JP2001074282A - 湿度調節装置 - Google Patents
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Abstract
湿度調節装置を提供する。 【解決手段】 水蒸気分離部(10)を密閉容器状に形成
し、その内部を透湿膜(11)で仕切って低圧空間(12)
を減圧状態とする。分離側空間(13)に室内空気を導入
し、室内空気中の水蒸気を低圧空間(12)へ移動させて
室内空気を除湿する。低圧空間(12)の水蒸気は、圧縮
機(50)に吸引される。圧縮機(50)は、吸引した水蒸
気を圧縮して昇圧させる。水蒸気放出部(30)を容器状
に形成し、その内部には透湿膜(31)によって水蒸気空
間(32)を区画する。圧縮機(50)で昇圧された水蒸気
は、この水蒸気空間(32)へ導入される。水蒸気空間
(32)の水蒸気は、透湿膜(31)を透過して放出側空間
(33)へ移動し、室外空気に放出される。
Description
湿を行う湿度調節装置に関する。
報に開示されているように、水蒸気を冷媒として用い、
水蒸気の相変化を利用して冷房及び暖房を行うヒートポ
ンプが知られている。
4〜5mmHg程度)に保持された真空容器内に給水して蒸
発させ、冷熱を生成する。生成した水蒸気は、圧縮機に
よって昇圧され、例えば35〜40mmHg程度となる。上
記ヒートポンプは、この昇圧された水蒸気を凝縮させ、
温熱を生成する。そして、水蒸気の蒸発によって生成し
た冷熱や凝縮によって生成した温熱を利用して室内空気
の温度調節を行うようにしている。
よりも圧力が低い水蒸気を用い、この水蒸気の昇圧行程
を伴うサイクルによって冷熱又は温熱の生成を行うもの
は、従来より提案されている。ところが、上記のサイク
ルを利用して湿度の調節を行うものについての提案はな
されておらず、上記サイクルを用いた新たな湿度調節装
置の出現が望まれていた。
であり、その目的とするところは、水蒸気の昇圧行程を
伴うサイクルを利用した湿度調節装置を提供することに
ある。
決手段は、湿度調節装置を対象とするものである。そし
て、水蒸気を透過させる透湿膜(11)により区画され且
つ所定の減圧状態とされた低圧空間(12)を有し、上記
透湿膜(11)における低圧空間(12)と反対側の表面を
空気と接触させて該空気中の水蒸気を低圧空間(12)へ
移動させる水蒸気分離部(10)と、上記低圧空間(12)
から水蒸気を吸引し、昇圧させて排出する昇圧手段
(5)とを設けるものである。
節装置を対象とするものである。そして、水蒸気を透過
させる透湿膜(11)により区画され且つ所定の減圧状態
とされた低圧空間(12)を有し、上記透湿膜(11)にお
ける低圧空間(12)と反対側の表面を第1の空気と接触
させて該第1の空気中の水蒸気を低圧空間(12)へ移動
させる水蒸気分離部(10)と、上記低圧空間(12)から
水蒸気を吸引し、昇圧させて排出する昇圧手段(5)
と、水蒸気を透過させる透湿膜(31)により区画され且
つ昇圧手段(5)で昇圧された水蒸気が導入される水蒸
気空間(32)を有すると共に、上記透湿膜(31)におけ
る水蒸気空間(32)と反対側の表面を第2の空気と接触
させて水蒸気空間(32)の水蒸気を第2の空気へ放出す
る水蒸気放出部(30)を設けるものである。
1又は第2の解決手段において、水蒸気分離部(10)に
おける水蒸気の移動によって空気の除湿を行うように構
成されるものである。
1又は第2の解決手段において、昇圧手段(5)によっ
て昇圧された水蒸気を利用して空気の加湿を行うように
構成されるものである。
1の解決手段において、水蒸気を透過させる透湿膜(4
1)により区画され且つ昇圧手段(5)で昇圧された水蒸
気が導入される水蒸気空間(42)を有すると共に、上記
透湿膜(41)における水蒸気空間(42)と反対側の表面
を水と接触させて上記水蒸気空間(42)の水蒸気が透湿
膜(41)を透過して凝縮するように構成された凝縮部
(40)を備え、水蒸気分離部(10)における水蒸気の移
動によって空気の除湿を行うように構成されるものであ
る。
節装置を対象とするものである。そして、水蒸気を透過
させる透湿膜(21)により区画され且つ所定の減圧状態
とされた低圧空間(22)を有し、上記透湿膜(21)にお
ける低圧空間(22)と反対側の表面を水と接触させて、
該水から蒸発した水蒸気を低圧空間(22)側へ移動させ
る蒸発部(20)と、上記低圧空間(22)から水蒸気を吸
引し且つ該水蒸気を昇圧させて排出する昇圧手段(5)
と、水蒸気を透過させる透湿膜(31)により区画され且
つ昇圧手段(5)で昇圧された水蒸気が導入される水蒸
気空間(32)を有すると共に、上記透湿膜(31)におけ
る水蒸気空間(32)と反対側の表面を第2の空気と接触
させて水蒸気空間(32)の水蒸気を第2の空気へ放出
し、該第2の空気を加湿する水蒸気放出部(30)を設け
るものである。
節装置を対象とするものである。そして、水蒸気を透過
させる第1の透湿膜(71)により区画され且つ所定の減
圧状態とされた第1低圧空間(72)を有し、上記第1の
透湿膜(71)における第1低圧空間(72)と反対側の表
面を室内空気と接触させる室内部材(70)と、水蒸気を
透過させる第2の透湿膜(81)により区画され且つ所定
の減圧状態とされた第2低圧空間(82)を有し、上記第
2の透湿膜(81)における第2低圧空間(82)と反対側
の表面を室外空気と接触させる室外部材(80)と、第1
低圧空間(72)及び第2低圧空間(82)の何れか一方か
ら吸引した水蒸気を昇圧させて他方へ送り込む昇圧手段
(5)とを備え、第1低圧空間(72)の水蒸気を第2低
圧空間(82)へ送り込む状態と、第2低圧空間(82)の
水蒸気を第1低圧空間(72)へ送り込む状態とに切り換
わるものである。
2,第5又は第6の解決手段において、水蒸気空間(3
2,42)の抽気を行う抽気手段(65)を設けるものであ
る。
1〜第8の何れか1の解決手段において、昇圧手段
(5)は、吸引した水蒸気を圧縮して昇圧させる圧縮機
(50)により構成されるものである。
第1〜第8の何れか1の解決手段において、昇圧手段
(5)は、吸湿と放湿とを行う吸収媒体を備え、吸収媒
体の吸湿によって水蒸気を吸引し、吸収媒体を加熱して
放湿させることによって水蒸気を昇圧させるように構成
されるものである。
第1〜第8の何れか1の解決手段において、昇圧手段
(5)は、加熱により水蒸気を発生させる水蒸気発生手
段(115)と、該水蒸気発生手段(115)で発生した水蒸
気の噴流によって水蒸気分離部(10)の低圧空間(12)
から水蒸気を吸引するエゼクタ(110)とより構成され
るものである。
間(12)が設けられる。この低圧空間(12)は、透湿膜
(11)によって区画されると共に、大気圧以下の所定圧
力とされる。透湿膜(11)における低圧空間(12)と反
対側の表面は、空気と接触する。そして、該空気に含ま
れる水蒸気は、透湿膜(11)の両側における水蒸気圧差
