JP2001072200A - 給油装置の油だれ防止装置 - Google Patents

給油装置の油だれ防止装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油ノズルの姿勢に関係なく、吐出パイプに
付着した油がノズル本体側にたれないようにできるとと
もに、給油ノズルから滴下した油が再付着しないように
できる給油装置の油だれ防止装置を提供する。 【解決手段】 ノズル本体17と吐出パイプ22との取
り付け部分に、該吐出パイプ22の先端部側に向けた皿
状の開口を有し、周縁部が油の滴下するリップ状に形成
された、少なくとも2以上複数のリップ部32,33,
34が互いのリップ部の間に谷部を設けて連接された油
止め部30が装着された給油ノズル12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ガソリンスタンド
等の給油所に設置される給油装置の油だれ防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】給油装置の給油ホース先端に設けられる
給油ノズルは、吐出パイプに付着した油がたれないよう
に、吐出パイプを上にしてノズル掛けに掛けられてい
る。ところで、自動車等の被給油タンク内に満タンまで
給油した場合には、吐出パイプの内面だけでなく外面に
も油が付着し、内面に付着した油は吐出パイプ内に溜ま
るが、外面に付着した油は吐出パイプよりノズル本体側
にたれ、ノズル本体を油で汚すことがあった。特に、軽
油、重油あるいは灯油等の油は、揮発性が低く、これが
たれてノズル本体の外周部を伝わり給油者の手にかかっ
たり、衣服にかかるおそれがあり、また、給油終了後に
給油ノズルを掛けるノズル掛けに油がたれ落ちて付着
し、これが給油ノズルや給油者の手あるいは衣服や靴等
に付着するおそれがあった。このような給油ノズルから
の油だれは、給油所の作業員にとって給油作業の障害に
なるだけでなく、運転者が自ら給油するいわゆるセルフ
サービス給油においても油が手や衣服に付着するためセ
ルフサービス給油を敬遠する理由になっていた。
【0003】これに対して本出願人は、例えば、特開平
10−114398号公報において、ノズル本体の流出
口に吐出パイプが取り付けられた給油ノズルにおいて、
吐出パイプの根元部に油溜まり用の凹部を形成し、この
凹部の外周壁の前面に油切り用の溝を形成した給油ノズ
ルを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
給油ノズルにおいて、吐出パイプの根元部に油溜まり用
の凹部を形成し、この凹部の外周壁の前面に油切り用の
溝を形成しても、再度の給油作業等による給油ノズルの
姿勢により、凹部に溜まった油が流出し、さらに油切り
用の溝を越えてノズル本体側にたれるおそれがあった。
また、ノズル掛けは、給油ノズルより滴下した油が付着
し、この油が給油ノズルに再付着することがあるため、
油が付着しやすい給油ノズル部分がノズル掛けに直接に
触れない形状にするとともに、滴下した油も再付着しな
いように処理する必要がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
給油ノズルの姿勢に関係なく、吐出パイプに付着した油
がノズル本体側にたれないようにできるとともに、給油
ノズルから滴下した油が再付着しないようにできる給油
装置の油だれ防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の給油装置の油だれ防止装置は、ノズル本体
と吐出パイプとの取り付け部分に、該吐出パイプの先端
部側に向けた皿状の開口を有し、周縁部が油の滴下する
リップ状に形成された、少なくとも2以上複数のリップ
部が互いのリップ部の間に谷部を設けて連接された油止
め部が装着された給油ノズルを備えたことを特徴とする
ものである。油止め部をノズル本体と吐出パイプの取り
付け部分に装着することで、給油ノズルの姿勢に関係な
く、吐出パイプに付着した油がノズル本体側にたれない
ようにできる。
【0007】前記ノズル本体と吐出パイプとの取り付け
部分は、筒状の突出部に形成されるとともにこの突出部
の周囲に孔が形成され、前記油止め部は、前記突出部に
嵌合する装着部を有し該装着部の内面側には前記孔に係
入する突起部が形成されていることが、油止め部の回り
止めができる点で好ましい。
