JP2001075722A - 情報入力装置の制御装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

情報入力装置の制御装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JP2001075722A
JP2001075722A JP24676999A JP24676999A JP2001075722A JP 2001075722 A JP2001075722 A JP 2001075722A JP 24676999 A JP24676999 A JP 24676999A JP 24676999 A JP24676999 A JP 24676999A JP 2001075722 A JP2001075722 A JP 2001075722A
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input device
area
control device
collision risk
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JP24676999A
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English (en)
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Masakazu Fujiki
真和 藤木
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Mixed Reality Systems Laboratory Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 情報入力装置の移動する空間に任意の数の物
体が存在していたとき、情報入力装置をその物体と衝突
させずに素早く移動させること。 【解決手段】カメラ2404の初期パラメータ(移動速
度、減速時の加速度)の初期化後(ステップS210
1)),衝突危険領域データの作成を行い(ステップS
2102),操作デバイスの設定値に基づいてカメラ2
404を移動させ、カメラ2404の速度を算出し(ス
テップS2105),衝突危険領域データを参照して
(ステップS2106),衝突危険領域2402にある
か否かを判定して(ステップS2108)、領域内なら
ばカメラ2404の動きを停止し(ステップS211
1)、復帰処理を行って領域外へと移動させるコマンド
を発行する(ステップS2112)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも一つの物
体との衝突を避ける機能を持った情報入力装置の制御装
置及びその制御方法並びに記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】情報入力装置の移動する空間に少なくと
も一つの物体が存在していたとき、情報入力装置をその
物体と衝突させずに素早く移動する事が困難だった。
【本発明が解決しようとしている課題】本発明の目的
は、少なくとも一つの物体があって、物体との衝突を避
ける機能を持ち、かつ任意の速度を持つ情報入力装置の
制御装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提案するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の情報入力装置の制御装置は以下の
ような構成を備える。すなわち、少なくとも一つの物体
との衝突を避ける機能を持った任意の速度を持つ情報入
力装置の制御装置であって、前記情報入力装置の前記物
体に対する衝突危険領域を前記情報入力装置の移動可能
な領域に基づいて設定する設定手段と、前記情報入力装
置が前記設定手段により求められた前記衝突危険領域に
含まれているか否かを判定する判定手段とを備える。
【0003】この構成により、ユーザは前記物体との衝
突を心配することなく任意の速度で前記情報入力装置の
制御装置を操作することができる。
【0004】更に請求項1に記載の情報入力装置の制御
装置は請求項2に記載された以下の構成を更に持つ。
【0005】前記情報入力装置の制御装置はユーザの身
近にポインティングデバイスなどを設置することで遠隔
操作できる操作手段を更に備える。その結果、ユーザは
直感的に遠隔の情報入力装置の制御装置を操作すること
ができる。
【0006】更に請求項1に記載の情報入力装置の制御
装置は請求項3に記載された以下の特徴を持つ。すなわ
ち、前記情報入力装置はユーザが操作するカメラである
