JP2001079704A - 調節可能な締付けシステムを有する装置 - Google Patents

調節可能な締付けシステムを有する装置

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JP2001079704A
JP2001079704A JP2000233700A JP2000233700A JP2001079704A JP 2001079704 A JP2001079704 A JP 2001079704A JP 2000233700 A JP2000233700 A JP 2000233700A JP 2000233700 A JP2000233700 A JP 2000233700A JP 2001079704 A JP2001079704 A JP 2001079704A
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clamping system
ring
rotation
operating member
axis
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JP2000233700A
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English (en)
Inventor
Rudolf Ryf
ルドルフ・ルイフ
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Daetwyler Global Tec Holding AG
Original Assignee
MDC Max Daetwyler AG Bleienbach
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/36Chucks with means for adjusting the chuck with respect to the working-spindle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工片(例えば凹版印刷シリンダ)を最適に
心出しでき、かつ大きな力で保持することができる、調
節可能な締付けシステムを有する装置を提供する。 【解決手段】 回転軸受装置(2.1,2.2,2.
3,4)の回転軸線(3)に関して加工片を心出しして
保持する締付けシステム(8)を有する装置において、
締付けシステム(8)は、回転軸線(3)に対して垂直
に可動に保持されている。操作部材が設けられており、
これらの操作部材によって締付けシステム(8)が、精
密な心出しを可能にするために、自動的に制御されて、
回転軸受装置(2.1,2.2,2.3,4)に対して
相対的に可動である。回転は、例えば間隔センサによっ
て測定される。なるべく操作部材(37,41)は、互
いに垂直になった2つの方向において心出しが分離して
実行できるように、構成されかつ配置されている。操作
部材は、回転軸受装置(2.1,2.2,2.3,4)
と締付けシステム(8)との間の移行部における一緒に
回転する部分(15)に統合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸受装置の回
転軸線に関して加工片を心出しして保持する締付けシス
テムを有する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】凹版印刷のための加工センタは、久しく
以前から市場において入手できる(例えばスイス国、ブ
ラインバッハ在、MDC Max Datwyler
AG社のDUOSTAR参照)。
【0003】凹版印刷シリンダの加工の際に、シリンダ
の心出し保持は、おおいに重要である。例えばシリンダ
が、皮むきの際に心出しされていないと、彫刻されるイ
ンキセルの所定の最大深さの観点から必要なものよりも
多くの表面被覆の部分を除去しなければならない。さら
に後続のステップにおいて、(増加した切除に相当す
る)一層大きな厚さの表面被覆を製造しなければならな
い。その結果、増加した加工時間、及び被覆材料におけ
る増加した需要を生じる。
【0004】通常凹版印刷シリンダは、回転、研削及び
研磨のために高速加工センタにおいて3ジョーチャック
によって保持される。周知のチャックは、しばしばあま
りに低い精度で動作し、かつ−とにかく−かなりの費用
によってしかシリンダ軸線の調節を可能にしない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、加工
片(例えば凹版印刷シリンダ)を最適に心出しでき、か
つ大きな力で保持することができる、初めに挙げたよう
