JP2001076129A - 放射線写真画像の分解能を較正する方法および装置 - Google Patents

放射線写真画像の分解能を較正する方法および装置

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/582Calibration
    • A61B6/583Calibration using calibration phantoms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 医用イメージング・システムの分解能を較正
する。 【解決手段】 使用されるディジタル画像検出器(11
0)の未調整の性能を測定する。次いで、ディジタル画
像検出器の所望の性能および未調整の性能に基づいて、
医用イメージング・システムで処理される空間周波数帯
域に対する重み係数を決定し、格納する。同一のまたは
異なる重み係数を、複数の空間分解能レベルで使用する
ことができる。ディジタル画像検出器を利用する医用イ
メージング・システム用の分解能較正サブシステムは、
ディジタル画像データを格納するメモリ(108)を含
む。プロセッサが、画像データの空間周波数帯域を決定
し、第1の空間周波数帯域に対して重み係数を適用す
る。この重み係数はディジタル画像検出器の所望の分解
能(例えば、所望の変調伝達関数として表現される)お
よびディジタル画像検出器の測定分解能(例えば、測定
された変調伝達関数)に基づく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には医用診
断イメージング・システムに関し、詳細にはディジタル
検出器を利用する医用イメージング・システムにおける
分解能の較正に関する。
【0002】
【従来の技術】X線イメージングは、医学診断用ツール
として長く認められてきている。X線イメージング・シ
ステムは、医師が正確な診断をするのに必要な情報を含
むことが多い、例えば胸部、頸部、脊椎、頭部および腹
部などの画像を捕捉するために広く用いられている。例
えば胸部X線画像を撮影する場合、患者はその胸部をX
線センサにあてて立ち、X線技術者はこのX線センサお
よびX線源を適当な高さに位置決めする。次いで、線源
が発生させ、身体の異なる部位によって様々な程度に減
衰を受けたX線エネルギをX線センサにより検出する。
X線センサが半導体ディジタル画像検出器である場合に
は、検出したX線エネルギを付属の制御システムによっ
てスキャンし、ディスプレイ(表示装置)上に対応する
診断用画像を作成する。X線センサが従来のフィルムで
ある場合には、このフィルムは続いて現像され、バック
ライトを使用して表示される。
【0003】X線によるか否かによらず、いかなるイメ
ージング・システムにおいても、画質が最重要なもので
ある。この点において、ディジタル画像検出器を使用す
るX線イメージング・システム(「ディジタルX線シス
テム」)は、独自の課題に直面している。詳細には、デ
ィジタルX線システムは、(絶対的な意味と、ある画像
の全体の均一性という両方の意味においての)画像分解
能、画像分解能の均一性(例えばシステムの違いや経時
的な均一性)、画像ノイズなどのCTQ(Critical to Q
uality) 測定に対する厳格な要求を満たさねばならな
い。しかし、従来においては、ディジタルX線システム
はCTQパラメータを満足させることができないことが
多かった。すなわち、ディジタルX線システムは検出器
の全体にわたって一貫した画質を提供できないことが多
かった。その原因は、一部においては半導体ディジタル
画像検出器を製造するのに用いる半導体製作技法の処理
のバラツキによるものであり、本質的にはイメージング
技術によるものであった。
【0004】したがって、例えば、同じ一つの場所にあ
る2種類のディジタルX線システムで、この2つのシス
テムが共にCTQ測定に合格している場合であっても、
知覚される画質に著しい違いを有することがある。この
ため医師や技術者が、無用にも一方の装置が他方よりも
劣っていると考えたり、1つまたは複数の有能な装置の
使用を控えたり、あるいはこの2つのディジタルX線シ
ステムの間の画像の差をなくすために時間を費やしたり
することがある。さらに、ディジタルX線システムを提
供する側では、知覚されたディジタルX線システムのバ
ラツキの説明を求めるメンテナンス・コールに応答する
のに時間と費用を背負うことがあり、結局のところ2つ
のディジタルX線システムは共に仕様の範囲内であると
いうことがあり得る。(すなわち、劣っていると知覚さ
れた装置に対するディジタル画像検出器が優っていると
知覚された装置に匹敵することを確認するために、多大
な時間と費用を費やしただけということがある)。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のように、ディジタ
ル画像検出器の特性は、元来様々なものである。複数の
ディジタル・イメージング・システムにわたって一貫し
た画質(詳細には、画像分解能)を提供する必要がある
が、従来においては、このような一貫性を提供するため
の自動的技法はなかった。さらに、CTQ測定が厳格で
あるために、ディジタル画像検出器に対しては受容可能
となる歩留まりが低くなり、続いて破棄されるか、うま
くいっても医用診断システム用には使用できないことが
