JP2001075971A - 情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム格納媒体

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JP2001075971A JP24648499A JP24648499A JP2001075971A JP 2001075971 A JP2001075971 A JP 2001075971A JP 24648499 A JP24648499 A JP 24648499A JP 24648499 A JP24648499 A JP 24648499A JP 2001075971 A JP2001075971 A JP 2001075971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、探し出す対象を容易に判別すること
ができる情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラ
ム格納媒体を提案する。 【解決手段】画像データに含まれる複数の2次元バーコ
ード(サイバーコード)301A、301B、……を同
時に認識するようにしたことにより、当該認識された複
数の2次元バーコード301A、301B、……のなか
から所望の探索対象に対応した2次元バーコードを容易
に探し出すことができる。また、探索対象300A、3
00B、……に対応した2次元バーコード301A、3
01B、……を容易に探し出すことができることによ
り、当該2次元バーコード301A、301B、……に
基づいた処理を容易に実行し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び情
報処理方法並びにプログラム格納媒体に関し、例えば2
次元バーコードを認識し、当該認識された2次元バーコ
ードに応じた処理を実行する情報処理装置及び情報処理
方法並びにプログラム格納媒体に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複数のフロッピィディスク
のなかから、所望の情報が記録されているフロッピィデ
ィスクを見つけ出そうとする場合、記録した情報のタイ
トルや記録した年月日等が記載されたタグをフロッピィ
ディスクに貼付しておくことにより、ユーザは当該タグ
を確認して所望のフロッピィディスクを判別する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この場合、
ユーザは複数のフロッピィディスクについてそれぞれに
貼付されたタグを一つ一つ確認しながら所望のフロッピ
ィディスクを探し出すといった煩雑な作業が必要となる
問題があった。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、探し出す対象を容易に判別することができる情報処
理装置及び情報処理方法並びにプログラム格納媒体を提
案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明によれば、所定の画像データから所定の識別コ
ードを複数認識し、認識された複数の識別コードのなか
から所定の選択手段による選択操作に応じていずれか一
つを選択し、選択された識別コードに対応する登録情報
を所定の記憶手段に記憶されている登録情報のなかから
検索し、当該検索された登録情報に基づいた処理を実行
することにより、画像データに含まれる複数の識別コー
ドのなかから所望の探索対象に対応した識別コードを容
易に探し出すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0007】(1)ジョグダイヤル付きノートブック型
パーソナルコンピュータの構成 図1において、1は全体として本発明の情報処理装置を
構成するジョグダイヤル付ノートブック型パーソナルコ
ンピュータ(以下、これをジョグダイヤル付ノートパソ
コンと呼ぶ)を示し、本体2と当該本体2に対して開閉
自在に取り付けられた表示部3とによって構成されてい
る。
【0008】本体2には、その上面に各種文字や記号及
び数字等を入力するための複数の操作キー4、マウスカ
ーソルの移動に用いられるスティック式ポインティング
デバイス(以下、これを単にスティックと呼ぶ)5、通
常のマウスにおける左ボタン及び右ボタンに相当する左
クリックボタン5A及び右クリックボタン5B、マウス
カーソルをスクロールボタンに合わせることなくスクロ
ールバーを操作するためのセンタボタン5C、内蔵スピ
ーカ6及び表示部3に設けられたCCD(Charge Couple
d Device) カメラ23用のシャッタボタン7が設けられ
ている。
【0009】表示部3には、正面にLCD(Liquid Cryc
tal Display)でなる液晶ディスプレイ21が設けられて
おり、正面の中央上端部にCCDカメラ23を備えた撮
像部22が表示部3に対して回動自在に取り付けられて
いる。
【0010】すなわち撮像部22は、表示部3の正面方
向及び背面方向との間の180度の角度範囲内で回動
し、当該角度範囲内の任意の位置で位置決めし得るよう
になされている。また撮像部22には、CCDカメラ2
3のフォーカス調整を行う調整リング25が設けられて
おり、当該CCDカメラ23によって所望の撮像対象を
撮像する際のフォーカス調整を調整リング25の回転操
作によって容易に行い得るようになされている。
【0011】また表示部3には、撮像部22の左隣近傍
にマイクロフォン24が設けられており、当該マイクロ
フォン24を介して表示部3の背面側からも集音し得る
ようになされている。
【0012】さらに表示部3には、マイクロフォン24
の左隣近傍にツメ13が設けられると共に、当該ツメ1
3と対応する本体2の所定位置に孔部8が設けられてお
り、表示部3を本体2に閉塞した状態でツメ13が孔部
8に嵌合されてロックするようになされている。
【0013】本体2は、前側面にスライドレバー9が設
けられており、当該スライドレバー9をスライドするこ
とにより、孔部8に嵌合されたツメ13のロックを解除
して表示部3を本体2に対して展開し得るようになされ
ている。また本体2の前側面には、複数の吸気孔11が
設けられている。
【0014】さらに本体2の右側面には、排気孔12、
PCMCIA(Personal Computer Memory Card Interna
tional Association) 規格のPC(Personal Computer)
カードに対応したPCカードスロット14及びモジュラ
ージャック用のモデム端子15が設けられている。
【0015】一方、図2に示すように本体2の左側面に
は、スライド式の電源スイッチ40、4ピン対応のIE
EE(Institute of Electrical and Electronics Engin
eers) 1394端子41、USB(Universal Serial Bu
s)端子42、外部ディスプレイ用コネクタ46、マイク
ロフォン用入力端子43、ヘッドフォン端子44及びI
rDA(Infrared Data Association) 準拠の赤外線ポー
ト45が設けられている。
【0016】さらに図3に示すように、本体2の後側面
には外部電源コネクタ16が設けられており、底面には
バッテリパック(図示せず)を取り外すためのスライド
式取り外しレバー18と、動作を中断して電源投入時の
環境を再構成するためのリセットスイッチ19が設けら
れている。なお、バッテリパックはバッテリコネクタ1
7に対して着脱自在に接続される。
【0017】かかる構成に加えて本体2の上面(図1)
には、右端部においてバックスペースキーに相当する操
作キー4Aとエンターキーに相当する操作キー4Bとの
間に、当該操作キー4A及び4Bと同一高さになるよう
にジョグダイヤル30が組み込まれている。
【0018】ここでジョグダイヤル30とは、ダイヤル
の回転操作及び押圧操作によってシステムセッティング
や各種アプリケーションソフトウェアにおける種々の機
能を容易に実現し得る操作性の優れたユーザインターフ
ェースである。
【0019】このジョグダイヤル30は、図4に示すよ
うに平目模様の円板状操作つまみ218が本体2の外装
ケース32から僅かに突出した状態で取り付けられてお
り、円板状操作つまみ218による矢印a方向又はb方
向への回転操作に対応して所定の処理を実行すると共
に、矢印c方向への押圧操作に対応して所定の処理を実
行するようになされている。
【0020】(1−1)ジョグダイヤルの構成 次に、ジョグダイヤル30の構成について図5〜図11
を用いて詳細に説明する。図5に示すようにジョグダイ
ヤル30は、ユーザの押圧操作により矢印c方向へ移動
可能な回転操作手段としての回転型エンコーダ部202
と、その位置で固定された押圧操作手段としてのプッシ
ュスイッチ部203とが接点取付基板201上に配設さ
れて構成されている。
【0021】接点取付基板201は、図6に示すように
平板状の成形樹脂体でなり、回転型エンコーダ部202
(図5)を矢印c方向へ移動するための移動用ガイドレ
ール部204が両サイドに設けられた移動用窪み205
と、プッシュスイッチ部203を嵌め込んで固定する押
止壁206の設けられた押止用窪み207とが設けら
れ、さらに回転型エンコーダ部202の電気信号を外部
へ伝達するための端子208に接続された導電性の接点
板209が移動用窪み205の底面に形成されている。
【0022】図5におけるジョグダイヤル30の、X−
X′線を断面にとって示す図7及びY−Y′線を断面に
とって示す図8に示すように、回転型エンコーダ部20
2は、接点取付基板201の移動用窪み205に嵌め込
まれた状態でガイドレール204を介して一定範囲を矢
印c方向に移動し得るように接点取付基板201に保持
された成形樹脂製の箱型ケース210と、当該箱型ケー
ス210の底面にインサート成形により取り付けられた
弾性接点体211から上方及び下方に各々突出した弾性
接点脚212、213と、箱型ケース210の中央で一
体化された円柱軸214により回転可能に保持されると
共に円板状で弾性接点脚212と弾接するようになされ
た放射状接点板215を有する成形樹脂製の回転体21
6と、ユーザの回転操作用に回転体216とねじ217
で取り付けられた外周操作タイプの円板状操作つまみ2
18とによって構成されている。
【0023】このような構成の回転型エンコーダ部20
2は、接点取付基板201(図6)上の所定位置に設け
られたピン状突起219によって位置決めされたネジリ
コイルバネ220(図8〜図11)により、円板状操作
つまみ218の内周側に取り付けられた箱型ケース21
0が矢印c方向とは逆方向(すなわちプッシュスイッチ
部203から離れる方向)へ付勢されると共に、箱型ケ
ース210の底面から下方に突出した弾性接点脚213
が接点取付基板201の接点板209に弾接される。
【0024】またプッシュスイッチ部203(図8)
は、操作ボタン221が回転型エンコーダ部202と対
向する位置に設けられており、後端面203Aが押止壁
206に当接するように接点取付基板201の押止用窪
み207に嵌め込まれて固定されている。このとき回転