によって透湿膜(11)を透過し、低圧空間(12)へ移動
する。低圧空間(12)へ移動した水蒸気は、昇圧手段
(5)に吸引される。昇圧手段(5)は、吸引した水蒸気
を昇圧させた後に排出する。
(10)に低圧空間(12)が設けられる。この低圧空間
(12)は、透湿膜(11)によって区画されると共に、大
気圧以下の所定圧力とされる。透湿膜(11)における低
圧空間(12)と反対側の表面は、第1の空気と接触す
る。そして、該第1の空気に含まれる水蒸気は、透湿膜
(11)の両側における水蒸気圧差によって透湿膜(11)
を透過し、低圧空間(12)へ移動する。低圧空間(12)
へ移動した水蒸気は、昇圧手段(5)に吸引される。昇
圧手段(5)は、吸引した水蒸気を昇圧させた後に排出
する。
(31)によって水蒸気空間(32)が区画される。この水
蒸気空間(32)には、昇圧手段(5)で昇圧された水蒸
気が導入される。また、透湿膜(31)における水蒸気空
間(32)と反対側の表面は、第2の空気と接触する。そ
して、水蒸気空間(32)の水蒸気は、透湿膜(31)の両
側における水蒸気圧差によって透湿膜(31)を透過し、
第2の空気に対して放出される。
(10)における水蒸気の移動を利用して空気の除湿を行
う。例えば、室内空気を水蒸気分離部(10)へ送り込む
と、該室内空気に含まれる水蒸気が透湿膜(11)を透過
して低圧空間(12)へ移動する。つまり、室内空気から
水蒸気が奪われ、これによって室内空気の除湿が行われ
る。
で昇圧された水蒸気を用いて空気の加湿を行う。つま
り、水蒸気分離部(10)の低圧空間(12)から昇圧手段
(5)に吸引された水蒸気は昇圧された後に排出される
が、この水蒸気を、例えば室内空気に放出すると、室内
空気が加湿される。
(10)における水蒸気の移動を利用して空気の除湿を行
う。例えば、室内空気を水蒸気分離部(10)へ送り込む
と、該室内空気に含まれる水蒸気が透湿膜(11)を透過
して低圧空間(12)へ移動する。つまり、室内空気から
水蒸気が奪われ、これによって室内空気の除湿が行われ
る。
よって水蒸気空間(42)が区画される。この水蒸気空間
(42)には、水蒸気分離部(10)から昇圧手段(5)に
吸引された水蒸気が昇圧された後に導入される。また、
透湿膜(41)における水蒸気空間(42)と反対側の表面
は、水と接触する。そして、水蒸気空間(42)の水蒸気
は、透湿膜(41)を透過して水蒸気空間(42)の外へ移
動し、その後に凝縮する。
低圧空間(22)が大気圧以下の所定圧力とされる。蒸発
部(20)へは、水が供給される。供給された水は、透湿
膜(21)における低圧空間(22)と反対側の表面と接触
する。供給された水の一部は蒸発して水蒸気となり、該
水蒸気は透湿膜(21)を透過して低圧空間(22)へ移動
する。低圧空間(22)へ移動した水蒸気は、昇圧手段
(5)に吸引される。昇圧手段(5)は、吸引した水蒸気
を昇圧させた後に排出する。
(31)によって水蒸気空間(32)が区画される。この水
蒸気空間(32)には、昇圧手段(5)で昇圧された水蒸
気が導入される。また、透湿膜(31)における水蒸気空
間(32)と反対側の表面は、第2の空気と接触する。そ
して、水蒸気空間(32)の水蒸気は、透湿膜(31)の両
側における水蒸気圧差によって透湿膜(31)を透過し、
第2の空気に対して放出される。即ち、水蒸気放出部
(30)では、第2の空気に対して水蒸気が放出され、該
第2の空気が加湿される。
と加湿とが切り換えて行われる。
第2低圧空間(82)へ送り込む状態とすると、室内空気
が除湿される。即ち、室内部材(70)では、室内空気に
含まれる水蒸気が第1の透湿膜(71)を透過し、第1低
圧空間(72)へ移動する。従って、室内空気から水蒸気
が奪われ、除湿が行われる。第1低圧空間(72)の水蒸
気は、昇圧手段(5)で昇圧された後に室外部材(80)
の第2低圧空間(82)に送り込まれる。第2低圧空間
(82)の水蒸気は、第2の透湿膜(81)を透過して室外
空気に排出される。
低圧空間(72)へ送り込む状態とすると、室内空気が加
湿される。即ち、室外部材(80)では、室外空気に含ま
れる水蒸気が第2の透湿膜(81)を透過し、第2低圧空
間(82)へ移動する。第2低圧空間(82)の水蒸気は、
昇圧手段(5)で昇圧された後に室内部材(70)の第1
低圧空間(72)に送り込まれる。第1低圧空間(72)の
水蒸気は、第1の透湿膜(71)を透過して室内空気に放
出される。従って、室内空気に水蒸気が供給され、加湿
が行われる。
は水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(32,42)に溜まり
込む水蒸気以外のガスが、抽気手段(65)によって排出
される。つまり、水蒸気空間(32,42)は大気圧以下の
減圧状態であるため、外部から空気等が侵入して空気中
の窒素や酸素等をはじめとする水蒸気以外のガスが水蒸
気空間(32,42)に滞留する場合がある。これに対し、
本解決手段の抽気手段(65)は、上述のような水蒸気以
外のガスを水蒸気空間(32,42)から排出する。尚、抽
気手段(65)は、水蒸気以外のガスのみを排出するもの
である必要はなく、該ガスを水蒸気と共に排出するよう
なものであってもよい。
が圧縮機(50)により構成される。水蒸気分離部(10)
における低圧空間(12)の水蒸気は、圧縮機(50)に吸
引される。圧縮機(50)は、吸引した水蒸気を圧縮して
昇圧した後に排出する。
(5)に吸収媒体が設けられる。昇圧手段(5)は、吸収
媒体に水蒸気を吸湿させることによって、水蒸気分離部
(10)の低圧空間(12)から水蒸気を吸引する。また、
昇圧手段(5)は、吸収媒体を加熱して水蒸気を放出さ
せる。吸収媒体から放湿された水蒸気は、吸収媒体に吸
湿された状態よりも圧力が高くなっている。即ち、水蒸
気が昇圧される。吸収媒体から放出された昇圧後の水蒸
気は、その後に排出される。
(5)が水蒸気発生手段(115)とエゼクタ(110)で構
成される。水蒸気発生手段(115)で発生した比較的高
圧の水蒸気は、エゼクタ(110)に送り込まれて高速で
噴射される。そして、エゼクタ(110)で生じる高速の
水蒸気の噴流によって、水蒸気分離部(10)の低圧空間
(12)の水蒸気がエゼクタ(110)に吸引される。低圧
空間(12)から吸引された水蒸気は、水蒸気発生手段
(115)から送り込まれた水蒸気と合流して圧力が上昇
し、その後に排出される。
低圧の水蒸気を操作するサイクルを利用し、空気の除湿
や加湿を行う湿度調節装置を構成することが可能とな
る。
(10)において透湿膜(11)で低圧空間(12)を区画
し、透湿膜(11)を透過させて空気中の水蒸気を低圧空
間(12)へ移動させるようにしている。このため、水蒸
気分離部(10)での水蒸気の移動を利用して空気の除湿
を行う場合には、該空気の温度変化を伴うことなく湿度
だけを低下させることができる。以下、この点につい