な装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題の解決策は、特許請
求の範囲第1項の特徴によって定義されている。本発明
によれば、締付けシステム(例えば周知の構造様式のチ
ャック)は、所定の限界内において軸受軸線に対して垂
直に可動に保持されており、かつ操作部材によって、精
密な心出しを可能にするために、自動的に制御されて、
回転軸受装置に対して可動である。
【0007】この構造の利点は、周知のチャック(それ
自体不十分な精度を有する)が利用できるという点にあ
る。“前側の”(すなわち加工片の方に向いた)端部
に、締付けシステムの保持部がある。この保持部は、な
るべく所定の限界(これは最大限必要な調節によって決
められている)内において、基本的に任意の移動能力が
与えられているように形成されている。操作部材によっ
て締付けシステムは、加工片の中心軸線が回転軸受の回
転軸線と一致するまで、保持部に対して意図的に移動す
ることができる。
【0008】なるべく操作部材は、調節平面(これは軸
受軸線に対して垂直になっている)においてx及びy方
向に分離して心出しすることができるように、配置さ
れ、かつ構成されている。例えば互いに90°の角度に
なった2つの案内手段を設けることができる。案内手段
は、互いに摺動する2つの機械部分のリブ及び溝によっ
て形成することができる。これらの案内部材に操作部材
が付属しており、これらの操作部材は、保持部に対して
締付けシステムを動かすために力を加える。
【0009】しかし保持部と締付けシステムとの間の移
行部に、摺動面が設けられており、この摺動面が、調節
面内における完全に自由な移動を可能にすることも、考
えることができる。
【0010】操作部材が、保持部と締付けシステムとの
間の移行部において回転する部分に統合されており、か
つそれにより移動力が擬似的に内部から加えられると、
とくに有利である。操作部材は、例えば保持部に統合さ
れた(かつこれと一緒に回転する)液圧又は偏心要素で
ある。
【0011】操作部材は、外部に定置に配置してもよ
く、かつ相応して構成された作用部分(例えば締付けシ
ステムのリング)にパルス状に作用することができる。
この第2の構成は、第1の構成に対してわずかな費用で
実行することができるが、パルスの作用がそれほど正確
に予言できず、かつそれ故に最適な心出しがある程度ま
でトライアンドエラー法にしたがって求めなければなら
ないという欠点を有する。さらにパルス状の作用は、回
転軸受の増加した消耗に通じる。
【0012】回転軸受装置と締付けシステムとの間の移
行部に1つ又は複数の摺動面を設けることができる。こ
れらは、例えば案内手段の一部であることができる。引
っ張りにおいて閉じるチャックを利用すれば、締付け力
は、同時に摺動面への垂直力として利用することがで
き、かつ増加した静及び動摩擦を提供することができる
ので、締付けシステムは、自ら保持部内において移動す
ることはない。
【0013】調節の後に、もはや移動が生じないことを
保証するために、摺動面への垂直力を増加するために追
加的な締付け手段を設けることができる。締付け手段
は、例えばばねを含むことができ、これらのばねは、締
付け手段を保持部内に引っ張る。調節のためにばねは、
例えば液圧要素によって負荷逃しされる。ばねを用いず
に動作する(かつ例えば追加的な垂直力を直接液圧要素
によって発生する)ことも、明らかに可能である。
【0014】締付けシステムとして、なるべく薄板コレ
ットチャックが利用される。このようなものにおいて締
付け力は、3つ又は4つのジョーによってではなく、多
数の(例えば20〜30)小さな、チャックの開口の回
りに半径方向に配置された薄板によって加えられる。こ
れらの締付け薄板は、圧縮ばねによって半径方向に引き
戻され、このことは、1つのクランプあたり一層大きな
締付け範囲を生じる。このような薄板コレットチャック
は、それ自体周知であり、かつ市販で入手することがで
きる。凹版印刷シリンダの加工センタのために従来まだ
利用されていなかったこれらのクランプが、前記の加工
センタのためにまさしくとくに良好に適していること
は、実験の枠内において確認された。
【0015】自動的な調節を行なうために、測定装置が
設けられており、この測定装置は、加工片の表面を走査
し、かつ修正信号によって目的に適正な心出しのために
操作部材を制御する。凹版印刷シリンダにおいて、例え
ばロール表面(すなわち加工すべき表面)又は回転リン
グは、できるだけロール表面の近くにおいて測定するこ
とができる。この調節は、典型的に回転するシリンダに
おいて行なわれる。
【0016】本発明は、凹版印刷分野における利用にと
