JP2001071475A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2001071475A
JP2001071475A JP24925399A JP24925399A JP2001071475A JP 2001071475 A JP2001071475 A JP 2001071475A JP 24925399 A JP24925399 A JP 24925399A JP 24925399 A JP24925399 A JP 24925399A JP 2001071475 A JP2001071475 A JP 2001071475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
error
paper feed
head
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24925399A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakazu Fukano
孝和 深野
Masahiko Yoshida
昌彦 吉田
Toshihisa Saruta
稔久 猿田
Yasuhiko Kosugi
康彦 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP24925399A priority Critical patent/JP2001071475A/ja
Publication of JP2001071475A publication Critical patent/JP2001071475A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/024Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
    • H04N1/02418Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick up and reproduction
    • H04N1/02472Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick up and reproduction using a single head, i.e. for pick up and reproduction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙に対する紙送り量にばらつきがあっ
ても品位の高い記録を行なうことのできるインクジェッ
ト記録装置を提供すること。 【解決手段】 インクジェット記録装置において、記録
ヘッド10が実際の記録に先立って試験的に行なった記
録結果を撮像素子60が撮像し、誤差算出部91は、こ
の撮像結果から前回の試験記録位置と今回の試験記録位
置との相対位置を比較することにより紙送り誤差を算出
する。ヘッド位置制御部92とヘッド位置補正機構70
からなる記録位置補正手段は、この紙送り誤差を相殺す
るように記録ヘッド10の上下位置を補正し、この記録
ヘッド10が行なう実際の記録の副走査方向における位
置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタあるいはインクジェットプロッタなどのインクジ
ェット記録装置に関するものである。さらに詳しくは、
インクジェット記録装置における記録位置精度の向上技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタやインクジェッ
トプロッタなどといったインクジェット記録装置では、
キャリッジ上に搭載された記録ヘッドのノズル開口から
インク滴を吐出して記録用紙上に所定の記録を行なう。
ここで、インクジェット記録装置には、記録用紙を副走
査方向に間欠的に送り動作を行なう紙送り機構が構成さ
れ、キャリッジを副走査方向と直交する主走査方向に往
復移動させるキャリッジ機構が構成されている。従っ
て、キャリッジが主走査方向に移動することによって、
図11(A)に示すように、記録ヘッド10は、1ラス
タ分の記録RM1を行なうことができる。また、1ラス
タ分の記録RM1が終わると、紙送り機構が記録用紙を
1ステップ分だけ送り出すので、再度、記録ヘッド10
が1ラスタ分の記録RM2を行なうと、前回の記録RM
1と今回の記録RM2とが繋がって全体として所定の情
報を記録することができる。ここで、記録ヘッド10で
は、複数のノズル開口111が副走査方向に並んでいる
ので、1回の主走査でノズル形成範囲に相当する幅の記
録を行なうので、紙送り機構は、この1回の記録幅に相
当する寸法だけ記録用紙を送り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙送り
機構は、モータの回転をギアなどの機構部品を介してプ
ラテンに伝達する構成であるため、紙送り量に誤差が発
生することは避けることができず、図11(B)に示す
ように、前回の記録領域RM1、RM2・・・と今回の
記録領域RM1、RM2・・・との間に隙間RM′や重
なりRM″が発生するという問題点がある。このような
隙間RM′や重なりRM″は、文字を記録しているとき
には改行幅のばらつきとなるだけで目立たないが、イン
クジェット記録装置でポスターなどを制作しようとした
とき、画像に不自然な横線が入ってしまうという致命的
な問題を発生させる。
【0004】そこで、本発明の課題は、記録用紙に対す
る紙送り量にばらつきがあっても品位の高い記録を行な
うことのできるインクジェット記録装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ノズル開口から吐出するインク滴によ
って記録用紙に記録を行なう記録ヘッドと、該記録ヘッ
ドが搭載されたキャリッジと、該キャリッジを主走査方
向に往復移動させるキャリッジ機構と、前記記録用紙を
前記主走査方向と直交する副走査方向に間欠的に送り出
す紙送り機構とを有するインクジェット記録装置におい
て、前記記録ヘッドが実際の記録に先立って試験的に行
なった記録結果を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮
