JP2001067908A - 補助灯 - Google Patents

補助灯

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JP2001067908A
JP2001067908A JP24469199A JP24469199A JP2001067908A JP 2001067908 A JP2001067908 A JP 2001067908A JP 24469199 A JP24469199 A JP 24469199A JP 24469199 A JP24469199 A JP 24469199A JP 2001067908 A JP2001067908 A JP 2001067908A
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light
light emitting
lens
emitting diode
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JP24469199A
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English (en)
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Akihiro Misawa
明弘 三沢
Hiroshi Ito
浩史 伊藤
Takayuki Kamiya
孝行 神谷
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眩しさ感を減少し、視認角度を広くし、レン
ズから内部が見えにくい補助灯を得ること。 【解決手段】 発光ダイオードを覆うレンズと、このレ
ンズの内面には発光ダイオードからの光を所定の方向に
屈折させる複数のステップが発光ダイオードに対応して
形成され、レンズのステップには、発光ダイオードから
の光を拡散させてレンズの発光部から光を出射させる拡
散層を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、補助灯に関し、
例えばリアスポイラの下側に取り付けられる補助ストッ
プランプ(ハイマウントストップランプ)に好適に用い
られる。
【0002】
【従来の技術】補助灯の一種であるハイマウントストッ
プランプの光源として発光ダイオード(LED)を使用
することが提案されている(特開平10−24766号
公報参照)。LEDからの光は指向性が高いので、後方
車輌の乗員から見ると、暗いところから視線位置に突然
強い赤色が出現する。その発光の態様の如何によっては
後方車輌の乗員に対して必要以上に強い刺激を与えるこ
ととなり、また、場合によっては乗員に眩しさを感じさ
せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
眩しさ感を減少させようとして、補助ストップランプの
光源であるLEDの輝度を低下すると、その本来の機能
が低下するので好ましくない。しかも、補助ストップラ
ンプには広い面積が求められているものの、発光ダイオ
ード光源の指向性による不充分な視認角度のため、後方
からの視認性は良いものの、横(側面)方向からの視認
性が低下してしまう。かと言って、発光ダイオードの数
を増加し、且つ、レンズの形状を複雑にして発光ダイオ
ードの配置を考慮すれば、平面発光を多面発光として横
方向からの視認性を向上する手段も考えられるが構造が
複雑で実用的ではない。
【0004】さらに、補助ストップランプが動作してい
ない時、即ち、発光ダイオードが発光していない時に、
補助ストップランプを歩行者などが覗くと、透明レンズ
を介して発光ダイオードを点灯を制御させるプリント基
板などが見えて意匠上からも好ましくない。かと言っ
て、レンズを非透明に着色して赤色などにすると、発光
ダイオードからの光がレンズ内で減衰してレンズ表面の
照度が低下するし、昼間などは常に後方車両の乗員が警
告色を感じ取り、本来の補助ストップランプとしての機
能が低下する。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、眩しさ感を減少し、視認角度を
広くし、レンズから内部が見えにくい補助灯を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたものであり、その構成は次の通
りである。第1の発明に係る補助灯は、所定の色で発光
する発光源と、この発光源を覆うレンズと、このレンズ
の内面には上記光源からの光を所定の方向に屈折させる
複数のステップが上記発光源に対応して形成され、上記
レンズのステップには、上記発光源からの光を拡散させ
て上記レンズの発光部から光を出射させる拡散層を形成
したものである。ここで、レンズの拡散層は、発光源か
ら発生した光を拡散させる層がレンズのステップに形成
されておれば足り、拡散層は例えば、屈折率の異なる物
質を無数点在させても良い。又、発光源の発光色は特に
限定されない。省電力の見地などから発光ダイオードを
用いると任意の色で発光できる。
【0007】このように構成された補助灯によれば、発
光源が点灯し、発光源から発生した光はレンズの内面の
ステップに形成された拡散層により集光しながら拡散し
てレンズの発光部から光を出射して補助灯全体を均一に
点灯する。したがって、補助灯全体が均一に発光してい
るから、後方車両の乗員などが補助灯を見ると、照度を
低下していないにも拘らず眩しさ感が減少し、レンズの
発光部から出射した光の拡散により視認角度も広がり例
えば横方向からの視認性も向上し、補助灯の機能が向上
する。しかも、該補助灯は歩行者が例えば無色透明レン
ズを介して内部を視認しようとしても、レンズの拡散層
が磨りガラスのように機能して該内部に設けられたプリ