型エンコーダ部202は、箱型ケース210と一体形成
された駆動用突起部222がプッシュスイッチ部203
の操作ボタン221の先端に当接した状態となる。
【0025】このようなジョグダイヤル30が実際に電
子機器に装着される場合、図9に示すように接点取付基
板201の下面側に設けられた端子201A及び201
B、回転型エンコーダ部202の接続用端子208及び
プッシュスイッチ部203の接続用端子223が、電子
機器のプリント配線基板224の取付孔225A、22
5B、226及び227に挿入された状態で半田付けさ
れることにより接続される。
【0026】このときジョグダイヤル30は、回転型エ
ンコーダ202の円板状操作つまみ218が本体2の外
装ケース32から僅かに突出されるように装着されるこ
とにより、ユーザは突出した円板状操作つまみ218の
周側面218Aを外装ケース32(図4)に指を這わし
ながら容易に操作し得るようになされている。なお円板
状操作つまみ218は、剛性が保てればその厚さを薄く
することができ、これにより本体2の薄型化に十分対応
し得るようになされている。
【0027】次に、ジョグダイヤル30の動作について
図10及び図11を用いて説明する。ジョグダイヤル3
0は、図10に示すように回転型エンコーダ部202に
おける円板状操作つまみ218の周側面218Aに接線
方向(矢印a方向又はb方向)の力が加えられると、回
転体216が箱型ケース210の中央の円柱軸214を
中心として回転し、複数の放射状接点体215に弾性接
点脚212が弾接して摺動することにより、円板状操作
つまみ218の回転操作に連動したパルス信号を発生す
るようになされている。
【0028】そしてジョグダイヤル30は、発生したパ
ルス信号を弾性接点脚212(図7、図8)から弾性接
点体211を介して弾性接点脚213に伝達し、当該弾
性接点脚213が弾接している接点取付基板201の接
点板209に伝達した後、外部接続用の端子208(図
9)を介してノート型パソコン1におけるプリント配線
基板224の回路に伝達するようになされている。
【0029】またジョグダイヤル30は、図11に示す
ように接点取付基板201に取り付けられたネジリコイ
ルバネ220の付勢力に逆らって円板状操作つまみ21
8の周側面218Aに矢印c方向の押圧力を与え、回転
型エンコーダ部202全体を接点取付基板201のガイ
ドレール204に沿って移動することにより、箱型ケー
ス210と一体形成された駆動用突起部222によって
操作ボタン221を押下してプッシュスイッチ部203
をオン動作させる。
【0030】これによりジョグダイヤル30は、プッシ
ュスイッチ部203をオン動作させることにより発生す
る押圧操作信号を接続用端子223(図8及び図9)を
介してノート型パソコン1におけるプリント配線基板2
24の回路に伝達するようになされている。
【0031】ところでジョグダイヤル30は、円板状操
作つまみ218の周側面218Aに与えていた押圧力を
解放すると、接点取付基板201に取り付けられたネジ
リコイルバネ220の弾性復元力によって回転型エンコ
ーダ部202が矢印c方向とは逆方向に押し戻されて元
の状態に復帰するようになされている。
【0032】(1−2)ジョグダイヤル付ノートブック
型パーソナルコンピュータの回路構成図12に示すよう
にノート型パソコン1の本体2においては、当該本体2
における各種機能を統括的に制御するCPU(Central P
rocessing Unit) 50がホストバス52に接続されてお
り、当該CPU50によってRAM(Random Access Mem
ory)53にロードされた各種プログラムやアプリケーシ
ョンソフトウェアに応じた処理を、クロックジェネレー
タ60から与えられるシステムクロックに基づいて所定
の動作速度で実行することにより各種機能を実現し得る
ようになされている。
【0033】またホストバス52には、キャッシュメモ
リ51が接続されており、CPU50が使用するデータ
をキャッシュし、高速アクセスを実現し得るようになさ
れている。
【0034】このホストバス52は、PCI(Periphera
l Component Interconnect) バス55とホスト−PCI
ブリッジ54を介して接続されており、当該PCIバス
55にはビデオコントローラ56、IEEE(Institute
of Electrical and Electronics Engineers) 1394
インターフェース57、ビデオキャプチャ処理チップ8
3及びPC(Personal Computer) カードインターフェー
ス58が接続されている。
【0035】ここでホスト−PCIブリッジ54は、C
PU50とビデオコントローラ56、ビデオキャプチャ
処理チップ83、IEEE1394インターフェース5
7及びPCカードインターフェース58との間で行われ
る各種データの授受を制御すると共に、メモリバス59
を介して接続されたRAM53のメモリコントロールを
行うようになされている。
【0036】またホスト−PCIブリッジ54は、ビデ
オコントローラ56とAGP(Accelerated Graphics Po
rt) に沿った信号線を介して接続されており、これによ
りホスト−PCIブリッジ54及びビデオコントローラ
56間で画像データを高速転送し得るようになされてい
る。
【0037】ビデオキャプチャ処理チップ83は、シリ
アルバスでなるI2 Cバス82(一般的にSM(System
Management) バスとも呼ばれている)と接続されてお
り、当該I2 Cバス82を介してCCD(Charge Couple
d Device) カメラ23で撮像された画像データが供給さ
れると、これを内蔵のフレームメモリ(図示せず)に一
旦格納し、JPEG(Joint Photographic Experts Grou
p)規格に従って画像圧縮処理を施すことによりJPEG
画像データを生成した後、当該JPEG画像データを再
度フレームメモリに格納するようになされている。
【0038】そしてビデオキャプチャ処理チップ83
は、CPU50からの要求に応じてフレームメモリに格
納されているJPEG画像データをバスマスタ機能を用
いてRAM53へ直接転送した後、JPEG画像(静止
画)データ又はMotionJPEG画像(動画)デー
タとしてハードディスクドライブ(HDD)67へ転送
する。
【0039】ビデオコントローラ56は、CCD(Charg
e Coupled Device) カメラ23によって撮像された画像
データや、ビデオキャプチャ処理チップ83のJPEG
画像データに対して所定のグラフィックス処理を施した
後、内蔵のVRAM(Video Random Access Memory)に格
納して適宜読み出し、液晶ディスプレイ21に出力して
表示させるようになされている。
【0040】またビデオコントローラ56は、適時供給
される各種アプリケーションソフトウェアに基づく画像
データを液晶ディスプレイ21に出力することにより、
複数のウィンドウ画面を表示し得るようになされてい
る。
【0041】PCカードインターフェース58は、オプ
ション機能を追加するときにPCカードを介して適宜装
着されるようになされており、PCカードを介して例え
ばCD−ROMドライブやDVDドライブ等の外部デバ
イスと接続し得るようになされている。
【0042】IEEE1394インターフェース57
は、IEEE1394端子41と直結されており、当該
IEEE1394端子41を介して他のコンピュータ装
置やディジタルビデオカメラ等の外部デバイスと接続し
得るようになされている。
【0043】PCIバス55は、ISA(Industrial St
andard Architecture)バス65とPCI−ISAブリッ
ジ66を介して接続されており、当該PCI−ISAブ
リッジ66にはHDD67及びUSB(Universal Seria
l Bus)端子42が接続されている。
【0044】ここでPCI−ISAブリッジ66は、I
DE(Integrated Drive Electronics)インターフェー
ス、コンフィギュレーションレジスタ、RTC(Real-Ti
me Clock) 回路及びUSBインターフェース等によって
構成されており、クロックジェネレータ60から与えら
れるシステムクロックを基にIDEインターフェースを
介してHDD67の制御を行う。
【0045】HDD67のハードディスクには、Window
s98(商標) 等のOS(Operating System)、電子メールプ
ログラム、オートパイロットプログラム、ジョグダイヤ
ルユーティリティプログラム、ジョグダイヤルドライ
バ、キャプチャーソフトウェア及びディジタル地図ソフ
トウェア、さらにこれ以外の各種アプリケーションソフ
トウェアが記憶されており、起動処理の過程で適時RA
M53に転送される。
【0046】またPCI−ISAブリッジ66は、US
B端子42を介して接続される図示しないフロッピーデ
ィスクドライブ、プリンタ及びUSBマウス等の外部デ
バイスを、USBインターフェースを介して制御すると
共に、ISAバス65に接続されるモデム69及びサウ
ンドコントローラ70の制御を行う。
【0047】モデム69は、モデム端子15から図示し
ない公衆電話回線及びインターネットを介してインター
ネットサービスプロバイダ(以下、これをプロバイダと
呼ぶ)に接続し、当該プロバイダとの間でアクセスする
ようになされている。サウンドコントローラ70は、マ
イクロフォン24から音声信号の取り込み及び内蔵スピ
ーカ6に対する音声信号の供給を行う。
【0048】またISAバス65には、I/O(In/Out)
コントローラ73が接続されており、電源供給充電制御
回路85を介して外部電源コネクタ84から電力の供給
を受け、電源スイッチ40がオンされたときに各回路へ
電力の供給を行う。なお、ここでもI/Oコントローラ
73は、クロックジェネレータ60から供給されるシス
テムクロックを基に動作する。
【0049】また電源供給充電制御回路85は、I/O
コントローラ73によって制御され、バッテリコネクタ
17(図3)に接続されたバッテリパック86の充電を
制御する。
【0050】このI/Oコントローラ73はマイクロコ
ントローラ、I/Oインターフェース、CPU、ROM
及びRAM等によって構成されており、フラッシュメモ
リ79に格納されているBIOS(Basic Input/Output
System) に基づいてOSやアプリケーションソフトウェ
アと液晶ディスプレイ21やHDD67等の各種周辺機
器との間におけるデータの入出力を制御する。
【0051】またI/Oコントローラ73は、赤外線ポ
ート45と接続されており、例えば他のコンピュータ装
置との間で赤外線通信を実行し得るようになされてい
る。さらにI/Oコントローラ73は、反転スイッチ7
7と接続されており、CCDカメラ23の撮像部22が
液晶ディスプレイ21の背面側方向に180度回転され
たとき反転スイッチ77がオンされ、その旨をPCI−
ISAブリッジ66及びホスト−PCIブリッジ54を
介してCPU50に通知する。
【0052】さらにI/Oコントローラ73は、全押し
/半押しスイッチ78と接続されており、本体2の上面
