JP2001073954A - チューブポンプ - Google Patents

チューブポンプ

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JP2001073954A
JP2001073954A JP25018099A JP25018099A JP2001073954A JP 2001073954 A JP2001073954 A JP 2001073954A JP 25018099 A JP25018099 A JP 25018099A JP 25018099 A JP25018099 A JP 25018099A JP 2001073954 A JP2001073954 A JP 2001073954A
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Toshin Akutsu
東眞 阿久津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓輸送管の耐久性を向上させることができ
るとともに、装置全体の更なるコンパクト化が可能とな
り、しかも、種々の設置スペース形状への対応が容易と
なるチューブポンプを提供する。 【解決手段】 管壁25が管軸27と垂直な方向に変位
可能であり一端が流体45の吸入口29、他端が流体4
5の吐出口31として開口する可撓輸送管23と、この
可撓輸送管23の管軸方向に沿って並設され可撓輸送管
23を外部から押圧することで可撓輸送管23の管壁2
5を管軸27と垂直な方向に変位させ閉塞する複数の押
圧セル37とを具備し、個々の押圧セル37を並設方向
の一方向に順次動作させることで可撓輸送管23に進行
波を生じさせ、可撓輸送管内の流体を進行波と同一方向
に輸送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓輸送管の管壁
を管軸と垂直な方向に変位させて、可撓輸送管内の流体
を輸送するチューブポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体輸送用のポンプには、弁構造を有さ
ず、流路そのものがポンプ機能を果たす所謂チューブポ
ンプがある。従来、チューブポンプは、図4に示す回転
式のものが一般的であった。このチューブポンプ1は、
半円形状のステータ3の内側に、間隙を隔ててロータ5
が不図示のモータを駆動源として回転自在に設けられて
いる。ステータ3とロータ5との間隙には、外径がこの
間隙と略一致する可撓輸送管7が介装される。ロータ5
の外周には、円周方向に所定の間隔で複数の突起若しく
はローラ9が突設され、ローラ9はステータ3とロータ
5との間隙に突出することで、可撓輸送管7を押圧可能
としている。
【0003】このように構成されたチューブポンプ1で
は、ロータ5が回転されると、可撓輸送管7内に満たさ
れた流体11が、ローラ9によってしごき出されるとと
もに、しごかれて変形した可撓輸送管7が弾性復帰する
際に発生する負圧によって次の流体11が吸引され、こ
の動作が連続して行われることで、可撓輸送管7内の流
体11がロータ5の回転方向に輸送される。
【0004】このチューブポンプ1によれば、流路その
ものがポンプ機能を果たすので、流体11とポンプ駆動
部とが直接に接触しない。このため、流体11を衛生的
に保つことができるとともに、流体11がポンプ駆動部
に接触することによる腐食等の悪影響を回避することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回転式のチューブポンプ1は、ロータ5を回転
し、可撓輸送管7をローラ9で押圧しながら摺動させる
所謂しごき動作を行うので、可撓輸送管7に生じる疲労
が大きく、可撓輸送管7の耐久性を低下させる問題があ
った。
【0006】また、外周に突出したローラ9を有したロ
ータ5、及びこのロータ5を回転駆動するモータが必要
であるため、装置全体のコンパクト化に限度があり、さ
らなるコンパクト化の障害となっていた。さらに、ステ
ータ、ロータ、モータが必須構成として必要であるた
め、円形状や四角形状の設置スペースが必要になり、例
えば任意の曲線形状のスペースに設置する等、種々の設
置スペース形状に自由に対応することができなかった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、可撓輸送管の耐久性を向上させることができるとと
もに、装置全体の更なるコンパクト化が可能となり、し
かも、種々の設置スペース形状への対応が容易となるチ
ューブポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。本発明の請求項1記載のチューブポンプ2