像結果から前回の試験記録位置と今回の試験記録位置と
の相対位置を比較して前記紙送り機構の紙送り誤差を算
出する誤差算出手段と、該誤差算出手段による算出結果
に基づいてこれらから前記記録ヘッドが行なう記録の副
走査方向における位置を補正する記録位置補正手段とを
有していることを特徴とする。
【0006】本発明に係るインクジェット記録装置で
は、キャリッジが主走査方向に移動することによって、
記録ヘッドは1ラスタ分の記録を行ない、1ラスタ分の
記録が終わると、紙送り機構が記録用紙を1ステップ分
だけ送り出すので、再度、記録ヘッドが1ラスタ分の記
録を行なうと、前回の記録と今回の記録とが繋がって、
最終的には全体として所定の情報を記録することができ
る。また、本発明では、記録ヘッドが実際の記録に先立
って試験的に行なった記録結果を撮像手段が撮像し、誤
差検出手段は、この撮像結果から前回の試験記録位置と
今回の試験記録位置との相対位置を比較することにより
紙送り機構の紙送り誤差を算出する。また、記録位置補
正手段は、この紙送り誤差を相殺するように記録ヘッド
が行なう実際の記録の副走査方向における位置を補正す
る。このため、1ラスタ分の記録を行なった後の紙送り
量に誤差があっても、このような誤差を補正して今回の
記録を行なうので、前回の記録位置と今回の記録位置と
の間に隙間や重なりが発生しない。それ故、本発明を適
用したインクジェット記録装置によれば、ポスターなど
を記録しても、紙送り誤差に起因する横方向の線が発生
しないので、品位の高い記録を行なうことができる。
【0007】本発明において、前記撮像手段は、たとえ
ば、前記記録ヘッドに対して一体に形成されている。記
録ヘッドは、ノズル開口などを形成する際にはフォトリ
ソグラフィ技術などを用いた各種の半導体プロセスをシ
リコン基板に対して行なうので、このような工程の中で
撮像素子(CCD)も形成することが好ましい。
【0008】本発明において、前記紙送り誤差を検出す
るための記録は、たとえば、試験用記録として前記記録
用紙の端部に対して行なう。また、前記紙送り誤差を検
出するための記録は、試験用記録として前記記録用紙の
端部よりもさらに主走査方向外側において前記紙送り機
構によって送り動作が行われる試験記録用媒体に対して
行なってもよい。
【0009】本発明において、前記記録位置補正手段
は、たとえば、前記キャリッジ上における前記記録ヘッ
ドの前記副走査方向の位置を補正するヘッド位置補正手
段である。
【0010】この場合には、前記誤差算出手段による紙
送り誤差の算出、および前記記録位置補正手段による補
正は、前記記録ヘッドが1ラスタ分の記録を行なう度に
行なうことができる。
【0011】また、前記撮像手段による撮像および前記
誤差算出手段による紙送り誤差の算出は、前記記録ヘッ
ドによる実際の記録が行われる前に前記記録ヘッドおよ
び前記紙送り機構が事前に行なった前記紙送り手段のプ
ラテンの1回転分に対して行われ、前記記録位置補正手
段は、試験記録による前記記録ヘッドの位置補正値を記
憶しておく記憶手段を備えているとともに、該記憶手段
に記憶されている補正値に基づいて、実際に記録を行な
う際の補正を行なうことが好ましい。紙送り機構の紙送
り誤差は、プラテンが1回転する間に所定のパターンで
変化し、あとはプラテンが回転する度に、同じパターン
で紙送り誤差が発生する傾向にある。従って、1ラスタ
毎に紙送り誤差を検出するのはなく、プラテンが1回転
する間に発生する紙送り誤差を相殺する補正値を事前に
把握しておき、この補正値に基づいて、以降、実際に記
録を行なうときにヘッド位置を補正することが好まし
い。
【0012】また、本発明において、前記記録ヘッドは
副走査方向に複数配置されている場合がある。この場合
も、前記ヘッド位置補正手段は、各記録ヘッドの各々に
対して記録位置の補正を行なうことが好ましい。
【0013】本発明においては、前記記録位置補正手段
として、前記送り機構における紙送り幅を調整する紙送
り幅補正手段を構成することもある。
【0014】この場合には、前記撮像手段による撮像お
よび前記誤差算出手段による紙送り誤差の算出は、前記
記録ヘッドによる実際の記録が行われる前に前記記録ヘ
ッドおよび前記紙送り機構が事前に行なった試験記録に
対して行われ、前記記録位置補正手段は、該試験記録に
よる前記紙送り幅の補正値を記憶しておく記憶手段を備
えているとともに、該記憶手段に記憶されている補正値
に基づいて、実際に記録を行なう際の補正を行なうこと
が好ましい。
【0015】たとえば、前記撮像手段による撮像および
前記誤差算出手段による紙送り誤差の算出は、前記記録
ヘッドによる実際の記録が行われる前に前記記録ヘッド
および前記紙送り機構が事前に行なった前記紙送り手段
のプラテンの1回転分に対して行われ、前記記録位置補
正手段は、前記プラテンの1回転分の紙送り幅の補正値
を前記記憶手段に記憶しておくとともに、該記憶手段に
記憶されている補正値に基づいて、実際に記録を行なう
際の補正を行なうことが好ましい。すなわち、紙送り機
構の紙送り誤差は、プラテンが1回転する間に所定のパ
ターンで変化し、あとはプラテンが回転する度に、同じ
パターンで紙送り誤差が発生する傾向にある。従って、
1ラスタ毎に紙送り誤差を検出するのはなく、プラテン
が1回転する間に発生する紙送り誤差を相殺する補正値
を事前に把握しておき、この補正値に基づいて、以降、
実際に記録を行なうときに紙送り量を補正することが好
ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェット記録装置を説明する。
【0017】[実施の形態1] (インクジェット記録装置の全体構成)図1は、インク
ジェット記録装置の要部を示す斜視図である。
【0018】図1に示すように、インクジェット記録装
置1は、記録ヘッド10を搭載して記録用紙9の紙幅方
向(主走査方向/矢印Aの方向)に移動するキャリッジ
3と、記録用紙9を紙幅方向と直交する副走査方向(矢
印Bの方向)に送るためのプラテン28などを備える装
置本体2とから構成されている。装置本体2の側には、
キャリッジ3の移動経路に平行に2本のキャッリッジ軸
21、22が水平に固定配置され、これらのキャリッジ
軸21、22の上にキャリッジ3が支持されている。
【0019】キャリッジ3は、タイミングベルト23お
よびキャリッジモータ24を備える装置本体2の側のキ