て、図1の空気線図を参照しながら説明する。
却して水蒸気を凝縮させることによって行っていた。こ
こで、図1における点Aの状態の空気を除湿して点Bの
状態とする場合を考える。この場合、先ず、点Aの空気
を点Cまで冷却して空気中の水蒸気を凝縮させる。この
点Cの温度は、点Bにおける露点に相当する。そして、
一旦冷却した空気を再び加熱し、点Cから点Bへと温度
を上昇させていた。つまり、空気を冷却後に再加熱する
ことにより、空気の湿度を低下させていた。このため、
除湿に要するエネルギが過大であるという問題があっ
た。
トロータ等に水蒸気を吸着させることによって、空気の
除湿を行うものも知られている。この場合、図1におけ
る点Aの空気に含まれる水蒸気を吸着剤に吸着させる
と、湿度が低下すると同時に吸着熱によって温度が上昇
し、点Dの状態となる。従って、点Bの状態とするに
は、点Dの状態となった空気を冷却しなければならな
い。このため、空気の冷却に要するエネルギが必要とな
り、この場合も除湿に要するエネルギが過大となってい
た。
分離部(10)において、透湿膜(11)の両側における水
蒸気圧差によって空気から水蒸気を奪うようにしてい
る。従って、図1における点Aの状態の空気を、何ら温
度変化させずに湿度のみを低下させて点Bの状態とする
ことができる。このため、従来のように空気の湿度を低
下させた後に加熱や冷却を行う必要がなくなり、空気の
温度調節に要するエネルギが不要となって湿度調節に要
するエネルギを低減することができる。また、除湿後の
空気を温度調節するための構成が不要となり、構成の簡
素化を図ることができる。
(5)で昇圧された水蒸気を凝縮部(40)の水蒸気空間
(42)に導入し、透湿膜(41)を透過して水蒸気空間
(42)から排出される水蒸気を凝縮させるようにしてい
る。このため、昇圧後の水蒸気を昇圧手段(5)から大
気中に直接放出する場合に比べ、昇圧手段(5)におけ
る昇圧比を小さくすることができ、水蒸気の昇圧に要す
るエネルギを削減することが可能となる。以下、この点
について、図2を参照しながら説明する。尚、以下に示
す温度及び水蒸気圧の値は、全て例示である。
12.7mmHgであるとする。このとき、水蒸気分離部
(10)における低圧空間(12)の圧力は、室内空気の水
蒸気圧よりも5mmHgだけ低い7.7mmHgに設定されてい
る。つまり、透湿膜(11)の両側において水蒸気圧差が
5mmHgあることから、室内空気中の水蒸気が透湿膜(1
1)を透過し、室内空気から水蒸気が奪われて該室内空
気が除湿される。
中に直接放出しようとすると、昇圧手段(5)におい
て、低圧空間(12)から吸引した7.7mmHgの水蒸気を
大気圧(約760mmHg)にまで昇圧させなければならな
い。これに対し、本解決手段2の凝縮部(40)のよう
に、透湿膜(41)の表面と水とを接触させて水蒸気を凝
縮させることとすれば、昇圧手段(5)において水蒸気
を大気圧まで昇圧させる必要はなくなる。例えば、冷却
塔で冷却した冷却水を透湿膜(41)と接触させる場合、
昇圧手段(5)は、該冷却水温度に対応する飽和水蒸気
圧よりもやや高い圧力まで水蒸気を昇圧させればよい。
具体的に、冷却水温度が32℃とすると、これに対応す
る飽和水蒸気圧35.7mmHgよりも5mmHgだけ高い4
0.7mmHgにまで、7.7mmHgの水蒸気を昇圧させれば
よいこととなる。この場合、昇圧手段(5)における昇
圧比は5.3となる。
(5)で昇圧された水蒸気を水蒸気放出部の水蒸気空間
(32)に導入し、透湿膜(31)を透過させて水蒸気空間
(32)から水蒸気を第2の空気に排出するようにしてい
る。このため、空気の除湿を行う場合には、上記第6の
解決手段に比べて、昇圧手段(5)における昇圧比を更
に小さくすることができ、水蒸気の昇圧に要するエネル
ギを一層低減することが可能となる。以下、この点につ
いて、図2を参照しながら説明する。
る。このとき、室内空気が第1の空気となり、室外空気
が第2の空気となる。尚、以下に示す温度及び水蒸気圧
の値は、全て例示である。
2)の圧力は、室内空気の水蒸気圧よりも5mmHgだけ低
い7.7mmHgに設定されている。この点は、上記第6の
解決手段と同様である。一方、室外空気の状態を温度3
5℃、水蒸気圧22.9mmHgであるとすると、水蒸気放
出部(30)における水蒸気空間(32)の圧力は、室外空
気の水蒸気圧よりも5mmHgだけ高い27.9mmHgに設定
すればよい。そして、透湿膜(31)の両側において水蒸
気圧差が5mmHgあることから、水蒸気空間(32)の水蒸
気が透湿膜(31)を透過して室外空気に放出される。即
ち、この場合、昇圧手段(5)は7.7mmHgの水蒸気を
27.9mmHgにまで昇圧すればよく、昇圧比は3.6と
なる。従って、同様の条件における上記第2の解決手段
の昇圧比5.3よりも、昇圧比を小さくすることができ
る。
(40)又は水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(32,42)
に侵入した水蒸気以外のガスを抽気手段(65)によって
排出するようにしている。つまり、空気中の窒素や酸素
等をはじめとする水蒸気以外のガスが水蒸気空間(32,4
2)内に存在すると、水蒸気空間(32,42)の圧力が一定
であっても該水蒸気空間(32,42)における水蒸気の分
圧が低下する。このため、凝縮部(40)又は水蒸気放出
部(30)では、透湿膜(31,41)の両側における水蒸気
圧差が小さくなる。そして、透湿膜(31,41)の両側の
水蒸気圧差が小さくなると、該透湿膜(31,41)を透過
する水蒸気の量が減少してしまう。これに対し、本解決
手段によれば、抽気手段(65)によって水蒸気以外のガ
スを排出でき、透湿膜(31,41)の両側での水蒸気圧差
を確保して透湿膜(31,41)における水蒸気の透過量を
充分に確保できる。
に基づいて詳細に説明する。
気の除湿を行う除湿機に構成されている。この除湿機
は、水蒸気分離部(10)と、昇圧手段(5)である圧縮
機(50)とを備えている。
0)は、室内空間(200)に設置されている。水蒸気分離
部(10)は、容器状に形成され、その内部には透湿膜
(11)によって低圧空間(12)が区画されている。この
低圧空間(12)は、閉空間に構成されると共に、所定の
減圧状態とされている。つまり、低圧空間(12)内の圧
力は、大気圧よりも低い所定値に設定されている。ま
た、水蒸気分離部(10)の透湿膜(11)は、水蒸気透過
性高分子膜又は水蒸気透過性無機材料膜から成り、水蒸
気を透過させるように構成されている。
1)を挟んで低圧空間(12)と反対側に分離側空間(1
3)が形成されている。分離側空間(13)には室内空気
が導入され、この室内空気が透湿膜(11)の表面と接触
する。そして、水蒸気分離部(10)は、分離側空間(1
3)の室内空気に含まれる水蒸気を、低圧空間(12)と
分離側空間(13)の間の水蒸気圧差によって透湿膜(1
1)を透過させ、低圧空間(12)へ移動させるように構
