JP2001070399A - キャップ付き液体容器 - Google Patents

キャップ付き液体容器

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JP2001070399A
JP2001070399A JP25028499A JP25028499A JP2001070399A JP 2001070399 A JP2001070399 A JP 2001070399A JP 25028499 A JP25028499 A JP 25028499A JP 25028499 A JP25028499 A JP 25028499A JP 2001070399 A JP2001070399 A JP 2001070399A
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liquid
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Fujio Inoue
冨士夫 井上
Keiichi Kawakami
啓一 河上
Hideshi Okamoto
英志 岡本
Hajime Hiura
一 日浦
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容液を他に注入するための内容液導出用突
部を有し、かつ該突部の薄肉部をねじ切ることにより開
封可能とした液体容器において、薄肉部を無菌状態で開
封できるようにした液体容器を提供する。 【解決手段】 容器本体部12の内容液を導くための内
容液導出用突部14の先端部寄りに薄肉部22を形成す
ると共に先端部にねじり用把持部(板状突部24)を設
けた液体容器8において、薄肉部22を含む突部14先
端側を少なくとも覆って密封するキャップ10を設け、
かつキャップ10の内側には前記突部14の先端部に設
けたねじり用把持部(板状突部24)にねじり力を伝え
得る伝達用係合部(挟持係合部32)を設け、キャップ
10をねじることにより薄肉部22をねじ切って突部1
4を開封できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内容液を他に注入す
るための可撓性液体容器に関するものであり、特に容器
本体部の内容液導出用突部を保護すると共に使用時無菌
状態で開封し得るようにした液体容器に関するものであ
る。本発明は、例えば輸液投与時に他の薬液を混注する
場合に使用すれば特に有効である。
【0002】
【従来の技術】従来より他に内容液を注入するために、
注射針や管路を連結できるようにした液体容器の内容液
導出用突部は、突部自体が先端部で閉塞され、ねじ切る
ことにより開封するようにされているが通例である。例
えば、特開平8−299437号の注射器等がこれに該
当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
容器は通常内容液の充填後滅菌して容器外面を無菌とな
るようにされてはいるが、使用時容器を包材から取り出
すときや容器突部をねじ切って開封したりするとき等に
手指が、容器突部先端側の注射針等を接続する部分に触
れ、細菌等により汚染されるおそれがあるという問題点
があった。また、容器の輸送時や保管時に上記包材が破
損して前記注射針等を接続する部分が汚染されるという
問題点があった。本発明はこのような事情を背景として
なされたものであり、本発明の目的は、容器突部をねじ
切って開封する使用時や輸送、保管時に前記注射針等を
接続する部分に手指が触れないようにして細菌等による
汚染を防止し得る液体容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためになされた本発明は、次のように構成される。 A 可撓性を有する容器本体部に、内容液の流通可能な
流通路を有する内容液導出用突部が突設され、かつ前記
突部の先端部付近にはねじ切ることにより開封させ得る
薄肉部と該薄肉部をねじ切るためのねじり用把持部が形
成された液体容器において、前記薄肉部を含む突部先端
部付近全体を少なくとも覆って密封するキャップを配置
し、かつキャップ内側には前記ねじり用把持部に係合し
てねじり力を伝え得る伝達用係合部を設け、キャップを