ある。このため、時間、資金、並びにリソースが無駄と
なる。
【0006】前述の問題やこれまでに経験されたその他
の問題を克服するためのディジタル・イメージング・シ
ステムにおいて、分解能に対する制御を提供するための
方法および装置に対する要求が当産業分野で長い間存在
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施形
態により、ディジタル・イメージング・システムの分解
能を較正するための方法および装置を提供できる。この
方法および装置には、そのイメージング・システムで使
用される第1のディジタル画像検出器の未調整の性能を
測定することが含まれる。次いで、この方法および装置
は、医用イメージング・システムにより処理される第1
の空間周波数帯域に対する重み係数を決定する。例え
ば、処理される空間周波数帯域の各々は、Burtの角
錐分解(Burt pyramid decomposition)などの多重分解能
分解(multiresolution decomposition) 技法を用いて形
成される。その重み係数は、ディジタル画像検出器のあ
らかじめ定めた所望の性能およびディジタル画像検出器
の測定された性能に基づく。さらに、その重み係数は目
標性能または目標分解能に基づくこともある。この重み
係数は、医用イメージング・システムによって空間周波
数帯域に後で適用するために格納される。同一の重み係
数または別個の異なる重み係数を、複数の空間分解能レ
ベルで使用することができる。ただ1つの重み係数を、
所与の空間分解能のすべてのピクセルに適用することも
できる。あるいは、多数の空間分解能変動補償係数を空
間周波数帯域の各々の異なる領域で用いることもでき
る。離散的な重み係数ではなく較正ファクタを使用し
て、その較正を連続時間システムに合わせて一般化する
ことができる。
【0008】さらに、好ましい実施形態により、ディジ
タル画像検出器を利用するディジタル・イメージング・
システム用の分解能較正サブシステムを提供できる。こ
の分解能較正サブシステムは、ディジタル画像データ
(例えば、半導体X線検出器などのディジタル画像検出
器から収集された画像データ)を格納するためのメモリ
と、このメモリに結合されているプロセッサとを含む。
このプロセッサは、専用のハードウェア、またはハード
ウェア/ソフトウェアの組み合わせを介して画像データ
の第1の空間周波数帯域を決定し、かつこの第1の空間
周波数帯域に重み係数を適用する。その重み係数は、デ
ィジタル画像検出器の(例えば、事前に規定した所望の
変調伝達関数の形で表現される)事前に規定した所望の
分解能、並びにディジタル画像検出器の(例えば、測定
された変調伝達関数の形で表現される)測定された分解
能に基づく。この場合にも、較正ファクタにより特徴付
けられる周波数応答をもつフィルタを使用して、その較
正を連続時間システムに合わせて一般化することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を説明すると、図1は分解能
較正サブシステム102を取り入れた医用イメージング
・システム100を示している。分解能較正サブシステ
ム102は、通信インタフェース104と、CPU10
6と、プログラム/データ・メモリ・システム108と
を含んでいる。この通信インタフェース104と接続さ
れているのは、図1ではX線センサ110(付属の読み
出し用電子回路112を伴っている)として示されてい
るディジタル画像検出器109である。エネルギ源は、
図1では付属の制御用電子回路116を有するX線源1
14として示してある。X線源114はX線エネルギ1
18を発生させ、これがX線センサ110により検出さ
れる。
【0010】メモリ108内に格納されるのはディジタ
ル画像検出器109から収集された画像データ120
(例えば、画像レベルを表すピクセル値)である。さら
に、メモリ108は画像データ120の多重分解能分解
122を格納する。図1にはさらに、フラット・ファン
トム124、バー・パターン・ファントム126、およ
び均一度メッシュ128を示す。
【0011】X線センサ110は半導体X線検出器であ
ることが好ましい。X線源114および制御用電子回路
116は、市場で入手可能なX線管アセンブリに見られ
るものとすることができる。
【0012】分解能較正サブシステム102は通信イン
タフェース104を利用し、ディジタル画像検出器10
9からディジタル画像データ120を収集する。通信イ
ンタフェース104は、シリアル・インタフェース、パ
ラレル・インタフェース、工業用インタフェース、ある
いはネットワーク・インタフェースなどの、いかなる汎
用の通信インタフェースとすることができる。CPU1
06は、例えば汎用のCPU、DSP、あるいは用途特
定の集積回路などであり、これによりメモリ・システム
108内に格納された較正プログラムを実行させる。こ
の較正プログラムは、図2に示す流れ図の各ステップに
従う。
【0013】CPU106により、例えば、画像データ
120のBurtの角錐分解(Burtpyramid decompositi
on)やその他の多重分解能分解技法を用いて、多重分解
能分解122を決定する。多重分解能分解技法の一例
が、「Multiresolution Image
Processing and Analysis」
(Ed.A.Rosenfield,Springer Series in Information S