成されている。
部(10)の低圧空間(12)と、蒸気配管(51)によって
接続されている。また、圧縮機(50)の吐出側は、室外
で大気開放されている。この圧縮機(50)は、低圧空間
(12)の水蒸気を吸引し、該水蒸気を大気圧まで昇圧し
た後に外気中に排出するように構成されている。
す温度及び圧力は、全て例示である。
2.7mmHgである場合を例に、説明する。分離側空間
(13)には、室内空気が導入される。一方、水蒸気分離
部(10)の低圧空間(12)は、その圧力が7.7mmHgに
設定されている。つまり、低圧空間(12)の圧力は、室
内空気の水蒸気圧よりも5mmHgだけ低い値に設定されて
いる(図2参照)。この状態で、分離側空間(13)と低
圧空間(12)の間には、5mmHgの水蒸気圧差が存在す
る。
より、分離側空間(13)の室内空気に含まれる水蒸気が
透湿膜(11)を透過して低圧空間(12)へ移動する。即
ち、分離側空間(13)では、室内空気から水蒸気が奪わ
れて該室内空気が除湿される。除湿された室内空気は、
その後に室内空間(200)へ戻される。
機(50)に吸引される。圧縮機(50)は、吸入した水蒸
気を圧縮し、大気圧(約760mmHg)まで昇圧させる。
大気圧まで昇圧された水蒸気は、圧縮機(50)から吐出
されて外気へ放出される。
(11)で低圧空間(12)を区画し、分離側空間(13)と
低圧空間(12)の間の水蒸気圧差によって室内空気から
水蒸気を奪うようにしている。このため、除湿を行うの
際に室内空気の温度を何ら変化させることなく、その湿
度のみを低下させることが可能となる。この点につい
て、図1の空気線図を参照しながら説明する。
却して水蒸気を凝縮させることによって行っていた。具
体的に、図1における点Aの状態の室内空気を冷却し、
水蒸気を凝縮させて点Cの状態とする。ところが、点C
の状態の空気を室内に吹き出すと室温が低下してしまう
ため、加熱して点Bの状態としてから室内に供給する必
要があった。また、吸着剤を有するデシカントロータ等
に水蒸気を吸着させることによって、空気の除湿を行う
場合もあった。具体的に、室内空気に含まれる水蒸気を
吸着剤に吸着させると、該室内空気の湿度が低下すると
同時に吸着熱によって温度が上昇し、図1における点A
の状態から点Dの状態となる。ところが、点Cの状態の
空気を室内に吹き出すと室温が上昇してしまうため、冷
却して点Bの状態としてから室内に供給する必要があっ
た。即ち、従来は、室温の変化を防ぐため、除湿後の空
気の加熱や冷却が必要であった。
(10)では、分離側空間(13)と低圧空間(12)の間の
水蒸気圧差によって水蒸気を分離側空間(13)から低圧
空間(12)へ移動させ、これによって室内空気から水蒸
気を奪うようにしている。従って、図1における点Aの
状態の空気を、何ら温度変化させずに湿度のみを低下さ
せて点Bの状態とすることができる。このため、従来の
ような除湿後の空気の温度調節が不要となり、この温度
調節に要する分のエネルギを削減することができる。ま
た、空気を温度調節するための構成が不要となり、構成
の簡素化を図ることができる。
施形態1において、凝縮部(40)を付加するものであ
る。また、これに伴って、圧縮機(50)における水蒸気
の昇圧幅が変更されている。
容器状に形成されている。凝縮部(40)の内部は、透湿
膜(41)によって水蒸気空間(42)と水側空間(43)と
に仕切られている。水蒸気空間(42)は、圧縮機(50)
の吐出側と接続されている。この水蒸気空間(42)に
は、圧縮機(50)で昇圧された水蒸気が導入される。ま
た、凝縮部(40)の透湿膜(41)は、水蒸気を透過させ
るように構成されている。
回路が接続されている。この水側空間(43)には、図外
の冷却塔で冷却された冷却水が冷却水回路を通じて送り
込まれ、該冷却水が上記透湿膜(41)の表面と接触す
る。そして、凝縮部(40)は、水蒸気空間(42)の水蒸
気を水側空間(43)へ移動させて凝縮させるように構成
されている。
を吸引して昇圧させる点において実施形態1のものと同
様である。ただし、本実施形態の圧縮機(50)は、実施
形態1のものとは異なり、吸引した水蒸気を大気圧まで
昇圧させるのではなく、水側空間(43)の冷却水温度に
おける飽和水蒸気圧に対応した所定の圧力まで昇圧させ
るように構成されている。
す温度及び圧力は、全て例示である。
2.7mmHgであり、凝縮部(40)へ供給される冷却水の
状態が温度32℃である場合を例に、説明する。水蒸気
分離部(10)における動作は、上記実施形態1と同様で
ある。即ち、低圧空間(12)の圧力が室内空気の水蒸気
圧よりも5mmHgだけ低い7.7mmHgに設定され(図2参
照)、分離側空間(13)に室内空気が導入される。そし
て、該室内空気に含まれる水蒸気が透湿膜(11)を透過
して低圧空間(12)へ移動し、室内空気が除湿される。
機(50)に吸引される。圧縮機(50)は、吸入した水蒸
気を圧縮して昇圧させる。その際、圧縮機(50)は、水
側空間(43)の冷却水温度における飽和水蒸気圧よりも
やや高い圧力まで水蒸気を昇圧させる。具体的に、圧縮
機(50)は、冷却水の温度32℃に対応する飽和水蒸気
圧35.7mmHgよりも5mmHgだけ高い40.7mmHgにま
で、7.7mmHgの水蒸気を昇圧させる(図2参照)。
れた水蒸気は、凝縮部(40)の水蒸気空間(42)に導入
される。水蒸気空間(42)へ導入された水蒸気は、透湿
膜(41)を透過して水側空間(43)へ移動する。透湿膜
(41)を透過した水蒸気は、水側空間(43)の熱媒水と
接触して凝縮する。
空気の温度を変化させずに湿度のみを低下させることが
可能となる。
の場合に比べて、圧縮機(50)における水蒸気の昇圧比
を小さくすることができる。即ち、本実施形態のように
凝縮部(40)を設け、昇圧後の水蒸気を凝縮させること
とした場合、圧縮機(50)では、吸引した水蒸気を大気
圧まで昇圧させる必要はなく、大気圧よりもかなり低い
所定圧力まで水蒸気を昇圧させればよい。このため、圧
縮機(50)における水蒸気の昇圧比を小さく設定するこ
とができ、圧縮機(50)の駆動に要する動力を削減する
ことができる。この結果、除湿機のエネルギ効率を向上
させることができる。
施形態1において、水蒸気放出部(30)を付加するもの
である。また、これに伴って、圧縮機(50)における水
蒸気の昇圧幅が変更されている。
は、容器状に形成されている。水蒸気放出部(30)の内
部は、透湿膜(31)によって水蒸気空間(32)が区画さ
れている。水蒸気空間(32)は、閉空間に構成されると
共に、圧縮機(50)の吐出側に接続されている。この水
蒸気空間(32)には、圧縮機(50)で昇圧された水蒸気
が導入される。
(31)を挟んで水蒸気空間(32)と反対側に放出側空間
(33)が形成されている。この放出側空間(33)には室
外空気が導入され、この室外空気が透湿膜(31)の表面
と接触する。上記透湿膜(31)は、水蒸気透過性高分子