【0008】前記リップ部は、その開口が吐出パイプの
軸芯から偏心していることが給油口から吐出パイプを挿
入して給油作業を行うときに給油口の全面を覆うことが
できる点で好ましい。
【0009】前記油止め部の複数のリップ部のうちの第
1及び第2のリップ部の間は肉厚に形成されていること
が強度を持たせることができる点で好ましい。
【0010】前記給油ノズルを掛けるノズル掛けは、油
止め部のリップ部から滴下する油を受ける皿状に形成さ
れた油溜め部が設けられていることが、給油ノズルから
滴下した油を溜めることができる点で好ましい。
【0011】前記油溜め部は、取り外し自在な別体に形
成されていることが、溜まった油を簡単に排出すること
ができる点で好ましい。
【0012】前記油溜め部に溜められた油は、給油装置
に設けられた油水分離装置を通して回収されることが公
害問題を生じない点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
により具体的に説明する。図1〜図5は本発明第1実施
形態の給油装置の油だれ防止装置を説明する図であり、
図1は給油装置のノズル掛けに給油ノズルを掛けた状態
を示す斜視図、図2は給油ノズルのノズル本体に吐出パ
イプを取り付けた部分の拡大断面図、図3はノズル本体
と吐出パイプの間に取り付けられる油止め部の正面図、
図4は図3の油止め部のA−A線断面図、図5はノズル
掛け部分の斜視図である。
【0014】これらの図において、本実施形態の給油装
置の油だれ防止装置10は、給油装置の給油ホース11
の先端に取り付けた給油ノズル12に、油止め部30を
ノズル本体14と吐出パイプ22との間に取り付け、吐
出パイプ22に付着した油がノズル本体14側にたれな
いようにし、ノズル掛け13の形状を給油ノズル12に
付着した油に直接に接触しないような形状に形成し、か
つ給油ノズル12から滴下した油を溜める油受け部13
eを設けたものである。
【0015】給油ノズル12は、そのノズル本体14の
側面側の流入口には給油ホース11の先端部が接続さ
れ、先端側の流出口17には吐出パイプ22が取り付け
られ、この流入口と流出口17とを連通する流路に図示
しない開閉弁が設けられ、下部側には開閉弁を開閉する
操作レバーを有する中央のレバー部16と、後部のグリ
ップ部15とが設けられている。また、ノズル本体14
の周囲は、耐油性で軟質合成樹脂材等からなるノズルカ
バー24で覆われている。ノズル本体14の先端側は、
流出口17に沿って円筒状に突出された突出部18に形
成され、その突出部18の手前の周囲はフランジ状の段
部に形成され、この突出部18の先端に吐出パイプ22
の根元部が取り付けられ、かつこの突出部18の外周部
に油止め部30が装着されるようになっている。吐出パ
イプ22は、その根元部から中間部にかけてアンカーバ
ネ23が螺旋状に巻かれている。また、突出部18は、
その先端部の角部が油止め部30を装着しやすいように
面取りが施され、かつ外周部には油止め部30の回り止
め用の孔19が複数個(実施形態では4個)形成され、
さらにOリング26が係入されるOリング溝25が形成
されている。ノズル本体14の突出部18手前のフラン
ジ状の段部の端面(前面)には、油のシール手段を構成
するOリング溝20が形成されており、このOリング溝
20に取り付けられたOリング21を介してノズルカバ
ー24の先端側が当接されている。
【0016】油止め部30は、例えば、耐油性の樹脂材
からなり、ほぼ短い円筒状に形成された装着部31と、
この装着部31の前側の外周部に設けられた第1のリッ
プ部32と、この第1のリップ部32に隣接して設けら
れた第2のリップ部33と、この第2のリップ部33に
隣接して設けられた第3のリップ部34とが一体的に成
型されている。装着部31は、ノズル本体14の突出部
18の外周部に挿入される円筒形状に形成され、その内
面には突出部18に形成された孔19に係入する突起部
36が複数個(実施形態では4個)形成されており、油
止め部30の回り止めになっている。第1のリップ部3
2は、装着部31の先端部の外周部から吐出パイプ22
の先端側に向かうほど大きくなるよう開口されたほぼ楕
円形の皿状に形成され、かつ楕円形の開口は、図3の正
面図に示すように上部側が大きく、装着部31の位置が
やや下側に偏心した形状に形成されている。この第1の
リップ部32の開口は、給油中に油が自動車等の給油口
からはね出さないように十分な大きさに形成され、かつ