ねじることにより薄肉部をねじ切り可能としたことを特
徴とするキャップ付き液体容器。 B 前記A項記載のキャップ付き液体容器において、前
記ねじり用把持部は前記突部の先端に突設された板状突
部であり、前記伝達用係合部は前記板状突部が嵌り得る
凹部が形成された係合凹部あるいは前記板状突部を挟持
し得る隙間を隔てて配置された1対の板状部を備えた挟
持係合部であるキャップ付き液体容器。 C 前記A項もしくはB項記載のキャップ付き液体容器
において、前記内容液導出用突部の薄肉部より先端側に
過剰の内容液と内容液中の空気とを収容するための上部
空間をなす過剰充填室が形成されているキャップ付き液
体容器。 D 前記A項ないしC項のいずれか1項に記載のキャッ
プ付き液体容器において、前記突部の基端部寄り部分の
側方に指を掛けるための保持部が形成されているキャッ
プ付き液体容器。 E 前記D項記載のキャップ付き液体容器において、前
記保持部は前記突部の基端部寄り部分の両側に同じ厚さ
寸法で対をなして設けられ、かつ両保持部間に位置する
流通路を有する部分の外側寸法と両保持部の厚さ寸法と
が略等しくされたものであるキャップ付き液体容器。 F 前記D項もしくはE項に記載のキャップ付き液体容
器において、前記保持部は内部が中空とされたものであ
るキャップ付き液体容器。 G 前記A項〜F項のいずれか1項に記載のキャップ付
き液体容器において、前記キャップは前記薄肉部を含む
突部先端部全体を覆うがキャップの開口端は閉塞されて
いないものであるキャップ付き液体容器。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を記載した図
面に基づいて、発明の実施の形態を詳細に説明する。図
1は実施例の薬液容器を拡大して図示している。同図に
おいて8は液体容器としての薬液容器であり、10はキ
ャップである。液体容器8はプラスチックで一体に構成
され、薬液を収容する容器本体部12の一端側には、先
端部が段付状の筒状部をなす内容液導出用突部14が突
設され、その内部を貫通する流通路16により容器本体
部12内の薬液収容部に連通されている。前記段付状の
筒状部は、先端部に近づく程径が細くなるようにされた
テーパ状の第1筒状部18と、第1筒状部18の先端部
より径の大きい第2筒状部20とからなると共に両筒状
部18,20の境目はややくびれた形状で肉厚が薄くさ
れ、ねじ切ることが可能な薄肉部22が形成されてい
る。さらに、第2筒状部20の先端部は閉塞されると共
に、その外側先端には、ねじり用把持部としての板状突
部24が突設されている。なお、第1筒状部18の基端
部には、第2筒状部20より径の大きいリング状の段付
部26が形成されている。
【0006】そして、突部14の基端寄りの部分の両側
には1対の所定幅の保持部28が一体に設けられてお
り、保持部28外側の中間部は保持部両端よりやや引っ
込んだ形状をなしている。保持部28は、使用時に指の
掛かりをよくして、力を加え易くし、使用を容易にする
という働きがある。保持部28は図1(ハ)に示すよう
に内部が中空をなすと共に、突部14の両保持部28間
に位置する部分の外幅寸法は両保持部28の厚さ(幅)
寸法と略同じとされている。このように保持部28を中
空とすることにより幾分か弾性をもつようになり、使用
時手の当たりがやわらかくなるという利点がある。ま
た、保持部18と両保持部18間の突部の寸法を上述の
ようにすることにより、これらの両側が平坦に近くな
り、製品ラベル等を貼付する場合貼付し易くなるという
利点がある。なお、両保持部28が突部14の外周部に
接する部分は、図1(ハ)に示すように肉厚が薄くされ
ている。
【0007】容器本体部12は可撓性をもつように肉厚
が薄くされ、指で突部14の先端部側に向かって押し付
けて引っ込ませることができるようにされている。な
お、薬液容器8には、製造時薬液が充填されるが、容器
本体部12を指で押しつぶすことにより内容液を排出で
きるようにされている。容器本体部12は横断面が楕円
状をなし、机上で転がりにくいように、また包装がなる
べく嵩張らないようにされている。さらに、容器本体部
12の底面は平坦状をなしているが、底面部分の縦横の
寸法はそれぞれ容器本体部の最大部分の縦横寸法の約1
0〜40%となるようにされている。これにより、容器