膜又は水蒸気透過性無機材料膜から成り、水蒸気を透過
させるように構成されている。そして、水蒸気放出部
(30)は、水蒸気空間(32)の水蒸気が透湿膜(31)を
透過し、該水蒸気を放出側空間(33)の室外空気へ放出
するように構成されている。
を吸引して昇圧させる点において実施形態1のものと同
様である。ただし、本実施形態の圧縮機(50)は、実施
形態1のものとは異なり、吸引した水蒸気を大気圧まで
昇圧させるのではなく、室外空気の水蒸気圧に対応した
所定の圧力まで昇圧させるように構成されている。
す温度及び圧力は、全て例示である。
2.7mmHgであり、室外空気の状態が温度35℃、水蒸
気圧22.9mmHgである場合を例に、説明する。水蒸気
分離部(10)における動作は、上記実施形態1と同様で
ある。即ち、低圧空間(12)の圧力が室内空気の水蒸気
圧よりも5mmHgだけ低い7.7mmHgに設定され(図2参
照)、分離側空間(13)に室内空気が導入される。そし
て、該室内空気に含まれる水蒸気が透湿膜(11)を透過
して低圧空間(12)へ移動し、室内空気が除湿される。
機(50)に吸引される。圧縮機(50)は、吸入した水蒸
気を圧縮して昇圧させる。その際、圧縮機(50)は、室
外空気の水蒸気圧よりもやや高い圧力まで水蒸気を昇圧
させる。具体的に、圧縮機(50)は、放出側空間(33)
へ導入される室外空気の水蒸気圧22.9mmHgよりも5
mmHgだけ高い27.9mmHgにまで、7.7mmHgの水蒸気
を昇圧させる(図2参照)。
れた水蒸気は、水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(32)
に導入される。一方、水蒸気放出部(30)の放出側空間
(33)には、室外空気が導入される。上述のように、室
外空気の水蒸気圧は22.9mmHgであることから、水蒸
気空間(32)と放出側空間(33)の間には、5mmHgの水
蒸気圧差が存在する。そして、この水蒸気圧差が存在す
ることにより、水蒸気空間(32)の水蒸気が透湿膜(3
1)を透過して放出側空間(33)へ移動し、該放出側空
間(33)の室外空気に対して放出される。放出側空間
(33)で水蒸気を受けた室外空気は、その後に室外へ排
出される。
空気の温度を変化させずに湿度のみを低下させることが
可能となる。
態1の場合に比べて、圧縮機(50)における水蒸気の昇
圧比を小さくすることができると共に、上記実施形態2
の場合に比べても圧縮機(50)での昇圧比を一層小さく
設定することが可能となる。即ち、圧縮機(50)におい
て、実施形態2では冷却水温度に対応する飽和水蒸気圧
以上に昇圧させる必要があるのに対し、本実施形態3で
は室外空気の水蒸気圧以上に昇圧させれば充分である
(図2参照)。このため、圧縮機(50)での昇圧比を一
層小さくして昇圧に要する動力をより一層低減すること
が可能となる。
気の加湿を行う加湿機に構成されている。この加湿機
は、蒸発部(20)と、昇圧手段(5)である圧縮機と、
水蒸気放出部(30)とを備えている。
容器状に形成されている。蒸発部(20)の内部は、透湿
膜(21)によって低圧空間(22)と水側空間(23)とに
仕切られている。水側空間(23)には、図外の給水管が
接続され、該給水管を通じて水道水が送り込まれる。こ
の水側空間(23)は水道水で満たされており、この水道
水が上記透湿膜(21)の表面と接触する。また、蒸発部
(20)の透湿膜(21)は、水蒸気を透過させるように構
成されている。
態、即ち大気圧以下の所定圧力とされている。具体的
に、低圧空間(22)の圧力は、水側空間(23)の水温に
対応する飽和水蒸気圧よりも低い圧力に設定されてい
る。そして、蒸発部(20)は、水側空間(23)の熱媒水
から蒸発した水蒸気が透湿膜(21)を透過して低圧空間
(22)へ移動するように構成されている。また、水側空
間(23)には、給水管を通じて蒸発分に見合った水道水
が補給される。
0)の低圧空間(22)に接続されている。この圧縮機(5
0)は、低圧空間(22)から水蒸気を吸引して圧縮し、
該水蒸気を室内空気の水蒸気圧に対応した所定の圧力ま
で昇圧させるように構成されている。
0)に設置されている。水蒸気放出部(30)は、容器状
に形成され、その内部には透湿膜(31)によって水蒸気
空間(32)が区画されている。水蒸気空間(32)は、閉
空間に構成されると共に、圧縮機(50)の吐出側に接続
されている。この水蒸気空間(32)には、圧縮機(50)
で昇圧された水蒸気が導入される。
(31)を挟んで水蒸気空間(32)と反対側に放出側空間
(33)が形成されている。この放出側空間(33)には室
内空気が導入され、この室内空気が透湿膜(31)の表面
と接触する。上記透湿膜(31)は、水蒸気透過性高分子
膜又は水蒸気透過性無機材料膜から成り、水蒸気を透過
させるように構成されている。そして、水蒸気放出部
(30)は、水蒸気空間(32)の水蒸気が透湿膜(31)を
透過して放出側空間(33)へ移動し、移動した水蒸気に
よって放出側空間(33)の室内空気を加湿するように構
成されている。
ように、所定の減圧状態とされている。蒸発部(20)の
透湿膜(21)は、水側空間(23)側の表面で水道水と接
触している。そして、水側空間(23)の水道水から蒸発
した水蒸気は、透湿膜(21)を透過して低圧空間(22)
へ移動する。
に吸引される。圧縮機(50)は、吸引した水蒸気を圧縮
し、室内空気の水蒸気圧よりも高い圧力にまで昇圧させ
る。水蒸気放出部(30)では、水蒸気空間(32)の水蒸
気が透湿膜(31)を透過して放出側空間(33)へ移動す
る。そして、移動した水蒸気が放出側空間(33)の室内
空気に供給され、該室内空気が加湿される。加湿された
室内空気は、その後に室内空間(200)へ戻される。
施形態4において、蒸発部(20)に代えて水蒸気分離部
(10)を設けるものである。本実施形態5は、水蒸気分
離部(10)を除いて上記実施形態4と同様に構成されて
いる。以下、水蒸気分離部(10)の構成について説明す
る。
0)は、容器状に形成されている。水蒸気分離部(10)
の内部には、透湿膜(11)によって低圧空間(12)が区
画されている。この低圧空間(12)は、閉空間に構成さ
れると共に、所定の減圧状態とされている。具体的に、
低圧空間(22)の圧力は、室外空気の水蒸気圧よりも低
い圧力に設定されている。また、水蒸気分離部(10)の
透湿膜(11)は、水蒸気透過性高分子膜又は水蒸気透過
性無機材料膜から成り、水蒸気を透過させるように構成
されている。
1)を挟んで低圧空間(12)と反対側に分離側空間(1
3)が形成されている。分離側空間(13)には室外空気
が導入され、この室外空気が透湿膜(11)の表面と接触
する。そして、水蒸気分離部(10)は、分離側空間(1
3)の室外空気に含まれる水蒸気を、低圧空間(12)と
分離側空間(13)の間の水蒸気圧差によって透湿膜(1
