JP2001070667A - 光水中玩具 - Google Patents
光水中玩具Info
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- JP2001070667A JP2001070667A JP24983999A JP24983999A JP2001070667A JP 2001070667 A JP2001070667 A JP 2001070667A JP 24983999 A JP24983999 A JP 24983999A JP 24983999 A JP24983999 A JP 24983999A JP 2001070667 A JP2001070667 A JP 2001070667A
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- Japan
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- waterproofed
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- solar cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水槽において観賞用や三次元操縦ゲームに利用
するもので,太陽電池の新たな活用環境を水中に見出
し,太陽や人工照明の光による電源を得ることによっ
て,より自由度の高い移動体としての光水中玩具を提供
する。 【解決手段】太陽電池を透明皮膜で真空圧着して防水加
工した電源部を有し,これとやはり防水加工されたモー
ターを動力とした推進機構を接続して,水中において太
陽もしくは人工照明の光を受けて作動するようにしてあ
る。またこれに防水加工された充電回路を接続し,光の
照射範囲外でも短い時間作動することができるようにし
た。さらに遠隔操作による信号を受信できる受信回路を
接続し,光の照射範囲内外で,リモコン装置によって水
槽の外から操縦することができるようにした。水中に予
め微弱な回遊水流や上昇,下降水流を設定しておくこと
によって,光の照射範囲内外を順次移動し,電源の確保
ができる。
するもので,太陽電池の新たな活用環境を水中に見出
し,太陽や人工照明の光による電源を得ることによっ
て,より自由度の高い移動体としての光水中玩具を提供
する。 【解決手段】太陽電池を透明皮膜で真空圧着して防水加
工した電源部を有し,これとやはり防水加工されたモー
ターを動力とした推進機構を接続して,水中において太
陽もしくは人工照明の光を受けて作動するようにしてあ
る。またこれに防水加工された充電回路を接続し,光の
照射範囲外でも短い時間作動することができるようにし
た。さらに遠隔操作による信号を受信できる受信回路を
接続し,光の照射範囲内外で,リモコン装置によって水
槽の外から操縦することができるようにした。水中に予
め微弱な回遊水流や上昇,下降水流を設定しておくこと
によって,光の照射範囲内外を順次移動し,電源の確保
ができる。
Description
【0001】
【0002】
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は,玩具の船や生物を
模したロボットに水中における三次元的移動機能を与
え,一般家庭ならびにイベント会場等に設置してある水
槽において,これらを観賞用もしくはリモコンによる三
次元操縦ゲーム等に利用できるというもので,特に太陽
電池を搭載した光水中玩具に関するものである。
模したロボットに水中における三次元的移動機能を与
え,一般家庭ならびにイベント会場等に設置してある水
槽において,これらを観賞用もしくはリモコンによる三
次元操縦ゲーム等に利用できるというもので,特に太陽
電池を搭載した光水中玩具に関するものである。
【0004】
【0005】
【0006】
【従来の技術】太陽電池を使った玩具は,ソーラーカー
や小さな置物が一般的で,主に光エネルギーを電気エネ
ルギーに変換することを具体化した教材として存在す
る。また水中で太陽電池を使用した例は全くない。
や小さな置物が一般的で,主に光エネルギーを電気エネ
ルギーに変換することを具体化した教材として存在す
る。また水中で太陽電池を使用した例は全くない。
【0007】
【0008】
【0009】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,エ
ネルギー効率がまだ低く,大きな力や複雑な作動を必要
とする一般的な玩具には不向きとされている太陽電池の
実状に対し,これを防水加工して水中で使用することに
よって,電池交換ならびに外部からの電源配線を不要と
した上,重力等の物理的負担を軽減して光エネルギーを
動力に変換する効率を高め,さらに三次元的運動に基づ
く浮遊感を供する太陽電池の新たな活用環境を提供する
ことにある。
ネルギー効率がまだ低く,大きな力や複雑な作動を必要
とする一般的な玩具には不向きとされている太陽電池の