ciences, Springer Verlag,10〜14ページ(198
4))に詳述されている。得られた多重分解能分解12
2は、一連の分解能レベルの全体にわたる画像成分を表
す多数の空間周波数帯域を備える。
【0014】多重分解能分解とは、その各々が直前の画
像を低域通過フィルタ処理したコピーであるような一連
の画像のことである。原画像により、この一連の画像の
うちの第1の画像を形成させることができ、さらに後続
の画像の各々は、直前の画像を低域通過フィルタ処理し
たコピーであるため、段階的に狭くなって行く周波数帯
域での空間周波数情報を含むことになる。換言すると、
一連の画像内の各画像内では、徐々に周波数成分が減少
して行くことになる。
【0015】ディジタル画像検出器109はその分解能
によって特徴付けることができる。典型的には、分解能
は、ディジタル画像検出器109の様々な空間周波数に
対する振幅応答を定量化したものである変調伝達関数
(MTF;modulation transfer function)の形(例え
ば、1ミリメートルあたりのラインペア数の形)で与え
られる。空間周波数が増加すると、その分解能は有限で
あることから、ディジタル画像検出器109のMTFは
減少する。換言すると、ディジタル画像検出器109が
空間周波数の線の部分と空間の部分を識別することがで
きるのはある点まで(例えば、数ラインペア毎ミリメー
トルまで)であり、この点以降ではディジタル画像検出
器109は線と空間とを識別することができない。
【0016】ディジタル画像検出器109のMTFを決
定するための一助として、ディジタル・イメージング・
システム100ではイメージング・ファントムを利用す
ることができる。イメージング・ファントムとは、例え
ば一連の鉛製のバーを空間で仕切ったものなど、周知の
較正パターンをもつ一片の素材である。その厚さおよび
間隔により、測定しようとする空間周波数が決まる。鉛
の部分は減衰が大きく、一方空間部分ではほとんど減衰
がない。これらのステップ応答の空間的変動を用いて、
下記のようにしてそのMTFを決定する。
【0017】詳細には、バー・パターン・ファントム1
26は、ディジタル画像検出器の分解能を示すMTFを
決定するために用いることができる多くのタイプのファ
ントムのうちの一例である。バー・パターン・ファント
ム126は、互いに離隔させた一連の鉛製ストリップを
備えている。その間隔は、好ましくは0.5〜2.5ラ
インペア毎ミリメートル(一般にそのディジタル画像検
出器を用いて検出しようとするフィーチャのサイズに一
致する間隔)である。MTFは、各空間周波数帯域毎
に、その帯域内のピクセルがバー・パターン・ファント
ム126上の鉛製ストリップの作り出すステップ応答を
如何に良好にとらえているかに従って決定される。MT
Fは、例えば、0.50、0.55、0.60、0.7
0、0.80、0.90、1.0、1.1、1.2、
1.4、1.6、1.8lp/mmというラインペアの
グループに対応する12の空間周波数において、次式に
より決定することができる。
【0018】MTF=(Pi*sqrt(2))/((4*Mean
0)*sqrt(VarFreq)) 上式において、 VarFreq=|VarROI−VarNoise| VarROI=そのROI内での分散 VarNoise=(VarBlack+VarWhite)/2 Mean0=(MeanWhite−MeanBlack)/2 である。
【0019】各関心領域(ROI)は、例えば前述の各
分解能のグループの中心にあると定義することができ
る。各ROIのサイズはそのROIが(n−2)本のラ
インペア(ここでnは現在のグループのラインペアの総
数)をカバーするように設定することが好ましい。例え
ば、総数が5ラインペアのグループでは、そのROIは
3ラインペアをカバーする。MTFに対する前述の公式
は、VarNoiseの項を用いてバックグラウンドの
ノイズを考慮しているだけでなく、そのROI内での白
黒レベルの平均値と分散をも考慮していることに留意さ
れたい。
【0020】しかし、別のタイプのファントムもMTF
の決定に適する。一例として、急峻な区画としたエッジ
を有するファントム(例えば、タングステン製または銅
製のエッジ・ファントム)により、検出器上にエッジ画
像を提供できる。エッジ画像は、黒からグレー領域を経
て白まで移行している。次いで、このエッジ応答の導関
数(線像分布関数(line spread function))のフーリエ
変換を用いてMTFを計算する。
【0021】絶対MTFとは、ディジタル画像検出器上
の事前に選択した領域(例えばその中心)で決定される
MTFである。次いで、MTF分解能の均一性の空間的
変動は、下記のようにして絶対MTFに対して正規化す
ることができる。
【0022】分解能の均一性は、メッシュ・パターン
(例えば、好ましくは検出器の限界分解能によって定ま
る空間周波数を有するステンレス鋼製のメッシュである
均一度メッシュ128)を撮影することにより測定する
ことができる。実施の一形態では、その均一度メッシュ
128は、概ね1.5ラインペア毎ミリメートル(例え
ば、2.5ラインペア毎ミリメートルの限界分解能の概
ね3/5に相当する)の周波数を有する。その標準偏差
の、ディジタル画像検出器の周囲の関心領域内での平均
画像レベルに対する比により、当該領域内でのすべての
