JP2001082262A - 圧電センサユニット - Google Patents

圧電センサユニット

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JP2001082262A
JP2001082262A JP25826999A JP25826999A JP2001082262A JP 2001082262 A JP2001082262 A JP 2001082262A JP 25826999 A JP25826999 A JP 25826999A JP 25826999 A JP25826999 A JP 25826999A JP 2001082262 A JP2001082262 A JP 2001082262A
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fuel tank
fuel
pressure
piezoelectric
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清規 諸戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサとレベルセンサとを1つの部品、
つまり1つの圧電素子21にて構成することにより、部
品点数および組付工数を削減してコストダウンを図るこ
とのできる圧電センサユニット13を提供する。 【解決手段】 自動車の燃料タンクの天井壁に圧電素子
21を取り付ける。そして、燃料タンクの内部圧力に応
じた応力を圧電素子21が受けると、圧電素子21が応
力に応じた電圧を発生し、その圧電素子21に発生した
電圧を計測することで燃料タンクの内部圧力を測定でき
る。これにより、圧力センサとして使用できる。また、
圧電素子21に交流電圧を加えることによって圧電素子
21から超音波を発生させ、その超音波が燃料タンク内
の液体燃料の液面で反射して圧電素子21に戻ってくる
までの時間を計時することで燃料タンク内の液体燃料の
液面レベルを測定できる。これにより、レベルセンサと
して使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクに取り
付けた圧電素子を用いて、燃料タンクの内部圧力を測定
する圧力センサと燃料タンク内の液面レベルを測定する
レベルセンサとの両方の機能を統合した圧電センサユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の乗員は、燃料残量計
測装置により計測された液体燃料の残量を表示する視覚
表示手段としての燃料残量計(フューエルメータ)を見
て燃料タンク内の液体燃料の残量を認識している。その
燃料残量計測装置は、燃料タンク内の液体燃料の残量、
つまり燃料タンク内の液面レベルを測定するフロート式
レベルゲージ(レベルセンサ)を備え、このフロート式
レベルゲージからの電気信号に応じて燃料残量計が残燃
料を表示するように構成されている。
【0003】また、特開平11−30157号公報にお
いては、自動車の燃料タンクにこの燃料タンクの内部圧
力を測定する圧力センサを取り付けて、燃料タンクのリ
ークチェック(漏れ検査)を行うようにした燃料タンク
漏れ検査装置(従来の技術)が開示されている。この燃
料タンク漏れ検査装置は、エンジンの吸気管負圧で燃料
タンク内を負圧にして、燃料タンクに連通する通気系に
設けられた全ての弁装置を閉弁することで、燃料タンク
を完全に密閉する。このときの圧力変動から燃料タンク
に漏れがあるか否かを検査している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料タンク
内の液面レベルを測定するフロート式レベルゲージは、
燃料タンク内の液体燃料が急激に減少することはないの
で、常に燃料残量を測定する必要はない。また、燃料タ
ンクの内部圧力を測定する圧力センサは、燃料タンクの
リークチェックを実施するときにしか使用しない。
【0005】したがって、圧力センサの機能を有する部
品とレベルセンサの機能を有する部品との両方の部品を
燃料タンクに搭載して液面レベルの測定と漏れ検査とを
行うようにした場合には、部品点数および組付工数が多
くなり、コストアップとなるという問題が生じる。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、圧力センサとレベルセ
ンサとを1つの部品にて構成することにより、部品点数
