JP2001080585A - 超音速航空機のエアインテーク構造 - Google Patents

超音速航空機のエアインテーク構造

Info

Publication number
JP2001080585A
JP2001080585A JP26236999A JP26236999A JP2001080585A JP 2001080585 A JP2001080585 A JP 2001080585A JP 26236999 A JP26236999 A JP 26236999A JP 26236999 A JP26236999 A JP 26236999A JP 2001080585 A JP2001080585 A JP 2001080585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
holes
pressure
intake structure
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26236999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasukazu Uko
康員 宇高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP26236999A priority Critical patent/JP2001080585A/ja
Publication of JP2001080585A publication Critical patent/JP2001080585A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音速航空機のエアインテーク構造に関し、
圧力変動に応じて抽気流量を調整可能とする。 【解決手段】 エアインテークの抽気用境界層の壁面1
には多数の孔2が穿設されており、孔2にはラバー製で
弾性変形自在なリング3が取付けられている。抽気孔部
の圧力が低く、必要な抽気量が少い場合には、リング3
の抽気開口部3aはあまり拡大せず、(a),(b)に
示すように径がd1 と小さく、圧力が高く、必要な抽気
量が多い場合にはリング3の抽気開口部3bは拡大して
径がd2 (d2 >d1 )となる。抽気開口部の圧力変動
に応じて開口部が変化し、抽気流量の調整が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音速航空機のエア
インテーク抽気構造に関し、抽気流量を抽気部の圧力変
動に応じて調整し、適切な空気量を取り込むような構造
としたものである。
【0002】
【従来の技術】図6は超音速航空機の外観図であり、超
音速航空機50の機体下面には燃焼用にエンジンに供給
するための空気及びエンジンの冷却用空気を取り込むエ
アインテーク51が左右に2個所づつ設けられており、
飛行中に取入口52より空気を取り込んでいる。図7
は、エアインテーク51の詳細を示す図であり、(a)
は断面図、(b)は空気の抽気量を調整する壁面の表面
を示す。(a)において、取入口52近辺には壁面6
0,61が設けられており、これら壁面60,61に
は、(b)に示すように数ミリ径の多数の孔63が穿設
されている。空気70は空気取入口52より流入する
が、壁面60の端部の境界層での圧力変動を均一にする
ために一部の空気が70aのように壁面60の多数の孔
63を通過し、境界層による流れを均一にした流れとな
り、壁62に沿って図示省略の上部開口よりエンジン8
0の冷却系路へ流れ、エンジンの冷却に供される。
【0003】又、取入口52より流入した空気は70b
のように内部へ流入し、エンジン80の燃焼用に供され
るが、流入する空気は壁面61の先端部の境界層で流れ
が乱され、圧力分布に変動が生ずるので、これを均一に
するために一部が壁面61の多数の孔63を通り70c
のように流出することにより調整し、エンジン80に供
給される。これら壁面60,61に設けられた多数の孔
63は開口面積が固定された一定の面積の孔からなり、
壁面上の境界層で空気を一定量抽気するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように超音速航
空機のエアインテークでは、壁面に開口面積が固定され
た多数の孔を設け、壁面上の境界層を抽気するようにし
ている。この場合、抽気孔の開口面積が固定されている
ので、飛行マッハ数の変化等により抽気孔部の圧力条件
が変動するが、従来は圧力条件の変動にかかわらず同じ
径の抽気孔で空気を抽気しており、抽気孔部の圧力条件
に応じて適正な抽気がなされていない。
【0005】そこで本発明は、超音速航空機のエアイン
テークにおいて、壁面の境界層を抽気する抽気部の抽気
孔の面積を圧力条件に応じて可変とし、圧力条件に応じ
て適切な抽気流量が得られるように抽気流量を調整する
ことができるようなエアインテーク抽気構造を提供する
ことを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、次の手段を提供する。
【0007】(1)境界層面の空気を抽気するための多
数の孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテ
ーク構造において、前記多数の孔の断面積は圧力の大小
に応じて変化することを特徴とする超音速航空機のエア
インテーク構造。
【0008】(2)前記多数の孔の周囲には、それぞれ
リング状の弾性部材が取付けられていることを特徴とす
る(1)記載の超音速航空機のエアインテーク構造。