ャリッジ機構25に機構的に接続されている。このた
め、キャリッジ3は、キャリッジ機構25によって2本
のキャリッジ軸21、22に案内されながら記録用紙9
の紙幅方向(主走査方向)に往復移動することが可能で
ある。
【0020】さらに、インクジェット記録装置1には、
紙送りモータ26、この紙送りモータ26の回転をプラ
テン28に伝達する減速歯車機構27、およびプラテン
28を用いた紙送り機構29が形成されている。
【0021】キャリッジ3には記録用紙9と対向する面
にインクジェット式の記録ヘッド10が取り付けられて
いる。この記録ヘッド10は、キャリッジ3の上部に載
置されているインクカートリッジ33からインクの補給
を受けてキャリッジ3の移動に合わせて記録用紙9にイ
ンク滴を吐出してドットを形成し、記録用紙9に画像や
文字を印刷する。なお、インクジェット記録装置1の非
印刷領域(非記録領域)には、キャッピング装置(図示
せず)が構成され、印刷の休止中に記録ヘッドのノズル
開口を封止する。また、キャッピング装置は、印刷動作
中に行われるフラッシング動作による記録ヘッド10か
らのインク滴を受ける。さらに、インクジェット記録装
置1には、ワイピング装置(図示せず)も構成され、こ
のワイピング装置は、記録ヘッド10の表面をブレード
などでワイピングすることにより、そこに付着したイン
ク滴や紙粉を拭き取るように構成されている。
【0022】図2は、本形態のインクジェット記録装置
1の機能ブロック図である。
【0023】図2において、装置本体2は、ホストコン
ピュータ(図示せず。)などからの多値階調情報を含む
記録データなどを受信するインターフェース43と、多
値階調情報を含む記録情報などといった各種データの記
憶を行うRAM44と、各種データ処理を行うためのル
ーチンなどを記憶したROM45と、CPUなどからな
る制御部46と、発振回路47と、ドットパターンデー
タに展開された記録データSIを記録ヘッド10に送信
するなどの機能を担うインターフェース49とを備えて
いる。また、インクジェット記録装置1では、ヘッドを
駆動するための駆動信号COMを生成する駆動信号生成
回路48も構成されている。
【0024】このように構成したインクジェット記録装
置1では、ホストコンピュータなどから送られた多値階
調情報を含む記録情報はインターフェース43を介して
記録装置内部の受信バッファ44Aに保持される。受信
バッファ44Aに保持された記録情報は、コマンド解析
が行われてから中間バッファ44Bへ送られる。中間バ
ッファ44B内では、制御部46によって中間コードに
変換された中間形式としての記録データが保持され、各
文字の印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアド
レスなどが付加される処理が制御部46によって実行さ
れる。次に、制御部46は、中間バッファ44B内の記
録データを解析してドットパターンデータを出力バッフ
ァ42Cに展開し、記憶させる。
【0025】記録ヘッド10の1スキャン分に相当する
ドットパターンデータが得られると、このドットパター
ンデータは、インターフェース49を介して記録ヘッド
10にシリアル転送される。出力バッファ44Cから1
スキャン分に相当するドットパターンデータが出力され
ると、中間バッファ44Bの内容が消去されて、次の中
間コード変換が行われる。ここで、ドットパターンデー
タに展開された記録データは、各ノズル毎の階調データ
として、たとえば2ビットで構成される。
【0026】記録ヘッド10は、副走査方向に並ぶ多数
のノズル開口111を有し、所定のタイミングで各ノズ
ル開口111からインク滴を吐出させるものである。こ
の記録ヘッド10には、シフトレジスタ13、ラッチ回
路14、レベルシフタ15およびスイッチ回路16から
なるヘッド駆動回路18が構成されている。
【0027】装置本体2の側でドットパターンデータに
展開された記録データは、発振回路47からのクロック
信号(CLK)に同期して、インターフェース49から
ヘッド駆動回路18のシフトレジスタ13に記録データ
SIとしてシリアル転送される。このシリアル転送され
た記録データSIは、一旦、ラッチ回路14によってラ
ッチされる。ラッチされた記録データSIは、電圧増幅
器であるレベルシフタ15によって、スイッチ回路16
を駆動できる電圧、たとえば数十ボルト程度の所定の電
圧にまで変換される。所定の電圧まで変換された記録デ
ータSIはスイッチ回路16に与えられる。スイッチ回
路16の入力側には、駆動信号生成回路8で生成された
駆動信号COMが印加されており、スイッチ回路16の
出力側には、圧力発生素子17としての圧電振動子が接
続されている。
【0028】ここで、記録データSIは、スイッチ回路
16の動作を制御する。たとえば、スイッチ回路16に
加わる記録データSIが「1」である期間中は、駆動信
号COMが圧力発生素子17に印加され、この信号に応
じて圧力発生素子17は伸縮を行う。その結果、圧力発
生室113のインクが加圧されてノズル開口111から
吐出される。一方、スイッチ回路16に加わる記録デー
タSIが「0」である期間中は、圧電振動子17への駆
動信号COMの供給が遮断されるので、インク滴の吐出
が行われない。
【0029】(紙送り量の誤差を相殺するための構成)
このように構成したインクジェット記録装置1におい
て、本形態では、図1および図2に示すように、キャリ
ッジ3上には、記録ヘッド10と一体の撮像素子(CC
D)60が形成されている。この撮像素子60は、記録
ヘッド10が試験的にインク滴を吐出してベタの試験記
録を行なった部分を撮像するもので、少なくとも、前回
の試験記録が行われた領域と、この試験記録の後、紙送
り動作を1回だけ行なってから今回の試験記録を行なっ
た領域との相対位置を比較できるような範囲を撮像でき
るものである。また、撮像素子60は、記録ヘッド10
においてノズル開口111などをシリコン基板から形成
する際に行われる半導体プロセスを利用して、記録ヘッ
ド10と一体に形成されている。
【0030】また、本形態のインクジェット記録装置1
では、キャリッジ3上には、記録ヘッド10および撮像
素子60を一体に、矢印Cで示すように、上下動させて
その高さ位置(副走査方向の位置)を調整するヘッド位
置調整機構70が構成されている。ここで、ヘッド位置
補正機構70としては各種のアクチュエータを用いるこ