空間周波数帯域にわたる局所分解能の相対的評価ができ
る。分解能の均一性は画像の中心でのこの比の測定値に
対して正規化することができる。
【0023】フラット・ファントム124を使用する
と、ディジタル画像検出器110のノイズ・パワースペ
クトル(NPS)を決定することができる。フラット・
ファントム124は均一の厚さを有する。2つのフラッ
ト・フィールド画像を減算し、得られた差分画像により
ディジタル画像検出器のNPSが特徴付けられる。一例
として、この差分画像のフーリエ変換の放射状平均(rad
ial average)によりNPSの尺度が提供される。
【0024】重み係数Coef(i)により、所与の帯
域「i」の範囲内でのMTF調整の量が決定される(こ
の調整によりMTFは増加する場合も減少する場合もあ
る)。各周波数帯域「i」に対して周波数帯域から成る
レンジ全体にわたる一般的な記述は次式となる。
【0025】Coef(i)=Function(Desired-Performance
(i),Raw-Performance(i)) また、一例として、 Coef(i)=Desired-Performance(i)/Raw-Performance
(i) したがって、Desired-Performance(i)=100であり
(例えば、バー・パターン・ファントム126のステッ
プ応答が完全に再生され)、かつRaw-Performance(i)=
50である場合には、Coef(i)=2となる。Desi
red-Performance(i)は、空間周波数帯域「i」でのあら
かじめ定めた所望の分解能(例えば、目標MTF)とす
ることが好ましい。またRaw-Performance(i)は、その空
間周波数帯域「i」での測定された分解能(例えば、未
調整の初期分解能)であることが好ましい。
【0026】次いで、Coef(i)を各空間周波数帯
域内の各ピクセル値p(x,y,i)に対して適用し、
新たなピクセル値p’(x,y,i)=Coef(i)
*p(x,y,i)を形成させることができる。しか
し、別の線形関数および非線形関数も使用可能である。
【0027】ある特定の空間周波数帯域内のピクセルす
べてに対し単一の重み係数を適用するのではなく、この
分解能較正サブシステム102では、ピクセルの幾つか
の領域の各々に対して、あるいは1つの空間周波数帯域
内のピクセルのすべてに対して1つの重み係数が提供さ
れるように複数の重み係数を決定することができる。し
たがって、Coef(i)は、分解能の均一性の測定値
(例えばMTFU)に基づいて、Coef(x,y,
i)により置き換えることができる。すなわち、p’
(x,y,i)=Coef(x,y,i)*p(x,
y,i)となる。
【0028】幾つかの例では、その分解能の均一性は、
ディジタル画像検出器上である特定のパターン、例えば
放射状パターンに従う。分解能較正サブシステム102
はこのパターンを用いて、空間周波数帯域内のピクセル
に対して、さらに迅速な決定ができ(行うべき測定がよ
り少なくて済み)、Coef(x,y,i)を適用する
ことができる。下記の項R(x,y)を用いて、ディジ
タル画像検出器の中心(絶対MTFを決定した位置にあ
たる)に対して正規化した空間的に従属した分解能ファ
クタが表される。一般に、Coef(x,y,i)=C
oef(i)*R(x,y)である。
【0029】ピクセル値に重み係数を乗算することによ
り分解能を強調することができるが、強調が過度である
と画像内のノイズ成分に望ましくない影響を及ぼすこと
がある。一般に、出力の信号対雑音比(SNR)(周波
数fの関数)は、分解能が強調されても不変のままであ
る。
【0030】 SNR(f)=C*[MTFA(f)]^2/[NPSA(f)] =C*[MTFB(f)]^2/[NPSB(f)] =C*[α(f)*MTFA(f)]^2/[α(f)]^2*NPS
A(f)] 上式において、Cは照射量、X線ビームの質などに依存
する係数αは適用されたMTFの強調量(離散式の場合
には、例えば重み係数の大きさ)、Aは生画像値(測定
された画像値)、またBは補償された画像値(処理され
た画像値)である。ここに示すように、分解能の強調
は、MTFに対して線形に影響を及ぼすが、ノイズに対
してはα(f)の2乗に従って影響を及ぼす。したがっ
て、MTFを急激に増加させると、ノイズはこれよりさ
らに急激に増大する。画像内への過度のノイズの導入を
防ぐために、分解能較正サブシステム102では、各分
解能帯域および各ピクセル毎に、ノイズ・ファクタに従
って次式のようにしてその重み係数の上限を決めてい
る。
【0031】 Coef(x,y,i)=min(Coef(x,y,i),Noise-Factor) 一例として、 Coef(x,y,i)=min((MTFD(i)/MTFR(i))*R(x,y),sq
rt(NPSM(i)/NPSR(i))) 上式において、sqrtは平方根関数、下付き文字Dは
所望の値であることを示し、下付き文字Rは生の値(測
定された値)であることを示し、また下付き文字Mは事
前に選択した最大値(すなわち、NPSM (i)は例え
ば顧客のCTQ仕様に従って許容可能な事前に選択した
最大ノイズ)であることを示している。
【0032】重み係数を各空間周波数帯域に関して適用
し終えた後に、医用イメージング・システム100は追
加の画像処理(例えばコントラスト強調)を適用し、次