ことを特徴とする。つまり、情報入力装置はカメラであ
ることが望ましい。
【0007】更に請求項1に記載の情報入力装置の制御
装置は請求項4に記載された以下の特徴を持つ。すなわ
ち、前記物体は静止していることを特徴とする。つま
り、物体は静止している物体であることが望ましい。
【0008】更に請求項1又は2に記載の情報入力装置
の制御装置は請求項5に記載された以下の特徴を持つ。
すなわち、前記情報入力装置の制御装置は、予め移動で
きない領域を定量化することで、前記操作手段を限定す
る限定手段を更に有することを特徴とする。その結果、
ユーザは移動不可能な領域を気にすることなく、情報入
力装置の制御装置を操作できる。
【0009】更に請求項1に記載の情報入力装置の制御
装置は請求項6に記載された以下の特徴を持つ。すなわ
ち、前記設定手段は、前記情報入力装置の移動速度、減
速時の加速度に基づいて減速開始から停止までに進むと
予想される距離を求め、その結果にオフセットを付加し
た値を前記物体の存在する領域の周囲に加えた領域を衝
突危険領域とすることを特徴とする。その結果、算出さ
れた衝突危険領域内に情報入力装置が入ってきたときに
予め設定された加速度で減速すれば、前記物体に情報入
力装置が衝突することはない。
【0010】更に請求項1又は6に記載された情報入力
装置の制御装置は請求項7に記載された以下の特徴を持
つ。すなわち、前記情報入力装置の移動速度及び減速時
の加速度はいずれも任意であることを特徴とする。その
結果、情報入力装置の移動に関するユーザの所望のパラ
メータを設定することができる。
【0011】更に請求項1又は6に記載の情報入力装置
の制御装置は請求項8に記載された以下の特徴を持つ。
すなわち、前記設定手段は、抽出した前記物体の輪郭に
前記設定手段で求めた前記衝突危険領域を付加し、複数
の前記衝突危険領域が重なった場合、重複した領域をも
との領域から取り除き、そこに新しい衝突危険領域を追
加することを特徴とする。その結果、衝突危険領域が重
複することなく、無駄の無い衝突危険領域を作成するこ
とができる。
【0012】更に請求項1又は8に記載の情報入力装置
の制御装置は請求項9に記載された以下の特徴を持つ。
【0013】前記衝突危険領域は凸領域に分解される事
を特徴とする。その結果、前記判定手段において、これ
は前記判定手段での処理を凹領域を対象にしたときに比
べて簡易化することになる。
【0014】更に請求項1又は8又は9に記載の情報入
力装置の制御装置は請求項10に記載された特徴を持
つ。すなわち、更に、前記衝突危険領域の分解後のすべ
ての前記衝突危険領域に対して前記衝突危険領域を構成
するエッジの直線を示す方程式を求めることを特徴とす
る。このことにより、前記判定手段においてこの方程式
を使って情報入力装置の衝突危険領域に対する内外判定
を行うことができる。
【0015】更に請求項10に記載の情報入力装置の制
御装置は請求項11に記載された特徴を持つ。すなわ
ち、前記判定手段は、前記衝突危険領域に前記情報入力
装置の座標を前記方程式に代入して計算し、すべての計
算結果が正の値となる前記衝突領域内に前記情報入力装
置が存在すると判断することを特徴とする。つまり、こ
の計算及びこの計算結果を判定手段として用いることが
好ましい。
【0016】更に請求項1に記載の情報入力装置の制御
装置は請求項12に記載された特徴を持つ。すなわち前
記情報入力装置が前記衝突危険領域に含まれていると判
定されたときには前記情報入力装置を前記衝突危険領域
の外側に移動させて復帰させる復帰手段を更に有する事
を特徴とする。その結果、衝突危険領域に移動体が入っ
たとしても適切に状態を復帰させることができる。
【0017】更に請求項12に記載の情報入力装置の制
御装置は請求項13に記載された特徴を持つ。すなわ
ち、前記復帰手段は、前記情報入力装置を前記衝突危険
領域の外に移動させ、ユーザによる次の操作を可能な状
態にすることを特徴とする。その結果、ユーザは情報入
力装置を危険衝突領域内に入れてしまっても、その後の
作業を続けることができる。
【0018】本発明の目的を達成するために請求項14
に記載の情報入力装置の制御装置の制御方法は以下のよ
うな構成を備える。すなわち、少なくとも一つの物体と
の衝突を避ける機能を持った任意の速度を持つ情報入力
装置の制御装置の制御方法であって、前記情報入力装置
の前記物体に対する衝突危険領域を前記情報入力装置の
移動可能な領域に基づいて設定する設定工程と、前記情
報入力装置が前記設定工程により求められた前記衝突危
険領域に含まれているか否かを判定する判定工程とを備
える。
【0019】この構成により、ユーザは前記物体との衝