に設けられたシャッタボタン7が半押し状態にされたと
き全押し/半押しスイッチ78がオンされ、その旨をC
PU50に通知すると共に、シャッタボタン7が全押し
状態にされたとき全押し/半押しスイッチ78がオンさ
れ、その旨をCPU50に通知する。
【0053】すなわちCPU50は、HDD67のハー
ドディスクからキャプチャーソフトウェアをRAM53
上に立ち上げた状態で、ユーザによってシャッタボタン
7が半押し状態にされると静止画像モードに入り、CC
Dカメラ23を制御して静止画像のフリーズを実行し、
全押し状態にされるとフリーズされた静止画像データを
取り込みビデオコントローラ56に送出する。
【0054】これに対してCPU50は、キャプチャー
ソフトウェアを立ち上げない状態で、ユーザによってシ
ャッタボタン7が全押し状態にされると動画像モードに
入り、最大60秒程度までの動画像を取り込みビデオコ
ントローラ56に送出するようになされている。
【0055】ところでI/Oコントローラ73のROM
には、ウェイクアッププログラム、キー入力監視プログ
ラム、LED制御プログラム及びジョグダイヤル状態監
視プログラム、その他種々の制御プログラムが格納され
ている。
【0056】ここでジョグダイヤル状態監視プログラム
は、HDD67のハードディスクに格納されているジョ
グダイヤルユーティリティプログラムと関連したプログ
ラムであり、ジョグダイヤル30の回転型エンコーダ部
202が回転操作又は押圧操作されたか否かを監視する
ためのものである。
【0057】ウェイクアッププログラムは、PCI−I
SAブリッジ66内のRTC回路から供給される現在時
刻が予め設定した開始時刻になると、CPU50によっ
て所定の処理を実行するように制御されたプログラムで
あり、キー入力監視プログラムは操作キー4及び、その
他の各種キースイッチからの入力を監視するプログラム
である。
【0058】LED制御プログラムは、電源ランプP
L、電池ランプBL、メッセージランプML等のLED
(Light Emitting Diode)でなる各種ランプの点灯を制御
するプログラムである。
【0059】またI/Oコントローラ73のRAMに
は、ウェイクアッププログラム用の設定時刻レジスタ、
キー入力監視プログラム用のキー入力監視レジスタ、L
ED制御プログラム用のLED制御レジスタ及びジョグ
ダイヤル状態監視プログラム用のI/Oレジスタ、その
他の各種プログラム用のレジスタが設けられている。
【0060】設定時刻レジスタは、ウェイクアッププロ
グラムで用いるためにユーザが予め任意に設定した開始
時刻の時間情報を格納するようになされている。従って
I/Oコントローラ73は、ウェイクアッププログラム
に基づいてRTC回路から供給される現在時刻が任意に
設定した開始時刻になったか否かを判別し、開始時刻に
なったときにはその旨をCPU50に通知する。これに
よりCPU50は、開始時刻になったとき予め設定され
た所定のアプリケーションソフトウェアを立ち上げ、当
該アプリケーションソフトウェアに従って所定の処理を
実行する。
【0061】キー入力監視レジスタは、操作キー4、ス
ティック5、左クリックボタン5A、右クリックボタン
5B及びセンタボタン5Cの入力に基づいて操作キーフ
ラグを格納するようになされている。
【0062】従ってI/Oコントローラ73は、キー入
力監視プログラムに基づいて例えばスティック5による
ポインティング操作や、左クリックボタン5A、右クリ
ックボタン5B及びセンタボタン5Cのクリック操作が
行われたか否かを操作キーフラグの状態に基づいて判別
し、ポインティング操作やクリック操作が行われたとき
にはその旨をCPU50に通知する。
【0063】ここでポインティング操作とは、スティッ
ク5を指で上下左右に押圧操作することによりマウスカ
ーソルを所望の位置に移動する操作のことであり、クリ
ック操作とは左クリックボタン5A又は右クリックボタ
ン5Bを指で素早く押して離す操作のことである。
【0064】これによりCPU50は、ポインティング
操作によるマウスカーソルの移動やクリック操作に応じ
た所定の処理を実行する。
【0065】LED制御レジスタは、電源ランプPL、
電池ランプBL、メッセージランプML等のLEDでな
る各種ランプの点灯状態を示す点灯フラグを格納するよ
うになされている。
【0066】従ってI/Oコントローラ73は、例えば
ジョグダイヤル30の押圧操作によりCPU50がHD
D67のハードディスクから電子メールプログラムを読
み出してRAM53上で立ち上げ、当該電子メールプロ
グラムに従って電子メールを受け取ったとき点灯フラグ
を格納すると共に、当該点灯フラグに基づいてLED8
1を制御することによりメッセージランプMLを点灯す
る。
【0067】ジョグダイヤル状態監視プログラム用のI
/Oレジスタは、ジョグダイヤル30に対して行われた
回転操作及び押圧操作に応じてそれぞれ回転操作フラグ
及び押圧操作フラグを格納するようになされている。
【0068】従ってI/Oコントローラ73は、回転検
出部88を介して接続されたジョグダイヤル30の回転
操作及び押圧操作により複数のメニュー項目の中からユ
ーザ所望のメニュー項目が選択されたとき、I/Oレジ
スタに回転操作フラグ及び押圧操作フラグを格納すると
共に、その旨をCPU50に通知する。
【0069】これによりCPU50は、HDD67から
読み出してRAM53上で起動中のジョグダイアルユー
ティリティプログラムに従って、ジョグダイヤル30の
回転操作及び押圧操作によって決定されたメニュー項目
に該当するアプリケーションソフトウェアを立ち上げて
所定の処理を実行する。
【0070】ここでI/Oコントローラ73は、電源ス
イッチ40がオフでOSが起動していない状態であっ
も、電源供給充電制御回路85の制御によってジョグダ
イヤル状態監視プログラムに基づいて常時動作してお
り、専用キーを設けることなく省電力状態又は電源オフ
時においてもジョグダイヤル30の押圧操作によってユ
ーザ所望のアプリケーションソフトウェアやスクリプト
ファイルを起動し得るようになされている。
【0071】ところでI/Oコントローラ73は、I2
Cバス82と接続されており、操作キー4やジョグダイ
ヤル30によって設定したCCDカメラ23に対する各
種設定パラメータをI2 Cバス82を介して供給するこ
とにより、CCDカメラ23におけるカメラ電源のオン
/オフを制御したり、CCDカメラ23における明るさ
やコントラストを調整するようになされている。
【0072】次に、ジョグダイヤル状態監視プログラム
に基づくI/Oコントローラ73の動作について図13
〜図15を用いて説明する。
【0073】図13に示すように、ジョグダイヤル30
が矢印a又はb方向(図4)のいずれかに回転操作され
ると、図14に示すようにジョグダイヤル30は右回転
(矢印a方向)又は左回転(矢印b方向)にそれぞれ応
じた回転操作信号S30a又はS30bを回転検出部8
8に対して出力すると共に、矢印c方向に押圧操作され
ると押圧操作信号S30cを回転検出部88に対して出
力する。
【0074】回転検出部88は、回転操作信号S30a
及びS30bの立ち上がりタイミングのずれに基づいて
ジョグダイヤル30の回転方向が右回転(矢印a方向)
又は左回転(矢印b方向)であるかを検出し、押圧操作
信号S30cに基づいてジョグダイヤル30が押圧操作
されたことを検出する。
【0075】そして回転検出部88は、ジョグダイヤル
30の回転方向が右回転であることを検出すると、右回
転パルスRP1をI/Oコントローラ73の第1カウン
タ89に供給し、左回転であることを検出すると、左回
転パルスLP1をI/Oコントローラ73の第2カウン
タ90に供給する。
【0076】また回転検出部88は、押圧操作信号S3
0cに基づいてジョグダイヤル30が押圧操作されたこ
とを検出すると、押圧操作フラグJF1をI/Oレジス
タ91に格納する。
【0077】I/Oコントローラ73のCPUは、RO
Mに格納されているジョグダイヤル状態監視プログラム
92に従って行う5[ms]毎のポーリングにより、第1カ
ウンタ89による右回転パルスRP1のカウント値と、
第2カウンタ90による左回転パルスLP1のカウント
値との差分に基づいてジョグダイヤル30の回転変化量
を検出すると共に、I/Oレジスタ91に格納される押
圧操作フラグJF1に基づいて回転型エンコーダ部20
2が矢印c方向に押圧操作されたか否かを検出する。
【0078】すなわち図15に示すように、I/Oコン
トローラ73のCPUはルーチンRT1の開始ステップ
から入ってステップSP1に移る。ステップSP1にお
いてCPUは、ジョグダイヤル状態監視プログラム92
に従って5[ms]毎に第1カウンタ89、第2カウンタ9
0及びI/Oレジスタ91のポーリングを行い、次のス
テップSP2に移る。
【0079】ステップSP2においてCPUは、現在時
刻(T)における第1カウンタ89のカウント結果から
時刻(T−1)における第1カウンタ89のカウント結
果を減算することにより、第1カウンタ89のカウント
値を算出し、次のステップSP3に移る。
【0080】ステップSP3においてCPUは、現在時
刻(T)における第2カウンタ90のカウント結果から
時刻(T−1)における第2カウンタ90のカウント結
果を減算することにより、第2カウンタ90のカウント
値を算出し、次のステップSP4に移る。
【0081】ステップSP4においてCPUは、第1カ
ウンタ89のカウント値と第2カウンタ90のカウント
値との差分を算出することによりジョグダイヤル30の
回転変化量を求め、次のステップSP5に移る。
【0082】ステップSP5においてCPUは、ジョグ
ダイヤル30に回転変化量が発生しているか否かを判定
する。ここで否定結果が得られると、このことはジョグ
ダイヤル30に回転変化がないことを表しており、この
ときCPUはステップSP7に移る。
【0083】これに対してステップSP5において肯定
結果が得られると、このことはジョグダイヤル30に回
転変化が与えられたことを表しており、このときCPU
は次のステップSP6に移る。
【0084】ステップSP6においてCPUは、ジョグ
ダイヤル30が矢印c方向へ押圧操作されたか否かをI
/Oレジスタ91に格納される押圧操作フラグJF1に
基づいて判定する。ここで否定結果が得られると、この
ことはジョグダイヤル30に対して押圧操作が行われて
いないことを表しており、このときCPUはステップS
P1に戻って上述の処理を繰り返す。
【0085】これに対してステップSP6において肯定
結果が得られると、このことはジョグダイヤル30に対
して押圧操作が行われたことを表しており、このときC
PUは次のステップSP7に移る。
【0086】ステップSP7においてCPUは、ジョグ
ダイヤル30に回転変化が与えられると共に押圧操作が
行われたので、ジョグダイヤル30の回転変化量に応じ
た回転変化信号S73Rと押圧変化信号S73Pとを生
成し、これをI/Oレジスタ91経由でRAM53上に
立ち上げられたジョグダイヤルドライバを介してCPU
50へ割り込みで通知し、次のステップSP8に移って
I/Oコントローラ73の処理を終了する。