とができ、たとえば圧電素子を複数枚、積層したものを
用いることができる。
【0031】さらに、本形態では、図2に示すように、
撮像素子60による撮像結果は、インタフェース49を
介して制御部46に入力されるようになっている。ここ
で、制御部48には、撮像素子60が撮像した画像に基
づいて、紙送り誤差を検出する誤差算出部91が構成さ
れている。さらに、制御部46には、誤差算出部91が
得た紙送り誤差を相殺するようにヘッド位置調整機構7
0を制御するヘッド位置制御部93も構成され、これら
のヘッド位置制御部93とヘッド位置調整機構70とに
よって記録位置補正手段(ヘッド位置補正手段)が構成
されている。
【0032】(動作)このように構成したインクジェッ
ト記録装置1の動作を図3および図4を参照して説明す
る。図3は、本形態のインクジェット記録装置1の基本
動作を示すフローチャートである。図4は、本形態のイ
ンクジェット記録装置1において、紙送り量の誤差を検
出する方法を示す説明図である。
【0033】本形態のインクジェット記録装置1では、
図3および図4に示すように、まず、1ラスタ分の記録
RM1が終了すると、紙送り機構29は、記録用紙9を
1ステップ分だけ、送り出す(ステップST11)。
【0034】次に、キャリッジ機構25は、記録ヘッド
10を記録用紙9の端部にまで移動させ、この位置で記
録ヘッド10は、記録用紙9の端部に対してベタの試験
記録M2を行なう(ステップST12)。
【0035】次に、キャリッジ機構25は、この試験記
録位置に撮像素子60が対峙するようにキャリッジ3を
移動させ、この位置まで撮像素子60が移動し終わる
と、撮像素子60は、今回の試験記録M2と前回の試験
記録M1との境界部分を中心に撮像し、その結果を制御
部48に出力する(ステップST13)。
【0036】次に、制御部48の誤差算出部91は、撮
像素子60の撮像結果に基づいて紙送り誤差を算出す
る。すなわち、前回の試験記録M1の下端部M11と、
今回の試験記録M2の上端部M22との副走査方向の位
置を比較する。この比較結果において、それらが副走査
方向において同一位置にあれば、紙送り機構29は、記
録ヘッド10の記録幅W(副走査方向における記録寸
法)と一致する寸法だけ記録用紙9を正確に送り出した
ことになる。
【0037】このような場合には、ステップST14で
紙送り誤差が0であると判断されるので、ステップST
15で実際の記録が1ラスタ分(記録RM2)だけ、行
われる。しかる後に、ステップST11に戻る。
【0038】これに対して、前回の試験記録M2の下端
部M21と、今回の試験記録M3の上端部M32との副
走査方向の位置を比較して、それらが副走査方向におい
てずれておれば、紙送り量がずれていたことになる。こ
のような場合には、ステップST14において、誤差が
0ではないと判断されるので、ステップST16におい
て、前回の試験記録結果M2の下端部21と今回の試験
記録結果M3の上端部M32との副走査方向の位置を比
較して、それらが副走査方向において寸法ΔG1分の重
なりが生じておれば、紙送り誤差がΔG1であると算出
される。
【0039】そこで、ステップST17において、ヘッ
ド位置制御部92は、紙送り誤差ΔG1を相殺するのに
必要な記録ヘッド10の位置を算出し、基準位置あるい
は現在位置からの補正値を決定する。次に、ステップS
T18において、ヘッド位置制御部92は、ヘッド位置
調整機構70を駆動して記録ヘッド10を最適な高さ位
置(副走査方向における最適位置)に移動させる。たと
えば、前回の試験記録結果M2の下端部21と今回の試
験記録結果M3の上端部M32との間に副走査方向でΔ
G1の重なりが生じている場合には、紙送り量が少なす
ぎたといえるので、ヘッド位置調整機構70は、その
分、キャリッジ3上における記録ヘッド10の位置を下
げる。その結果、撮像素子60も下がるので、撮像素子
60と記録ヘッド10の位置関係は常に同一の状態にあ
る。
【0040】このような補正を終えた後、実際の記録を
1ラスタ分(記録RM3)だけ、行ない(ステップST
15)、しかる後にステップST11に戻る。
【0041】これに対して、前回の試験記録M4の下端
部M41と、今回の試験記録M5の上端部M52との副
走査方向の位置を比較して、それらの間に、たとえば、
寸法ΔG2分の隙間が生じておれば、紙送り誤差がΔG
2であると算出される。この場合に、紙送り量が多すぎ
たといえるので、ヘッド位置調整機構70は記録ヘッド
10の位置を上げ、しかる後に実際の記録を1ラスタ分
(記録RM5)だけ、行なう。
【0042】なお、試験記録M6のように、前回の試験
記録M5自身に位置ずれがあった場合には、前回の試験
記録M5のずれ量(ΔG2)に対して、今回の試験記録
M6と前回の試験記録M5とのずれ量(ΔG3)を加算
すれば、今回の試験記録M6が適正な位置からどれだ
け、ずれているかを算出できる。
【0043】(本形態の効果)このように、本形態のイ
ンクジェット記録装置1では、キャリッジ3が主走査方
向に移動することによって、記録ヘッド10は1ラスタ
分の記録を行ない、1ラスタ分の記録が終わると、紙送
り機構29が記録用紙9を1ステップ分だけ送り出すの
で、再度、記録ヘッド10が1ラスタ分の記録を行なう
と、前回の記録と今回の記録とが繋がって全体として所
定の情報を記録することができる。
【0044】ここで、本形態のインクジェット記録装置
1では、記録ヘッド10が実際の記録に先立って試験的
に行なった記録結果を撮像素子60が撮像し、誤差算出
部91は、この撮像結果から前回の試験記録位置と今回
の試験記録位置との相対位置を比較することにより紙送
り機構の紙送り誤差を算出する。また、ヘッド位置制御
部92とヘッド位置補正機構70からなる記録位置補正
手段は、この紙送り誤差を相殺するように記録ヘッド1
0の上下位置を補正し、この記録ヘッド10が行なう実
際の記録の副走査方向における位置を補正する。このた
め、1ラスタ分の記録を行なった後の紙送り量に誤差が
あっても、このような誤差を補正して今回の記録を行な
うので、前回の記録位置と今回の記録位置との間には、
図11(B)を参照して説明した隙間RM′や重なりR
M″が発生しない。それ故、本発明を適用したインクジ
ェット記録装置1によれば、ポスターなどを記録して
も、紙送り誤差に起因する横方向の線が発生しないの