突を心配することなく任意の速度で前記情報入力装置の
制御装置を操作することができる。
【0020】本発明の目的を達成するために請求項15
に記載された情報入力装置の制御装置の制御を行うプロ
グラムコードを格納する記憶媒体は以下のような構成を
持ったプログラムコードを備える。すなわち、前記情報
入力装置の前記物体に対する衝突危険領域を前記情報入
力装置の移動可能な領域に基づいて設定する設定処理モ
ジュールと、前記情報入力装置が前記設定処理モジュー
ルにより求められた前記衝突危険領域に含まれているか
否かを判定する判定処理モジュールとを持つプログラム
コードを備える。
【0021】この構成を持ったプログラムコードを格納
する記憶媒体は、その内容をコンピュータに読み込ませ
ることで各処理モジュールに対応した制御を行う。
【発明の実施形態】以下、添付図面に従って本発明に係
り、複合現実感システムに適応した実施形態を説明す
る。なお、以下の実施形態では物体との衝突を未然に防
ぐ遠隔操作カメラを例として説明する。 (第1の実施形態)本実施形態ではカメラの移動方向を
制限しない場合の情報入力装置の制御装置を扱う。
【0022】図4は本実施形態の構成を示した図であ
る。
【0023】2401は静止した物体の形状をカメラの
操作面(X−Y平面)に投影したシルエット、2402
は衝突危険領域、2403はカメラの速度、減速時の加
速度から算出されたマージン、2404はカメラ、24
05はカメラの移動できる最大の平面である。
【0024】図2は、本実施形態で用いるカメラ240
4の制御を説明する図である。2201はデバイスデー
タ処理部で、ユーザの身近に設定されており、ユーザが
直感的にカメラ2404を操作することができる図不示
のジョイスティックなどの入力デバイスの設定値をもと
に、カメラ制御のためのコマンド列を生成し、2202
はカメラ制御コマンド(移動、停止等)をカメラ240
4に送るとともに、カメラ2404からの応答メッセー
ジ(コマンド受け取り確認、エラーメッセージ等)を解
釈する。2203は復帰処理部で、衝突危険領域240
2内に進入したカメラ2404を領域外に移動させるた
めのカメラ制御コマンド列を生成し、2204は領域判
定部で、カメラ2404の位置、姿勢データをもとに、
カメラ2404が衝突危険領域2402内にあるか否か
を判定する。2205は衝突危険領域データ管理部で、
カメラ2404の現在の移動速度に適合した衝突危険領
域2402のデータを衝突判定部2204に送る。22
06は位置、姿勢データ入力部で、カメラ2404の位
置、姿勢のデータを位置、姿勢計測装置から読み込み、
2207は速度演算部で、カメラ2404の位置、姿勢
データからカメラ2404の現在の速度を算出する。な
お、カメラ2404の移動速度は0から最高速度までを
等分に離散的に選択できるものとする。又2207の速
度演算部は他のパラーメータを用いて速度を算出しても
よい。つまり、カメラ2404の速度は前記のとうり速
度0から最高速度までを離散的に選択できるので、速度
の離散化の際の分割数Nと最高速度Vより、離散化され
た第n段階におけるカメラ2404の速度はV・n/N
と算出される。
【0025】図1はカメラ2404の制御のフローチャ
ートである。
【0026】まずカメラ2404の初期パラメータ(移
動速度、減速時の加速度)の初期化を行う(ステップS
2101))。そして、衝突危険領域データの作成を行
う(ステップS2102)。次に、図不示の操作デバイ
スの設定値を読み取り(ステップS2103)、その設
定値に基づいてカメラ2404を移動させる。そしてカ
メラ2404の位置を参照し(ステップS2104)、
カメラ2404の速度を算出する(ステップS210
5)。次に衝突危険領域データを参照する(ステップS
2106)。具体的にはカメラ2404とどの衝突危険
領域2402との計算を行うか等の領域判定処理の前処
理的な処理を行い、次に領域判定処理を行う(ステップ
S2107)。カメラ2404の現在位置が衝突危険領
域2402にあるか否かを判定して(ステップS210
8)、領域内ならばカメラ2404の動きを停止して
(ステップS2111)、復帰処理を行ってカメラ24
04を領域外へと移動させるコマンドを発行する(ステ
ップS2112)。そして制御終了するか否かを判断し
て、終了するのであれば、カメラ2404を停止して終
了する。制御終了しないのであればカメラ2404の制
御コマンドを処理することでカメラ2404を制御し、
操作デバイスの設定値の読み取りまで戻る。
【0027】なお本実施形態では衝突危険領域2402
の算出において最初に初期化されたカメラ2404の初
期パラメータを使用したので、カメラ2404の操作の