くに適している。その際、シリンダの皮むきを行なう加
工位置だけでなく、その彫刻を行なうためにも考慮する
ことができる。レーザ彫刻機においても、例えばシリン
ダを自動的に最適に調節できることは重要なことがあ
る。
【0017】本発明が、これらの用途に限定されるもの
でないことは明らかである。本発明は、基本的に加工片
を回転して加工するあらゆる機械に適している。かなり
の用途が排除されない。
【0018】
【発明の実施の形態】次の詳細な説明及び特許請求の範
囲の全体から、本発明のその他の有利な構成及び特徴組
合せが明らかである。
【0019】原則的に図において同じ部分は、同じ参照
符号を備えている。
【0020】図1は、凹版印刷シリンダを保持する装置
のこれに関して興味ある機械部分の軸線方向長手断面を
示している。固定的に係止された支持部分1に、回転軸
受が組込まれており、この回転軸受は、例えば間隔を置
いた複数の玉軸受け2.1、2.2、2.3を有する。
(玉軸受けの代わりにもちろん例えば静液圧又は磁気軸
受のようなその他の軸受を利用してもよい。)回転軸受
の回転軸線3に関して高い安定性が求められている。回
転部分は、大体において中空軸4によって形成されてお
り、この中空軸は、(回転軸受に関して)後側において
伝動装置5によりモータ6によって駆動することができ
る。回転軸受のそれ以上の詳細は、ここにおいてこれ以
上詳細に説明する必要はない。なぜならこれらは、周知
の性質のものだからである。
【0021】前側の(すなわち凹版印刷シリンダの方に
向いた)中空軸4の端部に、調節可能な保持部7が設け
られている。これは、チャック8を有し、これは、凹版
印刷シリンダの(図示しない)軸線端部を締付けるため
に使われる。とくに有利な構成によれば、チャック8に
おいて、多数の薄板9.1、9.2を有する薄板コレッ
トチャックが問題になる。薄板9.1、9.2は、支持
リング10の内側に支持される。支持リング10は、直
接又は別の中間部分を介して、保持部7によって保持す
ることができる。
【0022】支持リング10に対して可動の薄板9.
1、9.2は、締付けリング11に結合されている。と
くに有利な構成によれば、締付けリング11の後側端部
に、引っ張り棒13のために中間要素としてベル12が
取付けられている。回転軸受の後に配置された(図示し
ない)液圧装置は、凹版印刷シリンダの軸線端部を締付
けた際に、薄板9.1、9.2を後方に引っ張り、かつ
−薄板9.1、9.2と支持リング10との間に設けら
れた傾斜面のために−内方に回転軸線3に向かって引っ
張る。
【0023】ベル12の利点は、シリンダ軸線が、複数
の(異なった)回転リングを有するときにも、シリンダ
のロール表面の近くにおいてつかまれかつ締付けられる
ことができるという点にある。ベル12を省略した場
合、シリンダ軸線の端部を収容するために空いた内部空
間はさらに短い。
【0024】この構成において保持部7は、フランジ部
分14及び2つのリング15、16を含む。フランジ部
分14は、中空軸4の前側端部に一片で形成されてい
る。リング15(その内径は中空軸4のものより大き
い)は、フランジ部分14に直接続いており、その際、
両方の部分の間に摺動面(例えば断面D−D参照)が形
成される。リング15は、所定の限界内においてフラン
ジ部分14に対して可動である。限界は、リング肩部1
7と収容部18との間の遊びによって決まる。リング肩
部17は、例えばリング15の半径方向内側に形成され
ており、かつフランジ部分14に向かって軸線方向に突
出している。収容部18は、フランジ部分がリング肩部
17を収容することができ、かつその際に例えば10分
の数ミリメートルの運動自由空間を許容するように、フ
ランジ部分14に形成されている。
【0025】意味的に同様にリング15の前側に、リン
グ肩部19が形成されており、このリング肩部は、接続
するリング16の収容部20内に噛み合っている(この
リングは、その半径方向の寸法についてリング15にほ
ぼ等しい)。この例においてリング16に、薄板コレッ
トチャックの支持リング10がねじ固定されている。そ
れによりチャック8が、回転軸線3に対して垂直な方向
に、中空軸4に対して可動又は調節可能であることは明
らかである。
【0026】リング15は、その周にわたって分配され
た複数の通過穴を有し、これらの通過穴を通してボルト
が案内されている。図1に、(リング15内に装備され
た)通過穴21及びボルト22が示されている。その前
側端部によりボルト22は、ナットによってリング16
を保持する。ボルト22は、通過穴21内に遊びを有
し、この遊びは、大体においてリング15と16との間
の遊びに相当する。
【0027】ボルトの後側端部は、頭部23を有し、こ
の頭部は、前からばねパッケージ24によって、かつ後