1は、管壁25が管軸27と垂直な方向に変位可能であ
り一端が流体45の吸入口29、他端が流体45の吐出
口31として開口する弾性を有する可撓輸送管23と、
該可撓輸送管23の管軸方向に沿って並設され該可撓輸
送管23を外部から圧力を加えることで該可撓輸送管2
3の前記管壁25を管軸27と垂直な方向に変位させ閉
塞させる複数の絞り手段37とを具備し、個々の前記絞
り手段37を並設方向の一方向に順次動作させることで
前記可撓輸送管23に進行波を生じさせ、可撓輸送管内
の流体45を該進行波と同一方向に輸送することを特徴
とする。
【0009】このチューブポンプ21では、従来の回転
式のチューブポンプのように、可撓輸送管23を突起や
ローラで押圧しながら摺動させる所謂しごき動作を行わ
ないので、可撓輸送管23に生じる疲労が減少する。こ
れにより、可撓輸送管23の耐久性が高まる。また、従
来の回転式のチューブポンプに必要であったロータが不
要になり、絞り手段37を可撓輸送管23に沿って並設
して直線状に構成できるので、装置全体のコンパクト化
が容易となる。
【0010】請求項2記載のチューブポンプ21は、前
記可撓輸送管23に沿って所定長さの押圧台33が設け
られ、前記絞り手段37が、前記管軸27と垂直な方向
に直線駆動する押圧子41を有し該押圧子41によって
前記可撓輸送管23を前記押圧台33に押しつけて前記
管壁25を管軸27と垂直な方向に変位させ閉塞させる
ことを特徴とする。
【0011】このチューブポンプ21では、直線運動す
る個々の押圧子41によって可撓輸送管23が押圧台3
3に押しつけられ、管壁25が管軸27と垂直な方向に
確実に変位して閉塞動作を行い、かつ個々の押圧子41
が並設方向の一方向に順次動作することで、可撓輸送管
23に、簡単な構造でかつ確実に進行波が生じる。
【0012】請求項3記載のチューブポンプ21は、前
記可撓輸送管23が湾曲して設けられ、前記押圧台33
と、前記絞り手段37とが湾曲した該可撓輸送管23の
管軸方向に沿って設けられたことを特徴とする。
【0013】このチューブポンプ21では、押圧台33
と、絞り手段37とが、湾曲した可撓輸送管23に沿っ
て設けられるので、任意の曲線スペースへの設置が可能
になり、チューブポンプの、種々のスペース形状に対し
ての設置自由度が高められる。
【0014】請求項4記載のチューブポンプ51は、短
尺な筒状体よりなり、所定の内径に形成される内壁53
が、管軸方向50と垂直な方向に変位して縮径動作し、
該内壁53を閉塞自在とされる短管52を、管軸方向に
連続するように複数連結構成して略チューブ状に形成
し、一端が流体の吸入口55、他端が流体の吐出口56
として開口させ、個々の前記短管52を連結方向の一方
向に順次動作させることで管軸方向50に進行波を生じ
させ、連結された前記複数の短管52内の流体を該進行
波と同一方向に輸送することを特徴とする。
【0015】このチューブポンプ51では、チューブ状
に連続して連結構成される短管52のそれぞれが、管軸
方向50と垂直な方向に内壁53が変位して縮径動作
し、この内壁53を閉塞し、この閉塞を連結方向の一方
向に順次動作させることで流体を輸送する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチューブポン
プの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係るチューブポンプの分解斜視図、
図2は図1のチューブポンプの動作説明図である。
【0017】チューブポンプ21は、両端が開口し、弾
性及び可撓性を有する所定長さのチューブよりなる可撓
輸送管23を構成の一要素として有している。可撓輸送
管23は、管壁25が管軸27と垂直な方向に変位可能
であり、一端が流体の吸入口29、他端が流体の吐出口
31として開口している。
【0018】可撓輸送管23の材質としては、耐薬品性
の高い例えばシリコンゴム等を用いることができる。な
お、この実施の形態では、可撓輸送管23は直線形状の
状態で使用される。
【0019】可撓輸送管23には、可撓輸送管23の管
軸27方向に長い略短冊板形状の押圧台33が、管壁2
5に接触して設けられている。可撓輸送管23に接触す
る押圧台33の接触面33aは、管軸27方向に長い長
方形の平坦面で形成されている。
【0020】押圧台33の長手方向の両端には略半円形
の凹部35aを有した保持部35が設けられ、これら保
持部35は凹部35aにて可撓輸送管23を保持し、可
撓輸送管23の管軸27方向の移動、及び管軸27方向
と直交する方向の移動を規制する。
【0021】可撓輸送管23の、押圧台33と反対側に
は、可撓輸送管23の管軸27方向に沿って、複数、こ