その開口が楕円形で偏心しているのは、給油口に吐出パ
イプ22の下側外周部を当接させて給油したときに、給
油口を十分に覆うことができるようにするためである。
また、この第1のリップ部32の楕円形の周縁部は、リ
ップ状でその断面形状が前側にやや丸く突出された補強
部37が形成され、かつ楕円形の正面側は装着部31か
ら放射状に前側に突出された補強部38が数条形成され
ている。これらの補強部38は、第1のリップ部32を
補強するとともに、給油中に第1のリップ部32が給油
口を完全に密閉しないように被給油タンク内と外部とが
流通できるようにしている。第2のリップ部33は、第
1のリップ部32より小さく、先端側に向かうほど大き
く開口されたほぼ楕円形の皿状で周縁部がリップ状に形
成され、同様に偏心した形状に形成されている。第1の
リップ部32と第2のリップ部33との間の吐出パイプ
22側は谷状のラビリンス(迷路)を形成している。ま
た、第1のリップ部32と第2のリップ部33の谷側部
分は、第1のリップ部32を給油口に押し付けたときの
強度を保持するために肉厚部35に形成されている。第
3のリップ部34は、第2のリップ部33より小さく、
先端側に向かうほど大きく開口されたほぼ楕円形の皿状
で周縁部がリップ状に形成され、偏心した形状に形成さ
れている。同様に第2のリップ部33と第3のリップ部
34との間の吐出パイプ22側は谷状のラビリンス(迷
路)を形成している。また、これらの偏心した第1〜第
3のリップ部32,33,34の周縁部の下端部側は、
装着部31の軸芯とほぼ平行になっている。
【0017】ノズル掛け13は、給油装置の本体ケース
の側面に取り付けられる矩形状に形成された本体13a
と、この本体13aの上部側に凹部状に形成された給油
ノズル12の吐出パイプ22部分の収納部13bと、こ
の収納部13bの下部に前側に突出されたノズル掛けを
支持するための突出部13cと、この突出部13cの端
部に形成された給油ノズル12のレバー部16を掛ける
ための支持部13dと、突出部13cの上部で給油ノズ
ル12に装着された油止め部30の下側に位置する部分
に上側を開口して皿状に形成された油溜め部13eとを
有し、全体として油が付着しやすい給油ノズル12の油
止め部30、吐出パイプ22の筒先あるいはノズルカバ
ー24等の部分がノズル掛け13に触れない形状に形成
されている。油溜め部13eは、例えば、取り外し可能
な別体の受皿に形成し、油が溜まったときに受皿を取り
外して油を排出できるようにしてもよい。
【0018】上記構成の給油装置の油だれ防止装置10
では、まず、給油ノズル12により自動車等へ給油作業
をする場合には、ノズル掛け13より給油ノズル12を
外し、吐出パイプ22を自動車等の燃料タンクの給油口
へ挿入し、油止め部30の第1のリップ部32を給油口
が覆われるように当接させて、操作レバーを引くと吐出
パイプ22より油が吐出される。油止め部30は、給油
口の全体を覆うために油のはね出しまたははね返りを防
ぐことができるとともに、放射状に突出された補強部3
9のために給油口を完全に密閉させることがない。給油
により燃料タンク内が満タンになり、操作レバーを戻し
て給油を停止し、給油ノズル12の吐出パイプ22を給
油口から抜き出し、ノズル掛け13に掛けて給油操作が
終了する。
【0019】このように燃料タンクが満タンになるまで
給油すると、給油口から抜き出した吐出パイプ22の外
面は、内面と同様に油が付着している。そして、吐出パ
イプ22を上にして給油ノズル12をノズル掛け13に
掛けると、外面に付着した油が吐出パイプ22の根元部
側へ流れ、油止め部30の第1のリップ部32に流入
し、周縁部からしずく状に滴下し、この滴下した油がノ
ズル掛け13の油溜め部13eに溜められる。第1のリ
ップ部32でほとんどの油は滴下するが、極一部の一滴
に満たない油が第1のリップ部32の周縁部に付着して
いる。再度の給油操作等を行ったときに一滴に満たない
油の幾分かは第1及び第2のリップ部32,33で形成
される谷部分に流れ込む。次に、再び給油ノズル12を
ノズル掛け13に掛けると、谷部分に流れた油の一部が
第1のリップ部32の方向に流れ、残りの油が第2のリ
ップ部33に流れ、これらの油は滴下できる量より少な
いため滴下しない。次回の給油操作等により滴下しなか
った油の一部は元の谷部に戻り、残りの油が第2と第3
のリップ部33,34との間で形成される谷部に流れ込