実状に対し,これを防水加工して水中で使用することに
よって,電池交換ならびに外部からの電源配線を不要と
した上,重力等の物理的負担を軽減して光エネルギーを
動力に変換する効率を高め,さらに三次元的運動に基づ
く浮遊感を供する太陽電池の新たな活用環境を提供する
ことにある。
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の光水中玩具は,太陽電池を真空圧着して防
水加工した電源部を有し,これとやはり防水加工された
モーターを動力とした推進機構を接続して,水中におい
て太陽もしくは人工照明の光を受けて作動するようにし
た。またこれに,防水加工された充電回路を接続し,光
の照射範囲外でも短い時間作動することができるように
した。さらに遠隔操作による信号を受信できる受信回路
を接続し,光の照射範囲内外で,リモコン装置によって
水槽の外から操縦することができるようにした。リモコ
ン受信回路と推進機構との組み合わせを最大3組とする
ことによって,光水中玩具が電源供給状態にある限りに
おいて三次元いずれの方向へも移動する機能がもたらさ
れる。光水中玩具が常時電源供給状態にあるためには,
光源の死角をできるだけ少なくする必要があるが,ある
程度の死角が存在する場合でも水中の環境設定としてあ
らかじめ微弱な回遊水流などをつっくておけば,光水中
玩具は光の照射範囲内外を順次移動することができ,必
ず電源供給の状態が確保できる。
めに本発明の光水中玩具は,太陽電池を真空圧着して防
水加工した電源部を有し,これとやはり防水加工された
モーターを動力とした推進機構を接続して,水中におい
て太陽もしくは人工照明の光を受けて作動するようにし
た。またこれに,防水加工された充電回路を接続し,光
の照射範囲外でも短い時間作動することができるように
した。さらに遠隔操作による信号を受信できる受信回路
を接続し,光の照射範囲内外で,リモコン装置によって
水槽の外から操縦することができるようにした。リモコ
ン受信回路と推進機構との組み合わせを最大3組とする
ことによって,光水中玩具が電源供給状態にある限りに
おいて三次元いずれの方向へも移動する機能がもたらさ
れる。光水中玩具が常時電源供給状態にあるためには,
光源の死角をできるだけ少なくする必要があるが,ある
程度の死角が存在する場合でも水中の環境設定としてあ
らかじめ微弱な回遊水流などをつっくておけば,光水中
玩具は光の照射範囲内外を順次移動することができ,必
ず電源供給の状態が確保できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施例を図を用い
て説明する。図1は魚型玩具の斜視図である。図1におい
て,1は複数の太陽電池,2は複数のモーター,3は充
電回路,4はリモコン受信回路,5a,5bはドーナツ型
磁石,6は複数の推進プロペラ,9は尾ビレ,10はフロ
ート,11は着底ワイヤーをそれぞれ示している。
て説明する。図1は魚型玩具の斜視図である。図1におい
て,1は複数の太陽電池,2は複数のモーター,3は充
電回路,4はリモコン受信回路,5a,5bはドーナツ型
磁石,6は複数の推進プロペラ,9は尾ビレ,10はフロ
ート,11は着底ワイヤーをそれぞれ示している。
【0016】
【0017】
【0018】透明プラスチック板を用いて表と裏から真
空圧着して防水加工された10個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものと,これらより小型で本体両側面に受光面を斜め上
方に向けて取り付けられたものとから構成されており,
それぞれ上からの光と水槽底部に置かれた鏡による下か
らの反射光を受光するように配置されている。大きな太
陽電池は動力用,小型の太陽電池は充電回路用の電源で
ある。
空圧着して防水加工された10個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものと,これらより小型で本体両側面に受光面を斜め上
方に向けて取り付けられたものとから構成されており,
それぞれ上からの光と水槽底部に置かれた鏡による下か
らの反射光を受光するように配置されている。大きな太
陽電池は動力用,小型の太陽電池は充電回路用の電源で
ある。
【0019】
【0020】
【0021】本体後部から順に3個のモーター2が,それ
ぞれ横置き後向きに,縦置き下向きに,横置き前向きに
配置されている。また後部のモーターの上部には小型の
太陽電池と接続された充電回路3が配置され,前部のモ
ーターの上部にはリモコン受信回路4が配置されてい
る。太陽電池1は充電回路3を経てリモコン受信回路4に
接続され,これからさらに3個のモーター2をそれぞれ制
御すべく配線がなされている。これらはいずれも配線も
含めて連続したひとつの容器によって防水加工がなされ
本体骨格をなしている。リモコン受信回路4には受信部4
aが本体より突出して設けられており,太陽電池1のいず
れかの面が受光するか充電回路3が電源供給状態にあれ
