JP2001070002A - ゴルフシューズ - Google Patents

ゴルフシューズ

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JP2001070002A
JP2001070002A JP24745699A JP24745699A JP2001070002A JP 2001070002 A JP2001070002 A JP 2001070002A JP 24745699 A JP24745699 A JP 24745699A JP 24745699 A JP24745699 A JP 24745699A JP 2001070002 A JP2001070002 A JP 2001070002A
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JP
Japan
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hard
projection
soft
less
protrusion
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JP24745699A
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Inventor
Toshihiro Horii
利裕 堀井
Takeshi Yamamoto
健 山元
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一軟質突起4aと硬質突起7bとの間に
土、砂等が固着されにくく、従ってスリップが生じにい
ゴルフシューズの提供。 【解決手段】 ゴルフシューズのアウトソール1は、本
体2と、第一軟質突起4aと、硬質突起7bを備えてい
る。第一軟質突起4aと硬質突起7bとの最短距離W
が、第一軟質突起4aの高さの1/2の位置を含む水平
面において測定される。第一軟質突起4aの側面10は
先細となるように傾斜しており、その傾斜角度はαであ
る。硬質突起7bの側面11は先細となるように傾斜し
ており、その傾斜角度はβである。下記数式(1)によ
って算出される値Vは、150以上300以下である。 V=(α+β)×W −−−(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフシューズに
関し、特にアウトソールに軟質突起と硬質突起とを備え
たゴルフシューズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルファーは、ティーグラウンドやフェ
アウエーからのショットの際には芝生上でスイングし、
また、バンカーショットの際には砂地の上でスイングを
行う。このスイング中に足がスリップすると、ゴルファ
ーはミスショットをおかしてしまう。また、ラウンド中
ゴルファーは起伏に富んだフェアウエーやラフを歩行し
て移動するが、歩行中に足がスリップすると移動時の負
担が増す。スイング中や歩行中のスリップを防ぐため、
ゴルファーは底面に複数個のスパイクを備えたゴルフシ
ューズ(いわゆるスパイクシューズ)を着用する。この
スパイクとしては、円盤状のフランジ部の下面中央に単
一のピンを備えており、金属材料又はセラミックで成形
されたものが一般的である。スパイクが芝生にくい込む
ことにより、スリップが防止される。
【0003】ゴルファーは、芝生や砂地のみならず、例
えばグリーンと次のホールのティグラウンドとを結ぶ通
路、クラブハウス等、アスファルトやコンクリートで舗
装された硬質地面上を歩行することも多い。これら硬質
地面ではスパイクがくい込まないので、スリップが十分
には防止されない。また、スパイクシューズは下からの
突き上げ感があり、ゴルファーにとって履き心地のよい
ものではない。さらに、スパイクによって芝生(特にグ
リーン上の芝生)が傷つけられてしまうこともある。
【0004】これらの不都合を解消したものとして、ス
パイクを備えておらず、底面に弾性突起が形成されたゴ
ルフシューズが提案されている(特公平6−22482
号公報参照)。このゴルフシューズでは、弾性突起によ
って硬質地面上でのスリップが防止される。しかし、こ
のゴルフシューズでは、弾性突起は芝生にはほとんどく
い込まないので、スイング中のスリップの防止は十分で
はない。
【0005】特開平11−89605号公報には、軟質
突起と硬質突起とを備えたゴルフシューズが開示されて
いる。このゴルフシューズでは、軟質突起の摩擦力によ
って主として硬質地面上でのスリップが防止され、硬質