む。同様の作用により、第2のリップ部33と第3のリ
ップ部34で谷部への流れ込みと周縁部への戻りを繰り
返す。このような繰り返しにより第3のリップ部34に
はなかなか油が到達しにくくなり、ノズル本体側14側
にたれる機会がなくなる。さらに、本実施形態では、油
止め部30側のノズル本体14は、Oリング21を介し
てノズルカバー24が当接されて取り付けられているた
め、油がノズル本体14とノズルカバー24との間に入
り込むことがなくなる。したがって、給油ノズル12の
姿勢に関係なく、吐出パイプ22に付着した油がノズル
本体14側にたれないようにできる。
【0020】ノズル掛け13は、油止め部30、吐出パ
イプ22の筒先あるいはノズルカバー24等の部分が触
れないように形成されているため、給油ノズル12の油
がノズル掛け13に付着することがなくなり、また油止
め部30から滴下した油は別体の皿状に形成された油溜
め部13eに溜まるため、この油溜め部13eを取り外
して油を排出することができる。
【0021】図6は本発明第2実施形態の給油装置の油
だれ防止装置を説明する図である。なお、第1実施形態
に対応する部分及び部材は同一の符号を記し詳細の説明
を省略する。
【0022】この実施形態の給油装置40は、第1実施
形態と同様の給油ノズル12とノズル掛け13とを備
え、ノズル掛け13の油溜め部13eに溜められた油を
処理する部分を設けたものである。
【0023】給油装置40は、図示しない地下タンクの
油が、本体ケース41内に配置されたモータ42によっ
て駆動される給油ポンプ43によって吸入管44を通っ
て吸引され、次いで流量計45で流量が計測され、配管
48を通って給油ホース11に流れ、給油ノズル12に
給油されるようになっている。流量計45で計測された
給油量は、表示器46に表示される。給油ポンプ43
は、気液分離装置47を有している。また、給油装置4
0には、その本体ケース41の側面に第1実施形態と同
様に構成されたノズル掛け13が設けられ、このノズル
掛け13に吐出パイプ22の根元部に油止め部30を装
着した給油ノズル12を掛けるようになっている。ま
た、ノズル掛け13の近傍には、給油ノズル12を掛け
ると作動するノズルスイッチ49が設けられている。
【0024】また、給油装置40は、給油ノズル12の
油止め部30から滴下して油溜め部13eに溜められた
油が回収管51を通って油水分離装置50に流入し、こ
の油水分離装置50で分離された油が配管52を通って
気液分離室47に回収され、雨水は排出管53を通って
油吸着装置54に流入し、ここで雨水中に含まれるわず
かな油分、すなわち油水分離装置13で分離されなかっ
た油が吸着され、雨水のみが配管55を通って排出され
るようになっている。
【0025】上記構成の給油装置40では、給油ノズル
12がノズル掛け13に掛けられ、吐出パイプ22に付
着した油が、油止め部30のリップ部32,33,34
から滴下して油溜め部13eに溜められ、その油が回収
管51を通って油水分離装置50に流入して油と雨水に
分離され、油は配管52を通って気液分離室47に回収
され、雨水は排出管53を通って油吸着装置54で雨水
中に含まれるわずかな油分が吸着され、雨水のみが配管
55を通って排出される。したがって、給油装置40が
屋外に配置されて給油ノズル12に付着して油溜め部1
3eに溜められた油に雨水が浸入しても、油と雨水を分
離して油は回収し雨水のみを排出することで公害問題を
生じない。
【0026】なお、上記実施形態において、油止め部3
0は、第1〜第3のリップ部32,33,34を設けた
例を説明したが、少なくとも2以上の複数のリップ部が
設けられていればよく、その形状も第1のリップ部は、
給油口を覆うことができる大きさで、かつ完全に密閉す
ることなく外気と流通できる形状であればよく、実施形
態に限定されない。また、油止め部30が設けられた側
のノズル本体14とノズルカバー24との間は、油をシ
ールする手段としてOリング以外に接着剤等を使用して
もよい。さらに、ノズル掛け13は、少なくとも給油ノ
ズル12の油止め部30から滴下する油を受けて溜める
ことができる油溜め部13eが設けられていればよく、
一体的に設けて給油装置の本体側に回収したり、あるい
は取り外し可能な別体の皿状に形成し、溜まった油を適
宜排出するようにしてもよい。さらにまた、上記第2実
施形態において油を給油ポンプ側に回収しているが、地
