべく設けられてあるの
で、磁性体にも存在する指向性をも小さく出来、盗難防
止用ゲートからの電波を受信する為の指向性を小さくす
ることが出来る。
【0014】第4発明に係る盗難防止装置は、請求項1
〜3の何れかに記載の盗難防止タグと、該盗難防止タグ
が受信すべき所定電波を発信する第1発信回路とを備え
ることを特徴とする。
【0015】この発明に係る盗難防止装置では、請求項
1〜3の何れかに記載の盗難防止タグを備え、第1発信
回路が、この盗難防止タグが受信すべき所定電波を発信
するので、盗難防止用ゲートに備えた発信回路からの電
波を受信する為の指向性が小さい盗難防止タグを使用す
ることが出来る。
【0016】第5発明に係る盗難防止装置は、前記盗難
防止タグに設けられた磁性体に、不連続的磁化を生じさ
せる為の電波を発信する第2発信回路と、該電波が前記
磁性体に生じさせた不連続的磁化により発生した電波を
受信する受信回路と、該受信回路が、前記電波を受信し
たときに、警報を出力する回路とを更に備えることを特
徴とする。
【0017】この盗難防止装置では、第2発信回路が、
盗難防止タグに設けられた磁性体に、不連続的磁化を生
じさせる為の電波を発信し、受信回路が、この電波が磁
性体に生じさせた不連続的磁化により発生した電波を受
信する。警報を出力する回路は、受信回路が、その電波
を受信したときに、警報を出力する。これにより、盗難
防止用ゲートが備えた発信回路からの電波を受信する為
の指向性が小さい自鳴式の盗難防止タグを使用すること
が出来るEMシステムの盗難防止装置を実現することが
出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
それを示す図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る盗難防止タグの実
施の形態の要部構成を示す回路図である。この盗難防止
タグは、警報を発する為のブザーBUZ(警報を出力す
る回路)が、その正側端子にPNP型トランジスタQ1
のエミッタが接続され、その負側端子にトランジスタQ
1のコレクタが接続されている。トランジスタQ1のベ
ースは、抵抗R3を通じてマイクロプロセッサ10のB
UZO端子に接続されている。ブザーBUZの負側端子
は、コイルL2を介して電池BATの負極に接続されて
いる。
【0019】トランジスタQ1のエミッタは、ツェナー
ダイオードD21のアノードに接続され、トランジスタ
Q1のコレクタは、ツェナーダイオードD22のアノー
ドに接続され、ツェナーダイオードD21、D22の各
カソードは互いに接続されて、トランジスタQ1のベー
ス、コレクタ間の電圧を保持するようになっている。ま
た、この盗難防止タグは、発光ダイオードLEDのアノ
ードが、電池BATの正極に接続され、発光ダイオード
LEDのカソードは、抵抗R1を通じてマイクロプロセ
ッサ10のBUZO端子に接続されている。
【0020】また、この盗難防止タグは、受信回路であ
る共振回路のコイルL1の一方の巻口に、細長のラベル
状の磁性体12が貼り付けられ、コイルL1と並列接続
されたコンデンサC1の一方の端子は、抵抗R5及びコ
ンデンサC3を通じて、NPN型のトランジスタQ2の
ベースに接続され、コンデンサC1の他方の端子は、電
池BATの負極に接続されている。抵抗R5及びコンデ
ンサC3の接続節点は、ダイオードD11のアノード及
びダイオードD12のカソードが接続され、ダイオード
D11のカソードは、電池BATの正極に接続され、ダ
イオードD12のアノードは、電池BATの負極に接続
されている。トランジスタQ2のベースは、抵抗R4を
通じて、電池BATの正極に接続され、抵抗R6及び順
接続されたダイオードD3を通じて、電池BATの負極
に接続されている。
【0021】トランジスタQ2のエミッタは、電池BA
Tの負極に接続され、コレクタは、マイクロプロセッサ
10のLCIN端子に接続されている。この盗難防止タ
グの、商品への取り付け/取り外し検知用のワイヤ又は
ピン11の一方は、抵抗R7を通じて、マイクロプロセ
ッサ10のSWIN端子に接続され、その他方は、電池
BATの負極に接続されている。
【0022】また、この盗難防止タグは、マイクロプロ
セッサ10のRET端子が、抵抗R8を通じて、電池B
ATの正極に接続され、コンデンサC4を通じて、電池
BATの負極に接続されている。マイクロプロセッサ1
0のOSC1端子及びOSC2端子間には抵抗R2が接
続され、OSC2端子は、コンデンサC2を通じて、電
池BATの負極に接続されている。マイクロプロセッサ
10のVDD端子が、電池BATの正極に接続され、V
SS端子が、電池BATの負極に接続され、電池BAT
には、コンデンサC5が並列接続されている。