および組付工数を削減してコストダウンを図ることので
きる圧電センサユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、圧電素子を利用して燃料タンクの内部圧力を測
定する圧力センサ回路と、圧電素子を利用して燃料タン
ク内の液体燃料の液面レベルを測定するレベルセンサ回
路とを設けている。それによって、圧力センサとレベル
センサとを1つの圧電素子にて構成できるので、燃料タ
ンクに取り付ける部品点数および組付工数を減少でき
る。これにより、圧電センサユニットの製品価格を低減
することができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、圧力セン
サとして使用するときは、燃料タンクの内部圧力に応じ
た応力を圧電素子が受けると、圧電素子が応力に応じた
電圧を発生し、その圧電素子に発生した電圧を計測する
ことで燃料タンクの内部圧力が測定可能となる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、レベルセ
ンサとして使用するときは、圧電素子に交流電圧を加え
ることによって圧電素子から超音波を発生させ、その超
音波が液体燃料の液面で反射して圧電素子に戻ってくる
までの時間を計時することで液面レベルが測定可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】〔実施例の構成〕発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1は圧電センサユニットを示した図で、図2は燃料タ
ンク内圧制御システムの全体構成を示した図である。
【0011】本実施例の燃料タンク内圧制御システム
は、燃料タンク1とキャニスタ2との間に介在された調
圧弁3の開閉動作によって燃料タンク1内の圧力制御を
行うものである。燃料タンク1は、給油筒1aを具備
し、その給油筒1aの先端開口部にキャップ4が着脱自
在に取り付けられている。
【0012】給油筒1aの内部(但し、満タン時の液面
より上方)には、キャップ4を開いた時等に液体燃料が
流出(吹き出し)するのを防止する開閉板5が設けられ
ている。この開閉板5は、バネ等により付勢されて常時
閉じており、給油筒1aに給油ガン(図示せず)が挿入
された時に、給油ガンに押し込まれて開くことができ
る。燃料タンク1の内部には、サブタンク6が設けら
れ、このサブタンク6内より吸い上げた燃料をエンジン
へ供給する燃料ポンプ7が収納されている。
【0013】キャニスタ2は、燃料タンク1内で発生し
た蒸発燃料を蓄えるための容器であり、連通管8を通じ
て燃料タンク1に接続されている。キャニスタ2の内部
には、連通管8を通って流入した蒸発燃料を吸着する吸
着剤(例えば活性炭)が収納されている。
【0014】このキャニスタ2には、外気を導入するた
めの大気孔(図示せず)が設けられ、この大気孔にキャ
ニスタ開閉弁9が取り付けられている。キャニスタ開閉
弁9は、制御回路10により通電制御される電磁弁であ
り、通電時に閉弁して大気孔を閉塞する。
【0015】そして、キャニスタ2は、パージ管11
(パージ通路)を通じてエンジンの吸気管(スロットル
弁の近傍)に接続されている。パージ管11には、キャ
ニスタ2から吸気管へ供給される蒸発燃料のパージ流量
を調節するパージ制御弁12が設けられている。このパ
ージ制御弁12は、エンジンの運転状態に応じて制御回
路10によりデューティー比制御される。
【0016】調圧弁3は、連通管8の燃料タンク1側端
部に接続されて連通管8を開閉する。この調圧弁3は、
圧電センサユニット13の検出値に基づいて制御回路1
0により、オン/オフ制御される。
【0017】また、調圧弁3には、双方向リリーフバル
ブ(図示せず)が一体に設けられている。この双方向リ
リーフバルブは、タンク内圧が予め設定された高圧異常
時の開弁圧よりも高くなると開く高圧側ボール弁(図示
せず)と、タンク内圧が予め設定された低圧異常時の開
弁圧よりも低くなると開く低圧側ボール弁(図示せず)
とを具備し、それぞれボール弁が開くことで燃料タンク
1とキャニスタ2とを連通させることができる。そし
て、双方向リリーフバルブは、制御回路10への電力供
給停止(例えばバッテリが外された場合)等によって調
圧弁3の作動を通電制御できなくなった場合に、タンク
内圧を高圧側と低圧側の開弁圧範囲内に保つことができ
る。
【0018】また、調圧弁3には、液面を検知した時に