いで表示のために画像を再構成させることがある。
【0033】画像分解能の較正は、離散式の場合(ピク
セル画像の場合)に限定されない。むしろ、画像検出器
分解能の較正は、以下でさらに詳細に記載するように連
続時間の場合に拡張できる。
【0034】連続時間システム(このシステムではCo
ef(i)の離散値が連続較正ファクタα(f)によっ
て置き換えられる)においては、次式となる。
【0035】 α(f)=min(Noise-Factor(f),MTFD(f)/MTFR(f)) 一例として、 α(f)=min(sqrt(β(f)),MTFD(f)/MTFR(f)) 上式において、NPSR(f)=(1/β(f))*N
PSM(f)であり、さらに典型的には、MTFD(f)
≧MTFR(f)、かつ、β(f)≧1.0である。
【0036】一般的な場合には、ディジタル・フィルタ
は、α(f)により特徴付けられる周波数応答をもつよ
うに設計することができる。次いで、連続画像信号をフ
ィルタに加え、所望の分解能較正を達成することができ
る。再び図1について説明すると、画像入力信号150
は次に、分解能較正フィルタ152に加えられる。この
結果、分解能較正フィルタ152により、分解能を較正
した信号出力154が作成される。
【0037】前述したような多重分解能分解では、較正
ファクタα(f)は、離散係数Coef(i)(例え
ば、多重分解能分解のi=0〜7の分解能レベルの全体
にわたるCoef(i))により、次式のように置き換
えられる。
【0038】 Coef(i)=[1/(f2-f1)]∫f1 f2(α(f))df ここで、 f1=N/2(i+1) 、f2=N/2i 上式において、Nはディジタル画像検出器のナイキスト
(Nyquist)周波数(例えば、2.5ラインペア
毎ミリメートル)である。したがって、Coef(i)
は、所与のレンジの全体にわたる較正ファクタα(f)
の平均であることが好ましい。
【0039】ここで図2について説明すると、図2はデ
ィジタル医用イメージング・システムの分解能を較正す
るための流れ図200を表している。ステップ202に
おいて、分解能調整システム(例えば、医用イメージン
グ・システム100、または工場での較正システム)に
よりディジタル画像検出器の未調整の性能を測定する。
この未調整の性能は、例えばMTF、MTFU、NP
S、あるいはSNRに相当する。例えば一つの箇所に設
置される2つ以上の関連するディジタル・イメージング
・システムはマッチングしていることが望ましいため、
分解能調整システムによって、この関連するディジタル
・イメージング・システムで使用される2つ以上のディ
ジタル画像検出器の未調整の性能を測定することがあ
る。
【0040】次に、ステップ204において、分解能調
整システムは、医用イメージング・システムにより処理
される、空間周波数帯域に対する重み係数を決定する。
この重み係数は、ディジタル画像検出器の所望の性能
(例えば顧客のCTQ数値により指定される)および測
定された未調整の性能に基づくことが好ましい。さら
に、2つのシステムがマッチングしている場合、第2の
システム内のディジタル画像検出器に対する重み係数
は、第1のディジタル画像検出器の事前に選択した所望
の性能および第2のディジタル画像検出器の測定された
未調整の性能に基づくことが好ましい。換言すると、こ
の2つのシステムが事前に選択した同じ所望の調整済み
分解能を達成するように重み係数が選択される。そのシ
ステムの特定のディジタル画像検出器が例外的なもので
ある場合には、ディジタル・イメージング・システムを
事前に選択した分解能にマッチングさせるために、シス
テムの分解能すなわちMTFを実際には減少させる必要
もあることに留意されたい。さらに、システムをマッチ
ングさせる処理は、任意の具体的な基準値に基づいて行
うことができる。したがって、全体的な分解能標準はそ
のディジタル・イメージング・システムの製造者により
設定することができる。次いで、この製造者により製作
されたディジタル・イメージング・システムは、この分
解能標準に合わせてすべてマッチングさせることができ
る。
【0041】ステップ206において、分解能調整シス
テムは、任意選択により、各空間分解能レベルの個々の
ピクセルに対する空間分解能変動補償重み係数を決定す
る。前述のように、空間分解能変動補償重み係数Coe
f(x,y,i)によりディジタル画像検出器110の
全体にわたり分解能の均一性の変化を補償する。重み係
数は各空間分解能レベルにある各ピクセル毎に決定する
ことがあり、あるいはより小さい重み係数の組を各空間
分解能レベルのより大きな領域内のピクセル間で使用す
るように決定することもある。別法として、分解能の均
一性に対する補正がないことを示すために重み係数を一
定値(Coef(x,y,i)=Coef(i))に設
定することもある。
【0042】ステップ208において、分解能調整シス
テムは、その重み係数があまり大きすぎることがなく、
その適用により得られる処理画像内で所望の最大ノイズ
・ファクタを超えることがないことを確認することが好
ましい。換言すると、分解能調整システムは、前述のよ
うに、任意の重み係数を重み係数とノイズ・ファクタの
最小値に置き換えることができる。ステップ210にお
いて、分解能調整システムは、このディジタル検出器を
取り入れた医用イメージング・システムで後に使用でき
るように、このディジタル検出器に対する諸係数をメモ