から液圧装置25によって作用を受けており、又は受け
ることができる。頭部23、ばねパッケージ24及び液
圧装置25は、フランジ部分14の切り欠き26内に収
納されている。ばねパッケージ24は、前に向かって支
持リング27に支持されており、この支持リングは、切
り欠き26の開いた側にねじ込まれている。
【0028】液圧が操作されていないとき、ばねパッケ
ージ24は、リング15、16がフランジ部分14に向
かって後方に引っ張られ、かつこれらが静摩擦に基付い
て回転軸線3に対して横向きに移動できないように配慮
している。前記のような複数の締付け装置によって、全
体として数10’000kNの力を発生することが可能
である。両方のリング15及び16は、ばねパッケージ
によってだけでなく、締付けシステムの締付け力(これ
は引っ張り棒13、ベル12、締付けリング11、薄板
9.1、9.2及び支持リング10を介して作用する)
によっても互いに押付けられることに注意する。
【0029】液圧装置25によって、調節の間のばねパ
ッケージの作用は、部分的に又は完全に補償することが
できるので、さらに後に説明する調節過程を使用するこ
とができる。液圧装置25は、中空軸4に統合された導
管28を通して後から供給される。回転する中空軸4と
定置の液圧供給部との間の移行部を提供する(図示しな
い)液圧連結部は、例えば引っ張り棒13を操作する液
圧ユニットの範囲に設けることができる。
【0030】図2に、図1の断面D−Dが示されてい
る。全体で8つのばね負荷を受けたボルト22が設けら
れている(しかも1時、2時、4時、5時、7時、8
時、10時及び11時の位置に設けられている)ことが
明らかである。6時及び12時の位置に、相補的に動作
する液圧要素があり(図6参照)、これらの液圧要素
は、フランジ部分14に関してリング15を、回転軸線
3に対して垂直な第1の方向に管理して動かすことがで
きる。同様に相補的に動作する別の2つの液圧要素(図
5参照)は、3時及び9時の残りの位置に配置されてい
る。これらは、リング15に対して相対的にリング16
を、回転軸線3に対して垂直な第2の方向に動かす。し
たがって本発明のとくに有利な構成に相応して、調節
は、互いに垂直になった2つの方向に(以下においてx
及びy方向とも称する)互いに無関係に行なわれる。
【0031】図3に示された断面E−Eにおいて、8つ
の軸線方向通過穴(例としての参照符号22参照)の他
に、多かれ少なかれ長方形の4つの切り欠き29.1、
29.2、30.1、30.2が記入されている。前記
の切り欠き29.1、29.2、30.1、30.2
は、リング15の機械的安定性をそれほど大幅に減少し
ないようにするために、軸線方向に端から端まで延びて
いない。両方の第1の切り欠き29.1、29.2は、
フランジ部分14の方に向いたリング15の面にだけ開
いている。両方の第2の切り欠き30.1、30.2
は、リング16の方に向いたリング15の面に開いてお
り、かつ追加的にリング15の反対側の面に向かって小
さな軸線方向通過穴31.1、31.2を有する。
【0032】図4の断面C−Cにおいて(これはリング
16の後方に向けられた面を示す)、ボルト22のため
の再び8つの穴(例として示した穴32参照)が示され
ている。さらに切り欠き30.1、30.2に対向する
位置に、2つの肩部33.1、33.2が設けられてい
る。これらは、次に説明する操作部材のためのストッパ
を形成している。
【0033】図5は、例としてx方向におけるリング1
5に関するリング16の調節を行なう操作部材を示して
いる。液圧要素34(基本的に回転軸線に対して平行な
方向に動作する液圧シリンダ)は、フランジ部分14の
切り欠き35内に取付けられており、かつ後から(中空
軸4内における供給導管を介して)制御される。押し棒
36は、リング16における通過穴31.2を通して案
内されており、液圧要素34から半径方向に作用する小
さなプレス37に力を伝達する。プレス37は、例えば
押し棒の作用を受けて(液圧的な方法にしたがって)プ
レス板を動かす閉じられた変形可能な材料を利用する。
プレス37は、リング15の切り欠き30.2内にほぼ
完全に沈めて収納されている。切り欠き30.2から突
出するプレス37の部分は、リング1の肩部33.2に
作用する。
【0034】この時、そのプレスが切り欠き30.2内
に配置されたちょうど反対に整列された第2の操作部材
によって、リング16が、リング肩部19及び切り欠き
20によって定義される遊び内において意図してかつ精
密に、リング15に対してx方向に可動であることは明
らかである。
【0035】図6は、例としてy方向のための操作部材
を示している、これも、液圧要素38を含み、この液圧