【0023】以下に、このような構成の盗難防止タグの
動作を説明する。図2に示すように、コイルL1の巻口
に、2つの細長の磁性体12を略直角に交差させて貼り
付けた場合、図3(a)に示すように、パネル状の盗難
防止用ゲート13のループコイル面と、コイルL1の巻
口とが略平行になる向きにコイルL1を置いたとき、コ
イルL1は感度が最も良くなり、図3(b)に示すよう
な、盗難防止用ゲートからの電波を検出し、コンデンサ
C1との共振による電圧が、コンデンサC3を通じてト
ランジスタQ2のベースに与えられ、トランジスタQ2
は導通する。
【0024】トランジスタQ2が導通すると、マイクロ
プロセッサ10のLCIN端子は、電池BATの略負極
電位になり、マイクロプロセッサ10のBUZO端子
は、所定の周波数の振動電圧を出力し、この振動電圧
は、抵抗R3を通じてトランジスタQ1のベースに与え
られ、トランジスタQ1はオン/オフを繰り返す。ブザ
ーBUZは、トランジスタQ1のオン/オフにより鳴動
する。また、マイクロプロセッサ10のBUZO端子
が、所定の周波数の振動電圧を出力すると、発光ダイオ
ードがその振動電圧により点滅し、どの盗難防止タグの
ブザーが鳴動しているのかを、視覚的に報知する。
【0025】一方、図4(a)に示すように、パネル状
の盗難防止用ゲート13のループコイル面と、コイルL
1の巻口とが略垂直になる向きにコイルL1を置いたと
き、コイルL1は感度が最も悪くなり、図4(b)に示
すように、盗難防止用ゲートからの電波は余り検出しな
い。このとき、長手方向がループコイル面と略垂直にな
る向きにある磁性体12の、盗難防止用ゲートからの電
波によるバルクハウゼン効果が大きくなり、不連続的磁
化による電波が発生し、コイルL1は、図4(b)に示
すように、この不連続的磁化による電波を検出し、誘導
電圧を発生させる。この誘導電圧はコンデンサC3を通
じてトランジスタQ2のベースに与えられ、トランジス
タQ2が導通する。トランジスタQ2が導通してからの
動作は、上述した回路動作と同様である。
【0026】また、この盗難防止タグのワイヤ又はピン
11が、切断又は取り外しされたとき、マイクロプロセ
ッサ10のSWIN端子は、電池BATの略負極電位で
なくなる。これにより、マイクロプロセッサ10のBU
ZO端子は、所定の周波数の振動電圧を出力し、この振
動電圧は、抵抗R3を通じてトランジスタQ1のベース
に与えられ、トランジスタQ1はオン/オフを繰り返
す。ブザーBUZは、トランジスタQ1のオン/オフに
より鳴動する。また、マイクロプロセッサ10のBUZ
O端子が、所定の周波数の振動電圧を出力すると、発光
ダイオードがその振動電圧により点滅し、どの盗難防止
タグのブザーが鳴動しているのかを、視覚的に報知す
る。
【0027】図5,6,7は、取り外し検知用のピン1
5を備えたこの盗難防止タグ14が長方形の板状である
場合に、磁性体の細長のラベル16を、盗難防止タグ1
4の表面の、コイルL1の巻口に近い位置1に、貼り付
けたとき、盗難防止タグ14の表面の、コイルL1の巻
口から遠い位置2に貼り付けたとき、及び盗難防止タグ
14の表面に貼り付けなかったときについて、警報発報
しなくなったときのそれぞれの盗難防止用ゲートからの
距離と床からの高さを図示したものである。コイルL1
の巻口は、盗難防止タグ14の表面に略平行であり、盗
難防止用ゲートの高さは、床から約150cmである。
【0028】図5は、盗難防止用ゲートのループコイル
面に対して、盗難防止タグ14の裏面を略平行に向けた
場合である。この場合、コイルL1は感度が最も良く、
また、磁性体のラベル16に対するバルクハウゼン効果
が最も小さいので、ラベル位置1,2及びラベルなしの
それぞれについて、特に差は無く、盗難防止用ゲートか
ら150cm〜200cm位迄鳴動し、感度が良かった(盗
難防止用ゲートから遠い位置でも鳴動した)。
【0029】図6は、盗難防止用ゲートのループコイル
面及び床面に対して、盗難防止タグ14の表面及び裏面
を略垂直にし、ループコイル面に対して、盗難防止タグ
14の長手方向を略垂直にした場合である。この場合、
コイルL1は感度が最も悪く、また、磁性体のラベル1
6に対するバルクハウゼン効果が作用するので、ラベル
位置1では、50cm〜100cm位迄鳴動し、ラベル位置
2では、40cm〜80cm位迄鳴動したのに対し、ラベル
なしでは、30cm〜40cm位迄しか鳴動しなかった。
【0030】図7は、盗難防止用ゲートのループコイル
面に対して、盗難防止タグ14の表面、裏面及びその長
手方向を略垂直にし、盗難防止タグ14の裏面を床面に
対して略平行に向けた場合である。この場合、コイルL
1は感度が悪いが、盗難防止用ゲートのループコイルか