リ内に格納する。
【0043】医用イメージング・システム100が画像
を表示する前に、CPU106は画像データ120の多
重分解能分解122を作成することが好ましい(ステッ
プ212)。前述のように、多重分解能分解122は、
その画像内の空間周波数帯域に対応した多数の分解能レ
ベルを含んでいる。CPU106は、ステップ214に
おいて、各ピクセル、領域、または空間周波数帯域に対
して決定した重み係数を適用する。次に、ステップ21
6において、CPU106は、分解能を強調させた多重
分解能を使用して画像を表示させるために画像の再構成
を行う。
【0044】次に図3について説明すると、図3は多重
分解能画像分解300を表している。分解300は、分
解300内の特定の空間周波数に関連する分解能レベル
302〜310(実際に使用されるのはこれより多いこ
とや少ないことがある)を表している。各分解能レベル
302〜310、例えば分解能レベル302は、ピクセ
ル312によって構成されている。ピクセル312は事
前に選択した形状およびピクセル数とした領域にグルー
プ分けすることができる。図3には、辺縁の領域314
と中央の領域316を示してある。
【0045】中央領域316は、ディジタル画像検出器
の中心を専らカバーすると共に、好ましくは(前述のよ
うに)絶対MTFを決定するための区域を表している。
画像分解能の空間的変動は、中央領域316を外れたと
ころ、例えば1つまたは複数の辺縁領域(例えば辺縁領
域314)で測定する。前述したように、全体の空間周
波数帯域302〜310に対して単一の重み係数を決定
することや、各空間周波数帯域302〜310内の各領
域314、316毎に1つの重み係数を与えるために複
数の重み係数を決定すること、あるいは各空間周波数帯
域302〜310内の各ピクセル312毎に1つの重み
係数を与えるために複数の重み係数を決定することがあ
る。これら複数の重み係数は、前述のようにして決定し
た空間分解能変動補償重み係数Coef(x,y,i)
であることが好ましい。これらの重み係数は各空間周波
数帯域302〜310内、あるいは領域314、316
内のピクセル値に対して画像再構成の前に適用され(例
えば、掛け算され)、そのディジタル画像検出器が所望
の分解能に合わせて補償される。
【0046】図4について説明すると、グラフ400は
分解能調整の結果の一例である。このグラフは空間周波
数軸402とMTF軸404とを有する。図4には、生
の(測定された)MTFの線406、目標MTFの線4
08、並びに達成されたMTFの線410が表されてい
る。前述の分解能調整技法を使用して、生のMTFを達
成されたMTFの線410によって示すレベルまで改善
させる。達成されたMTFの線410はさらに、関心周
波数の全体にわたって、事前に選択した所望のMTFす
なわち目標MTFの線408と密接に対応していること
を示している。
【0047】このため、本発明により、(画像処理分解
能強調を経て)ディジタル画像検出器の分解能仕様を緩
和させる能力が提供される。歩留まりはこれに連れて増
加する。さらに、本発明により、ノイズ関連の性能目標
を達成するために分解能の強調量に制限を加えながら、
顧客のCTQ仕様に従った、具体的なシステム・レベル
分解能の較正が可能となる。さらに、本発明を完全自動
のディジタル・イメージング・システム較正の一部とし
て使用すること、並びに多数のディジタル画像検出器お
よび多数のディジタル・イメージング・システムの間で
分解能の一貫性を達成させるために使用することができ
る。さらに、記載した方法および装置により分解能係数
を空間的に調整し、ディジタル画像検出器の全体にわた
って均一な分解能を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解能較正サブシステムを取り入れた医用イメ
ージング・システムの略図である。
【図2】ディジタル医用イメージング・システムの分解
能を較正するための流れ図である。
【図3】特定の空間周波数帯域でのディジタル画像を含
む、多重分解能画像分解を表す略図である。
【図4】ディジタル画像検出器の分解能調整の結果の一
例を示すグラフである。
【符号の説明】
100 医用イメージング・システム 102 分解能較正サブシステム 104 通信インタフェース 106 CPU 108 メモリ 109 ディジタル画像検出器 110 X線センサ 112 読み出し用電子回路 114 X線源 116 制御用電子回路 118 X線エネルギ 120 画像データ 122 多重分解能分解 124 フラット・ファントム 126 バー・パターン・ファントム 128 均一度メッシュ 150 画像入力信号 152 分解能較正フィルタ 154 信号出力 300 多重分解能画像分解 302〜310 分解能レベル 312 ピクセル 314 辺縁領域 316 中央領域 402 空間周波数軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 1/29 H04N 5/335 Z H04N 5/335 A61B 6/00 350A (72)発明者 ジェフリー・アラン・カウツァー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワー ケシャー、パインウッド・コート、ダブリ ュー223・エヌ2834番 (72)発明者 リチャード・アウフリヒティヒ アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワウ ワトッサ、ナンバー105、ノース・124ティ ーエイチ・ストリート、2500番