閉弁する2段カットバルブ16が一体に設けられてい
る。この2段カットバルブ16は、大型カットバルブと
小型カットバルブとかなり、それぞれスプリングにより
液面を検知した際の浮力を補って閉弁するように構成さ
れたフロート式カットバルブである。
【0019】なお、2段カットバルブ16と離れた位置
(例えば給油筒1aの近傍)に小型カットバルブと同一
構造のカットバルブ17が設けられており、通気管14
を通じて圧電センサユニット13に接続されている。こ
れにより、液面の傾きによって2段カットバルブ16が
閉弁した時でもカットバルブ17から通気管14を通じ
て圧電センサユニット13および調圧弁3までタンク内
圧を導入することができる。
【0020】そして、調圧弁3の近傍で燃料タンク1の
天井壁には、圧電センサユニット13が取り付けられて
いる。この圧電センサユニット13は、図1に示したよ
うに、圧電素子21と、通気管14を通じて導入される
タンク内圧(燃料タンク1の内部圧力)を測定する圧力
センサ回路22と、燃料タンク1内の液体燃料の残燃料
レベル(液面レベル)を測定するレベルセンサ回路23
と、圧力センサの機能とレベルセンサの機能とをコント
ロールする制御部24とを備え、ケース内に収納されて
いる。
【0021】圧電素子21は、燃料タンク1内において
液体燃料の液面レベルよりも上方に取り付けられた圧電
振動子(超音波振動子)であって、具体的には燃料タン
ク1の天壁面に設けられた天窓から燃料タンク1の内部
に臨むように燃料タンク1の天井壁に取り付けられてい
る。この圧電素子21は、歪みや応力を加えると分極が
生じ表面電位が発生し(直接圧電効果)、電圧をかける
と応力が生じ歪む(逆圧電効果)現象を生じる。そし
て、圧電素子21の材料としては、チタン酸バリウム、
ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等のセラミックスを用
いている。
【0022】圧力センサ回路22は、圧電素子21が発
生した電荷を増幅し、制御回路10に出力する増幅器2
5を有している。レベルセンサ回路23は、圧電素子2
1に交流電圧を加えることで圧電素子21を振動させて
超音波を発生させる発信器26、液体燃料の液面で反射
して戻ってきた超音波(反射波)を増幅する増幅器2
7、および圧電素子21が超音波を発信してから受信す
るまでの時間をカウントするタイマー回路28を有して
いる。制御部24は、圧力センサ回路22によって測定
した燃料タンク1の内部圧力(タンク内圧)、あるいは
レベルセンサ回路23によって測定した燃料タンク1内
の液面レベル(残燃料レベル)を制御回路10に電気配
線(信号線)を介して出力する。
【0023】制御回路10は、燃料ポンプ7または燃料
タンク1の上面に取り付けられて燃料タンク1内に配さ
れ、電気配線(信号線)によってエンジン制御装置(以
下ECUと言う)18および圧電センサユニット13の
制御部24に接続されている。この制御回路10は、各
種演算処理を行うCPU、制御プログラムや各種データ
を予め記憶するROM、読み書き可能なRAM、および
タイマー回路等を内蔵したマイクロコンピュータであ
り、圧電センサユニット13の圧力センサ回路22より
入力した圧力センサ信号またはレベルセンサ回路23よ
り入力したレベルセンサ信号、ECU18より受信した
通信信号(例えばエンジン回転数や車速等の運転状態を
知らせる信号)、およびROMに記憶された制御用プロ
グラムに基づいて、調圧弁3、キャニスタ開閉弁9、パ
ージ制御弁12および燃料ポンプ7を通電制御する。
【0024】ECU18は、エンジンの運転状態を検出
する各種センサ(エンジン回転数センサ、車速センサ、
スロットル開度センサ、冷却水温センサ、吸気量セン
サ、吸気圧センサ等)より入力したセンサ信号、および
制御回路10より入力した信号に基づいてエンジンの運
転状態を制御すると共に、制御回路10での制御処理に
必要な信号を制御回路10へ送信する。なお、ECU1
8および制御回路10は、イグニッションスイッチをオ
フ(エンジンキーを抜いた状態)にしてもバッテリより
電力の供給を受けて作動することができる。
【0025】〔実施例の作用〕次に、本実施例の圧電セ
ンサユニット13の作用を図1および図2に基づいて簡
単に説明する。
【0026】ここで、本実施例では、圧電センサユニッ
ト13を圧力センサとして使用する場合は、上述したよ
うに、エンジンの吸気管負圧で燃料タンク1を負圧にし