要素は、フランジ部分14の前側における切り欠き39
内に統合されている。液圧要素38は、同様に押し棒4
0によってプレス41に作用する。プレス41は、リン
グ15の切り欠き29.1内に収納されている。切り欠
き29から突出したプレスの部分は、フランジ部分14
の前側における肩部42.1に支持されている。
【0036】それによりそのプレスが切り欠き29.2
内に収納されかつ肩部42.2に支持される(図2参
照)ちょうど反対に配置された第2の操作部材によっ
て、リング15が、これとフランジ部分14との間に与
えられた遊び空間内においてy方向に調節できることは
明らかである。
【0037】次に凹版印刷シリンダの締付け及び調節の
経過を簡単に説明する。(シリンダのそれぞれの軸線に
対して、図1ないし6において説明したようなシステム
が設けられていることは明らかである。)
【0038】利用されていない状態においてボルト22
及びばねパッケージ24は、チャック8を回転軸線3に
対して同軸的な位置に保持している。(したがってチャ
ックは、軸線から“外れ揺動する”ことはない。)
【0039】第1のものとしてシリンダの軸線端部は、
開いた薄板コレットチャック8内に挿入される。それか
らチャック8が閉じられ、又は締付けられる。シリンダ
の心出しは、保持部の構造に基付いて、例えばすでに+
/−0.1mmにまで合わされている。この時、次の調
節によって心出しは、例えば2ミクロンの精度で行なわ
れるようにする。
【0040】シリンダは、モータ6によって回転させら
れる。機械に定置に取付けられた間隔センサにより(例
えば接触動作する測定センサ又は非接触動作するレー
ザ、容量又は誘導センサ)、ロール表面又は軸線端部の
周面が測定される。(凹版印刷シリンダのロール表面
は、シリンダの加工された部分である。軸線端部に、異
なった直径の前後に異なった回転リングを形成すること
ができる。)凹版印刷シリンダの長手軸線が、例えば1
00ミクロンだけ回転軸受の回転軸線に対してずれてい
る場合、センサは、100ミクロンの振幅を有する周期
的な間隔変動を検出する。
【0041】チャック8に対するシリンダの角度位置は
わかっているので、互いに垂直な任意の2つの方向に
(図2ないし4において:x及びy方向に)シリンダの
偏心を換算することができる。図5による操作部材によ
って、x方向における修正が、かつ図6による操作部材
によって、y方向におけるこのようなものが行なわれ
る。(締付けシステム内におけるシリンダの位置がわか
っており、又は角度信号発生器によって測定することが
できるので、センサ信号は、回転するx−y座標系に換
算することができる。)
【0042】本発明の有利な構成によれば、調節の前に
(これは、明らかに薄板コレットチャックの締付けの際
に行なわなければならない)、ばねパッケージ24は、
液圧装置25によって補償される。シリンダの中分に中
心の回転が達成されている場合、液圧装置25は締付け
解除され、かつその結果、再びばねパッケージ24は活
性化される。それによりリング15、16は、調節段階
に対して高められた圧力によって互いに押付けられ、か
つ確実に保持される。
【0043】本発明は、説明した実施例に限定されな
い。多様な取扱いが可能である。リング15内に統合さ
れた操作部材の代わりに、外部から一方のリングに打ち
付けられるハンマを設けることもでき、このハンマは、
電子的に制御して適正な時点に打撃を行ない、かつリン
グを意図的に動かすので、締付けシステムは、一連の打
撃により連続的に心出しすることができる。
【0044】具体的に説明した操作部材に対して多数の
代案が存在する。変形可能な材料によるプレスの代わり
に、くさび又は偏心輪によるようなものを利用すること
もできる。大きな力が必要な場合、通常液圧部材が望ま
れる。しかし原則的にモータにより駆動されるシステム
を利用することは排除されていない。
【0045】フランジ部分14に対すするリング15の
移動を引起こすプレスは、リング15内における代わり
に、フランジ部分14内に収納することができる。意味
的に同様にリング15とリング16との間に作用するプ
レスも、リング15内における代わりに、リング16内
に配置することができる。液圧要素34又は38からプ
レス37又は41への力伝達が、リング15又は16の
移動を可能にするように、“可とう性”でなければなら
ないことは明らかである。
【0046】薄板コレットチャック8は、3又は4ジョ
ーチャックに置き換えることができる。調節によってカ
バーできる範囲が、少なくともチャックの最大の締付け
エラー程度の大きさであることだけが重要である。
【0047】きわめて精密な調節が必要な場合、x方向
及びy方向への調節の分離は望ましい。しかし適当に分