突起のくい込みによって主として芝生上でのスリップが
防止される。すなわち、硬質地面上でのスリップ防止と
芝生上でのスリップ防止とが両立される。また、このゴ
ルフシューズは下からの突き上げ感が少ないので、履き
心地のよいものである。さらに、このゴルフシューズで
は、芝生の傷つきも抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、軟質突起
と硬質突起とを備えたゴルフシューズは優れた諸性能を
備えているが、なお改善の余地がある。すなわち、この
ゴルフシューズでは、互いに近接する軟質突起と硬質突
起との間に土、砂等が侵入して固着されやすい。土、砂
等が固着されると軟質突起及び硬質突起の実質的な高さ
が不十分となり、スリップが発生しやすくなってしま
う。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、軟質突起と硬質突起との間に土、砂等
が固着されにくく、従ってスリップが生じにいゴルフシ
ューズの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、硬質突起を備えた硬質体と、この
硬質体の周縁を取り囲むように配置された軟質突起とが
形成されたアウトソールを有しており、この硬質突起及
び軟質突起が先細形状又は均一太さ形状であるゴルフシ
ューズであって、下記数式(1)によって算出される値
Vが150以上300以下であることを特徴とするゴル
フシューズ、である。 V=(α+β)×W −−−(1)
【0008】上記数式(1)において、Wは、1つの軟
質突起とこの軟質突起に最も近接する硬質突起との最短
距離(mm)を表す。この最短距離は、軟質突起と硬質
突起のうち高さが低い方の高さの1/2の位置を含む水
平面において測定される。また、上記数式(1)におい
てαは、軟質突起の側面が鉛直方向となす傾斜角度(d
eg)を表す。さらに、上記数式(1)においてβは、
硬質突起の側面が鉛直方向となす傾斜角度(deg)を
表す。
【0009】このゴルフシューズでは、上記数式(1)
によって算出される値Vが150以上300以下と、従
来のゴルフシューズよりも大きく設定されている。値V
が大きく設定されるには、最短距離Wが十分大きくされ
るか、または最短距離Wが小さい場合には傾斜角度α又
はβが十分大きくされる必要がある。最短距離W又は傾
斜角度α若しくはβが大きくされることにより、軟質突
起と硬質突起の間隙に侵入した土、砂等が脱落しやすく
なり、これらの固着が防がれる。固着防止の観点からは
値Vは大きいほど好ましいが、あまりに大きくなりすぎ
ると軟質突起による硬質突起の保護効果が弱められ、硬
質突起の摩耗が多くなってしまうことがあるので、値V
は300以下とされる。なお、これらの観点より、値V
は180以上280以下が好ましい。
【0010】好ましくは、最短距離Wは2mm以上8m
m以下であり、傾斜角度αは10度以上70度以下であ
り、傾斜角度βは0度以上50度以下であり、傾斜角度
αと傾斜角度βとの差である(α−β)は20度以上6
0度以下である。これにより、土、砂等の固着がよりよ
く抑制され、また、芝生上でのスリップ防止性能、硬質
地面上での安定感並びに軟質突起及び硬質突起の耐摩耗
性が向上する。
【0011】好ましくは、軟質突起のJIS−A硬度は
50以上90以下であり、硬質突起のJIS−A硬度は
80以上100以下であり、硬質突起のJIS−A硬度
から軟質突起のJIS−A硬度を減じた値は5以上であ
る。これにより、芝生上でのスリップ防止性能、硬質地
面上での安定感及び履き心地並びに硬質突起の耐久性が
向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ本発
明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかるゴルフシューズが示された底面図である。この図
には、ゴルフシューズのアウトソール1が示されてい
る。このアウトソール1は、本体2と、硬質体3と、第
一軟質突起4と、第二軟質突起5とを備えている。硬質
体3は、円盤体6及び硬質突起7を備えており、この円
盤体6と硬質突起7とは、一体的に成形されている。第
一軟質突起4は、硬質体3の周縁を取り囲むように配置
されている。本明細書では、硬質体3との間隔が5mm
以下となるように軟質突起が配置されている状態が、
「周縁を取り囲むように配置されている」と称される。
なお、図示されないが、このゴルフシューズはアッパー
部及びインソール部を備えており、このアッパー部及び
インソール部の構成は、既知のシューズと同等である。