【0009】(3)前記多数の孔には、それぞれ空気流
入側の径が流出側の径より大きい円筒状の弾性部材と、
同部材の空気流出側の外周囲壁面と前記孔内壁面との間
に介在させた複数のバネ材とが設けられていることを特
徴とする(1)記載の超音速航空機のエアインテーク構
造。
【0010】(4)境界層面の空気を抽気するための多
数の孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテ
ーク構造において、前記多数の孔の空気流出側には、孔
の開口部を全面覆い、周辺部の一部が同孔周辺部に固定
され、前記周辺部の残りが空気圧力により押圧されて変
動自在な弾性部材からなる板が取付けられていることを
特徴とする超音速航空機のエアインテーク構造。
【0011】(5)境界層面の空気を抽気するための多
数の孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテ
ーク構造において、前記壁面は2枚の板を摺動可能に当
接して構成され、同各2枚の板はそれぞれ前記多数の孔
が同一の径とピッチで穿設され、上下の孔の重なり度に
より開口面積を変化させることを可能としたことを特徴
とする超音速航空機のエアインテーク構造。
【0012】(6)前記境界層の壁面には圧力センサが
設けられ、同圧力センサの信号を取り込み前記2枚の板
のいずれか一方を前記圧力センサからの検出信号の大小
に応じて他方の板の面と摺動させ、摺動させる駆動手段
を設けたことを特徴とする(5)記載の超音速航空機の
エアインテーク構造。
【0013】本発明の(1)のエアインテーク構造にお
いては、壁面の多数の孔が圧力変動に応じて可変であ
り、圧力が低く、必要な抽気流量が少ない場合には、孔
の断面積が小さくなり、又、圧力が高くなり、必要な抽
気流量が多い場合には孔の断面積が大きくなり流量を増
す。従って抽気孔部の圧力条件によって開口面積が変化
するので、抽気流量が調整可能となる。
【0014】本発明の(2)では、孔の周囲のリング状
部材が圧力に応じて変化し、又(3)の発明では円筒状
の弾性部材が設けられており、圧力が低い場合にはバネ
材により流出側の開口部があまり拡大せず、又、圧力が
高くなるとバネ材の弾性力に抗して開口部が拡大し、上
記(1)と同様の抽気流量の調整が可能となる。
【0015】本発明の(4)では、孔の開口部には弾性
部材からなる板が取付けられているので、圧力が低い場
合には板の自由開放端を押す力が小さく、開口部も狭い
ので抽気流量も少く、圧力が高くなると板を押圧する力
が大きくなり、板を押しのけて開口部を大きくし、抽気
流量が増加する。従って圧力変動に応じて抽気流量を調
整することができる。
【0016】本発明の(5)では、2枚の板を摺動させ
て上下の孔の重なり程度により抽気流量を調整すること
ができる。従って、2枚の板の重なり具合を予め調整
し、設定しておくこともできるし、又、遠隔操作により
2枚の板の重なりの程度を飛行条件に応じて変化させて
抽気流量を調整することができる。
【0017】本発明の(6)では、抽気する境界層の壁
面の圧力を圧力センサで検出し、圧力センサからの圧力
信号の大小に応じて駆動手段により2枚の板を移動さ
せ、上下の孔の重なり程度を設定しているので圧力の変
動に応じ抽気開口面積が変化し、抽気量を調整すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る超音速航空機のエアインテーク構造
の構成を示し、(a)は圧力が低い場合の抽気をする場
合の平面図、(b)はその断面図を示し、(c)は圧力
が高い場合の抽気をする場合の平面図、(d)はその断
面図を示している。
【0019】図1においてエアインテークの境界層を抽
気するための壁面1には多数の孔2(図では1個のみ代
表して図示)が設けられており、孔2の周囲にはラバー
製のリング3が圧入又は接着、等により取付けられてい
る。ラバー製のリング3は弾性変形が容易なラバーから
なり、圧力の変動に応じて変形可能な程度の厚さ、寸法
で製作されている。
【0020】図1(a)は、抽気孔部の圧力が低く、必
要な抽気量が少ない場合の状態を示し、リング3はほと
んど変形せず、抽気開口部3aを形成しており、その径
をd 1 で示している。図1(c)は、抽気孔部の圧力が
高く、必要な抽気流量が多い場合の状態を示し、圧力に
よってリング3の開口部が広がり抽気開口部3bとな
り、その径はd2 (d2 >d1 )の広い開口となってい
る。
【0021】上記に説明の実施の第1形態のエアインテ
ーク構造では、壁面1の多数の孔2の周囲にラバー製の
リングを固着し、抽気孔部の圧力変動に応じて圧力が低
い時にはリンク3の開口部はあまり拡大せず、圧力が高
くなるにつれて、開口部が大きく拡大し、圧力条件によ
って抽気開口部面積が変化するので、抽気流量が調整可
能となる。
【0022】図2は本発明の実施の第2形態に係る超音
速航空機のエアインテーク構造の抽気孔部を示し、
(a)は断面図、(b)はその上面図である。図2にお
いて、壁面1には多数の孔2(本図では1個のみ代表し
て示す)が穿設されており、孔2にはラバー製のリング
13が挿入されている。ラバー製のリング13は、空気
70の流入側の内径d3 が流出側の内径d4 より大きい
円筒状であり、圧力の変動により容易に変形可能な厚さ
で形成されている。
【0023】リング13の大径側は孔2の周囲に固着さ
れており、その流出側寄りの内側には複数(図では4
個)のバネ14が介装されている。このような構造にお
いて、流入する空気70の圧力が低い場合には抽気開口
部13aはあまり拡大せず、必要な抽気流量も少く、圧