下タンクに回収してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の給油装置の
油だれ防止装置は、油止め部をノズル本体と吐出パイプ
の取り付け部分に装着することで、給油ノズルの姿勢に
関係なく、吐出パイプに付着した油がノズル本体側にた
れないようにでき、また、ノズル掛けに給油ノズルから
滴下した油をためる油溜め部を設け、この油を適宜回収
あるいは排出することで油の付着を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の給油装置のノズル掛けに
給油ノズルを掛けた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明第1実施形態の給油ノズルのノズル本体
に吐出パイプを取り付けた部分の拡大断面図である。
【図3】本発明第1実施形態のノズル本体と吐出パイプ
の間に取り付けられる油止め部の正面図である。
【図4】図3の油止め部のA−A線断面図である。
【図5】本発明第1実施形態のノズル掛け部分の斜視図
である。
【図6】本発明第2実施形態の給油装置の油だれ防止装
置を説明する図である
【符号の説明】
10 油だれ防止装置 11 給油ホース 12 給油ノズル 13 ノズル掛け 13a 本体 13b 収納部 13c 突出部 13d 支持部 13e 油溜め部 14 ノズル本体 15 グリップ部 16 レバー部 17 流出口 18 突出部 19 孔 20,25 Oリング溝 21,26 Oリング 22 吐出パイプ 23 アンカーバネ 24 ノズルカバー 30 油止め部 31 装着部 32 第1のリップ部 33 第2のリップ部 34 第3のリップ部 35 肉厚部 36 突起部 37,38 補強部 40 給油装置 41 本体ケース 42 モータ 43 給油ポンプ 44 吸入管 45 流量計 46 表示器 47 気液分離装置 48 配管 49 ノズルスイッチ 50 油水分類装置 51 回収管 52 配管 53 排出管 54 油吸着装置 55 配管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体と吐出パイプとの取り付け部
    分に、該吐出パイプの先端部側に向けた皿状の開口を有
    し、周縁部が油の滴下するリップ状に形成された、少な
    くとも2以上複数のリップ部が互いのリップ部の間に谷
    部を設けて連接された油止め部が装着された給油ノズル
    を備えたことを特徴とする給油装置の油だれ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル本体と吐出パイプとの取り付
    け部分は、筒状の突出部に形成されるとともにこの突出
    部の周囲に孔が形成され、前記油止め部は、前記突出部
    に嵌合する装着部を有し該装着部の内面側には前記孔に
    係入する突起部が形成されている請求項1記載の給油装
    置の油だれ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記リップ部は、その開口が吐出パイプ
    の軸芯から偏心していることを特徴とする請求項1記載
    の給油装置の油だれ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記油止め部の複数のリップ部のうちの
    第1及び第2のリップ部の間は肉厚に形成されている請
    求項1記載の給油装置の油だれ防止装置。
  5. 【請求項5】 前記給油ノズルを掛けるノズル掛けは、
    油止め部のリップ部から滴下する油を受ける皿状に形成
    された油溜め部が設けられていることを特徴とする給油
    装置の油だれ防止装置。
  6. 【請求項6】 前記油溜め部は、取り外し自在な別体に
    形成されている請求項5記載の給油装置の油だれ防止装
    置。
  7. 【請求項7】 前記油溜め部に溜められた油は、給油装
    置に設けられた油水分離装置を通して回収されることを
    特徴とする給油装置の油だれ防止装置。
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KR100954829B1 (ko) * 2009-09-10 2010-04-27 엄장우 유증기 회수형 주유건
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