の実施の形態では9個の絞り手段としての押圧セル37
が並設されている。
【0022】個々の押圧セル37は、本体39と、この
本体39から突出及び後退して直線方向に往復駆動され
る押圧子41とからなる。押圧子41は、本体39から
伸縮される軸部43の先端に設けられる。本体39に
は、この軸部43を伸縮させる例えば電磁力や、油圧,
空圧などの流体圧を利用したアクチュエータ、或いはラ
ック、ネジ、リンクを利用した伸縮動作を行う直動機構
が設けられている。
【0023】個々の押圧セル37は、独立して任意に駆
動されるようになっている。押圧セル37は、駆動され
ることにより本体39から軸部43が伸長し、押圧子4
1が可撓輸送管23を押圧台33に押しつけて、この可
撓輸送管23に外部から圧力を加え、管壁25を管軸2
7と垂直な方向に変位させ、流路面積を絞り管内を閉塞
させるようになっている。
【0024】また、押圧セル37は、駆動停止されるこ
とで軸部43が本体39内に後退し、押圧子41が押圧
台33から離反する方向に移動するようになっている。
これにより、押圧子41による可撓輸送管23への押圧
は解除され、可撓輸送管23は、管壁25が、弾性復帰
力により元の形状に戻り、すなわち管内を開放するよう
になっている。
【0025】それぞれの押圧セル37には、図示しない
駆動制御装置が接続され、駆動制御装置は、例えば予め
記憶させた駆動タイミングにより、個々の押圧セル37
を駆動制御できるようになっている。
【0026】この実施の形態では、個々の押圧セル37
は、駆動制御装置によって、並設方向の一方向に順次動
作されるようになっている。従って、可撓輸送管23に
沿って並設された個々の押圧セル37が、並設方向の一
方向に順次動作されることで、可撓輸送管23には進行
波が生じるようになっている。
【0027】次に、このように構成されたチューブポン
プ21の作用を説明する。図2(a)に示すように、先
ず、初動として、押圧セル37は、吐出口31側の4個
が駆動(ON)されて突出し、これら押圧セル37の位
置における可撓輸送管23を閉ざし、吸入口29側の5
個が非駆動(OFF)となって後退位置とされる。これ
により、可撓輸送管23内にはOFF状態にある吸入口
29側から5個分の空間に、吸入口29より流体45が
流入する。
【0028】次いで、図2(b)に示すように、吐出口
31から4番目の押圧セル37がOFFとなって後退さ
れるとともに、吸入口29側から1番目の押圧セル37
がONとなり突出して可撓輸送管23を閉ざす。これに
より、可撓輸送管23内には、押圧セル37の5個分の
閉鎖空間が形成され、この閉鎖空間内に流体45が充満
した状態となる。
【0029】次いで、図2(c)に示すように、吐出口
31から3番目の押圧セル37がOFFとなって後退さ
れるとともに、吸入口29側から2番目の押圧セル37
がONとなり突出して可撓輸送管23を閉ざし、続いて
図2(d)に示すように、吐出口31から2番目の押圧
セル37がOFFとなって後退されるとともに、吸入口
29側から3番目の押圧セル37がONとなって閉塞
し、閉鎖空間に充満した流体45は、押圧セル37の1
個分のピッチで、順次吐出口31側へ輸送される。
【0030】次いで、図2(e)に示すように、吐出口
31から1番目の押圧セル37がOFFとなって後退さ
れるとともに、吸入口29側から4番目の押圧セル37
のみがONとなって突出し閉塞された状態となり、以
降、図2(f)(g)に示すように、吸入口29から5
番目、6番目の押圧セル37が順次ONし、図2(h)
に示すように、吐出口31から3番目の押圧セル37が
ONとなって突出し閉塞した時に、同時に吸入口29か
ら1番目の押圧セル37がONとなって突出し閉塞し
て、再び押圧セル37同士間に5個分の閉鎖空間が形成
され、この閉鎖空間内に流体45が充満される。
【0031】次いで、図2(i)(j)に示すように、
吐出口31から2番目の押圧セル37がONとなって突
出し閉塞するとともに、吸入口29から2番目の押圧セ
ル37がONとなって突出して閉塞し、次いで、吐出口
31から1番目の押圧セル37がONとなって閉塞する
とともに、吸入口29から3番目の押圧セル37がON
となって突出して閉塞し、その後、再び図2(e)以降
の動作を順次繰り返すことになる。
【0032】可撓輸送管23内では、押圧セル37によ
って押圧され閉塞された管壁25が、押圧セル37の押
圧解除、すなわち後退により弾性復帰して元の形状に戻
ることで、内部容積が増大し、それにより可撓輸送管2
3内が負圧となって流体45が進むことになる。このよ
うにして個々の押圧セル37が並設方向の一方向に順次
動作させることで、可撓輸送管23には進行波が生じ、
可撓輸送管23内の流体が進行波と同一方向に輸送され