【0087】次に、HDD67からRAM53上に立ち
上げられたジョグダイヤルユーティリティプログラムに
従ってCPU50が行う処理手順について、図16のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0088】CPU50は、まずルーチンRT2の開始
ステップから入ってステップSP11に移る。ステップ
SP11においてCPU50は、ユーザによって電源ス
イッチ40がオン状態になったことをI/Oコントロー
ラ73を介して通知されると、次のステップSP12に
移る。
【0089】ステップSP12においてCPU50は、
ジョグダイヤル30がユーザによって操作された旨の通
知をI/Oコントローラ73からジョグダイヤルドライ
バで受けることにより、ジョグダイヤル30の動作状態
を認識し、次のステップSP13に移る。
【0090】ステップSP13においてCPU50は、
ジョグダイヤル30によって制御し得る各種アプリケー
ションソフトウェアがRAM53上に起動されているこ
とを監視し、次のステップSP14に移る。
【0091】ステップSP14においてCPU50は、
RAM53上に立ち上げられたジョグダイヤルドライバ
からジョグダイヤル30の動作状態の通知を受け、次の
ステップSP15に移る。
【0092】ステップSP15においてCPU50は、
RAM53上に立ち上げられた各種アプリケーションソ
フトウェアが存在するか否かを判定する。ここで否定結
果が得られると、このことは起動中のアプリケーション
ソフトウェアが存在していないことを表しており、この
ときCPU50は次のステップSP16に移る。
【0093】ステップSP16においてCPU50は、
起動していない各種アプリケーションソフトウェアのラ
ンチャー動作に入って次のステップSP18に移って処
理を終了する。
【0094】ここでランチャー動作とは、現在起動中の
アプリケーションソフトウェアが存在していないことが
条件となって機能するものであり、CPU50はジョグ
ダイヤル30の押圧操作に基づいてランチャー動作を実
行することにより、予めランチャーリストに登録されて
いる複数のアプリケーションソフトウェアに対応したジ
ョグダイヤルメニューを液晶ディスプレイ21に表示す
る。
【0095】例えば、起動中のアプリケーションソフト
ウェアが存在せず、ジョグダイヤル30が矢印c方向に
押圧操作された場合、I/Oコントローラ73はジョグ
ダイヤル30の動作状態を示す回転変化信号S73R及
び押圧変化信号S73Pをジョグダイヤルドライバを介
してCPU50に通知する。
【0096】これによりCPU50は、予めランチャー
リストに登録されている内蔵スピーカ6の音量調整、液
晶ディスプレイ21の輝度調整やコントラスト調整及び
アプリケーションソフトウェアの選択を行うアプリケー
ション選択プログラム等を起動し、液晶ディスプレイ2
1に図17に示すようなジョグダイヤルメニュー250
を表示する。
【0097】このジョグダイヤルメニュー250には、
音量調整、輝度調整、コントラスト調整及びアプリケー
ションソフトウェアの選択という各処理に対応したメニ
ュー項目(「音量」、「輝度」、「コントラスト」及び
「アプリケーションの選択」)が表示されている。
【0098】このとき反転表示によって強調表示(斜線
部分)されたハイライト表示部分が現在選択中のセレク
タSL1であり、デフォルトとしてはセレクタSL1が
メニュー項目「音量」上に位置した状態で表示される。
【0099】次に、ユーザがセレクタSL1を移動する
目的でジョグダイヤル30を矢印a方向又はb方向に回
転操作すると、I/Oコントローラ73はジョグダイヤ
ル状態監視プログラム92に従って検出したジョグダイ
ヤル30の回転変化信号S73RをRAM53上で起動
中のジョグダイヤルドライバを介してCPU50に通知
する。
【0100】これによりCPU50は、回転変化信号S
73Rに基づいてセレクタSL1をユーザ所望のメニュ
ー項目上へ移動する。例えばジョグダイヤルメニュー2
50において、セレクタSL1がデフォルトであるメニ
ュー項目「音量」上に位置した状態からユーザによって
ジョグダイヤル30が矢印b方向に所望の角度だけ回転
されると、図18に示すようにセレクタSL1がメニュ
ー項目「輝度」上に移動する。
【0101】そしてジョグダイヤル30がユーザによっ
て矢印b方向にさらに所望の角度だけ回転されると、図
19に示すようにセレクタSL1がメニュー項目「アプ
リケーションの選択」上に移動する。
【0102】このようにしてCPU50は、ユーザによ
るジョグダイヤル30の回転操作に応じて例えばセレク
タSL1をユーザ所望のメニュー項目「輝度」上に移動
した後、ユーザによりジョグダイヤル30に対して矢印
c方向の押圧操作が行われると、図20に示すようなメ
ニュー項目「輝度」に対応したサブメニュー251を表
示する。
【0103】このサブメニュー251には、輝度を最も
明るく設定するときに選択されるサブメニュー項目
「5」から、輝度を最も暗く設定するときに選択される
サブメニュー項目「0」までの6段階サブメニュー項目
が表示されており、デフォルトとしてはセレクタSL2
がサブメニュー項目「5」上に位置した状態で表示され
る。
【0104】そしてユーザがセレクタSL2を移動する
目的でジョグダイヤル30を矢印b方向に回転操作する
と、I/Oコントローラ73はジョグダイヤル状態監視
プログラム92に従ってジョグダイヤル30の動作状態
を示す回転変化信号S73RをRAM53上で起動中の
ジョグダイヤルドライバを介してCPU50に通知す
る。
【0105】これによりCPU50は、回転変化信号S
73Rに基づいてセレクタSL2をユーザ所望のメニュ
ー項目「5」〜「0」上のいずれかへ移動する。因みに
CPU50は、現在サブメニュー251を表示している
最中であり、ジョグダイヤル30の回転操作によってジ
ョグダイヤルメニュー250のセレクタSL1を移動さ
せることはない。
【0106】ところでCPU50は、ユーザによるジョ
グダイヤル30の回転操作に応じてジョグダイヤルメニ
ュー250のセレクタSL1がメニュー項目「アプリケ
ーションの選択」上に移動された状態で、ジョグダイヤ
ル30がユーザによって押圧操作されると、図21に示
すようなメニュー項目「アプリケーションの選択」に対
応するサブメニュー252を表示する。
【0107】この場合のサブメニュー252には、例え
ばワードプロセッサアプリケーションを起動させるとき
に選択されるサブメニュー項目「ワープロ」、電子メー
ルプログラムを起動させるときに選択されるサブメニュ
ー項目「電子メール」、表計算プログラムを起動させる
ときに選択されるサブメニュー項目「表計算」、インタ
ーネットプログラムを起動させるときに選択されるサブ
メニュー項目「インターネット」、及び電子式卓上計算
機プログラムを起動させるときに選択されるサブメニュ
ー項目「電卓」が表示される。但し、メニュー項目「ア
プリケーションの選択」に対応するサブメニュー252
のメニュー項目としては、これら以外にも種々のメニュ
ー項目が設定されている場合もあり得る。
【0108】実際上、図20に示されたメニュー項目
「輝度」に対応したサブメニュー251において、ジョ
グダイヤル30の回転操作及び押圧操作に応じてサブメ
ニュー項目「3」が選択された場合、CPU50はサブ
メニュー項目「3」に対応した輝度レベルに液晶ディス
プレイ21を設定する。
【0109】また、図21に示されたメニュー項目「ア
プリケーションの選択」に対応するサブメニュー252
において、ジョグダイヤル30の回転操作及び押圧操作
に応じてサブメニュー項目「ワープロ」が選択された場
合、CPU50はサブメニュー項目「ワープロ」に対応
したワードプロセッサアプリケーションを起動し、ここ
までをランチャー動作の説明とする。
【0110】これに対してステップSP15(図16)
において肯定結果が得られると、このことは起動中のア
プリケーションソフトウェアが存在していることを表し
ており、このときCPU50は次のステップSP17に
移る。
【0111】ステップSP17においてCPU50は、
起動中のアプリケーションソフトウェアに従って所定の
イベント動作を実行し、次のステップSP18に移って
処理を終了する。
【0112】ここで、起動中の各種アプリケーションソ
フトウェアに従って所定のイベント動作を実行する場合
について説明する。ここで起動中のアプリケーションソ
フトウェアとしては、ジョグダイヤル30に対応してい
ることが条件であり、具体的には画像表示機能を有する
ものである。
【0113】例えば、所定の地図表示アプリケーション
ソフトウェアによって、図22に示すような日本地図の
地図画面254が液晶ディスプレイ21に表示されてい
た場合に、ユーザのスティック5のポインティング操作
によりマウスカーソルが所望の位置(東京付近)に合わ
せられた状態で、ジョグダイヤル30に対して矢印a方
向の回転操作が行われると、CPU50は回転操作に応
じて地図画面254を拡大することにより、図23に示
すような拡大地図画面255を生成して液晶ディスプレ
イ21に表示する。
【0114】またジョグダイヤル30に対して矢印b方
向の回転操作が行われると、CPU50は回転操作に応
じて地図画面254を縮小することにより、縮小地図画
面(図示せず)を生成して液晶ディスプレイ21に表示
する。
【0115】このように、ジョグダイヤル30に対応し
た画像表示機能を有する地図表示アプリケーションソフ
トウェアが起動されている場合に、ジョグダイヤル30
に対して回転操作が行われると、CPU50は液晶ディ
スプレイ21に表示している地図画面254をジョグダ
イヤル30の回転操作に応じて拡大又は縮小する。
【0116】次に、ジョグダイヤル30に対応した動画
編集機能を有する動画編集アプリケーションソフトウェ
アに従って所定のイベント動作を実行する場合について
説明する。
【0117】この場合、動画編集アプリケーションソフ
トウェアによって、図24に示すような編集画面256
が液晶ディスプレイ21に表示されている。この編集画
面256は、動画を構成する複数の静止画像いわゆるコ
マ画像のうち時間的に連続する4個のコマ画像S257
A〜S257Dを表示するコマ画像表示部259と、ジ
ョグダイヤル30の回転操作に応じてコマ送り又はコマ
戻しすることにより選択したコマ画像S257A〜S2
57Dのいずれかを表示する選択画像表示部258とに
よって構成されている。
【0118】このような編集画面256が液晶ディスプ
レイ21に表示された状態で、ジョグダイヤル30に対
して矢印a及びb方向の回転操作が行われると、CPU
50はコマ画像表示部259の各コマ画像S257A〜
S257Dのうち回転操作によって選択された例えばコ
マ画像S257Aを選択画像表示部258に表示する。
これによりユーザは、選択画像表示部258に表示され
たコマ画像S257Aに対して所望の画像編集処理を施
すことが可能となる。
【0119】ところで、上述のようなジョグダイヤル3
0に対応したアプリケーションソフトウェアに対して、
CPU50はジョグダイヤル30の回転操作及び押圧操
作に応じた所定の処理を割り当てる必要がある。このジ
ョグダイヤル30の操作に応じた処理の割当手順につい