ば,受信信号に従って3個のモーター2のそれぞれに対し
て正転、逆転,停止の遠隔操作ができる。
ぞれ横置き後向きに,縦置き下向きに,横置き前向きに
配置されている。また後部のモーターの上部には小型の
太陽電池と接続された充電回路3が配置され,前部のモ
ーターの上部にはリモコン受信回路4が配置されてい
る。太陽電池1は充電回路3を経てリモコン受信回路4に
接続され,これからさらに3個のモーター2をそれぞれ制
御すべく配線がなされている。これらはいずれも配線も
含めて連続したひとつの容器によって防水加工がなされ
本体骨格をなしている。リモコン受信回路4には受信部4
aが本体より突出して設けられており,太陽電池1のいず
れかの面が受光するか充電回路3が電源供給状態にあれ
ば,受信信号に従って3個のモーター2のそれぞれに対し
て正転、逆転,停止の遠隔操作ができる。
【0022】
【0023】
【0024】モーター2のそれぞれの出力軸先端にはN
極,S極が同一面にあるドーナツ型磁石5aが固着されて
いる。磁石5aに対して,隔壁をはさんで同じくドーナ
ツ型磁石5bが対面しておかれ,これに固着された推進
プロペラ6が自由回転するように支持されており,磁石
5aの回転による磁界の変化に同調した磁石5bを介して
推進プロペラ6が回転する。推進プロペラ6の向きによ
って本体は前後進,上昇下降,旋回などを行う。
極,S極が同一面にあるドーナツ型磁石5aが固着されて
いる。磁石5aに対して,隔壁をはさんで同じくドーナ
ツ型磁石5bが対面しておかれ,これに固着された推進
プロペラ6が自由回転するように支持されており,磁石
5aの回転による磁界の変化に同調した磁石5bを介して
推進プロペラ6が回転する。推進プロペラ6の向きによ
って本体は前後進,上昇下降,旋回などを行う。
【0025】
【0026】
【0027】前後進に関わる磁石5bの左右には,2個
の小磁石7がN,Sのいずれか単極のみを内側に向けて,
水平ロッド8の前端で磁石5b をはさむように延長され
たコの字型の部材に固着されている。水平ロッド8は推
進プロペラ6の後部に位置する支軸を中心に水平往復運
動するように自由支持されており、この後端には尾ビレ
9が垂直に固着されている。磁石5bの回転による磁界
の変化で左右の小磁石7は交互に引力と反発力を受け,
水平ロッド8を介して尾ビレ9が左右に振れる。これに
よって本体は小刻みに左右に振れながら前進または後進
することになる。
の小磁石7がN,Sのいずれか単極のみを内側に向けて,
水平ロッド8の前端で磁石5b をはさむように延長され
たコの字型の部材に固着されている。水平ロッド8は推
進プロペラ6の後部に位置する支軸を中心に水平往復運
動するように自由支持されており、この後端には尾ビレ
9が垂直に固着されている。磁石5bの回転による磁界
の変化で左右の小磁石7は交互に引力と反発力を受け,
水平ロッド8を介して尾ビレ9が左右に振れる。これに
よって本体は小刻みに左右に振れながら前進または後進
することになる。
【0028】
【0029】
【0030】上面の太陽電池1と本体の間に空間が設け
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10は魚型玩具がゆっくり沈下
するように容積が調整してあり,また水平な姿勢がとれ
るように重心の真上に位置している。また本体下部より
着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停止時
において沈下した際この先端が水槽底部に触れることに
よって本体そのものが着底しないようにしている。着底
ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れるこ
とにより浮遊感が強調される。
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10は魚型玩具がゆっくり沈下
するように容積が調整してあり,また水平な姿勢がとれ
るように重心の真上に位置している。また本体下部より
着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停止時
において沈下した際この先端が水槽底部に触れることに
よって本体そのものが着底しないようにしている。着底
ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れるこ
とにより浮遊感が強調される。
【0031】
【0032】
【0033】魚の頭部12は単なる造形にすぎないが,
本体との接合部を垂直の自由回転支持とし,また口の開
閉機構を水平の自由回転支持としているので,本体の小
刻みな振動に追随してこれらも作動し,前進,後進時に
は首を振り口を開閉するといった生物的な動作が表現さ
れる。胸ビレ13および背ビレ14はいずれもゴムの薄
膜でできており,本体の振動や水流の変化に追随して揺
れるようになっている。
本体との接合部を垂直の自由回転支持とし,また口の開
閉機構を水平の自由回転支持としているので,本体の小