で、品位の高い記録を行なうことができる。
【0045】[実施の形態2]図5は、本形態のインク
ジェット記録装置の機能ブロック図である。図6は、イ
ンクジェット記録装置におけるプラテンの回転位置と紙
送り誤差との関係を模式的に示す説明図である。図7
は、図5に示すインクジェット記録装置の基本動作を示
すフローチャートである。なお、本形態のインクジェッ
ト記録装置は、基本的な構成が実施の形態1と同様であ
るため、対応する部分には同一の符号を付してそれらの
説明を省略する。
【0046】実施の形態1では、1ラスタ分の記録を行
なう度に試験記録を行ない、その結果に基づいて、逐
次、記録位置の補正量を算出する構成であったが、本形
態では、図5に示すように、制御部46には、記録ヘッ
ド10の位置に対する補正値を記憶しておく記憶部93
が形成され、ここに記憶されている補正値に基づいて、
実際の記録を行なう場合のヘッド位置を調整する。
【0047】すなわち、本形態では、紙送り機構29の
紙送り誤差は、図6に示すように、プラテン28が1回
転する間に所定のパターンで変化し、あとはプラテン2
9が回転する度に、同じパターンで紙送り誤差が発生す
る傾向にある。従って、本形態では、1ラスタ毎に紙送
り誤差を検出するのはなく、プラテン29が1回転する
間に発生する紙送り誤差、およびこのような誤差を相殺
するようなヘッド位置の補正値を事前に把握しておき、
この補正値に基づいて、以降、実際に記録を行なうとき
にヘッド位置を補正する。
【0048】このように構成するにあたって、本形態で
は、まず、撮像素子60による撮像、および紙送り誤差
算出部91よる紙送り誤差の算出は、記録ヘッド10に
よる実際の記録が行われる前に記録ヘッド10および紙
送り機構29が事前に行なったプラテン28の1回転分
に対して一括して行われる。また、制御部48では、こ
の試験記録による記録ヘッド10の位置補正値を記憶部
93に記憶させておくとともに、この記憶部93に記憶
されている補正値を順次、読み出しながら、実際に記録
を行なう際のヘッド位置の補正を行なう。
【0049】たとえば、図7において、ステップST2
1において紙送りを1ステップ分を行なった後、図4を
参照して説明したように、試験記録を行う(ステップS
T22)。次に、撮像素子60によって試験記録結果を
撮像し(ステップST23)、この撮像結果に基づい
て、誤差算出部91が紙送り誤差を算出する(ステップ
ST24)。次に、ヘッド位置制御部92は、ヘッド位
置の補正値を決定し(ステップST25)、それを記憶
部93に記憶させる(ステップST26)。
【0050】ここで、プラテン28の1回転は、紙送り
のステップ数に換算してNAステップ分に相当する。従
って、1回分の試験記録、誤差検出、および補正値の決
定などを終えた後は、プラテン28の1回転分の試験記
録および紙送り誤差の検出が完了したか否かを判断する
ための代数Nの繰り上げ(ステップST27)、および
代数Nとステップ数NAとの比較(ステップST28)
を行なった後、プラテン28の1回転の試験記録および
誤差の検出が終わっていなければ、ステップST21に
戻り、次のステップに対する試験記録や誤差検出を行な
う。
【0051】このような動作を繰り返し行なうと、実際
の記録を行なう前に、プラテン28の1回転の紙送り誤
差の検出および補正値の算出を行なうことができる。従
って、プラテン28の1回転の試験記録および誤差の検
出が終われば、ステップST29において実際の記録を
開始するが、この際には、プラテン28の回転位置に対
応する補正値を記憶部93から読み出しながら記録ヘッ
ド10の高さ位置を補正する。
【0052】[実施の形態3]なお、実施の形態1、2
のいずれにおいても、紙送り量の誤差を記録ヘッド10
の高さ位置で相殺する構成であったが、実施の形態2の
ように、紙送り量の誤差を事前に把握しておけば、紙送
り機構29の紙送り条件自身を補正してもよい。
【0053】図6は、本形態のインクジェット記録装置
1の機能ブロック図である。なお、本形態のインクジェ
ット記録装置1は、基本的な構成が実施の形態1、2と
同様であるため、対応する部分には同一の符号を付して
それらの説明を省略する。
【0054】本形態では、記録位置補正手段として、制
御部46には紙送り幅補正部94が構成されている。ま
た、本形態では、実施の形態2と同様、制御部46に
は、紙送り機構29に対する補正値を記憶しておく記憶
部95が形成され、ここに記憶されている補正値に基づ
いて、実際の記録を行なう場合のヘッド位置を調整す
る。
【0055】すなわち、本形態でも、紙送り機構29の
紙送り誤差は、図6に示すように、プラテン28が1回
転する間に所定のパターンで変化し、あとはプラテン2
9が回転する度に、同じパターンで紙送り誤差が発生す
る傾向にあるので、本形態では、1ラスタ毎に紙送り誤
差を検出するのはなく、プラテン29が1回転する間に
発生する紙送り誤差を相殺する補正値を事前に把握して
おき、この補正値に基づいて、以降、実際に記録を行な
うときに紙送り機構29の紙送り量自身を補正する。
【0056】このように構成するにあたって、本形態で
も、基本的な動作は図7を参照して説明したように表わ
される。すなわち、図7において、ステップST21に
おいて紙送りを1ステップ分を行なった後、図4を参照
して説明したように、試験記録を行う(ステップST2
2)。次に、撮像素子60によって試験記録結果を撮像
し(ステップST23)、この撮像結果に基づいて、紙
送り誤差算出部91が紙送り誤差を算出する(ステップ
ST24)。次に、紙送り量の補正値を決定し(ステッ
プST25)、それを記憶部93に記憶させる(ステッ
プST26)。
【0057】ここで、プラテン28の1回転は、紙送り
のステップ数に換算してNAステップ分に相当するの
で、プラテン28の1回転分の試験記録および紙送り誤
差の検出が終了したか否かを判断するための代数Nの繰
り上げ(ステップST27)、および代数Nとステップ
数NAとの比較(ステップST28)を行なった後、プ
ラテン28の1回転の試験記録および誤差の検出が終わ
っていなければ、ステップST21に戻る。
【0058】このような動作を繰り返し行なうと、実際
の記録を行なう前に、プラテン28の1回転の紙送り誤
差の検出および紙送り量の補正値の算出を行なうことが
できる。従って、プラテン28の1回転の試験記録およ