途中でカメラ2404の速度の変更は衝突危険領域24
02の再算出が必要なためできない。そこで衝突危険領
域2402のデータ作成のステップ(ステップS210
2)のところでは後述で述べる方法で物体2401の輪
郭データを作成しておき、カメラ2404の速度は算出
されているので(ステップS2105において)、衝突
危険領域データの参照のステップ(ステップS210
6)の直前で、カメラ2404の速度に基づいて衝突危
険領域2402を算出する。このようにすることで、カ
メラ2404の操作の途中でカメラ2404の速度変更
に応じて衝突危険領域2402を変更することができ
る。又予めすべての段階の速度に対する衝突危険領域2
402を計算しておいて各段階毎にデータを保持する方
法もある。その場合には現在設定されているカメラの速
度に基づいてステップS2106の衝突危険領域240
2の参照で対応する衝突危険領域2402のデータを参
照する。
【0028】図3に衝突危険領域データを作成するサブ
ルーチン(ステップS2102)の中身を示す。
【0029】まず各物体2401を設定された投影面2
405に映してシルエット2401を作成する(ステッ
プS2301)。そして前記シルエット2401の輪郭
を抽出し(ステップS2302)、初期化されたカメラ
2404の速度、減速時の加速度に基づいてマージン2
403を算出し(ステップS2303)、算出結果であ
るマージン2403を先ほど抽出したシルエット240
1の輪郭に付加する(ステップS2304)。次に重複
した領域の処理であるが、重複した領域はもとの領域か
ら切り取り、新たにそこに衝突危険領域2402を設定
する(ステップS2305)。そして全衝突危険領域2
402をチェックして図5(a)、(b)に示すように
凸領域の分解する(ステップS2306)。これはカメ
ラ2404の衝突危険領域2402に対する内外関係の
判定計算を凹領域の場合と比べて簡易化するためであ
る。そして最後に各衝突危険領域2402の輪郭を表す
直線の方程式をエッジ毎に求める(ステップS230
7)。この計算は具体的な例としては、直線の傾き、バ
イアスを求める等を行う。
【0030】ここでマージン2403を算出する方法に
ついて説明する。カメラ2404に速度域(速度0から
最高速度V)を複数段階に等分割し、それぞれについ
てマージン2403を設定する。全N段階のうち第n段
階のカメラ2404の速度域はV・(n−1)/Nよ
り大きく、V・n/N以下なので、第n段階において
の最高速度V・n/Nを採用してカメラ2404の減
速時の加速度をAとすると、第n段階におけるマージ
ン2402M(n)は以下の式により算出される。
【0031】
【数1】M(n)=(V ×(n+d))/(2×
×N) すなわち
【数1】で算出されるマージン2402は、第n段階に
おける最高速度V+αから加速度Aで減速し、速度
が0になるまでにカメラ2404が進んだ距離に等し
い。なお
【数1】におけるdはカメラ2404が現段階の最高速
度で移動していた場合に物体2401との衝突を防ぐた
めのオフセットに相当するもので、値は1未満とする。
【0032】図6はシルエット2401にマージン24
03を付加され、凸領域に分解した各領域と、各領域の
各エッジを示す方程式を示した図である。
【0033】領域iに関して各エッジに対応した方程式
は以下の4つの方程式がある。
【0034】
【数2】a11x+b11y+c11=0 a11x+b11y+c11>0がエッジよりy軸マイ
ナス側の領域を表すとする。
【0035】
【数3】a12x+b12y+c12=0 a12x+b12y+c12>0がエッジよりx軸マイ
ナス側の領域を表すとする。
【0036】
【数4】a13x+b13y+c13=0 a13x+b13y+c13>0がエッジよりy軸プラ
ス側の領域を表すとする。
【0037】
【数5】a14x+b14y+c14=0 a14x+b14y+c14>0がエッジよりx軸プラ
ス側の領域を表すとする。カメラのX−Y平面内の座標
を(CX、CY)とすると、前記の4つの方程式のx、
yにそれぞれCX、CYを代入し、格式の左辺が前記の
4つの方程式において正の値であった場合、カメラの座
標(CX,CY)は前記の4つの方程式の意味する直線
に囲まれた領域内に存在することになり、結果としてカ
メラは領域iの内部に存在することになる。逆に前記4
つの方程式のx、yに(CX、CY)を代入の結果、左
辺が正の値を示さない方程式が一つでもあれば、カメラ
は領域iの内部には存在しないことになる。このことは
領域iiにおいても同じ事であり、一般的には前記の領
域の内外判定法はエッジの数にはよらないので、一般的
な凸領域の内外判定にも使用できる。