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル・イメージング・システムの
    分解能を較正する方法であって、 医用イメージング・システムで使用しようとする第1の
    ディジタル画像検出器の未調整の性能を測定するステッ
    プと、 第1のディジタル画像検出器の所望の性能および第1の
    ディジタル画像検出器の該測定された未調整の性能に基
    づいて、医用イメージング・システムにより処理される
    第1の空間周波数帯域に対する重み係数を決定するステ
    ップと、 医用イメージング・システムにより空間周波数帯域に後
    で適用するために、該重み係数を格納するステップと、
    を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記測定のステップが、第1のディジタ
    ル画像検出器の初期分解能を未調整の性能として獲得す
    ることを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 重み係数を決定する前記ステップが、第
    1の空間周波数帯域に対して複数の重み係数を決定する
    ことを含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 重み係数を決定する前記ステップがさら
    に、少なくとも1つの追加の空間周波数帯域に対する重
    み係数を決定することを含む請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記決定のステップが、第1のディジタ
    ル画像検出器の未調整の性能の空間的変動に対する補償
    を行うための重み係数を決定することを含む請求項3に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記測定のステップが、変調伝達関数、
    変調伝達関数の均一性、ノイズ・パワースペクトルおよ
    び信号対雑音比のうちの少なくとも1つを測定すること
    を含む請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記決定のステップが、所望の変調伝達
    関数、所望の最大ノイズ・パワースペクトルおよび所望
    の変調伝達関数の均一性のうちの少なくとも1つに基づ
    いて重み係数を決定することを含む請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記測定のステップが変調伝達関数を測
    定することを含み、かつ前記決定のステップが所望の変
    調伝達関数に基づいて重み係数を決定することを含む請
    求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 重み係数を決定する前記ステップがさら
    に、その重み係数を重み係数とノイズ・ファクタの最小
    値に等しく設定することを含む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 第2の医用イメージング・システムで
    使用しようとする第2のディジタル画像検出器の未調整
    の性能を測定するステップと、 第1のディジタル画像検出器のあらかじめ定めた所望の
    性能および第2のディジタル画像検出器の該未調整の性
    能に基づいて、第2の医用イメージング・システムによ
    り処理される第1の空間周波数帯域に対する第2の重み
    係数を決定するステップと、 第2の医用イメージング・システムにより空間周波数帯
    域に後で適用するために、該第2の重み係数を格納する
    ステップと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ディジタル画像検出器を利用する医用
    イメージング・システム用の分解能較正サブシステムで
    あって、 ディジタル画像データを格納するメモリと、 該メモリに結合されていて、該画像データの第1の空間
    周波数帯域を決定しかつ該第1の空間周波数帯域に重み
    係数を適用するプロセッサであって、ディジタル画像検
    出器のあらかじめ定めた所望の分解能およびディジタル
    画像検出器の測定された分解能に基づいて該重み係数を
    算出するプロセッサと、を備える分解能較正サブシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記プロセッサが、第1の空間周波数
    帯域の個々の領域に複数の重み係数を適用する請求項1
    1に記載の分解能較正サブシステム。
  13. 【請求項13】 前記プロセッサが、画像データに対す
    る追加の空間周波数帯域を決定し、かつ該追加の空間周
    波数帯域に対してディジタル画像検出器の所望の分解能
    およびディジタル画像検出器の測定された分解能に基づ
    いた追加の重み係数を適用する請求項11に記載の分解
    能較正サブシステム。