び誤差の検出が終われば、ステップST29において実
際の記録を開始するが、この際には、紙送り幅補正部9
4は、プラテン28の回転位置に対応する補正値を記憶
部95から読み出しながら紙送り機構29における紙送
り量の補正を行なう。
【0059】[実施の形態4]なお、上記の実施の形態
1、2、3は、いずれも記録用紙9の端部に対して試験
記録を行なう構成であったが、図9に示すように、紙送
り誤差を検出するための試験記録は、記録用紙9の端部
よりもさらに主走査方向外側において、記録用紙9と共
通の紙送り機構29によって送り動作が行われる試験記
録用紙90(試験記録用媒体)に対して行なってもよ
い。このように構成すると、記録用紙9の端部にまで実
際の記録を行なうことができる。この場合、試験記録用
紙90はリールなどに連続して巻き取られることにな
る。
【0060】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、記録用紙の一方の端部のみで試験記録を行なう例で
あったが、双方向記録を行なう場合には、記録用紙の双
方の端部において試験記録を行ない、これらの試験記録
を1つ、あるいは2つの撮像素子で撮像してもよい。
【0061】また、インクジェット記録装置1では、た
とえば、図10に示すように、副走査方向に複数の記録
ヘッド10(黒色用の記録ヘッド10B、シアン用の記
録ヘッド10C、マゼンダ用の記録ヘッド10M、イエ
ロー用の記録ヘッド10Yがそれぞれ別々に主走査方向
に移動するように構成されている場合がある。このよう
なインクジェット記録装置では、副走査方向の上流側に
位置するイエロー用の記録ヘッド10Y、マゼンダ用の
記録ヘッド10M、シアン用の記録ヘッド10C、黒色
用の記録ヘッド10Bの順に記録を行なうが、その間に
1ステップ分の紙送りが行われる。従って、たとえば、
イエローについて行なった試験記録、および紙送り誤差
の算出結果に基づいて、全ての記録ヘッド10について
もそのタイミングを合わせながら、記録ヘッド10の副
走査方向のヘッド位置の補正を行なえばよい。
【0062】さらに、上記形態では、圧力発生素子17
としては圧電振動子を用いたが、圧電振動子に限らず、
磁歪素子などを用いてもよい。さらに、本発明は、圧力
発生素子として発熱素子を用いたいわゆるバブルジェッ
ト方式のインクジェット記録装置にも適用することがで
きる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置では、記録ヘッドが実際の記録に先
立って試験的に行なった記録結果を撮像手段が撮像し、
誤差検出手段は、この撮像結果から前回の試験記録位置
と今回の試験記録位置との相対位置を比較することによ
り紙送り機構の紙送り誤差を算出する。また、記録位置
補正手段は、この紙送り誤差を相殺するように記録ヘッ
ドが行なう実際の記録の副走査方向における位置を補正
する。このため、1ラスタ分の記録を行なった後の紙送
り量に誤差があっても、このような誤差を補正して今回
の記録を行なうので、前回の記録位置と今回の記録位置
との間に隙間や重なりが発生しない。それ故、本発明を
適用したインクジェット記録装置によれば、ポスターな
どを記録しても、紙送り誤差に起因する横方向の線が発
生しないので、品位の高い記録を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の機能ブロ
ック図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置の基本動作
を示すフローチャートである。
【図4】図1に示すインクジェット記録装置において、
紙送り量の誤差を検出する方法を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るインクジェット記
録装置の機能ブロック図である。
【図6】インクジェット記録装置におけるプラテンの回
転位置と紙送り誤差との関係を模式的に示す説明図であ
る。
【図7】図5に示すインクジェット記録装置の基本動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3に係るインクジェット記
録装置の機能ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るインクジェット記
録装置の斜視図である。
【図10】本発明のその他の実施の形態に係るインクジ
ェット記録装置の説明図である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ、インクジェット
記録装置における記録状態を示す説明図、およびこの記
録の際に紙送り量の誤差に起因する不具合の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 2 装置本体 3 キャリッジ 9 記録用紙 10 記録ヘッド 13 シフトレジスタ 14 ラッチ回路 15 レベルシフタ 16 スイッチ回路 17 圧力発生素子 18 ヘッド駆動回路 25 キャリッジ機構 28 プラテン 29 紙送り機構 46 制御部 48 駆動信号生成回路 60 撮像素子 70 ヘッド位置調整機構(記録位置補正手段) 90 試験記録用紙(試験記録用媒体) 91 誤差算出部 92 ヘッド位置制御部(記録位置補正手段) 93、95 補正値の記憶部 94 紙送り幅補正部(記録位置補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿田 稔久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小杉 康彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EA08 EB27 EB36 EB59 EC07 EC12 EC34 EC35 EC77 HA11 HA58

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口から吐出するインク滴によっ
    て記録用紙に記録を行なう記録ヘッドと、該記録ヘッド
    が搭載されたキャリッジと、該キャリッジを主走査方向
    に往復移動させるキャリッジ機構と、前記記録用紙を前
    記主走査方向と直交する副走査方向に間欠的に送り出す
    紙送り機構とを有するインクジェット記録装置におい