刻みな振動に追随してこれらも作動し,前進,後進時に
は首を振り口を開閉するといった生物的な動作が表現さ
れる。胸ビレ13および背ビレ14はいずれもゴムの薄
膜でできており,本体の振動や水流の変化に追随して揺
れるようになっている。
【0034】
【0035】
【0036】以下,本発明の第2実施例を図を用いて説
明する。第2実施例は太陽電池と推進モーターの組み合
わせを1組だけにしたもので充電と遠隔操作の機能は排
除してある。図2はその魚型玩具の斜視図である。図2
において,1は太陽電池,2はモーター,5a,5bはド
ーナツ型磁石,6は推進プロペラ,9は尾ビレ,10はフ
ロート,11は着底ワイヤー,20は減速ギヤボック
ス,21は小プーリー,23は大プーリー,24はおも
りをそれぞれ示している。
明する。第2実施例は太陽電池と推進モーターの組み合
わせを1組だけにしたもので充電と遠隔操作の機能は排
除してある。図2はその魚型玩具の斜視図である。図2
において,1は太陽電池,2はモーター,5a,5bはド
ーナツ型磁石,6は推進プロペラ,9は尾ビレ,10はフ
ロート,11は着底ワイヤー,20は減速ギヤボック
ス,21は小プーリー,23は大プーリー,24はおも
りをそれぞれ示している。
【0037】
【0038】
【0039】透明プラスチック板を用いて表と裏から真
空圧着して防水加工された3個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものとから構成されており,それぞれ上からの光と水槽
底部に置かれた鏡による下からの反射光を受光するよう
に配置されている。
空圧着して防水加工された3個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものとから構成されており,それぞれ上からの光と水槽
底部に置かれた鏡による下からの反射光を受光するよう
に配置されている。
【0040】
【0041】
【0042】本体中央にモーター2とその後部に減速ギ
ヤボックス20が配置され,その水平出力軸と垂直出力
軸のそれぞれの先端にはN極,S極が同一面にあるドーナ
ツ型磁石5aが固着されており,いずれも連続したひと
つの容器によって防水加工がなされ本体骨格をなしてい
る。太陽電池1のいずれかの面が受光すればモーターが
回転し、同時に両出力軸が回転する。磁石5aに対し
て,隔壁をはさんで同じくドーナツ型磁石5bが対面し
ておかれ,これに固着された推進プロペラ6ならびに小
プーリー21が自由回転するように支持されており,磁
石5aの回転による磁界の変化に同調した磁石5bを介し
て推進プロペラ6と小プーリー21が同時に回転する。
推進プロペラ6の回転によって本体は前進する。
ヤボックス20が配置され,その水平出力軸と垂直出力
軸のそれぞれの先端にはN極,S極が同一面にあるドーナ
ツ型磁石5aが固着されており,いずれも連続したひと
つの容器によって防水加工がなされ本体骨格をなしてい
る。太陽電池1のいずれかの面が受光すればモーターが
回転し、同時に両出力軸が回転する。磁石5aに対し
て,隔壁をはさんで同じくドーナツ型磁石5bが対面し
ておかれ,これに固着された推進プロペラ6ならびに小
プーリー21が自由回転するように支持されており,磁
石5aの回転による磁界の変化に同調した磁石5bを介し
て推進プロペラ6と小プーリー21が同時に回転する。
推進プロペラ6の回転によって本体は前進する。
【0043】
【0044】
【0045】磁石5bの左右には,2個の小磁石7がN,
Sのいずれか単極のみを内側に向けて,水平ロッド8の
前端で磁石5b をはさむように延長されたコの字型の部
材に固着されている。水平ロッド8は推進プロペラ6の
後部に位置する支軸を中心に水平往復運動するように自
由支持されており、この後端には尾ビレ9が垂直に固着
されている。磁石5bの回転による磁界の変化で左右の
小磁石7は交互に引力と反発力を受け,水平ロッド8を
介して尾ビレ9が左右に振れる。これによって本体は小
刻みに左右に振れながら前進することになる。
Sのいずれか単極のみを内側に向けて,水平ロッド8の
前端で磁石5b をはさむように延長されたコの字型の部
材に固着されている。水平ロッド8は推進プロペラ6の
後部に位置する支軸を中心に水平往復運動するように自
由支持されており、この後端には尾ビレ9が垂直に固着
されている。磁石5bの回転による磁界の変化で左右の
小磁石7は交互に引力と反発力を受け,水平ロッド8を
介して尾ビレ9が左右に振れる。これによって本体は小
刻みに左右に振れながら前進することになる。
【0046】
【0047】
【0048】小プーリー21の回転はゴムベルト22を
介して大プーリー23に減速伝達される。大プーリー2
3には,その下面に中心方向より片持ちのアームが固着
され,アームの先端にはおもり24が取り付けられてい
る。おもり24が大プーリー23とともにゆっくり回転
することに伴い全体の重心が順次移動するので,魚型玩
具は前後左右に順次体を大きく傾け,結果的には大きく