1)を透過させ、低圧空間(12)へ移動させるように構
成されている。
上述のように、所定の減圧状態とされている。従って、
分離側空間(13)と低圧空間(12)の間には、水蒸気圧
差が存在する。そして、この水蒸気圧差が存在すること
により、分離側空間(13)の室外空気に含まれる水蒸気
が透湿膜(11)を透過して低圧空間(12)へ移動する。
に吸引される。圧縮機(50)は、吸引した水蒸気を圧縮
し、室内空気の水蒸気圧よりも高い圧力にまで昇圧させ
る。水蒸気放出部(30)では、水蒸気空間(32)の水蒸
気が透湿膜(31)を透過して放出側空間(33)へ移動す
る。そして、移動した水蒸気が放出側空間(33)の室内
空気に供給され、該室内空気が加湿される。加湿された
室内空気は、その後に室内空間(200)へ戻される。
において室外空気から奪った水蒸気を用い、水蒸気放出
部(30)において室内空気を加湿することができる。従
って、水道水等を全く用いることなく室内の加湿を行う
ことができ、いわゆる無給水加湿を実現することができ
る。
気の除湿と加湿の両方を行う調湿機に構成されている。
この調湿機は、図8及び図9に示すように、室外部材
(80)、昇圧手段(5)である圧縮機(50)、四路切換
弁(60)及び室内部材(70)を備えている。
吸入配管(53)、室外側配管(54)及び室内側配管(5
5)が接続されている。この四路切換弁(60)は、吐出
配管(52)と室外側配管(54)が連通し且つ吸入配管
(53)と室内側配管(55)が連通する状態(図8参照)
と、吐出配管(52)と室内側配管(55)が連通し且つ吸
入配管(53)と室外側配管(54)が連通する状態(図9
参照)とに切り換わる。
に接続されている。吸入配管(53)は、圧縮機(50)の
吸入側に接続されている。室外側配管(54)は、室外部
材(80)に接続されている。室内側配管(55)は、室内
部材(70)に接続されている。
材(70)は室内空間(200)に設置されている。この室
外部材(80)及び室内部材(70)は、両者とも同様に構
成されている。即ち、室外部材(80)及び室内部材(7
0)は、容器状に形成され、その内部には透湿膜(71,8
1)によって低圧空間(72,82)が区画されている。尚、
室外部材(80)の低圧空間は第2低圧空間(82)に構成
され、室内部材(70)の低圧空間は第1低圧空間(72)
に構成されている。両低圧空間(72,82)は、閉空間に
構成されている。そして、室外部材(80)の第2低圧空
間(82)に室外側配管(54)が接続され、室内部材(7
0)の第1低圧空間(72)に室内側配管(55)が接続さ
れている。
透湿膜(71,81)を挟んで減圧空間(72,82)と反対側に
常圧空間(73,83)が形成されている。室外部材(80)
では、常圧空間が外気空間(83)に構成され、外気空間
(83)に導入された室外空気が透湿膜(81)の表面と接
触する。一方、室内部材(70)では、常圧空間が内気空
間(73)に構成され、内気空間(73)に導入された室内
空気が透湿膜(71)の表面と接触する。また、透湿膜
(71,81)は、水蒸気透過性高分子膜又は水蒸気透過性
無機材料膜から成り、水蒸気を透過させるように構成さ
れている。
じて水蒸気を吸入し、吸入した水蒸気を圧縮して昇圧さ
せた後に吐出配管(52)へ吐出するように構成されてい
る。
明する。
は、吐出配管(52)と室外側配管(54)が連通し且つ吸
入配管(53)と室内側配管(55)が連通する状態に切り
換えられる。
部(10)として動作し、室外部材(80)が水蒸気放出部
(30)として動作する。つまり、室内部材(70)では、
内気空間(73)が水蒸気分離部(10)の分離側空間(1
3)となり、第1低圧空間(72)が水蒸気分離部(10)
の低圧空間(12)となる。また、室外部材(80)では、
外気空間(83)が水蒸気放出部(30)の放出側空間(3
3)となり、第2低圧空間(82)が水蒸気放出部(30)
の水蒸気空間(32)となる。そして、本実施形態に係る
調湿機は、上記実施形態3に係る除湿機の除湿動作と同
様の動作を行う。
(73)に送り込まれた室内空気中の水蒸気が第1低圧空
間(72)へ移動し、該室内空気が除湿される。該第1低
圧空間(72)の水蒸気は、室内側配管(55)から吸入配
管(53)を通って圧縮機(50)に吸入される。圧縮機
(50)は、吸入した水蒸気を圧縮して昇圧する。昇圧さ
れた水蒸気は、吐出配管(52)から室外側配管(54)を
通って室外部材(80)の第2低圧空間(82)に送り込ま
れる。該第2低圧空間(82)の水蒸気は、透湿膜(81)
を透過して外気空間(83)に移動し、室外空気に放出さ
れる。
明する。
は、吐出配管(52)と室内側配管(55)が連通し且つ吸
入配管(53)と室外側配管(54)が連通する状態に切り
換えられる。
部(30)として動作し、室外部材(80)が水蒸気分離部
(10)として動作する。つまり、室内部材(70)では、
内気空間(73)が水蒸気放出部(30)の放出側空間(3
3)となり、第1低圧空間(72)が水蒸気放出部(30)
の水蒸気空間(32)となる。また、室外部材(80)で
は、外気空間(83)が水蒸気分離部(10)の分離側空間
(13)となり、第2低圧空間(82)が水蒸気分離部(1
0)の低圧空間(12)となる。そして、本実施形態に係
る調湿機は、上記実施形態5に係る加湿機の加湿動作と
同様の動作を行う。
(83)に送り込まれた室外空気中の水蒸気が第2低圧空
間(82)へ移動し、該室外空気から水蒸気が奪われる。
第2低圧空間(82)の水蒸気は、室内側配管(55)から
吸入配管(53)を通って圧縮機(50)に吸入される。圧
縮機(50)は、吸入した水蒸気を圧縮して昇圧する。昇
圧された水蒸気は、吐出配管(52)から室外側配管(5
4)を通って室内部材(70)の第1低圧空間(72)に送
り込まれる。第1低圧空間(72)の水蒸気は、透湿膜
(71)を透過して内気空間(73)に移動し、室内空気に
放出される。つまり、室内部材(70)の内気空間(73)
において、室内空気が加湿される。
抽気管(65)を設けるものである。以下、抽気管(65)
の構成について、図10を参照しながら説明する。
て凝縮部(40)に接続されている。この抽気管(65)
は、一端側で水蒸気空間(42)に開口し、他端側で室外
に開口している。抽気管(65)の他端側には、抽気ポン
プ(67)が設けられている。そして、抽気管(65)は、
水蒸気空間(42)の所定位置に開口し、抽気ポンプ(6
7)によって水蒸気空間(42)に溜まった空気等の水蒸
気以外のガスを排気する抽気手段を構成する。
〜5に適用してもよい。この場合、抽気管(65)の一端
を水蒸気放出部(30)に接続する。そして、この抽気管
(65)によって、水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(3
2)から空気等の水蒸気以外のガスを排気するようにす
る。
に代えて吸収側回路(90)を設けるものである。つま