【0013】図2は、図1のアウトソール1の硬質体3
及び第一軟質突起4が示された拡大図である。この図で
は、第一軟質突起4は3本(4a〜4c)示されてい
る。また、硬質体3は、硬質突起7を8本(7a〜7
h)備えている。それぞれの硬質突起(7a〜7h)は
別形状とされてもいいが、均一に体重を支えることがで
きて安定性が向上するという理由より、同一形状かつ同
一寸法とされることが好ましい。第一軟質突起4aに
は、硬質突起7bが最も近接している。また、第一軟質
突起4bには、硬質突起7eが最も近接している。さら
に、第一軟質突起4cには、硬質突起7hが最も近接し
ている。
【0014】図3は、図2のIII−III線に沿った拡大断
面図である。図3から明らかなように、第一軟質突起4
aは、本体2と一体的に成形されている。第一軟質突起
4aの材質は、本体2の材質と同一である。もちろん、
第一軟質突起4aが本体2とは異なる材質から構成され
てもよい。この場合は、例えば加硫接着によって第一軟
質突起4aが本体2と一体化される。第一軟質突起4a
の断面形状は、略円錐台である。すなわち、第一軟質突
起4aは先細形状である。第一軟質突起4aは、接地面
8を備えている。第一軟質突起4aの断面形状は、円柱
状(すなわち均一太さ形状)であってもよい。
【0015】硬質体3は、その一端が円盤部6に埋設さ
れた図示されないネジの他端が本体2に螺入されること
により、本体2に固定されている。もちろん、硬質体3
が本体2と一体的に成形されてもよい。
【0016】硬質突起7bの断面形状は、略円錐台であ
る。すなわち、硬質突起7bは先細形状である。硬質突
起7bは、接地面9を備えている。硬質突起7bの断面
形状は、円柱状(すなわち均一太さ形状)であってもよ
い。硬質突起7bの高さは、第一軟質突起4aの高さ
(図3において両矢印hで表される)よりも若干高い。
【0017】図3において、一端が点Pであり他端が点
Qである両矢印Wは、第一軟質突起4aと硬質突起7b
との最短距離(mm)を表す。この最短距離Wは、第一
軟質突起4aの高さhの半分であるh/2の高さの位置
を含む水平面において測定される。すなわち、この水平
面上には、点P及び点Qが存在する。この実施形態で
は、前述のように硬質突起7bが第一軟質突起4aより
も高いが、硬質突起7bが第一軟質突起4aよりも低い
場合は、硬質突起7bの高さの1/2の位置を含む水平
面において最短距離Wが測定される。
【0018】最短距離Wは2mm以上8mm以下が好ま
しく、2.5mm以上7mm以下がより好ましく、3m
m以上6mm以下がさらに好ましい。最短距離Wが上記
範囲未満であると、第一軟質突起4aと硬質突起7bと
の間隙に土等が固着されやすくなり、また、硬質突起7
が芝生にくい込みにくくて芝生上でのスリップが発生し
やすくなってしまうことがある。逆に、最短距離Wが上
記範囲を超えると、硬質地面上での硬質突起7による突
き上げ感が大きくなってしまうことがある。
【0019】第一軟質突起4aの側面10は、鉛直方向
に対して傾斜している。傾斜角度αは、10度以上70
度以下が好ましく、20度以上70度以下がより好まし
く、35度以上60度以下がさらに好ましい。傾斜角度
αが上記範囲未満であると、第一軟質突起4aと硬質突
起7bとの間隙に土等が固着されやすくなり、第一軟質
突起4の横剛性が低下して硬質路面上での安定感が低下
し、また、第一軟質突起4の耐摩耗性が低下してしまう
ことがある。逆に、傾斜角度αが上記範囲を超えると、
硬質突起7が芝生にくい込みにくくて芝生上でのスリッ
プが発生しやすくなってしまうことがある。この実施形
態では側面10は断面において直線状であるが、直線状
でない場合は点Pにおいて傾斜角度αが測定される。
【0020】硬質突起7bの側面11の鉛直方向に対す
る傾斜角度βは、0度以上50度以下が好ましく、2度
以上40度以下がより好ましく、3度以上25度以下が
さらに好ましい。傾斜角度βが上記範囲未満であると、
第一軟質突起4aと硬質突起7bとの間隙に土等が固着
されやすくなり、硬質突起7の横剛性が低下して硬質路
面上での安定感が低下し、また、硬質突起7の耐摩耗性
が低下してしまうことがある。逆に、傾斜角度βが上記
範囲を超えると、硬質突起7が芝生にくい込みにくくて
芝生上でのスリップが発生しやすくなってしまうことが
ある。この実施形態では側面11は断面において直線状
であるが、直線状でない場合は点Qにおいて傾斜角度β
が測定される。
【0021】傾斜角度αと傾斜角度βとの差である(α
−β)は、20度以上60度以下が好ましく、30度以
上60度以下がより好ましく、35度以上50度以下が