て図25のフローチャートを用いて説明する。
【0120】この場合CPU50は、ルーチンRT3の
開始ステップから入ってステップSP21に移る。ステ
ップSP21においてCPU50は、HDD67のハー
ドディスクから読みだしてRAM53上で起動したアプ
リケーションソフトウェアがジョグダイヤル30に対応
していることを、RAM53上に立ち上げられたジョグ
ダイヤルユーティリティプログラムに対して通知し、次
のステップSP22に移る。
【0121】ステップSP22においてCPU50は、
起動中のジョグダイヤル30に対応したアプリケーショ
ンソフトウェアを、RAM53上のジョグダイヤルユー
ティリティプログラムのジョグダイヤル対応リストに登
録し、次のステップSP23に移る。
【0122】ステップSP23においてCPU50は、
ジョグダイヤル対応リストに登録したアプリケーション
ソフトウェアに対するジョグダイヤル30の回転操作及
び押圧操作に応じた処理内容を、RAM53上のジョグ
ダイヤルユーティリティプログラムに書き込み、次のス
テップSP24に移る。
【0123】ステップSP24においてCPU50は、
図26に示すようにジョグダイヤル30の回転操作及び
押圧操作に応じた処理内容を示すジョグダイヤルウィン
ドウ260を生成し、これを液晶ディスプレイ21に表
示し、次のステップSP25に移る。
【0124】この場合ジョグダイヤルウィンドウ260
は、ジョグダイヤル30を操作したときにどの様な処理
が行われるかをガイドするためのものであり、矢印a方
向に回転操作したときセレクタSLをメニュー項目の上
方に移動することを示す「上方向」と、矢印b方向に回
転操作したときセレクタSLをメニュー項目の下方に移
動することを示す「下方向」と、矢印c方向に押圧操作
したときセレクタSLが示すメニュー項目を決定するこ
とを示す「決定」とが表示される。
【0125】ステップSP25においてCPU50は、
ユーザによってアクティブなアプリケーションソフトウ
ェアが変更されると、当該変更されたアプリケーション
ソフトウェアのウィンドウ画面に応じて回転操作及び押
圧操作に対する処理内容を変更すると共に、ジョグダイ
ヤル対応リストを書換えた後、新たなジョグダイヤルウ
ィンドウ260を生成して表示し、次のステップSP2
6に移って処理を終了する。
【0126】(2)2次元バーコードを用いたマルチサ
ーチ処理 図27に示すように、パーソナルコンピュータ1は、識
別コードとして CyberCode(商標)と呼ばれる2次元バ
ーコード(以下、これを2Dコードと呼ぶ)301A、
301B、……を付した認識対象である複数のフロッピ
ィディスク300A、300B、……をCCDカメラ2
3で撮像することにより、一度に撮像された複数の2D
コード301A、301B、……に基づいて、当該各々
の2Dコード301A、301B、……に対応付けられ
ている登録情報をデータベースから検索するようになさ
れている。
【0127】すなわち、図28に示すように、2Dコー
ド301A、301B、……は、1ブロックを1単位と
し、縦方向が9.5ブロック分の長さで、横方向が7ブ
ロック分の長さを長方形の範囲内に、セル部Aとロゴ部
Bが1ブロック分離した状態で配置されている。セル部
Aには、縦方向と横方向とが共に、7ブロック分の長さ
の正方形の範囲内に、方形のセルが2次元的にパターン
化され配置されている。すなわち、セル部Aには、24
ビット(24ドット)で表される識別情報(以下、これ
を2DコードIDと呼ぶ)が誤り訂正用ビットと共にコ
ード化されている。ロゴ部Bには、縦方向が1.5ブロ
ック分の長さで、横方向が7ブロック分の長さの長方形
のセルが配置され、そのロゴ部Bには、2Dコード30
1A、301B、……のコード体系に付された名称、例
えば、 CyberCode(商標)等のロゴマークが白抜き文字
で印刷されている。なお、サーバーコードは、例えば本
願出願時点において、本出願人が提供しているURL(h
ttp://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM
/PCG-C1CAT/cybercode.html)でアクセス可能なインター
ネット上のホームページには、以下のように説明されて
いる。
【0128】「「サイバーコード」は、ソニー独自の2
次元バーコードで、約1,677 万通り(24ビット)のパタ
ーンが存在します。このうち約 100万通り(20ビット)
を、任意のプログラム起動用として自由に登録すること
が可能。残りのコード分は、将来のサービス拡張用とし
て予約されています。「サイバーコード」は、それが貼
られたものから、対応するコンピューター上の情報を引
き出すためのインデックスの役割をし、CyberCode Find
erのファインダーを通して、プログラムが起動されるこ
とにより、あたかも「サイバーサード」が貼られたもの
から、対応する情報がコンピューター上に飛び出してく
るという新しいインターフェースを提供します。」 また、2Dコード301A、301B、……は、セル部
Aにおいてセルにより表現されたコードを数字表現して
なる数字コード部Cを有する。
【0129】かかる2Dコード301A、301B、…
…は、裏面に粘着剤が塗布されたシール表面にそれぞれ
印刷され、当該シールを各2Dコード301A、301
B、……ごとに対応したフロッピィディスク300A、
300B、……に貼付することにより、各2Dコード3
01A、301B、……をフロッピィディスク300
A、300B、……の表面に設けることができる。因み
に、2Dコード301A、301B、……をフロッピィ
ディスク300A、300B、……の表面に設ける方法
としては、シールに代えて、フロッピィディスク300
A、300B、……の表面に直接印刷するようにしても
良い。
【0130】パーソナルコンピュータ1(図1)は、C
CDカメラ23により撮像されビデオキャプチャ83の
VRAMに格納された1枚の画像のなかに含まれる複数
のフロッピィディスク300A、300B、……及びそ
の2Dコード301A、301B、……の画像データか
ら、各2Dコード301A、301B、……の2Dコー
ドIDを判別すると共に、撮像された画像のなかの、各
2Dコード301A、301B、……の位置情報に基づ
く処理を実行するようになされている。
【0131】すなわち、ユーザが操作キー4を操作する
ことによりHDD67のハードディスクに記憶されてい
るFAプログラムがCPU50によりRAM53に転送
され起動されると、CPU50はFAプログラムに従っ
て、図29及び図30に示す2Dコード301A、30
1B、……の取込み処理を実行開始する。
【0132】この2Dコード301A、301B、……
の取込み処理において、CPU50はステップSP11
から当該処理手順に入ると、続くステップSP12にお
いて2Dコード認識ソフトウエアを起動し、表示部3に
対して図31に示すような詳細設定ダイアログDL1を
表示する。この詳細設定ダイアログDL1の認識モード
切替選択画面において、ユーザは操作キー4又はジョグ
ダイヤル30を操作することによりマルチサーチモード
を選択すると、CPU50はステップSP14(図2
9)に移り、このとき2Dコードがすでに取り込まれて
いるか否かに応じた処理を行う。かかる初期設定におい
ては2Dコードは未だ取り込まれていないことにより、
CPU50はステップSP14からステップSP15に
移ってCCDカメラ23によって撮像される画像内に含
まれているすべての2Dコード301A、301B、…
…を認識する。
【0133】この場合、CPU50は図32に示すよう
に、CCDカメラ23によって撮像した画像(ファイン
ダ画面23A)を表示部3の液晶ディスプレイ21に表
示すると共に、当該画像内に含まれるすべての2Dコー
ド301A、301B、……を認識する。ここでは、C
PU50は各2Dコード301A、301B、……の四
隅のセルの表示上の座標に基づいて、各2Dコード30
1A、301B、……を所定の順番、例えばファインダ
画面23Aの左上から右下に向かう順番で、すべての2
Dコード301A、301B、……の認識を行う。
【0134】ステップSP15において表示画面上のす
べての2Dコード301A、301B、……の認識が終
わると、CPU50は続くステップSP16に移る。こ
こで、表示部3の液晶ディスプレイ21には、ファイン
ダ画面23Aと共にジョグダイヤルウインドウ360が
表示され、ユーザは当該ジョグダイヤルウインドウ36
0を見ながら、ジョグダイヤル30(図12)を矢印a
方向又は矢印b方向に回すことにより、CPU50はジ
ョグダイヤル30の回転に応じて選択する2Dコード3
01A、301B、……を順次切り換える。例えば、図
32のファインダ画面23Aにおいて、CPU50は初
期状態としてまず左上から右下までの2Dコード301
A、301B、……をすべて認識すると共に例えば左上
の2Dコード301Aを第1のコードとしてこれを選択
する(ステップSP15)。
【0135】そして、この状態においてユーザがジョグ
ダイヤル30を矢印a方向に回転させると、CPU50
はこれに応じてファインダ画面23A内の2Dコード3
01A、301B、……のうち、初期状態で選択されて
いる第1の2Dコード301Aの右の2Dコード301
B(右になければ下の左側から右側に亘つてスキャンし
て得られた最初の2Dコード)を選択する。また例えば
2Dコード301Bが選択されている状態において、ユ
ーザがジョグダイヤル30を矢印b方向に回転させる
と、CPU50はこれに応じてファインダ画面23A内
の2Dコード301A、301B、……のうち、このと
き選択されている2Dコード301Bの左の2Dコード
301A(左になければ上の右側から左側に亘つてスキ
ャンして得られた最初の2Dコード)を選択する。この
ように、CPU50はジョグダイヤル30の回転に応じ
て、順次選択する2Dコード301A、301B、……
を切り換えて行くようになされている。
【0136】従って、ステップSP15においてファイ
ンダ画面23A内のすべての2Dコード301A、30
1B、……が認識された初期状態において、第1の2D
コード301Aが認識されると、CPU50はステップ
SP16からステップSP18に移って、当該選択され
た2Dコード301Aの画像に対して、例えば図33に
示すように、赤い枠WRを付ける処理及びアニメーショ
ンANによる立体表現を行うと共に、選択されていない
他の2Dコード301B、301C、……の画像に対し
て、黄色い枠WYを付ける処理を行う。
【0137】これにより、ユーザはファインダ画面23
A上で現在選択されている2Dコード301Aと、選択
されていない他の認識済の2Dコード301B、301
C……を確認することができる。
【0138】そして、CPU50はステップSP19に
おいて、HDD67に予め登録されている2次元バーコ
ードデータベース(以下これを2Dコードデータベース
と呼ぶ)を検索する。2Dコードデータベースには、フ
ロッピィディスク300A、300B、……に貼付され
ている2Dコード301A、301B、……の各2Dコ
ードIDと、当該各2DコードIDに対応して、フロッ