り、昇圧手段(5)を吸収側回路(90)によって構成す
るものである。以下、吸収側回路(90)の構成につい
て、図11を参照しながら説明する。尚、図11は、本
変形例に係る吸収側回路(90)を上記実施形態1(図3
参照)に適用した場合を例示している。
部(95)及び溶液ポンプ(99)を備え、吸収部(91)と
再生部(95)の間で吸収溶液を循環させるように構成さ
れている。吸収溶液は、例えば臭化リチウム水溶液や塩
化リチウム水溶液から成り、吸収媒体を構成している。
また、吸収側回路(90)には、溶液熱交換器(100)が
設けられている。この溶液熱交換器(100)は、吸収部
(91)から再生部(95)へ送られる吸収溶液と、再生部
(95)から吸収部(91)へ戻される吸収溶液とを互いに
熱交換させる。
れている。吸収部(91)の内部は、透湿膜(92)によっ
て蒸気空間(93)と溶液空間(94)とに仕切られてい
る。この透湿膜(92)は、水蒸気を透過させるように構
成されている。上記蒸気空間(93)は、水蒸気分離部
(10)の低圧空間(12)と蒸気配管(51)で接続され、
低圧空間(12)から水蒸気が導入される。上記溶液空間
(94)は、吸収溶液で満たされている。溶液空間(94)
に臨む上記透湿膜(92)の表面は、吸収溶液と接触す
る。そして、吸収部(91)は、蒸気空間(93)の水蒸気
を溶液空間(94)へ移動させ、該溶液空間(94)の吸収
溶液に吸収させるように構成されている。
は、冷却熱交換器(101)が設置されている。この冷却
熱交換器(101)には、冷却塔などで冷却された冷却水
が供給される。そして、冷却熱交換器(101)は、供給
された冷却水と溶液空間(94)の吸収溶液を熱交換さ
せ、該吸収溶液を冷却するように構成されている。
いる。再生部(95)の内部は、透湿膜(96)によって外
気空間(97)と溶液空間(98)とに仕切られている。こ
の透湿膜(96)は、水蒸気を透過させるように構成され
ている。上記溶液空間(98)は、吸収溶液で満たされて
いる。溶液空間(98)に臨む上記透湿膜(96)の表面
は、吸収溶液と接触する。一方、上記外気空間(97)に
は室外空気が導入される。導入された室外空気は、上記
透湿膜(96)における溶液空間(98)と反対側の表面と
接触する。この再生部(95)は、溶液空間(98)の吸収
溶液を加熱し、吸収溶液から蒸発した水蒸気を外気空間
(97)の室外空気に放出することによって、吸収溶液の
再生を行うように構成されている。
1)の溶液空間(94)と再生部(95)の溶液空間(98)
との間で吸収溶液を循環させる。これによって、水蒸気
分離部(10)の低圧空間(12)から吸引した水蒸気が昇
圧され、昇圧後の水蒸気が再生部(95)の外気空間(9
7)に導入された室外空気に放出される。
(12)の水蒸気は、吸収部(91)の蒸気空間(93)へ導
入される。吸収部(91)の水蒸気空間へ送り込まれた水
蒸気は、透湿膜(92)を透過して溶液空間(94)の吸収
溶液に吸収される。水蒸気を吸収して濃度低下した吸収
溶液は、溶液ポンプ(99)によって再生部(95)の溶液
空間(98)に送られる。その間、該吸収溶液は、溶液熱
交換器(100)において再生部(95)で再生された吸収
溶液と熱交換して予熱され、その後に再生部(95)の溶
液空間(98)へ送られる。
加熱される。加熱された吸収溶液からは水分が蒸発し、
該吸収溶液が再生される。再生されて濃度上昇した吸収
溶液は、吸収部(91)の溶液空間(94)へと送り返され
る。一方、吸収溶液から蒸発した水蒸気は、透湿膜(9
6)を透過して外気空間(97)へ移動する。外気空間(9
7)へ移動した水蒸気は、該外気空間(97)へ導入され
た室外空気に対して放出され、該室外空気と共に室外へ
排出される。つまり、吸収側回路(90)は、水蒸気分離
部(10)の低圧空間(12)から低圧の水蒸気を吸引する
一方、この吸引した水蒸気を昇圧させた後に再生部(9
5)の外気空間(97)で室外空気へ放出する。
に代えてボイラ(115)とエゼクタ(110)とを設けるも
のである。つまり、昇圧手段(5)を、水蒸気発生手段
であるボイラ(115)とエゼクタ(110)とによって構成
するものである。以下、本変形例における昇圧手段
(5)の構成について、図12及び図13を参照しなが
ら説明する。尚、図12は、本変形例に係る昇圧手段
(5)を上記実施形態3(図5参照)に適用した場合を
例示している。
気を発生させるように構成されている。このボイラ(11
5)は、エゼクタ(110)に水蒸気を供給している。尚、
ボイラ(115)で生成される水蒸気の圧力は、水蒸気放
出部(30)の水蒸気空間(32)における水蒸気の圧力よ
りも高く設定されている。
うに、管状に構成されている。エゼクタ(110)には、
一端側における端面に導入口(111)が形成され、側面
に吸引口(112)が形成されている。また、エゼクタ(1
10)は、他端面に排出口(113)が開口している。更
に、エゼクタ(110)は、一端側から他端側に向かっ
て、直径が縮小した後に拡大する形状に形成されてい
る。
上記ボイラ(115)と接続され、吸引口(112)が水蒸気
分離部(10)の低圧空間(12)と接続され、排出口(11
3)が水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(32)と接続さ
れている。そして、エゼクタ(110)は、導入口(111)
から送り込まれた水蒸気を高速で噴出させ、この噴流に
よって吸引口(112)から水蒸気を吸引する。また、エ
ゼクタ(110)内では水蒸気分離部(10)の低圧空間(1
2)から吸引された水蒸気とボイラ(115)から供給され
た水蒸気とが合流し、合流後の水蒸気が排出口(113)
から水蒸気放出部(30)の水蒸気空間(32)に送り込ま
れる。つまり、エゼクタ(110)から水蒸気放出部(3
0)の水蒸気空間(32)へ送られる水蒸気の圧力は、水
蒸気分離部(10)の低圧空間(12)における水蒸気の圧
力よりも高くなっている。従って、ボイラ(115)及び
エゼクタ(110)が昇圧手段(5)を構成している。
イラ(115)で水蒸気を発生させることによって室内の
除湿又は加湿を行うことができる。つまり、電力を用い
ることなく、熱エネルギのみによって湿度調節を行うこ
とが可能となる。
能なことを説明するための空気線図である。
の乾球温度と水蒸気圧との関係図である。
状態を示す概略構成図である。
状態を示す概略構成図である。
機の概略構成図である。
機の概略構成図である。
機の概略構成図である。
クタの概略構成図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 水蒸気を透過させる透湿膜(11)により
区画され且つ所定の減圧状態とされた低圧空間(12)を
有し、上記透湿膜(11)における低圧空間(12)と反対
側の表面を空気と接触させて該空気中の水蒸気を低圧空