らの磁界の向きによる影響があり、また、磁性体のラベ
ル16に対するバルクハウゼン効果が作用する。従っ
て、ラベル位置1では、100cm〜150cm位迄鳴動
し、ラベル位置2では、90cm〜150cm位迄鳴動し、
ラベルなしでは、40cm〜150cm位迄鳴動するが、床
からの高さが90cm前後は、各場合とも感度が悪く、ラ
ベル位置1,2では、その感度の悪さをバルクハウゼン
効果が補っている。
【0031】実施の形態2.図8は、本発明に係る盗難
防止装置の実施の形態の要部構成を説明する為の説明図
である。この盗難防止装置は、店舗内の売り場におい
て、実施の形態1において説明した自鳴式の盗難防止タ
グTが、ジャケットのような比較的高価な盗難防止対象
物(商品)の釦穴等に絡めて取り付けられている
(A)。自鳴式の盗難防止タグTは、盗難防止用ゲート
TX(第1発信回路)からの所定周波数の電波を受信
し、受信した電波信号が盗難防止用ゲートTXからの所
定周波数の電波信号であると弁別したときに、内蔵する
警報機(警報を出力する回路)から警報を出力する。
【0032】この売り場の出口付近にあるレジには、卓
上タイプのマスタリモートコントロールキーTRKが設
置され、その上に商品を置くだけで、自鳴式の盗難防止
タグTがセットモードからリセットモードになるように
なっている。自鳴式の盗難防止タグTは、リセットモー
ドになった後、商品から取り外される(B)。自鳴式の
盗難防止タグTは、商品に取り付けられたときに、リモ
ートコントロールキーRKによりセットされる(C)。
【0033】実施の形態3.図9は、本発明に係る盗難
防止装置の実施の形態の要部構成を説明する為の説明図
である。この盗難防止装置では、自鳴式の盗難防止タグ
Taは、盗難防止用ゲートTX(第1発信回路)からの
所定周波数の電波を受信し、受信した電波信号が盗難防
止用ゲートTXからの所定周波数の電波信号であると弁
別したときに、内蔵する警報機から警報を出力する。
【0034】一方、自鳴式の盗難防止タグTaには、受
信回路のコイルの巻口付近に、コイルの指向性を無くす
為に、EM(ElectroMagnetic )ラベルが貼り付けられ
ている。その為、ラベル状の磁性体を商品に貼り付けて
おき、盗難防止用ゲートからの電波によりラベル状の磁
性体が不連続磁化を誘起され、盗難防止用ゲートが、そ
の不連続磁化により磁性体が発生させた電波を受信した
ときに、警報を出力するEMシステムの盗難防止用ゲー
トTXaでも、この自鳴式の盗難防止タグTaを検知す
ることが出来る。
【0035】この自鳴式の盗難防止タグTaに貼り付け
られた磁性体のラベル16が、盗難防止用ゲートTXa
(第2発信回路、受信回路)からの電波により不連続磁
化を誘起され、盗難防止用ゲートTXaが、その不連続
磁化により磁性体が発生させた電波を受信したときに、
警報機AL(警報を出力する回路)が警報を出力する。
盗難防止タグTaが貼り付けられた商品は、販売された
ときに、レジにおいて、磁性体のラベル16が電波によ
り不連続磁化を誘起されないように処置(磁化を変化さ
せる)される。その他の構成及び動作は、実施の形態2
の本発明に係る盗難防止装置において説明した構成及び
動作と同様であるので、説明を省略する。尚、特許請求
の範囲の項に、図面との対照を便利にする為に、符号を
記すが、この記入により、本発明は添付図面の構造に限
定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】第1発明に係る盗難防止タグによれば、
盗難防止タグのコイルの感度が悪くなる方向のときに、
磁性体のバルクハウゼン効果によりコイルに誘起される
電圧が大きくなり、警報を出力する回路が警報を出力す
るので、盗難防止用ゲートからの電波を受信する為の指
向性が小さい盗難防止タグを実現することが出来る。
【0037】第2発明に係る盗難防止タグによれば、バ
ルクハウゼン効果を利用した磁性体であるEMラベルを
使用することが出来る。また、盗難防止タグのコイルの
感度が最も悪くなる方向のときに、EMラベルのバルク
ハウゼン効果によりコイルに誘起される電圧が大きくな
り、警報を出力する回路が警報を出力するので、盗難防
止用ゲートからの電波を受信する為の指向性が小さい盗
難防止タグを実現することが出来る。
【0038】第3発明に係る盗難防止タグによれば、磁
性体にも存在する指向性をも小さく出来、盗難防止用ゲ
ートからの電波を受信する為の指向性を小さくすること
が出来る。
【0039】第4発明に係る盗難防止装置によれば、盗
難防止用ゲートに備えた発信回路からの電波を受信する
為の指向性が小さい盗難防止タグを使用することが出来
る。
【0040】第5発明に係る盗難防止装置によれば、盗