て、全ての弁を閉じ燃料タンク1を完全に密閉し、この
ときの圧力変動から燃料タンク1または通気系に漏れが
ないか否かを検査するリークチェック(漏れ検査)をす
るときに限られる。
【0027】上記のリークチェックを制御回路10の作
動も含めて詳述する。先ず車両停止中であり、且つエン
ジンがアイドル運転状態であるか否かを判定して、車両
停止中であり、且つエンジンがアイドル運転状態である
場合に、パージ制御弁12を全閉にした後に、キャニス
タ開閉弁9および調圧弁3をそれぞれ全閉にして燃料タ
ンク1からパージ制御弁12までの区間を密閉化する。
【0028】すなわち、パージ制御弁12を全閉にする
ことで燃料タンク1からパージ制御弁12までの区間を
キャニスタ2の大気孔を通じて大気圧と同じ状態に調整
し、やや遅れてキャニスタ開閉弁9と調圧弁3とを全閉
にすることにより、大気圧に調整された密閉空間を形成
する。
【0029】そして、圧電素子21に電圧を加えると、
圧電素子21が圧力に応じた応力を受けるため、そのと
きに発生した電圧を測定することによって、燃料タンク
1の内部圧力を測定する。そして、制御部24が密閉化
直後のタンク内圧(P1)を読み込んでから所定時間
(例えば10秒間)が経過したら、再度圧電素子21に
電圧を加えて、燃料タンク1の内部圧力を測定する。そ
して、制御部24がタンク内圧(P2)を読み込んでか
ら、密閉化後の経過時間におけるタンク内圧の変化量Δ
P(2−1)を算出する。
【0030】すなわち、大気圧に調整された後に、調圧
弁3を閉じて燃料タンク1が密閉化されると、蒸発燃料
の発生量に応じてタンク内圧が変化量ΔP(2−1)だ
け上昇する。そして、パージ制御弁12と調圧弁3をそ
れぞれ全開する。これにより、パージ制御弁12から燃
料タンク1内までの通気系全体に吸気管負圧が導入され
始める。
【0031】次に、圧電素子21に電圧を加えて、燃料
タンク1の内部圧力を測定する。そして、制御部24が
タンク内圧を読み込み、タンク内圧が所定値(例えば−
20mmHg)以下になったか否かを判定する。タンク
内圧が所定値(例えば−20mmHg)以下になってい
る場合には、パージ制御弁12と調圧弁3をそれぞれ全
閉する。これにより、燃料タンク1内が所定の負圧(吸
気管負圧)に調整された状態となる。
【0032】次に、圧電素子21に電圧を加えて、燃料
タンク1の内部圧力を測定する。そして、制御部24が
タンク内圧(P3)を読み込んでから所定時間(例えば
10秒間)が経過したら、再度圧電素子21に電圧を加
えて、燃料タンク1の内部圧力を測定する。そして、制
御部24がタンク内圧(P4)を読み込んでから、調圧
弁3を閉じた後のタンク内圧の変化量ΔP(4−3)を
算出する。
【0033】すなわち、燃料タンク1内に吸気管負圧を
導入し調圧弁3を閉じると、所定時間経過する間に燃料
タンク1内で発生する蒸発燃料の発生量に応じてタンク
内圧が変化量ΔP(4−3)だけ上昇する。次に、下記
の数1の式に示すリーク判定条件に基づいてリーク判定
を行う。
【0034】
【数1】 ここで、αは大気圧と吸気管負圧との違いによる蒸発燃
料量の差を補正する係数で、βは圧力センサ回路22の
精度、キャニスタ開閉弁9の漏れ等を補正する係数であ
る。
【0035】すなわち、燃料タンク1側にリーク原因が
あるならば、正圧下では燃料タンク1内から大気中へ圧
力が漏れるのに対し、吸気管負圧下では大気中から燃料
タンク1内へ圧力が流入する。したがって、大気圧下で
のタンク内圧の変化量ΔP(2−1)よりも吸気管負圧
下でのタンク内圧の変化量ΔP(4−3)の方が大きく
なるはずである。
【0036】そこで、リーク判定の結果、上記の数1の
式が成立する場合には、燃料タンク1側に「リーク有
り」と判定し、警報ランプ(視覚表示手段)や警報ブザ
ー(聴覚表示手段)等の警報装置(図示せず)を作動さ
せて乗員に異常を知らせる。一方、リーク判定の結果、
上記の数1の式が成立しない場合には、調圧弁3からパ
ージ制御弁12までの通気系側に「リーク有り」と判定
し、警報ランプや警報ブザー等の警報装置を作動させて
乗員に異常を知らせる。
【0037】次に、圧電センサユニット13をレベルセ
ンサとして使用する場合を詳述する。発信器26から圧
電素子21に電圧を加えて圧電素子21を歪ませる。こ
のとき、圧電素子21に加える電圧を交流電圧にするこ
とによって、圧電素子21は振動し超音波を発生する。
【0038】そして、圧電素子21から発信した超音波
が燃料タンク1内の液体燃料の液面で反射して戻ってく