配された操作部材によって1つの平面内において任意に
可動のリングに作用すれば十分である適用を考えること
もできる。換言すれば:互いに軸線方向に切離された2
つの平面内における調節部材によって作業する代わりに
(図1における切断平面C−C及びD−D参照)、1つ
の平面内における複数の部材によって作業してもよい。
【0048】最後に保持部を締付ける追加的な手段(す
なわちばねパッケージ24)を省略してもよいことも述
べておく。同様にばねパッケージをあまり強力でないよ
うに構成し、かつ液圧負荷逃し部を省略することが可能
である。
【0049】要約すれば、本発明によれば、とくに例え
ば凹版印刷シリンダのような重い加工片を、回転軸受の
回転軸線に対して、回転加工のために高い精度で心出し
するという可能性が提供されることが確認される。心出
しは、手で行なう必要はなく、自動的に制御して行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】その加工の際に凹版印刷シリンダを保持する装
置の軸線方向断面図である。
【図2】図1のD−Dによる断面図である。
【図3】図1のE−Eによる断面図である。
【図4】図1のC−Cによる断面図である。
【図5】第1の操作要素の断面図である。
【図6】第2の操作要素の断面図である。
【符号の説明】
1 支持部分 2.1 玉軸受け 2.2 玉軸受け 2.3 玉軸受け 3 回転軸線 4 中空軸 8 締付けシステム 15 一緒に回転する部分 24 締付け手段 37 操作部材 41 操作部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸受装置(2.1,2.2,2.
    3,4)の回転軸線(3)に関して加工片を心出しして
    保持する締付けシステム(8)を有する装置において、
    締付けシステム(8)が、回転軸線(3)に対して垂直
    に可動に保持されており、かつ操作部材(37,41)
    が設けられており、これらの操作部材によって締付けシ
    ステム(8)が、精密な心出しを可能にするために、自
    動的に制御されて、回転軸受装置(2.1,2.2,
    2.3,4)に対して相対的に可動であることを特徴と
    する、締付けシステムを有する装置。
  2. 【請求項2】 互いに垂直になった2つの方向において
    心出しが分離して実行できるように、操作部材(37,
    41)が構成され、かつ配置されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 操作部材(37,41)が、回転軸受装
    置(2.1,2.2,2.3,4)と締付けシステム
    (8)との間の移行部における一緒に回転する部分(1
    5)に統合されていることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 回転軸受装置(2.1,2.2,2.
    3,4)と締付けシステム(8)との間において回転軸
    線(3)に対して垂直に、少なくとも1つの摺動面が設
    けられており、かつ摩擦作用を増加するために締付けシ
    ステム(8)を摺動面に押付けるために、締付け手段
    (24)が設けられていることを特徴とする、請求項3
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 締付け手段(24)が、調節の間に、少
    なくとも部分的に負荷逃しすることができることを特徴
    とする、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 操作部材(37,41)が、液圧要素を
    含むことを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 締付けシステム(8)が、薄板コレット
    チャックであることを特徴とする、請求項1ないし6の
    1つに記載の装置。
  8. 【請求項8】 測定装置が設けられており、この測定装
    置が、加工片の表面を走査し、かつ操作部材(37,4
    1)を制御する修正信号を発生することを特徴とする、
    請求項1ないし7の1つに記載の装置。
  9. 【請求項9】 表面処理機械における凹版印刷シリンダ
    を締付けるために使用することを特徴とする、請求項1
    に記載の装置の利用。
  10. 【請求項10】 締付けシステム(8)が、薄板コレッ
    トチャックであることを特徴とする、請求項9に記載の
    利用。
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