ント基板等の着色が見にくくなり、無色の状態から所定
の色で発光するので、補助灯としての機能を一層増加
し、意匠上からも優れる。加えて、発光源は発光ダイオ
ードであるので、発光ダイオードから発生する指向性の
高い光でも、レンズの拡散層により拡散してレンズの発
光部から広角度で出射できる。更に、レンズの拡散層は
エンボシングで、エンボシングは一般に凹凸、梨地、皮
しぼ模様などの浅い打ち出し模様付けであるが、これに
限定されずに広く発光源から発生した光を拡散できる凹
凸を有する模様付けをレンズのステップに有すれば足り
る。該凹部の窪み及び凸部の先端は尖っていても良い。
エンボシングにより拡散層を形成するので、レンズの物
質に他の屈折率の異なる物質を多数混ぜることもなく、
レンズを単一の物質で形成せしめことができ、しかも、
レンズの材質を例えばプラスチック等の樹脂にすれば射
出成形機などで簡易にレンズにステップと共に、拡散層
を形成せしめることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1から図7によ
って説明する。図1は実施例の補助灯としての補助スト
ップランプ1に取り付けられたリアスポイラ3の斜視図
であり、図2は車両5に対するリアスポイラ3の取付け
状態を示し、図3は補助ストップランプ1の正面図で、
図4は図3に示す矢視IV−IVの断面図を示し、図5
は図4に示す矢視V−Vの断面図であり、図6は図5に
示すレンズ10の拡散層110を示す拡大図、図7は補
助ストップランプ1の電気回路である。実施例の補助ス
トップランプ1は光の減衰の少ない無色透明の樹脂によ
って断面U字形の左右方向に長い樋形のレンズ10が設
けられ、このレンズ10の表面は光を発光する発光面
(発光部)11を成し、レンズ10の内側には、多数の
発光ダイオード12が抵抗14と共に、横一列に所定間
隔毎にプリント基板16に配列されており、プリント基
板16がハウジングボード18の複数の突起18aに固
定されている。補助ストップランプ1の電気回路は、図
7に示すように車両用の12Vバッテリ20を電源とし
ており、フットブレーキの動作と連動してオン・オフさ
れるストップランプスイッチ22を介して一組の抵抗1
4と発光ダイオード12とが直列に接続されたものが、
多数並列に接続されている。
【0009】ここで、発光ダイオード12の光軸(中心
軸)は、図5に示すように水平になるように発光ダイオ
ード12がプリント基板16に固定されており、発光ダ
イオード12からの水平な点光線がレンズ10を通過し
て発光面(発光部)11からの出射する光も水平になる
ように配置されている。レンズ10は発光面(発光部)
11がゴミの付着、意匠上等の観点から滑らかに加工さ
れており、内面が各発光ダイオード12からの配光の指
向特性に対応して、該光線が集光してレンズ10の発光
面(発光部)11から水平に出射するように各発光ダイ
オード12に対応して一連のステップ100が設けられ
ている。該一連のステップ100は、図5に示すように
発光ダイオード12からの入射光を縦方向に屈折させて
水平に発光面(発光部)11から出射させる側面視で縦
方向に五階段状の縦ステップ102a〜102eからな
る縦ステップ列102と、図4に示すように縦ステップ
列102の両側に発光ダイオード12からの光を横方向
に屈折させて水平に発光面(発光部)11から出射させ
る平面視で五階段状の横ステップ104a〜104eか
らなる横ステップ行104とからなっている。一連のス
テップ100を構成する縦ステップ列102及び横ステ
ップ行104には、発光ダイオード12からの光を拡散
させてレンズ10の発光面(発光部)11から光を出射
させる拡散層110が形成されている。ここで、ステッ
プ100に形成された拡散層110は、図6に示すよう
に発光ダイオード12から発生した光をステップ100
において拡散させる層をいい、好ましくはエンボシング
で、エンボシングは無数の凹部110aと凸部110b
とを規則的に繰返しされた浅い模様で、梨地、皮しぼ模
様なども相当する。エンボシングにおける凹部110a
の窪み及び凸部110bの先端は必ずしも平坦である必
要がなく、発光ダイオード12からの光を拡散できる限
り先端又は窪みが尖っていても差し支えない。エンボシ
ングの凹部110a及び凸部110bの平坦な幅h及び
凹部110aの深さdは、好ましくは発光ダイオード1
2からの発光色の波長よりも長いことが必要で、例えば
赤色であれば、0.7〜0.8μm以上である。これ
は、発光ダイオード12からの光を幾何学的に拡散させ
るためである。このような拡散層110はレンズ10の
発光面(発光部)11から内部を見ると、磨りガラスの
ように見えるように形成されている。また、拡散層11
0は、レンズ10に他の屈折率の異なる他の物質として
例えば無数の微小な気泡を混ぜて、発光ダイオード12
からの光を拡散させるように形成しても良い。
【0010】上記のように構成された補助ストップラン
プ1の動作について図1から図7によって説明する。フ
ットブレーキの操作によりストップランプスイッチ22
がオンして抵抗14により制限された電流が発光ダイオ
ード12に流れ、発光ダイオード12から光が発生し、
図6に示すように該光はレンズ10の一連のステップ1
00を成す縦ステップ列102及び横ステップ行104
に設けられた拡散層110を形成する凹部110a、凸
部110bの平坦部に入射した無数の光線は屈折して水
平になってレンズ10の発光面(発光部)11より出射
し、凹部110aの側面に入射した無数の光線は入射角
に応じた屈折率で屈折して拡散光としてレンズ10を透
過してレンズ10の発光面(発光部)11より出射す
る。よって、発光ダイオード12から発生した指向性の
強い光の配光のうち、例えば、図6に示す立体角ωの光
束がレンズ10の一連のステップ100に設けられた拡