ることになる。つまり、流体45は、ぜん動運動によっ
て、可撓輸送管23内を連続して輸送される。
【0033】このチューブポンプ21によれば、従来の
回転式のチューブポンプのように、可撓輸送管23を突
起やローラで押圧しながら摺動させる所謂しごき動作を
行わずに済み、可撓輸送管23に生じる疲労を減少させ
て、可撓輸送管23の耐久性を高めることができる。
【0034】また、従来の回転式のチューブポンプに必
要であったロータが不要になり、押圧セル37を可撓輸
送管23に並設して構成できるので、装置全体をコンパ
クト化することができる。
【0035】さらに、可撓輸送管23に沿って押圧台3
3を設け、押圧セル37の押圧子41によって可撓輸送
管23を押圧台33に押しつけて管壁25を変位させ閉
塞させるので、直線運動する比較的簡単な構造の押圧セ
ル37を用いて、管壁25を管軸27と垂直な方向に確
実に変位させて閉塞させることができ、可撓輸送管23
に、簡単な構造でかつ確実に進行波を生じさせることが
できる。
【0036】なお、上述した実施の形態によるチューブ
ポンプ21では、可撓輸送管23が直線状に配置される
場合を例に説明したが、本発明に係るチューブポンプ
は、可撓輸送管23が湾曲して設けられるものであって
もよい。この場合、押圧台33と、押圧セル37とは、
湾曲した可撓輸送管23に沿って設けることができる。
このような構成によるチューブポンプによれば、装置を
任意の曲線形状のスペースに設置することができ、チュ
ーブポンプを、種々のスペース形状に自由に対応させる
ことができるようになる。
【0037】また、上述の実施の形態では、個々の押圧
セル37を並設方向の一方向に順次動作させる場合を例
に説明したが、本発明に係るチューブポンプは、駆動制
御装置にその他の駆動手順を記憶させておくことで、上
述した連続吐出の送液のみでなく、例えばバルブ動作や
断続吐出動作などの脈動動作、計量動作、及び逆送動作
を行わせることができる。
【0038】さらに、上述した実施の形態では、絞り手
段を押圧セル37にて構成する例について述べたが、こ
の絞り手段は、これに限定されることはなく、可撓輸送
管23を外部から押圧することで管壁25を管軸27と
垂直な方向に変位させ閉塞させる構造とし、この可撓輸
送管23の管軸27方向に沿って並設し、並設方向の一
方向に順次動作させることとすれば、他の構造にて構成
してもよく、例えば、紐体やベルトを可撓輸送管23の
外周に巻き付け、この紐体やベルトを管軸27方向に沿
って複数並設し、これら紐体やベルトを牽引することで
管壁25を絞り、閉塞させる構成などとして、並設方向
の一方向に順次動作させ可撓輸送管23に進行波を生じ
させ、可撓輸送管23内の流体を進行波と同一方向に輸
送するように構成してもよい。
【0039】また、上述した実施の形態では、可撓輸送
管23と押圧セル37よりなる絞り手段にて構成される
例について述べたが、本発明のチューブポンプは、管状
に構成され流体が輸送される構造であれば、他の構成に
よるものとしてもよく、例えば、図3に示すような、短
尺な筒状体の短管52を連結構成して、各短管52を動
作することで流体の輸送を行う構成としてもよい。
【0040】この図3に示すようなチューブポンプ51
は、短尺な筒状体よりなるとともに、壁部分に空間54
を有した短管52を、管軸方向50に連続するように複
数連結構成させ、内壁53が連続した略チューブ状に形
成された構造とされている。各短管52は、壁部分の空
間54が、図示しない駆動機構、例えばエアコンプレッ
サや、通電により膨出する機構等により膨張され、所定
の内径に形成される内壁53が、管軸方向50と垂直な
方向に変位して縮径動作し、この内壁53を閉塞するよ
うに構成されている。そして、この短管52が、管軸方
向50に連続するように複数連結構成して略チューブ状
に形成されて、一端が流体の吸入口55、他端が流体の
吐出口56として開口する構造とし、個々の前記短管5
2を連結方向の一方向に順次動作させることで管軸方向
50に進行波を生じさせ、連結された複数の短管52内
の流体を進行波と同一方向に輸送する構造となってい
る。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る請求項1記載のチューブポンプは、可撓輸送管を外部
から押圧することで管壁を管軸と垂直な方向に変位させ
閉塞させる複数の絞り手段を、可撓輸送管の管軸方向に
沿って並設し、個々の絞り手段を並設方向の一方向に順
次動作させることで、可撓輸送管に進行波を生じさせ、
可撓輸送管内の流体を進行波と同一方向に輸送するよう
にしたので、従来の回転式のチューブポンプのように、
可撓輸送管を突起やローラで押圧しながら摺動させる所
謂しごき動作を行わずに済み、可撓輸送管に生じる疲労