本体部12を指でおしつぶす際、底面は十分な広さの平
坦部を有するので指が痛くないという利点がある。薬液
容器の製造は、容器の成形、薬液の充填、溶閉を連続的
に行う、いわゆるブローフィルシール法によって無菌状
態で能率よく行うことが可能である。
【0008】一方、キャップ10はプラスチックで構成
され、図1に示すように一端が開口した円筒状の部材で
あり、開口端周縁にフランジ部が形成されると共に、他
端側にはねじり用突部30が設けられ、指で把持し易く
し、キャップ10自体をねじり易くされている。さら
に、キャップ10の内側には伝達用係合部としての挟持
係合部32が設けられ、板状突部24に連結されてねじ
り力を薄肉部22に伝え得るようにされている。挟持係
合部32は図1(ロ)に示すように1対の板状部が間隔
を隔てて配置され、板状突部24を挟持し得るようにさ
れたものである。キャップ10は、段付部26が嵌り得
る程度の内径を有し、その開口端内側に段付部26を嵌
め入れることによって第1筒状部18、第2筒状部20
および板状突部24を覆い、かつ密封した状態に取りつ
けられる。こうして、キャップ10の内部は、使用時ま
で外部からの細菌や汚染物質等の侵入が遮断される。な
お、キャップ10の段付部26に対する嵌合は、互いに
回転可能な程度とされている。従って、キャップ10を
ねじると、挟持係合部32を介して板状突部24がねじ
られ、薄肉部22がねじ切られて、薬液容器8内の内容
液が外部に流出され得る状態となる。
【0009】薬液容器8内には、薬液が充填されるが、
図2に示すように突部14側を上にして立てた際第2筒
状部20内に、過剰の内容液と内容液中の空気が収容で
きるようにされており、第2筒状部20はいわゆる過剰
充填室をなしている。
【0010】以上のように構成された実施例の薬液容器
は、図2(イ)に示すように突部14を上に立ててから
保持部28を指で把持し、図2(ロ)に示すようにキャ
ップ10をねじると、薄肉部22がねじ切れ、流通路が
開封されるので、図2(ハ)に示すようにキャップ10
を取り除くと、第1筒状部18に注射針等を取りつけ得
る状態となる。注射針を輸液容器(図示省略)の口部に
差し込み、次いで、容器本体部12を手の指等で摘み、
図2(ニ)に示すように押し潰すと内容液(薬液)は輸
液容器内に流出し、輸液と配合される。点滴回路内に薬
液を配合する場合には、点滴回路の側管等に注射針を刺
し込んでから、以下同様な要領により内容液(薬液)が
注入され、配合される。また、管路を介して内容液を送
給する場合には、第1筒状部18を管路に差し込み接続
してから同様な要領により送給する。
【0011】上記実施例では、薄肉部22を含む突部1
4は、キャップ10により覆われ、密封されているの
で、輸送時、保管時等に破損したり、細菌等により汚染
されたりすることを防止できる利点がある。また、キャ
ップ10を介して薄肉部22をねじ切って突部14を開
封させるので、注射針や管路を接続する部分(薄肉部2
2に連なる部分)が開封時に直接手指が触れることがな
く、細菌等による汚染が防止できる利点があり、さらに
突部14の薄肉部22より先端側部分は過剰充填室とさ
れているので、薄肉部22をねじ切って突部14を開封
したとき、内容液中の空気は除かれているので、注射針
や管路を接続する際あらかじめ液中の空気を除く手間が
不要となり、使用が容易となる利点がある。さらに、保
持部28は次のような効果である。すなわち、図2
(ロ)に示すようにキャップ10をねじる際や、図2
(ハ)に示すように薄肉部22がねじ切らてそれより先
端部が除かれている状態の第1筒状部18に注射針、管
路等を接続する場合や、図2(ニ)に示すように容器本
体部12を押し潰す場合には、保持部28に指を掛けて
行うと、この作業が非常に容易に行い得るという利点が
ある。
【0012】薬液容器は、従来のこの種容器と同様に医
療用容器として容認されたプラスチックが用いられる。
特に、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンは、成形性が優れていることと安全性が確立している
点で好ましい。上記ポリエチレンとしては、エチレンの
ホモポリマーに加え、プロピレン、1−ブテン、4−メ
チル−1−ペンテン、オクテン等のα−オレフィンとの