難防止用ゲートが備えた発信回路からの電波を受信する
為の指向性が小さい自鳴式の盗難防止タグを使用するこ
とが出来るEMシステムの盗難防止装置を実現すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止タグの実施の形態の要部
構成を示す回路図である。
【図2】本発明に係る盗難防止タグの受信回路のコイル
の構成を説明する為の説明図である。
【図3】本発明に係る盗難防止タグの受信回路のコイル
の動作を説明する為の説明図である。
【図4】本発明に係る盗難防止タグの受信回路のコイル
の動作を説明する為の説明図である。
【図5】本発明に係る盗難防止タグの動作を説明する為
の説明図である。
【図6】本発明に係る盗難防止タグの動作を説明する為
の説明図である。
【図7】本発明に係る盗難防止タグの動作を説明する為
の説明図である。
【図8】本発明に係る盗難防止装置の実施の形態の要部
構成を説明する為の説明図である。
【図9】本発明に係る盗難防止装置の実施の形態の要部
構成を説明する為の説明図である。
【符号の説明】
11 ワイヤ又はピン 12 磁性体 13,TX 盗難防止用ゲート(第1発信回路) 14 盗難防止タグ 15 ピン 16 ラベル(磁性体) AL 警報機(警報を出力する回路) BUZ ブザー(警報を出力する回路) L1 コイル T,Ta 盗難防止タグ TXa 盗難防止用ゲート(第2発信回路、受信回路)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル(L1)を含む受信回路が所定電
    波を受信したときに、警報を出力し、また、盗難防止対
    象物に対する取り付け状態及び取り外し状態を検出し、
    取り外し状態を検出したときに、警報を出力する盗難防
    止タグ(14,T)において、 前記所定電波による不連続的磁化が生ずべく、前記コイ
    ル(L1)の巻口付近に設けられた磁性体(12,1
    6)と、該磁性体(12,16)に生じた不連続的磁化
    により前記コイル(L1)に誘起された電圧に基づき、
    警報を出力する回路(BUZ)とを備えることを特徴と
    する盗難防止タグ(14,T)。
  2. 【請求項2】 前記磁性体(12,16)はラベル状で
    ある請求項1記載の盗難防止タグ(14,T)。
  3. 【請求項3】 前記磁性体(12,16)を複数備え、
    複数の該磁性体(12,16)は、前記所定電波による
    不連続的磁化が生ずべき方向が、それぞれ相違すべく設
    けられてある請求項1又は2記載の盗難防止タグ(1
    4,T)。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の盗難防止
    タグ(14,T)と、該盗難防止タグ(14,T)が受
    信すべき所定電波を発信する第1発信回路(TX)とを
    備えることを特徴とする盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記盗難防止タグ(Ta)に設けられた
    磁性体(16)に、不連続的磁化を生じさせる為の電波
    を発信する第2発信回路(TXa)と、該電波が前記磁
    性体(16)に生じさせた不連続的磁化により発生した
    電波を受信する受信回路(TXa)と、該受信回路(T
    Xa)が、前記電波を受信したときに、警報を出力する
    回路(AL)とを更に備える請求項4記載の盗難防止装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9297918B2 (en) 2012-12-28 2016-03-29 General Electric Company Seismic data analysis
US9348047B2 (en) 2012-12-20 2016-05-24 General Electric Company Modeling of parallel seismic textures
US9804282B2 (en) 2014-02-17 2017-10-31 General Electric Company Computer-assisted fault interpretation of seismic data
US9952340B2 (en) 2013-03-15 2018-04-24 General Electric Company Context based geo-seismic object identification

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