力が高くなると、流出側の開口の内径が、バネ14を押
圧し、d4 よりも拡大して抽気開口部13aが大きくな
って必要な抽気流量も多くなる。
【0024】上記の実施の第2形態においても、実施の
第1形態と同様に、抽気開口部の圧力変動に応じて圧力
が低い時には、リング13の抽気開口部13aはあまり
拡大せず、圧力が高くなるにつれて大きく拡大し、開口
面積を変化させるので、抽気量の調整が可能となる。
【0025】図3は本発明の実施の第3形態に係る超音
速航空機のエアインテーク構造の抽気孔部を示し、
(a)は断面図、(b)は空気流出側の底面図である。
図において、1は壁面で多数の孔2(本図では1個のみ
代表して示す)が穿設されており、その空気流出側には
孔2の径にほぼ等しいか、又はこれよりもやや大きめの
径を有する可動部材24が取付部24aで壁1に取付け
られている。この可動部材は金属製の可撓性を有し、流
入する空気70の圧力変動に追従して可動するような厚
さで形成されている。
【0026】上記構成の実施の第3形態においても、流
入する空気70の圧力が低い場合には可動部材24はあ
まり変形せず、抽気開口部23も小さく、圧力が高くな
ると空気の圧力で可動部材24が2点鎖線で図示するよ
うに弾性変形して抽気開口部23が大きく開口し、実施
の第1,第2形態と同様に、圧力変動に応じて抽気量を
調整することができる。
【0027】図4は本発明の実施の第4形態に係る超音
速航空機のエアインテークの構成を示し、(a)は構成
図、(b)は壁面と孔を示す斜視図である。図4におい
て、境界層を抽気する壁面31の上面には後述するよう
に摺動可能に可動壁32が重ね合わされている。壁面3
1と可動壁32には多数の抽気用の孔2が同じピッチで
穿設され、壁面31と可動壁32の孔2は連通するよう
に重ね合わされている。
【0028】壁面31の外側には圧力センサ33が取付
けられており、境界層の圧力変動を検出する。圧力セン
サ33の検出信号は駆動制御部34へ送られ、駆動制御
部34では圧力の大小に応じて駆動装置35を駆動する
信号を出力する。この信号は圧力が低いと駆動力を大き
く、圧力の増加に応じて、あるいは比例して駆動力を小
さくする。駆動装置35としてはモータやシリンダから
なり、モータの場合には回転数、シリンダの場合にはス
トロークが制御される。
【0029】可動壁32にはラック36が固定されてお
り、一方固定側にはピニオン37が取付けられ、ラック
36とピニオン37とは噛み合い、ピニオン37が回転
することにより可動壁32が壁面31上で摺動して移動
可能となっている。ピニオン37の回転は駆動装置35
の出力が図示省略の伝達機構に伝えられ、伝達機構によ
りなされる。
【0030】図4(b)は壁面31と可動壁32との重
ね合わせの状態を示しており、可動壁31は壁面31上
に接し、壁面31に取付けられたレール37a,37b
に沿って図中の矢印で示すように移動可能であり、又、
壁面31の両端にはガイド部31a,31bでガイドさ
れており、上記(a)のラック36、ピニオン37によ
って駆動される。
【0031】図5は上記に説明の実施の第4形態におけ
る抽気流量の調整を示す図であり、(a)は壁面31の
孔2と可動壁32の孔2とが完全に一致して重ね合わさ
れているので抽気開口部40aが全開の状態を示し、
(b)は上面の可動壁32が図中左方向に多少移動し、
抽気開口部が40bのように少し狭くなった状態、
(c)は、抽気開口部が(b)の状態より更に狭くなっ
て40cとなった状態、(d)は、可動壁32が更に左
方向へ移動して抽気開口部が全閉となった状態をそれぞ
れ示す。
【0032】上記に説明の実施の第4形態によれば、壁
面31の上面には可動壁32を重ね合わせ、可動壁32
にはラック36を固定し、固定側にはピニオン37を取
付け、圧力センサ33の検出信号の大小に応じて駆動制
御部34が駆動装置35を駆動し、駆動装置35により
ピニオン37を回転させて可動壁32の位置を移動させ
るようにしたので、重ね合わされた壁面31と可動壁3
2との孔2の位置を相対的にずらして抽気開口部の面積
を圧力の大小に応じて調整することができる。即ち、初
期の状態では、抽気開口部を全開としておき、圧力セン
サ33の検出圧力値が低く、必要な空気量が少い場合に
は移動量を大きくして抽気開口部を小さくし、圧力値が
高くなり、必要な空気量が多い場合にはそれに応じて移
動量を小さくして全開の状態に近づけるようにする。こ
のようにして圧力の大小に応じて抽気流量を調整するこ
とができる。
【0033】なお、上記の実施の第4形態においては、
圧力センサ33、駆動制御部34、駆動装置35とによ
り壁面31上で可動壁32を摺動して移動させ、開口部
を調整する例で説明したが、これに限らず、例えば、遠
隔操作により、航空機内部の操縦室からケーブルやリン
ク機構を介して手動により調整するようにしても良いも
のである。
【0034】
【発明の効果】本発明の航空機のエアインテーク構造
は、(1)境界層面の空気を抽気するための多数の孔を
有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテーク構造
において、前記多数の孔の断面積は圧力の大小に応じて
変化することを特徴としている。このような構成によ
り、圧力が低く、必要な抽気流量が少ない場合には、孔
の断面積が小さくなり、又、圧力が高くなり、必要な抽
気流量が多い場合には孔の断面積は大きくなり流量を増
す。従って抽気孔部の圧力条件によって開口面積が変化
するので、抽気流量が調整可能となる。
【0035】本発明の(2)では、孔の周囲のリング状
部材が圧力に応じて変化し、又(3)の発明では円筒状
