JP2001073420A - 集合住宅における防火水槽を利用した各住戸への鉱泉の供給方法 - Google Patents

集合住宅における防火水槽を利用した各住戸への鉱泉の供給方法

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JP2001073420A
JP2001073420A JP2000350693A JP2000350693A JP2001073420A JP 2001073420 A JP2001073420 A JP 2001073420A JP 2000350693 A JP2000350693 A JP 2000350693A JP 2000350693 A JP2000350693 A JP 2000350693A JP 2001073420 A JP2001073420 A JP 2001073420A
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water
fire prevention
mineral spring
tank
apartment house
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Kikuo Yamazaki
喜久男 山▲崎▼
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Sebon KK
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Sebon KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅に住む住民が最小限の費用で温泉に
入浴できるようにし、集合住宅の住民の居住性や快適性
をより向上すること。 【解決手段】 集合住宅12には災害用として防火水槽
20が設置されている。防火水槽20には、その給水口
2002から温泉や冷泉などの鉱泉の水が供給され、貯
溜されている。防火水槽20は、火災などの災害用とし
て用いられることは無論のこと、温泉や冷泉などの鉱泉
の水を貯溜するタンクとして用いられる。防火水槽20
に貯溜された鉱泉の水は、ポンプ30、加圧タンク3
2、貯湯槽36、ボイラー42、循環ポンプ44を介し
て暖められた後、各住戸16の入浴設備に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅に設置さ
れる防火水槽の利用方法に関し、さらに詳細には、集合
住宅における防火水槽を利用した各住戸への鉱泉の供給
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅では、火災などの災害用として
防火水槽が設置される場合が多い。例えば、100戸前
後の規模の集合住宅では40トン程度の大きな容積の防
火水槽が設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような防
火水槽は、もともと火災などの災害時に備えて設置され
るものであるため、使用される頻度は極めて少なく、使
用されることなくそのまま放置されているのが現状であ
る。
【0004】本発明は、上述のように使用される頻度が
極めて少ない大きな容積の防火水槽に着目し、この防火
水槽を利用することで集合住宅に住む住民が温泉に入浴
できるようにし、集合住宅の住民の居住性や快適性をよ
り向上できるようにした集合住宅における防火水槽の利
用方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の集合住宅における防火水槽の利用方法は、前
記防火水槽に鉱泉の水を常時貯溜しておき、前記集合住
宅を構成する各住戸に前記鉱泉の水を供給するようにし
たことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、例えば、集合住宅を構成
する各住戸の入浴設備に、防火水槽に満たされた鉱泉の
水を供給することで、集合住宅に住む住民が各住戸にお
いて温泉に入浴することが可能となる。そして、鉱泉の
水を溜めておくタンクは、元々災害用として設置される
防火水槽を利用するものであるため、鉱泉の水を溜めて
おくタンクにまつわる費用はほとんど掛からず、集合住
宅において必要最小限の費用で温泉に入浴することが可
能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は集合住宅の平面図を
示す。図1において、符号10は集合住宅の敷地、符号
12は集合住宅、符号14はは道路を示しており、集合
住宅12は、本実施の形態では多数の住戸16からなる
タウンハウスであり、各住戸16は複数階を有してい
る。タウンハウスは連棟式の接地型集合住宅であり、通
常の戸建て住宅の独立性と、集合住宅の屋外環境の良さ
を併せ持つという利点を有している。タウンハウスは、
各住戸の玄関が2m以上の幅の通路(道路)に面している
ことなど、マンションなどとは異なった制約はあるもの
の、複数の住戸が隣接する壁の一部を共通させて横に連
結された1棟の建物として構成されたものである。な
お、集合住宅12は、無論タウンハウスではなくマンシ
ョンなどの形式などであってもよく、本発明は集合住宅
の形式に限定されず、多数の住戸からなる集合住宅に広
く適用される。
【0008】集合住宅12には災害時用として防火水槽
20が設置されている。この防火水槽20は、本実施の
形態では、敷地10内の地中に埋設され、防火水槽20
の上には、管理事務所や集会場などの建物22が設けら
れている。前記防火水槽20は、火災などの災害時用と
して用いられることは無論のこと、温泉や冷泉などの鉱
泉の水を貯溜するタンクとして用いられ、防火水槽20
には、その給水口2002から温泉や冷泉などの鉱泉の
水が供給され、貯溜されている。
【0009】温泉や冷泉などの鉱泉の水は、周知のよう
に、その中に含まれる鉱物質などの成分によって脳卒
中、神経麻痺、皮膚病、外傷後のリハビリテーションな
ど、各種の病気の療養に適した医療効果が奏され、浴用
または飲用として用いられており、したがって、防火水