ねじれるような軌道を描いて進む。これは前記の小刻み
な左右振動とあいまって,より複雑で生物的な挙動を表
現している。
介して大プーリー23に減速伝達される。大プーリー2
3には,その下面に中心方向より片持ちのアームが固着
され,アームの先端にはおもり24が取り付けられてい
る。おもり24が大プーリー23とともにゆっくり回転
することに伴い全体の重心が順次移動するので,魚型玩
具は前後左右に順次体を大きく傾け,結果的には大きく
ねじれるような軌道を描いて進む。これは前記の小刻み
な左右振動とあいまって,より複雑で生物的な挙動を表
現している。
【0049】
【0050】
【0051】上面の太陽電池1と本体の間に空間が設け
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10は魚型玩具がゆっくり沈下
するように容積が調整してあり,また水平な姿勢がとれ
るように重心の真上に位置している。また本体下部より
着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停止時
において沈下した際この先端が水槽底部に触れることに
よって本体そのものが着底しないようにしている。着底
ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れるこ
とにより浮遊感が強調される。
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10は魚型玩具がゆっくり沈下
するように容積が調整してあり,また水平な姿勢がとれ
るように重心の真上に位置している。また本体下部より
着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停止時
において沈下した際この先端が水槽底部に触れることに
よって本体そのものが着底しないようにしている。着底
ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れるこ
とにより浮遊感が強調される。
【0052】
【0053】
【0054】魚の頭部12は単なる造形にすぎないが,
本体との接合部を垂直の自由回転支持とし,また口の開
閉機構を水平の自由回転支持としているので,本体の小
刻みな振動に追随してこれらも作動し,前進,後進時に
は首を振り口を開閉するといった生物的な動作が表現さ
れる。胸ビレ13および背ビレ14はいずれもゴムの薄
膜でできており,本体の振動や水流の変化に追随して揺
れるようになっている。
本体との接合部を垂直の自由回転支持とし,また口の開
閉機構を水平の自由回転支持としているので,本体の小
刻みな振動に追随してこれらも作動し,前進,後進時に
は首を振り口を開閉するといった生物的な動作が表現さ
れる。胸ビレ13および背ビレ14はいずれもゴムの薄
膜でできており,本体の振動や水流の変化に追随して揺
れるようになっている。
【0055】
【0056】
【0057】以下,本発明の第3実施例を図を用いて説
明する。第3実施例は太陽電池と推進モーターならびに
太陽電池と充電回路の組み合わせをそれぞれ1組だけに
したものでモーターが一定の間隔で作動,停止を繰り返
すように断続運転回路を介在させてあり,遠隔操作の機
能は排除してある。図3はそのクラゲ型玩具の斜視図で
ある。図3において,1は太陽電池,2はモーター,3
は充電回路,5a,5bはドーナツ型磁石,6は推進プロ
ペラ,10はフロート,11は着底ワイヤー,30は断続
運転回路,31は透明ドーム,32は複数の足をそれぞ
れ示している。
明する。第3実施例は太陽電池と推進モーターならびに
太陽電池と充電回路の組み合わせをそれぞれ1組だけに
したものでモーターが一定の間隔で作動,停止を繰り返
すように断続運転回路を介在させてあり,遠隔操作の機
能は排除してある。図3はそのクラゲ型玩具の斜視図で
ある。図3において,1は太陽電池,2はモーター,3
は充電回路,5a,5bはドーナツ型磁石,6は推進プロ
ペラ,10はフロート,11は着底ワイヤー,30は断続
運転回路,31は透明ドーム,32は複数の足をそれぞ
れ示している。
【0058】
【0059】
【0060】透明プラスチック板を用いて表と裏から真
空圧着して防水加工された5個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものとから構成されており,それぞれ上からの光と水槽
底部に置かれた鏡による下からの反射光を受光するよう
に配置されている。水平に取り付けられたものは大小組
み合わせてあり,大きな太陽電池は動力用,小型の太陽
電池は充電回路用の電源である。
空圧着して防水加工された5個の太陽電池1は,本体に
対し受光面を上に向けて水平に取り付けられたものと,
本体両側面に受光面を斜め下方に向けて取り付けられた
ものとから構成されており,それぞれ上からの光と水槽
底部に置かれた鏡による下からの反射光を受光するよう
に配置されている。水平に取り付けられたものは大小組