共重合体も使用可能である。また、該共重合体は直鎖状
であっても分岐鎖状であってもいずれでもよい。ポリエ
チレンは、高密度であるか低密度であるかを問わず、広
い範囲より適宜選択できる。また、上記ポリプロピレン
としては、ホモポリマーあるいはエチレン、1−ブテン
等の少量(一般に10重量%以下、好ましくは5重量%以
下)のオレフィンとの共重合体が利用可能で、医療用容
器として汎用されているグレードのものを用いるのが好
適である。さらに、ポリ1−ブテンやポリ4−メチル−
1−ペンテン等のポリオレフィン、さらにはエチレン・
テトラシクロドデセンコポリマー等の環状オレフィンコ
ポリマーやスチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブ
ロックコポリマー等のスチレン系コポリマーも適宜採用
可能である。上記ポリオレフィンは、単独で用いても混
合樹脂または多層成型として用いてもよい。必要に応じ
て、遮光性を付与したり、アルミやシリカ蒸着加工を施
すこともできる。キャップは薬液容器と同種のプラスチ
ックを用いてもよい。
【0013】薬液容器内に収容する薬剤としては、特に
限定されない。例えば、生理的食塩液、蒸留水等の溶解
液、ビタミン液、微量元素製剤液、脂肪乳剤液、補正用
塩化カルシウム液等に加え、ヘパリンナトリウム液等の
血液凝固阻止剤、ペントバルビタール、塩酸プロカイン
等の全身または局所麻酔剤、臭化カルシウム等の鎮静
剤、サリチル酸ナトリウム等の解熱鎮痛消炎剤、塩酸ド
パミン等の強心剤、塩酸ニカルジピン等の消化性潰瘍
剤、リン酸ヒドロコルチゾンナトリウム等のホルモン剤
等の薬剤の液を例示できる。
【0014】上記実施例では、第2筒状部からなる過剰
充填室を設けているがこれを中止することも可能であ
る。また、実施例ではキャップ10の開口端を段付部2
6に嵌め入れてキャップ10内を密封するようにされて
いるが、第2筒状部20を中止し、突部14の薄肉部2
2より先端部側にキャップ10を嵌め込み、薄肉部22
を覆うが、キャップ10の開口端は閉塞しないようにす
ることも可能である。この場合においても、輸送時や保
管時に薄肉部22を破損等から保護する効果はある。ま
た、上記実施例では、キャップ10によるねじ切り開封
機構は、内容液導出用突部14の薄肉部22寄り先端部
側に設けた板状突部24とキャップ10内側の挟持係合
部32との係合によるものであるが、これに代えてをキ
ャップ10の内側と内容液導出用突部14の前記先端部
を接着剤等で固着する方法を採用することもできる。さ
らに、上記実施例の容器本体部は図1に示す形状のもの
に限定されず、指で押し潰すことにより内容液を排出で
きるものであれば種々の形状、構造を採用できる。ま
た、本実施例の容器は、薬液に限定されず、使用時配合
する他の液体を収容する場合にも使用できる。例えば、
使用時配合する2液性の接着剤を収容する場合等にも使
用可能である。以上本発明の実施例について説明した
が、本発明はこのような実施例に何ら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることはもちろんである。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。内容液導出用突部の薄
肉部を含む突部の先端部付近をキャップで覆い、かつ密
封することによって、注射針や管路等を差し込んで連結
すべき突部の先端部付近が輸送時や保管時に細菌等によ
り汚染されることが防止できる。また、薄肉部はキャッ
プにより覆われるので、輸送時等において薄肉部が破損
することから保護される。さらに、キャップの外側から
突部の薄肉部をねじ切って開封させるので、開封時に容
器の注射針や管路等を差し込んで連結すべき突部を手指
で触れることがなく、細菌等による汚染が防止され、衛
生的で安全性が向上する。また、突部の薄肉部より先端
側の部分を、過剰の内容液と内容液中の空気とを収容し
得る空間部を有する過剰充填室とすることにより、薄肉
部でねじ切って突部を開封させたときには、内容液中の
空気は除かれるので、注射針や管路を接続する際、あら
かじめ液中の空気を除く作業が不要となり、使用が容易
となる。さらにまた、前記突部の基端部寄りの部分の側
方に指を掛け得る保持部を設けることにより、開封時や