    て、 前記記録ヘッドが実際の記録に先立って試験的に行なっ
    た記録結果を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像結
    果から前回の試験記録位置と今回の試験記録位置との相
    対位置を比較して前記紙送り機構の紙送り誤差を算出す
    る誤差算出手段と、該誤差算出手段による算出結果に基
    づいてこれらから前記記録ヘッドが行なう記録の副走査
    方向における位置を補正する記録位置補正手段とを有し
    ていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記撮像手段は、前
    記キャリッジと一体に形成されていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記紙送り
    誤差を検出するための記録は、試験用記録として前記記
    録用紙の端部に対して行われることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記紙送り
    誤差を検出するための記録は、試験用記録として前記記
    録用紙の端部よりもさらに主走査方向外側において前記
    紙送り機構によって送り動作が行われる試験記録用媒体
    に対して行われることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記記録位置補正手段は、前記キャリッジ上における前
    記記録ヘッドの前記副走査方向の位置を補正するヘッド
    位置補正手段であることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記誤差算出手段に
    よる紙送り誤差の算出、および前記記録位置補正手段に
    よる補正は、前記記録ヘッドが1ラスタ分の記録を行な
    う度に行われることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記撮像手段による
    撮像および前記誤差算出手段による紙送り誤差の算出
    は、前記記録ヘッドによる実際の記録が行われる前に前
    記記録ヘッドおよび前記紙送り機構が事前に行なった前
    記紙送り手段のプラテンの1回転分に対して行われ、 前記記録位置補正手段は、試験記録による前記記録ヘッ
    ドの位置補正値を記憶しておく記憶手段を備えていると
    ともに、該記憶手段に記憶されている補正値に基づい
    て、実際に記録を行なう際の補正を行なうことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかにおいて、
    前記記録ヘッドは副走査方向に複数配置され、 前記記録位置補正手段は、各記録ヘッドの各々に対して
    記録位置の補正を行なうことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記記録位置補正手段は、前記送り機構における紙送り
    幅を調整する紙送り幅補正手段であることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記撮像手段によ
    る撮像および前記誤差算出手段による紙送り誤差の算出
    は、前記記録ヘッドによる実際の記録が行われる前に前
    記記録ヘッドおよび前記紙送り機構が事前に行なった試
    験記録に対して行われ、 前記記録位置補正手段は、該試験記録による前記紙送り
    幅の補正値を記憶しておく記憶手段を備えているととも
    に、該記憶手段に記憶されている補正値に基づいて、実
    際に記録を行なう際の補正を行なうことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記撮像手段に
    よる撮像および前記誤差算出手段による紙送り誤差の算
    出は、前記記録ヘッドによる実際の記録が行われる前に
    前記記録ヘッドおよび前記紙送り機構が事前に行なった
    前記紙送り手段のプラテンの1回転分に対して行われ、 前記記録位置補正手段は、前記プラテンの1回転分の紙
    送り幅の補正値を前記記憶手段に記憶しておくととも
    に、該記憶手段に記憶されている補正値に基づいて、実
    際に記録を行なう際の補正を行なうことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
JP24925399A 1999-09-02 1999-09-02 インクジェット記録装置 Withdrawn JP2001071475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24925399A JP2001071475A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24925399A JP2001071475A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001071475A true JP2001071475A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17190222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24925399A Withdrawn JP2001071475A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001071475A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1433607A1 (en) * 2001-10-05 2004-06-30 Shima Seiki Mfg., Ltd Automatic printer and pattern connecting position correcting printing method in printing pattern on printing object medium
JP2005007869A (ja) * 2003-05-26 2005-01-13 Seiko Epson Corp 印刷装置、テストパターン製造方法及び印刷システム