ピィディスク300A、300B、……に関する、例え
ば、所有者の氏名、記録されている情報のタイトル、そ
の情報が記録された年月日などの情報(以下、これらを
まとめて、登録情報と呼ぶ)が記憶されている。
【0139】CPU50はステップSP19においてこ
のとき選択されている2Dコード301Aに対応する登
録情報を2Dコードデータベースから検索すると、続く
ステップSP20において、検索された登録情報REG
1(図33)を液晶ディスプレイ21にファインダ画面
23Aと共に表示する。
【0140】ユーザは表示された登録情報REG1を見
ることにより、2Dコード301Aによって対応付けら
れたフロッピィディスク300Aに関する情報を確認
し、当該フロッピィディスク300Aが所望とするフロ
ッピィディスクである場合には、ジョグダイヤル30を
矢印C(図13)方向に押圧操作する。これによりCP
U50はステップSP21(図29)からステップSP
22(図30)に移り、このとき選択されている2Dコ
ード301Aの関連ファイルがデータベースに登録され
ているか否かを判断する。ここで肯定結果が得られる
と、このことは2Dコード301Aに対応付けられたフ
ァイルが2Dコードデータベースに登録されていること
を表しており、このときCPU50はステップSP24
に移って、当該ファイルに登録されているプログラムを
起動する。
【0141】これに対してステップSP22において否
定結果が得られると、このことは2Dコード301Aに
対応付けられたファイルが見つからないことを表してお
り、このときCPU50はステップSP23に移って、
2Dコード設定ツールを起動する。この2Dコード設定
ツールを起動すると、表示部3の液晶ディスプレイ21
には、図34に示す設定ツールウインドウDL2が表示
される。この設定ツールウインドウDL2には、各2D
コードIDに対応つけられて登録されているファイル名
などの情報が一覧表示部LST1に表示されており、ユ
ーザは当該一覧表示部LST1のなかから所望とする2
Dコードのエントリを選択する。これによりCPU50
はユーザにより選択されたファイルを起動する。この実
施の形態の場合、2Dコードに対応付けられたファイル
として、例えば2Dコードが設けられているフロッピィ
ディスクに格納されている情報に関連付けられた画像
や、フロッピィディスク内に格納されている複数画像の
なかの代表的なインデックス画像が登録されており、選
択された2Dコードに対応付けられたファイルを起動す
ることにより、液晶ディスプレイ21には、これらの画
像が表示される。
【0142】因みに、上述のステップSP16において
否定結果が得られると、このことはCPU50が2Dコ
ードの選択を行い得なかったことを表しており、このと
きCPU50はステップSP17に移って、ファインダ
画面23Aに表示されたすべての2Dコード301A、
301B、……の画像に黄色い枠WYを付け、ステップ
SP25に移る。
【0143】ステップSP25において、CPU50は
ジョグダイヤル30が回されたか否かを判断する。ここ
で肯定結果が得られると、このことは初期状態において
第1の2Dコード301Aが選択されている状態(又は
いずれも選択されていない状態)において、ユーザがジ
ョグダイヤル30を回したことを表しており、このとき
CPU50はステップSP26に移って、このとき回さ
れたジョグダイヤル30の回転方向を検出する。
【0144】ここでジョグダイヤル30の回転方向が上
方向(図32について上述したジョグダイヤルウインド
ウ360の矢印a方向に対応する方向)である場合に
は、CPU50はステップSP27に移って、このとき
選択されている2Dコードの右の2Dコード(右にない
場合は下の左側から右側に向かってスキャンして得られ
た最初の2Dコード)を選択する。これに対してステッ
プSP26において、ジョグダイヤル30の回転方向が
下方向(図32について上述したジョグダイヤルウイン
ドウ360の矢印b方向に対応する方向)である場合に
は、CPU50はステップSP28に移って、このとき
選択されている2Dコードの左の2Dコード(左にない
場合は上の右側から左側に向かってスキャンして得られ
た最初の2Dコード)を選択する。
【0145】そして、CPU50は上述のステップSP
15に戻って、すべての2Dコード301A、301
B、……を認識した後、続くステップSP16から上述
の場合と同様にして、このとき選択されている2Dコー
ドについて、赤い枠WR及びアニメーションANの付加
や、選択された2Dコードに関連したファイルの起動と
いった処理を実行する。
【0146】かくして、ユーザはファインダ画面23A
に表示されている複数の2Dコード301A、301
B、……のなかから、所望の2Dコードをジョグダイヤ
ル30を回すことにより選択することができ、さらに選
択された2Dコードに対応付けられたファイルをジョグ
ダイヤル30の押圧操作により起動させることができ
る。
【0147】以上の構成において、パーソナルコンピュ
ータ1はCCDカメラ23を介して複数の2Dコード3
01A、301B、……を1枚の画像として撮像したと
き、FAプログラムを実行するCPU50は、当該1枚
の画像に収められた複数の2Dコード301A、301
B、……の画像データからこれらすべての2Dコード3
01A、301B、……を認識する。
【0148】このように、1枚の画像に収められたすべ
ての2Dコード301A、301B、……をCPU50
が認識することにより、これら複数の2Dコード301
A、301B、……はユーザによる選択対象となる。従
って、ユーザはファインダ画面23Aに表示された複数
の2Dコード301A、301B、……のなかから所望
とする2Dコードを例えばジョグダイヤル30の回転操
作により任意に選択することができる。
【0149】このときCPU50は、複数の2Dコード
301A、301B、……を同時に認識することができ
ることにより、ファインダ画面23A上の各2Dコード
301A、301B、……のうち、選択されていない2
Dコードに対して黄色い枠WRを付加すると共に、選択
された2Dコードの画像に対して、選択されていない他
の2Dコードに割り当てられる枠WYの色(黄色)とは
異なる色(赤色)の枠WRとアニメーションANを付加
し、選択されていない他の2Dコードとは区別した表示
を行うことができる。従って、ファインダ画面23Aで
は選択されている2Dコード及び選択されていない2D
コードがそれぞれ対応する色の枠で区別されて見易く表
示される。
【0150】以上の構成によれば、複数の2Dコード3
01A、301B、……を同時に認識し、これら複数の
2Dコード301A、301B、……から任意の2Dコ
ードを選択するようにしたことにより、ユーザはジョグ
ダイヤル30等の操作だけで容易に所望の2Dコードを
選択することができる。
【0151】従って、ユーザはフロッピィディスク30
0A、300B、……をCCDカメラ23で撮像してパ
ーソナルコンピュータ1に各2Dコード301A、30
1B、……を認識させるだけで、これらの2Dコード3
01A、301B、……に対応して登録されている登録
情報を表示部3の液晶ディスプレイ21に表示させるこ
とができ、容易に目的のフロッピィディスクを探し出す
ことができる。
【0152】なお上述の実施の形態においては、フロッ
ピィディスク300A、300B、……に2Dコード3
01A、301B、……を設ける場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばファイルバインダの
背表紙に2Dコードを印刷等の手法によって設け、その
ファイルの情報をデータベースに登録しておく場合にお
いても本発明を適用することができる。このようにすれ
ば、書類棚にファイルバインダを並べたままの状態でこ
れをCCDカメラ23により撮像することにより、ファ
イルバインダの中を確認することなく、ファイル画面2
3Aに表示された登録情報により各ファイルバインダの
内容を容易に確認することができる。
【0153】また上述の実施の形態においては、フロッ
ピィディスクやファイルバインダ等の情報格納手段に2
Dコードを設け、その内容を容易に確認するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
カタログショッピング等において各商品の説明や写真に
代えて2Dコードをカタログに印刷しておき、その商品
のホームページ(商品説明、オンラインショッピング
等)のURL(UniformResource Locator) を予めデー
タベースに登録するようにしても良い。このようにすれ
ば、カタログに印刷された複数の2Dコードをパーソナ
ルコンピュータ1に認識させることにより、ジョグダイ
ヤル30を回転操作するだけで、各2Dコードに対応し
たホームページを開くことができる。
【0154】また上述の実施の形態においては、ジョグ
ダイヤル30を用いて所望の2Dコードを選択する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、マウスなど
他の種々の操作手段を用いて選択するようにしても良
い。
【0155】また上述の実施の形態においては、HDD
67のハードディスクに記憶されているFAプログラム
に従ってCPU50がマルチサーチ処理を実行する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光記
録媒体や磁気記録媒体等、他の種々のプログラム格納媒
体に格納されたプログラムをRAM53にダウンロード
してマルチサーチ処理を実行するようにしても良い。
【0156】また上述の実施の形態においては、2次元
バーコードを用いる場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば一方向に識別バーが配列されたバー
コード等、他の種々の識別コードを用いることができ
る。
【0157】(3)2次元バーコードを用いたピックア
ップ処理 図27に示すように、パーソナルコンピュータ1は、 C
yberCode(商標)と呼ばれる2次元バーコード(以下、
これを2Dコードと呼ぶ)301A、301B、……を
付した認識対象である複数のフロッピィディスク300
A、300B、……をCCDカメラ23で撮像し、一度
に撮像された複数の2Dコード301A、301B、…
…のなかから、予め設定されている所望の2Dコードを
探し、その2Dコードに対応付けられている登録情報を
デーベースから検索するようになされている。
【0158】すなわち、ユーザが操作キー4を操作する
ことによりHDD67のハードディスクに記憶されてい
るFAプログラムがCPU50によりRAM53に転送
され起動されると、CPU50はFAプログラムに従っ
て、図35及び図36に示す2Dコード301A、30
1B、……の取込み処理を実行開始する。
【0159】この2Dコード301A、301B、……
の取込み処理において、CPU50はユーザの操作によ
り2Dコード認識ソフトウエアが選択されたとき、ステ
ップSP40から当該処理手順に入り、続くステップS
P41において2Dコード認識ソフトウエアを起動し、
表示部3に対して図37に示すような詳細設定ダイアロ