槽20に貯溜された鉱泉の水を、各住戸16の入浴設備
や洗面所、キッチンなどに供給して浴用、洗顔用、飲用
などとして利用することができる。本実施の形態では、
鉱泉の水を各住戸の入浴設備に供給するようにしてい
る。なお、防火水槽20の容量は、鉱泉の水を各住戸1
6の入浴設備に供給することから、設置が義務づけられ
た容量のものよりも予め大きめにしておくようにしても
よい。
【0010】防火水槽20に貯溜された鉱泉の水を各住
戸16の入浴設備に供給する構造として様々な方式を採
用できる。図2、図3は防火水槽に貯溜された鉱泉の水
を各住戸の入浴設備に供給するための設備の概略図を示
す。例えば、図2に示すように、鉱泉の水を暖めてから
各住戸16の入浴設備に供給する方式や、あるいは、鉱
泉の水を暖めずにそのまま各住戸16の入浴設備に供給
する方式を採用できる。図2の方式では、防火水槽20
に貯溜された鉱泉の水は、ポンプ30、加圧タンク3
2、減圧弁34を介して貯湯槽36に供給される。そし
て、貯湯槽36に供給された鉱泉の水は、循環ポンプ3
8、密閉型膨張タンク40を介して貯湯槽36とボイラ
ー42との間をボイラー42により加熱されつつ循環
し、加熱された鉱泉の水は、循環ポンプ44を介して貯
湯槽36から給湯管46を介して各住戸16に導かれ、
給湯管46に接続する枝管48、モータポンプ50を介
して各住戸16の入浴設備の蛇口に供給され、各住戸1
6で使用されなかった鉱泉の水は給湯管46から返湯管
52を経て貯湯槽36に戻されるようになっている。こ
の場合、機械室を設け、加圧タンク32、貯湯槽36、
循環ポンプ38、密閉型膨張タンク40、ボイラー42
などをこの機械室に収容するようにしてもよい。図3の
方式では、防火水槽20に貯溜された鉱泉の水は、ポン
プ60を介して加圧タンク62に供給され、加圧タンク
62から配管64、モータポンプ66を介して各住戸1
6の浴槽上の蛇口や給湯機に供給されるようになってい
る。
【0011】なお、何れの場合にも、防火水槽20の内
部に水位計70が設置され、水位計70には制御手段7
2が接続され、水位計70と制御手段72により防火水
槽20の内部の水位が常時監視され、水位が所定の高さ
に降下した際に、防火水槽20に鉱泉の水を供給すべき
信号が、集合住宅12の管理事務所や、あるいは、鉱泉
の水を運ぶ業者に発信されるように構成されている。こ
れにより、防火水槽20の水位が所定の高さに降下する
と、その都度、運搬業者により鉱泉の水が防火水槽20
に供給され、防火水槽20には所定水位以上の鉱泉の水
が常時貯溜されることになる。
【0012】本実施の形態によれば、防火水槽20に満
たされた鉱泉の水を火災などの災害時に従来と同様に使
用できることは無論のこと、防火水槽20に満たされた
鉱泉の水は各住戸16の入浴設備に供給されるので、集
合住宅12に住む住民が各住戸16において温泉に入浴
することが可能となる。そして、鉱泉の水を溜めておく
タンクとして、元々災害用として設置される防火水槽2
0を利用しているので、鉱泉の水を溜めておく貯溜タン
クにまつわる費用はほとんど掛からず、防火水槽20に
満たされた鉱泉の水を各住戸16の入浴設備に導くため
の配管設備費や運搬業者が鉱泉の水を運搬するランニン
グコストなどの費用で足り、集合住宅12において必要
最小限の費用で温泉に入浴することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
合住宅に設置される防火水槽に鉱泉の水を常時貯溜して
おき、集合住宅を構成する各住戸に前記鉱泉の水を供給
するようにした。そのため、集合住宅において、必要最
小限の費用により各住戸で温泉に入浴できるようにな
り、集合住宅に住む住民の居住性や快適性をより一層高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集合住宅の平面図である。
【図2】防火水槽に貯溜された鉱泉の水を暖めてから各
住戸の入浴設備に供給するための設備の概略図である。
【図3】防火水槽に貯溜された鉱泉の水を暖めずにその
まま各住戸の入浴設備に供給するための設備の概略図で
ある。
【符号の説明】
12 集合住宅 16 住戸 20 防火水槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅に設置される防火水槽の利用方
    法であって、 前記防火水槽に鉱泉の水を常時貯溜しておき、 前記集合住宅を構成する各住戸に前記鉱泉の水を供給す
    るようにした、 ことを特徴とする集合住宅における防火水槽の利用方
    法。
  2. 【請求項2】 前記鉱泉の水は各住戸の入浴設備や洗面
    所に供給されることを特徴とする請求項1記載の集合住
    宅における防火水槽の利用方法。
  3. 【請求項3】 前記防火水槽内の水位が所定の高さに降
    下した際に、防火水槽に鉱泉の水を供給すべき信号が、
    前記集合住宅の管理事務所、あるいは、鉱泉の水を運ぶ
    業者に発信されることを特徴とする請求項1記載の集合
    住宅における防火水槽の利用方法。
JP2000350693A 2000-11-17 2000-11-17 集合住宅における防火水槽を利用した各住戸への鉱泉の供給方法 Pending JP2001073420A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112618A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温泉水供給システムおよび温泉水供給方法
CN105735423A (zh) * 2016-02-26 2016-07-06 江阴市博阳机电设备有限公司 一种消防给水排水系统
CN111519708A (zh) * 2020-05-22 2020-08-11 广东启源建筑工程设计院有限公司 一种高层建筑给排水系统
CN113700081A (zh) * 2021-09-18 2021-11-26 广东建邦兴业集团有限公司 一种装配式消防给水系统

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