み合わせてあり,大きな太陽電池は動力用,小型の太陽
電池は充電回路用の電源である。
【0061】
【0062】
【0063】本体中央に垂直に設置されたモーター2の
上に,充電回路3および断続運転回路30が配置され,
受光中はもちろん光の照射範囲外でも短い時間なら断続
運転するように配線されている。モーター2の出力軸の
下端にはN極,S極が同一面にあるドーナツ型の磁石5a
が固着されている。これらはいずれも連続したひとつの
容器で防水加工がなされ本体骨格をなしている。
上に,充電回路3および断続運転回路30が配置され,
受光中はもちろん光の照射範囲外でも短い時間なら断続
運転するように配線されている。モーター2の出力軸の
下端にはN極,S極が同一面にあるドーナツ型の磁石5a
が固着されている。これらはいずれも連続したひとつの
容器で防水加工がなされ本体骨格をなしている。
【0064】
【0065】
【0066】磁石5aに対して,隔壁をはさんで同じく
ドーナツ型磁石5bが下面より対面しておかれ,これに
固着された推進プロペラ6が自由回転するように支持さ
れており,磁石5aの回転による磁界の変化に同調した
磁石5bを介して推進プロペラ6が回転する。前記の断
続運転回路によってモーター2が回転,停止を繰り返す
のでクラゲ型玩具は上昇,停止を繰り返す動作を行う。
ドーナツ型磁石5bが下面より対面しておかれ,これに
固着された推進プロペラ6が自由回転するように支持さ
れており,磁石5aの回転による磁界の変化に同調した
磁石5bを介して推進プロペラ6が回転する。前記の断
続運転回路によってモーター2が回転,停止を繰り返す
のでクラゲ型玩具は上昇,停止を繰り返す動作を行う。
【0067】
【0068】
【0069】上面の太陽電池1と本体の間に空間が設け
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10はクラゲ型玩具がゆっくり
沈下するように容積が調整してあり,また水平な姿勢が
とれるように重心の真上に位置している。また本体下部
より着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停
止時において沈下した際この先端が水槽底部に触れるこ
とによって本体そのものが着底しないようにしている。
着底ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れ
ることにより浮遊感が強調される。
てあり,ここに発泡スチロール等でできたフロート10
が収めてある。フロート10はクラゲ型玩具がゆっくり
沈下するように容積が調整してあり,また水平な姿勢が
とれるように重心の真上に位置している。また本体下部
より着底ワイヤー11が下方につきだしており,動力停
止時において沈下した際この先端が水槽底部に触れるこ
とによって本体そのものが着底しないようにしている。
着底ワイヤー11の先端を支点にして本体が水中で揺れ
ることにより浮遊感が強調される。
【0070】
【0071】
【0072】透明ドーム31はクラゲの形状を模したも
ので,上からの光を遮らないように透明のプラスチック
でできており頂部には水抜きの穴が数個あけられてい
る。複数の足32はやはりクラゲの形状を模したもの
で,ゴムの薄膜でできており水流の変化に応じて揺れる
ようになっている。
ので,上からの光を遮らないように透明のプラスチック
でできており頂部には水抜きの穴が数個あけられてい
る。複数の足32はやはりクラゲの形状を模したもの
で,ゴムの薄膜でできており水流の変化に応じて揺れる
ようになっている。
【0073】
【0074】
【0075】第2,第3実施例はそれぞれ水平,垂直方
向の推進機能しか与えられておらず,上昇下降,または
左右旋回を伴う三次元的移動機能を得るためには,水中
の環境設定として水槽の中に予め微弱な回遊水流,また
は上昇下降水流などをつくっておけばよく,また光源の
死角が想定される場合でも光水中玩具が光の照射範囲内
外を順次移動することによって,必ず電源供給状態が確
保されることになる。
向の推進機能しか与えられておらず,上昇下降,または
左右旋回を伴う三次元的移動機能を得るためには,水中
の環境設定として水槽の中に予め微弱な回遊水流,また
は上昇下降水流などをつくっておけばよく,また光源の
死角が想定される場合でも光水中玩具が光の照射範囲内
外を順次移動することによって,必ず電源供給状態が確
保されることになる。
【0076】
【0077】
【0078】
【発明の効果】本発明により,太陽電池の新たな活用環
境が提供され,光エネルギーを動力に変換する効率を高
めるとともに光の中で浮遊体があたかも生物のように意
志を持って移動しているような視覚効果を与えることが
できた。
境が提供され,光エネルギーを動力に変換する効率を高
めるとともに光の中で浮遊体があたかも生物のように意
志を持って移動しているような視覚効果を与えることが
できた。
【図1】本発明の第1実施例,魚型玩具の斜視図であ