【0038】図7は前記復帰処理のフローチャートであ
る。
【0039】なお図中のprev(v)は前回の速度V
の設定値を表す。
【0040】現在の状態としては、衝突危険領域240
2の中にカメラ2404が進入している。
【0041】よって、まずカメラ2404を領域外に移
動させる速度を算出する(ステップS2701)。すな
わち、カメラ2404の衝突危険領域2402進入後の
移動方向を進入前と180度逆にさせることで、進入時
の移動経路を逆にたどって、衝突危険領域2402の外
にカメラ2404を移動させることができる。そして前
記算出された衝突危険領域外への移動速度に基づき、速
度指定ドライブ命令を制御コマンド処理部からカメラ2
404に発行して(ステップS2702)、カメラを移
動させ(ステップS2703)、同時にカメラ2404
の位置を参照する(ステップS2704)。そしてカメ
ラ2404の衝突危険領域2402に対する内外判定処
理を行い(ステップS2705)、カメラ2404の現
在位置が衝突危険領域内にあるか否かの分岐処理を行い
(ステップS2706)、なかったらカメラ2404を
停止し(ステップS2707)、カメラ2404の復帰
処理を終了する。もしあったら、ステップS2703に
戻って更にカメラ2404の移動を行う。 (第2の実施形態)本実施形態ではカメラ2404の移
動方向を制限する場合の情報入力装置の制御装置を扱
う。具体的には移動可能な方向を定量化し、図不示の入
力デバイスからの指示を前記の定量化されたデータに基
づき修正する。
【0042】図8はカメラの移動方向に制限のある場合
の情報入力装置の制御装置のフローチャートである。
【0043】ステップS2801、ステップS2802
については移動方向制限をしない場合の情報入力装置の
制御装置と同じ処理である。そして予め作成しておいた
移動方向制限領域のデータを読み込む(ステップS28
03)。そしてまたステップS2804からステップS
2809及びステップS2812,ステップS2813
まで移動方向制限をしない場合の情報入力装置の制御装
置と同じ処理である。ステップS2810で制御終了す
るか判断し、終了ならばこれも移動方向制限をしない場
合の情報入力装置の制御装置の処理と同じである。しか
し制御終了しない場合にはカメラ2404が移動方向制
限領域内に存在しているか否かを判断し(ステップS2
814)、前記移動方向制限領域内に存在していなけれ
ばこれまでに発行したカメラ2404の制御コマンドを
処理し(ステップS2816)、存在していれば移動方
向設定を行う(ステップS2815)。なお、移動方向
制限領域の表現と判定は、衝突危険領域の場合と同様に
して可能である。
【0044】具体的に移動方向制御について数式と図9
を用いて説明する。
【0045】図9はカメラ2404の移動について示し
た図である。
【0046】カメラ2404の移動方向を制限する場
合、移動方向をZ軸周りの回転角θにより表し、図不示
の入力デバイスからX軸、Y軸方向の移動速度を制御す
る変数をそれぞれax、ay(0≦ax≦1,0≦ay
≦1)とすると、制限後のax’、ay’は以下の式で
表される。
【0047】
【数6】ax’=L(ax,ay)cosθ
【数7】ay’=L(ax,ay)sinθ
【数8】但し、 L(a,b)=√(a×a+b×b) (√(a×a+b×b)≦1のとき) =1 (√(a×a+b×b)>1のとき) 数6,7,8より、Z軸周りの回転角θに制限をつけ、
制御することによって、ユーザの所望の方向に最高速度
を1とした図9に示す速度ベクトル(ax’、ay’)
を作成することができる。そして作成したax’,a
y’を用いて各X,Y軸方向の速度vx、vyは以下の
ように算出される。
【0048】
【数9】vx=V×ax’
【数10】vy=V×ay’ 数6,7,8により制御されたカメラ2404の移動速
度の最高速度を1とした移動方向ベクトルを得ることが
できたので、数9,10によりそれぞれ各々に最高速度
をかけることで、カメラ2404の移動方向と移動速度
が決まる。
【0049】なお、カメラの移動に関する制限を表す方
法は他にもあり、上記に示した方法だけではない。
【0050】なお、第1の実施形態及び第2の実施形態
は仮想現実感システムにも適用は充分に可能である。つ
まり、物体を仮想空間における物体に、カメラ2404
を仮想空間におけるユーザの視点の位置と対応させるこ
とで、ユーザの視点位置の速度に伴って、仮想空間の物
体との衝突を防ぐ装置にも適応できることは明らかであ
る。
【0051】また第1または第2の実施形態で用いた情
報入力装置の制御装置の各種フローチャートに係るプロ
グラムは外部からの供給であってもかまわない。そして