グDL1を表示する。この詳細設定ダイアログDL1の
認識モード切替選択画面において、ユーザは操作キー4
又はジョグダイヤル30を操作することによりピックア
ップモードを選択すると、CPU50はステップSP4
2(図35)に移り、ユーザによる2DコードIDの入
力を待ち受ける。ユーザが詳細設定ダイアログDL1の
エディットボックスEB1に、探し出そうとする2Dコ
ードのIDを入力すると、CPU50は続くステップS
P43に移って、探し出そうとする2DコードのIDを
RAM53に設定する。
【0160】また、これに対して当該取込み処理におい
て、CPU50はユーザの操作により2Dコード設定ツ
ールが選択されたとき、ステップSP48から当該処理
手順に入り、続くステップSP49において2Dコード
設定ツールを起動し、ステップSP50において表示部
3に設定ツールウインドウDL2(図34)を表示す
る。この設定ツールウインドウDL2には、各2Dコー
ドIDに対応つけられて登録されているファイル名など
の情報が一覧表示部LST1に表示されており、ユーザ
は当該一覧表示部LST1のなかから所望とする2Dコ
ードのエントリを選択し、ピックアップボタンBT1を
クリックする。
【0161】これにより、CPU50はステップSP4
3(図35)に移り、このとき選択された2Dコードを
探し出そうとする2DコードのIDをRAM53に設定
する。
【0162】そして、CPU50はステップSP44に
移り、CCDカメラ23によって撮像される画像内に含
まれているすべての2Dコード301A、301B、…
…を認識する。この場合、CPU50は図38に示すよ
うに、CCDカメラ23によって撮像した画像(ファイ
ンダ画面23A)を表示部3の液晶ディスプレイ21に
表示すると共に、当該画像内に含まれるすべての2Dコ
ード301A、301B、……を認識する。ここでは、
CPU50は各2Dコード301A、301B、……の
四隅のセルの表示上の座標に基づいて、各2Dコード3
01A、301B、……を所定の順番、例えばファイン
ダ画面23Aの左上から右下に向かう順番で、すべての
2Dコード301A、301B、……の認識を行う。
【0163】ステップSP44においてファインダ画面
23A内のすべての2Dコード301A、301B、…
…が認識された状態において、このとき設定されている
探し出そうとする2Dコード(例えば2Dコード301
A)が認識されると、CPU50はステップSP45か
らステップSP47に移って、当該設定された2Dコー
ドの画像に対して、例えば図38に示すように、赤い枠
WRを付ける処理及びアニメーションANによる立体表
現を行うと共に、選択されていない他の2Dコード30
1B、301C、……の画像に対して、黄色い枠WYを
付ける処理を行う。
【0164】これにより、ユーザはファインダ画面23
A上で現在選択されている2Dコード301Aと、選択
されていない他の認識済の2Dコード301B、301
C……を確認することができる。
【0165】そして、CPU50はステップSP51
(図36)において、HDD67に予め登録されている
2Dコードデータベースを検索する。2Dコードデータ
ベースには、フロッピィディスク300A、300B、
……に貼付されている2Dコード301A、301B、
……の各2DコードIDと、当該各2DコードIDに対
応して、フロッピィディスク300A、300B、……
に関する、例えば、所有者の氏名、記録されている情報
のタイトル、その情報が記録された年月日などの情報
(以下、これらをまとめて、登録情報と呼ぶ)が記憶さ
れている。
【0166】CPU50はステップSP51においてこ
のとき選択されている2Dコード301Aに対応する登
録情報を2Dコードデータベースから検索すると、続く
ステップSP52において、ジョグダイヤル30で「情
報を見る」が選択されるのを待ち受ける。この場合、液
晶ディスプレイ21にはファインダ画面23Aと共に図
39に示すジョグダイヤルガイド460が表示され、ユ
ーザは当該ジョグダイヤルガイド460に対応した方向
にジョグダイヤル30を回転操作することにより、「情
報を見る」や「起動する」といった項目を選択すること
ができる。
【0167】従って、ジョグダイヤル30の回転操作に
より「情報を見る」が選択されると、CPU50はステ
ップSP53に移って、このとき2Dコードデータベー
スから検索された登録情報REG1(図38)を液晶デ
ィスプレイ21にファインダ画面23Aと共に表示す
る。
【0168】ユーザは表示された登録情報REG1を見
ることにより、2Dコード301Aによって対応付けら
れたフロッピィディスク300Aに関する情報を確認
し、当該フロッピィディスク300Aが所望とするフロ
ッピィディスクである場合には、ジョグダイヤル30を
回転操作することにより「起動する」(図39)を選択
する。これによりCPU50はステップSP54からス
テップSP55に移り、このとき選択されている2Dコ
ード301Aの関連ファイルがデータベースに登録され
ているか否かを判断する。ここで肯定結果が得られる
と、このことは2Dコード301Aに対応付けられたフ
ァイルが2Dコードデータベースに登録されていること
を表しており、このときCPU50はステップSP56
に移って、当該ファイルに登録されているプログラムを
起動した後、上述のステップSP44に戻る。
【0169】これに対してステップSP55において否
定結果が得られると、このことは2Dコード301Aに
対応付けられたファイルが見つからないことを表してお
り、このときCPU50はステップSP57に移って、
2Dコード設定ツールを起動する。この2Dコード設定
ツールを起動すると、表示部3の液晶ディスプレイ21
には、図34について上述した設定ツールウインドウD
L2が表示される。この設定ツールウインドウDL2に
は、各2DコードIDに対応つけられて登録されている
ファイル名などの情報が一覧表示部LST1に表示され
ており、ユーザは当該一覧表示部LST1のなかから所
望とする2Dコードのエントリを選択する。これにより
CPU50はユーザにより選択されたファイルを起動し
た後、上述のステップSP44に戻る。
【0170】因みに、上述のステップSP45において
否定結果が得られると、このことはCPU50が2Dコ
ードの選択を行い得なかったことを表しており、このと
きCPU50はステップSP46に移って、ファインダ
画面23Aに表示されたすべての2Dコード301A、
301B、……の画像に黄色い枠WYを付け、ステップ
SP44に戻る。
【0171】CPU50はステップSP44に戻ると、
新たに取り込まれた画像に対して、当該画像内のすべて
の2Dコードを認識し、以下同様にしてこのとき設定さ
れている2Dコードを探し出し、その登録情報の表示や
プログラムの起動を行う。
【0172】かくして、ユーザが設定した所望とする2
DコードをCCDカメラ23によって撮像された画像の
なかから探し出し、当該探し出された2Dコードの登録
情報やこれに付随したプログラムを起動することができ
る。
【0173】以上の構成において、パーソナルコンピュ
ータ1はCCDカメラ23を介して複数の2Dコード3
01A、301B、……を1枚の画像として撮像したと
き、FAプログラムを実行するCPU50は、当該1枚
の画像に収められた複数の2Dコード301A、301
B、……の画像データからこれらすべての2Dコード3
01A、301B、……を認識し、当該認識された2D
コード301A、301B、……のなかから、予めユー
ザによって設定されている2Dコードを探し出す。
【0174】このように、1枚の画像に収められたすべ
ての2Dコード301A、301B、……をCPU50
が認識することにより、これら複数の2Dコード301
A、301B、……はユーザによって設定された2Dコ
ードの探索対象となる。
【0175】このときCPU50は、複数の2Dコード
301A、301B、……を同時に認識することができ
ることにより、ファインダ画面23A上の各2Dコード
301A、301B、……のうち、設定されていない2
Dコード(探索対象ではない2Dコード)に対して黄色
い枠WRを付加すると共に、選択された2Dコードの画
像に対して、選択されていない他の2Dコードに割り当
てられる枠WYの色(黄色)とは異なる色(赤色)の枠
WRとアニメーションANを付加し、選択されていない
他の2Dコードとは区別した表示を行うことができる。
従って、ファインダ画面23Aでは選択されている2D
コード及び選択されていない2Dコードがそれぞれ対応
する色の枠で区別されて見易く表示される。
【0176】従って、ユーザはファインダ画面23Aに
表示された複数の2Dコード301A、301B、……
のなかに所望とする2Dコードが存在するか否かを容易
に判断することができる。
【0177】1枚の画像のなかにユーザが設定した探索
対象である2Dコードが存在しない場合、ユーザは新た
な複数の2Dコードを撮像することにより、CPU50
は当該撮像された画像のなかから探索対象である2Dコ
ードを探索する。このようにCPU50は撮像画像のな
かから探索対象である2Dコードを識別すると共に、当
該識別された2Dコードの画像をその枠WRの色やアニ
メーションANによって他の2Dコードの画像と区別し
て表示できることにより、ユーザは各ファインダ画面2
3Aごとに表示される複数の2Dコードについて、所望
の2Dコードが存在するか否かを容易に判断することが
できる。
【0178】以上の構成によれば、複数の2Dコード3
01A、301B、……を同時に認識し、これら複数の
2Dコード301A、301B、……から予め設定され
た2Dコードを選択するようにしたことにより、ユーザ
は次々に新たな複数の2Dコードを撮像するだけで、容
易に所望の2Dコードを探索することができる。
【0179】なお上述の実施の形態においては、フロッ
ピィディスク300A、300B、……に2Dコード3
01A、301B、……を設ける場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばファイルバインダの
背表紙に2Dコードを印刷等の手法によって設け、その
ファイルの情報をデータベースに登録しておく場合にお
いても本発明を適用することができる。このようにすれ
ば、書類棚にファイルバインダを並べたままの状態でこ
れを複数単位でCCDカメラ23により順次撮像するこ
とにより、ファイルバインダの中を確認することなく、
容易に所望とするファイルバインダを探し出すことがで
きる。
【0180】また上述の実施の形態においては、フロッ
ピィディスクやファイルバインダ等の情報格納手段に2
Dコードを設け、その内容を容易に確認するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
カタログショッピング等において各商品の説明や写真に
代えて2Dコードをカタログに印刷しておき、その商品
のホームページ(商品説明、オンラインショッピング
等)のURL(UniformResource Locator) を予めデー
タベースに登録するようにしても良い。このようにすれ
ば、所望の商品に対応した2Dコードを設定した後、カ