間(12)へ移動させる水蒸気分離部(10)と、 上記低圧空間(12)から水蒸気を吸引し、昇圧させて排
出する昇圧手段(5)とを備えている湿度調節装置。 - 【請求項2】 水蒸気を透過させる透湿膜(11)により
区画され且つ所定の減圧状態とされた低圧空間(12)を
有し、上記透湿膜(11)における低圧空間(12)と反対
側の表面を第1の空気と接触させて該第1の空気中の水
蒸気を低圧空間(12)へ移動させる水蒸気分離部(10)
と、 上記低圧空間(12)から水蒸気を吸引し、昇圧させて排
出する昇圧手段(5)と、 水蒸気を透過させる透湿膜(31)により区画され且つ昇
圧手段(5)で昇圧された水蒸気が導入される水蒸気空
間(32)を有すると共に、上記透湿膜(31)における水
蒸気空間(32)と反対側の表面を第2の空気と接触させ
て水蒸気空間(32)の水蒸気を第2の空気へ放出する水
蒸気放出部(30)を備えている湿度調節装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の湿度調節装置にお
いて、 水蒸気分離部(10)における水蒸気の移動によって空気
の除湿を行うように構成されている湿度調節装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の湿度調節装置にお
いて、 昇圧手段(5)によって昇圧された水蒸気を利用して空
気の加湿を行うように構成されている湿度調節装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の湿度調節装置において、 水蒸気を透過させる透湿膜(41)により区画され且つ昇
圧手段(5)で昇圧された水蒸気が導入される水蒸気空
間(42)を有すると共に、上記透湿膜(41)における水
蒸気空間(42)と反対側の表面を水と接触させて上記水
蒸気空間(42)の水蒸気が透湿膜(41)を透過して凝縮
するように構成された凝縮部(40)を備え、 水蒸気分離部(10)における水蒸気の移動によって空気
の除湿を行うように構成されている湿度調節装置。 - 【請求項6】 水蒸気を透過させる透湿膜(21)により
区画され且つ所定の減圧状態とされた低圧空間(22)を
有し、上記透湿膜(21)における低圧空間(22)と反対
側の表面を水と接触させて、該水から蒸発した水蒸気を
低圧空間(22)側へ移動させる蒸発部(20)と、 上記低圧空間(22)から水蒸気を吸引し且つ該水蒸気を
昇圧させて排出する昇圧手段(5)と、 水蒸気を透過させる透湿膜(31)により区画され且つ昇
圧手段(5)で昇圧された水蒸気が導入される水蒸気空
間(32)を有すると共に、上記透湿膜(31)における水
蒸気空間(32)と反対側の表面を第2の空気と接触させ
て水蒸気空間(32)の水蒸気を第2の空気へ放出し、該
第2の空気を加湿する水蒸気放出部(30)を備えている
湿度調節装置。 - 【請求項7】 水蒸気を透過させる第1の透湿膜(71)
により区画され且つ所定の減圧状態とされた第1低圧空
間(72)を有し、上記第1の透湿膜(71)における第1
低圧空間(72)と反対側の表面を室内空気と接触させる
室内部材(70)と、 水蒸気を透過させる第2の透湿膜(81)により区画され
且つ所定の減圧状態とされた第2低圧空間(82)を有
し、上記第2の透湿膜(81)における第2低圧空間(8
2)と反対側の表面を室外空気と接触させる室外部材(8
0)と、 第1低圧空間(72)及び第2低圧空間(82)の何れか一
方から吸引した水蒸気を昇圧させて他方へ送り込む昇圧
手段(5)とを備え、 第1低圧空間(72)の水蒸気を第2低圧空間(82)へ送
り込む状態と、第2低圧空間(82)の水蒸気を第1低圧
空間(72)へ送り込む状態とに切り換わる湿度調節装
置。 - 【請求項8】 請求項2,5又は6記載の湿度調節装置
において、 水蒸気空間(32,42)の抽気を行う抽気手段(65)を備
えている湿度調節装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか1記載の湿度調
節装置において、昇圧手段(5)は、吸引した水蒸気を
圧縮して昇圧させる圧縮機(50)により構成されている
湿度調節装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至8の何れか1記載の湿度
調節装置において、 昇圧手段(5)は、吸湿と放湿とを行う吸収媒体を備
え、吸収媒体の吸湿によって水蒸気を吸引し、吸収媒体
を加熱して放湿させることによって水蒸気を昇圧させる
ように構成されている湿度調節装置。 - 【請求項11】 請求項1乃至8の何れか1記載の湿度
調節装置において、 昇圧手段(5)は、加熱により水蒸気を発生させる水蒸
気発生手段(115)と、該水蒸気発生手段(115)で発生
した水蒸気の噴流によって水蒸気分離部(10)の低圧空
間(12)から水蒸気を吸引するエゼクタ(110)とより
構成されている湿度調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24972499A JP4395935B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 湿度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24972499A JP4395935B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 湿度調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001074282A true JP2001074282A (ja) | 2001-03-23 |
JP4395935B2 JP4395935B2 (ja) | 2010-01-13 |
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ID=17197266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24972499A Expired - Fee Related JP4395935B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 湿度調節装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4395935B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP24972499A patent/JP4395935B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4395935B2 (ja) | 2010-01-13 |
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