その外部からプログラムコードを供給するための記憶媒
体はその内容をコンピュータに読み込ませることによ
り、本実施形態の機能を実現することができるため、こ
のプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成
することになる。
【発明の効果】任意の数の物体があって、物体との衝突
を避ける機能を持つ任意の速度を持つ情報入力装置の制
御装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提案すること
により、情報入力装置の移動する空間に任意の数の物体
が存在していたとき、情報入力装置をその物体と衝突さ
せずに素早く移動する事を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの制御のフローチャートである。
【図2】第1の実施形態で用いるカメラの制御を説明す
る図である
【図3】衝突危険領域データを作成するサブルーチンの
フローチャートである。
【図4】第1の実施形態の構成を示した図である。
【図5】衝突危険領域の凸領域への分割について説明し
た図である。
【図6】凸領域に分解した各領域と、各領域の各エッジ
を示す方程式を示した図である。
【図7】前記復帰処理のフローチャートである。
【図8】カメラの移動方向に制限のある場合の情報入力
装置の制御装置のフローチャートである。
【図9】カメラの移動について示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 G05D 1/02 S // G05D 1/02 G06F 15/62 380 Fターム(参考) 5B057 AA20 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC03 CE08 CH08 CH20 DA07 DB02 DB09 DC02 DC08 DC16 5B087 AA00 AB09 BC12 BC13 BC26 DD03 DJ01 5C054 AA01 CF05 CG01 FC12 FC13 FC14 FF05 HA03 HA29 HA30 5H180 AA28 CC04 LL01 LL09 5H301 AA01 AA10 BB20 CC03 CC06 DD01 DD06 GG09 JJ01 KK08 LL01 LL07 LL08 LL12 LL15

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの物体との衝突を避ける
    機能を持った任意の速度を持つ情報入力装置の制御装置
    であって、 前記情報入力装置の前記物体に対する衝突危険領域を前
    記情報入力装置の移動可能な領域に基づいて設定する設
    定手段と、 前記情報入力装置が前記設定手段により求められた前記
    衝突危険領域に含まれているか否かを判定する判定手段
    とを持つことを特徴とする情報入力装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記情報入力装置の制御装置は、 ユーザの身近に設置することで遠隔操作できるポインテ
    ィングデバイスを含む操作手段を更に有することを特徴
    とする請求項1に記載の情報入力装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記情報入力装置はユーザが操作するカ
    メラであることを特徴とする請求項1に記載の情報入力
    装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記物体は静止していることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報入力装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記情報入力装置の制御装置は、予め移
    動できない領域を定量化することで、前記操作手段を限
    定する限定手段を更に有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の情報入力装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記情報入力装置の移
    動速度、減速時の加速度に基づいて減速開始から停止ま
    でに進むと予想される距離を求め、その結果にオフセッ
    トを付加した値を前記物体の存在する領域の周囲に加え
    た領域を衝突危険領域とすることを特徴とする請求項1
    に記載の情報入力装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記情報入力装置の移動速度及び減速時