る(受信する)までの時間をタイマー回路28でカウン
トし、その時間から液面レベル(残燃料レベル)を測定
する。このとき、圧電素子21は超音波の受信器として
も使用される。つまり、超音波によって圧電素子21が
振動し、そのとき発生する電圧を検出している。そし
て、圧電素子21に発生した電圧から液面レベルを測定
して、この液面レベルの測定値を図示しないフューエル
メータ(視覚表示手段)に反映させる。
【0039】なお、燃料タンク1内の液体燃料の液面レ
ベルを測定するレベルセンサの機能と燃料タンク1の内
部圧力(タンク内圧)を測定する圧力センサの機能と
は、時間軸で使い分けても良く、信号処理でそれぞれの
信号を分離しても良い。
【0040】〔実施例の効果〕以上のように、本実施例
の燃料タンク1は、1つの圧電素子21を具備した圧電
センサユニット13を燃料タンク1に設置することで、
リークチェック(漏れ検査)をするときに使用される圧
力センサと残燃料を測定するときに使用されるレベルセ
ンサとを1つの部品(圧電素子21)で構成することが
できるので、部品点数および組付工数を削減でき、コス
トダウンを図ることができる。
【0041】なお、圧力センサ回路22にて測定される
燃料タンク1の内部圧力(タンク内圧)の変化速度、ま
たはレベルセンサ回路23にて測定される液面レベルに
基づいて燃料タンク1への給油開始を判定できるように
しても良い。この場合には、給油開始の判定手段として
圧電センサユニット13を利用できるため、給油開始を
検出するための専用の検出手段を具備する必要はなく、
部品点数を削減できる。
【0042】〔変形例〕本実施例では、圧電素子21の
材料としてセラミックスを用いたが、圧電素子21の材
料として水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )等の
単結晶を用いても良い。この他、圧電性高分子材料であ
るポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電センサユニットを示したブロック図である
(実施例)。
【図2】燃料タンク内圧制御システムの全体構成を示し
た模式図である(実施例)。
【符号の説明】
1 燃料タンク 3 調圧弁 9 キャニスタ開閉弁 12 パージ制御弁 13 圧電センサユニット 21 圧電素子 22 圧力センサ回路 23 レベルセンサ回路 26 発信器 28 タイマー回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)燃料タンク内において液体燃料の液
    面レベルよりも上方に取り付けられた1つの圧電素子
    と、 (b)この圧電素子を利用して、前記燃料タンクの内部
    圧力を測定する圧力センサ回路と、 (c)前記圧電素子を利用して、前記燃料タンク内の液
    体燃料の液面レベルを測定するレベルセンサ回路とを備
    えた圧電センサユニット。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の圧電センサユニットにお
    いて、 前記圧力センサ回路は、前記燃料タンクの内部圧力に応
    じた応力を前記圧電素子が受けると、前記圧電素子が応
    力に応じた電圧を発生し、その圧電素子に発生した電圧
    を計測することで、前記燃料タンクの内部圧力を測定す
    ることを特徴とする圧電センサユニット。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の圧電セン
    サユニットにおいて、 前記レベルセンサ回路は、前記圧電素子に交流電圧を加
    えることによって、前記圧電素子が振動して前記圧電素
    子から超音波を発生させ、その超音波が液体燃料の液面
    で反射して前記圧電素子に戻ってくるまでの時間を計時
    することで、液面レベルを測定することを特徴とする圧
    電センサユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101169103B1 (ko) * 2003-10-15 2012-07-26 악센소르 아베 유체 수위 측정 장치
JP2018536790A (ja) * 2015-11-23 2018-12-13 ラバル エー.シー.エス.リミテッド 弁用ソレノイド組立体

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