の弾性部材が設けられており、圧力が低い場合にはバネ
材により流出側の開口部があまり拡大せず、又、圧力が
高くなるとバネ材の弾性力に抗して開口部が拡大し、上
記(1)と同様の抽気流量の調整が可能となる。
【0036】本発明の(4)は、超音速航空機のエアイ
ンテーク構造において、前記多数の孔の空気流出側に
は、孔の開口部を全面覆い、周辺部の一部が同孔周辺部
に固定され、前記周辺部の残りが空気圧力により押圧さ
れて変動自在な弾性部材からなる板が取付けられている
ことを特徴としている。このような構成により、圧力が
低い場合には板の自由開放端を押す力が小さく、開口部
も狭いので抽気流量も少く、圧力が高くなると板を押圧
する力が大きくなり、板を押しのけて開口部を大きく
し、抽気流量が増加する。従って圧力変動に応じて抽気
流量を調整することができる。
【0037】本発明の(5)では、超音速航空機のエア
インテーク構造において、前記壁面は2枚の板を摺動可
能に当接して構成され、同各2枚の板はそれぞれ前記多
数の孔が同一の径とピッチで穿設され、上下の孔の重な
り度により開口面積を変化させることを可能としたこと
を特徴としている。このような構成により、2枚の板の
重なり具合を予め調整し、設定しておくこともできる
し、又、遠隔操作により2枚の板の重なりの程度を飛行
条件に応じて変化させて抽気流量を調整することができ
る。
【0038】本発明の(6)では、抽気する境界層の壁
面の圧力を圧力センサで検出し、圧力センサからの圧力
信号の大小に応じて駆動手段により2枚の板を移動さ
せ、上下の孔の重なり程度を設定しているので圧力の変
動に応じ抽気開口面積が変化し、抽気量を調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る超音速航空機の
エアインテーク構造の抽気用孔の構造を示す図で、
(a)は圧力が低い場合の状態、(b)はその断面図、
(c)は圧力が高い場合の状態、(d)は(c)におけ
る断面図を、それぞれ示す。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る超音速航空機の
エアインテーク構造の抽気用孔の構造を示し、(a)は
断面図、(b)はその上面図を示す。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る超音速航空機の
エアインテーク構造の抽気用孔の構造を示し、(a)は
断面図、(b)は(a)の底面図を示す。
【図4】本発明の実施の第4形態に係る超音速航空機の
エアインテーク構造の構成を示し、(a)は構成図、
(b)は壁面と可動壁の構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の第4形態に係る超音速航空機の
エアインテーク構造の作用を示し、(a)は抽気開口部
全開、(b)は少し閉じた状態、(c)は更に閉じた状
態、(d)は全閉の状態をそれぞれ示す。
【図6】超音速航空機の全体の外観図である。
【図7】図6に示す航空機のエアインテークを示し、
(a)は断面図、(b)は境界層抽気壁面の構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1,31 壁面 2 孔 3,13 リング 3a,3b,13a,23 抽気用開口部 14 バネ 24 可動部材 32 可動壁 33 圧力センサ 34 駆動制御部 35 駆動装置 36 ラック 37 ピニオン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 境界層面の空気を抽気するための多数の
    孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテーク
    構造において、前記多数の孔の断面積は圧力の大小に応
    じて変化することを特徴とする超音速航空機のエアイン
    テーク構造。
  2. 【請求項2】 前記多数の孔の周囲には、それぞれリン
    グ状の弾性部材が取付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の超音速航空機のエアインテーク構造。
  3. 【請求項3】 前記多数の孔には、それぞれ空気流入側
    の径が流出側の径より大きい円筒状の弾性部材と、同部
    材の空気流出側の外周囲壁面と前記孔内壁面との間に介
    在させた複数のバネ材とが設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の超音速航空機のエアインテーク構
    造。
  4. 【請求項4】 境界層面の空気を抽気するための多数の
    孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテーク
    構造において、前記多数の孔の空気流出側には、孔の開
    口部を全面覆い、周辺部の一部が同孔周辺部に固定さ
    れ、前記周辺部の残りが空気圧力により押圧されて変動
    自在な弾性部材からなる板が取付けられていることを特
    徴とする超音速航空機のエアインテーク構造。
  5. 【請求項5】 境界層面の空気を抽気するための多数の
    孔を有する壁面を備えた超音速航空機のエアインテーク
    構造において、前記壁面は2枚の板を摺動可能に当接し
    て構成され、同各2枚の板はそれぞれ前記多数の孔が同
    一の径とピッチで穿設され、上下の孔の重なり度により
    開口面積を変化させることを可能としたことを特徴とす
    る超音速航空機のエアインテーク構造。