    の加速度はいずれも任意であることを特徴とする請求項
    1又は6に記載の情報入力装置の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、抽出した前記物体の輪
    郭に前記設定手段で求めた前記衝突危険領域を付加し、
    複数の前記衝突危険領域が重なった場合、重複した領域
    をもとの領域から取り除き、そこに新しい衝突危険領域
    を追加することを特徴とする請求項1又は6に記載の情
    報入力装置の制御装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記衝突危険領域は凸領域に分解
    される事を特徴とする請求項1又は8に記載の情報入力
    装置の制御装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記衝突危険領域の分解後の
    すべての前記衝突危険領域に対して前記衝突危険領域を
    構成するエッジの直線を示す方程式を求めることを特徴
    とする請求項1又は8又は9に記載の情報入力装置の制
    御装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記衝突危険領域に
    前記情報入力装置の座標を前記方程式に代入して計算
    し、すべての計算結果が正の値となる前記衝突領域内に
    前記情報入力装置が存在すると判断することを特徴とす
    る請求項10に記載の情報入力装置の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記情報入力装置が前記衝突危険領域
    に含まれていると判定されたときには前記情報入力装置
    を前記衝突危険領域の外側に移動させて復帰させる復帰
    手段を更に有する事を特徴とする請求項1に記載の情報
    入力装置の制御装置。
  13. 【請求項13】 前記復帰手段は、前記情報入力装置を
    前記衝突危険領域の外に移動させ、ユーザによる次の操
    作を可能な状態にすることを特徴とする請求項12に記
    載の情報入力装置の制御装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの物体との衝突を避け
    る機能を持つ任意の速度を持つ情報入力装置の制御装置
    の制御方法であって、 前記情報入力装置の前記物体に対する衝突危険領域を前
    記情報入力装置の移動可能な領域に基づいて設定する設
    定工程と、 前記情報入力装置が前記設定工程により求められた前記
    衝突危険領域に含まれているか否かを判定する判定工程
    とを持つことを特徴とする情報入力装置の制御装置の制
    御方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つの物体との衝突を避け
    る機能を持つ任意の速度を持つ情報入力装置の制御装置
    の制御を行うプログラムコードを格納する記憶媒体であ
    って、 前記プログラムコードは、 前記情報入力装置の前記物体に対する衝突危険領域を前
    記情報入力装置の移動可能な領域に基づいて設定する設
    定処理モジュールと、 前記情報入力装置が前記設定処理モジュールにより求め
    られた前記衝突危険領域に含まれているか否かを判定す
    る判定処理モジュールとを含むことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009217330A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Toyota Motor Corp 移動ロボットシステム及びその制御方法
JP2009259204A (ja) * 2008-03-28 2009-11-05 Mitsubishi Space Software Kk 走行制御装置及び走行制御方法及びプログラム
JP2010074327A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮影ショット制御装置、協調撮影システム及びそのプログラム
JP2020018791A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 株式会社コーエーテクモゲームス 情報処理装置、配置方法及び配置プログラム

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