さらに好ましい。(α−β)が上記範囲未満であると、
硬質突起7の相対的な横剛性が低下して硬質路面上での
安定感が低下してしまうことがある。逆に、(α−β)
が上記範囲を超えると、硬質突起7が芝生にくい込みに
くくて芝生上でのスリップが発生しやすくなってしまう
ことがある。
【0022】このアウトソール1では、第一軟質突起4
と硬質突起7との最近接箇所が多数存在するが、この最
近接箇所全てにおいて上記数式(1)で算出される値V
が150以上300以下とされている。もちろん、最近
接箇所の一部において値Vが上記範囲をはずれてもよ
く、また、アウトソール1の底面のうち特にスリップ防
止性能が要求される部分のみにおいて値Vが上記範囲内
とされてもよい。これらの場合は、全ての最近接箇所の
うち50%以上、特に70%以上、さらに90%以上に
おいて、値Vが150以上300以下とされるのが好ま
しい。なお、最近接箇所の総数には、硬質体3の周縁を
取り囲むように配置された軟質突起(すなわち第一軟質
突起4)と硬質突起7との最近接箇所のみがカウントさ
れ、第二軟質突起5と硬質突起7との最近接箇所はカウ
ントされない。第二軟質突起5と硬質突起7との間隔は
十分大きいので、これらの間に土等が固着されることは
ほとんどない。
【0023】第一軟質突起4のJIS−A硬度は50以
上90以下が好ましく、60以上85以下がより好まし
く、65以上80以下がさらに好ましい。硬度が上記範
囲未満であると、硬質地面上での安定性が悪くなってし
まうことがある。逆に、硬度が上記範囲を超えると、硬
質地面上での履き心地が悪くなってしまうことがある。
硬度が上記範囲内となる第一軟質突起4の材質として
は、例えば架橋ゴム等が挙げられる。
【0024】硬質突起7のJIS−A硬度は80以上1
00以下が好ましく、85以上95以下がより好まし
い。硬度が上記範囲未満であると、硬質突起7が芝生に
くい込みにくくて芝生上でのスリップが発生しやすくな
ってしまうことがある。逆に、硬度が上記範囲を超える
と、硬質地面上での履き心地が悪くなってしまうことが
ある。硬度が上記範囲内となる硬質突起7の材質として
は、例えば熱可塑性ウレタン樹脂等が挙げられる。
【0025】硬質突起のJIS−A硬度から軟質突起の
JIS−A硬度を減じた値は5以上が好ましく、5以上
50以下がより好ましく、10以上40以下がさらに好
ましい。この値が上記範囲未満であると、硬質突起7が
芝生にくい込みにくくて芝生上でのスリップが発生しや
すくなってしまうことがある。逆に、この値が上記範囲
を超えると、硬質突起7が欠けやすくなり、また、硬質
地面上での突き上げ感が大きくなってしまうことがあ
る。
【0026】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明の効果が明らか
にされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定
的に解釈されるべきではないことはもちろんである。
【0027】[実施例1]本体、第一軟質突起及び第二
軟質突起に相当するキャビティを備えた金型を用意し
た。この金型に、70重量部のスチレン−ブタジエン共
重合体と30重量部のポリブタジエンを基材ポリマーと
するゴム組成物を充填し、170℃で10分間架橋し
て、成形体を得た。一方、円盤部及び硬質突起がウレタ
ン樹脂からなり、金属製のネジの一端が円盤部に埋設さ
れた硬質体を成形した。そして、ネジの他端を成形体に
螺入して硬質体を本体に固定し、アウトソールを得た。
このアウトソールにアッパー部及びインソール部を装着
して、実施例1のゴルフシューズを得た。なお、第一軟
質突起及び第二軟質突起の高さを5.0mmとし、硬質
突起の高さを5.5mmとし、円盤体の直径を21mm
とし、傾斜角度αを40℃とし、傾斜角度βを5℃と
し、最短距離Wを4mmとした。このゴルフシューズの
値Vは、180である。
【0028】[実施例2及び3並びに比較例1から5]
傾斜角度α、傾斜角度β及び最短距離Wを下記の表1に
示されるように設定して値Vを変化させた他は実施例1
と同様にして、実施例2及び3並びに比較例1から5の
ゴルフシューズを得た。
【0029】[固着性の評価]ゴルファーにゴルフシュ
ーズを着用させ、湿気を含んだ川砂からなるゴルフ場の
バンカー内を5分間歩行させた。そして、最近接箇所の
うち砂の固着が見られる箇所の数をカウントした。この
試験を3回行って、平均値を算出した。平均値が0のも
のを「○」とし、1以上5以下のものを「△」とし、6
以上のものを「×」とした。また、湿気を含んだ軟質土