タログに印刷された複数の2Dコードをパーソナルコン
ピュータ1で順次撮像することにより、容易に所望の商
品に対応したホームページを開くことができる。
【0181】また上述の実施の形態においては、ジョグ
ダイヤル30を用いて所望の2Dコードの登録情報の表
示やプログラムの起動を行う場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、マウスなど他の種々の操作手段を
用いるようにしても良い。
【0182】また上述の実施の形態においては、HDD
67のハードディスクに記憶されているFAプログラム
に従ってCPU50がピックアップ処理を実行する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光記
録媒体や磁気記録媒体等、他の種々のプログラム格納媒
体に格納されたプログラムをRAM53にダウンロード
してピックアップ処理を実行するようにしても良い。
【0183】また上述の実施の形態においては、2次元
バーコードを用いる場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば一方向に識別バーが配列されたバー
コード等、他の種々の識別コードを用いることができ
る。
【0184】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、画像デー
タに含まれる複数の識別コードを同時に認識するように
したことにより、当該認識された複数の識別コードのな
かから所望の探索対象に対応した識別コードを容易に探
し出すことができる。また、探索対象に対応した識別コ
ードを容易に探し出すことができることにより、当該識
別コードに基づいた処理を容易に実行し得る情報処理装
置及び情報処理方法並びにプログラム格納媒体を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジョグダイヤル付ノートブック型
パーソナルコンピュータの全体構成を示す略線図であ
る。
【図2】本体の左側面の構成を示す側面図である。
【図3】本体の後側面及び底面の構成を示す略線図であ
る。
【図4】本体に取り付けられているジョグダイヤルの外
観を示す略線図である。
【図5】ジョグダイヤルの全体構成を示す略線図であ
る。
【図6】接点取付基板の構成を示す略線図である。
【図7】ジョグダイヤルの内部構造(1)を示す略線的
断面図である。
【図8】ジョグダイヤルの内部構造(2)を示す略線的
断面図である。
【図9】ジョグダイヤルの装着状態を示す略線的断面図
である。
【図10】回転型エンコーダ部の動作の説明に供する略
線図である。
【図11】プッシュスイッチ部の動作の説明に供する略
線図である。
【図12】ジョグダイヤル付ノートブック型パーソナル
コンピュータの回路構成を示すブロック図である。
【図13】ジョグダイヤルの回転方向の検出の説明に供
するブロック図である。
【図14】回転検出部による回転方向の検出の説明に供
するパルス波形図である。
【図15】ジョグダイヤル状態監視プログラムに従って
行われるI/Oコントローラの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】アプリケーションソフトウェアの起動時及び
非起動時におけるジョグダイヤルの動作に応じた処理手
順を示すフローチャートである。
【図17】ジョグダイヤルメニューを示す略線図であ
る。
【図18】セレクタの移動(1)の説明に供する略線図
である。
【図19】セレクタの移動(2)の説明に供する略線図
である。
【図20】ジョグダイヤルの押圧操作に応じた「輝度」
に対するサブメニューを示す略線図である。
【図21】ジョグダイヤルの押圧操作に応じた「アプリ
ケーションの選択」に対するサブメニューを示す略線図
である。
【図22】地図画面を示す略線図である。
【図23】ジョグダイヤルの回転操作に応じた拡大表示
を示す略線図である。
【図24】編集画面を示す略線図である。
【図25】ジョグダイヤルの操作に応じた処理の割当手
順を示すフローチャートである。
【図26】ジョグダイヤルウィンドウを示す略線図であ
る。
【図27】パーソナルコンピュータ及び複数のフロッピ
ィディスクを示す斜視図である。
【図28】2Dコードの構成を示す略線的平面図であ
る。
【図29】マルチサーチモードの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図30】マルチサーチモードの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図31】詳細設定ダイアログの表示例を示す略線図で
ある。
【図32】撮影された複数の2Dコードの画像を示す略
線図である。
【図33】複数の2Dコードの識別表示例を示す略線図
である。
【図34】設定ツールの表示画面を示す略線図である。
【図35】ピックアップモードの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図36】ピックアップモードの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図37】詳細設定ダイアログの表示例を示す略線図で
ある。
【図38】ピックアップモードによる2Dコードの選択
状態を示す略線図である。
【図39】ピックアップモードにおけるジョグダイヤル
ガイドを示す略線図である。
【符号の説明】
1……ノート型パソコン、2……本体、3……表示部、
5……スティック式ポインティングデバイス、21……
液晶ディスプレイ、23……CCDカメラ、30……ジ
ョグダイヤル、50……CPU、53……RAM、67
……HDD、73……I/Oコントローラ、88……回
転検出部、218……円板状操作つまみ、300A、3
00B、300C……フロッピィディスク、301A、
301B、301C……2Dコード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末吉 隆彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5B020 DD05 FF61 5B072 CC16 CC21 DD02 DD23 5B075 PP03 PP05 PQ02 PQ46 5E501 AA02 AC33 BA05 CA02 CB09 DA15 EA03 EB05 FA13 FA46 FB13 FB43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の画像データから所定の識別コードを
    複数認識する認識手段と、 上記識別コードにそれぞれ対応する登録情報を記憶する
    記憶手段と、 上記認識手段により認識された上記複数の識別コードの
    なかからいずれか一つを選択する選択手段と、 上記選択手段により選択された識別コードに対応する登
    録情報を上記記憶手段に記憶されている登録情報のなか
    から検索し、当該検索された登録情報に基づく処理を実
    行する検索処理手段とを具えることを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】上記選択手段は、 回転操作に応じて上記複数の識別コードのなかの選択候
    補である一つを順次切り換える回転操作子と、 上記回転操作子の一方向への押圧操作により上記選択候
    補の識別コードを選択決定する押圧操作手段とを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記検索処理手段は、 上記検索された登録情報を所定の表示手段に表示するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】上記登録情報は所定のプログラムであり、 上記検索処理手段は、上記登録情報として検索されたプ
    ログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】所定の画像データから所定の識別コードを
    複数認識する認識ステップと、 上記認識ステップにより認識された上記複数の識別コー
    ドのなかから所定の選択手段による選択操作に応じてい
    ずれか一つを選択する選択ステップと、 上記選択ステップにより選択された識別コードに対応す
    る登録情報を所定の記憶手段に記憶されている登録情報
    のなかから検索し、当該検索された登録情報に基づく処
    理を実行する検索処理ステップとを具えることを特徴と
    する情報処理方法。
  6. 【請求項6】上記選択手段は、 回転操作に応じて上記複数の識別コードのなかの選択候
    補である一つを順次切り換える回転操作子と、 上記回転操作子の一方向への押圧操作により上記選択候
    補の識別コードを選択決定する押圧操作手段とを具える
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】上記検索処理ステップは、 上記検索された登録情報を所定の表示手段に表示するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】上記登録情報は所定のプログラムであり、 上記検索処理ステップは、上記登録情報として検索され
    たプログラムを起動することを特徴とする請求項5に記
    載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】所定の画像データから所定の識別コードを
    複数認識する認識ステップと、 上記認識ステップにより認識された上記複数の識別コー
    ドのなかから所定の選択手段による選択操作に応じてい
    ずれか一つを選択する選択ステップと、 上記選択ステップにより選択された識別コードに対応す
    る登録情報を所定の記憶手段に記憶されている登録情報
    のなかから検索し、当該検索された登録情報に基づく処
    理を実行する検索処理ステップとを含むことを特徴とす
    るプログラムを情報処理装置に実行させるプログラム格
    納媒体。
  10. 【請求項10】上記選択手段は、 回転操作に応じて上記複数の識別コードのなかの選択候
    補である一つを順次切り換える回転操作子と、 上記回転操作子の一方向への押圧操作により上記選択候
    補の識別コードを選択決定する押圧操作手段とを具える
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム格納媒
    体。
  11. 【請求項11】上記検索処理ステップは、 上記検索された登録情報を所定の表示手段に表示するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のプログラム格納媒体。
  12. 【請求項12】上記登録情報は所定のプログラムであ
    り、 上記検索処理ステップは、上記登録情報として検索され
    たプログラムを起動することを特徴とする請求項9に記
    載のプログラム格納媒体。
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