  14. 【請求項14】 前記プロセッサが、空間分解能変動補
    償係数である複数の重み係数を算出する請求項11に記
    載の分解能較正サブシステム。
  15. 【請求項15】 前記重み係数が、ディジタル画像検出
    器の所望の変調伝達関数とディジタル画像検出器の測定
    された変調伝達関数との関数である請求項11に記載の
    分解能較正サブシステム。
  16. 【請求項16】 前記重み係数が、重み係数とノイズ・
    ファクタの最小値である請求項11に記載の分解能較正
    サブシステム。
  17. 【請求項17】 空間分解能変動補償係数が、画像デー
    タにより表された画像の中心に対して空間的に従属した
    分解能ファクタを含む請求項14に記載の分解能較正サ
    ブシステム。
  18. 【請求項18】 前記プロセッサが、重み係数を空間周
    波数帯域のピクセル値に対して乗算することにより重み
    係数を適用する請求項11に記載の分解能較正サブシス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記プロセッサが、各領域の重み係数
    を該領域のピクセル値に対して乗算することにより重み
    係数を適用する請求項14に記載の分解能較正サブシス
    テム。
  20. 【請求項20】 ディジタル画像検出器に対する分解能
    制御を提供する医用イメージング・システムであって、 画像データを収集するディジタル画像検出器に特有の少
    なくとも1つの分解能を得るための分解能測定ユニット
    と、 分解能の制御を提供するために、ディジタル画像検出器
    のあらかじめ定めた所望の分解能およびディジタル画像
    検出器に特有の該少なくとも1つの分解能に基づいて少
    なくとも1つの重み係数を算出するプロセッサと、を備
    える医用イメージング・システム。
  21. 【請求項21】 前記プロセッサが、第1の空間周波数
    帯域の個々の領域に複数の重み係数を適用する請求項2
    0に記載の分解能較正サブシステム。
  22. 【請求項22】 前記プロセッサが、画像データに対す
    る複数の空間周波数帯域を決定し、かつ該複数の空間周
    波数帯域に対して、ディジタル画像検出器の所望の分解
    能およびディジタル画像検出器の測定された分解能に基
    づいた複数の異なる重み係数を適用する請求項20に記
    載の分解能較正サブシステム。
  23. 【請求項23】 前記プロセッサが、空間分解能変動補
    償係数である複数の重み係数を算出する請求項20に記
    載の分解能較正サブシステム。
  24. 【請求項24】 前記重み係数が、ディジタル画像検出
    器の所望の変調伝達関数とディジタル画像検出器の測定
    された変調伝達関数との関数である請求項20に記載の
    分解能較正サブシステム。
  25. 【請求項25】 前記重み係数が、重み係数とノイズ・
    ファクタの最小値である請求項20に記載の分解能較正
    サブシステム。
  26. 【請求項26】 空間分解能変動補償係数が、画像デー
    タにより表された画像の中心に対して空間的に従属した
    分解能のファクタを含む請求項23に記載の分解能較正
    サブシステム。
  27. 【請求項27】 前記プロセッサが、重み係数を画像デ
    ータの空間周波数帯域のピクセル値に対して乗算するこ
    とにより、画像データに重み係数を適用する請求項20
    に記載の分解能較正サブシステム。
  28. 【請求項28】 前記プロセッサが、画像データの各領
    域の重み係数を該領域のピクセル値に対して乗算するこ
    とにより重み係数を適用する請求項23に記載の分解能
    較正サブシステム。
  29. 【請求項29】 ディジタル・イメージング・システム
    の分解能を較正するための方法であって、 医用イメージング・システムで使用しようとするディジ
    タル画像検出器に特有の初期分解能を獲得するステップ
    と、 第1のディジタル画像検出器に特有の目標分解能および
    このディジタル画像検出器に特有の初期分解能に基づい
    て医用イメージング・システムに対する分解能重み係数
    を獲得するステップと、 分解能重み係数を使用して医用イメージング・システム
    の分解能を較正するステップと、を含む方法。
  30. 【請求項30】 重み係数を獲得する前記ステップが、
    第1の空間周波数帯域に対して複数の重み係数を決定す
    ることを含む請求項1に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記獲得のステップが、ディジタル画
    像検出器の未調整の性能の空間的変動に対する補償を行
    うための複数の重み係数を決定することを含む請求項2
    9に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記獲得のステップが、変調伝達関
    数、変調伝達関数の均一性、ノイズ・パワースペクトル
    および信号対雑音比のうちの少なくとも1つを測定する
    ことを含む請求項29に記載の方法。
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