る。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
る。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
【図2】本発明の第2実施例,魚型玩具の斜視図であ
る。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
る。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
【図3】本発明の第3実施例,クラゲ型玩具の斜視図で
ある。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
ある。構造を表すため便宜上一部透視図にしてある。
1 太陽電池 2 モーター 3 充電回路 4 リモコン受信回路 4a 受信部 5a ドーナツ型磁石 5b ドーナツ型磁石 6 推進プロペラ 7 小磁石 8 水平ロッド 9 尾ビレ 10 フロート 11 着底ワイヤー 12 頭部 13 胸ビレ 14 背ビレ 20 減速ギヤボックス 21 小プーリー 22 ゴムベルト 23 大プーリー 24 おもり 30 断続運転回路 31 透明ドーム 32 複数の足
フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 AA14 BA06 CA02 CA10 DA19 DA20 DK02 EB01 EF33 EG04 EG07 EG12 FA05
Claims (3)
- 【請求項1】 太陽電池1を透明皮膜で真空圧着して防
水加工した電源部を有し,これとやはり防水加工された
モーター2を動力とした推進機構を接続して,水中にお
いて太陽もしくは人工照明の光を受けて作動することを
特徴とする光水中玩具。 - 【請求項2】 前記の光水中玩具において,防水加工さ
れた充電回路3を接続し,光の照射範囲外でも短い時間
作動することのできる請求項1記載の光水中玩具。 - 【請求項3】 遠隔操作による信号を受信できる受信回
路4を接続し,光の照射範囲内外で,リモコン装置によ
って水槽の外から操縦することのできる請求項2記載の
光水中玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24983999A JP2001070667A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 光水中玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24983999A JP2001070667A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 光水中玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001070667A true JP2001070667A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17198961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24983999A Pending JP2001070667A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 光水中玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001070667A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003834B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-12-23 | 에스알시 주식회사 | 로봇물고기 |
JP2011230627A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Osaka Prefecture Univ | ソーラー水中グライダー及びその潜航方法 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP24983999A patent/JP2001070667A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003834B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-12-23 | 에스알시 주식회사 | 로봇물고기 |
JP2011230627A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Osaka Prefecture Univ | ソーラー水中グライダー及びその潜航方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041012 |