を減少させて、可撓輸送管の耐久性を高めることができ
る。また、従来の回転式のチューブポンプに必要であっ
たロータが不要になり、押圧セルを可撓輸送管に沿って
並設して構成できるので、装置全体をコンパクト化する
ことができる。
【0042】請求項2記載のチューブポンプは、可撓輸
送管に沿って押圧台を設け、絞り手段の押圧子によって
可撓輸送管を押圧台に押しつけて管壁を変位させ閉塞さ
せるので、直線運動する比較的簡単な構造の押圧子を用
いて、管壁を管軸と垂直な方向に確実に変位させて閉塞
させることができ、可撓輸送管に、簡単な構造でかつ確
実に進行波を生じさせることができる。
【0043】請求項3記載のチューブポンプは、可撓輸
送管を湾曲して設け、押圧台と、絞り手段とをこの湾曲
した可撓輸送管に沿って設けることができるので、任意
の曲線形状のスペースに設置することができ、種々の設
置スペース形状に自由に対応させることができるように
なる。
【0044】請求項4記載のチューブポンプは、短管を
複数連結して構成され、各短管自体の内壁が動作するこ
とで流体の輸送が行われるので、外方に駆動部分などが
なく、コンパクト化が図れ、省スペースな構成となる。
また、短管自体が動作することから、ポンプとしての外
形状に自由度が得られ、設置スペース形状が限定されな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューブポンプの分解斜視図であ
る。
【図2】図1のチューブポンプの動作説明図である。
【図3】他の実施の形態のチューブポンプの概略断面図
である。
【図4】従来の回転式チューブポンプの側面図である。
【符号の説明】
21…チューブポンプ 23…可撓輸送管 25…管壁 27…管軸 29…吸入口 31…吐出口 33…押圧台 37…絞り手段(押圧セル) 41…押圧子 45…流体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁が管軸と垂直な方向に変位可能であ
    り一端が流体の吸入口、他端が流体の吐出口として開口
    する弾性を有する可撓輸送管と、 該可撓輸送管の管軸方向に沿って並設され該可撓輸送管
    を外部から圧力を加えることで該可撓輸送管の前記管壁
    を管軸と垂直な方向に変位させ閉塞させる複数の絞り手
    段とを具備し、 個々の前記絞り手段を並設方向の一方向に順次動作させ
    ることで前記可撓輸送管に進行波を生じさせ、可撓輸送
    管内の流体を該進行波と同一方向に輸送することを特徴
    とするチューブポンプ。
  2. 【請求項2】 前記可撓輸送管に沿って所定長さの押圧
    台が設けられ、 前記絞り手段が、前記管軸と垂直な方向に直線駆動する
    押圧子を有し該押圧子によって前記可撓輸送管を前記押
    圧台に押しつけて前記管壁を管軸と垂直な方向に変位さ
    せ閉塞させることを特徴とする請求項1記載のチューブ
    ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記可撓輸送管が湾曲して設けられ、前
    記押圧台と、前記絞り手段とが湾曲した該可撓輸送管の
    管軸方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項2
    記載のチューブポンプ。
  4. 【請求項4】 短尺な筒状体よりなり、所定の内径に形
    成される内壁が、管軸方向と垂直な方向に変位して縮径
    動作し、該内壁を閉塞自在とされる短管を、管軸方向に
    連続するように複数連結構成して略チューブ状に形成
    し、一端が流体の吸入口、他端が流体の吐出口として開
    口させ、個々の前記短管を連結方向の一方向に順次動作
    させることで管軸方向に進行波を生じさせ、連結された
    前記複数の短管内の流体を該進行波と同一方向に輸送す
    ることを特徴とするチューブポンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009509078A (ja) * 2005-08-26 2009-03-05 バクスター インターナショナル インコーポレイテッド 回転軸まわり蠕動式ポンプおよび関連する方法

Cited By (1)

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JP2009509078A (ja) * 2005-08-26 2009-03-05 バクスター インターナショナル インコーポレイテッド 回転軸まわり蠕動式ポンプおよび関連する方法

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