の路面を歩行させて、同様の評価を行った。これらの結
果が、下記の表1に示されている。
【0030】[耐摩耗性の評価]5名のゴルファーにゴ
ルフシューズを着用させ、ゴルフのプレーを5ラウンド
行わせた。そして、各ゴルフシューズのうち、最も摩耗
している硬質突起の摩耗量を測定し、平均値を算出し
た。摩耗量が1.0mm未満のもの「○」とし、1.0
mm以上のものを「△」とした。この結果が、下記の表
1に示されている。
【0031】[グリップ性の評価]3名のゴルファーに
ゴルフシューズを着用させ、パッティンググリーン上で
スイング及び歩行を行わせ、またコンクリート上を歩行
させた。そして、グリップ性を、「1」から「3」の3
段階で評価させた。良好なものを「3」とし、普通のも
のを「2」とし、悪いものを「1」として、平均値を算
出した。これらの結果が、下記の表1に示されている。
【0032】[フィーリングの評価]3名のゴルファー
にゴルフシューズを着用させ、コンクリート上を歩行さ
せた。そして、安定感を、「1」から「3」の3段階で
評価させた。良好なものを「3」とし、普通のものを
「2」とし、横にぐらついて安定感が悪いものを「1」
として、平均値を算出した。同時に、下からの突き上げ
感も評価させた。突き上げ感が全く無いものを「3」と
し、突き上げ感が多少あるものを「2」とし、強い突き
上げ感があるものを「1」として、平均値を算出した。
これらの結果が、下記の表1に示されている。
【0033】
【表1】
【0034】表1において、各実施例のゴルフシューズ
は、全ての項目において良好な評価結果となっている。
この評価結果より、本発明の優位性が証明された。
【0035】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明のゴルフ
シューズでは、軟質突起と硬質突起との間に土、砂等が
固着されにくい。このゴルフシューズが着用されること
によって、スリップが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフ
シューズが示された底面図である。
【図2】 図2は、図1のアウトソールの硬質体及び第
一軟質突起が示された拡大図である。
【図3】 図3は、図2のIII−III線に沿った拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 アウトソール 2 本体 3 硬質体 4、4a 第一軟質突起 5 第二軟質突起 6 円盤体 7、7b 硬質突起 8、9 接地面 10、11 側面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質突起を備えた硬質体と、この硬質体
    の周縁を取り囲むように配置された軟質突起とが形成さ
    れたアウトソールを有しており、この硬質突起及び軟質
    突起が先細形状又は均一太さ形状であるゴルフシューズ
    であって、下記数式(1)によって算出される値Vが1
    50以上300以下であることを特徴とするゴルフシュ
    ーズ。 V=(α+β)×W −−−(1) (上記数式(1)において、Wは、1つの軟質突起とこ
    の軟質突起に最も近接する硬質突起との最短距離(m
    m)を表し、この最短距離は軟質突起と硬質突起とのう
    ち高さが低い方の高さの1/2の位置を含む水平面にお
    いて測定される。また、αは、軟質突起の側面が鉛直方
    向となす傾斜角度(deg)を表す。さらに、βは、硬
    質突起の側面が鉛直方向となす傾斜角度(deg)を表
    す。)
  2. 【請求項2】 上記最短距離Wが2mm以上8mm以下
    であり、傾斜角度αが10度以上70度以下であり、傾
    斜角度βが0度以上50度以下であり、傾斜角度αと傾
    斜角度βとの差である(α−β)が20度以上60度以
    下である請求項1に記載のゴルフシューズ。
  3. 【請求項3】 上記軟質突起のJIS−A硬度が50以
    上90以下であり、硬質突起のJIS−A硬度が80以
    上100以下であり、硬質突起のJIS−A硬度から軟
    質突起のJIS−A硬度を減じた値が5以上である請求
    項1又は請求項2に記載のゴルフシューズ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101822652B1 (ko) 2010-03-30 2018-01-26 글로브라이드 가부시키가이샤 낚시용 신발

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