散層110により面発光を経ること無く直ちに拡散発光
してレンズ10の発光面(発光部)11から広角度nω
の範囲で均一に出射して補助ストップランプ1を全体に
均一の照度で点灯する。よって、発光ダイオード12の
光束は立体角ωよりも広いので、発光面(発光部)11
が発光する視認角度は図6に示すnωよりも広くなる。
【0011】この実施例では、発光ダイオード12から
の光がレンズ10の一連のステップ100に形成された
拡散層110により拡散してレンズ10の発光面(発光
部)11から広角度の範囲で出射するので、後方車両内
の乗員などが補助ストップランプ1を見ても、眩しさ感
が減少し、補助ストップランプ1の視認角度が広がり、
横方向からの視認性も向上して本来の機能が向上する。
しかも、歩行者などが補助ストップランプ1のレンズ1
0を介して内部を視認しようとしても、拡散層110が
乱反射して磨りガラスのように機能し、例えば着色され
たプリント基板16等が、見にくくなり、補助ストップ
ランプ1は無色の状態から所定の色で例えば赤色発光す
るので、補助灯としての機能を一層増加し、意匠上から
も優れたものが得られる。加えて、発光源としての発光
ダイオード12から発生する指向性の高い光は、レンズ
10の拡散層110により拡散してレンズ10の発光面
(発光部)11から出射して補助ストップランプ1を全
体に均一発光できる。これにより、発光ダイオード12
の数を減少せしめることができる。更に、拡散層110
はエンボシングで、エンボシングにより拡散層110を
形成するので、レンズ10の物質に他の屈折率の異なる
物質として無数の気泡などを混ぜることもなく、レンズ
10を単一の物質で形成せしめことができるので、レン
ズ10の製作が容易である。また、レンズ10を例えば
プラスチック等の樹脂にすれば射出成形機などで簡易に
レンズ10の拡散層110を形成せしめることができ
る。しかも、レンズ10の一連のステップ100と同時
に拡散層110を形成することができるので、製作が容
易である。加えて、拡散層110の凹部110a及び凸
部110bの平坦な幅h及び凹部110aの深さdは
0.7〜0.8μm程度であるので、レンズ10の厚さ
を増加させることなく形成できる。これにより、レンズ
10内を通過する光の損失を低減できるので、補助スト
ップランプ1からの発光量が低下しにくい。
【0012】この実施例では、発光ダイオード12の光
軸(中心軸)は、水平になるように発光ダイオード12
がプリント基板16に固定されており、発光ダイオード
12からの光はレンズ10を通過して発光面(発光部)
11から水平に出射するように配置されている。これに
よって、発光ダイオード12の水平部の光度が高いとい
う配光特性を無理なく利用して補助ストップランプ1を
発光することができる。よって、補助ストップランプ1
の発光効率が向上する。
【0013】この発明は上記発明の実施例の記載に何ら
限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない
範囲で当業者が想到し得る種種の変形態様を包含する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例の補助ストップランプに適用され
るリアスポイラの斜視図である。
【図2】図2は車両に対するリアスポイラの取り付け状
態を示す斜視図である。
【図3】図3は補助ストップランプの正面図である。
【図4】図4は図3に示す補助ストップランプの矢視I
V−IVの断面図である。
【図5】図5は図4に示す補助ストップランプの矢視V
−Vの断面図である。
【図6】図6は図5に示すレンズのステップに設けられ
た拡散層を示す拡大図である。
【図7】図7は図1に示す補助ストップランプの電気回
路である。
【符号の説明】
10 レンズ 11 発光面(発光部) 12 発光ダイオード 100 一連のステップ 110 拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 孝行 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3K080 AA01 AB01 BA04 BA07 BB02 BB08 BB29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の色で発光する発光源と、 この発光源を覆うレンズと、 このレンズの内面には上記光源からの光を所定の方向に
    屈折させる複数のステップが上記発光源に対応して形成
    され、 上記レンズのステップには、上記発光源からの光を拡散
    させて上記レンズの発光部から光を出射させる拡散層を
    形成したことを特徴とする補助灯。
  2. 【請求項2】 上記発光源は、発光ダイオードである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の特徴とする補助灯。
  3. 【請求項3】上記拡散層は、エンボシングである、こと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の特徴とする補助
    灯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039358A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
KR101363938B1 (ko) * 2012-07-13 2014-02-19 케이에스씨비 주식회사 자동차 후미등
JP2016146317A (ja) * 2015-01-29 2016-08-12 技研株式会社 光装飾装置

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