CN1299904C (zh) * 2001-10-05 2007-02-14 株式会社岛精机制作所 喷墨打印装置及采用喷墨方式的打印方法
US7524012B2 (en) 2003-05-26 2009-04-28 Seiko Epson Corporation Printing method, test pattern, method of producing test pattern, and printing apparatus
JP2009119763A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び位置検出方法
JP2018083291A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置および液滴吐出方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1433607A1 (en) * 2001-10-05 2004-06-30 Shima Seiki Mfg., Ltd Automatic printer and pattern connecting position correcting printing method in printing pattern on printing object medium
CN1299904C (zh) * 2001-10-05 2007-02-14 株式会社岛精机制作所 喷墨打印装置及采用喷墨方式的打印方法
CN1322977C (zh) * 2001-10-05 2007-06-27 株式会社岛精机制作所 自动打印装置
EP1433607A4 (en) * 2001-10-05 2008-09-10 Shima Seiki Mfg AUTOMATIC PRINTER AND PRINTING METHOD CORRECTING PATTERN CONNECTION LOCATIONS IN A PRINTING PATTERN ON A PRINTING MEDIUM
JP2005007869A (ja) * 2003-05-26 2005-01-13 Seiko Epson Corp 印刷装置、テストパターン製造方法及び印刷システム
US7524012B2 (en) 2003-05-26 2009-04-28 Seiko Epson Corporation Printing method, test pattern, method of producing test pattern, and printing apparatus
JP4572579B2 (ja) * 2003-05-26 2010-11-04 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、テストパターン製造方法及び印刷システム
US7959253B2 (en) 2003-05-26 2011-06-14 Seiko Epson Corporation Printing method, test pattern, method of producing test pattern, and printing apparatus
JP2009119763A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び位置検出方法
JP2018083291A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置および液滴吐出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3245957B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JP4208488B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2001071475A (ja) インクジェット記録装置
US20060146080A1 (en) Ink jet printing device and image forming apparatus
US8698441B2 (en) Servo control device and recording medium
JP4345379B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP4439207B2 (ja) 画像形成方法および装置
JPH08323992A (ja) インクジェット記録装置
JP2001310456A (ja) インクジェット記録装置のレジストレーション調整方法
JP4658664B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2000318217A (ja) シリアル記録装置
JP2009190412A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2009039958A (ja) 記録装置
JP2009061755A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2009078449A (ja) バーコードのプリント方法及びプリンタ装置
US7168786B2 (en) Ink-jetting recording apparatus and liquid ejecting apparatus
JP3539108B2 (ja) 印刷品質調整方法並びに印刷方法及び装置
JP4621386B2 (ja) プリンタ
JP2000062150A (ja) インクジェット記録装置
JP2009255335A (ja) 画像形成装置
JP5135687B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP4104512B2 (ja) 画像形成装置
JP4266553B2 (ja) インクジェット記録装置
US8998366B2 (en) Printing apparatus and printing method
JP2000168151A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107