  6. 【請求項6】 前記境界層の壁面には圧力センサが設け
    られ、同圧力センサの信号を取り込み前記2枚の板のい
    ずれか一方を前記圧力センサからの検出信号の大小に応
    じて他方の板の面と摺動させ、摺動させる駆動手段を設
    けたことを特徴とする請求項5記載の超音速航空機のエ
    アインテーク構造。
JP26236999A 1999-09-16 1999-09-16 超音速航空機のエアインテーク構造 Withdrawn JP2001080585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26236999A JP2001080585A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 超音速航空機のエアインテーク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26236999A JP2001080585A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 超音速航空機のエアインテーク構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001080585A true JP2001080585A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17374799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26236999A Withdrawn JP2001080585A (ja) 1999-09-16 1999-09-16 超音速航空機のエアインテーク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001080585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111605699A (zh) * 2019-02-26 2020-09-01 三菱重工业株式会社 翼及具备该翼的机械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111605699A (zh) * 2019-02-26 2020-09-01 三菱重工业株式会社 翼及具备该翼的机械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8113482B2 (en) Microvalve device with improved fluid routing
GB9024772D0 (en) Flow rate control valve
US20090065649A1 (en) Steering of vehicles through boundary layer control
MX2008003804A (es) Termostato para motor que tiene un pasaje de derivación del fluido de amortiguamiento de la presión.
EP3023624B1 (en) Gas turbine engine and method of assembling the same
EP2354562B1 (en) Proportional pressure controller
WO2021002907A3 (en) Piezoelectric ring bender servo valve assembly for aircraft flight control actuation and fuel control systems
EP3412563A1 (en) Variable and adaptable diverterless bump inlet
SE7706808L (sv) Backventil
JP2001080585A (ja) 超音速航空機のエアインテーク構造
CN107606252B (zh) 用于微流控芯片的无源单向阀
KR19990072231A (ko) 팽창밸브
EP2771553B1 (en) Thermoregulator
EP2716945A1 (en) Flow trim for a valve
US4938249A (en) Chip tolerant flapper
SE540421C2 (sv) Aktuator för axiell förskjutning av ett objekt
WO2018235229A1 (ja) マイクロバルブ
US10267426B2 (en) Valve assembly and method of operating same
JP4037352B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP3552305B2 (ja) 流量調整弁
CN112460267B (zh) 电磁阀
EP3748457B1 (en) Pressure regulator and aircraft evacuation system
JPH03223580A (ja) 圧電型弁装置
US20220282794A1 (en) Diaphragm valve formed using additive manufacture
KR20170123549A (ko) 내부 압력제어설비를 갖는 3방밸브

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205