開封後に注射針等の接続時に力が加え易く使用が容易と
なる。また、対をなす保持部間の突部の外側寸法と両保
持部の厚さ寸法を略等しくすれば、その外側は略平坦状
となり製品ラベル等を貼付し易くなるという利点があ
る。さらに、保持部を中空とすれば、弾性をもち使用時
手の当たりがやわらかくなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ニ)は、本発明の一実施例を示す一
部を破断した正面図、平面図、同図(イ)におけるA−
A断面図および同図(ロ)におけるB−B断面図であ
る。
【図2】(イ)〜(ニ)は同実施例の使用状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
8 薬液容器(液体容器) 10 キャップ 12 容器本体部 14 内容液導出用突部 16 流通路 18 第1筒状部 20 第2筒状部 22 薄肉部 24 板状突部(ねじり用把持部) 28 保持部 30 ねじり用突部 32 挟持係合部(伝達用係合部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する容器本体部に、内容液の
    流通可能な流通路を有する内容液導出用突部が突設さ
    れ、かつ前記突部の先端部付近にはねじ切ることにより
    開封させ得る薄肉部と該薄肉部をねじ切るためのねじり
    用把持部が形成された液体容器において、前記薄肉部を
    含む突部先端部付近全体を少なくとも覆って密封するキ
    ャップを配置し、かつキャップ内側には前記ねじり用把
    持部に係合してねじり力を伝え得る伝達用係合部を設
    け、キャップをねじることにより薄肉部をねじ切り可能
    としたことを特徴とするキャップ付き液体容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャップ付き液体容器に
    おいて、前記ねじり用把持部は前記突部の先端に突設さ
    れた板状突部であり、前記伝達用係合部は前記板状突部
    が嵌り得る凹部が形成された係合凹部あるいは前記板状
    突部を挟持し得る隙間を隔てて配置された1対の板状部
    を備えた挟持係合部であるキャップ付き液体容器。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2記載のキャッ
    プ付き液体容器において、前記内容液導出用突部の薄肉
    部より先端側に過剰の内容液と内容液中の空気とを収容
    するための上部空間をなす過剰充填室が形成されている
    キャップ付き液体容器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載のキャップ付き液体容器において、前記突部の基
    端部寄り部分の側方に指を掛けるための保持部が形成さ
    れているキャップ付き液体容器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のキャップ付き液体容器に
    おいて、前記保持部は前記突部の基端部寄り部分の両側
    に同じ厚さ寸法で対をなして設けられ、かつ両保持部間
    に位置する流通路を有する部分の外側寸法と両保持部の
    厚さ寸法とが略等しくされたものであるキャップ付き液
    体容器。
  6. 【請求項6】 請求項4もしくは請求項5に記載のキャ
    ップ付き液体容器において、前記保持部は内部が中空と
    されたものであるキャップ付き液体容器。
  7. 【請求項7】 請求項1もしくは請求項6のいずれか1
    項に記載のキャップ付き液体容器において、前記キャッ
    プは前記薄肉部を含む突部先端部全体を覆うがキャップ
    の開口端は閉塞されていないものであるキャップ付き液
    体容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004093775A1 (ja) * 2003-04-23 2006-07-13 株式会社大塚製薬工場 薬液充填プラスチックアンプルおよびその製造方法

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